JP3437854B2 - 物品処理方法および装置 - Google Patents

物品処理方法および装置

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JP3437854B2
JP3437854B2 JP05184193A JP5184193A JP3437854B2 JP 3437854 B2 JP3437854 B2 JP 3437854B2 JP 05184193 A JP05184193 A JP 05184193A JP 5184193 A JP5184193 A JP 5184193A JP 3437854 B2 JP3437854 B2 JP 3437854B2
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articles
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supply
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エッセン ヘンク バン
ラベンホルスト バレンド バン
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エフ ピー エス フーヅ プロセッシング システムス ベスロテン フェンノートシャップ
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B65/00Details peculiar to packaging machines and not otherwise provided for; Arrangements of such details
    • B65B65/02Driving gear
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B23/00Packaging fragile or shock-sensitive articles other than bottles; Unpacking eggs
    • B65B23/02Packaging or unpacking eggs
    • B65B23/06Arranging, feeding, or orientating the eggs to be packed; Removing eggs from trays or cartons

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Wrapping Of Specific Fragile Articles (AREA)
  • Relays Between Conveyors (AREA)
  • Specific Conveyance Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は別々の複数の物品を処理
するためのもので、特に本発明は広範囲の特性を有する
物品を備えた供給源から取出されかつ選択された一定の
特性のみを有する物品を処理するための物品処理方法お
よび装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】多くの異なる状況において、広範囲の特
性を有する別々の物品が区分けされ、それに続いて選択
された一定の特性のみを有する物品のグループが個々に
処理される。特に関心のある1つのかかる情況は卵、お
よびリンゴ、オレンジ、キーウィーフルーツ等の果物、
トマト、ピーマン等の野菜のような食料物品の処理であ
る。このような食料物品は極めて高速でそれらの物品を
処理することが必要とされるが、しかし、それらの物品
は破損しやすいため特別な困難を有する。卵のごとき比
較的割れ易い物品の場合には高速度で処理を行うことは
とくに困難である。
【0003】卵の自動処理について長年にわたって多数
の装置が知られている。これらの装置において卵は洗
浄、品質の検査、大きさについての計量、かつカラーに
ついての検査を含む予備工程を通り、それにつづいて等
級および重量のような一定の選択された特性を有する卵
の区分け、次いでそれらの包装が行われる。この種の装
置の例はスコラードの米国特許第3,224,579
号、リーデイングの米国特許第3,342,012号、
フアン・ケツテンブロツクの米国特許第4,383,6
13号およびマツケボイの米国特許第4,569,44
4号等の従来の米国特許明細書に示されている。
【0004】
【発明が解決すべき課題】多数の公知の卵処理装置が存
在するにも拘わらず、食料物品、特に卵に関して、かか
る物品の区分けおよび包装についてその処理量を増加さ
せることができる新規かつ改良された物品処理方法およ
び装置に関する要求が存在し続けている。
【0005】本発明の目的は従来公知の装置に比較して
その処理量を高めた食料物品のごとき別々の物品を処理
するための物品処理方法および装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の方法および装置
によれば、卵のごとき物品は、洗浄され、検査されかつ
計量された後、供給コンベヤに無作為に供給され、該供
給コンベヤから選択された一定の特性、例えば一定の等
級および大きさを有する卵が収容および包装ステーシヨ
ンにおいて包装するために区分けされる。
【0007】装置全体の処理能力の増加は供給コンベヤ
の速度および能力における増加から生じさせることがで
きる。しかしながら、供給コンベヤの向上は収容および
包装ステーシヨンが供給コンベヤの能力の増加を収容お
よび包装ステーシヨンにおいて区分けされる卵の実際の
包装能力の増加に有効に変更させるように装着されない
場合には価値が少ない。
【0008】本発明は供給コンベヤから非常に多くの物
品を収容することができかつこれらの物品を非常に迅速
に包装することができる物品収容および包装ステーシヨ
ンを設けることによりこれらの目的を達成する。
【0009】本発明によれば、卵のごとき物品が検査さ
れ、洗浄され、計量されかつ供給コンベヤに無作為に供
給された後、それらは本発明による収容および包装ステ
ーシヨンを通過し、そこで選択された一定の特性を有す
る卵が区分けされそして効果的かつ有効に処理かつ包装
される。
【0010】供給コンベヤそれ自体は好ましくは卵ホル
ダの複数の平行軌道を有し、各軌道は他の軌道から独立
して卵を放出することが可能であり、それにより本質的
に別個のコンベヤと同様に作用しかつ多数の軌道の数に
より供給コンベヤの能力を増大させてある。
【0011】収容および包装ステーシヨンにおいて、本
発明によれば、選択された一定の特性を有する卵は供給
コンベヤから、即ち互いに独立している供給コンベヤの
各軌道から、供給コンベヤの各軌道用の1列の物品ホル
ダを有する収集装置内の物品ホルダのそれぞれの列に搬
送される。収集装置の各ホルダ内の空きホルダの利用性
についての情報とともにコンピユータに記憶されたそれ
ぞれの卵の特性および位置により、選択された一定の特
性を有する卵は各列のホルダが卵により完全に満たされ
るまで収集装置内の利用可能なホルダ内に放出される。
【0012】収集装置の下側には無端転送コンベヤが設
けられ、該無端転送コンベヤは収集装置の物品ホルダ列
の下側の上方路線に沿って移動可能な一連の物品ホルダ
列を有している。中央プロセツサが収集装置内に一杯に
満した列の卵およびその下で移動している転送コンベヤ
に空のホルダ列があることを知ると、一杯に満たされた
物品の列が収集装置から転送コンベヤ上のホルダ列に放
出される。
【0013】転送コンベヤ上の物品ホルダの列がその下
方路線のまわりに移動したとき、中央プロセツサは転送
コンベヤの下側に配置された排出コンベヤ上の容器内
に、または異なる実施例において転送コンベヤから卵を
収容しかつ排出コンベヤ上の容器の列に卵を下降するた
めに配置させた収納機構内に卵の列を収容させるための
利用可能性を知る。
【0014】本発明の特徴はもしもなんらかの理由で排
出コンベヤが転送コンベヤの下方路線から物品を一時的
に収容できない場合に、これらの卵の列を放出させる必
要がないように転送コンベヤが収集装置の能力を超える
能力を有していることにある。転送コンベヤの増大させ
た能力のために、排出コンベヤの完全な停滞が生じない
限り、転送コンベヤは収集装置から卵の列を収容し続
け、収集装置は供給コンベヤから物品を収容し続ける。
その結果供給コンベヤは排出コンベヤにおいて詰まりが
生じているにも拘わらず、中断なしにその運動を継続す
ることができる。この意味において、転送コンベヤはバ
ツフアとして作用する。
【0015】本発明の好適な実施例において、転送コン
ベヤは連続して移動し、そして収集装置の物品ホルダ列
の下側に上方路線に沿って移動可能な一連の物品ホルダ
列を有する。
【0016】本発明のこの好適な実施例の特徴は何らか
の理由で排出コンベヤが転送コンベヤの下方路線から物
品を一時的に収容することができない場合に、それらの
卵の列を放出させる必要はないが、その代わりに転送コ
ンベヤのまわりに継続させて移動させることができるよ
うに連続的に移動可能な無端転送コンベヤが収集装置の
能力を超える能力を有することにある。搬送コンベヤの
増大させた能力のために、排出コンベヤの完全な停滞が
生じない限り、転送コンベヤは収集装置から卵列を収容
し続け、収集装置は供給コンベヤから物品を収容し続け
ることができる。その結果供給コンベヤは排出コンベヤ
において詰まりが生じているにも拘わらず、中断なしに
その運動を継続することができる。この意味において、
転送コンベヤはバツフアとして作用する。
【0017】本発明の他の実施例によれば、無端搬送コ
ンベヤは間欠的に移動し、転送コンベヤは往復台に取付
けられ、転送コンベヤの2つの路線が異なる運動特性を
有することができ、好ましくは各路線が別個の駆動ユニ
ツトを有している。本発明のこの第2実施例の1つの形
態において、転送コンベヤの上方路線は供給装置の数に
等しい数の物品ホルダの間隔の増分により間欠的に走行
し、他方転送コンベヤの下方路線は収納機構の数に等し
い数の物品ホルダの間隔の増分により間欠的に走行す
る。本発明のこの第2実施例のさらに他の態様によれ
ば、転送コンベヤの上方路線は能動的に機能する供給装
置の数に等しい数の物品ホルダの間隔の増分により間欠
的に走行し(すなわち、供給装置がすべて能動的である
必要がないが、例えば動かず、空であつても良い)そし
て転送コンベヤの下方路線は能動的に機能する収納機構
の数に等しい数の物品ホルダの間隔の増分により間欠的
に走行する。
【0018】本発明のこの第2実施例のさらに他の可能
な手段は転送コンベヤの上方路線が供給装置の数に等し
い数の物品ホルダの間隔の増分により間欠的に走行し、
他方転送コンベヤの下方路線が連続的に移動することで
物品を放出することにある。
【0019】本発明のこの第2実施例の作動におけるさ
らに他の可能な手段は上方路線が多数の物品を収容する
ことができかつ下方路線が一定の時間周期において上方
路線と同一の数の物品を放出することがないように転送
コンベヤが物品バツファとしても機能するように配置さ
れていることにある。
【0020】本発明のこの第2実施例において、転送コ
ンベヤの2つの路線の種々の運動特性とバツフア機能と
は往復台に取付けられた反転ローラにより発生させるこ
とができ、往復台は固定フレームに沿って移動可能であ
る。転送コンベヤの2つの路線は往復台に取付けられか
つ転送コンベヤと平行に延伸する2つの駆動手段により
駆動可能であり、各駆動手段は固定フレームに取付けら
れたそれ自体の駆動軸を有し、第1駆動手段は上方路線
を駆動しかつ他方の駆動手段は下方路線を駆動させ、そ
れにより各路線は所望の駆動特性にしたがつて駆動させ
ることができる。
【0021】所望の駆動特性は市場で入手可能な割り出
しユニツト、カム機構または電磁的または機械的に制御
されるクラツチまたはステツピングモータ等の手段によ
つて簡単な方法で達成され得る。
【0022】本発明はいずれかの方向からもホルダに供
給される物品を弾性的に収容するようにした複数のほぼ
平らな内側テーパー面を有する改良された個々の物品ホ
ルダを備えている。
【0023】それゆえ、本発明の目的は無作為に供給コ
ンベヤから物品を収容しかつ供給コンベヤから排出コン
ベヤに選択された一定の特性を有する物品を有効的に供
給する物品搬送方法および装置を提供することにある。
【0024】本発明の他の目的はそれ自体と供給コンベ
ヤとの間に配置させた収集装置から物品を収容しかつ排
出コンベヤ上の容器に物品を供給するための無端転送コ
ンベヤを含み、該転送コンベヤが排出コンベヤに供給す
る物品よりも多くの物品を収集装置から収容するように
バツフアとして作用するように増大した能力を有する収
容および包装ステーシヨンを提供することにある。
【0025】本発明の他の目的は選択された一定の特性
を有する物品を供給コンベヤから取り出しかつ包装のた
めに効果的かつ有効に処理する卵のごとき物品を処理す
るための物品処理方法を提供することにある。
【0026】本発明のさらに他の目的は、物品の包装速
度を高めるために互いに独立した供給コンベヤのそれぞ
れの軌道から物品を収容しかつ収容および包装ステーシ
ヨン内で物品を有効に処理することにより増大させた能
力の供給コンベヤと協働するようにした収容および包装
ステーシヨンと協働して供給コンベヤの能力を増大させ
ることにより物品処理装置の全体の能力が高められた物
品処理方法および装置を提供することにある。
【0027】本発明のこれら特徴および目的は以下の詳
細な説明から明らかとなる。
【0028】
【実施例】以下に本発明の好適な実施例を添付図面につ
いて詳細に説明し、図中同じ符号は同じ部材を示す。
【0029】上述したように、本発明の搬送方法および
装置は種々の特性の物品を供給コンベヤに無作為に供給
させかつ選択された特性のみを有する物品をその供給コ
ンベヤから取り上げ、そして一定の位置において処理、
例えば包装させるあらゆる種類の物品を処理するための
有用性を有している。
【0030】本発明はとくに卵、リンゴ、トマト、キー
ウィフルーツ、ピーマン等のごとき食料物品の処理に適
する。しかしながら、本発明の主たる用途は卵の処理に
関するものであるので、好適な実施例はとくに卵に関連
して以下に説明する。しかしながら、本発明はとくに種
々の別個の食料物品を包含する他の個々の物品に使用す
るのに適することを理解すべきである。
【0031】図1は本発明がその1部分を形成する卵処
理装置の全体を略図的に示す。農場から収容された卵は
洗浄、キヤンドリング(卵を明かりに透かして調べる方
法)として知られている公知の方法による鮮度及び色の
目視検査、および各卵の個々の計量を含む多数の予備工
程を受ける。図2に関し、予備工程の完了時に、各卵の
状態、例えば、各卵の品質、色および重量、ならびに装
置の全体中のその位置を中央プロセツサ2に記憶させる
ことがこの種の装置の基本的な特徴である。予備工程
後、各個の卵は無作為の方法で供給コンベヤ5に供給さ
れる。卵が無作為に供給コンベヤ5に供給される一方、
各個の卵に関する中央プロセツサ2に記憶された情報は
予め定めたパラメータにしたがつて各個の卵の次の配置
を可能にする。
【0032】このようにして洗浄、検査および計量され
た各個の卵により、かつ中央プロセツサ2に記憶された
すべての関連の情報により、卵は次いで複数の収容およ
び包装ステーシヨン6,6’,6’’・・・6nの各々
に放出されかつ処理されるように供給コンベヤ5に沿っ
て移動し、各収容および包装ステーシヨンは選択された
一定の特性を有する卵を処理する。この種の卵処理装置
は全部で12個の異なる収容および包装ステーシヨンを
備えることができる。
【0033】図3ないし図7はこれらの収容および包装
ステーシヨン6の1つを示す。例えば、この特定のステ
ーシヨンは等級A品質および「大きい」サイズの卵のみ
を収容および包装するようにプログラムさせることがで
きる。
【0034】この収容および包装ステーシヨンの作動を
その最も一般的な関係において説明するために、予備工
程からの卵は図3の上方左手部分から供給コンベヤ5の
ホルダ16,17,18および19で収容および包装ス
テーシヨン6に到達し、その下方部分上の卵は左側から
右側に矢印12の方向に移動する。
【0035】このステーシヨン6で処理される卵は収集
装置7上を通過する間に放出され、それにより個々の卵
はこの収集装置7内に形成された個々の物品ホルダ内に
落下する。収集装置7の下側には無端転送コンベヤ8が
取付けられている。本発明の好適な実施例において、図
2ないし図6に示した通り、この転送コンベヤは連続的
に移動するが、後述する第2実施例において、転送コン
ベヤは間欠的に移動する。
【0036】転送コンベヤ8は収集装置7の物品ホルダ
の列に平行に延伸する一連の物品ホルダ列を有する。こ
れらの物品ホルダは二重無端チエーン78により形成さ
れる無端通路に沿って連続的に移動する。搬送コンベヤ
8に対する物品ホルダ列の取り付けはこれらの物品ホル
ダがいつでも直立状態に維持されることを保証する。こ
れを達成するためのこのようなコンベヤチエーン機構は
例えばシユピーゲルの米国特許第3,297,139号
明細書に示されている。転送コンベヤ8の上方路線に沿
って収容された卵は次いでその下方路線から取出しコン
ベヤ10に取付けられた容器95に放出されるが、しか
し好ましくは容器95に直接降下させる代わりに、卵は
収納機構9の物品ホルダ列に降下され、収納機構9が次
いで卵を容器95に降下して損傷の機会を減少させる。
もちろん、損傷の要因が少ない卵以外の物品に関して
は、収納機構9は必要としない。図3および図4は種々
の種類の容器95を示す。図3は商業的取引き先用の大
きな容器を示し、一方図4は通常の家庭用の12個パツ
ク箱を示す。
【0037】供給コンベヤ5は矢印12の方向に移動す
るので、卵は収容および包装ステーシヨン6上を左側か
ら右側に移動する。供給コンベヤ5は、もちろん、図3
がその左側端と右側端に加えて収容および包装ステーシ
ヨン6の一部分のみを示しているので図3に示されてい
るものよりも非常に長い。供給コンベヤ5は端部プーリ
13を備え、該端部プーリ13には駆動チエーン14が
取付けられている。複数組の支持ロッド15が供給コン
ベヤ5の幅にわたって延伸し、支持ロッド15は対で配
置されかつ複数の物品ホルダ16,17,18および1
9の各々を取付けている。物品ホルダ16の全ては供給
コンベヤ5の走行方向に平行な共通平面内に配置されて
おり、それによりこれら物品ホルダ16のすべては第1
供給軌道Aを形成する。同様に、物品ホルダ17のすべ
ては物品ホルダの第2供給軌道を形成する共通平行平面
B内に配置され、他方物品ホルダ18は第3供給軌道C
を形成する平面内に位置し、そして物品ホルダ19は第
4供給軌道Dを形成する第4平面内に位置している。本
機械は所望されるように図示のものよりも多い軌道また
は少ない軌道を備えることができる。
【0038】図3および図6に関し、収集装置7は軌道
A,B,C,Dの各々に対応する1列の物品ホルダを備
えている。軌道Aに関して、収集装置7は1列の物品ホ
ルダ列42(図5にも示している)を備え、該物品ホル
ダ列42は12個のホルダ、すなわち、収集装置7を通
る中央垂直平面の各側に6個のホルダを有している。図
3には、この物品ホルダ列42の左手側部分のみが示さ
れ、物品ホルダ列42の右手側部分は図の明瞭化のため
に省略されている。しかしながら、物品ホルダ列42の
左手側および右手側の両部分、すなわち12個のホルダ
の全ては図5に見ることができる。
【0039】軌道Aについて詳細に説明したが、その説
明により軌道B,CおよびDが軌道Aと同一に作動する
ことが理解され得る。ホルダ16内の卵の全てはそれに
無作為に供給されたものである。しかしながら、選択さ
れた特性、例えば、各ホルダ内の各卵の品質および大き
さが判明しており、この情報は中央プロセツサ2(図
2)に記憶されている。従って、軌道Aのホルダ16は
この収容および包装ステーシヨン6の収集装置7のホル
ダ列42の上方を通過するので、選択された特性を有す
る卵が放出され、例えば等級Aの大きな卵がこのステー
シヨン6に集められそして包装される。異なる特性を有
するこれらの卵はそれぞれ関連のホルダ16により保持
されそしてステーシヨン6を越えて次のステーシヨン
6’・・・6nに移動し、これらのステーシヨン6’・
・・6nのいずれかまたはすべてはここに説明したステ
ーシヨン6と同一に構成させることができる。中央プロ
セツサ2はホルダ列42内のホルダのどれが空であるか
についての情報を記憶しているので、整合が存在すると
き、すなわちステーシヨン6を意図した卵およびホルダ
列42内に空のホルダが存在するとき、卵が放出され
る。
【0040】収集装置7はホルダ列42ないしホルダ列
45の各々がそれぞれ1組で6個のホルダの端と端とを
接する2組を有するように、2つの半体に中央で分割さ
れている。これら2つの組は互いに独立して作動する。
もちろん、以下で詳細に説明するように、転送コンベヤ
8もホルダの端と端を接した2つの組に中央で分割さ
れ、各組は互いに独立してその上方の収集装置7のその
組のホルダと協働して作動する。同様に、転送コンベヤ
8の各組のホルダの下側に、各組は互いに独立して作動
するがその上方の転送コンベヤ8のその対応する組のホ
ルダと協働するそれ自体の収納機構9を有し、そしても
ちろん各収納機構9の下側に対応するコンベヤ10が設
けられ、2つのコンベヤ10は互いに独立して作動し、
各々その対応する収納機構9およびその上方に配置され
た転送コンベヤ8のホルダの組と協働する。
【0041】従って、図示のこの実施例において、ステ
ーシヨン6は実際には2つの別個のステーシヨンであ
り、これらのステーシヨンは互いに異なる特性を有する
卵を同様に処理することができるが、並んでコンパクト
に構成させることができ、従来の方法において互いに全
体に離して配置させた2つのステーシヨンに比較して空
間を節約しかつコストを減少させることができる。しか
しながら、上述した2組の並んだコンパクトな利点とは
別に、本発明の好都合な利点は、各ステーシヨン6が各
段階において1組に6個のホルダを有する場合にも適用
し得ることにある。
【0042】したがつて、本発明の好適な実施例の構造
および作動についての以下の説明において、これら2組
のステーションの一方のみを説明し、その説明は他方の
組にも同様に適用され得ることにある。
【0043】供給コンベヤ5からの個々の卵の放出は図
2および図7に関して説明する。ホルダ列42のホルダ
位置の各々はホルダと連係しているソレノイド36を有
し、その1つを図2および図7に示している。中央プロ
セツサ7が整合、すなわち選択された特性を有する卵と
列42内の空の卵ホルダとを知っている場合に、そのホ
ルダと連係するソレノイド36が作動され、すなわちそ
の電機子が外側に(下側)に移動し、ソレノイト36が
その下を通過する適切な卵の放出を生じさせる。図7に
関し、作動されたソレノイドはホルダと連係している支
柱25に係合する。ホルダ16は右側に移動するので、
支柱25は左側に相対的に摺動し、復帰ばねの作用に抗
して支柱29を通る軸線を中心にヨーク28を回動さ
せ、歯車セグメント31とその歯車セグメント31とに
噛合かつ支柱33と連係させた歯車セグメント32とが
卵に向かって回動し、ホルダ素子30および34が互い
に離れ、卵を放出する。他方ばね27は支柱25を上方
に押圧し、ヨーク28を止めて、新たな卵を収容する場
合の開放位置にホルダ素子30および34を保持する。
ホルダは該ホルダが新たな卵を収容するために備えるコ
ンベヤに沿う次の位置まで開放されたままであり、新た
な卵を収容する時点においてこれらの部材はホルダ素子
30および34が新たな卵を保持するように上述した作
動と逆の作動を行う。
【0044】図3の左側の1組の収集装置7が図8ない
し図10に詳細に示されている。そこに示されているよ
うに、ホルダ列の各々は6個の卵ホルダ55を備えてい
る。図9に関して、1つのホルダ列のすべての卵ホルダ
は軸56および57に取付けられ、該軸56および57
は反時計回り方向と時計回りに方向にそれぞれ枢動可能
であり、卵を放出するために各ホルダ55の2つの半体
部材を互いに引き離す。これらの軸56,57は回転ソ
レノイド50により作動されるカム円板51に取付けら
れている。図9に関して、軸57はレバー58に取付け
られ、該レバー58の下端58’はカム円板51のスロ
ツト59内を移動する。枢動軸56はレバー60に固着
され、該レバー60の下端60’はカム円板51のスロ
ツト61に収容されている。カム円板51がソレノイド
50の作用により矢印62で示した反時計回り方向に移
動するとき、レバー58および60は枢動軸56および
57の適切な運動を生じさせ、そこに保持させた卵を放
出させるためにそれぞれのホルダ55の2つの半体部材
を引き離す。
【0045】本発明のとくに好都合な特徴はそれぞれの
装置7、コンベヤ8および機構9に利用される新しい型
式のホルダである。これらの新しい型式のホルダは図1
1ないし図13に示されている。そこに図示されるよう
に、これらのホルダ55は2つの半体部材で形成され、
その各々の半体部材は上述されたように枢動軸56また
は57に取付けられている。これらの半体部材は複数の
ほぼ平らな表面65,66,67および68を有し、そ
のすべての表面は共通集束地点71に向かって一点鎖線
70で示したように、逆ピラミツドの形状において内側
と下側に均一にテーパを付けている。図13に関し、各
ホルダの各半体部材はスロツト69により分離され、該
スロツト69は各半体部材が高度の弾性を有することを
保証する。これらのホルダはさらに高度の弾性を保証す
るようにプラスチツク材料から形成されている。合計4
つのスロツト(2つのスロツト69とホルダの対向半体
部材間の2つの空間)により、対で配置された、各ホル
ダの8つの表面がすべて共通円上に横たわる実質上8つ
の点で卵に接触する。
【0046】これらのホルダ55のとくに好都合な特徴
は各々のホルダがいずれの方向からもまつたく穏やかに
卵または他の物品を収容することにある。かくして、卵
が供給コンベヤ5から収集装置7のホルダ55に落下す
るとき、それらの卵は枢動軸56および57に対して平
行に移動するので、落下の最初のほこ先は2つの端部の
ほぼ平らなテーパ付き表面65または68により吸収さ
れる。逆に、卵が収集装置7から転送コンベヤ8のホル
ダに降下するとき、卵の移動は枢動軸56および57に
対して垂直方向であるので、落下の最初のほこ先は、こ
の場合に、中央のほぼ平らな表面66または67により
吸収されることを意味する。同様に転送コンベヤ8から
収納機構9のホルダに卵を移動させる場合に関連して同
じことが言える。
【0047】ステーシヨン6の残部は軌道B,Cおよび
D(または追加の軌道)が軌道Aと同一に作動するた
め、特に軌道Aに関して説明する。列42の6個のホル
ダのどちらからの組が完成され、かつその下に位置決め
された転送コンベヤ8上に空の組のホルダが存在する時
に、中央プロセツサはその組の6個のホルダ42の端部
にあるソレノイド50を作動させ、転送コンベヤ8上の
適切な組のホルダのホルダ内に完成した列の卵を放出す
る。「完成した」列は一般には6個の卵の全てが満たさ
れた列を意味する。しかしながら、「完成した」列がそ
の組の全部で6個以下の物品ホルダが卵を収容すること
を意味する場合もある。
【0048】ここに示した転送コンベヤ8は1対の側壁
75を備え、該側壁75を通して端部プーリ77(転送
コンベヤ8の他端における端部プーリは図示していな
い)用の軸76が取付けられている。転送コンベヤ8は
12個のホルダ55の列80を含み、該ホルダ55はこ
れらのホルダを支持する枢動杆81および82に取付け
られている。収集装置7のホルダの場合と同様に、各列
80の物品ホルダは各々6個のホルダの端と端とを接し
た2つの組に分割されている。各々1対の枢動杆81,
82はブラケツト83により支持され、そして内側に延
伸して中央支持ブロツク84で終端する。各ブラケツト
83の後側には、各側壁75に隣接して、各枢動杆81
および82用の放出機構があり、該放出機構は図8ない
し図10に示したものと同じ機構にすることができ、転
送コンベヤの各組の6個の物品ホルダの放出をその同じ
列80における他の組の物品ホルダから独立して行うこ
とができる。ブラケツト83はホルダ列80が搬送コン
ベヤ8の無端通路に沿ってそれらの全走行中にすべての
場所において図示した直立垂直位置のままであることを
保証するように二重無端チエーン78に係合している。
これを達成するための機構は例えば、シユピーゲルの米
国特許第3,297,139号明細書に示され、それ自
体公知であるので、ここではさらに説明しない。
【0049】列80の物品ホルダのどちらかの組が収集
装置7の列42ないし45のホルダの組のいずれかから
完成した列の卵を収容すると、その組をその組から卵を
搬送するために無端コンベヤ8の下方路線に移動させ
る。
【0050】図示の実施例は排出コンベヤ96上の容器
95に卵を非常に穏やかに下降させるために転送コンベ
ヤ8の各半分の下方路線の底部に近接して卵を収納する
ための収納機構9の使用を示す。この収納機構9は卵の
ごとき壊れ易い物品にとくに適し、その物品の破壊を防
止するが、特に果物のごとき壊れ易くない物品に関する
用途において、物品は転送コンベヤ8の下方路線から容
器95に直接降下させることができ、従って収納機構の
必要性を除去する。他の変形例は卵を転送コンベヤの下
方路線から収納するが、しかし容器95まで下方に降下
しない収納機構9を使用することにある。かかる構成は
卵が収納機構から容器までの一定の距離だけ降下するこ
とを必要とし、卵を転送コンベヤから容器に直接落下さ
せることとは反対に、卵を固定の収納機構中に落下させ
るので、転送コンベヤの下方路線から卵を落下する工程
を簡単化する。この固定収納機構の構成は収容量の少な
い卵または他の物品を処理するのにとくに有用である。
【0051】図6は転送コンベヤ8の各半分のために1
対の組のホルダ列85を有する収納機構9を示す。これ
らのホルダは上記したホルダ列55と同一にすることが
できる。各組のホルダ列85は上述したような枢動軸5
6および57と同一である枢動軸86および87に取付
けられたそのホルダを有する。1つの構成において、図
3および図4において図を明瞭にするために1組のみが
示されている転送コンベヤ8の各半分について図6に示
したように2組のホルダ列85が備えられている。図
3、図4および図5に示したように、各組6個のホルダ
列85用の枢動軸86および87の端部はブラケツト9
1に取付けられ、該ブラケツト91は支柱88に固定さ
れており、ブラケット91は完成した列の卵を収容する
と、支柱88の下方移動により下方に降下され、支柱8
8は枢動杆89に枢動可能に接続され、該枢動杆89は
その端部に下方向にばね負荷されたロツドを有し(図示
せず)そしてそのロッドの位置はカム機構90により制
御される。各組6個の物品ホルダ85には図8ないし図
10に示したものと同様のソレノイド放出機構が設けら
れている(図示せず)。
【0052】搬送コンベヤ8の各半分用の2組のホルダ
列85は各組のホルダ列85の各々が各容器95内の異
なる列の仕切り室を満たすので収容および包装ステーシ
ヨン6の容量を増加させる。例えば、図6に関し、左側
組のホルダ85が各容器95の右側の仕切り室列を満た
し、そして右側組のホルダ列85が各容器95の左側の
仕切り室列を満たす。しかしながら、このような高い容
量を必要としないかまたは経済的に不便である場合に、
本発明は転送コンベヤ8の各半分と連係する1組のみの
ホルダ列85を使用することにより少ない容量において
満足し得るように作動できる。
【0053】転送コンベヤ8が排出コンベヤ96上の容
器95に直接または収納機構9を介して供給するかどう
かに関係なく、もちろん、中央プロセツサ2は収容列、
すなわちホルダ85列または容器95のいずれかの収容
状態を知ることが必要であり、収容列が空でないかぎ
り、卵が転送コンベヤ8のホルダ列85から放出されな
いことを保証する。図2に関して、収納機構9の各組の
ホルダ列85の状態ならびに排出コンベヤ96上の容器
95の状態が中央プロセツサ2に知られかつ記憶されて
いるので、収容列が空でかつその卵を収容するのに利用
し得ないならばいずれかの組のホルダ列80はその卵を
放出しない。
【0054】多くの理由のために、いずれかまたは両方
の収容列85または容器95には卵を一杯に満たすこと
ができ、かくして付与されたホルダ列80からの卵の放
出を妨げる。例えばコンベヤ96のいずれかまたは両方
から下流の状態または装置全体としての他の状態はコン
ベヤ96のいずれかまたは両方を一時的に停止させるこ
とを必要とする。これが生じた場合であって、かつホル
ダ列80がホルダ列85または容器95に卵を供給する
ことができない場合に、該ホルダ列80に支持する卵の
列は転送コンベヤ8の1回転またはそれ以上の回転を通
して下方路線等に沿って次の通過での供給のために転送
コンベヤ8の上方路線に後退(バツクアツプ)させるよ
うになっている。しかしながら、これらのホルダ列85
の「一杯に満たされた」状態は中央プロセツサ2により
知られているので、列42ないし45いずれかの組が卵
を一杯の列80に供給する危険はない。この「後退(バ
ツクアツプ)」状態が継続する場合に、収集装置7のホ
ルダ列42ないし45の両側の半分のホルダが一杯であ
ることを知っている中央プロセツサ2は供給コンベヤ5
から収集装置7のその半分のホルダに卵を落下させるこ
とはない。収集装置7の両半分のホルダ列が全て満たさ
れ、そして転送コンベヤ80の両半分における物品ホル
ダ80も一杯に満たされているためそれらの卵を落下さ
せることができないとき、ステーシヨン6に積載させる
ことができない供給コンベヤ5により支持された卵は次
のステーシヨン6’・・・6nに搬送させることがで
き、次のステーションで同一品質および大きさの卵をそ
こで処理する。変形例においては、その点において、も
ちろん、供給コンベヤ5それ自体はバツクアツプ状態が
解消されるまで速度を落とすかまたは停止され得る。し
かしながら、収容および包装ステーシヨン6は卵の処理
を誤るか又は卵を破壊させることなしにこのバツクアツ
プ状態を自動的に処理することができる。
【0055】好適な実施例において、転送コンベヤ8の
容量は収集装置7の容量の2倍になっている。この大き
な容量の差のため、コンベヤ96のいずれかまたは両方
におけるバツクアツプ状態は該バツクアツプ状態が収集
装置7のホルダの対応する列から転送コンベヤ8に卵を
供給する速度の降下を生じさせる前に列80により実質
上吸収させることができる。この意味において転送コン
ベヤ8の各半分のホルダ列は収集装置7または供給コン
ベヤ5の中断なしにそれぞれの排出コンベヤ96の最小
速度または中間速度の降下用のバツフアとして作用す
る。
【0056】本発明の好適な実施例の作動方法は上述し
た本装置の詳細な説明から明らかであるが、しかし、明
確にするために、作動方法を以下に簡単に要約する。
【0057】予備工程の後、卵のような物品は収容およ
び包装ステーシヨン6の近くに到達し、中央プロセツサ
2はそのステーシヨン6に到達する各卵の特性および位
置についての完全な情報を記憶している。ソレノイド3
6は収集装置7内の各ホルダと連係し、この場合に48
個のソレノイドがあり、すなわち収集装置7の左半分と
右半体の各々について24個のソレノイドがある。収集
装置7の各半分において1つのソレノイド50が供給コ
ンベヤの軌道A,B,CおよびDの下側に6個のホルダ
の各組に各々に設けられている。供給コンベヤの各軌道
A,B,CおよびDはそれぞれホルダ列16,17,1
8および19を有し、そして収集装置7内のホルダ列、
すなわち、それぞれ列42,列43,列44および列4
5をまたは特にこれらの列42ないし45の各々におい
て端と端を接した6個のホルダの2つの組を有してお
り、各列のその2つの組は互いに独立して作動され、収
集装置7の右側および左側は同時に異なる等級の卵を処
理することができる。供給コンベヤ5の各卵ホルダが収
集装置7のそのそれぞれの列の組を通過するとき、中央
プロセツサ2が「マッチ(整合)」していること、即ち
ステーシヨン6の半分用に選択された特性を有する卵と
収集装置7中のホルダのそのそれぞれの列の組の特別な
空のホルダとを知っている場合に、その卵は放出され
る。他方、ステーシヨン6のいずれかの半分に適さない
他の特性を有する卵はステーシヨン6を通過する。ま
た、卵が無作為にコンベヤ5に供給されたことが実現す
ると、ステーシヨン6のいずれかの半分用に選択された
特性を有する多数の卵がともに近接している場合に、収
集装置7内のホルダの列にとって予め収容した卵を転送
コンベヤ8の空のホルダ列の組に放出するために十分な
時間がないため、卵が収集装置7のその半分のホルダ列
中の空のホルダ上に到達しないので、「マッチ(整
合)」がないため、その半分用に選択された特性を有す
る卵は放出されないことがある。これはその排出コンベ
ヤ96の作動におけるバツクアツプにより転送コンベヤ
8のその半分内のすべてのホルダ組が、卵を一杯に満た
しているため、収集装置7のその組のホルダが少し前に
卵を完備したけれどこれらの卵を転送コンベヤ8に搬送
することができない場合にも生じる。これがステーシヨ
ン6の両半分において生じる場合に、同様に正しく選択
された特性を有する卵はステーシヨン6を越えて移動す
る。それらは選択された同じ特性の卵を処理する次のス
テーシヨンにおいて除去され得るかまたはそれらが別個
に処理されるコンベヤの端部に完全に移動する。
【0058】いずれの場合においても、与えられた通常
の作動状態、即ち収集装置7の列42ないし45のいず
れかの半分の6個のホルダの組が完成された数の卵を有
すると、中央プロセツサ2はその下を通過する転送コン
ベヤ8のその半分に空のホルダ列80があるかどうかを
再びすぐに判断する。その時に、卵は転送コンベヤ8の
その列80に放出される。図示の実施例の作動におい
て、列80の卵は転送コンベヤ8の下方路線に移動する
と、中央プロセツサ2はその下に配置されたその収納機
構9のホルダ85の空の上昇した列があるかどうかを再
びすぐに判断する。その後、空の容器列がコンベヤ10
上でその下に位置決めされることを知っている中央プロ
セツサ2は収納機構9をその排出コンベヤ96上の容器
95に向けて下方に移動させ、卵が列85から容器96
の適切な仕切り室中に供給されることを保証する。
【0059】図14,図15および図16は非常に略示
した形状における本発明の第2の作動原理、すなわちそ
の第2実施例を示す。この実施例は非常に略示した形状
で示されているけれど、以下に説明する点を除いて、上
述した好適な実施例の構造的特徴のすべてがここでは適
用し得ることにある。
【0060】したがつて、好適な実施例における対応部
材に類似するすべての部材は符号100により増加させ
た以外、同一の符号で示されている。図14ないし図1
7の実施例において新しい部材は符号200以上の符号
を使用する。
【0061】この第2実施例はホルダ116および11
7をそれぞれ有する2つの軌道A’およびB’のみを有
する米国特許第4,383,613号明細書に示された
型式の供給コンベヤ105を示す。したがつて、その下
に、卵Eを収容して示されているホルダ141および1
42の2つの列のみを有する収集装置107が示されて
いる。しかしながら、本発明の第2実施例は、以下に説
明すように、図2ないし図6に示した供給コンベヤ5お
よび収集装置7をも利用することができることにある。
更に、収集装置107は図14および図15の平面に対
して垂直な方向で受け取る6個のホルダ、すなわち、本
発明の好適な実施例において利用されるような、6個の
ホルダの独立して作動し得る2つの組を有することがで
きる。
【0062】収集装置107が本発明の好適な実施例の
ように、端と端とを接した各々2組の6個のホルダを有
する型式のものからなる場合に、各組はその下に位置決
めされたそれ自体の転送コンベヤ108を有することが
できる。しかしながら、本発明のこの第2実施例の転送
コンベヤ108は以下に説明するように、全体的に互い
に異なる運動特性を有するので、2つの転送コンベヤは
好適な実施例の軸76のごとき共通の軸と一体にするこ
とはできない。むしろ、各々は互いに完全に独立した構
造にすべきである。転送コンベヤ108の下側に、この
第2実施例は再び第1実施例の構造を繰り返すことが可
能である。特に、各転送コンベヤ108の下側の収納機
構109は単一列の6個のホルダ185を有することが
でき、該ホルダ列は転送コンベヤ108の下方路線から
卵を収容しかつそれらをコンベヤ110上の卵容器19
5に落下させるが、しかしそれ自体は容器195にむけ
て下方に移動しない。変形例において、この第2実施例
は第1実施例に関連して説明した他の2つの変形例の両
方を包含することができる。すなわち、物品は転送コン
ベヤ108の下方路線から容器に直接落下させることが
できるか、または収納機構109はホルダが物品を収納
しかつ次いで物品を放出する前に容器195に近接する
ように物品を移動させるために下方に移動させる好適な
実施例に示した型式のものにすることもできる。変形例
において、各転送コンベヤ108の下側の収納機構10
9は第1実施例に関連して説明したごとく同じ利点を有
する1対のホルダ列185を備えることができる。
【0063】コンベヤ110およびその上で可動な容器
195は第1実施例に示したものと実質上同一である。
卵容器は図3に示したような大きい容器にするかまたは
図4に示したような通常の消費者用容器にすることが可
能である。第2実施例は押圧部材201を示しており、
該押圧部材201は任意に備えることができ、かつもち
ろん上述した第1実施例にも同様に使用することができ
る。
【0064】特に図14ないし図17に関し、この第2
実施例は主として転送コンベヤ108の作動方法におい
て第1実施例と異っている。転送コンベヤ108は1対
の対向往復台側板202間に延伸する軸176(その一
方が図16において見ることができる)により接続され
たその各端部に1対の端部プーリ113を備えている。
複数のホルダ列180は第1実施例に関して上述しかつ
米国特許第3,220,154号明細書に示されている
ように、直立位置にホルダ列180を常に維持させるた
めに適宜な手段によりチエーン114に接続されてい
る。
【0065】ホルダ列180に示された個々のホルダ1
55かつさらにまた収集装置107および収納機構10
9のホルダは図14ないし図16に示した特定の形状よ
りむしろ図8ないし図10に示したような放出機構を有
する第1実施例に説明したホルダ55と同一に形成する
ことができる。
【0066】各転送コンベヤ108は1対の固定フレー
ム部材203を備えている。その内側には対向往復台側
板202が取付けられている。上述したように、転送コ
ンベヤ108の軸およびその主要部材は対向往復台側板
202に取付けられている。図16の頂部に配置させた
るチエーン114は駆動プーリ204および207と係
合し、該駆動プーリ204,207は図16の頂部でフ
レーム部材203に接続され、駆動プーリ204は駆動
チエーン114の上方路線に接続されかつ駆動プーリ2
07はチエーン114の下方路線に接続されている。駆
動チエーン114の緊張は駆動プーリ204に隣接して
配置された緊張ローラ205および206および駆動プ
ーリ207に隣接して配置された緊張ローラ208およ
び209により維持されている。4つの緊張ローラ20
5ないし209は図16の頂部においてフレーム側板2
03に同様に取付けられている。しかしながら、転送コ
ンベヤの端部プーリ113は往復台側板202に接続さ
れているが、フレーム側板203には接続されない。そ
の結果、駆動プーリ204および207の両方は異なる
運動特性で駆動される場合に、すなわちチエーン114
の下方路線に付加させる直線速度と比較して異なる直線
速度を上方路線に付加させた場合に、往復台側板202
およびそれらの間に配置されたホルダ列180を含んで
いる往復台は、図17において矢印210により示した
ように一方の水平方向と他方の水平方向とに移動するよ
うになる。図14および図15の点線はフレーム203
に対する転送コンベヤ108の端部位置を示す。
【0067】図14ないし図17に示した第2実施例の
作動原理は搬送コンベヤ108の上方路線がこの転送コ
ンベヤの下方路線と比較して異なる運動特性を有するこ
とにあり、これは2つの別個の駆動プーリ204および
207の異なる独立作動により達成される。例えば、上
方路線を連続して移動させかつ下方路線をその路線に配
置されたホルダから卵を放出させるために間欠的に停止
させることが望まれている場合に、駆動プーリ204は
連続的に走行でき、他方駆動プーリ207は低い速度で
走行するかまたは停止する。上方および下方路線の変化
する運動を補償するために、往復台側板202および端
部プーリ113を含んでいる転送コンベヤ全体は場合に
より右側または左側に横方向に移動する。例えば、この
図において、上方路線が右側に連続的に移動し、下方路
線が間欠的に速度を落とすかまたは停止している場合
に、これらの変化する運動の補償は端部プーリ113と
ともに往復台を左側に移動させることが明らかである。
逆に、転送コンベヤの下方路線が連続的に移動し、他方
一方上方路線が例えば収集装置107からそれぞれのホ
ルダ180に卵を収容させるために間欠的に停止させた
場合に、往復台側板202およびプーリ113は右側に
移動する。
【0068】転送コンベヤ108の上方路線と下方路線
との間には事実上制限されない数の変化が達成され得る
ことが明らかであり、その幾つかの変化は上記の本発明
の概要に説明してある。各場合において、2つの路線の
間の変化する運動は往復台側板202およびそれに接続
されたプーリ113の適宜な横方向の運動により補償さ
れる。
【0069】本発明は好適な実施例に関して説明したけ
れど、本発明の精神および範囲から逸脱することなし
に、当業者に明らかなような各種の変形および変更を行
うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明がその1部分を形成する物品処理装置全
体を示す概略図である。
【図2】本発明の作動を示す概略図である。
【図3】本発明の特徴を備えている収容および包装ステ
ーシヨン全体を示す斜視図である。
【図4】本発明のさらに他の詳細を示すために幾つかの
部分を取り除いた図3と同様の斜視図である。
【図5】図3の5−5線を通る垂直平面から見た側面図
である。
【図6】図3の6−6線の平面から見た概略断面図であ
る。
【図7】図3ないし図6の装置の1部分を示す拡大斜視
図である。
【図8】図3ないし図6の装置の1部分を示す平面図で
ある。
【図9】図8の9−9線に沿う概略断面図である。
【図10】図8の10−10線に沿う概略断面図であ
る。
【図11】図3ないし図6の装置に使用される型式の物
品ホルダを示す拡大側面図である。
【図12】図11の12−12線の平面から見た図11
の左側部分を示す正面図である。
【図13】図11の平面図である。
【図14】本発明による物品処理装置の第2実施例を示
す概略側面図である。
【図15】図14と同様であるがその変形例を示す概略
側面図である。
【図16】図14の16−16線に沿う平面図である。
【図17】図14ないし図16に示した転送コンベヤの
駆動装置を示す概略側面図である。
【符号の説明】
2 中央プロセツサ 5 供給コンベヤ 6 収容および包装ステーシヨン 7 収集装置 8 転送コンベヤ 9 収納機構 10 排出コンベヤ 16 物品ホルダ 42 物品ホルダ 55 物品ホルダ 95 容器 105 供給コンベヤ 108 転送コンベヤ 110 排出コンベヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 バン ラベンホルスト バレンド オランダ国, 3771 ジー エックス バルネベルド, ポトギェターストラー ト 50 (56)参考文献 特開 昭63−272622(JP,A) 実開 平5−97109(JP,U) 特公 昭59−22591(JP,B2) 欧州特許出願公開390241(EP,A 2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 23/06 B65G 47/53 B65G 47/86

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の個々の物品を供給コンベヤから排
    出コンベヤに搬送するための物品処理方法であって、 供給コンベヤから該供給コンベヤの運動方向と平行に配
    置させた一定数の物品ホルダを有する供給装置の物品ホ
    ルダに供給装置の物品ホルダが一定数の物品を完成させ
    るまで物品を搬送し、 供給装置から無端転送コンベヤの第1路線上の物品ホル
    ダの空の列に完成された数の物品を搬送し、該転送コン
    ベヤには第1路線とほぼ平行に延伸する第2路線を備え
    ると共に複数の列の物品ホルダを備え、これらのホルダ
    列のすべてを供給コンベヤの運動方向と垂直な方向に転
    送コンベヤの第1および第2路線に沿って移動可能に
    し、そして完成された列の物品を転送コンベヤの第2路
    線に沿って配置された物品ホルダの列から排出コンベヤ
    に供給することを特徴とする物品処理方法。
  2. 【請求項2】 供給コンベヤから供給装置に物品を搬送
    させる工程が供給コンベヤの複数の平行軌道から互いに
    平行に配置された別個の各自の供給装置に物品を搬送さ
    せることから構成され、供給コンベヤの各軌道が他の軌
    道から独立して物品を搬送し、そして完成された数の物
    品を供給装置から転送コンベヤの物品ホルダ列に搬送す
    る工程が物品を供給装置のすべてから転送コンベヤの第
    1路線上のホルダ列に搬送することから構成され、供給
    コンベヤのすべての列から供給装置に供給された物品
    が、転送コンベヤを介して共通の排出コンベヤに最後に
    供給されることを特徴とする請求項1に記載の物品処理
    方法。
  3. 【請求項3】 供給装置が供給コンベヤの下側に配置さ
    れかつ物品を供給コンベヤから供給装置に搬送する工程
    が物品を供給コンベヤから供給装置に落下させることか
    ら構成され、転送コンベヤが供給装置の下側に位置決め
    され、第1路線が上方路線でかつ第2路線が下方路線で
    あり、供給装置から転送コンベヤに物品を搬送する工程
    が物品を供給装置から転送コンベヤの上方路線に配置さ
    れた物品ホルダの列に落下させることから構成され、そ
    して物品を転送コンベヤの下方路線から排出コンベヤに
    搬送する工程が物品を転送コンベヤから排出コンベヤに
    降下させることから構成されたことを特徴とする請求項
    1に記載の物品処理方法。
  4. 【請求項4】 転送コンベヤの下方路線と排出コンベヤ
    との間に放出機構を配置させ、そして物品を転送コンベ
    ヤの下方路線から排出コンベヤに降下させる工程が物品
    を転送コンベヤの下方路線から放出機構の物品ホルダ列
    に落下させるために放出しかつ次いで排出コンベヤ上の
    容器に物品を下降させるために放出機構を下降させるこ
    とから構成したことを特徴とする請求項3に記載の物品
    処理方法。
  5. 【請求項5】 転送コンベヤの下方路線の下側に複数の
    放出機構を備え、そして物品を転送コンベヤの下方路線
    から搬送する工程が物品をその下方路線から複数の放出
    機構に放出させることから構成されたことを特徴とする
    請求項4に記載の物品処理方法。
  6. 【請求項6】 容器が物品を収容するために排出コンベ
    ヤ上に位置決めされ、容器が各々少なくとも2列の物品
    保持仕切り室を有し、各放出機構が各容器の異なる列に
    物品を搬送させることを特徴とする請求項5に記載の物
    品処理方法。
  7. 【請求項7】 物品が卵であることを特徴とする請求項
    1ないし6のいずれか1項に記載の物品処理方法。
  8. 【請求項8】 転送コンベヤが供給装置のものよりも多
    い物品ホルダ列を有し、物品が転送コンベヤの第2路線
    から搬送され得ることができない場合に、転送コンベヤ
    が排出コンベヤに物品を転送することができない間も供
    給装置からの追加の列の物品を収容し続けることができ
    るバツフアとして作用することを特徴とする請求項1に
    記載の物品処理方法。
  9. 【請求項9】 供給不能な物品列が転送コンベヤに沿っ
    て少なくとも追加の1回転だけ継続されることを特徴と
    する請求項8に記載の物品処理方法。
  10. 【請求項10】 複数の個々の物品を供給コンベヤから
    排出コンベヤに搬送するための物品処理装置であって、 供給コンベヤに隣接して供給装置を位置決めさせ、供給
    装置には供給コンベヤの運動方向と平行に配置させた一
    定数の物品ホルダを備え、供給コンベヤが供給装置まで
    移動するとき、選択された物品を供給コンベヤから供給
    装置のホルダに搬送可能とし、 供給装置に隣接して無端転送コンベヤを位置決めさせ、
    該転送コンベヤには供給コンベヤと垂直な方向に移動で
    きるほぼ平行な第1および第2路線を備え、更に転送コ
    ンベヤには供給装置の物品ホルダ列と平行に延伸する複
    数の物品ホルダ列を設け、転送コンベヤの物品ホルダ列
    のすべてを転送コンベヤの第1および第2路線に沿って
    移動可能にし、転送コンベヤの第1路線を該転送コンベ
    ヤの物品ホルダの各列が、その走行の1点において、供
    給装置から完成された数の物品を収容するために供給装
    置に隣接して位置決め可能にし、かつ第2路線を排出コ
    ンベヤに物品を供給するために配置させ、そして転送コ
    ンベヤから物品を収容するために転送コンベヤの第2路
    線に隣接して排出コンベヤを位置決めさせたことを特徴
    とする物品処理装置。
  11. 【請求項11】 供給コンベヤが物品をそれぞれ搬送す
    る複数の軌道と、供給コンベヤの軌道の1つに隣接して
    それぞれ位置決めされかつ供給コンベヤから物品を収容
    するために配置された複数の物品供給装置とを備え、供
    給コンベヤの各軌道が他の軌道から独立してそのそれぞ
    れの供給装置に物品を搬送することができ、供給コンベ
    ヤのすべての軌道からの物品が転送コンベヤを介して共
    通の排出コンベヤに供給できるように、転送コンベヤの
    第1路線が複数の供給装置のすべてから物品を収容する
    るために位置決めされていることを特徴とする請求項1
    0に記載の物品処理装置。
  12. 【請求項12】 物品が供給コンベヤから供給装置の物
    品ホルダに落下されるように供給装置が供給コンベヤの
    下側に配置されかつ転送コンベヤが供給装置の下側に位
    置決めされ、第1路線が上方路線でかつ第2路線が下方
    路線であり、物品が供給装置から転送コンベヤの物品ホ
    ルダ列にその上方路線に沿って落下されそして排出コン
    ベヤが転送コンベヤの下方路線の下側に配置されている
    ことを特徴とする請求項10に記載の物品処理装置。
  13. 【請求項13】 物品を転送コンベヤの下方路線から収
    容しかつ物品を排出コンベヤ上の容器に下降させるため
    に転送コンベヤの下方路線と排出コンベヤとの間に放出
    機構が配置されていることを特徴とする請求項12に記
    載の物品処理装置。
  14. 【請求項14】 転送コンベヤの下方路線の下側に複数
    の放出機構が配置され、該放出機構が転送コンベヤの下
    方路線から落下される物品を収容することを特徴とする
    請求項13に記載の物品処理装置。
  15. 【請求項15】 物品を収容するために排出コンベヤ上
    に容器が位置決めされ、容器が各々少なくとも2列の物
    品保持仕切り室を有し、2列の物品保持仕切り室が異な
    る放出機構からの物品を収容するために位置決めされて
    いることを特徴とする請求項14に記載の物品処理装
    置。
  16. 【請求項16】 転送コンベヤが供給装置が有するもの
    よりも多い物品ホルダ列を有し、供給装置が供給する物
    品よりも多い物品を収容するようなバツフアとして転送
    コンベヤが作用できることを特徴とする請求項10に記
    載の物品処理装置。
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