JP3438961B2 - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JP3438961B2
JP3438961B2 JP24592494A JP24592494A JP3438961B2 JP 3438961 B2 JP3438961 B2 JP 3438961B2 JP 24592494 A JP24592494 A JP 24592494A JP 24592494 A JP24592494 A JP 24592494A JP 3438961 B2 JP3438961 B2 JP 3438961B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機やファクシミリ
等に利用される給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機やファクシミリ等の機器で
は給紙装置が利用されている。この給紙装置は、予め用
意された多数の印刷用紙を装置本体に一枚ずつ分離給送
するもので、例えば、特開平4-260550号公報、特開昭63
−225035号公報、特開平3-216421号公報、特開平4-1979
30号公報、特開平4-197939号公報、特開平5-286585号公
報、開昭60-145133号公報、開昭60-145136号公報、
などとして各種方式が考案されている。
【0003】ある給紙装置では、印刷用紙を給送する給
紙ローラを半月ローラとし、この半月ローラで給送され
る印刷用紙を分離爪で分離する。より詳細には、多数の
印刷用紙が積載される給紙台の前縁部が上下方向に移動
自在に支持されてスプリングにより上方に付勢され、こ
の給紙台に積載されて上方に付勢された印刷用紙の前縁
両角が下方から圧接される位置に一対の分離爪が配置さ
れている。半月ローラは、円筒面の一部が平坦面に形成
され、印刷用紙に平坦面で離反して円筒面で当接する位
置で回転自在に軸支されている。
【0004】このような構造により、半月ローラを回転
させて給送する印刷用紙を分離爪により一枚に分離する
ことにより、給紙台上に積載された多数の印刷用紙を装
置本体に分離給送する。なお、ここでは印刷用紙の給送
方向を前方として説明している。
【0005】他の構造の給紙装置としては、給紙ローラ
を単純な円筒形として印刷用紙に接離自在としたものが
ある。また、同一方向に回転する搬送ローラと分離ロー
ラとを圧接して印刷用紙を分離するものもある。
【0006】例えば、これらの機構を組み合わせた場
合、給紙ローラをローラ支持機構により上下方向に移動
自在に支持して印刷用紙の前縁部に接離自在とし、この
印刷用紙の給送位置において、搬送ローラと分離ローラ
とを給紙ローラと同一方向に回転させ、給紙ローラと搬
送ローラとにより搬送する印刷用紙を分離ローラで一枚
に分離する。
【0007】このような構造により、通常は給紙ローラ
を上方に配置して印刷用紙から離反させておき、給紙時
に給紙ローラを下方に移動させて印刷用紙に当接させ
る。この給紙ローラで給送される印刷用紙を搬送ローラ
により搬送する際、分離ローラにより印刷用紙を一枚に
分離する。
【0008】また、上述のような給紙装置には、多数の
印刷用紙を収納する給紙カセットを設け、この給紙カセ
ットの底部に給紙台を設けたものがある。このような給
紙カセットの内部において、給紙台は後縁部を回動中心
として前縁部が上下方向に移動自在とされ、この前縁部
がスプリングにより上方に付勢されている。このスプリ
ングの弾発力に抗して給紙台を給紙カセットの底部に固
定するロック機構が設けられている。
【0009】なお、給紙ローラは、装置本体の内部に配
置されており、この装置本体の内部に給紙カセットを配
置すると印刷用紙の前縁部に上方から対向する。
【0010】このような給紙装置では、給紙カセットを
装置本体の内部に配置すると、ロック機構が解除されて
スプリングの弾発力により給紙台が上方に付勢され、印
刷用紙が給送自在となる。このため、給紙カセットを装
置本体の外部に引き出す場合には、スプリングの弾発力
に抗して給紙台を下方に位置させ、ロック機構で保持す
る必要がある。
【0011】なお、このような給紙カセットには、ガイ
ドレールにより左右方向にスライド自在に支持されて装
置本体の側方に突出するものと、装置本体から取り外せ
るものとがある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】半月ローラにより印刷
用紙を給送する給紙装置は、半月ローラを上下方向に位
置決めする必要がないので構造が単純である。また、印
刷用紙を分離爪で分離する給紙装置も、搬送ローラと分
離ローラとを回転駆動する必要がないので構造が単純で
ある。
【0013】上述のような給紙装置には、複数サイズの
印刷用紙を給送できるものがあるが、給紙台には多数の
印刷用紙を積載するので、印刷用紙のサイズが異なると
給紙台に作用する重量も異なる。給紙台をスプリングの
弾発力により付勢して印刷用紙を分離爪に圧接する場
合、印刷用紙の重量が異なると分離爪の圧接力も異な
り、分離性能が変化する。
【0014】一般的には、分離性能は分離爪と印刷用紙
との圧接力が約300(g)の場合に最良となり、これ以外
では重送や不送りが発生しやすい。例えば、五百枚のA
3判の印刷用紙を給紙台に積載した状態で、印刷用紙と
分離爪との圧接力が300(g)になるよう設計すると、印
刷用紙がA5判の場合には分離爪との圧接力が900(g)
となり、圧接力が設計値の三倍にもなるために分離性能
が低下する。
【0015】なお、印刷用紙を一種類だけ使用する給紙
装置でも、印刷用紙が多量の場合と少量の場合とでは重
量が大きく異なるので、このことによっても分離性能が
低下して重送や不送りが発生する。
【0016】また、給紙ローラは印刷用紙に接離するの
で汚損や損耗が著しく、清掃や交換などのメンテナンス
が必要である。しかし、給紙ローラは装置本体の内部に
位置しているため、そのメンテナンス作業は煩雑であ
る。このため、給紙ローラのメンテナンスをユーザが行
なうことは困難であり、サービスエンジニアが行なって
いる。
【0017】さらに、装置本体から給紙カセットを引き
出せる給紙装置では、給紙カセットの内部でスプリング
により給紙台が上方に付勢されているので、給紙カセッ
トを装置本体から引き出す場合には、ロック機構により
給紙台を給紙カセットの底部に保持する必要がある。
【0018】このため、給紙カセットの構造が複雑化し
ており、小型軽量化や生産性向上が阻害されている。さ
らに、このようなロック機構は、一般的には給紙カセッ
トを装置本体に押し込むと自動的に解除されるが、この
解除時にスプリングの弾発力で給紙台が跳ね上がって騒
音や振動が発生する。
【0019】また、ユーザによっては、ロック機構で給
紙台を保持しないまま給紙カセットを移動させようとす
ることがあり、給紙台が装置本体に衝突して破損するこ
とがある。さらに、ロック機構により給紙台を給紙カセ
ットの底部に保持したまま給紙動作を開始させてジャム
を発生させることもある。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
多数の印刷用紙が積載される給紙台の前縁部を上下方向
に移動自在に支持して上方に付勢し、この給紙台に載置
されて上方に付勢された印刷用紙の前縁両角を一対の分
離爪に下方から圧接させ、円筒面の一部が平坦面の半月
ローラを印刷用紙に平坦面で離反して円筒面で当接する
位置に配置し、前記半月ローラで給送する印刷用紙を前
記分離爪により分離する給紙装置において、前記半月ロ
ーラを上下方向に変位自在に弾発保持するローラ支持機
構を設け、前記半月ローラの円筒面に突出部を形成し
前記半月ローラの円筒面が当接した状態では印刷用紙の
最上面は下方に変位することなく前記ローラ支持機構が
上方に変位し、前記半月ローラの突出部が当接すると前
記ローラ支持機構の変位が停止して印刷用紙の最上面が
下方に変位する位置に、前記ローラ支持機構の上方への
変位を規制した。
【0021】請求項2記載の発明は、多数の印刷用紙が
積載される給紙台の前縁部を上下方向に移動自在に支持
して上方に付勢し、この給紙台に載置されて上方に付勢
された印刷用紙の前縁両角を一対の分離爪に下方から圧
接させ、円筒面の一部が平坦面の半月ローラを印刷用紙
に平坦面で離反して円筒面で当接する位置に配置し、前
記半月ローラで給送する印刷用紙を前記分離爪により分
離する給紙装置において、前記半月ローラを上下方向に
変位自在に弾発保持するローラ支持機構を設け、前記半
月ローラの円筒面に突出部を形成し、給紙台を有して多
数の印刷用紙を収納する給紙カセットを設け、この給紙
カセットにローラ支持機構と半月ローラとを設け、前記
ローラ支持機構を上下方向に移動自在に支持するユニッ
ト支持機構を設け、このユニット支持機構を給紙カセッ
ト上に位置決めする位置決め機構を設けた。
【0022】請求項3記載の発明は、多数の印刷用紙が
積載される給紙台の前縁部を上下方向に移動自在に支持
して上方に付勢し、この給紙台に載置されて上方に付勢
された印刷用紙の前縁両角を一対の分離爪に下方から圧
接させ、円筒面の一部が平坦面の半月ローラを印刷用紙
に平坦面で離反して円筒面で当接する位置に配置し、前
記半月ローラで給送する印刷用紙を前記分離爪により分
離する給紙装置において、前記半月ローラを上下方向に
変位自在に弾発保持するローラ支持機構を設け、前記半
月ローラの円筒面に突出部を形成し、給紙台を有して多
数の印刷用紙を収納する給紙カセットを設け、この給紙
カセットに設けた一個の支持軸により第一回動レバーと
第二回動レバーとを回動自在に軸支し、前記第一回動レ
バーと第二回動レバーとを弾性部材で直線状に連結し、
前記第一回動レバーの先端部を前記給紙台の前縁部に連
結し、前記給紙カセットを装置本体に挿入する方向で降
下する傾斜面を前記第二回動レバーの先端部に上方から
当接する位置で前記装置本体に形成した。
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【作用】請求項1記載の発明は、円筒面に突出部が形成
された半月ローラを平坦面で印刷用紙に対向させてお
き、回転駆動される半月ローラの円筒面により印刷用紙
を給送して分離爪により分離する場合に、印刷用紙の重
量が軽く分離爪との圧接力が過大な場合でも、印刷用紙
を半月ローラの突出部により下方に押圧することで、分
離爪に印刷用紙が過大に圧接されなくなり、分離爪によ
り最上位の印刷用紙が分離される。また、ローラ支持機
構の上方への変位位置が規制されているので、半月ロー
ラを回転させて突出部により印刷用紙を下方に押圧する
際、分離爪に印刷用紙が過大に圧接されなくなり、分離
爪により最上位の印刷用紙が分離される
【0027】請求項2記載の発明は、円筒面に突出部が
形成された半月ローラを平坦面で印刷用紙に対向させて
おき、回転駆動される半月ローラの円筒面により印刷用
紙を給送して分離爪により分離する場合に、印刷用紙の
重量が軽く分離爪との圧接力が過大な場合でも、印刷用
紙を半月ローラの突出部により下方に押圧することで、
分離爪に印刷用紙が過大に圧接されなくなり、分離爪に
より最上位の印刷用紙が分離される。また、ローラ支持
機構がユニット支持機構により上下方向に移動自在に支
持され、このユニット支持機構が位置決め機構により給
紙カセット上に位置決めされるので、給紙カセットを装
置本体にセットした状態で、印刷用紙を給送自在な位置
に半月ローラを配置でき、給紙カセットを装置本体から
引き出した状態で、印刷用紙の補給に邪魔にならない位
置に半月ローラを配置できる
【0028】請求項3記載の発明は、円筒面に突出部が
形成された半月ローラを平坦面で印刷用紙に対向させて
おき、回転駆動される半月ローラの円筒面により印刷用
紙を給送して分離爪により分離する場合に、印刷用紙の
重量が軽く分離爪との圧接力が過大な場合でも、印刷用
紙を半月ローラの突出部により下方に押圧することで、
分離爪に印刷用紙が過大に圧接されなくなり、分離爪に
より最上位の印刷用紙が分離される。また、給紙カセッ
トを装置本体にセットする過程で、この装置本体の傾斜
面により第二回動レバーの先端部が下方に押圧され、こ
の第一回動レバーに連結された弾性部材により第一回動
レバーの先端部が上方に付勢され、この第一回動レバー
の先端部で給紙台が上方に押圧される
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】なお、本発明では印刷用紙の給紙方向を前
方として前後左右を定義するが、これは説明を簡略化す
るために便宜的に定義するものであり、実際の装置の設
置や使用の方向を限定するものではない。
【0033】
【実施例】本発明の第一の実施例を図1及び図2に基づ
いて以下に説明する。まず、本実施例の給紙装置1は、
複写機(図示せず)の一部として形成されており、この
複写機の装置本体2に印刷用紙3を分離給送する。ま
た、本実施例の給紙装置1は、多数の印刷用紙3を収納
する給紙カセット4を有している。
【0034】この給紙カセット4は、前記装置本体2に
左右方向にスライド自在に支持されているので、前記装
置本体2の所定位置にセットすることができ、前記装置
本体2から右方に突出させることもできる。前記給紙カ
セット4の内部には、給紙台5が配置されており、この
給紙台5は後縁部で回動自在に軸支されているので前縁
部が上下方向に移動自在である。この給紙台5の前縁部
下面と前記給紙カセット4の前縁部上面との間には、弾
発機構であるコイルスプリング6が配置されており、こ
のコイルスプリング6により前記給紙台5の前縁部は上
方に付勢されている。
【0035】さらに、前記給紙カセット4には、前記コ
イルスプリング6の弾発力に抗して前記給紙台5を前記
給紙カセット4の底部に保持するロック機構(図示せ
ず)が設けられており、前記コイルスプリング6の弾発
力に抗して前記給紙台5の上限位置を規制する位置規制
機構(図示せず)も設けられている。前記給紙カセット
4の底部には、一対のサイドフェンス7,8がセンタ基
準で接離するよう左右方向にスライド自在に装着されて
おり、これらのサイドフェンス7,8は前記給紙台5の
上面に位置している。
【0036】前記サイドフェンス7,8の前縁部には、
分離爪9,10が上下方向に回動自在に装着されてお
り、これらの分離爪9,10は略水平に停止するよう上
限が規制されている。前記給紙カセット4を前記装置本
体2の内部に配置して前記ロック機構を解除すると、印
刷用紙3は前記コイルスプリング6の弾発力により前記
給紙台5と共に上方に付勢され、その最上面が前記分離
爪9,10に下方から当接することにより位置決めされ
る。
【0037】また、前記装置本体2の内部には、内部フ
レーム11が設けられており、この内部フレーム11に
は、ローラ支持機構12により給紙ローラである一対の
半月ローラ13が支持されている。これらの半月ローラ
13は、円筒面14の一部が平坦面15として形成され
ており、前記円筒面14に突出部として半円形の突起1
6が形成されている。
【0038】そして、前記ローラ支持機構12は、支持
アーム17とコイルスプリング18と支持軸19と駆動
軸20とからなる。前記支持アーム17の後端部は、前
記内部フレーム11の後端部に前記支持軸19により上
下方向に揺動自在に軸支され、前記コイルスプリング1
8により下方に付勢されている。前記支持アーム17の
前端部には、駆動軸20により前記半月ローラ13が回
転自在に軸支されており、前記駆動軸20にはユニバー
サルジョイント21と電磁クラッチ22とを介して駆動
モータ(図示せず)が連結されている。前記支持アーム
17の前端部には、左右方向に凸部23が形成されてお
り、この凸部23が係合する開口孔24が前記内部フレ
ーム11に形成されている。前記凸部23と前記開口孔
24との係合により、前記支持アーム17の前端部の上
下移動は上限と下限とが規制されているので、前記半月
ローラ13の上下移動も上限と下限とが規制されてい
る。
【0039】このため、前記ローラ支持機構12で支持
された前記半月ローラ13は、通常は印刷用紙3の最上
面に対して前記平坦面15では離反して前記円筒面14
では当接する位置に配置されている。さらに、回転する
前記半月ローラ13の円筒面14や突起16が印刷用紙
3の最上面を押圧すると、この反力により前記支持アー
ム17は前記コイルスプリング18の弾発力に抗して上
方に回動するが、この支持アーム17の上方への変位が
規制されていることにより、前記半月ローラ13の突起
16が当接した場合には印刷用紙3の最上面が前記コイ
ルスプリング6の弾発力に抗して下方に変位するよう、
各部が形成されている。
【0040】このような構成において、まず、用紙搬送
に待機した通常状態では、図1に示すように、コイルス
プリング6の弾発力により給紙台5が上方に付勢されて
おり、最上位の印刷用紙3の前縁部が分離爪9,10に
圧接されることにより、印刷用紙3の最上面が位置決め
されている。コイルスプリング18の弾発力により支持
アーム17が下方に付勢されており、この支持アーム1
7の凸部23が内部フレームの開口孔24に係合するこ
とにより、半月ローラ13が下限に位置決めされてい
る。この半月ローラ13の回転角度は、平坦面15が印
刷用紙3の最上面と略平行になるよう規制されているの
で、この印刷用紙3の最上面と半月ローラ13の平坦面
15とは離反している。
【0041】印刷用紙3を給紙カセット4から装置本体
2に分離給送する場合は、半月ローラ13が回転駆動さ
れて円筒面14が印刷用紙3に当接し、この印刷用紙3
を前方に押圧する。この時、印刷用紙3と半月ローラ1
3との圧接の反力により、支持アーム17はコイルスプ
リング18の弾発力に抗して上方に変位するが、この状
態では支持アーム17の凸部23は内部フレーム11の
開口孔24に当接しない。つまり、半月ローラ13はコ
イルスプリング18の弾発力により印刷用紙3に適正に
圧接されることになり、この状態のまま半月ローラ13
が回転することにより、最上位の印刷用紙3は前方に給
送されて分離爪9,10により一枚に分離される。
【0042】上述のようにして一枚の印刷用紙3が給紙
カセット4から装置本体2に分離給送される。しかし、
このように分離給送が良好に行なわれるためには、分離
爪9,10と印刷用紙3との圧接力が略設計値である必
要がある。この圧接力は給紙台5に積載された印刷用紙
3の重量とコイルスプリング6の弾発力との差であるの
で、印刷用紙3のサイズや枚数が変化すると変動する。
【0043】より具体的には、五百枚のA3判の印刷用
紙3を給紙台5に積載した状態で、印刷用紙3と分離爪
9,10との圧接力が300(g)になって分離性能が最良
となるようコイルスプリング6等を設計すると、印刷用
紙3がA5判では分離爪9,10との圧接力が900(g)
にもなる。
【0044】そこで、上述のようなことに対処するた
め、本実施例の給紙装置1では、半月ローラ13の円筒
面14に突起16が形成されている。つまり、印刷用紙
3のサイズが小さかったり枚数が少なかったりして分離
爪9,10との圧接力が過大な場合、前述のように回転
駆動される半月ローラ13が円筒面14で最上位の印刷
用紙3を前方に押圧しても、分離爪9,10による分離
が行なわれない。
【0045】そして、このまま半月ローラ13が回転駆
動されると、その突起16が印刷用紙3の最上面に当接
する。印刷用紙3と半月ローラ13との圧接の反力によ
り、さらに支持アーム17はコイルスプリング18の弾
発力に抗して上方に変位するので、その凸部23が内部
フレーム11の開口孔24に当接して上限で停止する。
このため、印刷用紙3と半月ローラ13との圧接の反力
はコイルスプリング6に作用することになり、このコイ
ルスプリング6の弾発力に抗して印刷用紙3が下方に押
圧される。このため、印刷用紙3と分離爪9,10との
圧接力が軽減されることになり、半月ローラ13で給送
される印刷用紙3が分離爪9,10で良好に分離され
る。
【0046】より具体的には、前述のように印刷用紙3
と分離爪9,10との圧接力が300(g)の場合に適
正な給紙装置1において、印刷用紙3が小さいために圧
接力が900(g)になった場合、この圧接力は半月ロ
ーラ13の突起16が印刷用紙3の最上面に当接するま
では900(g)であるが、半月ローラ13が順次回転する
ことで突起16により印刷用紙3の最上面は順次押圧さ
れる。この最下点で印刷用紙3の最上面が分離爪9,1
0の上限より下降するならば、この時点で分離爪9,1
0は印刷用紙3に自重で当接するだけとなる。
【0047】つまり、回転する半月ローラ13が円筒面
14により印刷用紙3を給送する過程で、半月ローラ1
3の突起16により印刷用紙3と分離爪9,10との過
大な圧接力が充分に軽減されるので、これらの分離爪
9,10により印刷用紙3が良好に分離給送される。
【0048】上述のように、本実施例の給紙装置1は、
印刷用紙3のサイズや枚数が変化しても、印刷用紙3と
分離爪9,10との圧接力を適正に補正することができ
るので、印刷用紙3を常時良好に分離給送することがで
きる。しかも、このようなことを、半月ローラ13の円
筒面14に突起16を形成することと、ローラ支持機構
12の上限を規制することとにより実現しているので、
その構造が単純で生産性が良好である。
【0049】なお、給紙装置1に印刷用紙3を補給する
場合は、手動レバー(図示せず)で給紙台5を押し下げ
てロック機構で固定し、この状態で給紙カセット4を装
置本体2から右方に引き出す。このような状態で給紙カ
セット4の給紙台5上に印刷用紙3を補給し、この補給
後に給紙カセット4を装置本体2に押し込むと、ロック
機構が自動的に解除されて印刷用紙3を給送自在な状態
となる。
【0050】また、サイズが異なる印刷用紙3を使用す
る場合は、上述のように装置本体2から引き出した給紙
カセット4に印刷用紙3を補給する際に、手動操作によ
りサイドフェンス7,8を移動させて印刷用紙3を保持
させる。
【0051】さらに、本実施例の給紙装置1では、給紙
台5の前縁部を上下方向に移動自在として上方に付勢す
ることを示したが、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、給紙台の少なくとも前縁部が上下方向に移
動自在で上方に付勢されていれば良いので、例えば、給
紙台の全体を上下方向に移動自在として上方に付勢する
ことも可能である。
【0052】また、本実施例の給紙装置1では、半月ロ
ーラ13の円筒面14に突出部として半円形の突起16
を形成することを示したが、本発明は上記実施例に限定
されるものではなく、例えば、半月ローラの円筒面を連
続的に楕円状に形成して突出部とすることも可能であ
る。
【0053】さらに、本実施例の給紙装置1では、分離
爪9,10が上下方向に移動自在に支持され、半月ロー
ラ13の突起16により印刷用紙3の最上面が下降する
と、この印刷用紙3の最上面に分離爪9,10が自重で
当接することを示したが、本発明は上記実施例に限定さ
れるものでもなく、分離爪9,10を固定しておくこと
も可能である。
【0054】なお、本実施例の給紙装置1では、半月ロ
ーラ13を弾発保持するローラ支持機構12を、揺動自
在な支持アーム17等により形成することを示したが、
本発明は上記実施例に限定されるものではない。例え
ば、図3に示すように、内部フレーム25の開口孔26
にスライダ27を上下方向にスライド自在に装着し、こ
のスライダ27をコイルスプリング28により下方に付
勢し、このような構造のローラ支持機構29により半月
ローラ13を弾発保持した給紙装置30なども実現可能
である。この場合、スライダ27の上限と下限とは開口
孔26との係合で規制されるので、この給紙装置30は
前述した給紙装置1と同様に機能する。
【0055】つぎに、本発明の第二の実施例を図4ない
し図6に基づいて以下に説明する。なお、第一の実施例
として前述した給紙装置1と同一の部分は、同一の名称
及び符号を用いて詳細な説明は省略する。
【0056】本実施例の給紙装置31では、給紙カセッ
ト4の前縁部にユニット支持機構である回動フレーム3
2が支持軸33により上下方向に回動自在に軸支されて
おり、前記回動フレーム32の後縁部にローラ支持機構
34が装着されている。このローラ支持機構34は、支
持アーム35と支持軸19と駆動軸20と板バネ36と
からなり、この板バネ36は、前記回動フレーム32の
前縁部に装着されて上下方向に揺動自在な支持アーム3
5の前縁部を下方に押圧している。
【0057】また、前記回動フレーム32の両側部の下
面後方には、曲折した板バネからなる係止爪37が突設
されており、これらの係止爪37が係脱自在に係合する
凹部38が給紙カセット4の両側部の上面に形成される
ことにより、前記係止爪37と前記凹部38とにより位
置決め機構38aが形成されている。このため、前記回
動フレーム32の係止爪37が前記給紙カセット4の凹
部38に係合することにより、印刷用紙3を給送できる
給紙位置に半月ローラ13が位置決めされる。なお、前
記ローラ支持機構34の前縁部に突設された凸部39が
前記回動フレーム32の凹部40に係合することによ
り、前記ローラ支持機構34の揺動の上限と下限とが規
制されている。
【0058】さらに、一対の前記半月ローラ13は、駆
動軸20に左右方向に移動自在に装着されており、その
外側に突設された円筒部41に凹溝42が形成されてい
る。前記回動フレーム32には一対のホルダ43が左右
方向に移動自在に装着されており、これらのホルダ43
に直線コロ軸受44を介して一対の分離爪45が上下方
向にスライド自在に装着されている。これらの分離爪4
5は、コイルスプリング46により下方に付勢されてお
り、その前面の凹部47に前記ホルダ43の係止爪48
が係合することにより上限と下限とが規制されている。
【0059】そして、前記ホルダ43から後方に突設さ
れた凸部49が前記半月ローラ13の凹溝42に係合す
ることにより、このような構造からなるスライド機構5
0により、一対の前記半月ローラ13と一対の前記分離
爪45とが、左右方向に各々一体に移動自在に支持され
ている。
【0060】そして、本実施例の給紙装置31では、給
紙カセット4に、給紙台5やサイドフェンス7,8や前
記分離爪45だけでなく、前記回動フレーム32や前記
ローラ支持機構34や半月ローラ13や駆動軸20まで
設けられている。このため、この駆動軸20は、カップ
リングジョイント49aによりユニバーサルジョイント
21に着脱自在に連結されており、この着脱方向が給紙
カセット4の移動方向と一致している。
【0061】このような構成において、本実施例の給紙
装置31では、半月ローラ13の円筒面14に突起16
が形成されており、ローラ支持機構34の上限と下限と
が規制されているので、第一の実施例の給紙装置1と同
様に、単純な構造で印刷用紙3をサイズや枚数に関わり
なく分離給送することができる。
【0062】なお、給紙装置31に印刷用紙3を補給す
る場合は、手動レバー(図示せず)で給紙台5を押し下
げてロック機構(図示せず)で固定し、この状態で給紙
カセット4を装置本体2から右方に引き出す。つぎに、
回動フレーム32の係止爪37を給紙カセット4の凹部
38から離脱させ、回動フレーム32を上方から前方に
回動させる。すると、この回動フレーム32と共にロー
ラ支持機構34や半月ローラ13や分離爪45も給紙台
5の上方から前方に移動するので、この給紙台5上に印
刷用紙3を簡易に補給することができる。この補給後に
は、回動フレーム32を後方から下方に回動させて係止
爪37を給紙カセット4の凹部38に係合させ、給紙カ
セット4を装置本体2に押し込んでロック機構を解除さ
せることにより、印刷用紙3を分離給送できる状態とな
る。
【0063】また、サイズが異なる印刷用紙3を使用す
る場合は、上述のように装置本体2から引き出した給紙
カセット4に印刷用紙3を補給する際に、この印刷用紙
3の横幅に対応させてサイドフェンス7,8と半月ロー
ラ13と分離爪45とを移動させる。この時、一対の半
月ローラ13と一対の分離爪45とが一体に移動するの
で、半月ローラ13だけを移動させれば分離爪45は追
従することになり、両方を移動させる必要がないので操
作が簡易である。しかも、半月ローラ13と分離爪45
との位置関係が常時一定に維持されるので、分離給送の
性能も良好に確保される。
【0064】また、半月ローラ13は、印刷用紙3に接
離するので汚損や損耗が著しいが、給紙カセット4と共
に装置本体2の外部に移動するので、清掃や交換などの
メンテナンスを簡易に行なうことができる。特に、本実
施例の給紙装置1では、装置本体2から給紙カセット4
を右方に引き出した状態で、回動フレーム32を上方か
ら前方に回動させると半月ローラ13が上方に露出する
ので、この半月ローラ13のメンテナンス作業を一般ユ
ーザでも行なうことができる。
【0065】つぎに、本発明の第三の実施例を図7及び
図8に基づいて以下に説明する。なお、第一の実施例と
して前述した給紙装置1と同一の部分は、同一の名称及
び符号を用いて詳細な説明は省略する。
【0066】まず、本実施例の給紙装置51では、給紙
カセット4の底部に給紙台5が上下方向に揺動自在に配
置されているが、この給紙台5を上方に付勢するコイル
スプリング6や、給紙台5を下方に保持するロック機構
は設けられていない。図7に示すように、給紙カセット
4の前面に支持軸52が突設されており、この支持軸5
2に、第一回動レバー53と第二回動レバー54と弾性
部材であるコイルスプリング55とが上下左右に回動自
在に装着されている。このコイルスプリング55により
前記回動レバー53,54が直線状に連結されることに
より、これらの回動レバー53,54は上下方向に弾発
的に湾曲自在な一個の回動レバー56として形成されて
いる。
【0067】この回動レバー56を形成する右方の回動
レバー53は、クランク状に形成されて端部が給紙カセ
ット4の内部に位置しており、この端部に装着されたロ
ーラ57で給紙台5の前縁部に下方から当接している。
また、前記回動レバー56を形成する左方の回動レバー
54は、給紙カセット4の前面左方に突出しており、そ
の端部にもローラ58が装着されている。
【0068】また、装置本体2には、給紙カセット4の
前面と対向する位置にガイドプレート59が配置されて
おり、このガイドプレート59の下面により、左方に向
かって順次下降する傾斜面60と水平面61とが連続形
成されている。これら傾斜面60と水平面61とに前記
回動レバー56がローラ58により下方から当接するの
で、給紙カセット4を装置本体2の外部から内部に移動
させる過程で、前記回動レバー56の左端が前記傾斜面
60により下方に押圧されて前記水平面61で位置決め
される。
【0069】このような構成において、給紙カセット4
を装置本体2の内部に配置した状態では、回動レバー5
6の左端はガイドプレート59の水平面61により位置
決めされる。この時、回動レバー56の左端はコイルス
プリング55の弾発力に抗して下方に押圧されているこ
とになるので、この回動レバー56の右端はコイルスプ
リング55の弾発力で給紙台5の前縁部を上方に付勢す
る。このため、この給紙台5に積載された印刷用紙3は
分離爪9,10に下方から圧接されることになり、本実
施例の給紙装置51は、第一の実施例の給紙装置1と同
様に印刷用紙3を分離給送することができる。
【0070】なお、本実施例の給紙装置51に印刷用紙
3を補給する場合は、給紙カセット4を装置本体2から
右方に引き出す。すると、回動レバー56の左端はガイ
ドプレート59の水平面61と傾斜面60とを右方に滑
走して順次上昇するので、回動レバー56の右端は順次
下降する。このため、給紙台5が給紙カセット4の内部
で下降することになり、装置本体2から引き出した給紙
カセット4の給紙台5上に印刷用紙3を簡易に補給する
ことができる。
【0071】この補給後に給紙カセット4を装置本体2
に押し込むと、回動レバー56の左端はガイドプレート
59の傾斜面60と水平面61とを左方に滑走して順次
下降するので、回動レバー56の右端は順次上昇するこ
とになる。このため、給紙台5が給紙カセット4の内部
で上昇することになり、装置本体2の内部に給紙カセッ
ト4を配置すると、給紙台5はコイルスプリング55の
弾発力により上方に付勢されて印刷用紙3を分離給送で
きる状態となる。
【0072】そして、本実施例の給紙装置51は、上述
のように印刷用紙3を良好に分離給送するため、装置本
体2の内部において給紙台5をコイルスプリング55に
より上方に付勢しているが、この付勢力は、給紙カセッ
ト4を装置本体2の外部に引き出すと自動的に解除さ
れ、給紙カセット4を装置本体2の内部に押し込むと自
動的に発生する。このため、給紙カセット4を移動させ
る場合にロック機構で給紙台5を保持する必要がないの
で、構造が単純で生産性も良好であり、ロック機構の解
除時の騒音や振動も発生しないので、作業を静粛に行な
うことができる。
【0073】さらに、ロック機構で給紙台5を保持しな
いまま給紙カセット4を移動させることによる破損が発
生せず、ロック機構により給紙台5を保持したまま給紙
動作を開始させることによるジャムも発生しない。
【0074】しかも、本実施例の給紙装置51では、傾
斜面60と水平面61とを滑走する回動レバー56の右
端にローラ58が装着されているので、その滑走が良好
に行なわれて給紙カセット4の移動の抵抗が小さい。
【0075】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、半月ローラを上
下方向に変位自在に弾発保持するローラ支持機構を設
け、半月ローラの円筒面に突出部を形成したことによ
り、半月ローラを回転させて円筒面で印刷用紙を給送す
る場合に、この印刷用紙の最上面を突出部により下方に
押圧することができるので、印刷用紙のサイズが小さか
ったり枚数が少ないために、この印刷用紙と分離爪との
圧接力が過大な場合でも、この圧接力を充分に軽減する
ことができ、各種サイズの印刷用紙を常時良好に分離給
送することができる。また、半月ローラの突出部が当接
すると印刷用紙の最上面が下方に変位する位置にローラ
支持機構の上方への変位を規制したことにより、印刷用
紙と分離爪との圧接力を軽減するために半月ローラの突
出部により印刷用紙を押圧する場合に、この押圧を確実
に行なうことができるので、各種サイズの印刷用紙を常
時良好に分離給送することができる
【0076】請求項2記載の発明は、半月ローラを上下
方向に変位自在に弾発保持するローラ支持機構を設け、
半月ローラの円筒面に突出部を形成したことにより、半
月ローラを回転させて円筒面で印刷用紙を給送する場合
に、この印刷用紙の最上面を突出部により下方に押圧す
ることができるので、印刷用紙のサイズが小さかったり
枚数が少ないために、この印刷用紙と分離爪との圧接力
が過大な場合でも、この圧接力を充分に軽減することが
でき、各種サイズの印刷用紙を常時良好に分離給送する
ことができる。また、ローラ支持機構を上下方向に移動
自在に支持するユニット支持機構を設け、このユニット
支持機構を給紙カセット上に位置決めする位置決め機構
を設けたことにより、給紙カセットを装置本体にセット
する場合に、印刷用紙を給送自在な位置に給紙ローラを
配置できるので、印刷用紙を良好に分離給送することが
でき、給紙カセットを装置本体から引き出した場合に、
印刷用紙の補給に邪魔にならない位置に給紙ローラを配
置できるので、給紙カセットに印刷用紙を良好に補給す
ることができる
【0077】請求項3記載の発明は、半月ローラを上下
方向に変位自在に弾発保持するローラ支持機構を設け、
半月ローラの円筒面に突出部を形成したことにより、半
月ローラを回転させて円筒面で印刷用紙を給送する場合
に、この印刷用紙の最上面を突出部により下方に押圧す
ることができるので、印刷用紙のサイズが小さかったり
枚数が少ないために、この印刷用紙と分離爪との圧接力
が過大な場合でも、この圧接力を充分に軽減することが
でき、各種サイズの印刷用紙を常時良好に分離給送する
ことができる。また、給紙カセットに設けた一個の支持
軸により第一回動レバーと第二回動レバーとを回動自在
に軸支し、第一回動レバーと第二回動レバーとを弾性部
材で直線状に連結し、第一回動レバーの先端部を給紙台
の前縁部に連結し、給紙カセットを装置本体に挿入する
方向で降下する傾斜面を第二回動レバーの先端部に上方
から当接する位置で装置本体に形成したことにより、給
紙カセットを装置本体から引き出すと給紙台が下降する
ので、給紙カセットに印刷用紙を簡易に補給することが
でき、給紙カセットを装置本体にセットすると給紙台が
上昇するので、印刷用紙を良好に分離給送できる状態と
なり、給紙カセットを移動させる場合にロック機構で給
紙台を保持する必要がないので、構造が単純で生産性も
良好であり、ロック機構の解除時の騒音や振動が発生す
ることもない
【0078】
【0079】
【0080】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例の給紙装置を示し、
(a)と(b)とは断面位置が異なる縦断側面図であ
る。
【図2】給紙装置を示す横断平面図である。
【図3】第一の実施例の一変形例の給紙装置を示す縦断
側面図である。
【図4】第二の実施例の給紙装置を示す横断平面図であ
る。
【図5】給紙装置を示す縦断側面図である。
【図6】断面位置が異なる縦断側面図である。
【図7】第三の実施例の給紙装置を示す横断平面図であ
る。
【図8】給紙装置の縦断正面図である。
【符号の説明】
1,30,31,51 給紙装置 2 装置本体 3 印刷用紙 4 給紙カセット 5 給紙台 9,10 分離爪 12,29,34 ローラ支持機構 13 半月ローラ 14 円筒面 15 平坦面 16 突出部 32 ユニット支持機構 38a 位置決め機構 52 支持軸 53 第一回動レバー 54 第二回動レバー 55 弾性部材 60 傾斜面
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−140429(JP,A) 特開 昭59−43742(JP,A) 特開 昭63−212629(JP,A) 特開 昭60−145133(JP,A) 特開 昭60−145136(JP,A) 特開 平1−203128(JP,A) 特開 平3−162331(JP,A) 特開 平6−211366(JP,A) 特開 昭59−133139(JP,A) 実開 昭55−68143(JP,U) 実開 昭60−145133(JP,U) 実開 昭60−145136(JP,U) 実開 昭64−9933(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 3/06 330 G03G 15/00 514

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の印刷用紙が積載される給紙台の前
    縁部を上下方向に移動自在に支持して上方に付勢し、こ
    の給紙台に載置されて上方に付勢された印刷用紙の前縁
    両角を一対の分離爪に下方から圧接させ、円筒面の一部
    が平坦面の半月ローラを印刷用紙に平坦面で離反して円
    筒面で当接する位置に配置し、前記半月ローラで給送す
    る印刷用紙を前記分離爪により分離する給紙装置におい
    て、前記半月ローラを上下方向に変位自在に弾発保持す
    るローラ支持機構を設け、前記半月ローラの円筒面に突
    出部を形成し、前記半月ローラの円筒面が当接した状態
    では印刷用紙の最上面は下方に変位することなく前記ロ
    ーラ支持機構が上方に変位し、前記半月ローラの突出部
    が当接すると前記ローラ支持機構の変位が停止して印刷
    用紙の最上面が下方に変位する位置に、前記ローラ支持
    機構の上方への変位を規制したことを特徴とする給紙装
    置。
  2. 【請求項2】 多数の印刷用紙が積載される給紙台の前
    縁部を上下方向に移動自在に支持して上方に付勢し、こ
    の給紙台に載置されて上方に付勢された印刷用紙の前縁
    両角を一対の分離爪に下方から圧接させ、円筒面の一部
    が平坦面の半月ローラを印刷用紙に平坦面で離反して円
    筒面で当接する位置に配置し、前記半月ローラで給送す
    る印刷用紙を前記分離爪により分離する給紙装置におい
    て、前記半月ローラを上下方向に変位自在に弾発保持す
    るローラ支持機構を設け、前記半月ローラの円筒面に突
    出部を形成し、給紙台を有して多数の印刷用紙を収納す
    る給紙カセットを設け、この給紙カセットにローラ支持
    機構と半月ローラとを設け、前記ローラ支持機構を上下
    方向に移動自在に支持するユニット支持機構を設け、こ
    のユニット支持機構を給紙カセット上に位置決めする位
    置決め機構を設けたことを特徴とする給紙装置。
  3. 【請求項3】 多数の印刷用紙が積載される給紙台の前
    縁部を上下方向に移動自在に支持して上方に付勢し、こ
    の給紙台に載置されて上方に付勢された印刷用紙の前縁
    両角を一対の分離爪に下方から圧接させ、円筒面の一部
    が平坦面の半月ローラを印刷用紙に平坦面で離反して円
    筒面で当接する位置に配置し、前記半月ローラで給送す
    る印刷用紙を前記分離爪により分離する給紙装置におい
    て、前記半月ローラを上下方向に変位自在に弾発保持す
    るローラ支持機構を設け、前記 半月ローラの円筒面に突
    出部を形成し、給紙台を有して多数の印刷用紙を収納す
    る給紙カセットを設け、この給紙カセットに設けた一個
    の支持軸により第一回動レバーと第二回動レバーとを回
    動自在に軸支し、前記第一回動レバーと第二回動レバー
    とを弾性部材で直線状に連結し、前記第一回動レバーの
    先端部を前記給紙台の前縁部に連結し、前記給紙カセッ
    トを装置本体に挿入する方向で降下する傾斜面を前記第
    二回動レバーの先端部に上方から当接する位置で前記装
    置本体に形成したことを特徴とする給紙装置。
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