JP3440902B2 - 車両の電動パワーステアリング装置 - Google Patents

車両の電動パワーステアリング装置

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【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、操舵ハンドルの操
舵操作を電動モータの回転によりアシストする車両の電
動パワーステアリング装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の装置は、例えば特開平1
1−29055号公報に示されているように、操舵トル
クを検出する操舵トルクセンサを設け、操舵トルクセン
サによって検出された操舵トルクを制御値演算手段に取
込み、制御値演算手段にて前記取込んだ操舵トルクに応
じて電動モータの制御値を演算し、同制御値に対応した
駆動電流が電動モータに流れるように同モータを制御し
て、電動モータの回転を操舵トルクに応じて制御するよ
うにしている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】この種の電動モータの
制御においては、一般的に、電動モータの制御値を検出
操舵トルクの取込み時間間隔よりも短い時間間隔で計算
しても意味がない、電動モータの制御の追従性はそれほ
ど高くはない、電動モータの制御値を計算するためには
比較的多くの時間を必要とするなどの問題がある反面、
操舵トルクセンサによって検出された操舵トルクを比較
的短時間毎に制御値演算手段に取込むことは可能である
とともに、複数の検出操舵トルクを用いて電動モータの
制御値を演算する(例えば、ローパスフィルタ処理した
検出操舵トルクを用いて電動モータの制御値を演算す
る)方が制御値の演算精度が高くなるなどの理由によ
り、制御値演算手段にて電動モータの制御値が演算され
る時間間隔を、同制御値演算手段に操舵トルクが取込ま
れる時間間隔よりも大きくするようにしている。 【0004】しかしながら、前記操舵トルクを制御値演
算手段に取込む時間間隔と、前記電動モータの制御値を
計算する時間間隔との関係を何ら定めないとし(例えば
図6に示すように、前者の時間間隔を200μsとする
とともに後者の時間間隔を500μs)、かつ制御値の
演算タイミングの直前に取込んだ所定数(例えば、3
個)の操舵トルクを前記制御値の演算に用いるとする
と、操舵トルクを取込んだタイミングから制御値の演算
タイミングまでの遅れ時間が制御値の演算タイミング毎
に異なってしまい、制御値演算手段は常に一定の条件で
電動モータの制御値を計算できない。したがって、電動
モータの制御値を適切に演算するためには複雑な補正演
算を施す必要がある。また、前記複雑な補正演算を施さ
なければ、電動モータの制御値の計算タイミング毎の遅
れ時間の相違を含んだまま制御値の演算をすることにな
り、前記演算された制御値が不自然に変化したり、滑ら
かに変化しなかったりして、電動モータを検出操舵トル
クに応じて良好に制御できないという問題がある。 【0005】 【発明の概略】本発明は、上記問題に対処するためにな
されたもので、その目的は、操舵ハンドルの操舵操作を
電動モータの回転によりアシストする車両の電動パワー
ステアリング装置において、検出された操舵トルクに応
じて電動モータの回転を良好に制御して良好なアシスト
制御を実現することにある。 【0006】前記目的を達成するために、本発明の構成
上の特徴は、操舵トルクセンサによって検出された操舵
トルクを所定の時間間隔で取込み、同取込んだ操舵トル
クに応じて電動モータの制御値を所定の時間間隔で演算
する制御値演算手段を備え、制御値演算手段によって演
算された制御値に応じて電動モータの回転を制御する車
両の電動パワーステアリング装置において、制御値演算
手段にて電動モータの制御値が演算される時間間隔を、
制御値演算手段に操舵トルクが取込まれる時間間隔より
も大きくかつ同時間間隔の整数倍に設定するとともに、
前記取込んだ複数回分の操舵トルクを用いて電動モータ
の制御値を演算するようにしたことにある。 【0007】前記のように構成した本発明においては、
制御値演算手段にて電動モータの制御値が演算される時
間間隔は、制御値演算手段に操舵トルクが取込まれる時
間間隔よりも大きくかつ同時間間隔の整数倍に設定され
ているので、制御値演算手段にて検出操舵トルクを用い
て電動モータの制御値を演算する場合、前記操舵トルク
の取込みタイミングと前記制御値の演算タイミングとの
間にタイミングのずれがあっても、全ての制御値演算タ
イミングにおけるタイミングのずれは等しくなり、制御
値演算手段は、電動モータの制御値を常に一定の条件下
で演算できるようになる。また、この電動モータの制御
値の演算においては、取込んだ複数回分の操舵トルクが
用いられる。したがって、本発明によれば、複雑な補正
演算をすることなく、自然かつ滑らかに変化する電動モ
ータの制御値を演算することができるので、電動モータ
の回転を検出操舵トルクに応じて良好に制御できて良好
なアシスト制御を実現できる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を用いて説明すると、図1は、同実施形態に係る車両の
電動パワーステアリング装置を概略的に示している。 【0009】この電動パワーステアリング装置は、操舵
ハンドル11の回動操作をラックアンドピニオン機構1
2を介して左右前輪FW1,FW2に伝達する操舵軸1
3に組み付けられた電動モータ14を備えている。電動
モータ14は、直流モータで構成されて、その回転に応
じて操舵ハンドル11の回動操作に対してアシスト力を
付与するもので、その回転は減速機構15を介して操舵
軸13に伝達されるようになっている。 【0010】電動モータ14は、電気制御装置20によ
り制御されるようになっており、電気制御装置20に
は、操舵トルクセンサ21及び車速センサ22が接続さ
れている。操舵トルクセンサ21は、操舵軸13に組み
付けられて、操舵ハンドル11の回動に伴い操舵軸13
に発生する操舵トルク(捩れ)TMを検出して、同トル
クTMを表す検出信号を電気制御装置20に供給する。
なお、操舵トルクTMは、操舵ハンドル11を右方向及
び左方向にそれぞれ回動した場合の操舵トルク(捩れ)
を正及び負でそれぞれ表し、その絶対値により前記操舵
トルクの大きさを表す。車速センサ22は、車速Vを検
出して、同車速Vを表す検出信号を電気制御装置20に
供給する。 【0011】電気制御装置20は、図2に示すように、
電動モータ14に駆動電流Imを流すための駆動回路3
0と、操舵トルクTM及び車速Vに応じて電動モータ1
4の制御値としての指令電流値I*を演算して前記駆動
電流Imが指令電流値I*に等しくなるように駆動回路
30を制御するマイクロコンピュータ40とを備えてい
る。 【0012】駆動回路30は、FETなどのスイッチン
グ素子31〜34を4辺とするブリッジ回路からなる。
ブリッジ回路の互いに対向する一対の各対角位置にはシ
ャント抵抗35,36の各一端がそれぞれ接続されてお
り、シャント抵抗35の他端は、図示しないリレーコイ
ルによりオンオフ制御されるリレースイッチ51を介し
てバッテリ52に接続されているとともに、シャント抵
抗36の他端は接地されている。また、前記ブリッジ回
路の他方の対角位置には、電動モータ14の両端子がそ
れぞれ接続されている。 【0013】マイクロコンピュータ40は、CPU4
1、メモリ装置42、入力インターフェース回路43及
び出力インターフェース回路44からなる。CPU41
は、図3のフローチャートに示すアシスト制御プログラ
ムを所定の短時間(例えば、250μs)毎に繰り返し
実行して電動モータ14の回転を制御する。メモリ装置
42は、前記アシスト制御プログラムが記憶されている
とともにアシストマップが設けられているROMと、前
記アシスト制御プログラムの実行に必要な変数を一時的
に記憶するRAMとからなる。アシストマップは、図4
に示すように、操舵トルクTMの増加にしたがって増加
する指令電流値I*を複数の異なる車速V毎に記憶して
いる。なお、指令電流値I*の絶対値|I*|は、車速
Vの増加にしたがって小さくなる。入力インターフェー
ス回路43には、操舵トルクセンサ21及び車速センサ
22が接続されているとともに、電流検出回路23も接
続されている。電流検出回路23は、シャント抵抗36
の両端に接続され、同抵抗36の両端の電圧に基づいて
電動モータ14に流れる駆動電流Imを表す検出信号を
出力する。 【0014】出力インターフェース回路44は、前記プ
ログラムの実行により計算された電動モータ14に流す
ための指令電流値I*に応じた制御信号を駆動制御回路
25に出力する。駆動制御回路25は、前記制御信号に
応じて駆動回路30内のスイッチング素子31〜34を
オン・オフ制御する。これらのマイクロコンピュータ4
0、電流検出回路23及び駆動制御回路25は、ダイオ
ード53及びイグニッションスイッチ54を介してバッ
テリ52に接続されており、イグニッションスイッチ5
4のオン時に前記各回路40,23,25にバッテリ電
圧が供給されるようになっている。また、ダイオード5
3のカソード側にはダイオード55を介してリレースイ
ッチ51からのバッテリ電圧も供給されるようになって
いる。 【0015】次に、上記のように構成した実施形態の動
作を説明する。イグニッションスイッチ54を投入する
と、同スイッチ54及びダイオード53を介してマイク
ロコンピュータ40、電流検出回路23及び駆動制御回
路25にバッテリ電圧が供給され、CPU41は動作を
開始して図示しない初期制御プログラムを実行する。こ
の初期制御プログラムにおいては、電気制御装置20内
の各部をチェックし、同装置20の各部が正常であれば
図示しないリレーコイルを通電してリレースイッチ51
をオンする。これにより、駆動回路30にもリレースイ
ッチ51を介してバッテリ電圧が供給されるようにな
る。なお、このリレースイッチ51は、図示しない異常
検出プログラムの実行によってこの電動パワーステアリ
ング装置の異常が検出されたときにはじめてオフされる
もので、本実施形態においては、イグニッションスイッ
チ54のオン後には常にオンしているものとして説明す
る。前記リレースイッチ51のオン後、CPU41は図
3のアシスト制御プログラムを所定の短時間(例えば、
250μs)毎に繰り返し実行することを許容する。 【0016】このアシスト制御プログラムは、図3のス
テップ100にて開始され、CPU41は、ステップ1
02にて操舵トルクセンサ21及び車速センサ22から
操舵トルクTM及び車速Vを入力インターフェース回路
43を介して取込む。この場合、操舵トルクセンサ21
から供給される操舵トルクTMはアナログ信号であり、
入力インターフェース回路43に設けたA/D変換器に
よってディジタル信号に変換されてCPU41に取込ま
れる。なお、前記取込まれた操舵トルクTM及び車速V
に関しては、同操舵トルクTM及び車速Vを表すデータ
を後述するステップ110のローパスフィルタ処理(な
まし処理)のために過去に遡って数個分(例えば、3個
分)をRAM内に記憶しておく。 【0017】次に、ステップ104にて初期には「0」
に設定されている変数Kに「1」を加算して、ステップ
106にて変数Kが所定値K0以上であるか否かを判定
する。変数Kは、電動モータ14の指令電流値I*を計
算するタイミングを決定するためのものであり、所定値
Koは「1」よりも大きな正の整数に予め設定されてい
る。なお、本実施形態では、所定値Koは「2」に設定
されているが、「1」よりも大きな正の整数であれば
「2」以外の値でもよい。 【0018】変数Kが所定値K0未満であれば、ステッ
プ106にて「NO」と判定して、プログラムをステッ
プ114に進める。ステップ114においては、電流検
出回路23から電動モータ14の駆動電流Imを取込む
とともに、初期には「0」に設定されていて、その後に
後述するステップ112の処理により演算される電動モ
ータ14の指令電流値I*と前記取込んだ駆動電流Im
との差を計算して、同差に応じた制御信号を出力インタ
ーフェース回路44を介して駆動制御回路25に出力す
る。なお、この駆動電流Imも、入力インターフェース
回路43内にてA/D変換されて供給される。駆動制御
回路25は、駆動回路30のスイッチング素子31〜3
4を制御して、電動モータ14の駆動電流Imが前記指
令電流値I*に等しくなるようにする。前記ステップ1
14の処理後、ステップ116にて、このアシスト制御
プログラムの実行を一旦終了する。 【0019】前記アシスト制御プログラムの実行の終了
から所定時間が経過すると、同アシスト制御プログラム
がふたたびステップ100にて開始される。そして、前
記したステップ102〜106,114,116の処理
が実行されるが、この場合、ステップ104の変数Kの
加算処理により変数Kが所定値K0に達すると、ステッ
プ106にて「YES」と判定して、ステップ108に
て変数Kを「0」にクリアした後、ステップ110に
て、前記ステップ102の処理によって取込むとともに
RAMに記憶しておいた操舵トルクTM及び車速Vを表
す複数(例えば、3個)のデータを用いて、操舵トルク
センサ21及び車速センサ22により検出された操舵ト
ルクTM及び車速Vにローパスフィルタ処理(なまし処
理)を施す。 【0020】次に、ステップ112にてアシストマップ
を参照して、前記ローパスフィルタ処理の施された操舵
トルクTM及び車速Vに対応した電動モータ14の指令
電流値I*を演算する。なお、アシストマップは、操舵
トルクTM及び車速Vに応じて変化する指令電流値I*
を離散的に記憶しているので、前記指令電流値I*の決
定には周知の補間演算が利用される。この指令電流値I
*の演算後、前述したステップ114の処理により、前
記計算した指令電流値I*と電動モータ14の駆動電流
Imとの差を計算して、同差に応じた制御信号を出力イ
ンターフェース回路44を介して駆動制御回路25に出
力する。 【0021】駆動制御回路25は、前述のように、駆動
回路30のスイッチング素子31〜34を制御して、電
動モータ14の駆動電流Imが前記指令電流値I*に等
しくなるようにする。その結果、電動モータ14は回転
して、この回転は減速機構15を介して操舵軸13に伝
達されて同操舵軸13を前記指令電流値I*に対応した
アシスト力で回動するので、操舵ハンドル11の回動操
作は操舵トルクTMに応じたアシスト力でアシストされ
る。 【0022】上記動作説明からも理解できるとおり、上
記実施形態によれば、電動モータ14に対する制御値で
ある指令電流値I*の演算の時間間隔(本実施形態では
500μs)が、操舵トルクセンサ21及び車速センサ
22によりそれぞれ検出された操舵トルクTM及び車速
Vの取込みの時間間隔(本実施形態では250μs)に
対して、「1」よりも大きな整数倍(本実施形態では2
倍)になるようにしたので、図5に示すように、操舵ト
ルクTM及び車速Vのローパスフィルタ処理、並びに指
令電流値I*の演算に対する操舵トルクTM及び車速V
の取込みタイミングの時間ずれが常に一定となる。した
がって、CPU41は、電動モータ14の指令電流値I
*を常に一定の条件下で演算できるようになり、複雑な
補正演算をすることなく、自然かつ滑らかに変化する電
動モータ14の指令電流値I*を演算することができる
ので、電動モータ14の回転を検出操舵トルクに応じて
良好に制御できて良好なアシスト制御を実現される。 【0023】なお、上記実施形態においては、駆動電流
Imを電流検出回路23からマイクロコンピュータ40
に直接取込むようにしたが、電流検出回路23とマイク
ロコンピュータ40との間にハード回路で構成したフィ
ルタ回路を挿入して、フィルタ回路を介した駆動電流I
mをマイクロコンピュータ40に取込むようにしてもよ
い。 【0024】また、上記実施形態においては、ステップ
110,112の処理により、3個の操舵トルクTM及
び車速Vを用いてローパスフィルタ処理を行うとともに
電動モータ14の指令電流値I*を演算するようにした
が、2、4、5個などの複数の操舵トルクTM及び車速
Vを用いてローパスフィルタ処理を行うとともに電動モ
ータ14の指令電流値I*を演算するようにしてもよ
い。また、本発明は、ステップ110のローパスフィル
タ処理を省略して、1個の操舵トルクTM及び車速Vを
用いて電動モータ14の指令電流値I*を演算するよう
にした場合にも適用できる。この場合、操舵トルクセン
サ21及び車速センサ22によってそれぞれ検出された
操舵トルクTM及び車速Vをハード回路などにより構成
されたローパスフィルタ回路を介してマイクロコンピュ
ータ40に供給するようにするとよい。 【0025】また、上記実施形態においては、操舵トル
クTM及び車速Vのマイクロコンピュータ40への取込
みの時間間隔を250μsとするとともに、電動モータ
14の指令電流値I*のマイクロコンピュータ40によ
る演算の時間間隔を前記取込み時間間隔の2倍である5
00μsとするようにした。しかし、上述したように、
前記指令電流値I*の演算の時間間隔は、前記操舵トル
クTM及び車速Vの取込み時間間隔に対して「1」より
も大きな整数倍であればよく、例えば、前記演算の時間
間隔を500μsとするとともに前記取込みの時間間隔
を100μsとしたり、前記演算の時間間隔を600μ
sとするとともに前記取込みの時間間隔を200μsと
したりするようにしてもよい。 【0026】また、上記実施形態においては、操舵トル
クTM及び車速VをK0回取込む毎に、操舵トルクTM
及び車速Vのローパスフィルタ処理、並びに指令電流値
I*の演算処理を行うようにして、これらの各処理を操
舵トルクTM及び車速Vの取込みにほぼ同期して行うよ
うにした。しかし、操舵トルクTM及び車速Vのローパ
スフィルタ処理、並びに指令電流値I*の計算処理の時
間間隔が、操舵トルクTM及び車速Vの取込みの時間間
隔の「1」より大きな整数倍であれば、両者を全く独立
したタイミングで行ってもよい。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の一実施形態に係る電動パワーステア
リング装置の全体概略図である。 【図2】 図1の電気制御装置の全体ブロック図であ
る。 【図3】 図2のCPUにより実行されるアシスト制御
プログラムのフローチャートである。 【図4】 異なる車速毎に操舵トルクと指令電流値との
関係を示すグラフである。 【図5】 本実施形態における操舵トルクの取込みタイ
ミングと指令電流値の演算タイミングとの関係を示す図
である。 【図6】 従来技術における操舵トルクの取込みタイミ
ングと指令電流値の演算タイミングとの関係を示す図で
ある。 【符号の説明】 FW1,FW2…左右前輪、11…操舵ハンドル、13
…操舵軸、14…電動モータ、20…電気制御装置、2
1…操舵トルクセンサ、22…車速センサ、23…電流
検出回路、30…駆動回路、40…マイクロコンピュー
タ、41…CPU、42…メモリ装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河西 栄治 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平11−29055(JP,A) 特開 昭61−154491(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 6/00 B62D 5/04 H02P 5/00 H02P 7/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】操舵ハンドルの回動操作に対してアシスト
    力を付与する電動モータと、 操舵トルクを検出する操舵トルクセンサと、 前記操舵トルクセンサによって検出された操舵トルクを
    所定の時間間隔で取込み、同取込んだ操舵トルクに応じ
    て電動モータの制御値を所定の時間間隔で演算する制御
    値演算手段とを備え、前記制御値演算手段によって演算
    された制御値に応じて電動モータの回転を制御する車両
    の電動パワーステアリング装置において、 前記制御値演算手段にて電動モータの制御値が演算され
    る時間間隔を、前記制御値演算手段に操舵トルクが取込
    まれる時間間隔よりも大きくかつ同時間間隔の整数倍に
    設定するとともに、前記取込んだ複数回分の操舵トルク
    を用いて電動モータの制御値を演算するようにしたこと
    を特徴とする車両の電動パワーステアリング装置。
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