JP3434971B2 - コードレス電話の親機 - Google Patents
コードレス電話の親機Info
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は構内交換機の収容端
末のコードレス化を目的としたコードレス電話システム
に関する。
末のコードレス化を目的としたコードレス電話システム
に関する。
【０００２】
【従来の技術】複数の回線とその回線に１対１に対応す
る複数のコードレス電話機を収容する、構内交換機のコ
ードレス化を目的とするコードレス電話システムにおい
て、ある特定コードレス電話機（７）を呼出す為に当該
コードレス電話機（７）に１対１に対応する回線（２）
に対し着信信号が与えられた場合、当該コードレス電話
機（７）との無線リンクの形成が不可能である状況が発
生する。その状況に対応する為に、無線リンクの形成が
成功するか当該回線（２）からの着信信号の消失となる
まで無線リンクの形成を試み続ける制御を行う方式があ
る。また、前記報知情報制御手段（１３）と同様の手段
により、当該コードレス電話（７）が属するグーループ
あるいは全てのコードレス電話機（７）の一斉着信状態
とし、同グループで着信状態となっていてかつ、着信対
象回線（２）と対応しないコードレス電話機（７）から
の応答があった場合、着信の応答を行ったコードレス電
話機（７）との間に無線リンクを形成し、着信対象回線
（２）を閉結し当該回線（２）と着信の応答を行ったコ
ードレス電話機（７）とを接続する制御を設ける方式が
ある。さらに、着信応答の為に半固定的に設置された有
線または無線の端末を用意し、当該端末と着信対象回線
を接続する制御手段を設ける方式がある。
る複数のコードレス電話機を収容する、構内交換機のコ
ードレス化を目的とするコードレス電話システムにおい
て、ある特定コードレス電話機（７）を呼出す為に当該
コードレス電話機（７）に１対１に対応する回線（２）
に対し着信信号が与えられた場合、当該コードレス電話
機（７）との無線リンクの形成が不可能である状況が発
生する。その状況に対応する為に、無線リンクの形成が
成功するか当該回線（２）からの着信信号の消失となる
まで無線リンクの形成を試み続ける制御を行う方式があ
る。また、前記報知情報制御手段（１３）と同様の手段
により、当該コードレス電話（７）が属するグーループ
あるいは全てのコードレス電話機（７）の一斉着信状態
とし、同グループで着信状態となっていてかつ、着信対
象回線（２）と対応しないコードレス電話機（７）から
の応答があった場合、着信の応答を行ったコードレス電
話機（７）との間に無線リンクを形成し、着信対象回線
（２）を閉結し当該回線（２）と着信の応答を行ったコ
ードレス電話機（７）とを接続する制御を設ける方式が
ある。さらに、着信応答の為に半固定的に設置された有
線または無線の端末を用意し、当該端末と着信対象回線
を接続する制御手段を設ける方式がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】企業内において構内交
換機の収容端末のコードレス化を考える場合、コードレ
ス電話機を収容できるよう設計された製品を購入する手
法が考えられるが、一般にそのような製品は高価であ
り、企業内に既に有線端末のみを収容するよう設計され
た構内交換機がある場合、今までの構内交換機の使用を
中止する費用も含めて、企業の経済的負担は多額なもの
となる。そこで、端末の一部または全部をコードレス化
するための簡易コードレス電話の親機を、既に企業内に
ある有線端末を収容するよう設計された構内交換機の有
線端末接続用の回線に接続し、構内交換機の収容端末の
コードレス化を行う方法も選択支の一つとなりうる。た
だし、昨今ＰＨＳ（パーソナルハンディホンシステム）
等多様な利用形態を許すコードレス電話機が普及するに
従い、必ずしも目的コードレス電話機との無線リンクが
成功するとは限らない場合が比較的頻繁に発生するよう
になってきた。例えば、ある特定コードレス電話機を呼
出す為に当該コードレス電話機に対応する回線に対し着
信信号が与えられかつ、当該コードレス電話機との無線
リンクの形成が不可能である場合、無線リンクの形成が
成功するか当該回線からの着信信号の消失となるまで無
線リンクの形成を試み続ける制御を行う方式を選択した
場合、その着信があったことをその企業内の誰も知るこ
とができない。また、前記報知情報制御手段（１３）と
同様の手段により当該コードレス電話が属するグールー
プあるいは全てのコードレス電話機の一斉着信状態と
し、同グループで着信状態となっていてかつ、着信対象
回線と対応しないコードレス電話機からの応答があった
場合、着信の応答を行ったコードレス電話機との間に無
線リンクを形成し、着信対象回線を閉結し当該回線と着
信の応答を行ったコードレス電話機とを接続する制御手
段を設ける方式を選択した場合、当該回線は本来当該回
線と１対１に対応するコードレス電話機とは別のコード
レス電話機に占有されてしまうため、当該回線に対応す
るコードレス電話機が、コードレス電話の親機の有する
無線ゾーン内に入って来て待ち受け状態となったとして
も当該回線を使用する事が出来ないことになるし、着信
に応答したコードレス電話機に対応する回線から新たに
着信信号を認識しても、呼出すべきコードレス電話機が
使用中である為、再度、前記制御手段と同様の手段によ
り当該コードレス電話が属するグーループあるいは全て
のコードレス電話機の一斉着信状態とし、別のコードレ
ス電話機の着信の応答を待つという複雑な制御を必要と
する。さらに、着信応答の為に半固定的に設置された有
線または無線の端末を用意し、当該端末と着信対象回線
を接続する制御手段を設ける方式を選択した場合、用意
した着信応答の為に半固定的に設置した端末の数を上回
る数の着信目的コードレス電話機が不在である着信があ
った場合に対応する制御は困難なものとなる。よって簡
便な手法により、着信の対象となるコードレス電話機が
不在であるか電源断であり当該コードレス電話が着信に
応答できなくても、他の端末で着信に応答できないコー
ドレス電話機に着信があったことを認識できる手段と、
他の端末で着信に応答できないコードレス電話機への着
信に応答できる手段が必要になる。
換機の収容端末のコードレス化を考える場合、コードレ
ス電話機を収容できるよう設計された製品を購入する手
法が考えられるが、一般にそのような製品は高価であ
り、企業内に既に有線端末のみを収容するよう設計され
た構内交換機がある場合、今までの構内交換機の使用を
中止する費用も含めて、企業の経済的負担は多額なもの
となる。そこで、端末の一部または全部をコードレス化
するための簡易コードレス電話の親機を、既に企業内に
ある有線端末を収容するよう設計された構内交換機の有
線端末接続用の回線に接続し、構内交換機の収容端末の
コードレス化を行う方法も選択支の一つとなりうる。た
だし、昨今ＰＨＳ（パーソナルハンディホンシステム）
等多様な利用形態を許すコードレス電話機が普及するに
従い、必ずしも目的コードレス電話機との無線リンクが
成功するとは限らない場合が比較的頻繁に発生するよう
になってきた。例えば、ある特定コードレス電話機を呼
出す為に当該コードレス電話機に対応する回線に対し着
信信号が与えられかつ、当該コードレス電話機との無線
リンクの形成が不可能である場合、無線リンクの形成が
成功するか当該回線からの着信信号の消失となるまで無
線リンクの形成を試み続ける制御を行う方式を選択した
場合、その着信があったことをその企業内の誰も知るこ
とができない。また、前記報知情報制御手段（１３）と
同様の手段により当該コードレス電話が属するグールー
プあるいは全てのコードレス電話機の一斉着信状態と
し、同グループで着信状態となっていてかつ、着信対象
回線と対応しないコードレス電話機からの応答があった
場合、着信の応答を行ったコードレス電話機との間に無
線リンクを形成し、着信対象回線を閉結し当該回線と着
信の応答を行ったコードレス電話機とを接続する制御手
段を設ける方式を選択した場合、当該回線は本来当該回
線と１対１に対応するコードレス電話機とは別のコード
レス電話機に占有されてしまうため、当該回線に対応す
るコードレス電話機が、コードレス電話の親機の有する
無線ゾーン内に入って来て待ち受け状態となったとして
も当該回線を使用する事が出来ないことになるし、着信
に応答したコードレス電話機に対応する回線から新たに
着信信号を認識しても、呼出すべきコードレス電話機が
使用中である為、再度、前記制御手段と同様の手段によ
り当該コードレス電話が属するグーループあるいは全て
のコードレス電話機の一斉着信状態とし、別のコードレ
ス電話機の着信の応答を待つという複雑な制御を必要と
する。さらに、着信応答の為に半固定的に設置された有
線または無線の端末を用意し、当該端末と着信対象回線
を接続する制御手段を設ける方式を選択した場合、用意
した着信応答の為に半固定的に設置した端末の数を上回
る数の着信目的コードレス電話機が不在である着信があ
った場合に対応する制御は困難なものとなる。よって簡
便な手法により、着信の対象となるコードレス電話機が
不在であるか電源断であり当該コードレス電話が着信に
応答できなくても、他の端末で着信に応答できないコー
ドレス電話機に着信があったことを認識できる手段と、
他の端末で着信に応答できないコードレス電話機への着
信に応答できる手段が必要になる。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明はこれらの課題を
解決するためのものであり、交換機が有する複数のアナ
ログ回線に対応して接続される回線接続回路と、構内の
無線接続可能領域に存在するコードレス電話が無線チャ
ネルを経由して無線接続を行なう無線接続回路と、前記
アナログ回線と前記コードレス電話とが１対１に対応し
て音声およびデータの転送が行なわれるコードレス電話
の親機において、前記アナログ回線を経由して前記交換
機に接続されている収容端末からの着信信号または前記
交換機に接続されている外部交換機に接続されている外
部回線網からの着信信号を認識する着信検出手段と、前
記無線チャネルを用いて前記コードレス電話に前記着信
信号を報知する報知情報制御手段と、代理応答特番を示
す選択番号の組み合わせを記憶する記憶装置とから構成
され、前記着信検出手段により着信信号を検出し、前記
アナログ回線と１対１に対応する前記コードレス電話を
含むグループ全ての電話を鳴動させ、前記コードレス電
話とは別のコードレス電話の着信の応答により、前記着
信の応答を行ったコードレス電話との間に無線リンクを
形成し、前記着呼の応答を行ったコードレス電話と対と
なる前記回線を閉結し、前記着呼の応答を行ったコード
レス電話と対となる前記アナログ回線に対し、前記記憶
装置に記録されている選択信号の組み合わせにより選択
信号を送出するコードレス電話の親機を提供する。
解決するためのものであり、交換機が有する複数のアナ
ログ回線に対応して接続される回線接続回路と、構内の
無線接続可能領域に存在するコードレス電話が無線チャ
ネルを経由して無線接続を行なう無線接続回路と、前記
アナログ回線と前記コードレス電話とが１対１に対応し
て音声およびデータの転送が行なわれるコードレス電話
の親機において、前記アナログ回線を経由して前記交換
機に接続されている収容端末からの着信信号または前記
交換機に接続されている外部交換機に接続されている外
部回線網からの着信信号を認識する着信検出手段と、前
記無線チャネルを用いて前記コードレス電話に前記着信
信号を報知する報知情報制御手段と、代理応答特番を示
す選択番号の組み合わせを記憶する記憶装置とから構成
され、前記着信検出手段により着信信号を検出し、前記
アナログ回線と１対１に対応する前記コードレス電話を
含むグループ全ての電話を鳴動させ、前記コードレス電
話とは別のコードレス電話の着信の応答により、前記着
信の応答を行ったコードレス電話との間に無線リンクを
形成し、前記着呼の応答を行ったコードレス電話と対と
なる前記回線を閉結し、前記着呼の応答を行ったコード
レス電話と対となる前記アナログ回線に対し、前記記憶
装置に記録されている選択信号の組み合わせにより選択
信号を送出するコードレス電話の親機を提供する。
【０００５】さらに、前記着信検出手段により前記アナ
ログ回線からの着信信号を認識した場合、前記アナログ
回線と対となる前記コードレス電話との無線リンクの形
成を試み、当該コードレス電話機が通話可能状態のとき
には該コードレス電話のみの着信状態とし、該コードレ
ス電話が通話できないときには前記報知情報制御手段を
用いて前記着信検出手段を用いて前記コードレス電話を
含むグループ全てのコードレス電話を一斉着信状態にす
る請求項１記載のコードレス電話の親機を提供する。
ログ回線からの着信信号を認識した場合、前記アナログ
回線と対となる前記コードレス電話との無線リンクの形
成を試み、当該コードレス電話機が通話可能状態のとき
には該コードレス電話のみの着信状態とし、該コードレ
ス電話が通話できないときには前記報知情報制御手段を
用いて前記着信検出手段を用いて前記コードレス電話を
含むグループ全てのコードレス電話を一斉着信状態にす
る請求項１記載のコードレス電話の親機を提供する。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
例について説明する。図１は、本発明の実施例の構成の
概略図である。図１において構内交換機（１）とコード
レス電話の親機（１９）をつなぐ回線（２）に対し構内
交換機（１）から着信信号が送出された場合、着信検出
手段（１２）が当該回線からの着信があったことを示す
信号を主制御部（１７）（親機全体を管理するベースバ
ンドプロセッサ）に送出する。主制御部（１７）は、着
信検出手段（１２）からの信号により回線に１対１で対
応するコードレス電話機（７）を選択し、コードレス電
話機（７）の管理番号信号を無線制御部（１８）( 無線
プロトコル及び無線チャネル上のフレームを管理するベ
ースバンドプロセッサ) に送出するとともに、任意の初
期設定値でタイマを起動する。無線制御部（１８）はコ
ードレス電話機（７）の管理番号信号を受信すると、前
記報知情報制御手段（１３）により当該コードレス電話
機（７）の個別の着信を意味する信号を含めた報知情報
を無線接続回路（５）を介して無線ゾーン（６）内に報
知し、当該コードレス電話機（７）からの無線リンク形
成の要求信号を待つ。前記タイマの満了前に当該コード
レス電話機（７）からの無線リンクの形成の要求信号を
無線制御部（１８）を介し、主制御部（１７）が認識し
た場合は当該コードレス電話機（７）との無線リンクの
形成の終了後、親機動作制御手段（１４）により当該コ
ードレス電話機（７）の個別の着信状態とするよう制御
を行う。コードレス電話機（７）との無線リンクの形成
を行う制御手段及びコードレス電話機（７）の個別の着
信状態とする制御手段は既知の技術であるので説明は省
略する。主制御部（１７）は前記タイマの満了により、
当該コードレス電話機（７）と無線リンクの形成が不可
能であると認識し、親機動作制御手段（１４）により当
該コードレス電話機（７）の属するグループの管理番号
を無線制御部（１８）に送信する。無線制御部（１８）
はグループ番号の管理番号を受信すると、無線接続回路
（５）を介し報知情報制御手段（１３）により個別の着
信を意味する信号の報知を停止し、当該グループの着信
を意味する信号を含めた報知情報を無線ゾーン（６）内
に報知し、当該グループに属する任意のコードレス電話
機（７）からの無線リンクの形成の要求信号を待つ。任
意のコードレス電話機（７）から無線リンクの形成の要
求信号を無線制御部（１８）を介して主制御部（１７）
が受信した場合、親機動作制御手段（１４）は無線リン
クの形成要求信号を送出したコードレス電話機（７）の
他着信の代理応答の要求と認識し、当該コードレス電話
機（７）との無線リンクを形成するとともに、回線接続
回路（３）を用い当該コードレス電話機（７）に１対１
に対応する回線（２）を閉結し、選択信号送出手段（１
６）を用い予め記憶装置（１５）に記憶してある構内交
換機（１）の仕様により決定する代理応答特番を示す選
択信号の組み合わせに従い代理応答特番に対応する選択
信号を当該回線（２）に対し送出を行う。図２のタイミ
ングチャートは、前記動作を各信号の変動と時間の関係
について図示したもので、回線１と回線２はそれぞれコ
ードレス電話機１とコードレス電話機２に１対１に対応
する回線（２）の状態をしめしたもの、回線１着信信号
はコードレス電話の親機（１９）内部の管理上の信号で
前記着信検出手段（１２）が回線１の着信信号の検出に
りhighとし、回線１の着信信号の消失によりlow となる
よう制御を行う信号、報知情報内容は前記報知情報制御
手段（１３）が前記無線ゾーン（６）内に報知している
報知情報の概略、個別着信タイマは前記親機動作制御手
段（１４）が管理するタイマのタイマ値である。Ａ点以
前では全ての回線に対して着信信号は送出されていない
ため報知情報内容は着信無しとなっている。Ａ点により
回線１に対し着信信号が与えられることにより前記着信
検出手段（１２）が回線１の着信と認識し回線１着信信
号をhighとするとともに、前記親機動作制御手段（１
４）はタイマを起動し、前記報知情報制御手段（１３）
は報知情報内容を管理番号１の個別着信と変更してい
る。Ａ点からＢ点にかけて前記タイマは減算を続けＢ点
でタイマの満了となることにより前記報知情報制御手段
（１３）は報知情報内容をグループ１の一斉着信と変更
する。Ｃ点によりコードレス電話機２の着信に対する応
答により前記無線制御部（１８）はコードレス電話機
（７）との間に無線リンクを形成し、前記親機動作制御
手段（１４）は前記回線接続回路（３）により回線２を
閉結し、コードレス電話機２と回線２を接続するよう制
御を行う。前記親機動作制御手段（１４）はＤ点までの
間、動作を保留した後、前記選択信号送出制御手段（１
６）を用いて予め記憶装置（１５）に記憶してある構内
交換機（１）の仕様により決定する代理応答特番を示す
選択信号の組み合わせに従い代理応答特番に対応する選
択信号を当該回線２に対し送出を行う。E 点では構内交
換機（１）が代理応答特番の認識を行うことにより、回
線１の着信信号が停止し、前記着信検出手段（１２）も
回線１の着信信号の停止により着信断と認識し回線１着
信信号をlow とし、前記報知情報制御手段（１３）は報
知情報内容を着呼無しにするよう制御を行っている。
例について説明する。図１は、本発明の実施例の構成の
概略図である。図１において構内交換機（１）とコード
レス電話の親機（１９）をつなぐ回線（２）に対し構内
交換機（１）から着信信号が送出された場合、着信検出
手段（１２）が当該回線からの着信があったことを示す
信号を主制御部（１７）（親機全体を管理するベースバ
ンドプロセッサ）に送出する。主制御部（１７）は、着
信検出手段（１２）からの信号により回線に１対１で対
応するコードレス電話機（７）を選択し、コードレス電
話機（７）の管理番号信号を無線制御部（１８）( 無線
プロトコル及び無線チャネル上のフレームを管理するベ
ースバンドプロセッサ) に送出するとともに、任意の初
期設定値でタイマを起動する。無線制御部（１８）はコ
ードレス電話機（７）の管理番号信号を受信すると、前
記報知情報制御手段（１３）により当該コードレス電話
機（７）の個別の着信を意味する信号を含めた報知情報
を無線接続回路（５）を介して無線ゾーン（６）内に報
知し、当該コードレス電話機（７）からの無線リンク形
成の要求信号を待つ。前記タイマの満了前に当該コード
レス電話機（７）からの無線リンクの形成の要求信号を
無線制御部（１８）を介し、主制御部（１７）が認識し
た場合は当該コードレス電話機（７）との無線リンクの
形成の終了後、親機動作制御手段（１４）により当該コ
ードレス電話機（７）の個別の着信状態とするよう制御
を行う。コードレス電話機（７）との無線リンクの形成
を行う制御手段及びコードレス電話機（７）の個別の着
信状態とする制御手段は既知の技術であるので説明は省
略する。主制御部（１７）は前記タイマの満了により、
当該コードレス電話機（７）と無線リンクの形成が不可
能であると認識し、親機動作制御手段（１４）により当
該コードレス電話機（７）の属するグループの管理番号
を無線制御部（１８）に送信する。無線制御部（１８）
はグループ番号の管理番号を受信すると、無線接続回路
（５）を介し報知情報制御手段（１３）により個別の着
信を意味する信号の報知を停止し、当該グループの着信
を意味する信号を含めた報知情報を無線ゾーン（６）内
に報知し、当該グループに属する任意のコードレス電話
機（７）からの無線リンクの形成の要求信号を待つ。任
意のコードレス電話機（７）から無線リンクの形成の要
求信号を無線制御部（１８）を介して主制御部（１７）
が受信した場合、親機動作制御手段（１４）は無線リン
クの形成要求信号を送出したコードレス電話機（７）の
他着信の代理応答の要求と認識し、当該コードレス電話
機（７）との無線リンクを形成するとともに、回線接続
回路（３）を用い当該コードレス電話機（７）に１対１
に対応する回線（２）を閉結し、選択信号送出手段（１
６）を用い予め記憶装置（１５）に記憶してある構内交
換機（１）の仕様により決定する代理応答特番を示す選
択信号の組み合わせに従い代理応答特番に対応する選択
信号を当該回線（２）に対し送出を行う。図２のタイミ
ングチャートは、前記動作を各信号の変動と時間の関係
について図示したもので、回線１と回線２はそれぞれコ
ードレス電話機１とコードレス電話機２に１対１に対応
する回線（２）の状態をしめしたもの、回線１着信信号
はコードレス電話の親機（１９）内部の管理上の信号で
前記着信検出手段（１２）が回線１の着信信号の検出に
りhighとし、回線１の着信信号の消失によりlow となる
よう制御を行う信号、報知情報内容は前記報知情報制御
手段（１３）が前記無線ゾーン（６）内に報知している
報知情報の概略、個別着信タイマは前記親機動作制御手
段（１４）が管理するタイマのタイマ値である。Ａ点以
前では全ての回線に対して着信信号は送出されていない
ため報知情報内容は着信無しとなっている。Ａ点により
回線１に対し着信信号が与えられることにより前記着信
検出手段（１２）が回線１の着信と認識し回線１着信信
号をhighとするとともに、前記親機動作制御手段（１
４）はタイマを起動し、前記報知情報制御手段（１３）
は報知情報内容を管理番号１の個別着信と変更してい
る。Ａ点からＢ点にかけて前記タイマは減算を続けＢ点
でタイマの満了となることにより前記報知情報制御手段
（１３）は報知情報内容をグループ１の一斉着信と変更
する。Ｃ点によりコードレス電話機２の着信に対する応
答により前記無線制御部（１８）はコードレス電話機
（７）との間に無線リンクを形成し、前記親機動作制御
手段（１４）は前記回線接続回路（３）により回線２を
閉結し、コードレス電話機２と回線２を接続するよう制
御を行う。前記親機動作制御手段（１４）はＤ点までの
間、動作を保留した後、前記選択信号送出制御手段（１
６）を用いて予め記憶装置（１５）に記憶してある構内
交換機（１）の仕様により決定する代理応答特番を示す
選択信号の組み合わせに従い代理応答特番に対応する選
択信号を当該回線２に対し送出を行う。E 点では構内交
換機（１）が代理応答特番の認識を行うことにより、回
線１の着信信号が停止し、前記着信検出手段（１２）も
回線１の着信信号の停止により着信断と認識し回線１着
信信号をlow とし、前記報知情報制御手段（１３）は報
知情報内容を着呼無しにするよう制御を行っている。
【０００７】
【発明の効果】以上のとおり、本発明は着信呼出しを受
けたコードレス電話機との無線リンクの形成が不可能な
場合でも、他のコードレス電話機にて着信のあった事を
知ることができ、応答することも可能となる。特定の端
末を着信専用に用意する必要が無いので機器の有効利用
が可能となり、企業の経済的負担を軽減できる。あくま
でもコードレス電話機と回線は１対１に対応づけして管
理することができるので、複雑な制御を行う必要がな
く、製品の開発時間を短縮することができる。
けたコードレス電話機との無線リンクの形成が不可能な
場合でも、他のコードレス電話機にて着信のあった事を
知ることができ、応答することも可能となる。特定の端
末を着信専用に用意する必要が無いので機器の有効利用
が可能となり、企業の経済的負担を軽減できる。あくま
でもコードレス電話機と回線は１対１に対応づけして管
理することができるので、複雑な制御を行う必要がな
く、製品の開発時間を短縮することができる。
【図１】 本発明の一実施形態を示すコードレス電話の
親機を含むシステムを示すブロック図。
親機を含むシステムを示すブロック図。
【図２】 本発明の一実施形態を示すコードレス電話の
親機で使用される各信号の変動と時間との関係について
のタイミングチャート。
親機で使用される各信号の変動と時間との関係について
のタイミングチャート。
１ 構内交換機
２ 回線
３ 回線接続回路
４ 無線チャネル
５ 無線接続回路
６ 無線ゾーン
７ コードレス電話機
８ 回線
９ 収容端末
１０ 公衆回線
１１ 公衆回線網
１２ 着信検出手段
１３ 報知情報制御手段
１４ 親機動作制御手段
１５ 記憶装置
１６ 選択信号送出手段
１７ 主制御部
１８ 無線制御部
１９ コードレス電話の親機
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(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
H04Q 3/58 101
H04M 1/72
H04M 3/42 101
H04Q 7/38
Claims (2)
- 【請求項１】交換機が有する複数のアナログ回線に対応
して接続される回線接続回路と、構内の無線接続可能領
域に存在するコードレス電話が無線チャネルを経由して
無線接続を行なう無線接続回路と、前記アナログ回線と
前記コードレス電話とが１対１に対応して音声およびデ
ータの転送が行なわれるコードレス電話の親機におい
て、前記アナログ回線を経由して前記交換機に接続され
ている収容端末からの着信信号または前記交換機に接続
されている外部交換機に接続されている外部回線網から
の着信信号を認識する着信検出手段と、前記無線チャネ
ルを用いて前記コードレス電話に前記着信信号を報知す
る報知情報制御手段と、代理応答特番を示す選択番号の
組み合わせを記憶する記憶装置とから構成され、前記着
信検出手段により着信信号を検出し、前記アナログ回線
と１対１に対応する前記コードレス電話を含むグループ
全ての電話を鳴動させ、前記コードレス電話とは別のコ
ードレス電話の着信の応答により、前記着信の応答を行
ったコードレス電話との間に無線リンクを形成し、前記
着信の応答を行ったコードレス電話と対となる前記アナ
ログ回線を前記回線接続回路により閉結し、前記着信の
応答を行ったコードレス電話と対となる前記アナログ回
線に対し、前記記憶装置に記録されている選択信号の組
み合わせにより選択信号を送出することを特徴とするコ
ードレス電話の親機。 - 【請求項２】前記着信検出手段により前記アナログ回線
からの着信信号を認識した場合、前記アナログ回線と対
となる前記コードレス電話との無線リンクの形成を試
み、当該コードレス電話機が通話可能状態のときには該
コードレス電話のみの着信状態とし、該コードレス電話
が通話できないときには前記報知情報制御手段を用いて
前記コードレス電話を含むグループ全てのコードレス電
話を一斉着信状態にすることを特徴とする請求項１記載
のコードレス電話の親機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12377596A JP3434971B2 (ja) | 1996-05-17 | 1996-05-17 | コードレス電話の親機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12377596A JP3434971B2 (ja) | 1996-05-17 | 1996-05-17 | コードレス電話の親機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09307934A JPH09307934A (ja) | 1997-11-28 |
| JP3434971B2 true JP3434971B2 (ja) | 2003-08-11 |
Family
ID=14868982
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12377596A Expired - Fee Related JP3434971B2 (ja) | 1996-05-17 | 1996-05-17 | コードレス電話の親機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3434971B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5168241B2 (ja) * | 2009-07-10 | 2013-03-21 | 株式会社ナカヨ通信機 | 着信転送時に着信状態を継続する電話端末 |
-
1996
- 1996-05-17 JP JP12377596A patent/JP3434971B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09307934A (ja) | 1997-11-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |