JP3435217B2 - 内視鏡の鉗子チャンネルの接続構造 - Google Patents

内視鏡の鉗子チャンネルの接続構造

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、複数の鉗子チャンネ
ルを有する内視鏡の鉗子チャンネルの接続構造に関す
る。 【0002】 【従来の技術】図8は、特開平2−126828号に記
載された従来の内視鏡の流体管路の接続構造を示してお
り、二本の鉗子チャンネル11,12と二つの鉗子挿入
口金29,30とを連通させる鉗子挿通路31,32に
対して、吸引チューブ40の先に取り付けられた吸引接
続管41を選択的に連通させるための吸引管路切換機構
13の部分である。 【0003】その吸引管路切換機構13においては、外
装カバー21に固定された台座25内に二つの鉗子挿通
路31,32が形成されている。そして、各鉗子チャン
ネル11,12の基端に取り付けられたチャンネル接続
管11a,12aの端部には各々接続口金35,35が
固着されていて、その接続口金35,35が、台座25
下端部の鉗子挿通路31,32の開口部に差し込み接続
されている。33は、各接続口金35,35に装着され
たシール用のOリングであるまた、吸引チューブ40の
先に取り付けられた吸引接続管41の端部にはフランジ
状の接続口金42が固着されていて、その接続口金42
の口元に螺合する呼び込みネジ43が、台座25の内側
から接続口金42を引き寄せて台座25に固定してい
る。44は、シール用のOリングである。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上述のように、各チャ
ンネル接続管11a,12aの端部の各々に取り付けら
れた接続口金35は、台座25に形成された鉗子挿通路
31,32に対して下方から差し込んであるだけであ
る。 【0005】したがって、鉗子チャンネル11,12が
挿通されている可撓性の挿入部が屈曲されて鉗子チャン
ネル11,12が引っ張られると、図8に示されている
ように、接続口金35の端面と台座25側の突き当て面
との間に隙間99ができてしまい、吸引されてきた汚液
などがその隙間99内に溜まってしまう。 【0006】すると、鉗子挿通路31,31から鉗子チ
ャンネル11,12内に掃除用ブラシを通してブラッシ
ングをしても、隙間99を掃除することはできないの
で、汚液に悪性の細菌やビールス等が含まれていると、
内視鏡を介して患者間感染が発生する恐れがある。 【0007】そこで本発明は、操作部内において、汚液
等が溜まる隙間が生じないように複数の鉗子チャンネル
を接続することのできる衛生的な内視鏡の鉗子チャンネ
ルの接続構造を提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の内視鏡の鉗子チャンネルの接続構造は、複
数の鉗子チャンネルを挿入部内に挿通配置すると共に、
上記鉗子チャンネルに鉗子等の処置具を挿入するための
複数の鉗子挿入口と、上記複数の鉗子チャンネルのいず
れか一方又は両方を選択して吸引手段に連通させるため
の吸引管路切換機構とを操作部に設けた内視鏡の鉗子チ
ャンネルの接続構造において、上記複数の鉗子チャンネ
ルの基端の各々に金属製の接続管を接続してその複数の
接続管の端部を一つの接続口金に連結し、その接続口金
を上記吸引管路切換機構部に形成された鉗子挿通路に固
定ネジによって押しつけ固定したことを特徴とする。 【0009】 【実施例】図面を参照して実施例を説明する。図2にお
いて、内視鏡の操作部1のグリップ部2の上方前部に
は、吸引操作弁3と送気送水操作弁4とが並んで配置さ
れ、右側部には湾曲操作ノブ5が配置されている。6は
接眼部、7は、図示されていない吸引装置に接続される
吸引接続管である。 【0010】8は可撓性のある挿入部であり、挿入部8
と操作部1との連結部20には、鉗子等の処置具を挿入
する二つの鉗子挿入口9,10が、接近して並んで少し
前傾して突出形成されている。そして、挿入部8内に挿
通された2本の鉗子チャンネル11,12が、各々鉗子
挿入口9,10に連通接続されている。 【0011】13は、2本の鉗子チャンネル11,12
のいずれか一方又は両方を、吸引接続管7等を介して吸
引装置に選択的に連通させるための吸引管路切換機構で
あり、鉗子挿入口9,10部の直下に一体的に設けられ
ている。その前側の表面には、吸引管路切換機構13の
切換操作を行うための操作つまみ14が、回転自在に突
設されている。 【0012】図1は、連結部20の側面断面図、図3は
平面断面図である。図中、15は操作部1のフレームで
あり、前述の連結部20は、上半部が第1の外装カバー
21によって外装され、下半部が第2の外装カバー22
によって外装されている。そしてこれら二つの外装カバ
ー21,22の継ぎ部は、シール用Oリング23が装着
された継ぎ管24によって、水密に連結されている。 【0013】第1の外装カバー21の前傾突出部21a
内には、吸引管路切換機構13と鉗子挿入口9,10の
双方のベースとなる台座25が配置されている。26は
シール用のOリング、27は、弾力性のあるゴム材等か
らなるカバー部材である。 【0014】台座25には、二つの鉗子挿入口金29,
30が上方から螺合接続されており、台座25を貫通し
て穿設された二つの鉗子挿通路31,32を介して、各
鉗子挿入口9,10が各鉗子チャンネル11,12に連
通している。 【0015】11a及び12aは、鉗子チャンネル1
1,12の端部に連結された金属製のチャンネル接続管
であり、Oリング33が装着された接続口金35によっ
て、鉗子挿通路31,32の端部に水密に接続されてい
る。 【0016】なお、図1には、異なる断面部分が複合し
て図示されているので、鉗子挿通路31,32が途中で
塞がっているようにみえるが、鉗子挿通路31,32
は、IV−IV断面を示す図4に示されるように台座25を
貫通している。 【0017】図4及びその矢視Vを示す図5に示される
ように、接続口金35は長円形に形成された一枚の板状
の部材であり、二つのチャンネル接続管11a,12a
の端部が各々銀ロー付け等によって固着連結されてい
る。 【0018】そして、その接続口金35が台座25に対
して隙間がないように嵌め込まれて、固定ネジ36によ
って台座25にしっかりと押しつけられてネジ止め固定
されている。したがって、この接続口金35によって接
続される流路部分には、汚液が溜まるような凹部が存在
しない。 【0019】また、接続口金35の外周面に装着された
Oリング33によって、台座25との間の嵌合面がシー
ルされており、それによって、両鉗子挿通路31,32
と外部との間のリークが阻止されている。 【0020】台座25の中央部分には、操作つまみ14
に直結された切換弁37が回転自在に嵌着されている。
操作つまみ14と切換弁37との嵌合部の断面形状は非
円形であり、固定ビス47によって互いが固定されてい
る。 【0021】なお、固定ビス47の頭部の凹部には接着
剤が充填されている。38はシール用のOリングであ
る。そして、切換弁37の底部に形成された連通溝39
が、吸引チューブ40を介して吸引操作弁3に連通して
いる。 【0022】41は、吸引操作弁3に接続された吸引チ
ューブ40の先に連通接続された吸引接続管である。そ
の吸引接続管41の端部には、径の大きなフランジ状の
接続口金42が銀ロー付け又はんだ付けによって取り付
けられている。 【0023】呼び込みネジ43は、接続口金42の口元
に形成された雌ネジに対して台座25の内側から螺合さ
れて、接続口金42を台座25側に引き寄せて固定して
おり、それによって吸引チューブ40及び吸引接続管4
1が台座25内の鉗子挿通路31,32に連通してい
る。 【0024】呼び込みネジ43は、台座25内に嵌合す
る頭部が、台座25内から接続口金42側に抜け出さな
いように太い径に形成されていて、呼び込みネジ43の
内部には、吸引接続管41と連通する連通路43aが軸
方向に貫通して穿設されている。そして、呼び込みネジ
43外周の接続口金42との嵌合面及び台座25との嵌
合面には各々シール用のOリング44,45が装着され
ている。 【0025】図6にも示されるように、台座25内に位
置する呼び込みネジ43の頭部側端部においては、連通
路43aの口元が長孔状の断面形状に形成されている。
そして、呼び込みネジ43を接続口金42に螺合させる
際には、図7に示されるように、工具100の先端を台
座25内に差し込んで長孔部43cに係合させて、工具
100を回転させれば、それによって呼び込みネジ43
が回転して接続口金42と螺合し、接続口金42が台座
25側に引き付けられて固定される。 【0026】このように、呼び込みネジ43の長孔部4
3cの部分は、工具100を係合させて回転させられれ
ばよいので、断面形状は必ずしも長円形でなくてもよ
く、工具100の先端に係合して回転力を伝えられる非
円形ならよい。 【0027】断面形状が長円形の長孔部43cと円形の
連通路43aとの境界部分は、段差が生じないように滑
らかな斜面で形成されており、汚液等が溜まらず且つブ
ラシによって洗浄し易くなっている。 【0028】図4に示されるように、台座25には、切
換弁37の底部の連通溝39と両鉗子挿通路31,32
とを連通させる連通路46,46が形成されており、切
換弁37を回転させることによって、吸引チューブ40
と鉗子挿通路31,32との間の連通状態(即ち、吸引
操作弁3と鉗子チャンネル11,12との間の連通状
態)を変えることができる。 【0029】切換弁37は、本実施例では、扇形に対称
に2カ所が切り欠かれており、図4に示される状態で
は、二つの鉗子チャンネル11,12が共に吸引操作弁
3に連通している。そして切換弁37を回転させれば、
いずれか一方の鉗子チャンネル11,12だけを吸引操
作弁3に連通させることができる。 【0030】図1に戻って、51は、固定ネジ52によ
って台座25に固定された固定部材であり、外装カバー
21の壁部に穿設された孔内に外側から嵌め込まれた状
態で、その内側の台座25に固定されている。 【0031】したがって、固定ネジ52によって固定部
材51を台座25に固定すれば、同時にそれらが外装カ
バー21に固定されることになる。この固定部分にも複
数のシール用Oリングが装着されている。 【0032】切換弁37には、ビス49で固定されたク
リックバネ54と、そのクリックバネ54によって固定
部材51の凹凸面に向けて付勢されたクリックボール5
5が装着されており、吸引管路の切換に最適の位置で切
換弁37を停止させておくことができる。 【0033】56は、クリック部の蓋をするプラスチッ
クカバーであり、その内側に螺合させてある金属カバー
57が、C字状のスナップリング58によって固定部材
51に対して着脱自在に被せられている。 【0034】このように構成された実施例装置において
は、操作つまみ14を回転操作することによって切換弁
37が回転し、2本の鉗子チャンネル11,12のいず
れか一方又は両方を、選択的に吸引操作弁3に連通させ
ることができる。そして、そこで吸引操作弁3を操作す
れば、吸引操作弁3に連通する方の鉗子チャンネル1
1,12を通じて吸引が行われる。 【0035】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、例えば本発明は内視鏡の吸引流路に限ら
ず、送気又は送水等の流路に適用してもよい。 【0036】 【発明の効果】本発明によれば、複数の鉗子チャンネル
の基端の各々に接続された接続管の端部を一つの接続口
金に連結して、その接続口金を鉗子挿通路にネジ止めに
より押しつけ固定したことにより、接続部に汚液が溜ま
るような隙間ができず、しかも掃除用ブラシを通せば接
続部を容易にブラッシングして掃除することができるの
で、汚液の残留による患者間感染等が発生する恐れがな
い。
【図面の簡単な説明】 【図1】実施例の側面断面図である。 【図2】実施例の斜視図である。 【図3】実施例の平面断面図である。 【図4】実施例のIV−IV断面図である。 【図5】実施例のV矢視図である。 【図6】実施例の呼び込みネジの斜視図である。 【図7】実施例の組み立て中の側面断面図である。 【図8】従来例の側面断面図である。 【符号の説明】 1 操作部 8 挿入部 9,10 鉗子挿入口 11,12 鉗子チャンネル 11a,12a チャンネル接続管 13 吸引管路切換機構 31,32 鉗子挿通路 33 Oリング 35 接続口金 36 固定ネジ

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】複数の鉗子チャンネルを挿入部内に挿通配
    置すると共に、上記鉗子チャンネルに鉗子等の処置具を
    挿入するための複数の鉗子挿入口と、上記複数の鉗子チ
    ャンネルのいずれか一方又は両方を選択して吸引手段に
    連通させるための吸引管路切換機構とを操作部に設けた
    内視鏡の鉗子チャンネルの接続構造において、 上記複数の鉗子チャンネルの基端の各々に金属製の接続
    管を接続してその複数の接続管の端部を一つの接続口金
    に連結し、その接続口金を、上記複数の接続管の基端間
    に配置された固定ネジで、上記吸引管路切換機構部に形
    成された鉗子挿通路に押しつけ固定したことを特徴とす
    る内視鏡の鉗子チャンネルの接続構造。
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JP4132841B2 (ja) * 2002-01-31 2008-08-13 Hoya株式会社 内視鏡の吸引流路切替ダイヤル及び回動ダイヤル構造
JP5072687B2 (ja) * 2008-04-01 2012-11-14 Hoya株式会社 内視鏡の処置具挿入部の構造
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