JP3437245B2 - 加硫ゴムシートの水中での補修方法 - Google Patents
加硫ゴムシートの水中での補修方法Info
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- JP3437245B2 JP3437245B2 JP5186694A JP5186694A JP3437245B2 JP 3437245 B2 JP3437245 B2 JP 3437245B2 JP 5186694 A JP5186694 A JP 5186694A JP 5186694 A JP5186694 A JP 5186694A JP 3437245 B2 JP3437245 B2 JP 3437245B2
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- rubber sheet
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】遮水シートの補修方法に関する。
【0002】
【従来の技術】遮水シートの破損個所に水中接着テープ
を貼着し、その上に補修用加硫ゴムシートを載置して押
圧しながら硬化接着していた。
を貼着し、その上に補修用加硫ゴムシートを載置して押
圧しながら硬化接着していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】破損個所にぴったり合
致する水中接着テープを確保するのが困難で、破損個所
より大きな水中接着テープを貼着すると違和感が生じ、
障害物となって水中接着テープ貼着部分から水の逃漏が
起り、破損個所の修理が頻繁に行わねばならない欠点が
あった。
致する水中接着テープを確保するのが困難で、破損個所
より大きな水中接着テープを貼着すると違和感が生じ、
障害物となって水中接着テープ貼着部分から水の逃漏が
起り、破損個所の修理が頻繁に行わねばならない欠点が
あった。
【0004】
【課題を解決するための手段】如上の課題を解決するた
めに鋭意努力した結果、本発明に到達したものである。
すなわち、本発明は水中で使用中の加硫ゴムシートの破
損部の周辺に変性シリコン接着剤を押出し、その上に補
修用加硫ゴムシートを押載し硬化接着するものである。
めに鋭意努力した結果、本発明に到達したものである。
すなわち、本発明は水中で使用中の加硫ゴムシートの破
損部の周辺に変性シリコン接着剤を押出し、その上に補
修用加硫ゴムシートを押載し硬化接着するものである。
【0005】本発明を図面に基いて説明する。図1は本
発明の補修方法の断面図の1例で古い加硫ゴムシート3
の破損個所Hに変性シリコン接着剤2を押出してほぼ均
一に破損個所より大きい面積に盛り上げ、該変性シリコ
ン接着剤押噴部に補修用加硫ゴムシート1を押載する。
発明の補修方法の断面図の1例で古い加硫ゴムシート3
の破損個所Hに変性シリコン接着剤2を押出してほぼ均
一に破損個所より大きい面積に盛り上げ、該変性シリコ
ン接着剤押噴部に補修用加硫ゴムシート1を押載する。
【0006】本発明の変性シリコン接着剤の水中での接
着の24時間後の特性は50%・引張応力は1.4kg
/cm2、最大引張力5.9kg/cm2、破断時の伸び
は690%である。
着の24時間後の特性は50%・引張応力は1.4kg
/cm2、最大引張力5.9kg/cm2、破断時の伸び
は690%である。
【0007】図2は本発明の別の補修方法を示す断面図
で、破損個所Hより少し小さ目の水中接着テープ4を載
置し、該破損個所に変性シリコン接着剤を破損個所より
広い面積で押出し、その上に補修用加硫ゴムシート1を
押載する。そして補修用加硫ゴムシートを被覆押圧する
に足る土のう7を積み上げる。本発明は図3のようにベ
ントマット6を使用した補修方法も含まれる。
で、破損個所Hより少し小さ目の水中接着テープ4を載
置し、該破損個所に変性シリコン接着剤を破損個所より
広い面積で押出し、その上に補修用加硫ゴムシート1を
押載する。そして補修用加硫ゴムシートを被覆押圧する
に足る土のう7を積み上げる。本発明は図3のようにベ
ントマット6を使用した補修方法も含まれる。
【0008】図4及び図5は河川の護岸の水漏れ防止の
ための概略図で、図4のコンクリートによる隙間固定
が、経日的に劣化又は振動、流圧によってコンクリート
9が破損し、水の逃漏が発生する。水中でのセメントに
よる修理は不可であるので、本発明においては、破損個
所のコンクリートを取り除き栗石の破損個所をワイヤブ
ラシで汚れを取り除き該破損個所に水中接着テープを詰
め込み、隙間に変性シリコン接着剤を押出し注入する。
ための概略図で、図4のコンクリートによる隙間固定
が、経日的に劣化又は振動、流圧によってコンクリート
9が破損し、水の逃漏が発生する。水中でのセメントに
よる修理は不可であるので、本発明においては、破損個
所のコンクリートを取り除き栗石の破損個所をワイヤブ
ラシで汚れを取り除き該破損個所に水中接着テープを詰
め込み、隙間に変性シリコン接着剤を押出し注入する。
【0009】本発明に使用する変性シリコン接着剤の効
果を高めるには、シラン系のプライマーを使用する。
果を高めるには、シラン系のプライマーを使用する。
【0010】
【作用】水中での加硫ゴムシートの破損個所に水中でも
接着能力の低下しない変性シリコン接着剤を用いるの
で、補修は簡単である。
接着能力の低下しない変性シリコン接着剤を用いるの
で、補修は簡単である。
【0011】
【発明の効果】水中での加硫ゴムシートの破損個所の修
理に、変性シリコン接着剤、水中接着テープ及びベント
マットを用いて行うため耐久性がよいので、修理の機会
が減り、加硫ゴムシートの補修が容易になった。
理に、変性シリコン接着剤、水中接着テープ及びベント
マットを用いて行うため耐久性がよいので、修理の機会
が減り、加硫ゴムシートの補修が容易になった。
【図1】図1は本発明の補修方法を示す断面図。
【図2】図2は本発明の別の補修方法を示す断面図。
【図3】図3は本発明の他の補修方法を示す断面図。
【図4】図4は河岸の栗石の護岸を示す概略図。
【図5】図5は栗石の護岸のコンクリート部の補修を示
す概略図。
す概略図。
1 補修用加硫ゴムシート
2 変性シリコン接着剤
3 加硫ゴムシート(旧一部破損)
4 水中接着テープ
5 加硫ゴムシート
6 ベントマット
7 土のう
8 栗石
9 コンクリート
H 破損個所
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B29C 73/00 - 73/34
E02B 3/04 - 3/14
B09B 1/00
E02D 3/00
Claims (3)
- 【請求項1】水中で使用中の加硫ゴムシートが破損した
際、水中で破損部の周辺に変性シリコン接着剤を押出し
た後、補修用加硫ゴムシートを押載して硬化接着するこ
とにより、加硫ゴムシートを水中で補修する方法。 - 【請求項2】水中で使用中の加硫ゴムシートが破損した
際、水中で破損部に破損個所より少し小さ目の水中接着
テープを載置し、変性シリコン接着剤を破損個所より広
い範囲で押出し、その上に補修用加硫ゴムシートを被覆
押圧することにより、加硫ゴムシートを水中で補修する
方法。 - 【請求項3】前記補修用ゴムシートを被覆押圧する前に
ベントマットを被覆する請求項2記載の加硫ゴムシート
の水中での補修方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5186694A JP3437245B2 (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | 加硫ゴムシートの水中での補修方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5186694A JP3437245B2 (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | 加硫ゴムシートの水中での補修方法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003108375A Division JP2003268743A (ja) | 2003-04-11 | 2003-04-11 | 河川の護岸の水漏れ防止構造の補修方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07256776A JPH07256776A (ja) | 1995-10-09 |
JP3437245B2 true JP3437245B2 (ja) | 2003-08-18 |
Family
ID=12898804
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5186694A Expired - Fee Related JP3437245B2 (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | 加硫ゴムシートの水中での補修方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3437245B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4825711B2 (ja) * | 2007-03-19 | 2011-11-30 | 株式会社タツノ化学 | 熱可塑性樹脂製遮水シートの補修方法 |
JP6309256B2 (ja) * | 2013-12-09 | 2018-04-11 | パーカーアサヒ株式会社 | 水中における補修箇所の修復方法及び水中における補修箇所の修復材 |
-
1994
- 1994-03-23 JP JP5186694A patent/JP3437245B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07256776A (ja) | 1995-10-09 |
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