JP3438912B2 - ポケット取付け部を製作するための方法及び縫製装置 - Google Patents

ポケット取付け部を製作するための方法及び縫製装置

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JP3438912B2
JP3438912B2 JP17911393A JP17911393A JP3438912B2 JP 3438912 B2 JP3438912 B2 JP 3438912B2 JP 17911393 A JP17911393 A JP 17911393A JP 17911393 A JP17911393 A JP 17911393A JP 3438912 B2 JP3438912 B2 JP 3438912B2
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ハインツ・ゴールトベック
デイートリッヒ・ケーラー
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    • D05B37/02Slitting or grooving devices

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポケット取付け部を製
作するための方法と縫製装置に関し、更に詳しくは、準
備ステーションで第1の縫製材料部分の上に布片が位置
決めされ、そしてその上に第2の縫製材料部分が位置決
めされ、縫製材料部分が一緒に縫製位置へ運ばれ、軸線
に対して平行に延びる縫い目によって縫い合わせられ、
この場合、縫い目が境界点を備え、第2の縫製材料部分
が軸線に対して角度をなして延びるエッジを備え、第1
の縫製材料部分と布帯状片に、縫い目の間を延びる縦方
向切り込みが形成され、縫製材料部分が切断位置へ搬送
され、この切断位置において、変更可能な角度位置を有
するコーナー切り込みが第1の縫製材料部分と布片で行
われ、この場合コーナー切り込みが辺を限定する終点を
備えている、縫製装置を使用してポケット取付け部を製
作するための方法と、駆動装置を備えた双針式ミシンを
具備し、このミシンが第1の縫製材料部分、その上に位
置決めれた布片およびその上に位置決めされた第2の縫
製材料部分に、軸線に対して平行に延びる縫い目を形成
し、布片が軸線に対してそれぞれ角度をなして延びる第
1と第2のエッジを備え、更に、縫製材料部分のための
駆動装置を備えた搬送装置と、縫い目の間において少な
くとも縫製材料部分に縦方向切れ込みを形成するカッタ
ーと、少なくとも第1の縫製材料部分にコーナー切れ込
みを形成するためのコーナーカッターと駆動装置を含む
切断装置と、双針式ミシン、搬送装置および切断装置の
駆動装置のためおよび変更可能な角度位置を有するコー
ナー切れ込みを形成するための制御装置とを具備し、コ
ーナー切れ込みが辺を限定する終点を備えている縫製装
置に係わる。
【0002】
【従来の技術】米国特許第3820481号明細書か
ら、ポケット取付け部を製作するための縫製装置が知ら
れている。この縫製装置は雨ぶたまたは耳の形をした縫
製材料部分の加工も可能にする。このようなポケット取
付け部には、このような縫製材料部分の長さと形状とポ
ケット取付け部をどのようにして互いに調和させるかに
ついて高い品質が定められている。
【0003】長さに関して製作を調和させるために、縫
製装置はセンサ装置を備えている。このセンサ装置は、
縫製材料の走入エッジと走出エッジをフォトセルで検出
する。それにより、これに応じて、縫い目や切れ目の形
成を制御装置で行うことができる。そのために、制御装
置は、縫製材料部分の検出された長さに対応して、コー
ナー切れ目を形成するコーナーカッターの自動的な位置
決めを行う。縫製材料の形に関しては、制御装置に手動
で入力しなければならない。制御装置はこれに応じて、
縫い目の形成、中央切断およびコーナー切れ目を形成す
るコーナーカッターの角度をなす位置決めのための機能
を発揮させる。
【0004】形成されるポケット取付け部の形に関して
手動入力する必要があるので、制御装置への入力エラー
のために、品質の低下または不良品が発生し得る。他の
難点は角度に関する製作誤差である。この製作誤差によ
って、一緒に縫製されない縫製材料部分が大量に生産さ
れる。これにより、入力をしばしば訂正する必要があ
る。更に、異なる形を迅速に換えて加工することができ
ない。
【0005】必要な入力、場合によってはその訂正およ
びチャックや監視の仕事に基づいて、操作人にとって負
担が増えるので、最終的には製品の品質や縫製装置の能
力に悪影響を与えることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の根底をなす課
題は、コーナー切り込みを行うコーナーカッターの自動
的な角度調節が達成されるように、冒頭に述べた種類の
方法および縫製装置を改良することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題は本発明に従
い、コーナー切り込みを行う前に、第2の縫製材料部分
のエッジの少なくとも一つを、制御装置に接続されたセ
ンサ装置によって検出し、エッジの検出後、センサ装置
が測定量を制御装置に供給し、測定量によって第2の縫
製材料部分の角度が求められ、第2の縫製材料部分の検
出されたエッジのためのコーナーカッターアクチュエ
ータが、制御装置から信号を受取り、この信号により、
コーナー切り込みの終点を結んだ線が縫い目の境界点
結んだ線に対して平行に延びるように、コーナーカッタ
ーが回転させられることを特徴とする方法によって解決
される。本発明により、時間のかかる調節作業、チェッ
クおよび監視の仕事、および注文単位量が少なく角度が
頻繁に変化するために必要である調節訂正作業が不要に
なる。コーナーカッターの自動的な角度調節は、予め製
作された縫製材料部分の製作誤差を補償することを可能
にする。
【0008】請求項2記載の方法の他の構成は、時間を
一層節約する。この時間の節約は、一緒に加工される縫
製材料部分の角度の検出の作業の一部を、ポケット取付
け部の製作プロセスと時間的にオーバーラップさせるこ
とによって達成される。請求項3記載の特徴により、縫
製材料搬送と無関係にエッジの検出が行われる。このエ
ッジ検出は準備ステーションにおいて停止状態で行うこ
とができ、検出された角度に関する情報を直接および迅
速に供給することを可能にする。請求項4記載の特徴を
有する方法は、作業の時間を一層短縮する。請求項5の
特徴を有する方法の他の構成は、第2の縫製材料部分の
両エッジを互いに無関係に検出し、それに応じて所属の
コーナーカッターを別々に調節するので、第2の縫製材
料部分の両エッジの角度に関する製作誤差が小さくな
る。
【0009】請求項7記載の特徴を有する方法は、実際
の条件に対して製作方法を一層良好に適合させることが
できるので、この方法は製品の品質を高めることにな
り、時間の節約や不良品の減少によってコストが低下
し、そして操作人の負担が一層減らすことができる。
【0010】方法を実施するために、請求項7に従っ
て、第2の縫製材料部分のエッジの一つを検出し、測定
量を制御装置に供給するためのセンサ装置が設けられ、
制御装置が測定量を信号に変換する制御装置部分を備え
ている縫製装置が提案される。請求項8の特徴を有する
縫製装置の他の構成は、低コストの解決策であり、コー
ナーカッターの調節用の情報獲得のために、既存の変位
測定装置が取り込まれる。
【0011】請求項9記載の特徴を有する縫製装置の他
の構成は快適な操作を可能にする。この場合、第2の縫
製材料部分の正確な位置決めに関する誤差が保証され
る。請求項10記載の実施形は情報評価を簡単にする。
【0012】請求項11記載の特徴を有する縫製装置の
他の構成は、左側または右側を縫製される、雨ぶたまた
は縁帯としての縫製材料部分に関して、妨害されない作
業を可能にし、それによって機械のフレキシビリティを
改善することになる。
【0013】請求項12記載の縫製装置の実施形は、セ
ンサ装置と第2の縫製材料部分の間の相対運動とは無関
係に、第2の縫製材料部分のエッジの検出を可能にす
る。これにより、エッジの検出は例えば縫製装置の手前
に配置された前置装置で既に実施することが可能であ
る。
【0014】請求項13の特徴を有する縫製装置は、一
緒に縫製される縫製材料部分の自動的な長さ検出を可能
にする。それによって、加工される縫製材料部分の長さ
の誤差が補償され、最大限の操作快適性が達成される。
【0015】
【実施例】本発明の他の詳細は、図に基づく次の説明か
ら明らかになる。図には本発明による方法を実施するた
めの縫製装置の実施例1と実施例2が示してある。実施例1 縫製装置1は作業板2を備えている。この作業板には双
針式ミシン3がその基板4と共に収容されている。双針
式ミシン3は通常のごとくアーム5を備えている。この
アームは基板4に対して平行に延び、ヘッド6で終わっ
ている。ヘッド6内には、互いに無関係に開閉可能な2
本の針棒7,8を駆動するための図示していないクラン
ク装置が設けられている。この針棒にはそれぞれ針9,
10が固定されている。針9,10は互いに間隔aを有
して設けられ、そして糸切り装置を含めた、基板4に回
転可能に支承されている図示していないルーパーと協働
する。
【0016】ヘッド6内には更に、切断装置11が設け
られている。この切断装置は刃13を有する上下する棒
12を備えている。刃13は針9,10の間隔aの中央
に配置され、基板4に設けられた図示していない相手方
刃と協働する。切断装置11は始動および停止可能であ
る。この場合、刃13を備えた棒12は相手方刃の上方
にある静止位置へあるいは作業位置へ移動可能である。
作業位置では棒12が上下運動可能である。この場合、
刃13は相手方刃に係合する。
【0017】双針式ミシン3は更に、ハンドル車14を
備えている。このハンドル車はベルト伝動装置15を介
して駆動モータ16に連結されている。この駆動モータ
はモータ制御装置17と共に一つのユニットにまとめら
れている。このユニットは基板4に固定されている。モ
ータ制御装置17はケーブル18を介して、ハンドル車
14に固定された回転位置発信器19に接続されてい
る。駆動モータ16はモータ制御装置17およびケーブ
ル18を介して接続された回転位置発信器19と共に、
市販のミシン駆動装置を形成している。このミシン駆動
装置により、双針式ミシン3を駆動および停止し、そし
て統合された付加機能によって糸切り、両針棒7,8の
始動および停止と切断装置11の始動および停止を制御
することができる。
【0018】図2では軸線Aが作業板2に対して平行に
かつ針棒9,10の間の中央を延びている。針棒9,1
0の中心を通る仮想軸線Bは、軸線Aに対して直角に延
びている。作業板2寄りのヘッド6の端部には、センサ
装置20が取付けられている。このセンサ装置は光バリ
ヤ(光学式通過センサ)L1,L2,L3およびL4を
備えている。簡略化したセンサ装置21は光バリヤL
1,L2だけを備えている。図2,6から判るように、
光バリヤL1〜L4は軸線C上に設けられている。この
軸線は軸線Bに対して平行にかつ距離dをおいて延びて
いる。光バリヤL1は軸線Aから距離bだけ離れてお
り、光バリヤL2は光バリヤL1から距離cだけ離れて
いる。光バリヤL3,L4は光バリヤL1,L2に対応
して、すなわち軸線Aに対して対称に配置されている。
【0019】ハンドル車14の範囲においてアーム5に
支持アーム22が固定されている。この支持アームの自
由端部には、操作要素24を備えた制御装置23が取付
けられている。
【0020】光バリヤL1〜L4に対向して、アングル
部材状の支持体25がアーム5に設けられている。この
支持体の一方の脚部26は、双針式ミシン3のヘッド6
にねじ止めされている。脚部26には2本の案内棒2
7,28が固定されている。この案内棒は作業板2の上
方において互いに平行にかつ軸線Aに対して平行に延び
ている。案内棒27,28はそれを固定収容した支承部
材29内で終わっている。案内棒27,28には、キャ
リッジ30が遊びなしに摺動可能に支承されている。そ
れによって、キャリッジは作業板2の上方において軸線
Aに対して平行に往復移動可能である。キャリッジ30
は作業板2寄りの側に、軸受31を備えている。この軸
受には、双腕状のレバー32が回転可能に支承されてい
る。軸線Aに沿って延びるレバー32の一端33は二叉
状に形成され、空気圧シリンダ35の棒34に枢着連結
されている。空気圧シリンダ35は複動シリンダとして
構成され、その端部36がキャリッジ30の軸受37に
揺動可能に支承されている。レバー32の自由端部38
は二叉状に形成され、その端部39,40は挟み板4
1,42を備えている。
【0021】作業板2とそれに支持された双針式ミシン
3の基板4は、研磨された鋼で作られた0.5mm の厚さの
薄板(図示していない)で被覆されている。それによっ
て、作業板2の表面43が形成される。この表面43に
は第1の縫製材料部分44が摺動可能に載っている。こ
の縫製材料部分上には布片(生地片)45が載ってい
る。この生地片はパイピング(縁どり)帯状片として形
成され、以下パイピング帯状片45と呼ぶ。更に、この
パイピング帯状片の一方の側には、第2の縫製材料部分
46が載っている。前記の縫製材料部分44,46とパ
イピング帯状片45は加工片47を形成する。
【0022】図1,2において、縫製材料部分44,4
6とパイピング帯状片45は上面43と挟み板41の間
に位置し、縫製材料部分44はパイピング帯状片45と
共に上面43と挟み板42の間に位置する。加工片47
と挟み板41,42の間での確実な挟み連結を保証する
ために、この挟み板はそれぞれ、加工片47側のその面
に、摩擦ライニング(図示していない)が接着されてい
る。レバー32に連結された挟み板41,42および空
気圧シリンダ35を含めて、レバー32を前記のように
配置することにより、上面43近くの挟み位置48と、
上面43から離れた解放位置49へ挟み板41,42を
もたらすことができる。更に、キャリッジ30が案内棒
27,28上を摺動可能であるので挟み板41,42を
軸線Aに沿って移動させることができる。この場合、挟
み板41,42は準備ステーション50から縫製位置5
1を経て切断位置52へ動かされる。その際、縫製位置
51は双針式ミシン3の針9,10によって形成され
る。
【0023】アングル部材25の自由脚部53には、駆
動モータ54が固定されている。この駆動モータの歯付
ベルト車55は歯付ベルト56の一端を収容している。
歯付ベルト56の自由端部は歯付ベルト車57によって
収容されている。この歯付ベルト車57は支承部材29
の図示していない二叉状部分に回転可能に軸承されてい
る。歯付ベルト56の上側のベルト部分58はウェブ5
9に固定連結されている。このウェブはキャリッジ30
の一部である。支承部材29が更に、連結棒60を介し
てアングル部材25の脚部26に固定連結されている。
案内棒27,28上を摺動可能に支承された、レバー3
2を有するキャリッジ30、挟み板41,42、駆動モ
ータ54およびそれに駆動連結された歯付ベルト56を
含む前記の部品は、搬送装置61を形成する。構造的な
条件から、すなわち歯付ベルト車55の直径と駆動モー
タ54の構造から、分解能、すなわち特に0.1mm のパル
ス当たりの距離が生じる。
【0024】加工板2の下方には、コーナー切断装置6
2が固定されている。このコーナー切断装置はアングル
部材状の2個の軸受63,64を備えている。軸受6
3,64の脚部65,66には互いに平行に設けられた
2本の案内棒67,68の自由端部が固定されている。
軸受63,64は、案内棒67,68が加工板2の上面
43および軸線Aに対して平行に延びるように、加工板
2に固定されている。案内棒67,68にはコーナーカ
ッター67が定置されて支持され、コーナーカッター7
0は遊びなしに摺動可能に支持されている。このカッタ
ーは図3において一点鎖線で示した端位置71,72に
達することができる。
【0025】コーナーカッター69の構造と作用はドイ
ツ連邦共和国特許第2241044号明細書(米国特許
第3,820,481号明細書に一致する)によって知
られているので、次に重要な部品または変形部品につい
てのみ説明する。
【0026】コーナーカッター69はケーシング73を
備えている。このケーシングには一方では案内棒67,
68が、他方では軸受74が遊びをもって収容されてい
る。この軸受は作業板2の上面43に対して直角に延び
る軸線回りに揺動可能である。軸受74は詳しく示して
いない歯付部分を備えている。この歯付部分には、図3
に概略的に示すように、詳しく示していないピニオンが
噛み合う。この歯付部分とピニオンは共に歯状部75を
形成する。ケーシング73は更に、軸受環76を備えて
いる。この軸受環には、ステップモータとして形成され
たサーボモータ77が固定されている。軸受74には前
記の刊行物に対応して、対の棒78と図示していない制
限ストッパーが支承されている。対の棒78の2本の個
々の棒は、互いに無関係に長手方向に摺動可能に軸受7
4に支承されている。そして、加工板2寄りの棒78の
端部79はそれぞれ楔状の刃を備えている。両刃は以下
切断カッター80と呼ぶ対の刃を形成している。軸受7
4はその下側の自由端部81がカッター駆動装置82に
連結されている。このカッター連結装置は公知のごと
く、対の棒78に付設された単動の空気圧シリンダを備
えている。
【0027】摺動可能なコーナーカッター70の構造
は、そのケーシング83が案内棒67,68上で摺動可
能に支承されている点と、ケーシング83に支持アーム
状の突起84が設けられている点を除いて、前述のコー
ナーカッター69の構造と一致している。突起84は歯
付ベルト86の下側(図1)のベルト部分85に固定連
結されている。歯付ベルト86の一端87は歯付ベルト
車88に主要されている。この歯付ベルト車は軸89を
介して、軸受64の自由脚部90に回転可能に支承され
ている。歯付ベルト86の他端91は歯付ベルト車92
に収容されている。この歯付ベルト車92は駆動モータ
93の詳しく示していない軸に固定配置されている。駆
動モータ93は軸受63の自由脚部94にしっかりとね
じ止めされている。駆動モータ93はステップモータと
して形成され、後述のように適当な制御装置に接続され
ている。
【0028】定置されたコーナーカッター69の構造に
対応して、摺動可能なコーナーカッター70が対応する
棒の対の上側端部79に、切断刃95を備えている。こ
の切断刃は切断刃80のように形成されている。コーナ
ーカッター70には更に、ステップモータ96が設けら
れている。このステップモータの構造は前述のステップ
モータ77に一致している。コーナーカッター70には
同様に、カッター駆動装置82に一致するカッター駆動
装置97が設けられている。
【0029】図1から判るように、作業板2は定置され
たコーナーカッター69の切断刃80が邪魔されずに通
過するための切欠き98と、摺動可能なコーナーカッタ
ー70の切断刃95が邪魔されずに通過するための切欠
き99を備えている。切欠き99は摺動可能なコーナー
カッター70の摺動範囲に対応して形成されている。作
業板2と双針式ミシン3の基板4に載っている薄板(図
示していない)は、切欠き98,99の形に一致する切
欠きを備えている。
【0030】図4に示すブロック線図から推察できるよ
うに、制御装置23は接続ケーブル100を介して配線
箱101に接続されている。この配線箱は電気的な部分
102と、それに回路技術的に接続された空気圧部分1
03を備えている。この空気圧部分は圧縮空気供給部と
空気圧弁を備えている。電気的な部分102は詳細に示
していないケーブルを介して、センサ装置20、駆動モ
ータ54、駆動モータ93、モータ制御装置17、摺動
可能なコーナーカッター70のサーボモータ96および
定置されたコーナーカッター69のサーボモータ77に
制御可能に接続されている。更に、空気圧部分103は
詳細に示していないホースを介して、空気圧シリンダ3
5、摺動可能なコーナーカッター70のカッター駆動装
置97および定置されたコーナーカッター69のカッタ
ー駆動装置82に接続されている。配線箱101は作業
板2を支持する台105に固定されている。
【0031】制御装置23にはカウンタ106、10
7、108および109が設けられている。このカウン
タは導線110に接続されている。導線110は駆動モ
ータ54に供給するパルス111を導く。カウンタ10
6は導線112を介して光バリヤL1に接続されてい
る。更に、カウンタ107は導線113を介して排他的
論理和要素(排他的OR要素)114に接続されてい
る。この排他的論理和要素は導線115,116を介し
て光バリヤL1,L2に接続されている。光バリヤL
1,L2とカウンタ106,107の間の前記の回路接
続に対応して、カウンタ108は導線117を介して光
バリヤL3に接続され、カウンタ109は導線118を
介して排他的論理和要素119に接続されている。この
排他的論理和要素119には更に、光バリヤL4が導線
120を介して接続され、光バリヤL3が導線117を
介して接続されている。カウンタ106〜109の出力
部は図示していない導線を介して制御装置部分121に
接続されている。この制御装置部分には、入力装置12
2を介して、構造的な寸法の値が入力可能である。この
値は詳しくは距離a,b,c,dと前記分解能である。
【0032】次に、図6,8および9に基づいて、垂れ
の形をした第2の縫製材料部分46を有するポケット突
込み部123の構造について述べる。図6において重な
っている部分44,45,46は縫い目124と縫い目
125によって縫い合わされる。縫い目124,125
は軸線D,E上を延びている。この軸線は軸線Aの平行
線であり、かつ針9,10の中心線である。縫い目12
4,125の長さは境界個所G,HとI,Kによって境
界が付されている(図8)。
【0033】異なる切り込みが第1の縫製材料部分44
とパイピング帯状片(縁どり帯状片)45に行われる順
序にもかかわらず、先ず最初にコーナー切り込み12
6,127について説明する。コーナー切り込み126
は互いにV字状に延びる辺128,129を有する。こ
の辺は終点P,Qを有する。これに対応して、コーナー
切り込み127は互いにV字状に延びる辺130,13
1を有し、この辺は終点R,Sを有する。図6から判る
ように、終点P,Qの印しを付けていない接続線と、境
界個所G,Iの印しを付けていない接続線は、線132
上で一致している。これによって形成された点P/Gか
ら、第2の縫製材料部分46の縁133が延びている。
点P/Gを通りかつ軸線Cに対して平行に延びる軸線F
は、縁133と角度W1をなしている。P/Gを通って
延びる線132は、軸線Aに関して鏡像対称の線である
ので、線132は軸線Fに対して、W1と同じ角度W
1′をなす。
【0034】同じ幾何学的条件が第2の縫製材料部分4
6の縁134で生じる。この縁は軸線Cに対して平行に
延びる軸線F′と角度W2をなす。点P/Gに相応し
て、点S/Hが形成され、この点から、線135が延び
ている。この線135はW2と同じ値のW2′を軸線
F′となす。
【0035】ポケット突込み部123は第1の縫製材料
部分44とパイピング帯状片45に縦方向切り込み13
6を有する。この切り込みは印しを付けていない頂点で
終わっている。この頂点で、コーナー切り込み126,
127の辺128,129と130,131が交わって
いる。専ら理解しやすくするために、図8には、縦断面
136が破線で示してあり、終点P,Q,R,Sが境界
点G,H,I,Kから間隔をおいて示してある。
【0036】衣服片138のポケット突込み部137
は、切り込み136,126,127を入れ、縫い目1
24,125を縫製した後、縦方向スリット136を通
ってパイピング帯状片45を図6に示した第1の縫製材
料部分44の下方へ引っ張ることによって得られる。こ
の場合同時に、第2の縫製材料部分46としての垂れが
かぶせられ、最後には一点鎖線で示した位置139を占
める。
【0037】閉鎖制御回路で案内される直流モータとし
ての駆動モータ54がフランジ止めされた回転位置発信
器148を介して位置フィードバックを行う場合には、
この回転位置発信器から、変位測定のための適当なパル
スが導き出される。
【0038】上述の縫製装置1の作用は次の通りであ
る。縫製装置1の出発位置では、挟み板41,42がそ
の解放位置49と準備ステーション50に位置決めされ
ている。出発位置では、双針式ミシン3の針棒7,8が
その上死点で停止状態にある。出発位置では、切断装置
11が刃13を備えた所属の棒12をその停止位置に移
動させ、コーナー切断装置62、図1において下側の位
置にある切り刃80,95および摺動可能なコーナーカ
ッター70が針9,10の近くにある端位置72を占め
る。
【0039】更に、制御装置23は摺動する駆動装置1
6,54,93とサーボモータ77,96を所定の回転
位置で停止状態に保持する。更に、光バリヤL1〜L4
は第2の縫製材料部分46を検出するときは1−状態を
取り、光の反射時には0−状態を取る。
【0040】出発位置では光バリヤL1〜L4はそれぞ
れその0−状態にある。更に、カウンタ106〜109
はリセットされているので、その計数値は零である。こ
れから出発して先ず最初に、作業板2の表面43に第1
の縫製材料部分44が載せられ、目印しをした後揃えら
れる。続いて、その上にパイピング帯状片45が載せら
れる。最後に、図7に示すように、第2の縫製材料部分
46がパイピング帯状片45の片側に載せられる。その
ために、揃えるための印しが設けられている。
【0041】その際、第2の縫製材料部分46の一部1
40が支持薄板141に載せられる。一部140の方へ
向いた支持薄板141の表面142は、光を反射する。
上述のように縫製装置1に縫製材料を供給した後、操作
人の命令に従って、挟み位置48への挟み板41,42
の下降が惹起される。そのために、制御装置23は適当
な命令を配線箱101に与えるので、空気圧部分103
は空気圧シリンダ35の適当な方向切換を惹起する。棒
34に付設された空気圧シリンダ35の側を付勢するの
で、挟み板41,42は次のように下降する。すなわ
ち、挟み板41が第1の縫製材料部分44、その上にあ
るパイピング帯状片45の部分およびその上にある第2
縫製材料部分46の部分を挟んで留め、そして挟み板4
2が第1の縫製材料部分44とその上にあるパイピング
帯状片45の部分を挟んで留めるように下降する。この
状態は図7に略示してある。この場合、挟み板41,4
2は見易くするために、第2の縫製材料部分46または
パイピング帯状片45の上方に故意に遊びをもって配置
してある。
【0042】他の命令を与えた後で、第1の縫製材料部
分44、パイピング帯状片45および第2の縫製材料部
分46からなる加工片47が、矢印143の方向に縫製
位置51まで搬送される。この搬送運動は作業板2の研
磨された表面上で、異なる部分44,45,46相互の
相対摺動なしに行われる。搬送運動を実施するために、
制御装置23は電気的な部分102を介して駆動モータ
54を制御する。駆動モータはその運動を、歯付ベルト
56またはその上側のベルト部分58を介してキャリッ
ジ30に供給する。
【0043】駆動モータ54に供給されたパルスは挟み
板41,42の進んだ距離、すなわち加工片47の進ん
だ搬送距離に比例する。縫製位置51の方への挟み板4
1,42の搬送運動の間、センサ装置20の光バリヤL
1,L2は傍らを通り過ぎる第2の縫製材料部分46に
よって次々に操作される。この場合、光バリヤL1は第
2の縫製材料部分46の走入するエッジ133を検出す
る。それによって、光バリヤはそのO−状態を1−状態
に変える。光バリヤL1による走入するエッジ133の
検出の幾何学的な場所は、測定点Tである。加工片47
を更に搬送すると、光バリヤL1は最後には、第2の縫
製材料部分46の走出するエッジ134を検出するや否
や、その状態を更に変更する。光バリヤL1による走出
エッジ134の検出の幾何学的な場所は測定点Uであ
る。光バリヤL1による第2の縫製材料部分46のエッ
ジ133,134の検出に対応して、同様に、他の位置
で光バリヤL2によるエッジ133,134の検出が行
われる。この場合、光バリヤL2によるエッジ133,
134の検出の幾何学的な場所は測定点V,Wを形成す
る。上記の加工片47によって、光バリヤL3,L4の
状態変化は発生しない。これに相応して、この光バリヤ
L3,L4については次に考慮しない。
【0044】光バリヤL1,L2の状態の変化は、制御
装置内で、種々の計数および計算を惹起する。この計数
および計算については次に図5に関連して説明する。軸
線C上に光バリヤL1,L2を配置したので、光バリヤ
L1,L2は図5において上下に配置して略示してあ
る。
【0045】光バリヤL1が測定点Tを検出するや否
や、1−状態をとるので、カウンタ106は制御装置2
3から駆動モータ54に与えられるパルス111を計数
する。光バリヤL1,L2を排他的OR要素114に連
係することにより、光バリヤL1またはL2の一方だけ
がその1−状態になるや否や、供給されたパルス111
の計数がカウンタ107で開始される。それによって、
軸線Aに対して平行に延びる間隔eが検出される。
【0046】第2の計数過程が終了した後で、制御装置
部分121内で、入力された構造寸法と間隔eによっ
て、エッジ133のための角度W1の計算が行われる。
この計算は、制御装置部分121に格納された式によっ
て行われる。角度W1の計算のために必要な寸法が制御
装置121に供給された後で、計数値0へのカウンタ1
07のリセットが行われる。
【0047】その後、制御装置部分121内で、角度W
1′に対応するパルス列の形の信号への角度W1の変換
が行われる。この信号は続いて所属のコーナーカッター
70のサーボモータ96に供給される。この過程によ
り、コーナーカッター70は角度W1′に対応してその
角度位置を調節する。
【0048】角度W1′の計算およびコーナーカッター
70の調節のためのパルス列の形をした信号の発生と同
時に、制御装置部分121では、光バリヤL1,L2に
よるエッジ133の検出後、記憶された他の式に基づい
て、進んだ残りの距離が算出される。この算出は、針9
が点P/G′上に位置し、その後針10が点Q/I上に
位置するまで行われる。この時点で、針棒7,8が作動
開始するので、点P/GとQ/Iに境界点G,Iを有す
る縫い目124と縫い目125の形成が開始される。
【0049】制御装置部分121では更に、縦方向切断
136を行う切断装置11の作動開始のための正確な時
点が、幾何学的な状態から指示される。最後に、測定点
Uにおける光バリヤL1によるエッジ134の検出が行
われる。これにより、光バリヤL1は再びその0−状態
になるので、カウンタ106での計数過程が終了する。
カウンタ106によって計数されたパルス111の数
は、測定点T,Uの間隔fに比例する。それによって、
制御装置23はこの間隔を計算することができる。
【0050】更に、光バリヤL1によるエッジ134の
検出により、カウンタ107での新たな計数過程が開始
される。この計数過程は、エッジが同様に光バリヤL2
によって検出されるまで行われる。この後、測定両が制
御装置に供給される。カウンタ107で計数されたパル
ス111によって、制御装置23は間隔kを計算するこ
とができる。続いて、角度W2が計算される。その後、
制御装置23内で、角度W2′に対応する信号への変換
が行われる。この信号はエッジ134に付設されたコー
ナーカッター69の調節のための信号である。この過程
により、コーナーカッター69は角度W2′に対応して
その角度位置が調節される。
【0051】この情報によって、制御装置23は更に、
縫い目124の長さとしての間隔gひいては間隔hと、
縫い目125の長さとしての間隔iを他の式で計算する
ことができる。それによって、縫い目124,125の
端の境界点H,Kの位置に関する情報が制御装置23に
存在する。これに応じて、制御装置23は糸切り過程を
含めて、縫い目124,125の正確な終了を指令す
る。そのために、針棒7,8は次々に作動停止させられ
る。前述の説明に従って、縫い目124,125の境界
点G,H,I,Kは供給された測定量に比例する。
【0052】更に、制御装置23が切断装置11の正確
に位置決めれた作動停止を指令するので、前記の測定量
に従って縦方向切り込み136が部分44,45に入れ
られる。
【0053】その間に、制御装置23は光バリヤL1,
L2から供給された測定量に基づいて、駆動モータ93
の制御により矢印143方向への可動のコーナーカッタ
ー70の摺動を指令する。
【0054】加工片47が縫製位置51を通って更に搬
送された後で、最後には切断位置52に位置決めされ
る。この位置で、コーナーカッター69のカッター駆動
装置82,97が圧縮空気で付勢されると、その切り刃
80,95は第1の縫製材料部分44とパイピング帯状
片45を通過する。その際、切り刃80,95は、図1
において切り刃95について一点鎖線で示すように、そ
の上側の位置144へ移動する。
【0055】脚部130,131,128,129の等
しくない長さの切断は、公知のごとく、冒頭に述べた米
国特許第3820481号明細書に従って、コーナーカ
ッターのその都度の角度調節に依存して行われる。コー
ナー切断127,126と切り刃80,95の再後退を
行った後、挟み板41,42が空気圧シリンダ35を適
当に制御することによって持ち上げられるので、加工片
47を取り出すことができる。指令を与えた後で、制御
装置23は切断位置52から縫製位置51を経て準備位
置50への挟み板41,42の後退を指示し、縫製装置
1をその前記出発位置にリセットする。
【0056】縫製装置1によって加工するために、軸線
Aの両側にセンサ装置20の光バリヤL1,L2,L
3,L4が設けられていると非常に有利である。これ
は、第2の縫製材料部分46の軸線Aの一方の側と他方
の側を交互に加工することを可能にし、移し変える作業
を必要としない。すなわち、第2の縫製材料部分46の
エッジ133,134の検出が光バリヤL1,L2また
は光バリヤL3,L4によって交互に行われる。
【0057】実施例1の変形はセンサ装置21の使用に
よって行われる。このセンサ装置は光バリヤL1,L2
だけしか備えていない。これに応じて、図5において破
線で示した部品が省略される。その結果、製作コストが
安価になる。
【0058】実施例1の簡略化した形は、1個だけの光
バリヤ、例えば光バリヤL1だけしか備えていない。こ
の光バリヤは上記のようにしてエッジ133,134を
最適に検出する働きをする。すなわち、測定点T,Uが
無接触で検出される。この場合、前述の実施例と異な
り、測定点Vは次のようにして検出される。すなわち、
この測定点が矢印状の配置マーク145として形成さ
れ、このマークが固定点として支持薄板141に形成さ
れることにより検出される。この場合同様に、軸線Bか
らの配置マーク145の距離は、制御装置に入力される
構造寸法に属する。
【0059】この配置マーク145は挿入時に、第2の
縫製材料部分46を位置決めするために役立つ。その
際、角度W1,W2に関する製作誤差は充分に正確なも
のとして受け入れられる。このように簡単に形成された
縫製装置1は、制御装置23に付加的な情報が提供され
ると、コーナーカッター69,70の自動的な角度調
、すなわち角度位置の調節を可能にする。そのため
に、加工すべき第2の縫製材料部分46の形に関して予
備選択が行われ、操作要素24を介しての適当入力が制
御装置23に供給される。例えば次のような予備選択が
行われる。 a) 角度W1,W2が同じ大きさである形が予備選択
される。このような形はポケット取付け部137(図
9)の場合に示してある。 b) 角度W1,W2の一つが零である形が予備選択さ
れる。これに応じて、図9に示した第2の縫製材料部分
46′にエッジ146が示してある。
【0060】上記の仮定の下では、例a)の場合両コー
ナーカッター69,70の自動的な角度調節が可能であ
り、例b)の場合には、検出されるエッジに付設された
一方のコーナーカッター69または70の自動的な角度
調節が可能である。
【0061】実施例1の簡略化したこの形の場合にも、
第2の縫製材料部分46の長さに関するコーナーカッタ
ー70の自動的な調節が可能である。実施例2 センサ装置20または21と第2の縫製材料部分46と
の相対運動の間に測定点によってエッジ133,134
を検出する実施例1と異なり、実施例2の場合にはエッ
ジ133,134の検出が停止状態で、すなわち前記の
相対運動をせずに行われる。そのために、センサ装置2
0または21の代わりに、角度および長さ検出装置とし
てのカメラ147が、図示していない支持アームを介し
て双針式ミシン3のヘッド6に固定されている。このカ
メラ147は測定量を受け渡すために制御装置23に回
路的に接続されている。光バリヤL1〜L4のために設
けられた部品を除いて、実施例2によるこの縫製装置は
実施例1の縫製装置に一致している。
【0062】実施例2による縫製装置の作用は次の通り
である。準備ステーション50において既に第2の縫製
材料部分46の検出が行われる。この場合、エッジ13
3,134の角度W1,W2とその長さが検出または測
定される。続いて、測定量が制御装置23に出力され
る。この制御装置は実施例1で述べたように装置を作動
させる。
【0063】上記実施例にもかかわらず、本発明は次の
場合にも実施可能である。すなわち、ほぼ無段階の角度
調節を可能にするコーナーカッター69,70の代わり
に、前述の米国特許第3820481号明細書に記載さ
れた低コストのコーナーカッター(切断装置)を使用す
るときにも実施可能である。これは純粋な空気圧角度調
節であるという利点があるので、構造的に決定された多
くの角度調節が達成可能である。この場合、制御装置内
で、検出角度W1,W2に依存して、供される角度位置
からの選択が達成される。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように本発明による方法お
よび縫製装置は、コーナー切り込みを行うコーナーカッ
ターの自動的な角度調節が達成されるという利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】縫製装置の正面図である。
【図2】図1の矢視II方向に縫製装置を見た図であ
る。
【図3】図1の矢視III方向に切断装置を切断して見
た図である。
【図4】情報を入力するための要素といろいろな調節要
素を備えた縫製装置のための制御装置のブロック線図で
ある。
【図5】情報処理を概略的に示す図である。この場合、
実施例1,2のための代わりの実施形が示してある。
【図6】重ねられた縫製材料を、図1の矢視IIに対応
して見た拡大図である。
【図7】図6に示した縫製材料部分を、図6の矢視VI
I方向に見た図である。
【図8】図6に示した加工片に形成される切れ目と縫い
目を短縮して示す図である。
【図9】斜めに形成された雨ぶたを含む、斜めに延びる
ポケット取付け部を備えている衣服の一部を示す図であ
る。
【符号の説明】
3 双針式ミシン 13 カッター 16 駆動装置 20,21,147 センサ装置 23 制御装置 44 第1縫製材料部分 45 布片 46 第2縫製材料部分 50 準備ステーション 51 縫製位置 52 切断位置 54 駆動装置 61 搬送装置 62 切断装置 69,70 コーナーカッター 77,96 アクチュエータ 124,125 縫い目 126,127 コーナー切込み 133,134 エッジ 136 縦方向切込み
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トールステン・フォークト ドイツ連邦共和国、エーリングハウゼ ン、ホルター・シユトラーセ、176 (56)参考文献 実開 平3−27467(JP,U) 実開 昭58−136805(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D05B 3/10

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 準備ステーション(50)で第1の縫製
    材料部分(44)の上に布片(45)が位置決めされ、
    そしてその上に第2の縫製材料部分(46)が位置決め
    され、 縫製材料部分(44,45,46)が一緒に縫製位置
    (51)へ運ばれ、軸線(A)に対して平行に延びる縫
    い目(124,125)によって縫い合わせられ、この
    場合、縫い目(124,125)が境界点(G,H,
    I,K)を備え、第2の縫製材料部分(46)が軸線
    (A)に対して角度(W1,W2)をなして延びるエッ
    ジ(133,134)を備え、 第1の縫製材料部分(44)と布片(45)に、縫い目
    (124,125)の間を延びる縦方向切り込み(13
    6)が形成され、 縫製材料部分(44,45,46)が切断位置(52)
    へ搬送され、この切断位置において、変更可能な角度位
    置を有するコーナー切り込み(126,127)が第1
    の縫製材料部分(44)と布片(45)で行われ、この
    場合コーナー切り込み(126,127)が辺(12
    8,129;130,131)を限定する終点(P,
    Q;R,S)を備えている、 縫製装置を使用してポケット取付け部を製作するための
    方法において、 コーナー切り込み(126,127)を行う前に、第2
    の縫製材料部分(46)のエッジ(133,134)の
    少なくとも一つを、制御装置(23)に接続されたセン
    サ装置(20;21;147)によって検出し、 エッジ(133;134)の検出後、センサ装置(2
    0;21;147)が測定量を制御装置(23)に供給
    し、測定量によって第2の縫製材料部分(46)の角度
    (W1;W2)が求められ、 第2の縫製材料部分(46)の検出されたエッジ(13
    3;134)のためのコーナーカッター(69;70)
    アクチュエータ(77;96)が、制御装置(23)
    から信号を受取り、この信号により、コーナー切り込み
    (126;127)の終点(P,Q;R,S)を結んだ
    が縫い目(124,125)の境界点(G,I;H,
    K)を結んだ線に対して平行に延びるように、コーナー
    カッター(69;70)が回転させられることを特徴と
    する方法。
  2. 【請求項2】 エッジ(133;134)を検出する二
    つの測定点(T.V;U,W)が定められ、この測定点
    が軸線(A)から等しくない距離(b;b+c)を有す
    ることを特徴とする請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 第2の縫製材料(46)のエッジ(13
    3;134)が検出装置(147)によって検出され、
    測定量が、検出されたエッジ(133;134)の角度
    (W1;W2)を表す情報として、制御装置(23)に
    供給されることを特徴とする請求項1の方法。
  4. 【請求項4】 両コーナーカッター(69,70)のア
    クチュエータ(77,96)が、検出されたエッジ(1
    33;134)の角度(W1,W2)に対応してコーナ
    ーカッター(69,70)を調節するための信号を、制
    御装置から得ることを特徴とする請求項1の方法。
  5. 【請求項5】 センサ装置(20;21;147)が第
    2の縫製材料部分(46)の両エッジ(133,13
    4)を検出し、第2の縫製材料部分(46)の各々のエ
    ッジ(133;134)の角度(W1,W2)が制御装
    置(23)内で求められ、求められた角度(W1,W
    2)に対応して、各々のアクチュエータ(77,96)
    に付設されたコーナーカッター(69;70)を調節す
    るための信号が、制御装置(23)から各アクチュエー
    タに供給されることを特徴とする請求項1の方法。
  6. 【請求項6】 制御装置(23)がセンサ装置(20;
    21;147)から供給された測定量に対応して縫い目
    (124,125)の形成を指令することを特徴とする
    請求項1の方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか一つの方法を実
    施するための縫製装置であって、 駆動装置(16)を備えた双針式ミシン(3)を具備
    し、このミシンが第1の縫製材料部分(44)、その上
    に位置決めれた布片(45)およびその上に位置決めさ
    れた第2の縫製材料部分(46)に、軸線(A)に対し
    て平行に延びる縫い目(124,125)を形成し、布
    片が軸線(A)に対してそれぞれ角度(W1,W2)を
    なして延びる第1と第2のエッジ(133,134)を
    備え、 更に、縫製材料部分(44,45,46)のための駆動
    装置(54)を備えた搬送装置(61)と、 縫い目(124,125)の間において少なくとも縫製
    材料部分(45)に縦方向切れ込み(136)を形成す
    るカッター(13)と、 少なくとも第1の縫製材料部分(44)にコーナー切れ
    込み(127,126)を形成するためのコーナーカッ
    ター(69,70)と駆動装置(93)を含む切断装置
    (62)と、 双針式ミシン(3)、搬送装置(61)および切断装置
    (62)の駆動装置(16,54,93)のためおよび
    変更可能な角度位置を有するコーナー切れ込み(12
    6,127)を形成するための制御装置(23)とを具
    備し、コーナー切れ込み(126,127)が辺(12
    8,129;130,131)を限定する終点(P,
    Q,R,S)を備えている縫製装置において、 第2の縫製材料部分(46)のエッジ(133;13
    4)の一つを検出し、測定量を制御装置(23)に供給
    するためのセンサ装置(20;21;147)が設けら
    れ、制御装置(23)が測定量を信号に変換する制御装
    置部分(121)を備えていることを特徴とする縫製装
    置。
  8. 【請求項8】 第2の縫製材料部分(46)のエッジ
    (133;134)の測定点(T,V,U)を検出する
    ための二つの装置(145,L1)が設けられ、装置
    (145,L1)が軸線(A)から等しくない距離
    (b,b+c)をおいて設けられていることを特徴とす
    る請求項7の縫製装置。
  9. 【請求項9】 装置が第2の縫製材料部分(46)のエ
    ッジ(133,134)の測定点(T,V,U,W)を
    検出するための光バリヤ(L1;L2)を備えているこ
    とを特徴とする請求項8の縫製装置。
  10. 【請求項10】 光バリヤ(L1,L2,L3,L4)
    が軸線(A)に対して直角に延びる軸線(C)上に設け
    られていることを特徴とする請求項8または9の縫製装
    置。
  11. 【請求項11】 センサ装置(20)が軸線(A)の両
    側に、二つの光バリヤ(L1,L2;L3,L4)を備
    えていることを特徴とする請求項9または10の縫製装
    置。
  12. 【請求項12】 センサ装置が角度検出装置(147)
    として形成されていることを特徴とする請求項7の縫製
    装置。
  13. 【請求項13】 センサ装置(20;21;147)が
    エッジ(133,134)の間で軸線(A)に対して平
    行に延びる距離(f,g)を検出するためのセンサ装置
    として形成されていることを特徴とする請求項7〜12
    のいずれか一つの縫製装置。
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