JP3436259B2 - 測光装置 - Google Patents

測光装置

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JP3436259B2
JP3436259B2 JP2001136654A JP2001136654A JP3436259B2 JP 3436259 B2 JP3436259 B2 JP 3436259B2 JP 2001136654 A JP2001136654 A JP 2001136654A JP 2001136654 A JP2001136654 A JP 2001136654A JP 3436259 B2 JP3436259 B2 JP 3436259B2
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良男 湯浅
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J1/00Photometry, e.g. photographic exposure meter
    • G01J1/42Photometry, e.g. photographic exposure meter using electric radiation detectors
    • G01J1/4209Photoelectric exposure meters for determining the exposure time in recording or reproducing
    • G01J1/4214Photoelectric exposure meters for determining the exposure time in recording or reproducing specially adapted for view-taking apparatus

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
  • Color Television Image Signal Generators (AREA)
  • Exposure Control For Cameras (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被写体光像を電子
データに光電変換してメモリカード等の記録媒体に記録
するデジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ等の
電子カメラでの写真撮影に適した測光装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】カメラは、レンズにより被写体光像を焦
点面に結像し、当該焦点面に配置されたフィルム等の感
光部材を露光することによって当該被写体光像を記録す
るものである。フィルムには感度や特性曲線など感光特
性があるため、好適な記録画像を得るにはフィルムの特
性に応じた適正な露光量をフィルムに与える必要があ
る。
【0003】ところで、一般に自然界の光の明暗の範囲
はフィルムの明暗の再現範囲よりも非常に広く、被写体
界の明暗の範囲を全てフィルムに記録することはできな
い。このため、写真撮影では、一般に自然界の光の分布
の平均値を有する被写体として反射率18%の被写体を
想定し、この被写体がフィルムの特性曲線の中間部の濃
度で記録されるような露光量を適正な露光量若しくは適
正露出としていることが多い。
【0004】周知のように、カメラでは露光量を制御す
るパラメータとしてフィルム感度、露光時間、絞り及び
被写体の明るさがあるが、被写体の明るさが分ってもフ
ィルム感度に応じて適正露出となる露光時間(シャッタ
スピード)、絞り(以下、これらを露出制御値とい
う。)を決定する必要があり、これらの露出制御値を算
出することは容易でない。このため、従来、被写体の明
るさを測定し、その測定結果とフィルム感度とに基づい
て適正な露出制御値を算出する露出計が実用化されてい
る。
【0005】露出計には被写体に当たる光を測定する入
射光式と、被写体に当たって反射してくる光を測定する
反射光式とがあるが、それぞれ下記(1),(2)の関
係式によって露出制御値(シャッタスピードTv,絞り
値Av〔アペックス値〕)が算出され、表示されるよう
になっている。
【0006】 但し、Ev:露出値 Sv:フィルムのISO感度 Bv:被写体輝度 Iv:被写体照度
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の露出計は、銀塩
フィルムカメラでの写真撮影用のものであるため、露出
値はフィルムに対する適正な露光量として算出されてい
る。これは、銀塩フィルタでは露光によって潜像を形成
した後、現像・定着処理を経て撮影像が再現されるた
め、被写体光像の輝度分布とフィルムに形成される撮影
像の濃度分布との対応関係を予め知ることが出来ないか
ら、反射率18%の被写体がフィルムの特性曲線の中間
部の濃度で記録されるようにフィルムの露光量を制御す
ることで、露出制御値の設定の容易化を図ったものであ
る。
【0008】ところで、近年、CCD等の固体撮像素子
を用いたデジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ
等の電子カメラが急成長し、銀塩フィルムカメラに匹敵
するほどの解像度を有するものも実用化されている。電
子カメラでは被写体光像の明暗の分布が、例えば8ビッ
トの場合、0〜255のデジタルデータに変換されて半
導体メモリなどに記録される。すなわち、電子カメラで
は被写体光像がフィルムの撮影像の濃度分布に相当する
階調値で記録される。
【0009】このことは、電子カメラでは、被写体光像
の輝度分布(入力レベルの分布)と記録媒体に記録され
る画像の濃度分布(出力レベルの分布)との対応関係が
分るから、撮影時に記録画像のレベルで露出を評価でき
ることを意味し、撮影者にとれば、従来の露出制御値だ
けでなく記録画像で評価可能な情報(記録画像の階調特
性や階調範囲など)が得られることが望ましい。
【0010】しかし、従来の露出計は、上述したように
フィルムへの適正な露光量に基づく露出制御値を算出す
るのみであるから、デジタルスチルカメラ等の電子カメ
ラに適用しても記録画像で評価可能な情報を得ることは
できない。特に電子カメラの固体撮像素子はダイナミッ
クレンジが銀塩フィルムよりも狭く、銀塩フィルムの特
性曲線に相当する特性も当該銀塩フィルムと相違するか
ら、従来の露出計の計測値を銀塩フィルムでの露出制御
の経験や知識を生かして電子カメラに適用することも容
易でない。従って、電子カメラには電子カメラの記録方
式を考慮した使い易い測光装置が要望されるところであ
るが、未だ、かかる測光装置は提案されておらず、商品
化もなされていない。
【0011】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、記録画像での露出評価が可能な電子カメラの写
真撮影に適した測光装置を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、被写体光像を
デジタルデータに光電変換して記録する電子カメラの写
真撮影に用いられる測光装置であって、光を受光し、そ
の強度に応じた電気信号に変換して出力する受光手段
と、露光感度を入力する入力手段と、上記受光手段で得
られる受光量と上記露光感度とに基づいて露出値を算出
する露出値算出手段と、上記露出値演算手段で算出され
た露出値を実際の撮影に供する露出値として特定するこ
とを指示する指示手段と、上記露出値演算手段で算出さ
れた露出値と上記指示手段で特定された特定露出値との
露出差を算出する露出差算出手段と、上記露出差とデジ
タルデータの階調値との関係を示すγ特性を設定するγ
特性設定手段と、上記特定露出値で撮影された際、上記
露出値演算出段で算出された露出値を有する被写体に対
するデジタルデータの階調値を、上記露出差と上記γ特
性とに基づいて算出する階調値算出手段と、上記階調値
を表示する表示手段とを備えたものである(請求項
1)。
【0013】また、本発明は、被写体光像をデジタルデ
ータに光電変換して記録する電子カメラの写真撮影に用
いられる測光装置であって、受光した光を少なくとも三
つの色成分に分離し、色成分毎にその強度に応じた電気
信号に変換して出力する受光手段と、上記色成分毎に露
光感度を入力する入力手段と、上記色成分毎に、上記受
光手段で得られる受光量と上記露光感度とに基づいて露
出値を算出する第1の露出値算出手段と、上記色成分毎
に算出された露出値を用いて露出制御用の露出値を算出
する第2の露出値算出手段と、上記露出制御用の露出値
を、実際の撮影に供する露出値として特定することを指
示する指示手段と、上記色成分毎に、上記露出値演算手
段で算出された露出値と上記特定露出値との露出差を算
出する露出差算出手段と、色成分毎に、上記露出差とデ
ジタルデータの階調値との関係を示すγ特性を設定する
γ特性設定手段と、上記色成分毎に、上記特定露出値で
撮影された際、上記露出値演算出段で算出された露出値
を有する被写体に対するデジタルデータの階調値を、上
記露出差と上記γ特性とに基づいて算出する階調値算出
手段と、各色成分について算出された上記階調値を表示
する表示手段とを備えたものである(請求項2)。な
お、上記露出制御用の露出値は、各色成分の受光量の調
和平均値を用いて算出される露出値にするとよい(請求
項3)。
【0014】上記表示手段には階調値のほか、露出感
度、露出値及び特定露出値の全て若しくは一部が表示す
るとよい(請求項4)。また、上記受光手段は、被写体
への入射光を受光するものでもよく(請求項5)、被写
体からの反射光を受光するものでもよい(請求項6)。
あるいはまた、上記受光手段は、被写体の入射光を受光
する入射光式受光手段と、上記被写体からの反射光を受
光する反射光式受光手段とを備え、上記入射光式受光手
段と上記反射光式受光手段とを切り換える切換手段を更
に備えるようにしてもよい(請求項7)。
【0015】また、上記階調値の許容範囲を設定する階
調限界設定手段と、上記階調値算出手段で算出された階
調値が上記階調値の許容範囲内であるか否かを判別する
判別手段と、上記階調値が許容範囲を超えていると、警
告を行う警告手段とを更に備えるとよい(請求項1
2)。この場合は、上記表示手段に上記階調値の許容範
囲と警告表示とを更に表示するとよい(請求項13)。
また、上記デジタルデータの階調数を変更する階調数変
更手段を更に備えるとよい(請求項14)。
【0016】請求項1記載の発明によれば、受光手段で
被写体への入射光若しくは被写体からの反射光を受光す
ると、その受光強度に応じた受光量が得られる。そし
て、この受光量と入力手段から入力された露光感度とか
ら露出値が算出される。この露出値は、実際の撮影に供
する露出値として特定するように指示されると、特定露
出値として設定される。
【0017】次に、算出された露出値と特定露出値との
露出差が算出され、この露出差と、γ特性設定手段で設
定された露出差とデジタルデータの階調値との関係を示
すγ特性とに基づいて、算出された露出値を有する被写
体に対するデジタルデータの階調値が算出される。具体
的には、露出差をデジタルデータの階調値に変換する、
γ値をパラメータとした所定の変換式を用いて演算によ
り露出差が階調値に変換される(請求項8)。
【0018】例えば算出された複数個の露出値のうち、
特定露出値に設定された露出値をEvr、現在測定され
た露出値をEv、特定露出値に対応する露出校正基準の
反射率をR0とすると、露出差ΔEv=Ev−Evrか
ら特定露出値EVrの測定箇所と露出値Evの測定箇所
とのコンラストBは2ΔEvで算出され、このコントラス
トBと露出校正基準の反射率R0(例えば18%)とか
ら露出値Evの測定箇所の反射率RはR=R0・B=R0
・2ΔEvで算出される。一方、例えばITU709規格
では反射率Rを階調値Dvに変換する階調変換式がDv
=Dmax・(1.099・Rγ−0.099)(Dmax;
階調値の最大値,γ;γ値)のように定義されており、
この階調変換式に反射率Rを代入することで、露出差を
デジタルデータの階調値に変換する、γ値をパラメータ
とした所定の変換式Dv=Dmax・(1.099・
(0.18・2ΔEv)γ−0.099)が得られる。従
って、この変換式に露出差ΔEvを代入することで階調
値が算出される(請求項8,9)。
【0019】あるいは、上記変換式を用いて設定した露
出差を階調値に変換する変換テーブル、或いは露出差Δ
Evと当該露出差ΔEvに対応する階調値を逐次入力す
ることで作成した変換テーブルを用意しておき、この変
換テーブルと露出差とから階調値が直接変換される(請
求項10,11)。
【0020】請求項2記載の発明によれば、受光手段で
被写体への入射光若しくは被写体からの反射光を受光す
ると、少なくとも三つの色成分(例えばR(赤),G
(緑),B(青))に分離され、色成分毎に受光量が得
られる。そして、色成分毎に、その受光量と入力手段で
入力された露光感度とから露出値が算出される。また、
各色成分の受光量を用いて露出制御用の露出値が算出さ
れる。例えば各色成分の受光量の調和平均値が撮影に供
する露出値として算出される(請求項3)。この露出値
は、実際の撮影に供する露出値として特定するように指
示されると、特定露出値として設定される。
【0021】更に、色成分毎に、算出された露出値と特
定露出値との露出差が算出され、この露出差と、γ特性
設定手段で設定されたデジタルデータの階調値との関係
を示すγ特性とに基づいて、算出された露出値を有する
被写体に対するデジタルデータの階調値が算出される。
そして、色成分毎に算出された階調値は表示手段に表示
される。なお、請求項4記載の発明では、階調値のほ
か、露出感度、露出値及び特定露出値の全て若しくは一
部も表示される。
【0022】請求項12又は13記載の発明では、算出
された階調値が許容範囲内であるかいなかが判別され、
階調値が許容範囲を超えていると、例えば表示手段に警
告表示を行ったり、警告音を発するなどの警告が行われ
る。
【0023】請求項14記載の発明では、デジタルデー
タの階調数をカメラの階調ビットに応じた階調数に設定
することで、カメラ毎の階調値を表示させることができ
る。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る測光装置の一
実施形態の外観を示す正面図、図2は同測光装置の背面
図、図3は同測光装置の斜視図である。
【0025】図1〜図3に示す測光装置1は、被写体の
輝度若しくは照度を測定し、その測定値と設定されたフ
ィルム感度とに基づいて露出値(露光時間,絞り値)を
算出する機能に加え、露出値と設定された電子カメラで
の記録特性(フィルムの特性曲線に相当する特性。詳細
は後述する。)とを用いて当該測定点の記録画像におけ
る階調値を算出する機能を備えている。
【0026】フィルムの特性曲線は縦軸に写真濃度D、
横軸に露出量の対数値(logE)をとり、フィルム面に
おける露光量がどのような写真濃度になるかを示すもの
であるが、この特性曲線はフィルムの種類によって相違
し、写真濃度Dの絶対的なレベルも一定ではない。この
ため、フィルムへの写真撮影では露光量から写真濃度を
算出することはできない。
【0027】一方、電子カメラにあっては、光電変換素
子によって露光量を電気信号(アナログ信号)に変換
し、更に所定のビット数のデジタル信号(階調値を示す
データ)にA/D変換して記録媒体に記録するようにな
っている。この場合、記録画像の階調範囲はA/D変換
されるデータのビット数によって決定され(例えば8ビ
ットデータの場合、階調範囲は0〜255)、光電変換
素子から出力される受光信号は、撮影画像の濃度分布
(光電変換素子からの受光信号のレベル分布)がこの階
調範囲に適正に分布するように、A/D変換されて記録
画像が作成されるようになっている。
【0028】すなわち、電子カメラはフィルムの特性曲
線に相当する特性(光電変換素子への露光量と記録画像
の記録レベルとの関係を示す特性、言いかえると、光電
変換素子への入力レベルと記録媒体への出力レベルとの
関係を示すγ特性)を有し、光電変換素子から出力され
る露光量に応じた受光信号が当該γ特性を用いて記録画
像の階調値のデータに変換されて記録される。
【0029】従って、電子カメラにおけるフィルムの特
性曲線に相当する特性が用意されていれば、光電変換素
子への露光量から記録画像の濃度(階調値)を算出する
ことができる。本実施形態に係る測光装置は、例えばデ
ジタルスチルカメラ等の電子カメラに標準的に適用され
るγ特性の変換式若しくは変換テーブル(後述する図1
4を参照)を予め用意するか、或いは撮影者がγ特性の
変換テーブルを別途入力することでγ特性の変換テーブ
ルを具備させ、各測定点で測定される露出値(露光量)
と用意されたγ特性の変換テーブルとから記録画像の階
調値(デジタルカウント値)を算出するようになってい
る。
【0030】測光装置1は、入射光式の測光と反射光式
の測光とを選択的に行うことができるようになってい
る。測光装置1は、反射光式測光部4を備えた縦長で薄
形の略長方体形状の装置本体2とこの装置本体2の上端
に取り付けられた入射光測定用の受光部3とからなる。
受光部3は取付部11を介して装置本体2の縦方向の中
心軸の回りに回転可能に取り付けられている(図3参
照)。このように受光部3を回転可能にすることで、撮
影状況により、測定すべき入射光の入射方向に対する装
置本体2の保持方向が制限を受けないようになってい
る。
【0031】受光部3は、釣鐘形の正面形状を有する薄
形の箱体をなし、正面側の表面に円形の受光窓31を有
している。この受光窓31には透過拡散性を有する部材
からなるカバー部材32が設けられ、受光窓31の内部
にはカバー部材32を透過した光を受光する受光センサ
(図略)が配設されている。カバー部材32としては、
人物などの立体形状物を測光するときは、受光角特性I
がカーディオイド型となるI=I0・(1+cosθ)/2
の受光球が用いられ、平面物を測光するときは、受光角
特性Iがコサイン型となるI=I0・cosθの受光板が用
いられる。
【0032】装置本体2は、使用者が片手で容易に保持
および操作が可能な大きさおよび形状になっている。こ
の装置本体2の正面上部の左側に反射光式測光部4のフ
ァインダ窓41が配設され、その右側に外光受光センサ
5と電源キー60とがこの順に配設されている。外部受
光センサ5は、LCD7のバックライト73(図12参
照)の点灯を制御するため、周囲の明るさを検出するも
のである。外部受光センサ5は、例えばセレン光電池、
CdS、シリコンフォトダイオードなどからなり、外光
を受光し、その光強度に応じた電気信号に変換して出力
する。この受光信号は制御部12(図12参照)入力さ
れ、制御回路はこの受光信号のレベルが所定のレベルよ
り低いとき(周囲が暗いとき)、LCD7の表示を見易
くするため、バックライト73を点灯させる。電源キー
60は、測光装置1の起動及び停止を行う操作キーであ
る。電源キー60を押す毎に起動(電源ON)と停止
(電源OFF)とが交互に切り換わる。
【0033】装置本体2の正面中央部には縦長のLCD
(Liquid Crystal Display)からなる表示部7(以下、
LCD7という。)が設けられ、その下部に機能選択キ
ー61、測定基準設定キー62、測定モードキー23、
メモリクリアキー24及びメモリキー25が二段に配設
され、装置本体2の下部の右下隅にシンクロ端子8が設
けられている。シンクロ端子8はフラッシュ光測定時に
シンクロコードを接続するためのものである。
【0034】LCD7は、測定条件設定のための所要の
表示や測定結果の表示を行うものである。図5は、測定
結果の表示内容の一例を示す図である。本実施形態で
は、LCD7は、例えばセグメントタイプの液晶により
構成されている。LCD7は、画面左側に露出値をFn
o.スケール71a上に表示するためのアナログ表示部
71を有し、画面右側に絞り値(Fno.)、デジタル
カウント値(Dv)などの測定値や測定条件となる測定
モード(Ambi/Cord/Non.C)、シャッタ
スピード(Time)などの設定値を表示するディジタ
ル表示部72を有している。
【0035】アナログ表示部71の「1,1.4,2,…,9
0,128」は露出値をFno.で表すためのFno.スケ
ール71aであり、上端には入射光式の測定値であるこ
とを示す表示「In」と反射光式の測定値であることを
示す表示「Ref」とが設けられている。入射光式測定
の場合、「In」が点灯し、反射光式測定の場合、「R
ef」が点灯する。図5の例では反射光式測定であるか
ら、「Ref」が点灯表示され、「In」は表示されて
いない。
【0036】Fno.スケール71aの右側には特定露
出値の表示欄と任意露出値の表示欄とが設けられ、特定
露出値及び任意露出値は、Fno.スケール71aの対
応する位置にバー表示71bを点灯させることで表示さ
れる。図5では特定露出値がFno.=8、任意露出値
がFno.≒4.8(Av値(アペックス値)で4.5
に相当する値)と表示されている。
【0037】なお、上述したように本実施形態に係る測
光装置1は、各測定点で測定される露出値と用意された
γ特性の変換テーブルとを用いて記録画像の階調値を算
出するが、γ特性の変換テーブルは、図11に示すよう
に横軸に露出差ΔEv、縦軸に階調値Dvをとり、露出
差ΔEvを階調値Dvに変換するようにしているため、
各測定点の露出値Evを露出差ΔEvに変換する必要が
ある。特定露出値は、各測定点の露出値Evを露出差Δ
Evに変換するために複数箇所で測定される露出値のう
ち、基準として測定者によって設定される露出値であ
り、任意露出値は、特定露出値として設定されない露出
値である。特定露出値は、写真撮影の観点からみれば、
露出制御に供される露出値である。従って、特定露出値
として設定された測定点の露出差ΔEvはΔEv=0と
なり、任意露出値となる測定点の露出差ΔEvはΔEv
>0又はΔEv<0となる。
【0038】図5に戻り、ディジタル表示部72にも上
端に入射光式の測定値であることを示す表示「In」と
反射光式の測定値であることを示す表示「Ref」が設
けられている。図5の例では反射光式測定であるから、
「Ref」が点灯表示され、「In」は表示されていな
い。また、ディジタル表示部72の「Fno.」、「T
ime」及び「Dv」はそれぞれ測定された露出値、設
定されたシャッタスピード及びデジタルカウント値を示
している。
【0039】図5では、Fno.が「4」と「5.6」
との間の任意露出値に対するデジタルカウント値が表示
されている。「Fno.」表示の「4.05」における
大きい表示「4.0」は、Fno.スケール71aの目
盛値でバー表示71bより下側の位置の数値を示し、小
さい表示「5」の部分はFno.スケール71aの目盛
間を0.1段ステップで刻んだ場合の中間値を示してい
る。従って、「4.05」はAv値で4.5に相当し、
絞り値ではFno.≒4.8に相当することを示してい
る。なお、特定露出値と任意露出値との露出差ΔEv
は、アナログ表示部71におけるFno.スケール71
a上の両バー表示71bの差(図5では1目盛半である
から、ΔEv=1.5)を読み取ることにより知ること
ができる。
【0040】また、「Time」の表示「125」はシ
ャッタスピートが「1/125」(秒)であることを示
し、「Dv」の表示「55」は、Fno.≒4.8、シ
ャッタスピード=1/125で露光された画像の階調値
(デジタルカウント値)が「55」となることを示して
いる。
【0041】また、ディジタル表示部72にはデジタル
カウント値Dvが設定された許容範囲(上述したγ特性
の直線部に相当する範囲。フィルムのラチチュードに相
当する範囲)を超えていることを示す警告表示「O」が
設けられている。許容範囲の上限階調値(γ特性の肩部
に相当する階調値)Dvhと下限階調値(γ特性の肩部
に相当する階調値)Dvlは、撮影者が設定可能になさ
れ、例えば記録範囲が「0〜255」で、上限階調値D
vhとしてDvh=245が、また、下限階調値Dvl
としてDvh=45が設定されているとき、Dv>24
5又はDv<45であると、「O」が点灯され、警告表
示が行われる。図5では、Dv=55であるから、警告
表示はされていない(点線で示す「O」は消灯状態を示
している)。
【0042】なお、本実施形態では、LCD7が縦長の
表示画面を有しているので、測定結果を縦方向に表示し
ているが、LCD7が横長の表示画面を有している場合
は、図6に示すように測定結果を横方向に表示してもよ
い。図6では、表示画面の上部にアナログ表示部71が
設けられ、その下部にディジタル表示部72が設けられ
ている。同図の例では、Dv=266>Dvh(=24
5)であるため、警告表示「O」が点灯されている。
【0043】機能選択キー61は、ISO感度設定、シ
ャッタスピード設定、階調ビット数設定、γ値設定、限
界階調値設定及び階調値テーブル設定等の各種の設定機
能を選択するための操作キーである。機能選択キー61
を長押しすると、ISO感度→シャッタスピード→階調
ビット数→γ値→限界階調値→階調値テーブル→ISO
感度の順に設定モードがサイクリックに切り換わる。こ
の設定モードの切り換わりはLCD7の表示内容の変化
によって知ることができる。何れかの設定モードが選択
されると、操作ダイアル68を図1の矢印方向に回転す
ることでその選択モードに関係した数値を選択設定する
ことができる。
【0044】例えばISO感度の設定モードが設定され
ると、LCD7の表示内容が図7に示すように切り換わ
り、「ISO」の表示欄に予め設定された複数個のIS
O感度の数値(10,12,…,80,100,125,…,1000,1250,…
等)の中の1つが表示される。この数値は操作ダイアル
68を、例えば上方向に操作すると増加し、下方向に操
作すると減少するように変化し、所望の数値を表示させ
ることでISO感度が表示値に設定される。図7の例で
は、ISO感度が「100」が設定されている。なお、
図7の例では測定中にISO感度設定モードが設定され
たため、測定結果の露出値(Fno.4.05,Tim
e125)も併せて表示されている。測定開始前の初期
設定時では露出値は表示されない。
【0045】シャッタスピードの設定もISO感度の設
定と同様の方法で設定される。すなわち、シャッタスピ
ードの設定モードが設定されると、「Time」の表示
欄に予め設定された複数個の露光時間の数値(…,2,4,
…,125,250,…,1000,2000,…等)の中の1つが表示され
る。操作ダイアル68の操作によって所望の数値を表示
させることでシャッタスピードがその表示値に設定され
る。
【0046】階調ビット数の設定モードは、記録画像の
データのビット数(階調数)を設定するためのモードで
ある。電子カメラによって記録画像のデータのビット数
が相違することがあり(例えば8ビット,10ビット,
12ビット等)、それによってγ特性におけるデジタル
カウント値の階調数も変える必要があるため、階調ビッ
ト数を設定可能にしている。階調ビット数の設定もIS
O感度の設定と同様の方法で設定される。すなわち、階
調ビット数の設定モードが設定されると、図示はしない
が「階調ビット数」の表示欄に予め設定された3個の階
調ビット数の数値(8,10,12)の中の1つが表示
される。操作ダイアル68の操作によって所望の数値を
表示させることで階調ビット数がその表示値に設定され
る。
【0047】γ値の設定モードは、上述したγ特性のγ
値を設定するモードである。本実施形態に係る測定装置
1は、図14に示すようにγ値の異なる複数のγ特性を
有し、撮影者が何れかのγ特性を選択できるようになっ
ている。γ値の設定もISO感度の設定と同様の方法で
設定される。すなわち、γ値設定モードが設定される
と、LCD7の表示内容が図8に示すように切り換わ
り、「γ」の表示欄に予め設定された3個のγ値(0.
42,0.45,0.48)の中の1つが表示される。
操作ダイアル68の操作によって所望の数値を表示させ
ることで階調ビット数がその表示値に設定される。図8
の例では、γ値が「0.45」に設定されている。な
お、図8の例では測定中にγ値設定モードが設定された
ため、測定結果の階調値Dvも併せて表示されている。
測定開始前の初期設定時では階調値は表示されない。
【0048】限界階調値の設定モードは、上述したデジ
タルカウント値Dvの許容範囲を設定するモードであ
る。限界階調値の設定もISO感度の設定と同様の方法
で設定される。すなわち、限界階調値設定モードが設定
されると、LCD7の表示内容が図9に示すように切り
換わり、「Dv」とその右側に三角形で囲まれた「O」
とからなる「Dv O」の表示欄に予め設定された複数
の数値(235,240,250,…)の中の1つが表示され
る。図9の例は、上限階調値DVhのみが設定可能な場
合で、「Dv O」の表示欄は上限階調値の表示欄であ
ることを示している。操作ダイアル68の操作によって
所望の数値を表示させることで上限界階調値がその表示
値に設定される。図9の例では、上限階調値が「24
5」に設定された状態を示している。
【0049】なお、上述したように上限階調値DVh,
下限階調値Dvlの両方を設定可能にすることができ
る。この場合は、「Dv」の表示欄の上段に上限階調値
Dvhが表示され、下段に下限階調値Dvlが表示され
る。上限階調値Dvhの設定と下限階調値Dvlの設定
との切換は、例えば測定基準設定キー62を押すことで
行うようにすればよい。
【0050】階調値テーブルの設定モードは、測定者が
所望のγ特性を作成するためのモードである。測定装置
1に、後述するようにγをパラメータとした露出差ΔE
vと階調値Dvとの関係を示す複数の特性(図10参
照)が予め用意されている。この特性は演算式か若しく
はその演算式によって算出された変換テーブル(階調値
テーブル)として用意されている。階調値テーブルの設
定モードは、予め標準的に用意された階調値テーブルと
は異なる、例えば図11に示す露出差ΔEvと階調値D
vとの関係を示す特性を測定者が任意に設定したい場合
を考慮して設けられている。
【0051】階調値テーブル設定モードが設定される
と、測定基準キー62が横軸の露出差ΔEvの設定キー
として機能し、操作ダイアル68が縦軸の階調値の設定
キーとして機能する。すなわち、限界階調値設定モード
が設定されると、LCD7の表示内容が図10に示すよ
うに切り換わり、「ΔEv」の表示欄に予め設定された
複数の数値(-4,-3.5,…-0.5,0,+0.5,…+3.5,+4.0)の
中の1つが表示され、「Dv」の表示欄に予め設定され
た複数の数値(0,1,2,…,256,…,512,…,1024,…,2048,
…,4096)の中の1つが表示される。測定基準キー62
を押す毎にΔEvの表示値が変化し、表示されたΔEv
に対して階調値Dvが設定可能となる。階調値Dvは操
作ダイアル68の操作によって変化し、表示された数値
が表示されたΔEvに対する階調値に設定される。図1
0の例では、ΔEv=−1.5に対する階調値Dvが
「55」に設定された状態を示している。
【0052】従って、ΔEvの各座標値に対する階調値
Dvを逐次設定することで、所望の階調値テーブルが設
定される。なお、階調値テーブル設定モードによって階
調値テーブルが設定されると、この階調値テーブルが予
め標準として用意されている階調値テーブルに代わる。
階調値テーブルの作成は、測定開始時に作成できるが、
測定中にも作成することができる。測定中に階調値テー
ブル設定モードに入った場合はその時に使用している階
調値テーブルを全体的若しくは部分的に修正することで
所望の階調値テーブルが作成される。
【0053】図1に戻り、装置本体2の左側面には、そ
の上部に反射光測定キー66が、また、右側面のほぼ反
射光測定キー66と同じ高さ位置に入射光測定キー67
が配設され、入射光測定キー67の下方に操作ダイアル
68が配設されている。また、装置本体2の背面には、
その上部に反射光式測光部4の受光窓42が設けられ、
その右側に視度調節ダイアル9が設けられている。
【0054】なお、上述した操作部材60〜68は後述
する操作部6(図12参照)の要素を構成するものであ
り、操作部材60〜68への操作の検出や操作に基づく
制御は、後述する制御部12(図12参照)によって行
われる。
【0055】ファインダ窓41と受光窓42との間の装
置本体2内には、反射光測定光学系40が配設されてい
る。図4は反射光測定光学系40の概略構成を示す斜視
図である。
【0056】反射光測定光学系40は、被写体からの反
射光を測定するために当該反射光を受光センサ48に導
くための測定光学系と、測定者が被写体の測定位置を確
認できるように被写体からの反射光をファインダ窓41
に導くファインダ光学系とからなる。測定光学系は、対
物レンズ44、ハーフミラー45、全反射ミラー46、
絞り板47及び受光センサ48で構成されている。一
方、ファインダ光学系は、対物レンズ44、ハーフミラ
ー45、全反射ミラー49、コンデンサレンズ50、フ
ァインダプリズム51及び接眼レンズ52で構成されて
いる。
【0057】受光窓42(図2参照)を介して入射する
図外の被写体からの反射光43は、対物レンズ44によ
り集光され、ハーフミラー45により測定用光線43a
と測定位置確認用光線43bとに分離される。測定用光
線43aは、全反射ミラー46により反射され、絞り板
47を介して受光センサ48に導かれる。
【0058】一方、測定位置確認用光線43bは、全反
射ミラー49により反射され、コンデンサレンズ50に
より集光され、ファインダプリズム51により方向が変
えられて接眼レンズ52に入射し、ファインダ窓41
(図1)を介して装置本体2の外に射出される。
【0059】図12は測光装置1の電気的構成を示すブ
ロック図である。なお、図1、図2と同一物には同一符
号を付している。この測定装置1は、電源回路10、測
定回路11、制御部12、不揮発性メモリ13、表示部
7及び操作部2を備えている。
【0060】電源回路10は、アナログ信号系の測定回
路11に電力を供給するアナログ部用電源回路101
と、ディジタル信号系の不揮発性メモリ13、表示部
7、制御部12、操作部6に電力を供給するディジタル
部用電源回路102とを備えている。各電源回路10
1,102は、それぞれ電池Eから電力供給を受け、所
定電圧の電力を生成して各部に供給する。アナログ部用
電源回路101は、制御部12からの制御信号により動
作を停止することが可能になっている。
【0061】測定回路11は、外光受光センサ5、入射
光受光センサ33、反射光受光センサ48、センサ切換
部111、積分機能を含むA/D変換回路112,11
3を備えている。入射光受光センサ33、反射光受光セ
ンサ48は、受光した光強度に応じた電気信号を出力す
るもので、セレン光電池、CdS、シリコンフォトダイ
オードなどが用いられる。反射光受光センサ48は、測
定対象(被写体)からの反射光が入射するように設定さ
れている。入射光受光センサ33は、被写体に当たる光
のうち18%の光量が入射するように設定されている。
【0062】センサ切換部111は入射光受光センサ3
3および反射光受光センサ48とA/D変換回路112
との間に介在され、両センサ33,48の何れか一方を
A/D変換回路112に切り換え接続するものである。
センサ切換部111の接続状態は制御部12によって制
御される。
【0063】制御部12は操作部2から反射光測定キー
66の操作情報が入力されると、A/D変換回路112
に反射光受光センサ48を接続するようにセンサ切換部
111の接続を切り換え、操作部2から入射光測定キー
67の操作情報が入力されると、A/D変換回路112
に入射光受光センサ33を接続するようにセンサ切換部
111の接続を切り換える。これにより、反射光測定が
指示されると、反射光受光センサ48から出力される受
光信号(アナログ信号)がA/D変換回路112によっ
て所定のビット数のディジタル値に変換されて制御部1
2に入力される。また、入射光測定が指示されると、入
射光受光センサ33から出力される受光信号(アナログ
信号)がA/D変換回路112によって所定のビット数
のディジタル値(受光データ)に変換されて制御部12
に入力される。そして、後述する所定の演算処理によっ
て、反射光式若しくは入射光式の露出値(Time、F
no.)及び階調値(デジタルカウント値)Dvが算出
され、表示部7に表示される。
【0064】なお、図12では、入射光受光センサ33
および反射光受光センサ48をそれぞれセンサ切換部1
11に直接接続し、このセンサ切換部111と制御部1
2との間にA/D変換回路112を介設しているが、こ
れに限られず、例えば入射光受光センサ33とセンサ切
換部111との間にA/D変換回路を介設するととも
に、反射光受光センサ48とセンサ切換部111との間
にもA/D変換回路を介設し、センサ切換部111と制
御部12とを直接接続するように構成してもよい。
【0065】外光受光センサ5から出力される受光信号
(周囲の明るさに応じた受光信号)はA/D変換回路1
13によって所定のビット数のデジタル値(受光デー
タ)に変換されてを介して制御部12に入力される。制
御部12はこの受光データを予め設定された所定の閾値
と比較し、当該閾値より小さいとき、周囲が暗いと判断
して表示部7のバックライト73を点灯させる。
【0066】不揮発性メモリ13は、例えばEEPRO
Mからなり、予め設定されたデータを含む制御部12の
CPUの制御プログラムや制御部12の演算処理によっ
て算出されるデータが格納される。
【0067】制御部12は、CPUなどを備え、各部の
動作を制御するもので、操作部2の各操作キーに対する
操作に基づいてアナログ部用電源回路101および測定
回路11に制御信号を送出して各部の動作を制御すると
ともに、表示部7に制御信号を送出して表示部7の表示
態様を制御する。また、制御部12は入射光受光センサ
33又は反射光受光センサ48からA/D変換回路11
2を介して入力される受光データから露出値(Tim
e,Fno.)を演算するとともに、階調値Dvを演算
する。
【0068】ここで、本実施形態に係る測光装置1の受
光データからデジタルカウント値を算出するための階調
値テーブルについて説明する。
【0069】デジタルスチルカメラ等の電子カメラでは
記録画像の濃度が数値化されて記録媒体に記録される。
この場合、濃度の数値化の範囲はデジタルデータのビッ
ト数によって決定される階調数によって決定される。例
えば8ビットデータの場合、撮影画像の画像データは
「0〜255」の範囲の階調値に変換されて記録され
る。
【0070】電子カメラでの写真撮影における露出情報
として、被写体側の明るさからその撮影画像がどのよう
なデジタルカウント値Dvで記録されるかを提供しよう
とすると、被写体の各部の測光値を記録画像におけるデ
ジタルカウント値に変換する必要がある。電子カメラの
記録階調については、ITU709規格により被写体の
反射率Rに対して、 Dv=Dmax・(1.099・Rγ−0.099)…(4) 但し、Dmax;階調値の最大値(例えば8ビットデータ
では255)の階調変換式が定義されている。従って、
被写体の各測光位置の測光値から当該測光位置の反射率
Rが分れば、上記(4)式によりデジタルカウント値を
算出することができる。なお、本実施形態ではITU7
09規格の階調変換式を用いているが、反射率から階調
値に変換する階調変換式は上記(4)式に特定されるも
のではなく、上記(4)式に基づく修正式であってもよ
い。
【0071】その一方、被写体の各測光位置の反射率R
を直接、測定することは容易ではない。しかし、露出計
は、例えば18%等の特定の反射率R0を有する被写体
がフィルムの特性曲線の中間部の濃度で記録されるよう
に(いわゆる、中庸の記録となるように)、受光量から
算出される露出値が校正されているから、2つの測定点
で測定された露出値Ev1,Ev2(Ev2>Ev1と
する。)との露出差ΔEv=Ev2−Ev1から両測定
点間の相対的な光強度の比若しくはコントラストB(=
2±ΔEv)は知ることができる。従って、露出値Ev
1,Ev2のいずれか一方に対する反射率が特定される
と、露出差ΔEvから他方の反射率Rは特定された反射
率から決定することができる。
【0072】また、露出計では、例えば露出値Ev1に
よって実際の撮影制御を行うとすれば、その測定箇所の
反射率R1は、露光制御の上では校正基準の反射率R0
に相当することになるから、露出値Ev1に対する反射
率R1を校正基準の反射率R 0に特定することができ
る。そうすると、他の測定点の反射率R2は、校正基準
の反射率R0とコンラストBとを用いて、 R2=R0・B=R0・2±ΔEv …(5) により算出することができる。
【0073】そして、上記(5)式を上記(4)式に代
入すると、階調値Dvの変換式は、 Dv=Dmax・(1.099・(R0・2±ΔEv)γ−0.099)…(6) となるから、階調値の最大値Dmax(等価的に階調
数)、校正基準の反射率R0及びγ値を決定することに
より、露出差ΔEvから上記(6)式を用いて階調値D
vを算出することができる。例えばDmax=255(8
ビットデータの場合)、γ=0.45、R0=18%と
すると、特定露出値Evrの測定点は、ΔEv=0であ
るから、デジタルカウント値DvrはDvr=255・
(1.099・0.180.45−0.099)≒104と
なる。また、ある測定点の特定露出値Evrに対する露
出差がΔEv=+2の場合、デジタルカウント値Dvi
は、Dvi=255・(1.099・0.18・
(220.45−0.099)≒216となる。
【0074】上記(6)式は露出差ΔEvを階調値Dv
に変換する変換式であり、上述した光電変換素子への入
力レベルと記録媒体への出力レベルとの関係を示すγ特
性の関数である。従って、上記(6)式を用いることで
標準的な階調値テーブルを作成することができる。
【0075】図14は、上記(6)式を用いて作成され
たγ特性の一例を示す特性図である。また、下記表1
は、図14に示すγ特性の階調値テーブルである。な
お、下記表1において、階調値テーブルとして記憶され
るのは、γ値0.42,0.45,0.48をパラメー
タとした露出差ΔEvと変換先の階調値Dvだけであ
る。記録域及び反射率Rは参考として記載している。
【0076】
【表1】
【0077】なお、上述したように、図14に示す階調
値テーブルは、ΔEvに対するDvを修正することが可
能である。この修正方法としては、γ値を変更する方法
とΔEvに対する階調値Dvを個別に変更する方法があ
る。また、階調値テーブル全体を新規に作成することも
可能である。
【0078】以上より、本実施形態に係る測光装置1で
は、被写体の複数箇所について測光が行われると、その
測光値に基づき露出値が算出される。そして、測定者に
より何れかの露出値が特定露出値に設定されると(この
設定は、例えば測定基準設定キー62を設定キーとし、
露出値が表示されたとき、測定基準設定キー62を押す
ことで設定することができる。)、この特定露出値に対
する他の測定点の露出値の露出差ΔEvが算出され、そ
の露出差ΔEvと上記階調値テーブル若しくは上記階調
値変換式(6)とから各測定点に対するデジタルカウン
ト値Dvが算出される。
【0079】図13は、制御部の受光データからデジタ
ルカウント値を演算する処理機能をブロック図で表した
ものである。
【0080】同図に示すように、制御部12は、露出値
算出部121、コントラスト算出部122、階調値算出
部123、記録領域判定部124、変換テーブル12
5、感度設定部126a、階調ビット設定部126b、
γ設定部126c及び限界階調設定部126dを有して
いる。
【0081】感度設定部126aは露出演算に必要なI
SO感度Svを設定するものである。感度設定部126
aは、操作部2の機能選択キー61及び操作ダイアル6
8の操作によって設定されるISO感度Svを露出値算
出部121に設定する。階調ビット設定部126bは階
調ビット数((6)式のDmaxを与える)を設定するも
のである。階調ビット設定部126bは、操作部2の機
能選択キー61及び操作ダイアル68の操作によって設
定される階調ビット数を階調値算出部123に設定す
る。γ設定部126cはγ特性のγ値((6)式のγに
相当)を設定するものである。γ設定部126cは、操
作部2の機能選択キー61及び操作ダイアル68の操作
によって設定されるγ値を階調値算出部123に設定す
る。限界階調設定部126dは算出されたデジタルカウ
ント値が許容範囲より大きすぎたり、小さすぎるときに
警告を発するため、その判断のための閾値である限界階
調値K(上限階調値K1,下限階調値K2若しくは何れ
か一方)を設定するものである。限界階調設定部126
dは、操作部2の機能選択キー61及び操作ダイアル6
8の操作によって設定される限界階調値Kを記録領域判
定部124に設定する。
【0082】露出値算出部121は、測定回路11から
入力される受光データIv又はBvから露出値Evを演
算するものである。露出値算出部121は、受光データ
Iv又はBvと感度設定部126aによって設定された
ISO感度Svとから上記(1)又は(2)式により露
出値Evを演算し、更にこの露出値Evから上記(3)
式により露光時間TimeとFno.とを演算する。ま
た、露出値算出部121は、算出した露出値Evを特定
露出値とする指示が操作部2から入力されると、当該露
出値Evを特定露出値Evrとして不揮発メモリ13に
記憶する。算出された露出値(任意露出値)Ev、特定
露出値Evr、露光時間Time、Fno.は表示部7
に出力され、図5に示すように表示される。
【0083】コントラスト算出部122は、露出差ΔE
vを演算するものである。コントラスト算出部122
は、不揮発メモリ13に記憶された特定露出値Evrを
読み出し、この特定露出値Evrと任意露出値Evとの
露出差ΔEv=Ev−Evrを演算する。なお、算出さ
れた露出値Evを特定露出値Evとして記憶した場合
は、露出差ΔEv=Evr−Evr=0となる。
【0084】階調値算出部123は、露出差ΔEvと変
換テーブル125に記憶された階調値変換テーブルとか
らデジタルカウント値Dvを演算するものである。変換
テーブル125には、例えば表1に示すような階調値テ
ーブルが記憶されている。階調値算出部123は、変換
テーブル125を用いてγ設定部126cで設定された
γ値と階調値の最大値Dmax(階調ビット設定部126
bで設定されたビット数nより2n−1で算出される)
とからデジタルカウント値Dvを算出する。算出された
デジタルカウント値Dvは不揮発メモリ13に記憶され
るとともに、表示部7に出力され、図5に示すように表
示される。なお、階調値テーブルを用いて露出差ΔEv
をデジタルカウント値Dvに変換しているが、上記
(6)式を用いて演算により算出することもできる。
【0085】記録領域判定部124は階調値算出部12
3で算出されたデジタルカウント値Dvが階調の許容範
囲Kを超えているか否かを判定するものである。記録領
域判定部124は、デジタルカウント値Dvと限界階調
設定部126dで設定された限界階調値Kとを比較し、
Dvが限界階調値Kを超えているとき、記憶領域オーバ
ーと判定する。この判定結果は表示部7に出力され、表
示部7では判別結果に基づき記憶領域オーバーのとき、
図5に示すように警告表示が行われる。
【0086】次に、制御部12の具体的な測定処理につ
いて、図15のフローチャートを用いて説明する。な
お、測定が開始される前に演算処理に必要なISO感度
Sv、階調ビット数n、γ値及び限界階調値Kは設定さ
れているものとする。
【0087】反射光測定キー66若しくは入射光測定キ
ー57が操作されると、その操作内容に応じてセンサ切
換回路111の接続が切り換えられ、受光センサ33若
しくは受光センサ48から受光信号がA/D変換回路1
12でnビットの受光データに変換されて入力される
(#1)。続いて、受光データとISO感度とから露出
値Evが演算されるとともに、この露出値Evと設定さ
れたシャッタスピードとからFno.が算出され(#
3)、これらの演算結果は表示部7に表示される(#
5)。
【0088】続いて、算出された露出値Evを特定露出
値Evrとするか否かが判別され(#7)、特定露出値
Evrとする場合は(#7でYES)、露出値Evが特
定露出EVrとして不揮発メモリ13に記憶されて(#
11)、ステップ#13に移行する。特定露出値Evr
としない場合(任意露出値Evとする場合)は(#7で
NO)、不揮発メモリ13に特定露出値EVrが記憶さ
れているか否か判別され(#9)、特定露出値EVrが
記憶されていなければ(#9でNO)、デジタルカウン
ト値Dvの演算はできないので、演算処理を終了する。
【0089】不揮発メモリ13に特定露出値EVrが記
憶されていれば(#9でYES)、不揮発メモリ13か
ら特定露出値EVrを読み出し、当該特定露出値EVr
と算出された露出値Ev(任意露出値Ev)との露出差
ΔEvが算出される(#13)。また、特定露出値EV
rと任意露出値Evとが表示部7に表示される(#1
5)。
【0090】続いて、階調値テーブル((6)式を用い
て作成された階調値テーブル若しくは測定者が任意に作
成した階調値テーブル)が設定されているか否かが判別
され(#17)、階調値テーブルが設定されていれば
(#17でYES)、その階調値テーブルを用いて露出
差ΔEvがデジタルカウント値Dvに変換され(#1
9)、そのデジタルカウント値Dvは表示部7に表示さ
れる(#23)。一方、階調値テーブルが設定されてい
なければ(#17でNO)、露出差ΔEvが上記(6)
式を用いて演算によりデジタルカウント値Dvに変換さ
れ(#21)、そのデジタルカウント値Dvは表示部7
に表示される(#23)。
【0091】続いて、算出されたデジタルカウント値D
vと限界階調値Kとを比較して記録領域を超えているか
否かが判定される(#25)。デジタルカウント値Dv
が限界階調値Kを超えていなければ(#25でNO)、
測定処理を終了し、デジタルカウント値Dvが限界階調
値Kを超えていれば(#25でYES)、表示部7にレ
ンジオーバーの警告表示(「O」の点灯)を行って(#
27)、測定処理を終了する。なお、警告方法として警
告音を発するようにしてもよい。
【0092】なお、図15に示す測定処理は、測定者が
撮影画面内の測定点を変更しながら反射光測定キー66
若しくは入射光測定キー67を操作する毎に行われる。
すなわち、測定点毎に測定処理が行われる。従って、測
定者は測定点毎に当該測定点のデジタルカウント値Dv
を知ることができるとともに、レンジオーバーをしてい
るか否かも直ちに知ることができる。
【0093】また、図15に示す測定処理では、演算式
(6)に基づいて階調値テーブルが予め設定されている
場合について説明したが、測定中に階調値テーブルを部
分的に修正し、算出されたデジタルカウント値Dvが修
正後の階調値テーブルによってどのように変化するかを
確認できるようにすることも可能である。
【0094】また、図15に示す測定処理では、測定を
行いながらリアルタイムでデジタルカウント値Dvを算
出しているが、全ての測定点の露出値Evは不揮発メモ
リ13に記憶されるので、全測定点の測定が完了したの
ち、測定者が所望の露出値Evを特定露出値Evに設定
して全測定点のデジタルカウント値Dvを一括して算出
できるようしてもよい。このようにすれば、改めて測定
をすることなく適切な濃度バランスを有する記録画像を
得るための露出制御値を設定することができる。
【0095】上記のように、本実施形態に係る測定装置
1は、複数箇所で測定された露出値のうち、1の露出値
を校正基準の特定露出値Evrとし、特定露出値Evr
と他の露出値Evとの露出差ΔEvを用いてデジタルカ
ウント値Dvを算出して表示部7に表示するようにして
いるので、測定者は被写体の各測定箇所が記録媒体でど
のような階調値で記録されるのかを知ることができ(す
わなち、撮影画像の出力値を直接知ることができ)、被
写体側の撮影条件(特に輝度バランス)を記録レベルで
正確に評価することができる。
【0096】ところで、上記実施形態は被写体の明るさ
だけを評価する測光装置で、特にモノクロームの写真撮
影に対応した装置であったが、本発明はカラーの写真撮
影に対応した測光装置にも適用することができる。カラ
ー写真の場合は、被写体光像が、例えばR(赤),G
(緑),B(青)の色成分に分離され、色成分毎に画像
データを作成して記録媒体に記録されるため、色成分毎
にデジタルカウント値を算出して表示部7に表示させる
必要がある。
【0097】カラー撮影用の測光装置においては、色成
分に分離して撮影画像が記録されるため、撮影時の露出
制御値を特定する場合、どの色成分の露出制御値を採用
すべきかなど、モノクロ撮影では生じない設計事項が生
じるが、この点を除けば、色成分毎のデジタルカウント
値の算出方法は上述した方法を適用することができる。
従って、以下のカラー撮影用の測光装置の説明では、色
分離に関連して上記実施形態と特に変わる部分や特有の
処理について詳細に説明し、上述したデジタルカウント
値の演算処理などは簡単に説明する。また、以下の説明
では光をR,G,Bの三原色の色成分に分離して測光す
る測光装置について説明する。
【0098】カラー撮影用の測光装置の外観構成は、基
本的に図1〜図3に示した測光装置の外観構成と同一で
ある。カラー撮影用の測光装置では、受光信号をR,
G,Bの色成分に分離して出力するため、受光部3及び
測光部4にはR,G,Bの波長領域に感度を有する3個
の受光センサが設けられている。受光部3及び測光部4
は、例えば受光面にR,G,Bの色フィルタが貼着され
たR,G,Bの色成分に対応した受光センサを3個を設
けた構造でもよく、光を色成分に分離する光学系を介在
させ、この光学系のR,G,Bの色成分の出射面にそれ
ぞれ同一の受光特性を有する受光センサを配置した構造
でもよい。
【0099】また、表示部7への表示形式は、基本的に
図5に示す表示形式と同一であるが、図16に示すよう
にデジタルカウント値Dvの欄にはR,G,Bの色成分
毎にデジタルカウント値Dvr,Dvg,Dvbが表示
される点が相違する。なお、Dvの数値の添字r,g,
bはそれぞれ赤、緑、青の色成分であることを示してい
る。
【0100】また、ISO感度、γ値及び階調値テーブ
ルの設定は基本的に色成分毎に行われるが、各色成分で
のこれらの測定条件の設定方法は上述した方法と同様で
ある。
【0101】図17は、カラー撮影用の測光装置の電気
的構成のブロック図である。同図に示すブロック図は、
図12に示すブロック図の測光回路11を三色測光回路
11’に変更したものである。三色測光回路11’の入
射光受光センサ33’はR,G,Bの色成分を受光する
センサ33r,33g,33bを備え、反射光受光セン
サ48’はR,G,Bの色成分を受光するセンサ48
r,48g,48bを備えている。入射光受光センサ3
3’及び反射光受光センサ48’からはそれぞれR,
G,Bの色成分の受光信号が並列に出力される。従っ
て、スイッチ回路111’も入射光受光センサ33’か
らの3個の受光信号と反射光受光センサ48’からの3
個の受光信号とを一括して切り換えてA/D変換回路1
12’に入力するようになっている。
【0102】また、A/D変換回路112’は、R,
G,Bの各色成分の受光信号に対応して3個のA/D変
換器112r,112g,112bを備えている。従っ
て、入射光受光センサ33’若しくは反射光受光センサ
48’から出力されるR,G,Bの各色成分の受光信号
は、同時にA/D変換回路112’で所定のビット数の
受光データに変換されて制御部12’に入力される。
【0103】図18は、制御部12’のデジタルカウン
ト値の演算機能をブロック図で表したものである。同図
に示すブロック図は、基本的に図13に示すものと同一
で、R,G,Bの色成分毎に上述したデジタルカウント
値の演算処理を行えるように露出算出部121’、コン
トラスト算出部122’、階調値算出部123’及び記
録領域判定部124’がR,G,Bの色成分に対応した
算出部及び判定部を備え、感度設定部126a’及びγ
値設定部126c’がR,G,Bの色成分に対応してそ
れぞれISO感度とγ値とを設定する点で相違してい
る。
【0104】また、露出値算出部121’は、R,G,
Bの各色成分の受光データDr,Dg,Dbを調和平均
した露出値(調和平均露出値)Evh(=[(Drm
Dgm+Dbm)/3]1/mを算出する機能を有してい
る。モノクロ撮影用の測光装置では、複数箇所で測定し
た露出値のうち、任意の露出値を特定露出値としていた
が、カラー影用の測光装置では、各測定箇所でR,G,
Bの各色成分に対する露出値が算出されるため、これら
3個の露出値から特定露出値を設定する必要がある。本
実施形態では、各測定箇所で算出されるR,G,Bの各
色成分の露出値Evr,Evg,Evbから調和平均露
出値Evhを算出し、この調和平均露出値Evhを特定
露出値の選定対象とするようにしている。
【0105】なお、特定露出値の選定対象とする値の設
定方法は、調和平均露出値Evhに限定されるものでは
ない。例えばR,G,Bの各色成分の露出値Evr,E
vg,Evbのうち、最大値を特定露出値の選定対象と
して設定するようにしてもよい。最大値を利用する方法
は、記録領域の最大値付近で三色の何れもが飽和し難
い、若しくは色バランスが崩れ難いという利点がある。
一方、調和平均露出値を利用する方法は、図20(a)
(b)(c)の調和平均露出値の特性に示すように、調
和平均露出値Evhは常に三色の色成分間の露出差ΔR
(=Evr−Evg),ΔB(=Evb−Evg)の最
大値と最小値との間となるので、三色に調和が取れた特
性が得られるという利点がある。カラー画像の画質に影
響を与える種々の要素のうち、優先すべき要素によって
何れの露出値を特定露出値の選定対象として利用するか
を決めるとよい。
【0106】なお、図20(a)(b)(c)は、それ
ぞれ下記表2、表3、表4をグラフ化したものである。
表2〜表4は、m=4とした場合の調和平均値Evh
(=[(Dr4+Dg4+Db4)/3]1/4である。
【0107】
【表2】
【0108】
【表3】
【0109】
【表4】
【0110】次に、制御部12の具体的な測定処理につ
いて、図19のフローチャートを用いて説明する。な
お、測定が開始される前に演算処理に必要な、各色成分
に対するISO感度Sv及びγ値、階調ビット数n並び
に限界階調値Kは設定されているものとする。
【0111】反射光測定キー66若しくは入射光測定キ
ー57が操作されると、その操作内容に応じてセンサ切
換回路111’の接続が切り換えられ、受光センサ3
3’若しくは受光センサ48’からR,G,Bの色成分
の受光信号Sr,Sg,SbがA/D変換回路112’
でそれぞれnビットの受光データDr,Dg,Dbに変
換されて入力される(#31)。続いて、受光データD
r,Dg,Dbと各色に対応するISO感度とから色成
分の露出値Evr,Evg,Evbが算出され(#3
3)、その算出結果が不揮発メモリ13に記憶される
(#35)。また、R,G,Bの受光データDr,D
g,Dbを用いて調和平均露出値Evhが算出され(#
37)、表示部7に表示される(#39)。なお、調和
平均演算式Evh=[(Drm+Dgm+Dbm)/3]
1/mにおけるmは適宜の値が経験値として決定されてい
る。
【0112】続いて、算出された調和平均露出値Evh
を特定露出値Evoとするか否かが判別され(#4
1)、特定露出値Evoとする場合は(#41でYE
S)、露出値Evhが特定露出Evoとして不揮発メモ
リ13に記憶されて(#45)、ステップ#47に移行
する。特定露出値Evoとしない場合は(#41でN
O)、不揮発メモリ13に特定露出値Evoが既に記憶
されているか否か判別され(#43)、特定露出値Ev
oが記憶されていなければ(#43でNO)、デジタル
カウント値の演算はできないので、演算処理を終了す
る。
【0113】不揮発メモリ13に特定露出値Evoが記
憶されていれば(#43でYES)、不揮発メモリ13
から特定露出値Evoを読み出し、当該特定露出値Ev
oと算出された調和平均露出値Evhとの露出差ΔEv
が算出される(#47)。また、特定露出値Evoと調
和平均露出値Evとが表示部7に表示される(#49,
図16のバー表示71b参照)。続いて、各色成分毎に
特定露出値Evoと露出値Evr,Evg,Evbとの
露出差ΔEvr(=Evr−Evo),ΔEvg(=E
vg−Evo),ΔEvb(=Evb−Evo)が算出
される(#51)。
【0114】続いて、色成分毎に、階調値テーブル
((6)式を用いて作成された階調値テーブル若しくは
測定者が任意に作成した階調値テーブル)が設定されて
いるか否かが判別され(#53)、階調値テーブルが設
定されていれば(#53でYES)、その階調値テーブ
ルを用いて露出差ΔEvr,ΔEvg,ΔEvbがデジ
タルカウント値Dvr,Dvg,Dvbに変換され(#
55)、それらのデジタルカウント値Dvは表示部7に
表示される(#59,図16参照)。一方、階調値テー
ブルが設定されていなければ(#53でNO)、露出差
ΔEvr,ΔEvg,ΔEvbがそれぞれ上記(6)式
を用いて演算によりデジタルカウント値Dvr,Dv
g.Dvbに変換され(#57)、それらのデジタルカ
ウント値Dvr,Dvg.Dvbは表示部7に表示され
る(#59,図16参照)。
【0115】続いて、算出されたデジタルカウント値D
vr,Dvg,Dvbと限界階調値Kとを比較して記録
領域を超えているか否かが判定される(#61)。デジ
タルカウント値Dvr,Dvg,Dvbの何れかが限界
階調値Kを超えていなければ(#61でNO)、測定処
理を終了し、デジタルカウント値Dvr,Dvg,Dv
bが限界階調値Kを超えていれば(#61でYES)、
表示部7にレンジオーバーの警告表示(「O」の点灯)
を行って(#63)、測定処理を終了する。
【0116】なお、上記実施形態では、R,G,Bの三
色成分で受光する場合について説明したが、分光成分は
これに限定されるものではない。例えば補色法の三原色
のC,M,Yであってもよい。また、分光成分数はカメ
ラのセンサの分光感度に対応していればよい。
【0117】また、上記実施形態では、入射光式と反射
光式の両方式の受光部を備え、両方式を切り換えて測定
できる測光装置を例に説明したが、入射光式の受光部の
み若しくは反射光式のみの受光部を備えた測光装置であ
ってもよい。
【0118】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
被写体への入射光若しくは被写体からの反射光を受光
し、その測定箇所の明るさが電子カメラで記録される
際、どのような階調値になるかを算出して表示するよう
にしたので、撮影者は被写体側の明るさを実際の記録画
像の階調値で評価することができ、例えば照明条件や露
出条件など、種々の撮影条件を好適に調整することがで
きる。
【0119】また、受光量から露出値を算出し、複数の
測定箇所の露出値のうち、1の露出値を実際の撮影に供
する露出値に特定することで、当該特定露出値と他の露
出値との露出差を算出し、この露出差と、露出差とデジ
タルデータの階調値との関係を示すγ特性(露出差を階
調値に変換する所定の変換式若しくは露出差を階調値に
直接変換する所定の変換テーブル)とに基づいて階調値
を算出するようにしたので、従来の露出計の測定技術を
利用して比較的簡単に電子カメラの記録画像における階
調値を算出することができる。
【0120】また、被写体への入射光若しくは被写体か
らの反射光を受光し、少なくもと三色の色成分の分離し
てそれぞれ受光量を取得し、その測定箇所の明るさが電
子カメラで記録される際、各色成分がどのような階調値
になるかを算出して表示するようにしたので、被写体が
カラー撮影された場合の記録画像における色情報を正確
に撮影者に提供することができ、撮影者はこれによって
上記と同様に種々の撮影条件を好適に調整することがで
きる。
【0121】また、算出された階調値が所定の許容範囲
内にあるい否か(適切な濃度バランスを有しているか)
を判別し、階調値が許容範囲を超えているときは、警告
を行うようにしたので、撮影者は露出オーバー若しくは
露出アンダーを簡単かつ正確に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る測光装置の一実施形態の外観を示
す正面図である。
【図2】同測光装置の背面図である。
【図3】同測光装置の斜視図である。
【図4】反射光測定光学系の概略構成を示す斜視図であ
る。
【図5】表示部における測定結果の表示内容の一例を示
す図である。
【図6】表示内容を横画面で表示させた場合の一例を示
す図である。
【図7】ISO感度設定時の表示部の表示状態を示す図
である。
【図8】γ値設定時の表示部の表示状態を示す図であ
る。
【図9】限界階調値設定時の表示部の表示状態を示す図
である。
【図10】階調値テーブル設定時の表示部の表示状態を
示す図である。
【図11】階調値テーブル設定モードで作成されたγ特
性の一例を示す図である。
【図12】測光装置の電気的構成のブロック図である。
【図13】制御部のデジタルカウント値の演算機能をブ
ロックで表した図である。
【図14】露出差からデジタルカウント値を算出するた
めのγ特性の一例を示す図である。
【図15】制御部の測定処理を示すフローチャートであ
る。
【図16】カラー撮影用の測光装置の表示部における表
示内容の一例を示す図である。
【図17】カラー撮影用の測光装置の電気的構成のブロ
ック図である
【図18】カラー撮影用の測光装置における制御部のデ
ジタルカウント値の演算機能をブロックで表した図であ
る。
【図19】カラー撮影用の測光装置における制御部の測
定処理を示すフローチャートである。
【図20】調和平均露出値の特性の一例を示す図で、
(a)(b)(c)はそれぞれ表2、表3、表4に対応
する図である。
【符号の説明】
1 測光装置 2 装置本体 3 受光部 33,33’ 受光センサ(受光手段,入射光式受光手
段) 4 反射光式測光部 48,48’ 受光センサ(受光手段,反射光式受光手
段) 5 外光受光センサ 6 操作部(階調限界設定手段,指示手段,階調数変更
手段) 60 電源キー 61 機能選択キー(入力手段,γ特性設定手段) 62 測定基準設定キー(指示手段) 63 測定モードキー 64 メモリクリアキー 65 メモリキー 66 反射光測定キー 67 入射光測定キー 68 操作ダイアル 7 表示部(LCD)(表示手段,警告手段) 71 アナログ表示部 72 ディジタル表示部 10 電源回路 11,11’ 測定回路 111,111’ センサ切換部(切換手段) 112,112’,113 A/D変換回路 12,12’ 制御部 121 露出値算出部(露出値算出手段) 121’ 露出値算出部(第1,第2の露出値算出手
段) 122,122’ コントラスト算出部(露出差算出手
段) 123,123’ 階調値算出部(階調値算出手段の要
素) 124,124’ 記録領域判定部(判別手段) 125,125’ 変換テーブル(階調値算出手段の要
素) 126a,126a’ 感度設定部 126b, 階調ビット設定部 126c,126c’ γ値設定部 126d 限界階調設定部 13 不揮発メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01J 1/00 - 1/60 G03B 7/00 - 7/28 H04N 5/222 - 5/257

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体光像をデジタルデータに光電変換
    して記録する電子カメラの写真撮影に用いられる測光装
    置であって、光を受光し、その強度に応じた電気信号に
    変換して出力する受光手段と、露光感度を入力する入力
    手段と、上記受光手段で得られる受光量と上記露光感度
    とに基づいて露出値を算出する露出値算出手段と、上記
    露出値演算手段で算出された露出値を実際の撮影に供す
    る露出値として特定することを指示する指示手段と、上
    記露出値演算手段で算出された露出値と上記指示手段で
    特定された特定露出値との露出差を算出する露出差算出
    手段と、上記露出差とデジタルデータの階調値との関係
    を示すγ特性を設定するγ特性設定手段と、上記特定露
    出値で撮影された際、上記露出値演算出段で算出された
    露出値を有する被写体に対するデジタルデータの階調値
    を、上記露出差と上記γ特性とに基づいて算出する階調
    値算出手段と、上記階調値を表示する表示手段とを備え
    たことを特徴とする測光装置。
  2. 【請求項2】 被写体光像をデジタルデータに光電変換
    して記録する電子カメラの写真撮影に用いられる測光装
    置であって、受光した光を少なくとも三つの色成分に分
    離し、色成分毎にその強度に応じた電気信号に変換して
    出力する受光手段と、上記色成分毎に露光感度を入力す
    る入力手段と、上記色成分毎に、上記受光手段で得られ
    る受光量と上記露光感度とに基づいて露出値を算出する
    第1の露出値算出手段と、上記色成分毎に算出された露
    出値を用いて露出制御用の露出値を算出する第2の露出
    値算出手段と、上記露出制御用の露出値を、実際の撮影
    に供する露出値として特定することを指示する指示手段
    と、上記色成分毎に、上記露出値演算手段で算出された
    露出値と上記特定露出値との露出差を算出する露出差算
    出手段と、色成分毎に、上記露出差とデジタルデータの
    階調値との関係を示すγ特性を設定するγ特性設定手段
    と、上記色成分毎に、上記特定露出値で撮影された際、
    上記露出値演算出段で算出された露出値を有する被写体
    に対するデジタルデータの階調値を、上記露出差と上記
    γ特性とに基づいて算出する階調値算出手段と、各色成
    分について算出された上記階調値を表示する表示手段と
    を備えたことを特徴とする測光装置。
  3. 【請求項3】 上記露出制御用の露出値は、各色成分の
    受光量の調和平均値を用いて算出される露出値であるこ
    とを特徴とする請求項2記載の測光装置。
  4. 【請求項4】 上記表示手段には階調値のほか、露出感
    度、露出値及び特定露出値の全て若しくは一部が表示さ
    れることを特徴とする請求項1又は2記載の測光装置。
  5. 【請求項5】 上記受光手段は、被写体への入射光を受
    光するものであることを特徴とする請求項1又は2記載
    の測光装置。
  6. 【請求項6】 上記受光手段は、被写体からの反射光を
    受光するものであることを特徴とする請求項1又は2記
    載の測光装置。
  7. 【請求項7】 請求項1又は2記載の測光装置におい
    て、上記受光手段は、被写体の入射光を受光する入射光
    式受光手段と、上記被写体からの反射光を受光する反射
    光式受光手段とを備え、上記入射光式受光手段と上記反
    射光式受光手段とを切り換える切換手段を更に備えたこ
    とを特徴とする測光装置。
  8. 【請求項8】 請求項1又は2記載の測光装置におい
    て、上記γ特性設定手段で設定されるγ特性は、上記露
    出差をデジタルデータの階調値に変換する、γ値をパラ
    メータとした所定の変換式であり、上記階調値算出手段
    は、上記変換式を用いて演算により露出差を階調値に変
    換するものであることを特徴とする測光装置。
  9. 【請求項9】 上記γ特性設定手段で設定される変換式
    のγ値は変更可能であることを特徴とする請求項8記載
    の測光装置。
  10. 【請求項10】 請求項1又は2記載の測光装置におい
    て、上記γ特性設定手段で設定されるγ特性は、上記露
    出差をデジタルデータの階調値に変換する所定の変換テ
    ーブルであり、上記階調値算出手段は、上記変換テーブ
    ルを用いて露出差を階調値に直接変換するものであるこ
    とを特徴とする測光装置。
  11. 【請求項11】 上記γ特性設定手段は、露出差と当該
    露出差に対応する階調値を入力することで上記変換テー
    ブルを設定するものであることを特徴とする請求項10
    記載の測光装置。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれかに記載の測
    光装置において、上記階調値の許容範囲を設定する限界
    階調値設定手段と、上記階調値算出手段で算出された階
    調値が上記階調値の許容範囲内であるか否かを判別する
    判別手段と、上記階調値が許容範囲を超えていると、警
    告を行う警告手段とを更に備えたことを特徴とする測光
    装置。
  13. 【請求項13】 上記表示手段に上記階調値の許容範囲
    と警告表示とが更に表示されることを特徴とする請求項
    12記載の測光装置。
  14. 【請求項14】 請求項1又は2記載の測光装置におい
    て、上記デジタルデータの階調数を変更する階調数変更
    手段を更に備えたことを特徴とする測光装置。
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