JP3440024B2 - 砂杭造成法 - Google Patents

砂杭造成法

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JP3440024B2
JP3440024B2 JP11388099A JP11388099A JP3440024B2 JP 3440024 B2 JP3440024 B2 JP 3440024B2 JP 11388099 A JP11388099 A JP 11388099A JP 11388099 A JP11388099 A JP 11388099A JP 3440024 B2 JP3440024 B2 JP 3440024B2
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誠 大塚
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  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被覆サンドドレー
ン工法に用いて最適な無振動・低騒音の砂杭造成法に関
する。
【0002】
【従来の技術】地盤中に透水性の砂杭を造成し、荷重を
かけて地盤中の水分を脱水して軟弱地盤を改良するサン
ドドレーン工法が従来より広く用いられている。このサ
ンドドレーン工法は、中空管を軟弱地盤中に貫入し、該
中空管内に砂を充填した後、該中空管を引き抜くことに
より軟弱地盤中に砂杭を造成する工法であるが、粘土層
等の超軟弱地盤の場合には、図7に示すように、原地盤
1に造成された砂杭2が局部的に変形してくびれたり
(最悪の場合には途中で切れたり)して不完全な砂杭と
なり、初期の目的を達成することが難しかった。
【0003】これを解決するために、本出願人は、図8
に示す特公昭45−3006号公報に開示された砂杭造
成法の技術を開発した。この技術は、図8に示すよう
に、地盤5の所定深さまで貫入した中空管6内に透水性
筒体7を挿入し、この透水性筒体7内に砂を充填した後
で、中空管6を引き抜くことにより砂杭8を造成する。
このように、砂杭8をその全長に渡って透水性筒体7で
被覆することにより、砂杭8の崩壊や途切れを防止する
ものである。
【0004】尚、この砂杭造成法に関する類似技術は、
特公昭60−7092号公報及び特公昭64−1604
号公報に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の砂杭造成法では、杭打機や起振機等により中空管6
を地盤5中に打ち込んでいるため、振動及び騒音問題を
生じる可能性があり、構造物や民家等が近接している現
場では施工が困難であった。この振動及び騒音問題を解
決するには、中空管6を回転させながら地盤5中に貫入
したり、引き抜けばよいが、上記中空管6の引き抜きの
回転時に透水性筒体7が破損する問題が生じる。
【0006】そこで、本発明は、前記した課題を解決す
べくなされたものであり、透水性筒体や透水性袋体の破
損を確実に防ぐことができる無振動・低騒音の砂杭造成
法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、中空
管を回転する中空外管と該中空外管内に挿入される固定
の中空内管とで構成したものを用い、この中空内管内に
透水性筒体を挿入し、次に、この中空内管内の前記透水
性筒体内に砂を充填しながら前記中空外管を回転させて
該中空外管及び中空内管を地盤中の所定深さまで貫入さ
せ、次に、前記中空内管内に圧縮空気を供給しながら前
記中空外管を回転させて該中空外管及び中空内管を引き
抜いて前記地盤中に前記透水性筒体で被覆された砂杭を
造成することを特徴とし、請求項2の発明は、中空管を
回転する中空外管と該中空外管内に挿入される固定の中
空内管とで構成したものを用い、この中空内管内に前記
透水性筒体を挿入し、次に、この中空外管を回転させて
該中空外管及び中空内管を地盤中の所定深さまで貫入さ
せ、次に、前記中空内管内の前記透水性筒体内に前記砂
を充填し、次に、この中空内管内に前記圧縮空気を供給
しながら前記中空外管を回転させて該中空外管及び中空
内管を引き抜いて前記地盤中に前記透水性筒体で被覆さ
れた砂杭を造成することを特徴とし、請求項3の発明
は、中空管を回転する中空外管と該中空外管内に挿入さ
れる固定の中空内管とで構成したものを用い、前記中空
外管を回転させて該中空外管及び中空内管を地盤中の所
定深さまで貫入させ、次に、前記中空内管内に前記透水
性筒体を挿入し、かつ、この中空内管内の前記透水性筒
体内に前記砂を充填し、次に、この中空内管内に前記圧
縮空気を供給しながら前記中空外管を回転させて該中空
外管及び中空内管を引き抜いて前記地盤中に前記透水性
筒体で被覆された砂杭を造成することを特徴とする。
【0008】これら各砂杭造成法では、中空外管を回転
させながら該中空外管及び中空内管を地盤中に貫入した
り、引き抜くため、施工時に振動や騒音が発生すること
がなく、無振動・低騒音の砂杭の造成が可能となる。ま
た、中空外管の回転による該中空外管及び中空外管の地
盤中への貫入或いは引き抜き時に、固定された中空内管
の内部で透水性筒体が保護されるため、透水性筒体の破
損が確実に防止され、透水性筒体で被覆された砂杭の完
全な保形状態が常に維持される。
【0009】請求項4の発明は、中空管を回転する中空
外管と該中空外管内に挿入される固定の中空内管とで構
成したものを用い、この中空内管内に透水性袋体を挿入
し、次に、この中空内管内の前記透水性袋体内に砂を充
填しながら前記中空外管を回転させて該中空外管及び中
空内管を地盤中の所定深さまで貫入させ、次に、前記中
空内管内に圧縮空気を供給しながら前記中空外管を回転
させて該中空外管及び中空内管を引き抜いて前記地盤中
に前記透水性袋体で被覆された砂杭を造成することを特
徴とし、請求項5の発明は、中空管を回転する中空外管
と該中空外管内に挿入される固定の中空内管とで構成し
たものを用い、この中空内管内に前記透水性袋体を挿入
し、次に、この中空外管を回転させて該中空外管及び中
空内管を地盤中の所定深さまで貫入させ、次に、前記中
空内管内の前記透水性袋体内に前記砂を充填し、次に、
この中空内管内に前記圧縮空気を供給しながら前記中空
外管を回転させて該中空外管及び中空内管を引き抜いて
前記地盤中に前記透水性袋体で被覆された砂杭を造成す
ることを特徴とし、請求項6の発明は、中空管を回転す
る中空外管と該中空外管内に挿入される固定の中空内管
とで構成したものを用い、前記中空外管を回転させて該
中空外管及び中空内管を地盤中の所定深さまで貫入さ
せ、次に、前記中空内管内に前記透水性袋体を挿入し、
かつ、この中空内管内の前記透水性袋体内に前記砂を充
填し、次に、この中空内管内に前記圧縮空気を供給しな
がら前記中空外管を回転させて該中空外管及び中空内管
を引き抜いて前記地盤中に前記透水性袋体で被覆された
砂杭を造成することを特徴とする。
【0010】これら各砂杭造成法では、中空外管を回転
させながら該中空外管及び中空内管を地盤中に貫入した
り、引き抜くため、施工時に振動や騒音が発生すること
がなく、無振動・低騒音の砂杭の造成が可能となる。ま
た、中空外管の回転による該中空外管及び中空外管の地
盤中への貫入或いは引き抜き時に、固定された中空内管
の内部で透水性袋体が保護されるため、透水性袋体の破
損が確実に防止され、透水性袋体で被覆された砂杭の完
全な保形状態が常に維持される。
【0011】請求項7の発明は、中空管を回転する中空
外管と該中空外管内に挿入される固定の中空内管とで構
成したものを用い、この中空内管の上端側に透水性袋体
を装着した筒状のカセットを着脱自在に取り付け、次
に、この中空内管内に、前記筒状のカセットを介して前
記透水性袋体内に砂を充填した該透水性袋体を挿入しな
がら前記中空外管を回転させて該中空外管及び中空内管
を地盤中の所定深さまで貫入させ、次に、前記中空内管
内に前記圧縮空気を供給しながら前記中空外管を回転さ
せて該中空外管及び中空内管を引き抜いて前記地盤中に
前記透水性袋体で被覆された砂杭を造成することを特徴
とし、請求項8の発明は、中空管を回転する中空外管と
該中空外管内に挿入される固定の中空内管とで構成した
ものを用い、この中空内管の上端側に前記透水性袋体を
装着した前記筒状のカセットを着脱自在に取り付け、次
に、この中空外管を回転させて該中空外管及び中空内管
を地盤中の所定深さまで貫入させ、次に、前記中空内管
内に、前記筒状のカセットを介して前記透水性袋体内に
前記砂を充填した該透水性袋体を挿入し、次に、この中
空内管内に前記圧縮空気を供給しながら前記中空外管を
回転させて該中空外管及び中空内管を引き抜いて前記地
盤中に前記透水性袋体で被覆された砂杭を造成すること
を特徴とし、請求項9の発明は、中空管を回転する中空
外管と該中空外管内に挿入される固定の中空内管とで構
成したものを用い、前記中空外管を回転させて該中空外
管及び中空内管を地盤中の所定深さまで貫入させ、次
に、前記中空内管の上端側に前記透水性袋体を装着した
前記筒状のカセットを着脱自在に取り付け、かつ、この
中空内管内に、前記筒状のカセットを介して前記透水性
袋体内に前記砂を充填した該透水性袋体を挿入し、次
に、この中空内管内に前記圧縮空気を供給しながら前記
中空外管を回転させて該中空外管及び中空内管を引き抜
いて前記地盤中に前記透水性袋体で被覆された砂杭を造
成することを特徴とする。
【0012】これら各砂杭造成法では、中空外管を回転
させながら該中空外管及び中空内管を地盤中に貫入した
り、引き抜くため、施工時に振動や騒音が発生すること
がなく、無振動・低騒音の砂杭の造成が可能となる。ま
た、中空外管の回転による該中空外管及び中空外管の地
盤中への貫入或いは引き抜き時に、固定された中空内管
の内部で透水性袋体が保護されるため、透水性袋体の破
損が確実に防止され、透水性袋体で被覆された砂杭の完
全な保形状態が常に維持される。
【0013】請求項10の発明は、請求項1〜9のいず
れかに記載の砂杭造成法であって、前記中空外管及び中
空内管を前記地盤中に貫入及び引き抜く際に、該中空外
管を回転させながら強制昇降装置で前記中空外管及び中
空内管を前記地盤中に強制的に貫入及び引き抜くことを
特徴とする。
【0014】この砂杭造成法では、中空外管を回転させ
ながら強制昇降装置で該中空外管及び中空内管を地盤中
に強制的に貫入及び引き抜くため、透水性筒体で被覆さ
れた砂杭が短時間で造成され、施工時間の短縮が図られ
る。
【0015】請求項11の発明は、請求項1〜10のい
ずれかに記載の砂杭造成法であって、前記中空外管と前
記中空内管から成る前記中空管を複数同時に用いて前記
地盤中に前記砂杭を複数同時に造成することを特徴とす
る。
【0016】この砂杭造成法では、中空外管と中空内管
から成る中空管を複数同時に用いるため、地盤中に透水
性筒体で被覆された砂杭が複数同時に造成され、施工時
間が大幅に短縮される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0018】図1(a)〜(e)は本発明の第1の実施
形態の砂杭造成法による砂杭の造成工程を順を追って示
す説明図、図2は同砂杭造成法に用いる施工機の側面図
である。
【0019】図1(a)〜(e)及び図2に示すよう
に、この施工機10は、外管回転用オーガモータ12を
取り付けると共に内部に図示しない減速装置を有するハ
ウジング11を備えている。このハウジング11の上側
のホッパー13の下端には大径の中空管20を取り付け
てある。この中空管20は、上記モータ12と減速装置
により回転する中空外管21と、この中空外管21内に
挿入されてハウジング11に固定された中空内管22と
で構成されている。また、中空内管22内の上端側に
は、可撓性で多孔性のプラスチック円筒体等から成る透
水性筒体23を吊り下げる環状の吊り金具24を着脱自
在に取り付けてある。
【0020】また、ハウジング11の上側には、中空内
管22内の透水性筒体23内に砂Sを供給するためのホ
ッパ13を取り付けてある。このホッパ13の中途部に
は圧縮空気を供給したり、遮蔽する圧気・加圧用のエア
弁14を取り付けてある。さらに、ハウジング11の上
側には中空管20を地盤1中に強制的に貫入及び引き抜
くため強制昇降装置15を取り付けてある。
【0021】尚、強制昇降装置15はハウジング11を
上下に移動させるリーダのラックに噛合するピニオン等
(いずれも図示省略)を備えたラック・ピニオン式であ
る。また、中空外管21の下端開口21aは先端蓋25
により開閉されるようになっている。
【0022】次に、この施工装置10を用いた砂杭9の
造成工程を、図1(a)〜(e)により順に説明する。
【0023】図1(a)に示すように、中空管20の長
さと略同じ長さに切断された透水性筒体23を中空管2
0の中空内管22内に巻き上げて挿入し、該透水性筒体
23を挿入した中空管20を地盤1上の所定位置にセッ
トする。次に、図1(b)に示すように、中空管20を
降ろし、その中空外管21の下端開口21aを先端蓋2
5で閉じて中空内管22内の透水性筒体23内に砂Sを
投入(充填)する。
【0024】次に、図1(c)に示すように、砂Sを投
入しながらモータ12等で中空外管21を回転させると
共に強制昇降装置15で該中空外管21及び中空内管2
2を地盤1中の所定深さまで強制的に貫入させる。次
に、図1(d)に示すように、中空内管22内に圧縮空
気を供給しながら中空外管21を回転させると共に強制
昇降装置15で中空外管21及び中空内管22を強制的
に引き抜き、図1(e)に示すように、上記地盤1中に
透水性筒体23で全体が被覆された砂杭9を造成する。
【0025】このように、施工装置10を用いた砂杭造
成法では、中空管20を回転する中空外管21と該中空
外管21内に挿入されるハウジング11に固定の中空内
管22とで構成したものを用い、中空外管21を回転さ
せながら該中空外管21及び中空内管22を地盤1中に
貫入したり、引き抜くため、施工時に振動や騒音が発生
することがない。
【0026】また、中空外管21の回転による該中空外
管21及び中空外管22の地盤1中への貫入及び引き抜
き時に、ハウジング11に固定された中空内管22の内
部に透水性筒体23が挿入されて保護されるため、透水
性筒体23の破損を確実に防止することができる。これ
により、透水性筒体23で全体が被覆された砂杭9の完
全な保形状態を常に維持することができる。
【0027】さらに、中空外管21を回転させながら強
制昇降装置15で該中空外管21及び中空内管22を地
盤1中に強制的に貫入及び引き抜くため、透水性筒体2
3で被覆された砂杭9を短時間で造成することができ、
施工時間の短縮を図ることができる。
【0028】図3は、前記第1の実施形態の砂杭造成法
に用いる他の施工機10′の側面図である。この施工機
10′では、ハウジング11の下側に4本の小径の中空
管20′をそれぞれ取り付けた点が前記施工機10と異
なる。即ち、中空管20′等の構成は前記施工装置10
と同様であるので、同一構成部分は同一符号を付して詳
細な説明を省略する。
【0029】この施工機10′を用いた砂杭造成法で
は、中空外管21と中空内管22から成る小径の中空管
20′を同時に4本用いるため、地盤1中に透水性筒体
23で全体が被覆された砂杭9を同時に4本造成するこ
とができ、施工時間を大幅に短縮することができる。
【0030】前記第1の実施形態の砂杭造成法によれ
ば、中空管20の中空内管22内に透水性筒体23を挿
入し、次に、この中空内管22内の透水性筒体23内に
砂Sを充填しながら中空管20の中空外管21を回転さ
せて該中空外管21及び中空内管22を地盤1中の所定
深さまで貫入させ、次に、中空内管22内に圧縮空気を
供給しながら中空外管21を回転させて該中空外管21
及び中空内管22を引き抜いて地盤1中に透水性筒体2
3で被覆された砂杭9を造成するようにしたが、中空管
20の中空内管22内に透水性筒体23を挿入し、次
に、中空管20の中空外管21を回転させて該中空外管
21及び中空内管22を地盤1中の所定深さまで貫入さ
せ、次に、中空内管22内の透水性筒体23内に砂Sを
充填し、次に、この中空内管22内に圧縮空気を供給し
ながら中空外管21を回転させて該中空外管21及び中
空内管22を引き抜いて地盤1中に透水性筒体23で被
覆された砂杭9を造成したり、また、中空管20の中空
外管21を回転させて該中空外管21及び中空内管22
を地盤1中の所定深さまで貫入させ、次に、中空内管2
2内に透水性筒体23を挿入し、かつ、この中空内管2
2内の透水性筒体23内に砂Sを充填し、次に、この中
空内管22内に圧縮空気を供給しながら中空外管21を
回転させて該中空外管21及び中空内管22を引き抜い
て地盤1中に透水性筒体23で被覆された砂杭9を造成
しても、前述と同様の作用効果をそれぞれ奏する。
【0031】図4(a)〜(e)は本発明の第2の実施
形態の砂杭造成法による砂杭9の造成工程を順を追って
示す説明図である。
【0032】この第2の実施形態の砂杭造成法では、第
1の実施形態の砂杭造成法と同じ施工機10,10′が
用いられ、また、強靱な合成繊維製の網袋等から成る透
水性袋体26が、中空管20の中空内管22内の上端側
に環状の吊り金具24を介して着脱自在に取り付けられ
るようになっている。即ち、図4(a)に示すように、
中空管20の長さと略同じ長さに切断された透水性袋体
26を中空管20の中空内管22内に巻き上げて挿入
し、該透水性袋体26を挿入した中空管20を地盤1上
の所定位置にセットする。この際、透水性袋体26の下
端26aは所定手段で閉じられている。次に、図4
(b)に示すように、中空管20を降ろし、その中空外
管21の下端開口21aを先端蓋25で閉じて中空内管
22内の透水性袋体26内に砂Sを投入(充填)する。
【0033】次に、図4(c)に示すように、砂Sを投
入しながらモータ12等で中空外管21を回転させると
共に強制昇降装置15で該中空外管21及び中空内管2
2を地盤1中の所定深さまで強制的に貫入させる。次
に、図4(d)に示すように、中空内管22内に圧縮空
気を供給しながら中空外管21を回転させると共に強制
昇降装置15で中空外管21及び中空内管22を強制的
に引き抜き、図4(e)に示すように、上記地盤1中に
透水性袋体26で全体が被覆された砂杭9を造成する。
【0034】この第2の実施形態の砂杭造成法では、中
空管20を回転する中空外管21と該中空外管21内に
挿入されるハウジング11に固定の中空内管22とで構
成したものを用い、中空外管21を回転させながら該中
空外管21及び中空内管22を地盤1中に貫入したり、
引き抜くため、施工時に振動や騒音が発生することがな
い。
【0035】また、中空外管21の回転による該中空外
管21及び中空外管22の地盤1中への貫入及び引き抜
き時に、ハウジング11に固定された中空内管22の内
部に透水性袋体26が挿入されて保護されるため、透水
性袋体26の破損を確実に防止することができる。これ
により、透水性袋体26で全体が被覆された砂杭9の完
全な保形状態を常に維持することができる。
【0036】さらに、中空外管21を回転させながら強
制昇降装置15で該中空外管21及び中空内管22を地
盤1中に強制的に貫入及び引き抜くため、透水性袋体2
6で被覆された砂杭9を短時間で造成することができ、
施工時間の短縮を図ることができる。
【0037】このように、第2の実施形態の砂杭造成法
によれば、中空管20の中空内管22内に透水性袋体2
6を挿入し、次に、この中空内管22内の透水性袋体2
6内に砂Sを充填しながら中空管20の中空外管21を
回転させて該中空外管21及び中空内管22を地盤1中
の所定深さまで貫入させ、次に、中空内管22内に圧縮
空気を供給しながら中空外管21を回転させて該中空外
管21及び中空内管22を引き抜いて地盤1中に透水性
袋体26で被覆された砂杭9を造成するようにしたが、
中空管20の中空内管22内に透水性袋体26を挿入
し、次に、中空管20の中空外管21を回転させて該中
空外管21及び中空内管22を地盤1中の所定深さまで
貫入させ、次に、中空内管22内の透水性袋体26内に
砂Sを充填し、次に、この中空内管22内に圧縮空気を
供給しながら中空外管21を回転させて該中空外管21
及び中空内管22を引き抜いて地盤1中に透水性袋体2
6で被覆された砂杭9を造成したり、また、中空管20
の中空外管21を回転させて該中空外管21及び中空内
管22を地盤1中の所定深さまで貫入させ、次に、中空
内管22内に透水性袋体26を挿入し、かつ、この中空
内管22内の透水性袋体26内に砂Sを充填し、次に、
この中空内管22内に圧縮空気を供給しながら中空外管
21を回転させて該中空外管21及び中空内管22を引
き抜いて地盤1中に透水性袋体26で被覆された砂杭9
を造成しても、前述と同様の作用効果をそれぞれ奏す
る。
【0038】図5(a)〜(e)は本発明の第3の実施
形態の砂杭造成法による砂杭9の造成工程を順を追って
示す説明図、図6は同砂杭造成法に用いる施工機を一部
破断面で示す側面図である。
【0039】図5(a)〜(e)及び図6に示すよう
に、この施工機10″は、ハウジング11とホッパー1
3の下端の出口との間に杭1本分の長さの透水性袋体2
6を収縮状態でかつ下方に引き出し自在に装着した円筒
状のカセット27を着脱自在に取り付けるカセット取付
フレーム16及びカセットホルダ17を備えている。他
の構成は図2に示すものと同様であるので、同一構成部
分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0040】次に、この施工装置10″を用いた砂杭9
の造成工程を、図5(a)〜(e)により順に説明す
る。
【0041】図5(a)に示すように、回転する中空外
管21と該中空外管21内に挿入される固定の中空内管
22とで構成された中空管20を地盤1上の所定位置に
セットする。次に、図5(b)に示すように、モータ1
2等で中空外管21を回転させると共に強制昇降装置1
5で該中空外管21及び中空内管22を地盤1中の所定
深さまで強制的に貫入させる。次に、図5(c)に示す
ように、中空内管22の上方のカセット取付フレーム1
7内にカセットホルダ17を介して透水性袋体26を装
着した円筒状のカセット27を着脱自在に取り付ける。
この際、透水性袋体26の下端26aは所定手段で閉じ
られている。そして、図5(d)に示すように、中空内
管22内に、円筒状のカセット27を介して透水性袋体
26内に砂Sを充填した該透水性袋体26を挿入する。
次に、中空内管22内に圧縮空気を供給しながら中空外
管21を回転させると共に強制昇降装置15で該中空外
管21及び中空内管22を強制的に引き抜き、図5
(e)に示すように、上記地盤1中に透水性袋体26で
全体が被覆された砂杭9を造成する。
【0042】この第3の実施形態の砂杭造成法では、中
空管20を回転する中空外管21と該中空外管21内に
挿入されるハウジング11に固定の中空内管22とで構
成したものを用い、中空外管21を回転させながら該中
空外管21及び中空内管22を地盤1中に貫入したり、
引き抜くため、施工時に振動や騒音が発生することがな
い。
【0043】また、中空外管21の回転による該中空外
管21及び中空外管22の地盤1からの引き抜き時に、
ハウジング11に固定された中空内管22の内部で透水
性袋体26が保護されるため、該透水性袋体26の破損
を確実に防止することができる。これにより、透水性袋
体26で全体が被覆された砂杭9の完全な保形状態を常
に維持することができる。
【0044】さらに、中空外管21を回転させながら強
制昇降装置15で該中空外管21及び中空内管22を地
盤1中に強制的に貫入及び引き抜くため、透水性袋体2
6で被覆された砂杭9を短時間で造成することができ、
施工時間の短縮を図ることができる。
【0045】このように、第3の実施形態の砂杭造成法
によれば、中空管20の中空外管21を回転させて該中
空外管21及び中空内管22を地盤1中の所定深さまで
貫入させ、次に、中空内管22の上端側に透水性袋体2
6を装着した円筒状のカセット27を着脱自在に取り付
け、かつ、この中空内管22内に、円筒状のカセット2
7を介して透水性袋体26内に砂Sを充填した該透水性
袋体26を挿入し、次に、中空内管22内に圧縮空気を
供給しながら中空外管21を回転させて該中空外管21
及び中空内管22を引き抜いて地盤1中に透水性袋体2
6で被覆された砂杭9を造成するようにしたが、中空管
20の中空内管22の上方のカセット取付フレーム17
内に、次の貫入・引き抜きで使用する透水性袋体26を
装着した円筒状のカセット27を予め着脱自在に取り付
けておき、この中空内管22内に円筒状のカセット27
を介して透水性袋体26内に砂Sを充填した該透水性袋
体26を挿入しながら中空管20の中空外管21を回転
させて該中空外管21及び中空内管22を地盤1中の所
定深さまで貫入させ、次に、中空内管22内に圧縮空気
を供給しながら中空外管21を回転させて該中空外管2
1及び中空内管22を引き抜いて地盤1中に透水性袋体
26で被覆された砂杭9を造成したり、また、中空管2
0の中空内管22の上方のカセット取付フレーム17内
に、次の貫入・引き抜きで使用する透水性袋体26を装
着した円筒状のカセット27を予め着脱自在に取り付け
ておき、次に、中空管20の中空外管2を回転させて該
中空外管21及び中空内管22を地盤1中の所定深さま
で貫入させ、次に、中空内管22内に、円筒状のカセッ
ト27を介して透水性袋体26内に砂Sを充填した該透
水性袋体26を挿入し、次に、この中空内管22内に圧
縮空気を供給しながら中空外管21を回転させて該中空
外管21及び中空内管22を引き抜いて地盤1中に透水
性袋体26で被覆された砂杭9を造成しても、前述と同
様の作用効果をそれぞれ奏する。
【0046】尚、前記実施形態によれば、砂杭の全体を
透水性筒体や透水性袋体で被覆する工法について説明し
たが、砂杭の部分を被覆しても良い。また、強制昇降装
置をラック・ピニオン式にしたが、ピンラック式,チェ
ーン駆動式,油圧シリンダ式,ワイヤ駆動式等のいずれ
でも良い。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜3の発
明によれば、中空外管を回転させながら該中空外管及び
中空内管を地盤中に貫入したり、引き抜くため、施工時
に振動や騒音の発生を防ぐことができ、無振動・低騒音
の砂杭の造成が可能となる。また、中空外管の回転によ
る該中空外管及び中空外管の地盤中への貫入或いは引き
抜き時に、固定された中空内管の内部で透水性筒体を保
護するため、該透水性筒体の破損を確実に防止すること
ができ、透水性筒体で被覆された砂杭の完全な保形状態
を常に維持することができる。
【0048】請求項4〜9の発明によれば、中空外管を
回転させながら該中空外管及び中空内管を地盤中に貫入
したり、引き抜くため、施工時に振動や騒音の発生を防
ぐことができ、無振動・低騒音の砂杭の造成が可能とな
る。また、中空外管の回転による該中空外管及び中空外
管の地盤中への貫入或いは引き抜き時に、固定された中
空内管の内部で透水性袋体を保護するため、該透水性袋
体の破損を確実に防止することができ、透水性袋体で被
覆された砂杭の完全な保形状態を常に維持することがで
きる。
【0049】請求項10の発明によれば、中空外管を回
転させながら強制昇降装置で該中空外管及び中空内管を
地盤中に強制的に貫入及び引き抜くため、透水性筒体や
透水性袋体で被覆された砂杭を短時間で造成することが
でき、施工時間の短縮を図ることができる。
【0050】請求項11の発明によれば、中空外管と中
空内管から成る中空管を複数同時に用いるため、地盤中
に透水性筒体や透水性袋体で被覆された砂杭を複数同時
に造成することができ、施工時間を大幅に短縮すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(e)は本発明の第1の実施形態の砂
杭造成法による砂杭の造成工程を順を追って示す説明図
である。
【図2】上記砂杭造成法に用いる施工機の側面図であ
る。
【図3】上記砂杭造成法に用いる他の施工機の側面図で
ある。
【図4】(a)〜(e)は本発明の第2の実施形態の砂
杭造成法による砂杭の造成工程を順を追って示す説明図
である。
【図5】(a)〜(e)は本発明の第3の実施形態の砂
杭造成法による砂杭の造成工程を順を追って示す説明図
である。
【図6】上記第3の実施形態の砂杭造成法に用いる施工
機を一部破断面で示す側面図である。
【図7】従来の砂杭が軟弱地盤において起こす変形の例
を示す断面図である。
【図8】従来の砂杭造成法により造成された透水性筒体
で被覆の砂杭と地盤の断面図である。
【符号の説明】
1 地盤 9 砂杭 15 強制昇降装置 20,20′ 中空管 21 中空外管 22 中空内管 23 透水性筒体 26 透水性袋体 27 カセット S 砂

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空管内に所定長の透水性筒体を挿入
    し、次に、この中空管内の前記透水性筒体内に砂を充填
    しながら該中空管を地盤中の所定深さまで貫入させ、次
    に、前記中空管内に圧縮空気を供給しながら該中空管を
    引き抜いて前記地盤中に前記砂を充填した前記透水性筒
    体を残置して該透水性筒体で被覆された砂杭を造成する
    砂杭造成法において、 前記中空管を回転する中空外管と該中空外管内に挿入さ
    れる固定の中空内管とで構成したものを用い、この中空
    内管内に前記透水性筒体を挿入し、次に、この中空内管
    内の前記透水性筒体内に前記砂を充填しながら前記中空
    外管を回転させて該中空外管及び中空内管を地盤中の所
    定深さまで貫入させ、次に、前記中空内管内に前記圧縮
    空気を供給しながら前記中空外管を回転させて該中空外
    管及び中空内管を引き抜いて前記地盤中に前記透水性筒
    体で被覆された砂杭を造成することを特徴とする砂杭造
    成法。
  2. 【請求項2】 中空管内に所定長の透水性筒体を挿入
    し、次に、この中空管を地盤中の所定深さまで貫入さ
    せ、次に、前記中空管内の前記透水性筒体内に砂を充填
    し、次に、この中空管内に圧縮空気を供給しながら該中
    空管を引き抜いて前記地盤中に前記砂を充填した前記透
    水性筒体を残置して該透水性筒体で被覆された砂杭を造
    成する砂杭造成法において、 前記中空管を回転する中空外管と該中空外管内に挿入さ
    れる固定の中空内管とで構成したものを用い、この中空
    内管内に前記透水性筒体を挿入し、次に、この中空外管
    を回転させて該中空外管及び中空内管を地盤中の所定深
    さまで貫入させ、次に、前記中空内管内の前記透水性筒
    体内に前記砂を充填し、次に、この中空内管内に前記圧
    縮空気を供給しながら前記中空外管を回転させて該中空
    外管及び中空内管を引き抜いて前記地盤中に前記透水性
    筒体で被覆された砂杭を造成することを特徴とする砂杭
    造成法。
  3. 【請求項3】 中空管を地盤中の所定深さまで貫入さ
    せ、次に、この中空管内に所定長の透水性筒体を挿入
    し、かつ、この中空管内の前記透水性筒体内に砂を充填
    し、次に、この中空管内に圧縮空気を供給しながら該中
    空管を引き抜いて前記地盤中に前記砂を充填した前記透
    水性筒体を残置して該透水性筒体で被覆された砂杭を造
    成する砂杭造成法において、 前記中空管を回転する中空外管と該中空外管内に挿入さ
    れる固定の中空内管とで構成したものを用い、前記中空
    外管を回転させて該中空外管及び中空内管を地盤中の所
    定深さまで貫入させ、次に、前記中空内管内に前記透水
    性筒体を挿入し、かつ、この中空内管内の前記透水性筒
    体内に前記砂を充填し、次に、この中空内管内に前記圧
    縮空気を供給しながら前記中空外管を回転させて該中空
    外管及び中空内管を引き抜いて前記地盤中に前記透水性
    筒体で被覆された砂杭を造成することを特徴とする砂杭
    造成法。
  4. 【請求項4】 中空管内に所定長の透水性袋体を挿入
    し、次に、この中空管内の前記透水性袋体内に砂を充填
    しながら該中空管を地盤中の所定深さまで貫入させ、次
    に、前記中空管内に圧縮空気を供給しながら該中空管を
    引き抜いて前記地盤中に前記砂を充填した前記透水性袋
    体を残置して該透水性袋体で被覆された砂杭を造成する
    砂杭造成法において、 前記中空管を回転する中空外管と該中空外管内に挿入さ
    れる固定の中空内管とで構成したものを用い、この中空
    内管内に前記透水性袋体を挿入し、次に、この中空内管
    内の前記透水性袋体内に前記砂を充填しながら前記中空
    外管を回転させて該中空外管及び中空内管を地盤中の所
    定深さまで貫入させ、次に、前記中空内管内に前記圧縮
    空気を供給しながら前記中空外管を回転させて該中空外
    管及び中空内管を引き抜いて前記地盤中に前記透水性袋
    体で被覆された砂杭を造成することを特徴とする砂杭造
    成法。
  5. 【請求項5】 中空管内に所定長の透水性袋体を挿入
    し、次に、この中空管を地盤中の所定深さまで貫入さ
    せ、次に、前記中空管内の前記透水性袋体内に砂を充填
    し、次に、この中空管内に圧縮空気を供給しながら該中
    空管を引き抜いて前記地盤中に前記砂を充填した前記透
    水性袋体を残置して該透水性袋体で被覆された砂杭を造
    成する砂杭造成法において、 前記中空管を回転する中空外管と該中空外管内に挿入さ
    れる固定の中空内管とで構成したものを用い、この中空
    内管内に前記透水性袋体を挿入し、次に、この中空外管
    を回転させて該中空外管及び中空内管を地盤中の所定深
    さまで貫入させ、次に、前記中空内管内の前記透水性袋
    体内に前記砂を充填し、次に、この中空内管内に前記圧
    縮空気を供給しながら前記中空外管を回転させて該中空
    外管及び中空内管を引き抜いて前記地盤中に前記透水性
    袋体で被覆された砂杭を造成することを特徴とする砂杭
    造成法。
  6. 【請求項6】 中空管を地盤中の所定深さまで貫入さ
    せ、次に、この中空管内に所定長の透水性袋体を挿入
    し、かつ、この中空管内の前記透水性袋体内に砂を充填
    し、次に、この中空管内に圧縮空気を供給しながら該中
    空管を引き抜いて前記地盤中に前記砂を充填した前記透
    水性袋体を残置して該透水性袋体で被覆された砂杭を造
    成する砂杭造成法において、 前記中空管を回転する中空外管と該中空外管内に挿入さ
    れる固定の中空内管とで構成したものを用い、前記中空
    外管を回転させて該中空外管及び中空内管を地盤中の所
    定深さまで貫入させ、次に、前記中空内管内に前記透水
    性袋体を挿入し、かつ、この中空内管内の前記透水性袋
    体内に前記砂を充填し、次に、この中空内管内に前記圧
    縮空気を供給しながら前記中空外管を回転させて該中空
    外管及び中空内管を引き抜いて前記地盤中に前記透水性
    袋体で被覆された砂杭を造成することを特徴とする砂杭
    造成法。
  7. 【請求項7】 中空管の上端側に所定長の透水性袋体を
    収縮状態でかつ下方に引き出し自在に装着した筒状のカ
    セットを着脱自在に取り付け、次に、この中空管内に、
    前記筒状のカセットを介して前記透水性袋体内に砂を充
    填した該透水性袋体を挿入しながら該中空管を地盤中の
    所定深さまで貫入させ、次に、前記中空管内に圧縮空気
    を供給しながら該中空管を引き抜いて前記地盤中に前記
    砂を充填した前記透水性袋体を残置して該透水性袋体で
    被覆された砂杭を造成する砂杭造成法において、 前記中空管を回転する中空外管と該中空外管内に挿入さ
    れる固定の中空内管とで構成したものを用い、この中空
    内管の上端側に前記透水性袋体を装着した前記筒状のカ
    セットを着脱自在に取り付け、次に、この中空内管内
    に、前記筒状のカセットを介して前記透水性袋体内に前
    記砂を充填した該透水性袋体を挿入しながら前記中空外
    管を回転させて該中空外管及び中空内管を地盤中の所定
    深さまで貫入させ、次に、前記中空内管内に前記圧縮空
    気を供給しながら前記中空外管を回転させて該中空外管
    及び中空内管を引き抜いて前記地盤中に前記透水性袋体
    で被覆された砂杭を造成することを特徴とする砂杭造成
    法。
  8. 【請求項8】 中空管の上端側に所定長の透水性袋体を
    収縮状態でかつ下方に引き出し自在に装着した筒状のカ
    セットを着脱自在に取り付け、次に、この中空管を地盤
    中の所定深さまで貫入させ、次に、前記中空管内に、前
    記筒状のカセットを介して前記透水性袋体内に砂を充填
    した該透水性袋体を挿入し、次に、この中空管内に圧縮
    空気を供給しながら該中空管を引き抜いて前記地盤中に
    前記砂を充填した前記透水性袋体を残置して該透水性袋
    体で被覆された砂杭を造成する砂杭造成法において、 前記中空管を回転する中空外管と該中空外管内に挿入さ
    れる固定の中空内管とで構成したものを用い、この中空
    内管の上端側に前記透水性袋体を装着した前記筒状のカ
    セットを着脱自在に取り付け、次に、この中空外管を回
    転させて該中空外管及び中空内管を地盤中の所定深さま
    で貫入させ、次に、前記中空内管内に、前記筒状のカセ
    ットを介して前記透水性袋体内に前記砂を充填した該透
    水性袋体を挿入し、次に、この中空内管内に前記圧縮空
    気を供給しながら前記中空外管を回転させて該中空外管
    及び中空内管を引き抜いて前記地盤中に前記透水性袋体
    で被覆された砂杭を造成することを特徴とする砂杭造成
    法。
  9. 【請求項9】 中空管を地盤中の所定深さまで貫入さ
    せ、次に、この中空管の上端側に所定長の透水性袋体を
    収縮状態でかつ下方に引き出し自在に装着した筒状のカ
    セットを着脱自在に取り付け、かつ、この中空管内に、
    前記筒状のカセットを介して前記透水性袋体内に砂を充
    填した該透水性袋体を挿入し、次に、この中空管内に圧
    縮空気を供給しながら該中空管を引き抜いて前記地盤中
    に前記砂を充填した前記透水性袋体を残置して該透水性
    袋体で被覆された砂杭を造成する砂杭造成法において、 前記中空管を回転する中空外管と該中空外管内に挿入さ
    れる固定の中空内管とで構成したものを用い、前記中空
    外管を回転させて該中空外管及び中空内管を地盤中の所
    定深さまで貫入させ、次に、前記中空内管の上端側に前
    記透水性袋体を装着した前記筒状のカセットを着脱自在
    に取り付け、かつ、この中空内管内に、前記筒状のカセ
    ットを介して前記透水性袋体内に前記砂を充填した該透
    水性袋体を挿入し、次に、この中空内管内に前記圧縮空
    気を供給しながら前記中空外管を回転させて該中空外管
    及び中空内管を引き抜いて前記地盤中に前記透水性袋体
    で被覆された砂杭を造成することを特徴とする砂杭造成
    法。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかに記載の砂杭
    造成法であって、 前記中空外管及び中空内管を前記地盤中に貫入及び引き
    抜く際に、該中空外管を回転させながら強制昇降装置で
    前記中空外管及び中空内管を前記地盤中に強制的に貫入
    及び引き抜くことを特徴とする砂杭造成法。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれかに記載の砂
    杭造成法であって、 前記中空外管と前記中空内管から成る前記中空管を複数
    同時に用いて前記地盤中に前記砂杭を複数同時に造成す
    ることを特徴とする砂杭造成法。
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