JP2000049973A - 無線固定加入者装置及びその保守モード設定方法 - Google Patents

無線固定加入者装置及びその保守モード設定方法

Info

Publication number
JP2000049973A
JP2000049973A JP10225161A JP22516198A JP2000049973A JP 2000049973 A JP2000049973 A JP 2000049973A JP 10225161 A JP10225161 A JP 10225161A JP 22516198 A JP22516198 A JP 22516198A JP 2000049973 A JP2000049973 A JP 2000049973A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
telephone
hook
maintenance mode
subscriber unit
timer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10225161A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Nomura
篤志 野村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP10225161A priority Critical patent/JP2000049973A/ja
Publication of JP2000049973A publication Critical patent/JP2000049973A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sub-Exchange Stations And Push- Button Telephones (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephone Function (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】特別な他の装置を設けずに、接続されている電
話機を用いて保守モードに設定し、メモリーの設定情報
を遠隔から設定更新することができる無線固定加入者装
置を提供すること。 【解決手段】電話機22から送出されたDTMF信号を
検出するDTMF信号検出手段11と、電話機のオフフ
ック及びオンフックを検出する電流検出手段9と、電話
機に呼出音を送出する呼出音発生手段10と、電話機か
らの設定情報等を記憶する記憶手段14とを具備する無
線固定加入者装置であって、電話機からの特定のコード
押下後のオフフック期間を計測するタイマA15と、特
定のコード押下後における鳴動後のオンフック期間を計
測するタイマB16とを備え、電話機からのダイヤル操
作により保守モードに設定し、メモリーに対する設定情
報を遠隔から設定し更新することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話線で接続され
ている電話機から無線を介して電話網に接続されている
他の電話機に対し発信、着信、通話を行えるようにした
Wireless Local Loop (WLL網)などの無線固定加入
者装置に関し、特に、無線固定加入者装置に電話線で接
続された電話機あるいは機器から、遠隔操作により保守
モードに設定しうるようにした無線固定加入者装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の無線固定加入者装置とし
ては図3及び図4に示すようなものが知られている。図
3は従来の第1の例の無線固定加入者装置の構成を示す
ブロック図、図4は従来の第2の例の無線固定加入者装
置の構成を示すブロック図である。まず、図3を参照し
て、第1の従来例の無線固定加入者装置の構成を説明す
る。
【0003】図3において、1は無線固定加入者装置、
2はアンテナ、3は無線部、4は受信アンプ、5は送信
アンプ、6は4線−2線変換回路、7は電流供給回路、
8はリレー、9は電流検出回路、10は呼出音発生回
路、11はDTMF信号検出回路、12は電話線接続端
子、13は制御部、14はメモリー、17はコネクタ、
21は電話線、22は電話機である。
【0004】次に、図3に示す従来の無線固定加入者装
置の構成をさらに詳細に説明する。無線固定加入者装置
1は、一方は他の電話機が接続された電話網に有線ある
いは無線で接続され、他方は有線で1または複数の電話
機22が接続され、その電話機22に対しては、電話線
端子12A、12Bを備えた電話線接続端子12が設け
られ、2本の電話線21により電話機22と接続され
る。アンテナ2は図示しない電話網に接続された基地局
との間で無線電波を送受信する。無線部3はアンテナ2
から受信した信号を音声信号に復調し、かつ電話機22
からの音声信号を変調してアンテナ2を介し送信する。
【0005】また、受話アンプ4は復調した音声信号を
増幅し、送話アンプ5は音声信号を増幅して無線部3に
入力する。4線−2線変換回路6は受話アンプ4からの
2線と送話アンプ5への2線の合計4線の信号を電話機
22からの電話線2線に変換する。電流供給回路7は電
話線21に接続された電話機22に電流を供給する回路
であり、呼出音発生回路10は電話機22のリンガー音
を鳴動させて呼出音を発生する。リレー8はスイッチ8
A及びスイッチ8Bを有し、電話線21の接続を電流供
給回路7に接続した4線−2線変換回路6か、または呼
出音発生回路10に切り替えるよう動作する。
【0006】また、電流検出回路9は電話機22に供給
する電流を監視して、電話機22のオンフックやオフフ
ックを検出する回路であり、DTMF信号検出回路11
は電話機22がダイヤル発信のときに送出するダイヤル
信号であるDTMF信号を検出する。制御部13は無線
部3と電流検出回路9とDTMF信号検出回路11とか
らの信号により無線部3とリレー8と呼出音発生回路1
0とを制御して、電話機22が無線を介して電話網に接
続された他の電話機と発信、着信、通話が行えるように
制御する。また14は電話番号、ID番号、その他の設
定情報を記憶する無線固定加入者装置1のメモリーであ
り、17は外部の設定機器と制御部13を接続するコネ
クタである。
【0007】次に、図3を参照して、上記従来例による
無線固定加入者装置の動作について説明する。無線基地
局(図示せず)を通して相手電話機から発信すると、制
御部13が無線部3からの着信情報を受ける。そこで、
制御部13はリレー8と呼出音発生回路10を制御して
電話機22に呼出音を送出する。電話機22がオフフッ
クすると制御部13は電流検出回路9からオフフック情
報を入手しリレー8を制御して電話機13と相手電話機
の送受信をアンテナ2、無線部3、受話アンプ4、送話
アンプ5、4線−2線変換回路6を通じて接続する。
【0008】このようにして、上記従来の無線固定加入
者装置1は電話機22に対しては電話線21で接続し、
電話網に対しては無線で接続して、電話機22と電話網
に接続されている他の電話機との間で通話することがで
きるように動作する。
【0009】このとき、制御部13は、メモリー14に
記憶されている無線固定加入者装置1の電話番号やID
番号を読み出し、無線基地局との無線リンクの確立に用
いる。また、制御部13はその他の設定情報により無線
固定加入者装置1を制御する。このようなメモリー14
に記憶された電話番号、ID番号、その他の設定情報
は、コネクタ17を介して接続されている外部設定機器
からの専用コマンドにより、制御部13が無線固定加入
者装置1を保守モードに設定して後、制御部13と外部
設定機器との間の通信により書き換えを行うことができ
る。
【0010】しかし、一般に、無線固定加入者装置は屋
根裏や屋上など人が触れにくい所に設置されている場合
が多く、外部設定機器をコネクタに接続するのが面倒で
あった。そのため、その課題解決の一例としてコネクタ
を設けず、下記第2の従来例に示すように、電話線21
を用いることが考えられた。
【0011】そこで、図4を参照して、第2の従来例の
無線固定加入者装置の構成を説明する。図4において、
18はモデム信号検出回路、23は治具である。尚、上
記図3において説明したものと同一符号の構成部は同様
のため、再度の説明は省略する。次に、図4を参照し
て、第2の従来例の無線固定加入者装置に特有の構成を
詳細に説明する。すなわち、無線固定加入者装置1に
は、コネクタ17の替わりに、モデム信号検出回路18
を備えており、電話線21には、電話機22の替わりに
治具23が接続される。治具23は、モデム信号を送出
し、モデム信号検出回路18は、治具23からのモデム
信号を検出して制御部13に対し検出したデータを送出
する。
【0012】次に、図4を参照して、上記第2の従来例
による無線固定加入者装置の動作について説明する。無
線固定加入者装置1は屋根裏や屋上など人が触れにくい
所に設置されている場合が多く、電話線21を介して居
間などに設置されている電話機22に接続される。この
従来例では、電話機22の替わりに治具23を接続し、
治具23を操作してモデム信号を送出する。モデム信号
検出回路18はモデム信号を検出し、制御部13に対し
検出したデータを送出する。制御部13は治具23から
のコマンドにより、無線固定加入者装置1を保守モード
に設定して後、制御部13と治具23との通信により、
メモリー14に記憶されている電話番号、ID番号、そ
の他の設定情報を書き換えるようにしている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記第1の従来例によ
る無線固定加入者装置においては、無線固定加入者装置
にコネクタを設け、外部の設定機器と接続しなくてはな
らないという問題があった。すなわち、無線固定加入者
装置は、屋根裏や屋上など人が触れにくい所に設置され
ることが多い。そのため、保守モード設定のときは、そ
のような所に設置された無線固定加入者装置と設定機器
とを接続しなくてはならないという煩わしさがあった。
また、専用のコネクタを備えなくてはならないので、コ
ストが高くなるという問題もあった。
【0014】また、上記第2の従来例による無線固定加
入者装置において、無線固定加入者装置を保守モードに
設定して治具と通信を行うためには、治具を必要とする
上、無線固定加入者装置にモデム検出回路を設けなくて
はならないため、コストが高くなるという問題があっ
た。
【0015】本発明は、上記従来の問題を解決するため
になされたもので、無線固定加入者装置に、コネクタや
モデム信号検出回路などを設けることなく、電話線に接
続されている電話機を用いて無線固定加入者装置を保守
モードに設定するようにしたことにより、メモリーに記
憶されている電話番号、ID番号、その他の設定情報を
遠隔から設定し、更新することができる無線固定加入者
装置を提供することを目的とする。
【0016】
【発明を解決するための手段】本発明における無線固定
加入者装置は、上記の課題を解決するため、電話機から
送出されたDTMF信号を検出するDTMF信号検出手
段と、電話機のオフフック及びオンフックを検出する電
流検出手段と、電話機に呼出音を送出する呼出音発生手
段と、電話機からの設定情報等を記憶する記憶手段とを
具備する無線固定加入者装置であって、電話機からの特
定のコード押下後のオフフック期間を計測するタイマA
と、特定のコード押下後における鳴動後のオンフック期
間を計測するタイマBとを備え、電話機からのダイヤル
操作により遠隔から保守モードに設定し、メモリーに対
する設定情報を設定し更新するようにしたものである。
【0017】本発明は、無線固定加入者装置にタイマA
及びタイマBを設け、制御部が2つのタイマを制御して
そのタイミングの組み合わせにより、電話機から無線固
定加入者装置を保守モードに設定して後、メモリーに記
憶される設定情報を電話機から設定または更新するよう
にしたことにより、コネクタやモデム信号検出回路など
特別な手段を設けることなく、電話機の簡単な操作によ
り無線固定加入者装置を保守モードに設定し、メモリー
に記憶されている設定情報を遠隔から設定し更新するこ
とができる無線固定加入者装置が得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明における加
入者装置は、有線で接続されている電話機から送出され
たDTMF信号を検出するDTMF信号検出手段と、前
記電話機のオフフック及びオンフックを検出する電流検
出手段と、前記電話機に呼出音を送出する呼出音発生手
段と、あらかじめ設定する設定情報等を記憶する記憶手
段とを具備し、電話網に無線または有線で接続された加
入者装置であって、前記電話機からの特定のコード押下
後のオフフック期間を計測するタイマAと、前記特定の
コード押下後における鳴動後のオンフック期間を計測す
るタイマBとを備え、前記有線で接続されている電話機
からのダイヤル操作により保守モードに設定されるよう
にしたものであり、コネクタやモデム信号検出回路など
特別な手段を設けることなく、簡単な電話機の遠隔操作
により加入者装置を保守モードに設定することができる
という作用を有する。
【0019】請求項2に記載の発明における加入者装置
は、前記加入者装置が保守モードに設定されたそのオフ
フック中に、前記オフフックした電話機から前記記憶手
段に対し設定情報を挿入し変更するようにしたものであ
り、コネクタやモデム信号検出回路など特別な手段を設
けることなく、単なるタイマA及びタイマBと電話機と
の組み合わせ操作により、加入者装置を保守モードに設
定し、メモリーに記憶される設定情報を遠隔から設定し
更新することができるという作用を有する。
【0020】請求項3に記載の発明における加入者装置
は、前記タイマAは電話機をオフフックして押下した特
定のコード押下後のオフフック期間を計測し、前記タイ
マBは前記特定のコード押下後のオンフックにおける鳴
動後のオンフック期間を計測し、前記タイマBがタイム
アウトする前にオフフックすることにより、保守モード
に設定するようにしたものであり、コネクタやモデム信
号検出回路など特別な手段を設けることなく、簡単なタ
イマA及びタイマBと電話機の遠隔操作により、加入者
装置を保守モードに設定することができるという作用を
有する。
【0021】請求項4に記載の発明における無線固定加
入者システムは、前記請求項1、2または3に記載の加
入者装置と、前記加入者装置に有線で接続された1また
は複数の電話機と、他の電話機が接続され前記加入者装
置に無線で接続された電話網とからなり、前記加入者装
置は前記有線で接続された電話機からのダイヤル操作に
より、保守モードに設定されるようにしたものであり、
コネクタやモデム信号検出回路など特別な手段を設ける
ことなく、有線で接続された電話機からの簡単なダイヤ
ル操作により、加入者装置を保守モードに設定すること
ができるという作用を有する。
【0022】請求項5に記載の発明における保守モード
設定方法は、電話機が有線で接続され電話網に対し無線
または有線で接続された加入者装置において、前記電話
機をオフフックして特定のコードを押下し、前記特定の
コードの押下後のオフフック期間を計測し、前記オフフ
ック期間のタイムアウト前にオンフックし、前記オンフ
ックにおける鳴動後のオンフック期間を計測し、前記オ
ンフック期間のタイムアウト前にオフフックする各工程
からなり、前記オンフック期間のタイムアウト前に前記
電話機をオフフックすることにより、加入者装置を保守
モードに設定するようにしたものであり、コネクタやモ
デム信号検出回路など特別な手段を設けることなく、単
なるタイマA及びタイマBと電話機との組み合わせ操作
により、遠隔から加入者装置を保守モードに設定するこ
とができるという作用を有する。
【0023】請求項6に記載の発明における加入者装置
の設定情報を設定し更新する方法は、請求項5に記載の
保守モード設定方法に加え、前記加入者装置を保守モー
ドに設定したオフフック中において、前記電話機から設
定情報を挿入する工程を含み、加入者装置の設定情報を
電話機から設定し更新するようにしたものであり、コネ
クタやモデム信号検出回路など特別な手段を設けること
なく、単なるタイマA及びタイマBと電話機との組み合
わせ操作により、加入者装置を保守モードに設定し、メ
モリーに記憶される設定情報を遠隔から設定し更新する
ことができるという作用を有する。
【0024】以下、添付図面、図1及び図2に基づき、
本発明の一実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明
の実施の形態1における無線固定加入者装置の構成を示
すブロック図、図2は図1に示す無線固定加入者装置の
動作を示すフローチャートである。
【0025】(実施の形態1)まず、図1を参照して、
本発明の実施の形態1における無線固定加入者装置の構
成を説明する。図1において、1は無線固定加入者装
置、2はアンテナ、3は無線部、4は受信アンプ、5は
送信アンプ、6は4線−2線変換回路、7は電流供給回
路、8はリレー、9は電流検出回路、10は呼出音発生
回路、11はDTMF信号検出回路、12は電話線接続
端子、13は制御部、14はメモリー、15はタイマ
A、16はタイマB、21は電話線、22は電話機であ
る。
【0026】次に、図1に示す本実施の形態1における
無線固定加入者装置の構成をさらに詳細に説明する。無
線固定加入者装置1は、一方は他の電話機が接続された
電話網に有線あるいは無線で接続され、他方は有線で1
または複数の電話機22が接続され、その電話機22に
対しては、電話線端子12A、12Bを備えた電話線接
続端子12が設けられ、2本の電話線21により電話機
22に接続される。アンテナ2は図示しない電話網に接
続された基地局との間で無線電波を送受信する。無線部
3はアンテナ2から受信した信号を音声信号に復調し、
かつ電話機22からの音声信号を変調しアンテナ2を介
して送信する。
【0027】また、受話アンプ4は復調した音声信号を
増幅し、送話アンプ5は音声信号を増幅して無線部3に
入力する。4線−2線変換回路6は受話アンプ4からの
2線と送話アンプ5への2線の合計4線の信号を電話機
22からの電話線2線に変換する。電流供給回路7は電
話線21に接続された電話機22に電流を供給する回路
であり、呼出音発生手段としての呼出音発生回路10は
電話機22のリンガー音を鳴動させて呼出音を発生し、
リレー8はスイッチ8A及びスイッチ8Bを有し、電話
線21の接続を電流供給回路7に接続した4線−2線変
換回路6か、または呼出音発生回路10に切り替えるよ
う動作する。
【0028】また、電流検出手段としての電流検出回路
9は電話機22に供給する電流を監視して電話機22の
オンフックやオフフックを検出する回路であり、DTM
F信号検出手段としてのDTMF信号検出回路11は電
話機22がダイヤル発信のときに送出するDTMF信号
を検出する。制御部13は無線部3と電流検出回路9と
DTMF信号検出回路11とからの信号により無線部3
とリレー8と呼出音発生回路10とを制御して、電話機
22が無線を介して電話網に接続された他の電話機と発
信、着信、通話が行えるように制御する。また、メモリ
ー14は電話番号、ID番号、その他の設定情報を記憶
する無線固定加入者装置1の記憶手段である。タイマA
15及びタイマB16は制御部13からの指示により規
定の時間を計測する。
【0029】次に、図1を参照して、本発明の実施の形
態1における無線固定加入者装置の動作を説明する。無
線基地局(図示せず)を通して相手電話機から発信する
と、制御部13が無線部3からの着信情報を得る。そこ
で、制御部13はリレー8と呼出音発生回路10を制御
して電話機22に呼出音を送出する。電話機22がオフ
フックすると制御部13は電流検出回路9からオフフッ
ク情報を入手しリレー8を制御して電話機13と相手電
話機の送受信をアンテナ2、無線部3、受話アンプ4、
送話アンプ5、4線−2線変換回路6を通じて接続す
る。
【0030】このようにして、上記本実施の形態1にお
ける無線固定加入者装置1は電話機22に対しては電話
線21で接続し、電話網に対しては無線(または有線)
で接続して、電話機22と電話網に接続されている他の
電話機との間で通話することができるように動作する。
このとき、制御部13は、メモリー14に記憶されてい
る無線固定加入者装置1の電話番号やID番号を読み出
し、無線基地局との無線リンクの確立に用いる。また、
制御部13はその他の設定情報により無線固定加入者装
置1を制御する。
【0031】次に、本実施の形態により、無線固定加入
者装置を保守モードに設定する方法について説明する。
まず、操作者は、無線固定加入者装置1を保守モードに
設定したい場合、電話機22をオフフックした後、特定
のコードを押下し、その後一定期間内にオンフックす
る。すると、電話機22は呼出音が鳴動するので、鳴動
後一定期間内にオフフックする。このようにして、無線
固定加入者装置1が保守モードに設定されたので、操作
者は、電話機22のダイヤルを使用することによりメモ
リー14に記憶されている電話番号、ID番号、その他
の設定情報を書き換えることができる。
【0032】一方、無線固定加入者装置1は最初のオフ
フック後のダイヤルが、メモリー14に記憶されている
特定のコードであり、特定のコードの入力後タイマA1
5がタイムアウトする前にオンフックされたのを検出す
ると、リレー8と呼出音発生回路10を制御して呼出音
を電話線21に送出し、電話機22を鳴動させる。呼出
音の鳴動後、タイマB16がタイムアウトする前にオフ
フックされたことを検出すると、操作者が無線固定加入
者装置1を保守モードにする動作をしたものとして、無
線固定加入者装置1を保守モードに設定する。
【0033】次に、図2のフローチャートを参照して、
本発明の実施の形態1における無線固定加入者装置の動
作手順を説明する。この時、あらかじめ特定のコード
を、例えば「123」と定めてメモリー14に記憶して
おく。そこで、操作者は、電話機22をオフフックして
(ステップS1)、電話機22のダイヤルから特定のコ
ード「123」を押下する。それにより、電話機22が
DTMF信号を送出すると、無線固定加入者装置1のD
TMF信号検出回路11はその信号を検出して制御部1
3に伝える(ステップS2)。制御部13は、オフフッ
ク後のダイヤル入力を検出し、そのダイヤル入力が特定
のコード「123」か否かを判断する(ステップS
3)。特定のコード「123」でない場合は通常のダイ
ヤル操作と判断して、通常のダイヤル処理を行う(ステ
ップS4)。しかし、それが特定のコード「123」で
あれば、制御部13はタイマA15を起動して(ステッ
プS5)、ステップS6へ進む。
【0034】操作者は、保守モードに対する移行を希望
する場合、上記ステップS2で特定のコード「123」
を押下した後、タイマA15がタイムアウトする前に、
電話機22を一旦オンフックする。それを検出するた
め、特定のコード「123」を押下した後、ステップS
6において、電話機22をオンフックしたか否かを判断
する。そのとき、オンフックを検出しないとステップS
7へ進み、新たなダイヤル入力の検出を行い(ステップ
S7)、新たなダイヤル入力がないとステップS8へ進
み、タイマA15のタイムアウトを判断する。
【0035】ステップS7において、新たなダイヤル入
力があったと判断されると、特定のコード「123」の
後に通常のダイヤルが押下されたと判断してステップS
9へ進み、通常のダイヤル処理を実行する。また、ステ
ップS8において、タイマA15がタイムアウトしたと
判断されると、操作者が保守モードに入る意志がないも
のと判断してステップS9へ進み、通常のダイヤル処理
を実行する。ステップS6において、タイマA15がタ
イムアウトする前にオンフックを検出するとステップS
10へ進み、制御部13がタイマB16を起動し、それ
と同時に、リレー8及び呼出音発生回路10を制御して
電話線21に呼出音を送出し、電話機22を鳴動させる
(ステップS11)。
【0036】操作者は、オンフック後、電話機22が鳴
動すると、すぐにオフフックする。すなわち、制御部1
3は、タイマB16の起動後、タイマB16がタイムア
ウトするまで(ステップS13)オフフックしたか否か
を検出する(ステップS12)。ステップS13におい
て、制御部13がタイマB16のタイムアウトを検出す
ると、操作者は保守モードに入る意志がないものと判断
して待機状態に移行する(ステップS14)。しかし、
ステップS12において、タイマB16がタイムアウト
する前に電話機22のオフフックを検出すると、無線固
定加入者装置1を保守モードに移行する(ステップS1
5)。
【0037】無線固定加入者装置1が保守モードに移行
した後は、電話機22のダイヤルを用いて、DTMF信
号によるコマンドを送出することができるので、制御部
13はそのコマンドより、メモリー14に記憶されてい
る電話番号、ID番号及びその他の設定情報を書き換え
ることができることになる。
【0038】このように、以上説明した本実施の形態に
よると、制御部13内に2つの時間計測手段としてタイ
マA15及びタイマB16を設け、ダイヤル検出用のD
TMF信号検出回路11を兼用して特定のコード「12
3」の入力を検出し、タイマA15を用いて、特定のコ
ード「123」の入力後オンフックされるまでの時間を
計測し、タイマB16を用いて、オンフックした後に鳴
動する呼出音鳴動の後オフフックされるまでの時間を計
測して、規定時間内であれば、無線固定加入者装置1を
保守モードに設定することができる。
【0039】すなわち、本発明は、制御部13における
タイマA15及びタイマB16とその制御により実現す
ることができるので、コネクタやモデム信号検出回路等
の部品を増やすことなく、電話機22を使用して遠隔場
所から無線固定加入者装置1を保守モードに設定するこ
とが可能となる。また、以上説明した本発明の実施の形
態はソフトウェアによって実現することができるが、勿
論、ハードウェアで実現してもよい。
【0040】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成し、
特に操作者が無線固定加入者装置の電話線に接続された
電話機をオフフックし、あらかじめ記憶手段に記憶され
ている特定のコードを押下した後タイマA15がタイム
アウトする前にオンフックし、オンフック後に鳴動する
電話機の呼出音の鳴動後、タイマB16がタイムアウト
する前にオフフックすることにより、無線固定加入者装
置を保守モードに設定しうるようにしたことにより、簡
単な回路の装備のみで特別な装置を備える必要なく、接
続されている電話機から簡単な操作により、遠隔から無
線固定加入者装置を保守モードに設定することができ
る。
【0041】また、本発明は、特に無線固定加入者装置
にコネクタやモデム信号検出回路等特別な装置を備えな
くて良いので、無線固定加入者装置の回路構成を複雑に
したり、コストを高くすることなく、無線固定加入者装
置に接続されている電話機からの簡単な操作により、遠
隔から無線固定加入者装置を保守モードに設定し、設定
情報を更新することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における無線固定加入者
装置の構成を示すブロック図、
【図2】図1に示す無線固定加入者装置の動作を示すフ
ローチャート、
【図3】第1の従来例の無線固定加入者装置の構成を示
すブロック図、
【図4】第2の従来例の無線固定加入者装置の構成を示
すブロック図。
【符号の説明】
1 無線固定加入者装置 2 アンテナ 3 無線部 4 受話アンプ 5 送話アンプ 6 4線−2線変換回路 7 電流供給回路 8 リレー 8A スイッチ 8B スイッチ 9 電流検出回路 10 呼出音発生回路 11 DTMF信号検出回路 12 電話線接続端子 12A 電話線端子 12B 電話線端子 13 制御部 14 メモリー 15 タイマA 16 タイマB 17 コネクタ 18 モデム信号検出回路 21 電話線 22 電話機 23 治具
フロントページの続き Fターム(参考) 5K027 AA03 BB02 CC08 EE12 EE14 GG08 JJ03 KK02 5K036 AA12 BB01 EE01 GG03 KK07 5K049 AA15 BB05 BB12 CC07 CC08 CC11 FF17 FF22 FF45 GG11 HH06 5K067 AA41 BB02 DD03 EE02 HH05 HH13 KK00 LL05 5K101 KK11 LL11 NN02 NN21 TT04 UU03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有線で接続されている電話機から送出され
    たDTMF信号を検出するDTMF信号検出手段と、前
    記電話機のオフフック及びオンフックを検出する電流検
    出手段と、前記電話機に呼出音を送出する呼出音発生手
    段と、あらかじめ設定する設定情報等を記憶する記憶手
    段とを具備し、電話網に無線または有線で接続された加
    入者装置であって、前記電話機からの特定のコード押下
    後のオフフック期間を計測するタイマAと、前記特定の
    コード押下後における鳴動後のオンフック期間を計測す
    るタイマBとを備え、前記有線で接続されている電話機
    からのダイヤル操作により保守モードに設定されるよう
    にしたことを特徴とする加入者装置。
  2. 【請求項2】前記加入者装置が保守モードに設定された
    そのオフフック中に、前記オフフックした電話機から前
    記記憶手段に対し設定情報を挿入し変更するようにした
    ことを特徴とする請求項1記載の加入者装置。
  3. 【請求項3】前記タイマAは電話機をオフフックして押
    下した特定のコード押下後のオフフック期間を計測し、
    前記タイマBは前記特定のコード押下後のオンフックに
    おける鳴動後のオンフック期間を計測し、前記タイマB
    がタイムアウトする前にオフフックすることにより、保
    守モードに設定することを特徴とする請求項1または2
    記載の加入者装置。
  4. 【請求項4】前記請求項1、2または3に記載の加入者
    装置と、前記加入者装置に有線で接続された1または複
    数の電話機と、他の電話機が接続され前記加入者装置に
    無線で接続された電話網とからなり、前記加入者装置は
    前記有線で接続された電話機からのダイヤル操作によ
    り、保守モードに設定されることを特徴とする無線固定
    加入者システム。
  5. 【請求項5】電話機が有線で接続され電話網に対し無線
    または有線で接続された加入者装置において、前記電話
    機をオフフックして特定のコードを押下し、前記特定の
    コードの押下後のオフフック期間を計測し、前記オフフ
    ック期間のタイムアウト前にオンフックし、前記オンフ
    ックにおける鳴動後のオンフック期間を計測し、前記オ
    ンフック期間のタイムアウト前にオフフックする各工程
    からなり、前記オンフック期間のタイムアウト前に前記
    電話機をオフフックすることにより、加入者装置を保守
    モードに設定するようにしたことを特徴とする加入者装
    置の保守モード設定方法。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の保守モード設定方法に加
    え、前記加入者装置を保守モードに設定したオフフック
    中において、前記電話機から設定情報を挿入する工程を
    含み、加入者装置の設定情報を電話機から設定し更新す
    るようにしたことを特徴とする加入者装置の設定情報を
    設定し更新する方法。
JP10225161A 1998-07-27 1998-07-27 無線固定加入者装置及びその保守モード設定方法 Pending JP2000049973A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10225161A JP2000049973A (ja) 1998-07-27 1998-07-27 無線固定加入者装置及びその保守モード設定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10225161A JP2000049973A (ja) 1998-07-27 1998-07-27 無線固定加入者装置及びその保守モード設定方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000049973A true JP2000049973A (ja) 2000-02-18

Family

ID=16824909

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10225161A Pending JP2000049973A (ja) 1998-07-27 1998-07-27 無線固定加入者装置及びその保守モード設定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000049973A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100414221B1 (ko) * 2001-04-10 2004-01-07 주식회사 팬택앤큐리텔 N-wll 단말기에서의 pco 인터페이스 기능 시험 방법
JP2014132707A (ja) * 2013-01-04 2014-07-17 Sharp Corp 端末網制御装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100414221B1 (ko) * 2001-04-10 2004-01-07 주식회사 팬택앤큐리텔 N-wll 단말기에서의 pco 인터페이스 기능 시험 방법
JP2014132707A (ja) * 2013-01-04 2014-07-17 Sharp Corp 端末網制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5687218A (en) Cordless telephone
WO1999031865A1 (en) System and method of responding to an incoming call while conferencing
US4962524A (en) Cordless telephone apparatus and a method of controlling same
JPH03220954A (ja) 無線電話装置及び無線電話制御装置
JPH10173744A (ja) 電話システム
JP2000049973A (ja) 無線固定加入者装置及びその保守モード設定方法
JPH0738743B2 (ja) コ−ドレス電話装置
JP2781100B2 (ja) 無線電話装置
JP2647252B2 (ja) コードレス電話機
JP2809630B2 (ja) 遠方監視制御装置の電話装置
JP2000217140A (ja) 加入者装置及び保守モ―ド設定方法
JP3434971B2 (ja) コードレス電話の親機
JP3049686B2 (ja) 電話装置
JP2998153B2 (ja) コードレステレホン
JP3554694B2 (ja) 端末網制御装置
KR100299029B1 (ko) 무선가입자망 시스템의 호 접속방법
JP3013434B2 (ja) コードレス電話機
JPH08223105A (ja) 無線電話システム
JP3401922B2 (ja) 無線ボタン電話装置
JP2001177623A (ja) 電話番号情報の受発信機能を備える電話機とその制御方法
JPH0918371A (ja) 移動通信端末装置
JPH0697991A (ja) コードレス電話システム
KR19980026629A (ko) 무선전화기의 휴대장치에서 국선 접속 상태 표시방법
JPH11313378A (ja) 無線固定端末装置及び発呼側ダイアル番号判別方法
JPH06311097A (ja) 無線電話装置