JP3437925B2 - 屋根スラブの吹き上げ防止構造 - Google Patents
屋根スラブの吹き上げ防止構造Info
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Description
き並べて構成した屋根スラブに関し、特に、強風時に作
用する吹き上げ方向の力に対抗し得るように構成した屋
根スラブの吹き上げ防止構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】複数のパネルを敷き並べて床スラブや屋
根スラブを構成することがある。これらのスラブでは、
高い剛性を発揮し得るような構造を有するものと、高い
剛性を発揮することを期待されていない構造を有するも
のとがある。 【0003】例えば高い剛性を発揮し得るスラブ構造と
しては、特開平7-207797号公報に開示された技術(第1
公知例)がある。この技術は、図7、図8に示すよう
に、梁51上に敷き並べたALC板52の角隅部53に頭部に
環状部を有するネジ54を配置し、且つALC板52の長辺
に沿った連結目地部55の全長にわたって目地鉄筋56を配
置すると共に前記ネジ54を介して梁51に固定し、更に、
連結目地部55にモルタル57を充填して構成したものであ
る。 【0004】上記スラブ構造では、敷き並べた複数のA
LCパネル52を連結目地部55の全長にわたって配置され
た目地鉄筋56、及び連結目地部55に充填されたモルタル
57によって一体化することが出来、構成されたスラブ全
体の水平剛性を高めた剛床構造を実現することが出来
る。 【0005】また高い剛性を発揮し得ないスラブ構造と
しては、敷き並べたパネル間に形成された目地部にモル
タルを充填するのみで鉄筋を埋設することなく構成(第
2公知例)されるものがある。このスラブ構造では、各
パネルがモルタルを介して横方向に連結されるものの梁
に対して固定されないため、強風時に下から吹き上げら
れたときに対抗することが出来ない虞がある。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】建物に要求されるスラ
ブとして、高い剛性は必要ないが強風時の吹き上げに伴
う浮き上がり方向の力には充分に対抗し得る程度の強度
を有するものが要求されることがある。 【0007】上記要求に対し、上記第2公知例では満足
することが出来ないが、第1公知例では充分に満足する
ことが出来る。しかし、第1公知例の技術では全ての目
地部に鉄筋が埋設されるため、過剰仕様になるという問
題が生じ、鉄筋コストの増加や、施工期間の延長という
問題が派生する。 【0008】本発明の目的は、過剰仕様になることなく
強風時の吹き上げにより作用する浮き上がり方向の力に
対抗し得る強度を発揮し得るスラブ構造を提供すること
にある。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る屋根スラブの吹き上げ防止構造は、建物
の屋根取付部に複数のパネルを列状に敷き並べ該列の端
部で水平な外方向への移動及び上方向への移動が共に拘
束され、且つ複数のパネルからなる列の中間にモルタル
のみが充填された目地部が形成された屋根スラブの吹き
上げ防止構造であって、該目地部はその幅が内部より入
口部の方が小さくされ、列方向に配置された複数のパネ
ルに於ける両端部のパネルの端部側の目地部に於いて、
パネルの隅部近傍に於ける屋根取付部に取り付けられた
受け金具と、端部が直線部分の軸線から横方向に湾曲し
更に先端が軸線の反対側まで略直線状に延長した係止部
が形成された鉄筋とを有し、前記受け金具の取付孔に鉄
筋の係止部を取り付けると共に、該鉄筋が目地部の途中
まで埋設されて吹き上げ方向の力に対抗し得るように構
成されているものである。 【0010】上記屋根スラブの吹き上げ防止構造(以
下、単に「スラブ構造」という)では、列の端部が水平
な外方向(面内方向)への移動、及び上方向(面外方
向)への移動が拘束され、且つ目地部の幅が内部よりも
入口部の方が小さく形成されてモルタルが充填されるた
め、目地部を構成するパネルの一部とモルタルが互いに
係合して剪断力を負担することが出来、パネルの面外方
向に作用した力を各パネルに分散することが出来る。こ
のため、スラブに面外方向の力が作用したとき、この力
はスラブの端部に伝達されて支持される。 【0011】 【0012】上記スラブ構造では、パネルの隅部近傍の
屋根取付部に取り付けた受け金具に端部を取り付けた鉄
筋が目地部の途中まで埋設されるので、パネルは隅部近
傍で受け金具を介して取付部に固定された鉄筋によって
押さえつけられ、実質的に取付部に固定される。 【0013】このため、強風時の吹き上げ等によってス
ラブに面外方向に力が作用した場合であっても、パネル
の隅部が鉄筋によって取付部側に押さえつけられると共
に目地部を介して隣接するパネルどうしが互いに力を伝
達し合うことで個々のパネル或いはスラブ全体が浮き上
がることがない。 【0014】また列方向に配置された複数のパネルに於
ける両端部のパネルの端部側の目地部に於いて、パネル
の隅部近傍に於ける屋根取付部に受け金具が取り付けら
れ、該受け金具に端部を取り付けた鉄筋が目地部の途中
まで埋設されているため、列状に配置されたパネルの水
平方向の移動を拘束すると共に上方向への移動を拘束す
ることが出来る。 【0015】特に、鉄筋が、端部が鉄筋の直線部分の軸
線から横方向に湾曲し更に先端が軸線の反対側まで略直
線状に延長した係止部が形成されているため、該係止部
を受け金具の取付孔に取り付ける際に、受け金具の取付
孔に対する鉄筋の軸線の相対的な位置の設定の自由度が
向上し、これに伴って鉄筋の軸線を目地部の中心に一致
させることが容易になり、鉄筋のパネルを押さえつける
機能を充分に発揮させることが出来る。 【0016】 【発明の実施の形態】以下上記スラブ構造の好ましい実
施形態について図を用いて説明する。図1は複数のパネ
ルを列状に配置したスラブ構造を示す斜視図、図2は目
地部の断面形状を説明する図、図3は目地部の構成を説
明する平面図、図4は目地部に鉄筋を配置する場合の構
成を説明する図、図5は鉄筋の構成を示す図、図6は受
け金具の例を説明する図である。 【0017】本実施例に係るスラブ構造は、第1公知例
に示す所謂剛床構造程の剛性を必要とせず、しかし第2
公知例の全く剛性のない構造よりも高い剛性を発揮し得
るように構成されたものであり、強風時の吹き上げ等に
よってスラブに面外方向の力が作用した場合であって
も、この力による浮き上がりを防止し得るように構成さ
れている。 【0018】特に、複数のパネルを列方向に配置すると
共に該列の端部を水平方向(面内方向)への移動及び上
方向(面外方向)への移動を拘束することで、列方向に
隣接したパネル間に形成された目地部に鉄筋を埋設しな
くとも充分に浮き上がり方向に作用する力に対抗し得る
ように構成したものである。そして前記スラブ構造を1
単位として複数の単位を配列することで、強風時に作用
する浮き上がり方向に力に対抗し得る屋根スラブを構成
することが可能である。 【0019】次に本実施例に係るスラブ構造Aについて
具体的に説明する。複数枚(本実施例では3枚)のパネ
ル1が屋根取付部となる梁2上に列方向(矢印a方向)
に配置されており、隣接するパネル1の間に目地部3が
形成され、且つ列方向の端部は面内方向及び面外方向へ
の移動が拘束されている。従って、本実施例に於けるス
ラブ構造Aは、3枚のパネル1を列方向に配置して構成
されており、このスラブ構造Aを更に列方向に、及び行
方向(矢印b方向)に並べることで、屋根スラブを構成
している。 【0020】スラブ構造Aに於ける列方向の端部を面内
方向及び面内方向への移動を拘束する手段は特に限定す
るものではなく、例えばパネル1の表面或いは目地部3
を構成するためにパネル1の長辺に沿って形成された段
部1a(図2参照)に係合する係合片と、梁2に取り付
けられる取付片とを有する図示しない係止金具を用い、
この係止金具をパネル1の列方向に配置されたパネル1
の端部側の長辺に沿って配置して梁2に固定すると共に
係合片をパネル1に係合させることで、スラブ構造Aの
端部の面内方向及び面外方向の移動を拘束することが可
能である。 【0021】本実施例では、図4に示すように、列方向
の端部に配置されたパネルの隅部近傍に於ける梁2に受
け金具4を取り付け、この受け金具4に目地部3の途中
まで埋設し得る程度の長さを持った鉄筋5を取り付ける
と共にモルタル6を充填することで、スラブ構造Aの列
方向の端部の面内方向及び面外方向への移動を拘束して
いる。 【0022】また行方向に対する面内方向及び面外方向
への移動を拘束するか否かは限定するものではない。即
ち、列方向の端部に於ける各方向への移動を拘束すれ
ば、これだけで充分に強風時に作用する浮き上がり方向
の力に対抗することが可能である。 【0023】しかし、本実施例では、行方向の端部も列
方向の端部と同様に、該方向(面内方向)への移動を拘
束している。即ち、図1に示すように、行方向に隣接す
る他のスラブ構造Aとの間に形成された梁上目地部8に
モルタル6を充填し、且つ図示しない壁パネル(図1の
右手前側の梁2に取り付けられる)との間に形成される
梁上間隙9にも同様にモルタル6を充填することで、行
方向への移動を拘束している。 【0024】パネル1は軽量気泡コンクリート(AL
C)パネルやPCパネル等のパネルからなり、少なくと
も長手方向の両端部が梁2に載置されている。各パネル
1の幅方向両側の辺(長辺)には、全長にわたって目地
部3を構成するための段部1aが形成されており、隣接
するパネル1に形成された段部1aとによって図2
(a)、(b)、図3に示すように、パネル1の表面側
に於ける目地部3の入口部3aよりも、パネル1の厚さ
方向に入り込んだ目地部3の内部の方が幅寸法が大きく
なるような形状を持った目地部3が構成されている。 【0025】即ち、同図(a)に示すように隣接するパ
ネル1に両方に夫々鉤型の段部1aが形成されており、
このような段部1aを対向させることで、あり溝状の目
地部3が形成されている。同図(b)は隣接パネル1の
両方に「く」字状の段部1aが形成されており、このよ
うな段部1aを対向させることで、六角棒状の目地部3
が形成されている。 【0026】上記の如く、入口部3aの幅寸法よりも内
部3bの幅寸法の方が大きく形成された目地部3にモル
タル6を充填することによって、目地部3に於ける段部
1aの深さと長さに応じた面積で剪断力を受けることが
可能である。従って、パネル1に面外方向の力が作用し
たとき、この力はパネル1の段部1a、目地部3に充填
されたモルタル6を介して隣接したパネル1に伝達され
る。即ち、パネル1の浮き上がり方向の力を伝達して負
担することが可能である。パネル1の幅方向の両側の段
部1aを形成するための溝は、切削加工によって形成す
ることが可能である。 【0027】前述したように、本実施例ではスラブ構造
Aに於ける列方向の端部に配置されたパネル1は鉄筋5
によって実質的に梁2に固定される。このため、スラブ
構造Aの列方向の端部に配置されたパネル1の隅部近傍
に於ける梁2には、受け金具4がボルト7によって固定
され、該受け金具4に鉄筋5の端部が取り付けられて目
地部3の途中まで埋設される。 【0028】このため、鉄筋5は、図5に示すように、
長さはパネル1の半分の長さよりも充分に短く形成され
ており、端部は鉄筋5の直線部5aの軸線5bから横方
向に湾曲して偏心部5cを形成し、その後、元の方向に
屈折して先端5dが軸線5bの反対側まで略直線状に延
長した延長部5eを有する係止部が形成されている。こ
のため、直線部5aに於ける軸線5bと偏心部5cに於
ける軸線5bは予め設定された距離離隔している。 【0029】本実施例に於いて、鉄筋5は延長部5eか
ら直線部5aの端部までの長さが約210 mm、直線部5a
の長さが約160 mm、延長部5eの長さが約35mm、直線部
5aの軸線5bと湾曲部5cの軸線5bとの距離が約17
mmに設定されている。従って、直線部5aの軸線5bの
延長線は延長部5eと交差することとなる。 【0030】鉄筋5の端部を取り付ける受け金具4は、
スラブ構造Aの配置位置に応じて複数種類のものが用意
される。即ち、受け金具4は、図6(a)〜(f)に示
すように、幾つかの種類のものが用いられる。 【0031】同図(a)の受け金具4は、4つのスラブ
構造Aが交差する部位に対応して配置され、4方向に配
置された鉄筋5を取り付けるものであり、梁2に固定す
る固定片4aと該固定片4aに直角に起立させた取付片
4bを有し、取付片4bに鉄筋5の延長部5eを挿通す
る2個の取付孔4cと湾曲部5cを挿通する1個の長穴
状の取付孔4dを形成したものである。 【0032】同図(b)の受け金具10は、固定片10aと
取付片10bが直角に形成されており、取付片10bには1
個の長穴状の取付孔10dを形成したものである。同図
(c)の受け金具11は、受け金具4と同様に4方向に配
置された鉄筋5を取り付けるものであり、固定片11aに
4方向に起立させた取付片11bが設けられている。また
各取付片11bには夫々延長部5eを挿通する取付孔11c
が形成されている。 【0033】同図(d)の受け金具12は直交する3方向
の鉄筋5を取り付けるものであり、固定片12aに直交し
た方向に起立した取付片12bが設けられ、各取付片12b
には取付孔12cが設けられている。また同図(e)の受
け金具13は、アングル材を用いて構成したものであり、
固定片13aと取付片13bを有しており、取付片13bには
長穴状の取付孔13dが設けられている。 【0034】同図(f)の受け金具14は、固定片14aに
パイプ14bを固着すると共に該パイプ14bの4方向に取
付孔14cを設けたものである。このように構成された受
け金具14であっても4方向に配置された鉄筋5の端部を
取り付けることが可能である。 【0035】次に、上記各部材を用いてスラブ構造Aを
構成する手順について説明する。図1に示すように、列
方向に配置された3枚のパネル1であってスラブ構造A
の両端部分に配置されたパネル1の端部側(外側)には
鉄筋5が配置される。このため、スラブ構造Aの列方向
の端部に対応する位置には、予め鉄筋5の配置方向や数
に対し最適な受け金具4(10〜14)が選択されて配置さ
れ、固定片4aが梁2にボルト7によって固定される。 【0036】即ち、スラブ構造Aの端部側に配置された
パネル1の隅部近傍には図4に示すように、スラブ構造
Aの隅部に対応する位置に受け金具12が配置されると共
に他方側の端部近傍には受け金具4が配置されて夫々梁
2に固定される。 【0037】またスラブ構造Aの他のスラブ構造Aと対
向することのない端部側には、図示しない腰壁用のパネ
ルやモルタルを受ける部材となるアングル材等が梁2に
固定される。 【0038】上記受け金具12、4の取付孔12c、4cに
は、スラブ構造Aの列方向の端部に沿って鉄筋5が配置
され、各鉄筋5は延長部5eを取付孔12c、4cに挿通
して取り付けられている。このように、受け金具12、4
に取り付けた鉄筋5は延長部5eの取付孔12c、4cに
対する取付深さを適宜調整することで、直線部5aのパ
ネル1の段部1aに対する位置を調節することが可能で
ある。 【0039】上記の如くして梁2に固定した受け金具4
に鉄筋5を取り付け、該鉄筋5の直線部5aの目地部3
に於ける位置を調整し、その後、目地部3及び梁2の上
面を含む隣接する他のスラブ構造Aとの間に形成された
梁上目地部8、壁パネル等との間に形成された梁上間隙
9にモルタル6を充填することで、列方向の端部が面内
方向及び面外方向への移動が拘束されたスラブ構造Aを
構成することが可能である。 【0040】尚、前述の実施例では、3枚のパネル1を
列方向に配置して構成したスラブ構造Aについて説明し
たが、該スラブ構造Aを構成する際のパネル1の数は上
記実施例に限定するものではなく、より多数のパネル1
を列方向に配置してスラブ構造を構成することが可能で
ある。 【0041】 【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明に係る
スラブ構造では、複数のパネルを列方向に配置すると共
に列の端部で水平な外方向への移動及び上方向への移動
を拘束し、且つパネルの間に形成される目地部を入口の
方が内部よりも小さく形成したので、スラブ構造に強風
時の吹き上げによる浮き上がり方向の力が作用した場
合、この力を目地部に充填されたモルタルを介して隣接
するパネルに伝達して負担することが出来る。特に、列
方向の端部の面内方向及び面外方向への移動が拘束され
るため、中間に配置されたパネルに浮き上り方向の力が
作用したとき、この力をスラブの端部に伝達し、予め移
動が拘束された端部で支持することが出来る。従って、
スラブの梁からの浮き上がりを防止することが出来る。 【0042】また目地部に該目地部の途中まで埋設され
る鉄筋を配置した場合には、該鉄筋が受け金具を介して
屋根取付部に固定されるため、鉄筋によってスラブ構造
を上部から梁側に押さえつけて面外方向への移動を拘束
することが出来る。従って、強風時の吹き上げに伴って
浮き上がり方向の力が作用した場合であっても、浮き上
がることがない。また鉄筋が目地部の全長にわたって埋
設されず、パネルの端部近傍に相当する部位のみである
ため、鉄筋に要する材料コストを削減することが出来
る。
す斜視図である。 【図2】目地部の断面形状を説明する図である。 【図3】目地部の構成を説明する平面図である。 【図4】目地部に鉄筋を配置する場合の構成を説明する
図である。 【図5】鉄筋の構成を示す図である。 【図6】受け金具の例を説明する図である。 【図7】高い剛性を発揮し得る従来のスラブ構造を説明
する図である。 【図8】高い剛性を発揮し得る従来のスラブ構造を説明
する図である。 【符号の説明】 1 パネル 1a 段部 2 梁 3 目地部 3a 入口部 3b 内部 3c 拡大目地部 4 受け金具 4a 固定片 4b 取付片 4c、4d 取付孔 5 鉄筋 5a 直線部 5b 軸線 5c 湾曲部 5d 先端 5e 延長部 6 モルタル 7 ボルト 8 梁上目地部 9 梁上間隙 10、11、12、13、14 受け金具
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 建物の屋根取付部に複数のパネルを列状
に敷き並べ該列の端部で水平な外方向への移動及び上方
向への移動が共に拘束され、且つ複数のパネルからなる
列の中間にモルタルのみが充填された目地部が形成され
た屋根スラブの吹き上げ防止構造であって、該目地部は
その幅が内部より入口部の方が小さくされ、列方向に配
置された複数のパネルに於ける両端部のパネルの端部側
の目地部に於いて、パネルの隅部近傍に於ける屋根取付
部に取り付けられた受け金具と、端部が直線部分の軸線
から横方向に湾曲し更に先端が軸線の反対側まで略直線
状に延長した係止部が形成された鉄筋とを有し、前記受
け金具の取付孔に鉄筋の係止部を取り付けると共に、該
鉄筋が目地部の途中まで埋設されて吹き上げ方向の力に
対抗し得るようにしていることを特徴とする屋根スラブ
の吹き上げ防止構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11717698A JP3437925B2 (ja) | 1998-04-27 | 1998-04-27 | 屋根スラブの吹き上げ防止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11717698A JP3437925B2 (ja) | 1998-04-27 | 1998-04-27 | 屋根スラブの吹き上げ防止構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11303279A JPH11303279A (ja) | 1999-11-02 |
JP3437925B2 true JP3437925B2 (ja) | 2003-08-18 |
Family
ID=14705318
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11717698A Expired - Lifetime JP3437925B2 (ja) | 1998-04-27 | 1998-04-27 | 屋根スラブの吹き上げ防止構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3437925B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6840543B2 (ja) * | 2016-01-13 | 2021-03-10 | 株式会社熊谷組 | プレキャストコンクリート構造物の目地構造及びプレキャストコンクリート部材 |
-
1998
- 1998-04-27 JP JP11717698A patent/JP3437925B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
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