JP2003233101A - 写真用測光メータ - Google Patents

写真用測光メータ

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JP2003233101A
JP2003233101A JP2002034561A JP2002034561A JP2003233101A JP 2003233101 A JP2003233101 A JP 2003233101A JP 2002034561 A JP2002034561 A JP 2002034561A JP 2002034561 A JP2002034561 A JP 2002034561A JP 2003233101 A JP2003233101 A JP 2003233101A
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JP
Japan
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camera
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photometric
image
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Withdrawn
Application number
JP2002034561A
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English (en)
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Satoshi Yokota
聡 横田
Togo Teramoto
東吾 寺本
Reiji Seki
玲二 関
Kazuyuki Hiroi
和之 廣井
Tsutomu Honda
努 本田
Noriyuki Ishii
則行 石井
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタルカメラ若しくワイヤレスラッシュと
写真用測光メータとを組み合わせて撮影システムを構成
した際、測光データに基づく撮影条件の適否判別や補正
を簡単に行えるようにする。 【解決手段】 フラッシュメータ1はデジタルカメラ1
00及びフラッシュ200との間でBluetoothにより双
方向通信可能になされ、画像表示部21を備えている。
フラッシュメータ1で測光が行われると、測光データに
基づきフラッシュの発光量が演算され、測光データと発
光量データとがそれぞれカメラ100とフラッシュ20
0とに送信される。カメラ100はフラッシュ200を
発光してテストフラッシュ撮影を行い、その撮影画像は
フラッシュメータ1に送信される。フラッシュメータ1
はその撮影画像を画像表示部21に表示する。これによ
り撮影者は測光位置でテスト撮影画像をモニタすること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被写体周辺の明る
さや光源の色温度などを測光する写真用測光メータに関
し、特にデジタルカメラや外付フラッシュと無線により
測光データや露出制御値、フラッシュの発光量、撮影画
像などの撮影に関する情報を双方向に通信可能な機能を
備え、リモートコントロールによる写真撮影システムを
構成可能な写真用測光メータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】写真用測光メータにおいては、従来、赤
外線などの無線を用いて測光データをカメラに送信する
技術が知られている。例えば特開平10−62833号
公報には、入射光式露出計で被写体の明るさを測定し、
その測定値のデータを赤外線によりカメラに送信し、カ
メラはその測定値に基づいて自動的に露出制御値を設定
する技術が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開平10−6283
3号公報に記載の露出計は、測定した測光値データを赤
外線によってカメラ側に送信するので、データを送信す
るためのケーブルが不要になるという点ではカメラと組
み合わせた撮影システムの構成が簡単になるという効果
がある。しかし、上記露出計は、測定した測光値データ
をカメラ側に送信するのみで、基本的に撮影者はカメラ
側で撮影準備をし、レリーズ動作をしなければならない
から、機能面ではカメラに写真撮影に必要なデータを提
供する機能以上の付加機能は具備していない。
【0004】近年、急速に普及しているデジタルスチル
カメラは、撮影画像をその場でLCD等の表示部に再生
してモニタすることができるため、例えば露出計で被写
体の明るさを測定し、その測定値に基づいて設定した露
出制御値によりテスト撮影を行い、その撮影画像をLC
D表示部に表示すれば、設定された露出制御値の適否が
直ちに判定できるという利点がある。
【0005】従って、デジタルカメラにおいては、露出
計などの写真用メータを無線通信によって結合すること
により撮影システムを構築した場合、写真用メータ側で
もカメラの撮影動作を指示できるとともに、カメラ側の
撮影条件(露出制御値やフラッシュ撮影の場合、フラッ
シュの発光量などの条件)やテスト撮影した画像をモニ
タできると、撮影システムにおける操作性が向上すると
ともに、デジタルカメラのモニタ機能が有効に活用さ
れ、便利である。複数個のリモートコントロール可能な
フラッシュとデジタルカメラと写真用測光メータとを組
み合わせてフラッシュ撮影システムを構築する場合も同
様である。
【0006】しかし、従来の露出計などの写真用測光メ
ータは、上述したように測光値データを無線でカメラに
送信する機能しか備えていないので、デジタルカメラと
組み合わせて撮影システムを構築しても上述の効果は奏
することはできない。
【0007】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、デジタルカメラ若しくリモートコントロール可
能なフラッシュと写真用測光メータとを組み合わせて撮
影システムを構成した場合、測光データに基づく撮影条
件の適否判別やその補正を簡単に行えるように、テスト
撮影のモニタ表示や露出制御値の補正指令等などが可能
な写真用測光メータを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
撮像手段を備えたカメラと無線通信によって撮影システ
ムを構成可能な写真用測光メータであって、上記カメラ
と双方向通信が可能な通信手段と、光を受光する受光手
段と、上記受光手段で受光した光の明るさ、色温度等の
物理特性を測定する測光手段と、測光を指示する測光指
示手段と、データの送信を指示する送信指示手段と、上
記送信指示手段によりデータ送信の指示があると、上記
通信手段を用いて上記測光手段で測定された測光データ
を上記カメラに送信するとともに、これに続いて上記カ
メラから送信される、上記測光データに基づき上記カメ
ラで撮影された画像に関するデータを受信する通信制御
手段と、上記通信手段で受信した上記撮影画像に関する
データを表示する表示手段とを備えたものである。
【0009】なお、上記撮像画像に関するデータは、上
記カメラの露出制御値とこの露出制御値に基づいて撮像
された画像のデータとを含むとよい(請求項2)。
【0010】請求項1又は2記載の発明によれば、撮影
者が写真用測光メータを保持して被写体周辺の所望の測
光箇所で測光を指示すると、測光手段で測光が行われ
る。その後、送信指示手段によりデータ送信が指示され
ると、測光データは通信手段を用いてカメラに送信され
る。カメラでは受信した測光データに基づき露出制御値
が設定され、その露出制御値で撮影が行われると、その
撮影画像のデータと露出制御値のデータとが通信手段を
用いて写真用測光用メータに送信される。写真用測光メ
ータでは受信した撮影画像及び露出制御値のデータがデ
ータ表示手段に表示される。これにより、撮影者は被写
体周辺の測光位置の近傍に居ながら、測光データに基づ
くテスト撮影の画像をモニタすることができる。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項2記載の写
真用メータにおいて、上記表示手段に表示された露出制
御値を補正する補正手段と、上記補正手段により補正さ
れた露出制御値に基づいて上記表示手段に表示された撮
影画像を補正する画像補正手段とをさらに備え、上記通
信制御手段は、上記補正手段により露出制御値が補正さ
れた後、上記送信指示手段によりデータ送信の指示があ
ると、上記通信手段を用いてその補正された露出制御値
を上記カメラに送信するものである。
【0012】請求項3記載の発明によれば、撮影者が表
示手段に表示された露出制御値を補正手段で補正する
と、表示手段に表示された撮影画像の画質(例えば明る
さ)が補正後の露出制御値で撮影されたと推定される画
質に補正される。例えば露出制御値が+1Ev補正され
ると、表示手段に表示された撮影画像の明るさが1段オ
ーバーにされ、−1Ev補正されると、表示手段に表示
された撮影画像の明るさが1段アンダーにされる。そし
て、撮影者により送信指示手段でデータ送信が指示され
ると、補正後の露出制御値は通信手段を用いてカメラに
送信され、カメラで設定された露出制御値は補正後の露
出制御値に修正される。これにより撮影者は本撮影時の
露出制御値を所望の露出制御値に容易に設定することが
できる。
【0013】請求項4記載の発明は、撮像手段を備えた
カメラ及びこのカメラから遠隔操作によって発光制御が
行われるフラッシュと無線通信によってフラッシュ撮影
システムを構成可能な写真用測光メータであって、上記
カメラ及びフラッシュとそれぞれ双方向通信が可能な通
信手段と、光を受光する受光手段と、上記受光手段で受
光した光の明るさ、色温度等の物理特性を測定する測光
手段と、測光を指示する測光指示手段と、データの送信
を指示する送信指示手段と、上記測光手段で測定された
測光データに基づき上記フラッシュの発光量を演算する
演算手段と、上記送信指示手段によりデータ送信の指示
があると、上記通信手段を用いて上記演算手段で演算さ
れた発光量のデータを上記フラッシュに送信するととも
に、上記測光手段で測定された測光データを上記カメラ
に送信し、これに続き当該カメラから送信される、上記
発光量に基づいて上記フラッシュを発光させて撮影した
画像に関するデータを受信する通信制御手段と、上記フ
ラッシュ撮影画像に関するデータを表示する表示手段と
を備えたものである。
【0014】なお、上記表示手段に表示されるフラッシ
ュ撮影画像に関するデータは、上記カメラから送信され
る露出制御値及びこの露出制御値に基づいて撮像された
画像のデータと上記演算手段で演算されたフラッシュの
発光量とを含むとよい(請求項5)。
【0015】請求項4又は5記載の発明によれば、撮影
者が写真用測光メータを保持して被写体周辺の所望の測
光箇所で測光を指示すると、測光手段で測光が行われ、
演算手段でその測光データに基づきフラッシュの発光量
が演算される。その後、送信指示手段によりデータ送信
が指示されると、測光データは通信手段を用いてカメラ
に送信され、発光量は通信手段を用いてフラッシュに送
信される。カメラでは受信した測光データに基づき露出
制御値が設定され、フラッシュを発光させてその露出制
御値で撮影が行われると、その撮影画像のデータと露出
制御値のデータとが通信手段を用いて写真用測光用メー
タに送信される。写真用測光メータでは受信した撮影画
像及び露出制御値のデータがフラッシュの発光量ととも
に表示手段に表示される。これにより、撮影者は被写体
周辺の測光位置の近傍に居ながら、測光データ及びフラ
ッシュの発光量に基づくテストフラッシュ撮影の画像を
モニタすることができる。
【0016】請求項6記載の発明は、請求項5記載の写
真用測光メータにおいて、上記表示手段に表示されたフ
ラッシュの発光量又はカメラの露出制御値を補正する補
正手段と、上記補正手段により補正されたフラッシュの
発光量又はカメラの露出制御値に基づいて上記表示手段
に表示された撮影画像を補正する画像補正手段とをさら
に備え、上記通信制御手段は、上記補正手段により発光
量又は露出制御値が補正された後、上記送信指示手段に
よりデータ送信の指示があると、上記通信手段を用いて
その補正された発光量のデータを上記フラッシュに送信
するとともに、その補正された露出制御値を上記カメラ
に送信するものである。
【0017】請求項6記載の発明によれば、撮影者が表
示手段に表示された露出制御値又は発光量を補正手段で
補正すると、表示手段に表示された撮影画像の画質(例
えば明るさ)が補正後の露出制御値又は発光量で撮影さ
れたと推定される画質に補正される。例えば露出制御値
又は発光量が+1Ev補正されると、表示手段に表示さ
れた撮影画像の明るさが1段オーバーにされ、−1Ev
補正されると、表示手段に表示された撮影画像の明るさ
が1段アンダーにされる。そして、撮影者により送信指
示手段でデータ送信が指示されると、補正後の露出制御
値は通信手段を用いてカメラに送信され、発光量は通信
手段を用いてフラッシュに送信され、カメラで設定され
た露出制御値は補正後の露出制御値に修正され、フラッ
シュの発光量は補正後の発光量に修正される。これによ
り撮影者は本フラッシュ撮影時のフラッシュの発光量と
カメラの露出制御値とを所望の値に容易に設定すること
ができる。
【0018】請求項7記載の発明は、請求項1〜6記載
の写真用測光メータにおいて、上記送信指示手段は、上
記カメラが測光データ若しくは補正後の露出制御値を受
信した後、引き続きその測光データ若しく補正後の露出
制御値に基づいて行うレリーズ動作を指示するレリーズ
指示手段を兼ねているものである。
【0019】請求項7記載の発明によれば、カメラが写
真用測光メータからの測光データを受信すると、撮影者
が当該カメラでレリーズ指示の操作をしなくても、測光
データに基づいて露出制御値が設定され、この露出制御
値によりテスト撮影が行われる。また、カメラが写真用
測光メータからの補正後の露出制御値を受信すると、撮
影者が当該カメラでレリーズ指示の操作をしなくても、
補正後の露出制御値により本撮影が行われる。これによ
り、撮影者はカメラ位置に移動することなく被写体周辺
の測光位置の近傍にいてカメラのレリーズを指示するこ
とができる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る写真用測光
メータを用いたフラッシュ撮影システムの構成図であ
る。
【0021】同図に示すフラッシュ撮影システムは、被
写体Qの周辺の自然光や被写体Qを照明するフラッシュ
光の光量を測定し、その測定結果に基づいてカメラの露
出制御値を演算する機能を備えた露出計からなる写真用
測光メータ1(以下、フラッシュメータ1という。)
と、被写体Qを撮像し、その撮像画像を電子データによ
ってメモリカード等の記録媒体に記録するデジタルスチ
ルカメラ100(以下、カメラ100という。)と、被
写体Qを照明するための閃光を発生する遠隔操作可能な
複数個のワイヤレスフラッシュ200(以下、フラッシ
ュ200という。)とで構成されている。
【0022】同図のフラッシュ撮影システムに適用され
るフラッシュメータ1は、上述の測光、露出演算機能の
ほか、ブルーツース(Bluetooth)技術仕様に基づく双
方向無線通信機能と、カメラ100で撮影された画像を
モニタ表示する画像表示機能とを備えている。また、カ
メラ100とフラッシュ200もブルーツース(Blueto
oth)技術仕様に基づく双方向無線通信機能を備え、フ
ラッシュメータ1とカメラ100及びフラッシュ200
との間で撮影に関するデータの通信が可能になってい
る。この場合、フラッシュメータ1をマスター、カメラ
100およびフラッシュ200をスレーブとしてピコネ
ットが構成される。なお、カメラ100とフラッシュ2
00との間はカメラ100の内蔵フラッシュ102で発
光される光(点滅光)とフラッシュ200で発光される
光(点滅光)とを用いてデータ通信(以下、この通信を
光通信という。)が行われる。
【0023】このフラッシュ撮影システムでは、被写体
Qに対して適当な距離を離してカメラ100と複数個の
フラッシュ200とが三脚などの支持部材で固定され
る。そして、撮影者はフラッシュメータ1を手で持ち、
被写体Qの周辺の光量を測定したい位置にフラッシュメ
ータ1を配置し、測定ボタンを操作してその位置におけ
る光量を測定する。
【0024】フラッシュメータ1で測定された光量デー
タ(以下、測光データという。)はブルーツース技術を
用いた無線通信によりカメラ100に送信される。ま
た、その測光データに基づいてフラッシュ200の発光
量が演算され、その発光量のデータがフラッシュメータ
1からブルーツース技術を用いた無線通信により各フラ
ッシュ200に送信される。
【0025】カメラ100ではその光量データに基づい
て撮影条件(絞り値、シャッタスピード(撮像素子の積
分時間)、撮像素子から出力される画像信号のゲインな
ど)が設定された後、テスト撮影が行われる。テスト撮
影では、カメラ100はレリーズの所定のタイミングで
光通信により各フラッシュ200に発光信号を送信し、
フラッシュ200を発光させてフラッシュ撮影を行う。
このフラッシュ撮影で得られた画像データはブルーツー
ス技術を用いた無線通信によりフラッシュメータ1に送
信され、フラッシュメータ1の表示部21に表示され
る。これにより本実施形態に係るフラッシュ撮影システ
ムでは、撮影者は測光位置に居てフラッシュメータ1の
表示部21に表示された画像をモニタすることにより、
測光結果に基づいてカメラ100で自動設定された撮影
条件の適否を判断することができるとともに、必要に応
じてその撮影条件を補正することができる。
【0026】図2は、フラッシュメータ1の正面図であ
る。
【0027】フラッシュメータ1は、本体部2とこの上
部に設けられた受光部3とで構成される。受光部3は、
前面に円形の受光窓が形成され、その外周に内側に傾斜
した枠体が設けられている。受光窓には半球状の拡散板
31が取り付けられ、この拡散板31の奥側にSPD,
CdS,セレン光電池等からなる受光素子が配設されて
いる。
【0028】本体部2の上面の左端部には受光部3に平
行してブルーツース技術を用いた無線通信に使用される
棒状のアンテナ4が突設されている。また、本体部2の
正面上部に、カメラ100から送信された画像データ
(撮影画像)を表示するための第1表示部21(以下、
画像表示部21という。)が設けられ、その下部にカメ
ラ100から送信されるテスト撮影時の撮影条件(絞り
値とシャッタスピード)とフラッシュ200の発光量と
を表示する第2表示部22(以下、文字表示部22とい
う。)が設けられている。文字表示部22は、左からシ
ャッタスピード(秒)、絞り値(FNo)、ガイドナン
バー(GNo)をそれぞれ表示する表示領域22a,2
2b,22cを有している。
【0029】画像表示部21は、例えばカラー液晶ディ
スプレイ(LCD)で構成され、文字表示部22は、複
数のセグメントを組み合わせて文字や数字を表示するセ
グメント表示タイプのモノクロ液晶表示部材で構成され
ている。例えば図1のフラッシュ撮影システムの構成
で、テスト撮影が行われた場合、カメラ100でテスト
撮影された人物Qの画像データがフラッシュメータ1に
送信され、図3に示すように画像表示部21に表示され
る。また、このとき、テスト撮影の露出制御値(絞り値
とシャッタスピード)もフラッシュメータ1に送信さ
れ、フラッシュの発光量と共に、図4に示すように文字
表示部22に表示される。
【0030】更に、画像表示部21の左上部に電源ボタ
ン23が設けられ、文字表示部22の下部に、当該文字
表示部22に表示されたシャッタスピード(秒)、絞り
値(FNo)及びフラッシュ発光量(GNo)の値を補
正する際の補正項目を選択するための選択ボタン24,
25,26が設けられている。選択ボタン24(TIM
Eと表示されたボタン)の押込操作により「シャッタス
ピード」が選択され、選択ボタン25(FNoと表示さ
れたボタン)の押込操作により「絞り値」が選択され、
選択ボタン26(FLASHと表示されたボタン)の押
込操作により「フラッシュ発光量」が選択される。例え
ば「シャッタスピード」の項目が選択されると、図4に
示すように文字表示部22の表示領域22aの枠(実線
で示す)が表示される。
【0031】一方、本体部2の右側面の略中央に測定を
指示する操作ボタン28(以下、測定ボタン28とい
う。)が設けられ、その上部に文字表示部22に表示さ
れた数値の補正を行うための回転ジョグダイアル27が
設けられている。測定ボタン28はプッシュボタンから
なり、測光開始は測定ボタン28の押込操作によって行
われる。回転ジョグダイアル27は、周縁部を一部露出
させて本体部2内に当該本体部2の正面と平行な面内で
回転可能に保持された円盤状の操作部材とこの操作部材
の回転量を検出する検出部材(図略)とからなり、数値
の補正は回転ジョグダイアル27の回転操作によって行
われる。
【0032】図4の例において、回転ジョグダイアル2
7を上方向に回転すると、表示領域22aに表示された
シャッタスピードの表示値が所定のステップで増加し、
回転ジョグダイアル27を下方向に回転すると、シャッ
タスピードの表示値が所定のステップで減少する。な
お、選択ボタン25又は選択ボタン26で補正項目が絞
り値又はフラッシュ発光量が選択されている場合は、回
転ジョグダイアル27を上下方向に回転するのに応じ
て、選択されている絞り値又はフラッシュ発光量の表示
値が所定のステップで増減する。そして、文字表示部2
2に表示されている値が補正後の値として設定される。
【0033】図2に戻り、本体部2の左側面の上部にフ
ラッシュメータ1からカメラ100及びフラッシュ20
0へのデータ送信を指示するための操作ボタン29(以
下、送信ボタン29という。)が設けられている。送信
ボタン29はプッシュボタンからなり、送信ボタン29
の押込操作によって、測光データがカメラ100に送信
され、測光データに基づいて算出されたフラッシュの発
光量のデータがフラッシュ200に送信される。本実施
形態に係るフラッシュ撮影システムは、測光データと発
光量データとをカメラ100とフラッシュ200とにそ
れぞれ送信した後、撮影者がカメラ100の位置に移動
してカメラ100でのレリーズ動作を行う手間を省くた
め、測光データ及び発光量データを送信した後、カメラ
100及びフラッシュ200の側で自動的にテスト撮影
が行われるようにしている。従って、送信ボタン29
は、カメラ100のレリーズ動作を遠隔操作するための
ボタンとしても機能している。
【0034】図5は、フラッシュメータ1の回路構成を
示すブロック図である。
【0035】フラッシュメータ1は、測光部11、無線
通信部12、操作部13、記憶部14、制御部15、画
像表示部21及び文字表示部22を含む。なお、図2で
示した部材と同一部材には同一の番号を付している。
【0036】測光部11は受光部3に配設され、その他
のブロックは本体部2に配設されている。測光部11は
受光機能を果たすもので、入射した光を光量に応じた電
気信号に変換する受光素子11a、受光素子11aから
出力される電気信号(アナログ信号)を例えば8ビット
のデジタル信号(以下、受光データという。)に変換す
るA/D変換回路11b、受光データを用いて所定の演
算(例えばフラッシュの発光量の演算)を行う演算部1
1cおよび測光データと演算結果とを記憶するメモリ1
1dを含む。
【0037】無線通信部12は、ブルーツース技術仕様
に基づく双方向通信無線通信機能を果たすものである。
無線通信部12は、RFトランシーバ、ベースバンドプ
ロセッサ、フラッシュメモリ、電圧レギュレータおよび
水晶発振器等の回路ブロックをモジュール化してなるBl
uetoothシステムモジュールで構成されている。
【0038】操作部13は、上述した電源ボタン23、
選択ボタン24〜26、回転ジョグダイアル27、測定
ボタン28及び送信ボタン29の操作をスイッチ等で検
出し、その検出信号を制御部15に入力するものであ
る。記憶部14はカメラ100から送信される画像デー
タや撮影条件のデータなどを一時保存するものである。
記憶部14はRAM(Random Access Memory)で構成さ
れている。
【0039】制御部15は、フラッシュメータ1の動作
を統括するものである。制御部15はマイクロコンピュ
ータで構成され、測光処理やカメラ100及びフラッシ
ュ200との通信処理などの所定の処理を制御するプロ
グラムが予め記憶されたROM(Read Only Memory)、
その制御プログラムに従って処理を実行する演算回路、
この処理の実行に必要なデータの記憶を行うRAMを含
む。
【0040】測光制御部151、通信制御部152、表
示制御部153、画像補正部154は、制御部15が所
定のプログラムによって行う主要な処理を機能ブロック
として表したものである。測光制御部151は、測光部
11による測光動作を制御するものである。測光制御部
151は、操作部13から測定開始の指示が入力される
と、A/D変換回路11bを駆動させ、受光素子11a
から出力される受光信号をA/D変換回路11bで8ビ
ットのデジタルデータ(受光データ)に変換して演算部
11cに入力させる。演算部11cでは受光データ(被
写体の明るさ)に基づき、フラッシュ200の補助光が
必要であれば、その発光量が演算され、その演算結果と
受光データとはメモリ11dに記憶される。
【0041】通信制御部152は、無線通信部12の通
信動作を制御するものである。通信制御部152は、フ
ラッシュメータ1が起動すると、カメラ100及びフラ
ッシュ200と通信を行ってBluetooth通信システムに
おけるピコネットを確立する。また、通信制御部152
は、操作部13からデータ送信の指示が入力されると、
測光データをカメラ100に送信するとともに、フラッ
シュ200に発光量データを送信し、テスト撮影後にカ
メラ100から送信される撮影画像のデータと露出制御
値のデータとを受信し、それらのデータを記憶部14に
記憶する。
【0042】表示制御部153は、画像表示部21及び
文字表示部22の表示動作を制御するものである。表示
制御部153は、測光制御部151により測光処理が終
了すると、その測光結果を文字表示部22に表示させ
る。また、通信制御部152によりカメラ100からの
画像データと露出制御値のデータとの受信処理が終了す
ると、その画像データを画像表示部21に表示させると
ともに、露出制御値のデータとフラッシュ発光量のデー
タとを文字表示部22に表示させる。また、文字表示部
22に表示された露出制御値若しくはフラッシュ発光量
が回転ジョグダイアル27の操作により変更されると、
その変更内容を文字表示部22に表示させるとともに、
変更された露出制御値若しくはフラッシュ発光量に基づ
き画像補正部154で補正された撮影画像のデータを画
像表示部21に表示させる。
【0043】画像補正部154は、画像表示部21に表
示された画像の補正処理を行うものである。画像補正部
154は、操作部13により露出制御値(FNo又はシ
ャッタスピード)が変更されると、画像全体の明るさを
変更後の露出値で撮影された画像に補正する。例えば露
出制御値の補正により露出値が+0.5EVになると、
画像補正部154は、画像表示部21に表示された画像
を構成するデータ(各画素のデータ)のレベルを+0.
5EVに相当する値だけ大きくする。
【0044】図6はカメラの正面図であり、図7は同カ
メラの背面図である。
【0045】カメラ100は、本体の正面右端部の略中
央に撮影レンズ101が設けられ、本体の正面中央上部
に内蔵フラッシュ102が設けられている。また、撮影
レンズ101の上部に測光部104、測距部105及び
光学ファインダの対物窓106が設けられ、本体の正面
から見て左側の側面にメモリカードMを装填する装填口
が設けられている。測光部104は被写体Qからの反射
光を受光し、その光量に応じた電気信号、すなわち、被
写体Qの輝度に相当する電気信号を出力するものであ
る。測光部105は、例えば三角測距方式によりカメラ
100から被写体Qまでの距離を測定するものである。
【0046】また、本体の上面の正面から見て左端部に
シャッタボタン107が設けられ、右端部にブルーツー
ス技術を用いた無線通信に使用される棒状のアンテナ1
03が突設されている。
【0047】本体の背面には、中央よりやや左寄りにL
CDからなる表示部108が設けられ、その上部の左側
に光学ファインダの接眼窓109が設けられている。ま
た、表示部108の上部の略中央に撮影モードと再生モ
ードとを切換設定するモード設定ボタン110が設けら
れ、その右側に電源ボタン111が設けられている。更
に、表示部108の右側の上部に4個の操作ボタン11
2が設けられている。
【0048】表示部108は、撮影モードにおける自動
露出制御のモード設定や再生モードにおける再生コマの
選択等をするためのメニュー画面を表示させる機能と電
子ビューファインダとしての機能(撮影待機時に被写体
を動画撮影して画像表示する機能)を備えている。4個
の操作ボタン112は、表示部108に表示されるメニ
ュー画面でのカーソル表示の移動や選択内容の確定を指
示するために用いられる。
【0049】図8はカメラ100の回路構成を示すブロ
ック図である。同図において、図6,図7に示す部材と
同一の部材には同一の符号を付している。
【0050】カメラ100は、測光部104、測距部1
05、表示部108、撮像部113、無線通信部11
4、操作部115、記録部116及び制御部117を含
む。
【0051】撮像部113は被写体Qの撮像機能を果た
すものである。撮像部113には、被写体Qの光像を撮
像素子113aに結像する撮影レンズ101、被写体光
像を撮像し、電気信号に光電変換して出力する例えばC
CDカラーエリアセンサからなる撮像素子113a(以
下、CCD113aという。)、CCD113aから出
力される画像信号(各画素から出力される受光信号(ア
ナログ信号)の集まり)のノイズ低減やレベル調整等を
行うアナログ信号処理回路113b、アナログの画像信
号を例えば10ビットのデジタルの画像信号(以下、画
像データという。)に変換するA/D変換回路113
c、画像データにホワイトバランス(WB)調整、ガン
マ補正、画素補間等の所定の画像処理を行うデジタル信
号処理回路113d及び画像処理後の画像データを一時
保存する画像メモリ113eが含まれる。
【0052】無線通信部114は、ブルーツース技術仕
様に基づく双方向通信無線通信機能を果たすものであ
る。無線通信部114は、上述したフラッシュメータ1
の無線通信部12と同一のBluetoothシステムモジュー
ルで構成されている。
【0053】内蔵フラッシュ102はXe管からなる閃
光発光部材とこの閃光発光部材の発光を制御する発光制
御回路とを有する。発光制御回路はXe管に対して、通
常の被写体Qを照明するための閃光発光動作とフラッシ
ュ200と光通信を行うための点滅発光動作の2種類の
発光動作を制御する。発光制御回路は制御部116から
の制御信号に基づいてXe管の発光動作を制御する。
【0054】操作部115は、上述したシャッタボタン
107、モード設定ボタン110、電源ボタン111お
よび4個の操作ボタン112などの操作をスイッチ等で
検出し、その検出信号を制御117に入力するものであ
る。記録部116はカメラ100に装填されたメモリカ
ードMとこのメモリカードMを駆動するドライバとで構
成され、撮影画像のメモリカードMへの書込み若しくは
メモリカードMからの読出しを行うものである。
【0055】制御部117は、カメラ100の動作を統
括するものである。制御部117はマイクロコンピュー
タで構成され、撮影処理やカメラ100及びフラッシュ
200との通信処理などの所定の処理を制御するプログ
ラムが予め記憶されたROM、その制御プログラムに従
って処理を実行する演算回路、この処理の実行に必要な
データの記憶を行うRAMを含む。
【0056】撮影制御部117a、メータ通信制御部1
17b、フラッシュ通信制御部117c、フラッシュ発
光制御部117d、表示制御部117e及び記録制御部
117fは、制御部116が所定のプログラムによって
行う主要な処理を機能ブロックとして表したものであ
る。
【0057】撮影制御部117aは、撮像部113によ
る撮像動作を制御するものである。撮像制御部117a
は、カメラ100が起動し、撮影モードに設定される
と、レリーズが指示されるまで、撮像部113をビデオ
駆動し、被写体Qの動画撮影を行わせる。この撮影画像
(各コマの画像)は表示制御部117eによって所定の
間引き処理をした後、表示部108のVRAMに転送さ
れ、LCDに表示される(電子ビューファインダ機
能)。
【0058】また、操作部115からレリーズを指示す
る信号が入力されたり、フラッシュメータ1との通信に
より測光データが受信され、その受信処理に連続して撮
影処理が行われる場合、撮像制御部117aは、撮像部
113を通常の写真撮影と同様の動作で駆動し、被写体
Qの静止画撮影を行わせる。
【0059】すなわち、撮像制御部117aは、測光部
104で検出される被写体Qの輝度データ若しくはフラ
ッシュメータ1から送信された被写体Qの輝度データに
基づいて露出制御値(絞り値とCCDの積分時間)を決
定した後、撮影レンズ102内に設けられた絞り(図
略)の絞り値を決定された露出制御値(絞り値)に設定
するとともに、撮影レンズ102の焦点調節をし、CC
D113aを決定された所定の積分時間だけ駆動して被
写体Qの静止画を撮像させる。
【0060】撮像後にCCD113aから出力される画
像信号はアナログ信号処理回路113bでノイズ低減、
レベル調整等の所定の信号処理が行われた後、A/D変
換回路113cで例えば10ビットのデジタルデータ
(画像データ)に変換され、その後、デジタル信号処理
回路113dでWB調整、ガンマ補正、画素補間等の所
定の画像処理が行われた後、画像メモリ113eに一時
保存される。画像メモリ113eの一時保存された撮影
画像も表示制御部117eによって所定の間引き処理が
なされた後、表示部108のVRAMに転送され、LC
Dに表示される(撮影画像のモニタ表示機能)。
【0061】メータ通信制御部117bは、無線通信部
114の通信動作を制御するものである。メータ通信制
御部117bは、カメラ100が起動すると、フラッシ
ュメータ1と通信を行ってBluetooth通信システムにお
けるピコネットを確立する。また、メータ通信制御部1
17bは、フラッシュメータ1から測光データが送信さ
れると、無線通信部114によってそれを受信し、制御
部117内のRAMに記憶する。また、この測光データ
の受信に連続して撮像制御部117aによりテスト撮影
が行われると、撮像制御部117aによって決定された
露出制御値のデータと撮像画像のデータとを無線通信部
114によってフラッシュメータ1に送信する。
【0062】フラッシュ通信制御部117cは、内蔵フ
ラッシュ102を用いたフラッシュ200との通信動作
を制御するものである。フラッシュ通信制御部117c
は、操作部115からレリーズを指示する信号が入力さ
れたり、フラッシュメータ1との通信により測光データ
が受信され、その受信処理に連続してフラッシュ撮影処
理が行われる場合、所定の発光タイミングで内蔵フラッ
シュ102を点滅発光させてフラッシュ200に発光信
号を送信する。フラッシュ200はこの発光信号を受信
すると、フラッシュ光を発光する。
【0063】フラッシュ発光制御部117dは、フラッ
シュ撮影における内蔵フラッシュ102の発光動作を制
御するものである。フラッシュ発光制御部117dは、
操作部115からレリーズを指示する信号が入力された
り、フラッシュメータ1との通信により測光データが受
信され、その受信処理に連続してフラッシュ撮影処理が
行われる場合、所定の発光タイミングで内蔵フラッシュ
102を発光させる。
【0064】表示制御部117eは、表示部108の表
示動作を制御するものである。表示制御部117eは、
操作部115からメニュー画面表示の指示信号が入力さ
れると、ROMに予め記憶された所定のメニュ画面を表
示させ、操作部115から操作ボタン112の操作の検
出信号が入力されると、その検出信号に応じた表示をメ
ニュー画面に行う。また、撮像部113で撮像動作が行
われると、表示制御部117eは、画像メモリ113e
に一時保存される撮影画像のデータを読み出し、所定の
間引き処理を行って表示部108のVRAMに転送する
ことにより撮影画像をLCDに表示させる。撮影待機状
態においては、撮像部113で被写体Qの動画撮影が行
われるので、表示部108には画角設定のための被写体
Qのモニタ画像が表示される。また、レリーズ後におい
ては、撮像部113で被写体Qの静止画撮影が行われる
ので、表示部108には撮影された画像を確認するため
の被写体Qのモニタ画像が表示される。
【0065】図9はフラッシュ200の正面図であり、
図10は同フラッシュ200の背面図である。
【0066】フラッシュ200は、本体部201とこの
上部に設けられた発光部202とで構成されている。発
光部202は正面に発光窓204を有し、この発光窓2
04にはフレネルレンズからなる集光レンズ205が取
り付けられている。そして、その集光レンズ205の奥
に発光源であるXe管が設けられている。
【0067】本体部201の正面にはカメラ100の内
蔵フラッシュ102から発光されるフラッシュ光を受光
する受光部206と電源電池を収納する電池収納室20
7とが設けられ、下面にカメラ100に取り付けるため
の取付部208が設けられている。また、背面にLCD
からなる表示部209とテンキーや電源ボタン等からな
る操作部210とが設けられ、正面から見て左側面(背
面図では右側面)にブルーツース技術を用いた無線通信
に使用される棒状のアンテナ203が設けられている。
【0068】表示部209はフラッシュ200の機能に
関する種々の情報を表示するもので、例えば電源のON
/OFF、ワイヤレスモードか否か、発光量等が表示さ
れる。
【0069】図11はフラッシュ200の回路構成のブ
ロック図である。同図において、図9,図10に示す部
材と同一部材には同一の番号を付している。
【0070】フラッシュ200は、発光部202、受光
部206、表示部209、操作部210、無線通信部2
11及び制御部212を含んでいる。受光部206、表
示部209、操作部210、無線通信部211及び制御
部212は本体部201に内蔵されている。
【0071】発光部202は、閃光を発光するXe管2
02aとこのXe管202aの発光エネルギーを生成す
る電源部202bとを備えている。電源部202bは、
Xe管202aの発光用の電気エネルギーを蓄積するメ
インコンデンサ、電池収納室207に収納された電源電
池によるメインコンデンサの充電とその放電とを制御す
る制御回路とを含む。
【0072】受光部206は、フラッシュ光を受光する
受光センサとこの受光センサから出力される電気信号の
波形を整形して制御部212に入力する信号処理回路と
を含む。表示部209はLCDにより所定の文字、数字
等をセグメントで表示可能なLCDとこのLCDの駆動
を制御するドライバとを含む。操作部210は、テンキ
ーや電源ボタンに対応して複数のスイッチを備え、テン
キーや電源ボタンの操作を対応するスイッチで検出し、
制御部212に入力する。無線通信部211は、ブルー
ツース技術仕様に基づく双方向通信無線通信機能を果た
すものである。無線通信部211は、上述したフラッシ
ュメータ1の無線通信部12と同様のBluetoothシステ
ムモジュールで構成されている。
【0073】制御部212は、フラッシュ200の動作
を統括するものである。制御部212はマイクロコンピ
ュータで構成され、発光部202の閃光発光や表示部2
09の表示、カメラ100及びフラッシュ200との通
信処理などの所定の処理を制御するプログラムが予め記
憶されたROM、その制御プログラムに従って処理を実
行する演算回路、この処理の実行に必要なデータの記憶
を行うRAMを含む。発光制御部212a、メータ通信
制御部212b、フラッシュ通信制御部212c及び表
示制御部212dは、制御部212が所定のプログラム
によって行う主要な処理を機能ブロックとして表したも
のである。
【0074】発光制御部212aは、発光部202の制
御回路の動作を制御することによりXe管202aの閃
光発光を制御する。発光制御部212aは、フラッシュ
200の電源がオンになると、発光部202のメインコ
ンデンサの充電を行い、閃光発光の準備を行う。また、
カメラ100から光通信による発光信号を受信すると、
無線通信によりフラッシュメータ1から送信されている
発光量データに基づきメインコンデンサの放電を制御し
てXe管を所定の発光量で発光させる。
【0075】メータ通信制御部212bは、無線通信部
211の通信動作を制御するものである。メータ通信制
御部212bは、フラッシュ200が起動すると、メー
タ1と通信を行ってBluetooth通信システムにおけるピ
コネットを確立する。また、メータ通信制御部212b
は、フラッシュメータ1から発光量データが送信される
と、無線通信部211によってそれを受信し、制御部2
12内のRAMに記憶する。
【0076】フラッシュ通信制御部212cは、フラッ
シュ光を用いたカメラ100との通信を制御するもので
ある。フラッシュ通信制御部212cは、受光部206
から入力される電気信号(矩形波に波形整形された信
号)からカメラ100からの送信信号を検出するととも
に、その送信内容を判別し、その内容に応じた応答処理
を行う。フラッシュ光を用いた光通信では、カメラ10
0は送信内容をパルス列信号に変換し、そのパルス列信
号に基づいて内蔵フラッシュ102を点滅発光させるた
め、フラッシュ通信制御部212cは、受光部206か
らの入力信号が所定のパルス列信号の場合、カメラ10
0からの送信信号として検出し、その送信内容を判別す
る。例えば送信内容がフラッシュ200の識別番号の送
信命令の場合、当該フラッシュ200に割り当てられた
所定の識別番号をパルス列信号に変換し、そのパルス列
信号に基づき発光制御部212aを介して発光部202
を点滅発光させてカメラ100に応答する。また、送信
内容がフラッシュ200の発光命令の場合、発光制御部
212aを介して発光部202を所定の発光量で発光さ
せる。
【0077】表示制御部212dは、表示部209の表
示動作を制御するものである。表示制御部212dは、
操作部210から入力された情報を表示部209に表示
する。また、フラッシュメータ1から発光量(ガイドナ
ンバー)データが入力されると、その発光量データを表
示部209に表示する。
【0078】次に、図12,図13に示すフローチャー
トに従ってフラッシュ撮影システムのフラッシュ撮影動
作を説明する。
【0079】フラッシュメータ1、カメラ100及び複
数個のフラッシュ200を起動すると(#F1,#M
1,#C1)、まず、グルーピングモードによりフラッ
シュメータ1とカメラ100及びフラッシュ200との
間でBluetoothによる無線通信が開始され、通信グルー
プ(ピコネット)が形成される(#F3,#M3,#C
3)。
【0080】グルーピングモードでは、フラッシュメー
タ1がマスタとなり、カメラ100及び複数個のフラッ
シュ200のスレーブ機器から識別番号を収集し、通信
グループ(ピコネット)を確定する。識別番号は機器間
を識別するものであるから、その目的を達成できるもの
であれば、任意の番号を適用することができるが、本実
施形態では各機器が個別に有している機器のメーカ、機
種、製造番号により識別番号を作成している。図1の例
は、フラッシュメータ1と1個のカメラ100及び2個
のフラッシュ200との間でピコネットを形成するもの
であるが、グルーピングモードではカメラ100から、
例えば識別番号MLT−C354486がフラッシュメ
ータ1に送信され、2個のフラッシュ200からそれぞ
れ、例えば識別番号MLT−F010235,MLT−
F151723がフラッシュメータ1に送信される。こ
れらの識別番号において、「MLT」はメーカ名であ
り、「C」,「F」は機種名であり、「35448
6」,「010235」,「151723」は製造番号
である。
【0081】フラッシュメータ1では、識別番号を受信
すると、その識別番号と自己の識別番号とに対してピコ
ネットを構成するグループ番号を付与し、それらの番号
が図14に示すように表示部21に表示される。図14
において、「MLT−M135763」はフラッシュメ
ータ1の識別番号であり、「Gr0001」はグループ
番号である。フラッシュメータ1で設定されたグループ
番号Gr0001は、カメラ100と2個のフラッシュ
200とに送信され、マスタ機器及びスレーブ機器の間
で共有される。これにより、Gr0001のピコネット
で例えばカメラ100をマスタ機器とした場合にも、カ
メラ100は改めてフラッシュメータ1と2個のフラッ
シュ200との間でグルーピングを決定することなく、
グループ番号Gr0001を呼び出すだけで、フラッシ
ュメータ1と2個のフラッシュ200をスレーブ機器と
して通信を行うことができる。
【0082】フラッシュ200では、電源がオンになる
と、フラッシュメータ1との無線通信が開始されるとと
もに、発光部202内のメインコンデンサの充電が開始
される(#F5)。そして、充電が完了すると、無線通
信によりフラッシュメータ1に発光準備完了信号が送信
される(#F7)。一方、カメラ100では、電源がオ
ンになると、フラッシュメータ1との無線通信が開始さ
れるとともに、制御部117による制御部材や制御デー
タの初期化が開始され、その初期化が終了すると、無線
通信によりフラッシュメータ1に撮影準備完了信号が送
信される(#C5)。
【0083】フラッシュメータ1は、発光準備完了信号
と撮影準備完了信号を受信すると(#M5)、測定ボタ
ン28による測光指示を待ち(#M7のループ)、測光
が指示されると(#M7でYES)、測光処理を行い
(#M9)、その測光結果(輝度データと必要な場合は
フラッシュ200の発光量データ)を文字表示部22に
表示する(#M11)。続いて、送信ボタン29による
データ送信の指示の有無を判別し(#M13)、送信指
示がなければ(#M13でNO)、ステップ#M9に戻
り、測光処理と測光結果の表示処理とを行う(#M9,
#M11)。
【0084】フラッシュメータ1は、測光処理と測光結
果の表示処理とを繰り返し、送信ボタン29によるデー
タ送信の指示があれば(#M13でYES)、無線通信
により発光量データをフラッシュ200に送信し(#M
15)、輝度データをカメラ100に送信する(#M1
7)。なお、フラッシュ200の発光が不要の場合は、
発光量「0」のデータもしくは発光不要のデータがフラ
ッシュ200に送信される。
【0085】フラッシュ200は、発光量データを受信
すると(#F9)、その発光量データに基づき発光量
(ガイドナンバーGNo)を決定する(#F11)。一
方、カメラ100は、輝度データを受信すると(#C
7)、その輝度データに基づき露出制御値(絞り値FN
oとシャッタスピード(秒))を決定した後(#C9)、
テストフラッシュ撮影のレリーズ処理を開始する(#C
11)。すなわち、CCD113aの露光を開始すると
ともに、所定のタイミングで光通信によりフラッシュ2
00に発光信号を送信する(#C13)。フラッシュ2
00はこの発光信号を受信すると(#F13)、決定し
た発光量で閃光を発光させ、被写体Qを照明する(#F
15)。なお、発光不要の場合は、発光は行わない。
【0086】そして、カメラ100は、所定の露光時間
が経過すると、CCD113aの露光を終了する(#C
15)。この露光処理で得られた画像信号はアナログ信
号処理回路113bで所定のアナログ信号処理が行われ
た後、A/D変換回路113cでデジタル信号に変換さ
れ、さらにデジタル信号処理回路113dで所定の画像
処理が行われた後、画像メモリ113eに一時保存され
る。
【0087】カメラ100は、テスト撮影を終了する
と、そのテスト撮影時の露出制御値(絞り値とシャッタ
スピード)のデータと撮影画像のデータ(画像メモリ1
13eに一時保存されている画像データ)とを無線通信
によりフラッシュメータ1に送信する(#C17)。
【0088】フラッシュメータ1は、カメラ100から
露出制御値のデータと撮影画像のデータとを受信すると
(#M19)、撮影画像を画像表示部21に表示し、露
出制御値(FNo,シャッタスピード)と発光量(GN
o)を文字表示部22に表示する(#M21)。続い
て、撮影画像と露出制御値および発光量とを表示してい
る状態で、撮影者が選択ボタン24〜26および回転ジ
ョグダイアル27を操作すると(#M23でYES)、
選択ボタン24〜26で選択された項目の数値が回転ジ
ョグダイアル27の回転方向および回転量に応じて変更
され(#M25)、さらに画像表示部21に表示された
画像の画質が変更後の露出制御値又は発光量で撮影され
たと推定される画質に補正される(#M27)。
【0089】この補正操作により撮影者は本撮影におけ
る所望の撮影条件(露出制御値と発光量)を撮影画像を
モニタしながらフラッシュメータ1側で設定することが
できる(#M23〜#M31のループ)。そして、画像
表示部21の表示画像から所望のフラッシュ撮影の条件
が決まり、撮影者が送信ボタン29を操作してデータ送
信を指示すると(#M31でYES)、フラッシュメー
タ1は、無線通信により補正後の露出制御値のデータを
カメラ100に送信するとともに、補正後の露出制御値
のデータをフラッシュ200に送信する(#M33,#
M35)。
【0090】カメラ100は、補正後の露出制御値のデ
ータを受信すると(#C19)、カメラ100に設定さ
れている露出制御値(ステップ#C9で決定された露出
制御値)を補正後の露出制御値に修正する(#C2
1)。一方、フラッシュ200は、補正後の発光量のデ
ータを受信すると(#F17)、フラッシュ200に設
定されている発光量(ステップ#F11で決定された発
光量)を補正後の発光量に修正する(#F19)。
【0091】カメラ100は、露出制御値を修正すると
(#C21)、引き続き本フラッシュ撮影のレリーズ処
理を開始する(#C23)。すなわち、CCD113a
の露光を開始するとともに、所定のタイミングで光通信
によりフラッシュ200に発光信号を送信する(#C2
5)。フラッシュ200はこの発光信号を受信すると
(#F21)、修正した発光量で閃光を発光させ、被写
体Qを照明する(#F23)。なお、発光不要の場合
は、発光は行わない。
【0092】そして、カメラ100は、所定の露光時間
が経過すると、CCD113aの露光を終了する(#C
27)。この露光処理で得られた画像信号はアナログ信
号処理回路113bで所定のアナログ信号処理が行われ
た後、A/D変換回路113cでデジタル信号に変換さ
れ、さらにデジタル信号処理回路113dで所定の画像
処理が行われた後、画像メモリ113eに一時保存され
る。
【0093】続いて、カメラ100は、画像メモリ11
3eの一時保存された撮影画像のデータを無線通信によ
りフラッシュメータ1に送信し(#C29)、さらにそ
の撮影画像をLCD表示部108に所定時間だけ表示す
るとともに(#C31)、記録部116により所定の圧
縮処理が行った後、メモリカードMに記録して(#C3
3)、撮影処理を終了する。
【0094】フラッシュメータ1は、カメラ100から
本撮影された撮影画像のデータを受信すると(#M3
7)、撮影画像を画像表示部21に表示する(#M3
9)。これにより撮影者は、フラッシュメータ1の画像
表示部21に表示された画像によって本撮影された画像
をモニタすることができる。
【0095】なお、撮影者は、テスト撮影の画像をモニ
タしてカメラの露出制御値やフラッシュの発光量の補正
を必要としない場合は、直ちに送信ボタン29を操作し
てデータの送信を指示すればよい(#M23でNO,#
M31でYES)。この場合は、ステップ#M33でカ
メラ100から送信された露出制御値がカメラ100に
そのまま返送され、ステップ#M35でテスト撮影時の
発光量のデータが再度、フラッシュ200に送信され
る。なお、撮影者の補正操作がなく、データ送信の指示
があった場合は、カメラ100は本撮影用の露出制御値
のデータを有し、フラッシュ200も本撮影用の発光量
のデータを有しているので、これらのデータを改めて送
信せず、カメラ100に本撮影のレリーズ指示の信号だ
けを送信するようにしてもよい。
【0096】従って、この場合は、テストフラッシュ撮
影と同一の露光条件および発光条件で撮影処理が行われ
(#C23〜#C27,#F21〜#F23)、その撮
影画像の記録およびフラッシュメータ1での表示が行わ
れる(#C29〜#C33,#M37〜#M39)。
【0097】上記のように、本実施形態に係るフラッシ
ュメータ1は、ブルーツース(Bluetooth)技術仕様に
基づく双方向無線通信機能を備えるとともに、撮影画像
の表示機能を備え、被写体周辺の輝度を測定すると、そ
の測定データに基づいてフラッシュ発光量(フラッシュ
未発光の場合を含む)を演算し、測定データをカメラ1
00に送信するとともに、発光量のデータをフラッシュ
200に送信して、カメラ100およびフラッシュ20
0を用いてテストフラッシュ撮影を行わせ、その後、カ
メラ100から無線通信により撮影画像のデータを受信
して画像表示部21に表示するようにしているので、撮
影者は、フラッシュメータ1に表示された撮影画像をモ
ニタすることにより、被写体周辺の測光位置を移動する
ことなく、測光データに基づく露出制御値とフラッシュ
発光量の適否を直ちに判断することができる。
【0098】また、本実施形態に係るフラッシュメータ
1は、フラッシュメータ1に表示された撮影画像を見な
がら、露出制御値又はフラッシュ発光量の補正機能を備
え、撮影者は、フラッシュメータ1で露出制御値又はフ
ラッシュ発光量を補正し、補正後の露出制御値のデータ
をカメラ100に送信して当該カメラ100に設定され
た露出制御値を修正するとともに、補正後のフラッシュ
発光量のデータをフラッシュ200に送信して当該フラ
ッシュ200に設定された発光量を修正することができ
るようにしたので、本撮影時のカメラ100の露出制御
値の設定と本撮影時のフラッシュ200の発光量の設定
も、被写体周辺の測光位置を移動することなく、簡単に
設定することができる。
【0099】また、フラッシュメータ1からカメラ10
0に測光データ若しくは補正後の露出制御値のデータを
送信することにより、テスト撮影時と本撮影時のレリー
ズ処理を連続的に行わせるようにしているので、実質的
にフラッシュメータ1でカメラ100のシャッタボタン
107の操作を行うことができ、この点でもフラッシュ
撮影システムにおける操作性、利便性が向上する。
【0100】図15は、本発明に係る写真用測光メータ
を用いた他の撮影システムの構成図である。
【0101】同図に示す撮影システムは、被写体Qの周
辺の光源の色温度を測定するカラーメータからなる写真
用測光メータ10(以下、カラーメータ10という。)
と、上述したデジタルカメラ100’とで構成されてい
る。この撮影システムは、カラーメータ10で光源の色
温度若しくはフラッシュ撮影の場合はフラッシュ光の色
温度を測定し、その測定データをカメラ100’に送信
して当該カメラ100’のホワイトバランス(WB)調
整処理におけるWB調整値を設定させるものである。
【0102】同図の撮影システムに適用されるカラーメ
ータ10は、上述の色温度の測定機能のほか、ブルーツ
ース(Bluetooth)技術仕様に基づく双方向無線通信機
能と、デジタルカメラ100で撮影された画像をモニタ
表示する画像表示機能とを備えている。また、カメラ1
00’は、上述したフラッシュ撮影システムにおけるカ
メラ100と基本的機能は同一であるが、カラーメータ
10から無線通信により被写体周辺の色温度の測定デー
タが送信されると、この色温度データに基づいてデジタ
ル信号処理部におけるWB調整処理のWB調整値を演算
し、設定する機能を備えている。
【0103】この撮影システムでも、被写体Qに対して
適当な距離を離してカメラ100が三脚などの支持部材
で固定される。そして、撮影者はカラーメータ10を手
で持ち、被写体Qの周辺の光源の色温度を測定したい位
置にカラーメータ10を配置し、測定ボタンを操作して
その位置における光源の色温度を測定する。
【0104】カラーメータ10で測定された色温度デー
タはブルーツース技術を用いた無線通信によりカメラ1
00’に送信される。カメラ100’ではその色温度デ
ータに基づいてWB調整条件(具体的にはR,Bの色成
分の画素データレベルを補正するための補正係数)が設
定された後、テスト撮影が行われる。テスト撮影では、
カメラ100’は、測光部により被写体輝度を測光し、
その測光データに基づいて露出制御値を決定し、その露
出制御値でCCD113aの露光を行う。
【0105】テスト撮影で得られた画像信号は、所定の
アナログ信号処理が行われた後、デジタル信号に変換さ
れ、さらに所定の画像処理が行われた後、画像メモリに
一時保存される。この画像処理では、色温度データに基
づいて設定されたWB調整値でホワイトバランスの調整
が行われる。画像メモリに一時保存された画像データ
は、ブルーツース技術を用いた無線通信によりカラーメ
ータ10に送信され、カラーメータ10の画像表示部に
表示される。これにより本実施形態に係る撮影システム
でも、撮影者はカラーメータ10に表示された撮影画像
をモニタすることにより、色温度測定位置を移動するこ
となく、測定結果に基づいてカメラ100’で自動設定
されたWB調整値の適否を判断することができ、必要に
応じてそのWB調整値を補正することもできる。
【0106】図16は、カラーメータ10の正面図であ
る。
【0107】カラーメータ10の概観構成は、文字表示
部22の表示内容および選択ボタン24〜26の内容が
相違する点と送信ボタン29の下部にフィルムタイプ切
換スイッチ30が設けられている点を除いて、基本的に
上述したフラッシュメータ1と同一である。このため、
カラーメータ10の具備する各部材には、フラッシュメ
ータ1の対応する部材(機能が実質的に同一である部
材)と同一の番号を付している。従って、ここでは、フ
ラッシュメータ1と相違する文字表示部22の表示内容
と選択ボタン24〜26の内容について説明し、他の部
材については説明を省略する。
【0108】フィルムタイプ切換スイッチ30は、カメ
ラ100で使用されるフィルムのタイプを切換設定する
ものである。フィルムタイプ切換スイッチ30を押す毎
に、デイライトタイプ(5500K)、タングステンタ
イプA(3400K)およびタングステンタイプB(3
200K)をサイクリックに変化させていずれのフィル
ムタイプを設定することができる。なお、このフィルム
タイプ切換スイッチ30は、銀塩フィルムを使用するカ
メラと撮影システムを構成する場合を考慮して設けられ
ている。
【0109】カラーメータ10の文字表示部22には、
測定された色温度(K)、色温度変換用フィルタ番号
(LBフィルタ番号)およびカラー補正フィルタ番号
(CCフィルタ番号)が表示されるようになっている。
表示内容は、選択ボタン24〜26によって選択され、
選択ボタン24が押されると、LBフィルタ番号表示と
なり、選択ボタン25が押されると、CCフィルタ番号
表示となり、選択ボタン26が押されると、色温度表示
となる。図16の例では、色温度表示が選択され、文字
表示部22には測定された色温度「6430K」が表示
されている。
【0110】文字表示部22に表示された数値は、回転
ジョクダイアル27を回転操作することにより変更する
ことができる。例えば色温度の表示状態で、回転ジョク
ダイアル27を上方に回転させると、表示された数値が
所定のピッチで増加し、回転ジョクダイアル27を下方
に回転させると、表示された数値が所定のピッチで減少
する。
【0111】従って、例えば図15の撮影システムの構
成で、テスト撮影が行われた場合、カメラ100’でテ
スト撮影された静物Qの画像データがカラーメータ10
に送信され、図17に示すように画像表示部21に表示
される。撮影者は、この撮影画像を見ながら、文字表示
部22に表示された色温度を回転ジョクダイアル27を
操作して変更することができる。そして、画像表示部2
1に表示された撮影画像の色バランスは色温度の変更に
応じて変更されるので、撮影者は、所望の色バランスと
なる色温度に変更した後、送信ボタン29を操作して変
更後の色温度データに基づいて算出されるWB調整値を
カメラ100’に送信することより、本撮影時のWB調
整値を補正することができる。
【0112】カラーメータ10の回路構成を示すブロッ
ク図は、基本的に図5に示すフラッシュメータ1のブロ
ック図と同一であるので、省略している。カラーメータ
10では、測定された色温度データと設定されたフィル
ムタイプとから演算部113で適切なCCフィルタ番号
やLBフィルタ番号が設定される。また、カメラ10
0’の回路構成を示すブロック図も、基本的に図8に示
すカメラ100のブロック図と同一であるので、省略し
ている。
【0113】次に、図18,図19に示すフローチャー
トに従ってフラッシュ撮影システムのフラッシュ撮影動
作を説明する。
【0114】カラーメータ10およびカメラ100’を
起動すると(#M101,#C101)、まず、グルー
ピングモードによりカラーメータ10とカメラ100’
との間でBluetoothによる無線通信が開始され、通信グ
ループが形成される(#M103,#C103)。この
通信グループの形成は、フラッシュ撮影システムで説明
したものと同様である。
【0115】カメラ100’では、カラーメータ10と
の無線通信が開始されると(#C103)、同時に制御
部117による制御部材や制御データの初期化が開始さ
れ、その初期化が終了すると、無線通信によりカラーメ
ータ10に撮影準備完了信号が送信される(#C10
5)。
【0116】カラーメータ10は、撮影準備完了信号を
受信すると(#M105)、測定ボタン28による色温
度測定指示を待ち(#M107のループ)、測定が指示
されると(#M107でYES)、色温度測定処理を行
い(#M109)、その測定結果を文字表示部22に表
示する(#M111)。続いて、送信ボタン29による
データ送信の指示の有無を判別し(#M113)、送信
指示がなければ(#M113でNO)、ステップ#M1
09に戻り、色温度測定処理と測定結果の表示処理とを
行う(#M109,#M111)。
【0117】カラーメータ10は、色温度測定処理と測
定結果の表示処理とを繰り返し、送信ボタン29による
データ送信の指示があれば(#M113でYES)、無
線通信により色温度データをカメラ100’に送信する
(#M115)。カメラ100’は、色温度データを受
信すると(#C107)、その色温度データに基づきW
B調整値を決定すると共に(#C109)、被写体Qの
測光を行ってその測光データに基づき露出制御値を決定
し(#C111)、テスト撮影のレリーズ処理を開始す
る(#C113)。
【0118】そして、カメラ100’は、所定の露光時
間が経過すると(#C115でYES)、CCD113
aの露光を終了する(#C117)。この露光処理で得
られた画像信号はアナログ信号処理回路113bで所定
のアナログ信号処理が行われた後、A/D変換回路11
3cでデジタル信号に変換され、さらにデジタル信号処
理回路113dで所定の画像処理が行われた後、画像メ
モリ113eに一時保存される。この画像処理ではステ
ップ#C109で決定されたWB調整値によりWB調整
処理が行われる。
【0119】カメラ100’は、テスト撮影を終了する
と、そのテスト撮影画像のWB調整データと撮影画像の
データ(画像メモリ113eに一時保存されている画像
データ)とを無線通信によりカラーメータ10に送信す
る(#C117)。カラーメータ10は、カメラ10
0’からWB調整データと撮影画像のデータとを受信す
ると(#M117)、撮影画像を画像表示部21に表示
し、色温度データを文字表示部22に表示する(#M1
19)。続いて、撮影画像と色温度とを表示している状
態で、撮影者が回転ジョグダイアル27を操作すると
(#M121でYES)、表示されている色温度の数値
が回転ジョグダイアル27の回転方向および回転量に応
じて変更され(#M123)、さらに画像表示部21に
表示された画像の画質が変更後の色温度に基づいて設定
されるWB調整値で撮影されたと推定される画質に修正
される(#M125)。なお、変更後の色温度に基づく
WB調整値は、カメラ100’から送信されたWB調整
値を色温度の変更量に基づいて補正することにより設定
される。
【0120】この補正操作により撮影者は本撮影におけ
る所望のWB調整値を撮影画像をモニタしながらカラー
メータ10側で設定することができる(#M121〜#
M129のループ)。そして、画像表示部21の表示画
像から所望のWB調整値が決まり、撮影者が送信ボタン
29を操作してデータ送信を指示すると(#M129で
YES)、カラーメータ10は、無線通信により補正後
のWB調整値のデータをカメラ100’に送信する(#
M131)。
【0121】カメラ100’は、補正後のWB調整値の
データを受信すると(#C121)、カメラ100’に
設定されているWB調整値を補正後のWB調整値に修正
する(#C123)。
【0122】カメラ100’は、WB調整値を修正する
と(#C123)、引き続き本撮影のレリーズ処理を開
始する(#C125)。そして、カメラ100’は、所
定の露光時間が経過すると(#C127でYES)、C
CD113aの露光を終了する(#C129)。この露
光処理で得られた画像信号はアナログ信号処理回路11
3bで所定のアナログ信号処理が行われた後、A/D変
換回路113cデジタル信号に変換され、さらにデジタ
ル信号処理回路113dで所定の画像処理が行われた
後、画像メモリ113eに一時保存される。この画像処
理ではステップ#C123で修正されたWB調整値によ
りWB調整処理が行われる。
【0123】続いて、カメラ100’は、画像メモリ1
13eの一時保存された撮影画像のデータを無線通信に
よりカラーメータ10に送信し(#C131)、さらに
その撮影画像をLCD表示部108に所定時間だけ表示
するとともに(#C133)、記録部116により所定
の圧縮処理が行った後、メモリカードMに記録して(#
C135)、撮影処理を終了する。
【0124】カラーメータ10は、カメラ100’から
本撮影された撮影画像のデータを受信すると(#M13
3)、撮影画像を画像表示部21に表示する(#M13
5)。これにより撮影者は、カラーメータ10の画像表
示部21に表示された画像によって本撮影された画像を
モニタすることができる。
【0125】なお、撮影者は、テスト撮影の画像をモニ
タしてカメラのWB調整値の補正を必要としない場合
は、直ちに送信ボタン29を操作してデータの送信を指
示すればよい(#M121でNO,#M129でYE
S)。この場合は、ステップ#M117でカメラ10
0’から送信されたWB調整値がカメラ100’にその
まま返送される。なお、撮影者の補正操作がなく、デー
タ送信の指示があった場合は、カメラ100’は本撮影
用のWB調整値のデータを有しているので、このデータ
を改めて送信せず、カメラ100’に本撮影のレリーズ
指示の信号を送信するようにしてもよい。
【0126】従って、この場合は、テスト撮影と同一の
WB調整値で撮影画像のWB調整処理が行われ(#C1
25〜#C129)、その撮影画像の記録およびカラー
メータ10での表示が行われる(#C131〜#C13
5,#M133〜#M135)。
【0127】上記のように、本実施形態に係るカラーメ
ータ10は、ブルーツース(Bluetooth)技術仕様に基
づく双方向無線通信機能を備えるとともに、撮影画像の
表示機能を備え、被写体周辺の光源の色温度を測定する
と、その測定データをカメラ100’に送信してテスト
撮影を行わせ、その後、カメラ100’から無線通信に
より撮影画像を受信して画像表示部21に表示するよう
にしているので、撮影者は、カラーメータ10に表示さ
れた撮影画像をモニタすることにより、被写体周辺の色
温度測定位置を移動することなく、色温度データに基づ
くWB調整値の適否を直ちに判断することができる。
【0128】また、本実施形態に係るカラーメータ10
は、カラーメータ1に表示された撮影画像を見ながら、
色温度の補正機能を備え、撮影者は、カラーメータ10
で色温度を補正することによりWB調整値を補正し、そ
の補正後のWB調整値のデータをカメラ100’に送信
して当該カメラ100’に設定されたWB調整値を修正
するができるようにしたので、本撮影時のカメラ10
0’のWB調整値の設定も被写体周辺の色温度測定位置
を移動することなく、簡単に設定することができる。
【0129】また、カラーメータ10からカメラ10
0’に色温度や補正後のWB調整値のデータを送信する
ことにより、テスト撮影時と本撮影時のレリーズ処理を
連続的に行わせるようにしているので、実質的にカラー
メータ10でカメラ100’のシャッタボタン107の
操作を行うことができ、この点でも本撮影システムの操
作性、利便性が向上する。
【0130】なお、図15に示す撮影システムの撮影動
作の説明では、自然光撮影を例に説明したが、内蔵フラ
ッシュ102や外付けフラッシュあるいはワイヤレスフ
ラッシュを発光させてフラッシュ撮影をする際にフラッ
シュ光の色温度を測定する場合にも上述と同様のテスト
撮影の処理と本撮影の処理とを行うことができる。
【0131】また、上述した実施形態では、フラッシュ
光による光通信によってカメラ100がフラッシュ20
0を制御するようにしたが、カメラ100とフラッシュ
200間のデータ通信方式はこれに限定されるものでは
ない。フラッシュ光以外の光や電波等の他の無線媒体に
よる無線通信でもよく、カメラ100とフラッシュ20
0とをケーブルで接続し、このケーブルを介した通信に
よってもよい。
【0132】また、上述した実施形態では、撮影者が写
真用測光メータ1,10を手に持ち、測定箇所に写真用
測光メータ1,10を設定して測定する例を説明した
が、写真用測光メータ1,10にリモートコントロール
部材(ケーブル接続するものや赤外線により無線で接続
するものなど)を具備させ、このリモートコントロール
部材を操作することでテスト撮影時に撮影者が被写体に
含まれないようにしてもよい。このようにすれば、実際
の撮影画像とほぼ同一の撮影画像を写真用測光メータ
1,10でモニタすることができる。
【0133】また、上述した実施形態では、デジタルカ
メラ100,100’を用いた撮影システムについて説
明したが、撮像素子とブルーツース(Bluetooth)技術
仕様に基づく双方向無線通信機能とを備え、撮像素子に
より被写体を撮像し、その撮像画像を無線通信により送
信することのできるフィルムタイプのカメラを用いて撮
影システムを構成するものでもよい。
【0134】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1又は2記
載の発明によれば、撮像手段を備えたカメラと無線通信
によって撮影システムを構成することの可能な写真用測
光メータであって、測光を行うと、双方向通信可能な通
信手段によって測光データをデジタルカメラに送信し、
当該デジタルカメラで測光データに基づく所定の露出制
御値で撮影を行わせるとともに、その撮影画像と露出制
御値のデータを通信手段で送信させ、受信した撮影画像
を表示手段に表示させるようにしたので、撮影者は被写
体周辺の測光箇所の近傍に居ながら、測光データに基づ
いて撮影した画像をモニタすることができる。撮影者は
測光、撮影、撮影画像のモニタ等の各動作を行うごとに
測光位置とカメラ位置とを移動する必要がなくなるの
で、撮影システムにおける操作性、利便性が向上する。
【0135】また、請求項3記載の発明によれば、受信
した露出制御値を表示手段に表示させるとともに、その
表示内容を補正可能にし、補正後の露出制御値をカメラ
に送信するようにしたので、撮影者は被写体周辺の測光
箇所の近傍に居ながら、本撮影時の露出制御値を所望の
値に簡単に設定することができる。これにより撮影シス
テムにおける操作性、利便性がさらに向上する。
【0136】請求項4又は5記載の発明によれば、撮像
手段を備えたカメラ及びこのカメラから遠隔操作によっ
て発光制御が行われるフラッシュと無線通信によってフ
ラッシュ撮影システムを構成することが可能な写真用測
光メータであって、測光を行うと、双方向通信可能な通
信手段によって測光データをデジタルカメラに送信する
とともに、測光データに基づきフラッシュの発光量制御
値を演算した後、その発光量制御値をフラッシュに送信
し、さらに当該フラッシュをその発光量制御値で発光さ
せて、上記測光データに基づく所定の露出制御値によっ
てカメラで撮影を行わせ、その撮影画像と露出制御値の
データを通信手段で送信させ、受信した撮影画像を表示
手段に表示させるようにしたので、撮影者はフラッシュ
撮影システムにおいても被写体周辺の測光箇所の近傍に
居ながら、撮影画像をモニタすることができ、測光、フ
ラッシュ撮影、撮影画像のモニタ等の各動作を行うごと
に測光位置とカメラ位置とを移動する必要がなくなるの
で、フラッシュ撮影システムにおける操作性、利便性が
向上する。
【0137】また、請求項6記載の発明によれば、受信
した露出制御値と演算した発光量制御値とを表示手段に
表示させるとともに、その表示内容を補正可能にし、補
正後の露出制御値をカメラに送信するとともに、補正後
の発光量制御値をフラッシュに送信するようにしたの
で、撮影者は被写体周辺の測光箇所の近傍に居ながら、
本フラッシュ撮影時の露出制御値と発光量制御値とを所
望の値に簡単に設定することができる。これによりフラ
ッシュ撮影システムにおける操作性、利便性がさらに向
上する。
【0138】また、請求項7記載の発明によれば、測光
データや補正後の露出制御値のデータ等のカメラへの送
信を指示する送信指示手段を、カメラが測光データ若し
くは補正後の露出制御値を受信した後、引き続きその測
光データ若しく補正後の露出制御値に基づいて行うレリ
ーズ動作を指示するレリーズ指示手段して兼用したの
で、撮影者はカメラ位置に移動することなく被写体周辺
の測光位置の近傍にいてカメラのレリーズを指示するこ
とができ、この点でも撮影システムにおける操作性、利
便性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るフラッシュメータを用いたフラ
ッシュ撮影システムの構成図である。
【図2】 フラッシュメータの正面図である。
【図3】 画像表示部に表示された人物撮影画像の表示
例を示す図である。
【図4】 文字表示部にシャッタスピード、絞り値、ガ
イドナンバーを表示した状態を示す図である。
【図5】 フラッシュメータの回路構成を示すブロック
図である。
【図6】 カメラの正面図である。
【図7】 カメラの背面図である。
【図8】 カメラの回路構成を示すブロック図である。
【図9】 ワイヤレスフラッシュの正面図である。
【図10】 ワイヤレスフラッシュの背面図である。
【図11】 ワイヤレスフラッシュの回路構成のブロッ
ク図である。
【図12】 本発明に係るフラッシュ撮影システムのフ
ラッシュ撮影動作を示すフローチャートである。
【図13】 本発明に係るフラッシュ撮影システムのフ
ラッシュ撮影動作を示すフローチャートである。
【図14】 Bluetoothの通信グループの表示例を示す
図である。
【図15】 本発明に係るカラーメータを用いた他の撮
影システムの構成図である。
【図16】 本発明に係るカラーメータの正面図であ
る。
【図17】 画像表示部に表示された静物撮影画像の一
例を示す図である。
【図18】 本発明に係る撮影システムの撮影動作を示
すフローチャートである。
【図19】 本発明に係る撮影システムの撮影動作を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 フラッシュメータ(写真用測光メータ) 11 測光部 11a 受光センサ(受光手段) 11b A/D変換回路 11c 演算部(測光手段,演算手段) 11d メモリ 12 無線通信部(通信手段) 13 操作部 14 記憶部 15 制御部 151 通信制御部(通信制御手段) 152 測光制御部 153 表示制御部 154 画像補正部(画像補正手段) 2 本体部 21 画像表示部(表示手段) 22 文字表示部(表示手段) 23 電源ボタン 24,25,26 選択ボタン 27 回転ジョグダイアル(補正手段) 28 測定ボタン(測光指示手段) 29 送信ボタン(送信指示手段) 3 受光部(受光手段) 4 アンテナ 10 カラーメータ 100,100’ デジタルスチルカメラ 101 撮影レンズ 102 内蔵フラッシュ 103 アンテナ 107 シャッタボタン 110 モード設定ボタン 113 撮像部 114 無線通信部 115 操作部 116 記録部 117 制御部 200 ワイヤレスフラッシュ 201 本体部 203 アンテナ 204 発光窓 205 集光レンズ 206 受光部 209 表示部 210 操作部 211 無線通信部 212 制御部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 17/38 G03B 17/38 B H04N 5/238 H04N 5/238 Z (72)発明者 関 玲二 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 廣井 和之 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 本田 努 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 石井 則行 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2G065 AA03 AA06 AA07 BA09 BA10 BB05 BB26 BC07 BC13 BC14 BC20 BC28 BC31 BC33 BD02 BD03 DA13 DA18 2H002 DB05 FB22 FB38 FB40 FB52 FB53 FB64 GA61 GA75 GA77 JA07 2H020 FB01 2H102 AA01 AA02 AA03 AA13 AA15 CA06 5C022 AA13 AB02 AB15 AB17 AB20 AB22 AB40 AC02 AC03 AC26 AC32 AC42 AC73

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像手段を備えたカメラと無線通信によ
    って撮影システムを構成可能な写真用測光メータであっ
    て、上記カメラと双方向通信が可能な通信手段と、光を
    受光する受光手段と、上記受光手段で受光した光の明る
    さ、色温度等の物理特性を測定する測光手段と、測光を
    指示する測光指示手段と、データの送信を指示する送信
    指示手段と、上記送信指示手段によりデータ送信の指示
    があると、上記通信手段を用いて上記測光手段で測定さ
    れた測光データを上記カメラに送信するとともに、これ
    に続いて上記カメラから送信される、上記測光データに
    基づき上記カメラで撮影された画像に関するデータを受
    信する通信制御手段と、上記通信手段で受信した上記撮
    影画像に関するデータを表示する表示手段とを備えたこ
    とを特徴とする写真用測光メータ。
  2. 【請求項2】 上記撮影画像に関するデータは、上記カ
    メラの露出制御値とこの露出制御値に基づいて撮像され
    た画像のデータとを含むことを特徴とする請求項1記載
    の写真用測光メータ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の写真用測光メータにおい
    て、上記表示手段に表示された露出制御値を補正する補
    正手段と、上記補正手段により補正された露出制御値に
    基づいて上記表示手段に表示された撮影画像を補正する
    画像補正手段とをさらに備え、上記通信制御手段は、上
    記補正手段により露出制御値が補正された後、上記送信
    指示手段によりデータ送信の指示があると、上記通信手
    段を用いてその補正された露出制御値を上記カメラに送
    信することを特徴とする写真用測光メータ。
  4. 【請求項4】 撮像手段を備えたカメラ及びこのカメラ
    から遠隔操作によって発光制御が行われるフラッシュと
    無線通信によってフラッシュ撮影システムを構成可能な
    写真用測光メータであって、上記カメラ及びフラッシュ
    とそれぞれ双方向通信が可能な通信手段と、光を受光す
    る受光手段と、上記受光手段で受光した光の明るさ、色
    温度等の物理特性を測定する測光手段と、測光を指示す
    る測光指示手段と、データの送信を指示する送信指示手
    段と、上記測光手段で測定された測光データに基づき上
    記フラッシュの発光量を演算する演算手段と、上記送信
    指示手段によりデータ送信の指示があると、上記通信手
    段を用いて上記演算手段で演算された発光量のデータを
    上記フラッシュに送信するとともに、上記測光手段で測
    定された測光データを上記カメラに送信し、これに続き
    当該カメラから送信される、上記発光量に基づいて上記
    フラッシュを発光させて撮影した画像に関するデータを
    受信する通信制御手段と、上記フラッシュ撮影画像に関
    するデータを表示する表示手段とを備えたことを特徴と
    する写真用測光メータ。
  5. 【請求項5】 上記表示手段に表示されるフラッシュ撮
    影画像に関するデータは、上記カメラから送信される露
    出制御値及びこの露出制御値に基づいて撮像された画像
    のデータと上記演算手段で演算されたフラッシュの発光
    量とを含むことを特徴とする請求項4記載の写真用測光
    メータ。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の写真用測光メータにおい
    て、上記表示手段に表示されたフラッシュの発光量又は
    カメラの露出制御値を補正する補正手段と、上記補正手
    段により補正されたフラッシュの発光量又はカメラの露
    出制御値に基づいて上記表示手段に表示された撮影画像
    を補正する画像補正手段とをさらに備え、上記通信制御
    手段は、上記補正手段により発光量又は露出制御値が補
    正された後、上記送信指示手段によりデータ送信の指示
    があると、上記通信手段を用いてその補正された発光量
    のデータを上記フラッシュに送信するとともに、その補
    正された露出制御値を上記カメラに送信することを特徴
    とする写真用測光メータ。
  7. 【請求項7】 上記送信指示手段は、上記カメラが測光
    データ若しくは補正後の露出制御値を受信した後、引き
    続きその測光データ若しく補正後の露出制御値に基づい
    て行うレリーズ動作を指示するレリーズ指示手段を兼ね
    ていることを特徴とする請求項1〜6記載の写真用測光
    メータ。
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