JP3434662B2 - グロメット装着治具 - Google Patents

グロメット装着治具

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グロメット内にワ
イヤーハーネスを挿通させるためのグロメット装着治具
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からグロメット装着治具に関しては
種々なものが知られている。例えば、図7乃至図10に
示したようなものが知られている。図7に示した従来の
グロメット装着治具51は、機器収納箱52上にテーブ
ル53が設けられ、このテーブル53の前端にはグロメ
ットGの電線挿通部G1を拡張するための拡張爪が前方
に突出された拡張爪駆動機構55が設けられている。
【0003】この拡張爪駆動機構55は、図8(a)に
示すような構造になっている。先ず、拡張爪54は固定
板56上端に前方へ突出して設けられた固定爪57と、
左右の回動板58、59にそれぞれ設けられた左可動爪
60、右可動爪61と、揺動アーム62先端に設けられ
た昇降爪63で構成されている。上記左・右回動板5
8、59はそれぞれピン状の回動軸64、65により回
動可能に保持されている。
【0004】また、揺動アーム62はピン状の揺動軸6
6により揺動可能に保持されている。そして、上記左・
右回動板58、59および揺動アーム62はそれぞれピ
ン67、68、69によってそれぞれ回動可能に駆動リ
ンク70、71、72に連結されている。これらの駆動
リンク70、71、72は機器収納箱52の中で図示さ
れない駆動ピンに連結されて、例えばエアーシリンダま
たは電動昇降機構等の昇降装置で上下に駆動されるよう
になっている。また、上記昇降装置はペダル73によっ
て操作され、上記昇降装置に必要な電力はプラグ74か
ら供給される。
【0005】上記構成のグロメット装着治具51におい
ては、先ずプラグ74を接続した後、グロメットGの電
線挿通部G1を拡張爪54の前方から挿入しペダル73
を踏むと昇降装置が駆動ピンを介して駆動リンク70、
71、72を引き降ろすから、拡張爪54は図8(b)
に示したように拡張される。すると、電線挿通部G1は
図9に示したように拡張される。なお、グロメットGの
電線挿通部G1の前方には円錐筒G2とダッシュボード
等のパネル穴に係合する周溝を有するパネル係合環G3
とが一体的に連設されているが、何れも拡張された電線
挿通部G1の内径に比較して同等もしくは大きい内径を
有するのでワイヤーハーネスWを容易に挿通することが
できる。
【0006】さて、上述のグロメット装着治具51を用
いてワイヤーハーネスWの配線を組み立てるには、図1
0に示したように配線板P上の所要位置にU字環43を
取り付けた後、ワイヤーハーネスWを張り巡らせて配線
を行い、所定位置にはプロテクタ42、コネクタ41等
の外装部品を装着すると共にテープ巻き等を実施し、グ
ロメット以外の外観仕上げ作業を配線板P上で行う。こ
の配線されたワイヤーハーネスWを外装部品と共に配線
板Pから外して、次のグロメットGの装着工程に移す。
【0007】このグロメットGの装着工程ではグロメッ
ト装着治具51のテーブル53上に配線されたワイヤー
ハーネスWを載せた後、拡張爪54にグロメットGの電
線挿通部G1を嵌め、ペダル73を踏んで電線挿通部G
1を拡張させる。そして、その中に所要のコネクタ41
を通しワイヤーハーネスW幹線部の所定位置でペダル7
3を離してグロメットGを閉じ、拡張爪54を引き抜い
た後、再び拡張爪54を開いて前に通したワイヤーハー
ネスWおよびコネクタ41を拡張爪駆動機構55から外
す。その他にもグロメットGを装着する箇所があれば同
じ操作を繰り返してワイヤーハーネスW配線の組立体が
完成される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のグロメット装着治具51を用いたワイヤーハーネス
Wの配線工程においては、配線工程とグロメット装着工
程の2工程になるため、グロメット装着位置のズレが発
生し易く、また2工程間で仕掛かり状態が発生して製造
効率が低下するという問題があった。
【0009】また、グロメット装着治具51は大型で駆
動装置を必要とするので高価であるという問題があっ
た。さらに、グロメット装着工程において、拡張された
電線挿通部G1にコネクタ41を挿通させる作業がある
が、コネクタのサイズが大きくなると挿通が困難に成り
作業効率が低下するという問題があった。
【0010】本発明の目的は、上記課題に鑑みてなされ
たものであり、ワイヤーハーネスの配線組立を配線板上
で1工程でできるように、締結用具によって配線板の所
要箇所に取り付けられる小型で安価なグロメット装着治
具を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる上記課題
は、以下の1)乃至5)項によって解決することができ
る。 1)複数の拡張爪をグロメット開口部に挿入してグロメ
ットの電線挿通部を拡張したり収縮させたりするグロメ
ット装着治具において、ワイヤーハーネス用の配線板上
に締結用具により固定される固定台上に案内されて相互
に接近離反される一対の可動片と、該可動片上にそれぞ
れ立設された一対のポールの上端で前方へ向けて並設さ
れた固定爪と、前記ポールに案内されて上下に移動可能
な一対の昇降片と、該昇降片の前方に突設された一対の
可動爪と、前記可動片を相互に接近離反させる接近離反
構造と、前記昇降片を昇降させる昇降構造とが具備され
ている。
【0012】2)前記1)項記載のグロメット装着治具
において、前記昇降構造が前記昇降片にピン接続された
昇降リンクと、該昇降リンクと前記ポールにピン接続さ
れた昇降レバーとから成るパンタグラフ構造である。 3)前記1)項記載のグロメット装着治具において、前
記接近離反構造が前記一対の可動片内側に当接され、か
つ前記固定台の中心部に立設されたセンターピンにより
水平に回転可能な楕円筒と、該楕円筒に連結された回転
レバーとからなるカム機構である。
【0013】4)前記3)項記載のグロメット装着治具
において、前記楕円筒の両先端部に小平面が設けられて
いる。 5)前記1)項記載のグロメット装着治具において、前
記接近離反構造が前記可動片にピン接続された連結リン
クと、該連結リンクにピン接続され、かつ前記固定台の
中心部に立設されたセンターピンにより水平に回転可能
な回転リンクと、該回転リンクに連結された回転レバー
とからなるトグルリンク機構である。
【0014】上記構成のグロメット装着治具によると、
固定爪と可動爪とからなる複数の拡張爪をグロメット開
口部に挿入してグロメットの電線挿通部を拡張したり収
縮させたりするグロメット装着治具がワイヤーハーネス
用の配線板上に締結用具により固定される固定台上にコ
ンパクトに固定されるので、グロメット、コネクタ、プ
ロテクタを含めたワイヤーハーネスの配線は総て配線板
上で組み付けることが可能となる。よって、作業効率を
著しく向上させると共に、大型のグロメット装着治具と
動力源が不要となるので原価が低減される。また、前記
固定爪に対して可動爪を昇降させる昇降構造がパンタグ
ラフ機構であるから動きが円滑であり、グロメット装着
治具の信頼性と保守性が向上される。
【0015】また、一対の固定爪および可動爪を相互に
接近離反させる接近離反構造が楕円筒からなるカム機構
であり、かつ楕円筒の先端部に小平面が設けられている
と、固定爪および可動爪が相互に拡張離反されたときに
小平面が拡張位置を安定させるから信頼性が向上され
る。また、前記接近離反構造がリンクを組み合わせたト
グルリンク機構であると、固定爪および可動爪が相互に
拡張離反されたとき各リンクが一直線上に並びトグル機
構が作用するから拡張位置が一層安定する。さらに、接
近縮小時にもグロメットの収縮力に頼らずに固定爪およ
び可動爪を接近させることができるので、グロメット装
着治具の信頼性を一層向上することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明のグロメット装着治
具の実施の形態例を図1乃至図6に基づいて詳細に説明
する。図1は本発明のグロメット装着治具の第1実施の
形態例を示す斜視図、図2は図1における作動説明図、
図3は図1における接近離反構造の作動説明図、図4は
図3における一変形例を示す平面図、図5は本発明のグ
ロメット装着治具の第2実施の形態例の接近離反構造を
示す作動説明図、図6は図1におけるグロメット装着治
具が配線板上に取り付けられた作業状態を示す作動説明
図である。
【0017】図1乃至図3に示すように本発明の第1実
施の形態のグロメット装着治具1は、4本の拡張爪2を
グロメット開口部3に挿入してグロメットGの電線挿通
部G1を拡張したり収縮させたりすることができる。そ
して、このグロメット装着治具1の構成は、ワイヤーハ
ーネスW用の配線板P上に締結用具としての固定ボルト
5とナット6により固定される固定台7上の案内溝8に
案内されて相互に接近離反される一対の可動片9を備え
ている。
【0018】また、この可動片9上にそれぞれ立設され
た一対のポール10の上端で前方へ向けて並設された固
定爪11と、ポール10に案内されて上下に移動可能か
つフェザキー(図示せず)等で旋回不能な一対の昇降片
12を備えている。また、この昇降片12の前方に突設
された一対の可動爪13と、可動片9を相互に接近離反
させる接近離反構造としてのカム機構14と、昇降片1
2を昇降させる昇降構造としてのパンタグラフ機構15
とを備えている。
【0019】さらに詳しくは、前記パンタグラフ機構1
5は昇降片12にピン16で接続された昇降リンク17
と、該昇降リンク17の他端とピン18で接続され、か
つポール10にピン19で回動可能に接続された昇降レ
バー20とから構成されている。さらに、前記カム機構
14は一対の可動片9内側に当接され、かつ固定台7の
中心部に立設されたセンターピン21により水平に回転
可能な楕円筒22と、該楕円筒22に連結固定された回
転レバー23とから構成されている。
【0020】上述した構成の本実施の形態例のグロメッ
ト装着治具においては、先ずグロメット装着治具の固定
台7がワイヤーハーネスW用の配線板P上に固定ボルト
5とナット6でグロメットGが位置する所定位置に取り
付けられた後、収縮された拡張爪2がグロメット開口部
3から挿入される。そして、回転レバー23が図3に示
すように図中矢印方向へ回動されると、楕円筒22によ
って可動片2が相互に離反されるからポール10上にあ
る一対の固定爪11および可動爪13は相互に拡張され
る。
【0021】さらに、昇降レバー20が押し上げられる
とパンタグラフ機構15によって固定爪11と可動爪1
3の上下の間隔が拡張されるからグロメットGの電線挿
通部G1は、図6に示したようにほぼ正方形に内径が拡
張される。なお、拡張された電線挿通部G1は弾性によ
って収縮しようとするから回転レバー23は固定台7
に、また昇降レバー20は昇降片12に図示されないロ
ック機構によってロックされるようになっている。
【0022】グロメットGの電線挿通部G1の前方には
ラッパ形の円錐筒G2とダッシボード等のパネル穴に係
合される周溝を有するパネル係合環G3が一体的に連設
されているが、何れも拡張された電線挿通部G1の内径
と同等またはそれより大きい。従って、図6に示したよ
うにワイヤーハーネスWを配線板P上で直接引き回して
配線することができる。
【0023】よって、拡張された電線挿通部G1にコネ
クタ41を挿通する必要がないからワイヤーハーネスW
の配線が終われば昇降レバー20を下げ、回転レバー2
3を反対方向に回し拡張爪2を縮小させて電線挿通部G
1から拡張爪2を外すと共に、所要箇所にプロテクタ4
2を装着したりシール用のテープを巻き付ければ、配線
板Pから取り出して自動車等の車体に装着したり、部品
棚にストックすることができる。よって、グロメットの
装着作業だけでなく、ワイヤーハーネス全体の組付け作
業の効率を向上させることができる。
【0024】次に、上記第1実施の形態例の変形例を図
4に基づいて説明する。この変形例は楕円筒25の両先
端部に小平面24が設けられている点が第1実施の形態
例と異なっている。従って、回転レバー23を一方向へ
回動させて可動片9を押し拡げた時、小平面24が可動
片9の側面に平らに接触するのでロック作用がある。よ
って、回転レバー23と固定台7との間の特別なロック
機構が不要になる。その他の部品や動作は上述の第1実
施の形態例と同じなので、同一符号を付することにより
説明を省略する。
【0025】次に、本発明のグロメット装着治具の第2
実施の形態例を図5に基づいて説明する。本実施の形態
例が第1実施の形態例と異なるのは接近離反構造として
のカム機構14がトグルリンク機構32によって構成さ
れている点である。即ち、本実施の形態のトグルリンク
機構32は、可動片9にピンとしてのポール10に接続
された連結リンク33と、該連結リンク33にピン34
で接続され、かつ固定台7の中心部に立設されたセンタ
ーピン35により水平に回転可能な回転リンク36と、
該回転リンク36に連結された回転レバー23と、固定
台7の底板に立設されたストッパーピン37とから構成
されている。
【0026】上記トグルリンク機構32によると、回転
レバー23を図中矢印方向へ90°回動すると、図5
(b)に示したように回転リンク36が90°回動され
るから、可動片9は相互に離反されると共にセンターピ
ン35を中心に回転リンク36、ピン34、連結リンク
33、ポール10が一直線上に整列される。従って、グ
ロメットGの電線挿通部G1の弾性による収縮力が働い
ても一応この位置にロックされる。しかし、図5(b)
に示されているように回転リンク36から僅かに離れた
所にストッパーピン37が設けられているので、このス
トッパーピン37に当接するまで回転リンク36を回動
させると、トグル作用が明確に効いてくるので拡張され
た拡張爪2の位置は安定して保持される。
【0027】また、回転レバー23を反対方向に回動さ
せて図5(a)に示すように可動片9を接近させようと
すると、回転リンク36および連結リンク33が可動片
9を内方に引き寄せるから、例えポール10の上方で電
線挿通部G1が弾性により拡張された可動爪2に縮小力
を働かせることができる。よって、可動片9が案内溝8
と競り合ってロックされていても確実に可動片9を引っ
張って接近させることができ、グロメット装着治具の信
頼性を一層向上することができる。
【0028】なお、本発明は上述した実施の形態例に限
定されるものでなく、適宜な変更を行うことにより他の
態様でも実施することができる。例えば、図3(b)お
よび図4において楕円筒22、25が、両ポール10、
10と一直線上に位置させてロック作用を確実にするた
めに楕円筒22、25と回転レバー23との取り付け関
係位置が変更されても差し支えない。また、固定台7の
締結用具は固定ボルト5とナット6で構成されていた
が、固定台7の底部にON/OFF自在の磁石を装着し
て鉄製の配電盤Pに吸着させるようにしても対応でき
る。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明のグロメット
装着治具によれば、ワイヤーハーネス用の配線板上に締
結用具により固定される固定台上に案内されて相互に接
近離反される一対の可動片と、該可動片上にそれぞれ立
設された一対のポールの上端で前方へ向けて並設された
固定爪と、ポールに案内されて上下に移動可能な一対の
昇降片と、該昇降片の前方に突設された一対の可動爪
と、可動片を相互に接近離反させる接近離反構造と、昇
降片を昇降させる昇降構造とが具備されている。従っ
て、固定爪と可動爪とからなる複数の拡張爪をグロメッ
ト開口部に挿入してグロメットの電線挿通部を拡張した
り収縮させたりするグロメット装着治具がワイヤーハー
ネス用の配線板上に締結用具により固定される固定台上
にコンパクトに固定される。よって、グロメット、コネ
クタ、プロテクタを含めたワイヤーハーネスの配線は総
て配線板上で組み付けることが可能になり、グロメット
装着の作業効率を著しく向上すると共に、大型のグロメ
ット装着治具と動力源が不要となるのでコストの低減を
図ることができる。
【0030】また、前記昇降構造が昇降片にピン接続さ
れた昇降リンクと、該昇降リンクとポールにピン接続さ
れた昇降レバーとから成るパンタグラフ構造である。従
って、固定爪に対して可動爪を昇降させる昇降構造がパ
ンタグラフ機構であると動きが円滑になり、より信頼性
と保守性の高いグロメット装着治具を得ることができ
る。
【0031】また、前記接近離反構造が一対の可動片内
側に当接され、かつ固定台の中心部に立設されたセンタ
ーピンにより水平に回転可能な楕円筒と、該楕円筒に連
結された回転レバーとからなるカム機構であり、前記楕
円筒の両先端部に小平面が設けられている。従って、一
対の固定爪および可動爪を相互に接近離反させる接近離
反構造が楕円筒からなるカム機構であり、かつ楕円筒の
先端部に小平面が設けられていると、固定爪および可動
爪が拡張離反されたときに小平面によって拡張位置を安
定させることができる。よって、さらに信頼性の高いグ
ロメット装着治具を得ることができる。
【0032】さらに、前記接近離反構造が可動片にピン
接続された連結リンクと、該連結リンクにピン接続さ
れ、かつ固定台の中心部に立設されたセンターピンによ
り水平に回転可能な回転リンクと、該回転リンクに連結
された回転レバーとからなるトグルリンク機構である。
従って、固定爪および可動爪が拡張離反されたとき各リ
ンクが一直線上に並びトグル機構が作用するから拡張位
置が一層安定する。また、接近縮小時にもグロメットの
収縮力に頼らずに固定爪および可動爪を接近させること
ができる。よって、グロメット装着治具の信頼性を一層
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のグロメット装着治具の第1実施の形態
例を示す斜視図である。
【図2】図1における作動説明図である。
【図3】図1における接近離反構造の作動説明図であ
る。
【図4】図3における一変形例を示す平面図である。
【図5】本発明のグロメット装着治具の第2実施の形態
例における接近離反構造を示す作動説明図である。
【図6】図1におけるグロメット装着治具が配線板上に
取り付けられた作動説明図である。
【図7】従来のグロメット装着治具の一例を示す斜視図
である。
【図8】図7における拡張爪駆動機構の作動説明図であ
る。
【図9】図7におけるグロメットの電線挿通部を拡張し
た状態を示す斜視図である。
【図10】配線板上におけるワイヤーハーネスの配線状
態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1、31 グロメット装着治具 2 拡張爪 3 グロメット用開口部 5 固定ボルト(締結用具) 6 ナット(締結用具) 7 固定台 9 可動片 10 ポール 11 固定爪 12 昇降片 13 可動片 14 カム機構(接近離反構造) 15 パンタグラフ機構(昇降構造) 17 昇降リンク 20 昇降レバー 21、35 センターピン 22、25 楕円筒 23 回転レバー 24 小平面 32 トグルリンク機構(接近離反構造) 33 連結リンク 36 回転リンク 37 ストッパーピン G グロメット G1 電線挿通部 P 配線板 W ワイヤーハーネス

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の拡張爪をグロメット開口部に挿入
    してグロメットの電線挿通部を拡張したり収縮させたり
    するグロメット装着治具において、 ワイヤーハーネス用の配線板上に締結用具により固定さ
    れる固定台上に案内されて相互に接近離反される一対の
    可動片と、該可動片上にそれぞれ立設された一対のポー
    ルの上端で前方へ向けて並設された固定爪と、前記ポー
    ルに案内されて上下に移動可能な一対の昇降片と、該昇
    降片の前方に突設された一対の可動爪と、前記一対の可
    動片を相互に接近離反させる接近離反構造と、前記昇降
    片を昇降させる昇降構造とが具備されていることを特徴
    とするグロメット装着治具。
  2. 【請求項2】 前記昇降構造が、前記昇降片にピン接続
    された昇降リンクと、該昇降リンクと前記ポールにピン
    接続された昇降レバーとから成るパンタグラフ機構であ
    ることを特徴とする請求項1記載のグロメット装着治
    具。
  3. 【請求項3】 前記接近離反構造が、前記一対の可動片
    内側に当接され、かつ前記固定台の中心部に立設された
    センターピンにより水平に回転可能な楕円筒と、該楕円
    筒に連結された回転レバーとからなるカム機構であるこ
    とを特徴とする請求項1記載のグロメット装着治具。
  4. 【請求項4】 前記楕円筒の両先端部に小平面が設けら
    れていることを特徴とする請求項3記載のグロメット装
    着治具。
  5. 【請求項5】 前記接近離反構造が、前記一対の可動片
    にピン接続された連結リンクと、該連結リンクにピン接
    続され、かつ前記固定台の中心部に立設されたセンター
    ピンにより水平に回転可能な回転リンクと、該回転リン
    クに連結された回転レバーとからなるトグルリンク機構
    であることを特徴とする請求項1記載のグロメット装着
    治具。
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