JP3434184B2 - 電気掃除機の吸込口体 - Google Patents

電気掃除機の吸込口体

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JP3434184B2
JP3434184B2 JP27297497A JP27297497A JP3434184B2 JP 3434184 B2 JP3434184 B2 JP 3434184B2 JP 27297497 A JP27297497 A JP 27297497A JP 27297497 A JP27297497 A JP 27297497A JP 3434184 B2 JP3434184 B2 JP 3434184B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気掃除機の吸込口
体の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電気掃除機の吸込口体には、特開
平9-28630号公報に示すように吸込口本体の吸込
口に回転清掃体を回転自在に設けるとともに、この回転
清掃体の両端に夫々1/4円弧状の形状を有する第1及
び第2タービンを組み合わせて形成したタービンを該回
転清掃体と同軸に設け、そして、上記上ケース又は別途
設けたカバーに通気口を形成して上記タービンに空気を
供給し回転清掃体を駆動するようにした構造のものがあ
る。
【0003】又、この他特開平9-28631号公報
に、上記構造のタービンの外周に羽根車内に空気を外周
から導くガイド部を設けた構造のものが示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の吸
込口体は回転清掃体の両外側にタービンを設けた構造と
なっているが、該タービンはペルトン水車からなること
から、タービンのトルクアップのため、上記羽根車の外
周に沿って羽根車に巻き付くように伸びるガイド部によ
り空気をタービンの羽根車の外周から所定の方向性を持
たせて羽根車内に流入させ羽根車に吹き付ける必要があ
る。
【0005】従って、この構成を取ることにより、次の
欠点を有していた。 (1)複雑な吸込口カバーを別個に必要とする。 (2)タービンのトルクアップを得るには羽根車の外周
を大きくする必要があり、吸込口体全体が大型化し、重
量の大きい吸込口体となる。 (3)羽根車の外周より流入した空気を流入方向から9
0度方向を変え、回転ブラシ室に流出させるためタービ
ンの効率を低下させる。 (4)羽根車より出た空気が回転清掃体に平行に流れる
ため床面、特に絨毯の毛の内部に入り込んだゴミに空気
が当たらない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点に基づいて発明されたものであり、請求項1に記載さ
れた発明の電気掃除機の吸込口体は、吸い込み空気によ
る動翼タービンの回転力で駆動する回転清掃体を吸塵開
口部に具備してなる掃除機用吸い込み口体であって、前
記回転清掃体を中空にし、その中空部を前記動翼タービ
ンを回転させるための吸い込み空気路としたことを特徴
とする。
【0007】この構成によれば、電気掃除機本体の駆動
に伴って吸込口本体の吸気口より吸引した空気により動
翼タービンを回転させ、この回転により回転清掃体を回
転駆動させて床面を掃くことができる。
【0008】その結果、回転清掃体は動翼タービンの駆
動力により大きな回転トルクを得ることができ、可撓体
で床面を効率よく掃くことができるともに、更に回転清
掃体の噴気口より噴出される空気により床面に付着して
いるゴミ、塵埃を都合よく弾きとばすことができる。こ
れは特に絨毯等の素材に適しており、極めて使用性の高
い電気掃除機の吸込口体を提供することができる。
【0009】又、請求項2に記載された発明の電気掃除
機の吸込口体は、請求項1に記載された電気掃除機の吸
込口体において、上記回転清掃体内の端部において、上
記動翼タービンに対して空気流の上流側の位置に静翼タ
ービンを配設したことを特徴とするものである。
【0010】この構成によれば、静翼タービンにより動
翼タービン当てる空気流の方向を規制し、動翼タービン
に空気流を効率良く当てることができる。その結果、動
翼タービンを吸気口より導入した空気流により効率よく
回転させ、回転清掃体のトルクアップを図り、電気掃除
機の掃除効率を高めることができる。
【0011】又、請求項3に記載された発明の電気掃除
機の吸込口体は、上記請求項1に記載された電気掃除機
の吸込口体において、上記回転清掃体内の端部におい
て、上記動翼タービンに対して空気流の上流側の位置に
静翼タービンを配設し、これら動翼タービンと静翼ター
ビンの対を上記回転清掃体内に複数段設けたことを特徴
とするものである。
【0012】この構成によれば、静翼タービンにより動
翼タービン当てる空気流の方向を規制し、動翼タービン
に空気流を効率良く当てることができ。その結果、動翼
タービンを吸気口より導入した空気流により効率よく回
転させ、回転清掃体のトルクアップを図り、電気掃除機
の掃除効率を高めることができる。しかも、静翼タービ
ンと動翼タービンの一対を複数段に設けていることか
ら、更に、その効果を高めることができる。
【0013】請求項4に記載された発明の電気掃除機の
吸込口体は、上記請求項1に記載された電気掃除機の吸
込口体において、前記回転清掃体の両端部の径を他の部
分に比し大径とし、この大径部に前記動翼タービンを設
けたことを特徴とするものである。この構成によれば、
動翼タービンの外径を大きくすることができ、流入空気
は動翼タービンの大きな羽根に当たるため、大きなトル
クを得ることができる。
【0014】請求項5に記載された発明の電気掃除機の
吸込口体は、上記請求項4に記載された電気掃除機の吸
込口体において、前記大径部と他の部分との間に径が漸
次小さくなるテーパ部を設けたことを特徴とするするも
のである。大径部と他の部分との間に段差があると、動
翼タービンで導入された流入空気が段差に衝突して流入
空気の一部が有効に利用されないことがあるが、段差の
代わりにテーパ部が設けられていると、流入空気は有効
に活用される。
【0015】請求項6に記載された発明の電気掃除機の
吸込口体は、上記請求項4又は請求項5に記載された電
気掃除機の吸込口体において、前記動翼タービンを保持
した大径部に環状リングを嵌着し、この環状リング内部
に静翼タービンが保持されていることを特徴とする。こ
の構成によると、回転清掃体の端部において、静翼ター
ビンが動翼タービンより空気流の上流側となり、流入空
気は動翼タービンに対して略直角に当たることになり、
効率がよい。
【0016】又、請求項7に記載された発明の電気掃除
機の吸込口体は、上記請求項1に記載された電気掃除機
の吸込口体において、上記回転清掃体の中空筒体の径を
該中空筒体の全長に亙って漸次変化させたことを特徴と
するものである。
【0017】この構成によれば、動翼タービンを介して
回転清掃体内に導入された空気を該回転清掃体の全長に
亙って各噴気口から均等に噴出させることができる。そ
の結果、回転清掃体の各噴気口から床面に噴出される空
気の強さは回転清掃体の全長に亙って均等であるため、
吸込口体を動作させる(動かす)ことによって触れる床
面は均一に清掃され、効率良く清掃することができる。
【0018】又、請求項8に記載された発明の電気掃除
機の吸込口体は、上記請求項1に記載された電気掃除機
の吸込口体において、上記上記回転清掃体の中空筒体の
外周面に設けた噴気口の長さを漸次変化させたことを特
徴とするものである。
【0019】この構成によれば、動翼タービンを介して
回転清掃体内に導入された空気を該回転清掃体の全長に
亙って各噴気口から均等な勢いで噴出させることができ
る。その結果、回転清掃体の各噴気口から床面に噴出さ
れる空気の強さは回転清掃体の全長に亙って均等である
ため、吸込口体を動作させる(動かす)ことによって触
れる床面は均一に清掃され、効率良く清掃することがで
きる。
【0020】又、請求項9に記載された発明の電気掃除
機の吸込口体は、上記請求項1に記載された電気掃除機
の吸込口体において、上記回転清掃体の上記機構室に臨
出した端部又は上ケース若しくは下ケースに対向して上
記回転清掃体内へ塵埃の侵入を阻止するフィルターを設
けたことを特徴とするものである。
【0021】この構成によれば、フィルターによってタ
ービンを介して回転清掃体内に侵入しようとするゴミ、
塵埃を阻止する。その結果、回転清掃体の噴気口をゴミ
や塵埃で目詰まりさせる心配がなく、常に安定した掃除
効果が期待できる吸込口体を提供することができる。
【0022】又、請求項10に記載された発明の電気掃
除機の吸込口体は、上記請求項4〜6のいずれかに記載
された電気掃除機の吸込口体において、動翼タービンを
保持する大径部と小径部との連結部に空気流出用穴を設
けたことを特徴とする。
【0023】この構成によると、回転清掃体内に入った
空気の特に外周部の空気の殆どが回転清掃体外に放出さ
れるので、回転清掃体内に段差があっても、乱気流が発
生せず、動翼タービンを効率よく回転させることができ
る。
【0024】又、請求項11に記載された発明の電気掃
除機の吸込口体は、上記請求項1に記載された電気掃除
機の吸込口体において、上記回転清掃体室内において上
記回転清掃体の上面を覆う空気ガイドを設け、上記回転
清掃体の噴気口より噴出された空気を床面に導く構成と
したことを特徴とするものである。
【0025】この構成によれば、回転清掃体の各噴気口
より噴出された空気は直接連絡路を経由して駆動パイプ
に導かれるのではなく、空気ガイドに沿ってその殆どが
床面に当たることになる。その結果、回転清掃体の各噴
気口より噴出された空気は、空気ガイドに沿ってその殆
どが床面に当たることから、効率よく床面のゴミ、塵埃
を弾き飛ばすことができ、より効率の良い電気掃除機の
吸込口体を提供することができる。
【0026】又、請求項12に記載された発明の電気掃
除機の吸込口体は、吸込口本体の下面に床面に対向する
吸塵開口部を備え、電気掃除機本体の駆動に伴う吸引動
作に基づいて該吸塵開口部より吸引した空気を内部に設
けた連絡路を介して上記吸込口本体に接続した駆動パイ
プ及び該駆動パイプに接続した吸込パイプに導き上記電
気掃除機本体に供給するものにおいて、上記吸込口本体
内に上記吸塵開口部と連絡路とを連通させる回転清掃体
室を形成し、該回転清掃体室内に中空筒体から成る回転
清掃体をその長手方向が上記吸込口本体の進行方向と直
交するように配置するとともに回転自在に支持して設
け、かつ上記回転清掃体の外周面には複数個の噴気口を
設けるとともに複数条の床面清掃用の可撓体を設け、か
つ上記回転清掃体の端部に回転清掃体内への空気の流入
を阻止しないように多数の羽根を有する動翼タービンを
固定して設けるとともに該動翼タービンを備えた部分を
上記回転清掃体室と区画壁で区画された機構室に臨出さ
せ、かつ該機構室に対応した上記吸込口本体の壁面には
複数個の吸気口を設け、そして上記電気掃除機本体の駆
動に基づく空気の吸引力により、吸塵開口部を通じて吸
引した空気を上記回転清掃体室、連絡路を介して上記駆
動パイプに導く第1の空気流とは別に、上記吸気口を通
じて吸引した空気を上記機構室、動翼タービン、回転清
掃体内、噴気口、回転清掃体室及び連絡路を通じて上記
駆動パイプに導く第2の空気流を形成し、該第2の空気
流により上記動翼タービンを駆動して回転清掃体を回転
させ、該回転清掃体の外周に取り付けた上記床面清掃体
用可撓体にて床面を清掃することを特徴とする。
【0027】この構成によれば、電気掃除機本体の駆動
に伴って吸込口本体の吸気口より吸引した空気により動
翼タービンを回転させ、この回転により回転清掃体を回
転駆動させて可撓体で床面を掃くことができる。
【0028】その結果、回転清掃体は動翼タービンの駆
動力により大きな回転トルクを得ることができ、可撓体
で床面を効率よく掃くことができるともに、更に回転清
掃体の噴気口より噴出される空気により床面に付着して
いるゴミ、塵埃を都合よく弾きとばすことができる。こ
れは特に絨毯等の素材に適しており、極めて使用性の高
い電気掃除機の吸込口体を提供することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
従って詳細に説明する。
【0030】第1の実施形態 図1乃至図10は本発明の電気掃除機の吸込口体の第1
の実施形態を示す図であり、これらの図において、吸込
口本体1は上下ケース2及び3より外観が構成され、後
端部に回転自在な駆動パイプ4を設け、該駆動パイプ4
を介して吸込パイプ5に連結され、該吸込パイプ5が電
気掃除機本体に接続されることにより、電気掃除機本体
に電気的に接続されるようになっている。
【0031】上記下ケース3は、絨毯用のそりとして作
用するもので、その下面前部に横長の吸塵開口部6を形
成し、かつ該吸塵開口部6の前後の位置にゴム製のシー
ルリップ7a、7bを横方向に配設している。これらシ
ールリップは前後の何れか一方でも良い。
【0032】又、下ケース3は、前部に前車輪8を、後
部に後車輪9を備え、これら車輪8、9によって下ケー
ス3と床面との間に一定の隙間を保つようになってい
る。上記吸込口本体1の内部には、上ケース2と下ケー
ス3との結合により回転清掃体室10と該回転清掃体室
10を駆動パイプ4側に連通させる連絡路11を形成す
ることによって、吸塵開口部6から吸込パイプ5に至る
吸塵通路(第1の空気流)を形成している。
【0033】12はバンパーであり、上下両ケース2、
3間に挟着されて吸込口本体1の外周に位置し、上下両
ケース2、3間の密閉と吸込口本体1の障害物に対する
緩衝作用をなすものである。
【0034】13は回転清掃体であり、中空筒体13a
の外周面に図8に示すように2条の可撓体(ブラシ毛又
はゴムブレード)14を180°離間した状態で螺旋状
に植設している。この回転清掃体13は、回転清掃体室
10内にあって該回転清掃体の両端より突出した回転軸
15を機構室16、17内に突出し、該機構室内で軸受
18に軸支させている。
【0035】尚、可撓体14は図7に示すように1条で
も良い。この軸受18は、下ケース3側に設けられた一
対のリブ19の溝(図示せず)内に位置させている。上
記回転清掃体室10と機構室16、17間の区画壁16
a及び17aには回転清掃体13の端部を挿通させる挿
口16b及び17bを備え、回転清掃体13の回転を許
容にしている。
【0036】23は回転清掃体13を駆動する動翼ター
ビンであり、回転清掃体13内の端部に嵌着されてい
る。そして、動翼タービン23は、その中心部に軸受2
4を固着しており、上記回転軸15の回りを回転できる
ように構成されている。25は上記回転清掃体13の外
周面に設けられた噴気口であり、電気掃除機本体の駆動
に伴う吸引力に基づいて、上ケース2又は下ケース3に
設けられた吸気口26,・・・・・より流入した空気2
7を機構室16、17から回転清掃体13の動翼タービ
ン23を介して吸い込み、連絡路11へ導く役目をして
いる。即ち、この空気の流れは、本発明において第2の
空気流となる。
【0037】尚、回転清掃体13を構成する回転体はプ
ラスチック又は金属の何れであっても良い。 上記構成
の吸込口体を使用する際には、図30に示すような電気
掃除機本体に連通するホース、延長管に接続し、電気掃
除機本体を運転する。その際、上記吸込口本体1が床面
に置かれていると、下ケース3の吸塵吸込口6の前後に
設けられたシールリップ7a、7bが床面と密着してい
るため、吸込口本体1に入る外部空気は上ケース2又は
下ケース3に設けられた吸気口26,・・・・・より流
入し、機構室16、17を介して回転清掃体13内部に
入り込む。流入空気27は動翼タービン23の各羽根2
3a,・・・・・に当たることにより、動翼タービン2
3を回転軸15の回りに回転させる。
【0038】動翼タービン23は、回転清掃体13の内
部に固着されているため、動翼タービン23が回転する
ことにより外周面にブラシ14を設けた回転清掃体13
も回転する。そして、回転清掃体13内に流入した空気
27は、回転清掃体13の外周に設けられた噴気口2
5,・・・・・より流出し、連絡路11を通過して駆動
パイプ4、吸込パイプ5を介して延長管から電気掃除機
本体に導かれる。
【0039】このようにして構成された吸込口本体1を
使用するとブラシ14を備えた回転清掃体13が回転す
る時、噴気口25,・・・・・によって絨毯のゴミが跳
ね飛ばされ、しかも吸い込まれるため、掃除効率が上が
る。
【0040】第2の実施形態 図11乃至図13は本発明の電気掃除機の吸込口体の第
2の実施形態を示す図である。この実施形態の吸込口体
は、基本的に上記第1の実施形態の吸込口体と同様の構
成を有しており、ここでは相違点のみを説明する。
【0041】この実施形態の特徴は、図11に示すよう
に、上記回転清掃体13の両端内部において、静翼ター
ビン28を上記動翼タービン23より空気流の上流側の
位置となるように設けた点にある。静翼タービン28
は、図12及び図13に示すように羽根29の隙間30
より流入空気27を導入し、動翼タービン23の羽根2
3aに対して略直交の方向に流入空気27を当てる役目
をしている。
【0042】このように構成された動翼タービン23と
静翼タービン28の組み合わせでは、動翼タービンのみ
の場合に該動翼タービン23の羽根への流入空気の角度
が図10に示すように約45°になるのと比べて、略直
交に衝突するため、動翼タービン23の効率が良くトル
クアップを行うことができる。
【0043】第3の実施形態 図14は本発明の電気掃除機の吸込口体の第3の実施形
態を示す図である。この実施形態の吸込口体は、基本的
には上記第1及び第2の実施形態の吸込口体と同様の構
成を有しており、ここでは相違点のみを説明する。
【0044】この実施形態の特徴は、図14に示すよう
に、上記第2の実施形態における動翼タービン23と静
翼タービン28を複数個多段に設けたものであり、一段
目の静翼タービン28と動翼タービン23を通過した流
入空気27が二段目の静翼タービン28と動翼タービン
23へ導入されることにより、該回転清掃体13の更な
るトルクアップが可能となり、従来例のようなタービン
の羽根車を大きくすることなく回転清掃体13のトルク
アップを向上させることができる。
【0045】第4の実施形態 図15及び図16は本発明の電気掃除機の吸込口体の第
4の実施形態を示す図である。この実施形態の吸込口体
は、基本的には上記第1乃至第3の実施形態の吸込口体
と同様の構成を有しており、図に示すように、回転清掃
体13の両端部の径を他の部分に比して大径とし、この
大径部に形成されたタービン保持部13bに動翼タービ
ン23を嵌着している。
【0046】従って、上記上下ケース2、3に設けた吸
気口26,・・・・・より吸入した空気27は動翼ター
ビン23内部の外径の大きな羽根23aに当たるため、
大きな回転トルクを得ることができる。
【0047】第5の実施形態 図17は本発明の電気掃除機の吸込口体の第5の実施形
態を示す図である。この実施形態の吸込口体は、基本的
には上記第4の実施形態の吸込口体と同様の構成を有し
ており、図に示すように、回転清掃体13の両端部の径
を他の部分に比して大径とし、この大径部に形成された
タービン保持部13bに動翼タービン23を嵌着してい
る。そして、更にこの第5の実施形態では上記回転清掃
体13の両端部において、上記大径部13bと他の部分
との間には漸次径が小さくなるテーパ部13cを形成し
ている。
【0048】このテーパ部13cにより上記第4の実施
形態の問題点を解決できる。即ち、上記第4の実施形態
のようにタービン保持部13bのみので形成され該ター
ビン保持部13bとその他の部分との間に段差がある
と、上記動翼タービン23より導入された流入空気がか
ゝる段差部に衝突し、流入空気の一部が有効に利用され
なくなる惧れがある。
【0049】第6の実施形態 図18は本発明の電気掃除機の吸込口体の第6の実施形
態を示す図である。この実施形態の吸込口体は、基本的
には上記第5の実施形態の吸込口体と同様の構成を有し
ているが、図に示すように、上記第5の実施形態のター
ビン保持部13bに環状リング24を嵌着し、この内部
に静翼タービン28を連結している。
【0050】このように構成することにより、この実施
形態では図11に示した第2の実施形態と同様に、回転
清掃体13の両端部において、静翼タービン28が上記
動翼タービン23より空気流の上流側の位置となり、静
翼タービン28は上記図12及び図13に示したように
羽根29の隙間30より流入空気27を導入し、動翼タ
ービン23の羽根23aに対して略直交の方向に流入空
気27を当てる役目をしている。
【0051】このように構成された動翼タービン23と
静翼タービン28の組み合わせでは、動翼タービンのみ
の場合に該動翼タービン23の羽根への流入空気の角度
が図10に示すように約45°になるのと比べて、略直
交に衝突するため、動翼タービン23の効率が良くトル
クアップを行うことができる。この実施形態では、特に
静翼タービン28を構成する成型品と回転軸15をイン
サート成型することにより静翼タービン28を簡単に軸
受として利用できる。
【0052】第7の実施形態 図19は本発明の電気掃除機の吸込口体の第7の実施形
態を示す図である。この実施形態の吸込口体は、基本的
には上記第6の実施形態の吸込口体と同様の構成を有し
ているが、この実施形態では、回転清掃体13の中空筒
体13aの径を両端部から中央部に亙って漸次小径に形
成している。
【0053】これは、図1及び図2から分かるように、
噴気口25,・・・・・より吹き出す空気の内、中空筒
体13aの中央部では駆動パイプ4の連絡路11の中央
部に距離が短いため多量の空気が吐出されるが、中空筒
体13aの両端部では距離が遠いから、この付近の噴気
口25,・・・・・からの空気吐出量は少なく、結果と
して、吸塵開口部6の全長に亙って均一の吸塵効果が得
られない。
【0054】この実施形態は、このような問題点を考慮
し、上記のように中空筒体13aの径を両端部から中央
に向かって漸次径を小さくすることによって、回転清掃
体13の全長に亙って各噴気口25,・・・・・より均
一な量の空気を噴出させることができる。
【0055】又、この実施形態では上記静翼タービン2
8のボス部28aに丸みを持たせ、導入した空気を乱れ
なく羽根の最外周部に当てることにより、羽根の回転ト
ルクを向上させることができるように形成している。こ
のボス部28aの形状は円錐形状でも良い。
【0056】第8の実施形態 図20は本発明の電気掃除機の吸込口体の第8の実施形
態を示す図である。この実施形態の吸込口体は、基本的
には上記第1の実施形態の吸込口体と同様の構成を有し
ているが、この実施形態では回転清掃体13の中空筒体
13aに開口されている上記噴気口25,・・・・・の
各長さを中空筒体13aの両端部から中央部に行くに従
って漸次長くなるように形成している。この実施形態
は、上記構成とすることにより、第7の実施形態と同様
に回転清掃体13の全長に亙って各噴気口25から均一
な量の空気を噴出させることができるようになってい
る。
【0057】第9の実施形態 図21は本発明の電気掃除機の吸込口体の第9の実施形
態を示す図である。この実施形態の吸込口体は、基本的
には上記第1の実施形態の吸込口体と同様の構成を有し
ているが、この実施形態では、動翼タービン23のボス
部23aに上記第7の実施形態の静翼タービン28のボ
ス部と同様に丸みを持たせている。
【0058】第10の実施形態 図22は本発明の電気掃除機の吸込口体の第10の実施
形態を示す図である。この実施形態では、図に示すよう
に上記第7の実施形態の構造のものにおいて、上記静翼
タービン28の外端面の空気導入部34にフィルター3
3を設けている。このフィルター33は図23に示すよ
うに円板体の板面に同心円状に円弧状のスリット33
a,・・・を形成して構成されている。
【0059】又、フィルター33の他の実施形態とし
て、図24に示すように上記円板体の中央部にはスリッ
ト33a,・・・・・を設けず、中央部に残した空気当
たり部33bにタービン方向に導入される空気を衝突さ
せ、静翼タービン28の外周部に導く構成としている。
【0060】第11の実施形態 図25は本発明の電気掃除機の吸込口体の第11の実施
形態を示す図である。この実施形態では、図16に示し
た上記第4の実施形態の構造のものにおいて、タービン
保持部13bと中空筒体13aの接続部に空気流出用穴
13d,・・・・・を設けている。図26に断面図を示
している。
【0061】これは、第4の実施形態のように、タービ
ン保持部13bに保持された動翼タービン23と中空筒
体13aとの間の内径に差があると、動翼タービン23
より導入された流入空気、特に、動翼タービン23の外
周部を通過した流入空気が、タービン保持部13bの壁
に衝突して乱気流となり、動翼タービン23の中央部よ
り回転清掃体13内に導入された空気の流れに悪影響を
与え、結果として、回転清掃体13の上記噴気口25,
・・・・・より吐出する空気の勢いを劣化させる問題を
残すことになる。
【0062】しかし乍ら、この実施形態のようにタービ
ン保持部13bと中空筒体13aの接続部に空気流出用
穴13d,・・・・・を設け、この空気流出用穴13
d,・・・・・より回転清掃体13内に入った空気の特
に外周部の空気の殆どが回転清掃体13外に放出され、
上記壁に衝突する空気量を極めて少なくすることができ
るから、乱気流が発生せず、動翼タービン23の中央部
より回転清掃タービン13内に導入される空気の流れに
悪影響を与えることがなく、その結果として、回転清掃
タービン13の上記噴気口25,・・・・・より勢いよ
く空気を吐出させることになる。
【0063】第12の実施形態 図27は本発明の電気掃除機の吸込口体の第12の実施
形態を示す図である。この実施形態のものは、図に示す
ように回転清掃体13を径の中央において2分割した2
つの構成体13A及び13Bで構成し、これら2の構成
体を成型加工方法で形成し、特に、一方の構成体13A
に動翼タービン23、23を一体成型している。
【0064】図において、符号13e及び13fは両構
成体13A、13Bを位置決め結合するボスを示してお
り、これらボスにて両構成体を結合した後、図示しない
ネジで固定する。
【0065】第13の実施形態 図28は本発明の電気掃除機の吸込口体の第13の実施
形態を示す図である。この図から明らかなように、この
実施形態では、吸込口本体1内に空気ガイド20を設け
ている。この空気ガイド20はプラスチックス等の合成
樹脂材料を成型加工して形成されたものであり、図29
に示すように逆樋状の本体部分20aと、この本体部分
20aの後縁より上方向けて延在して形成された取付部
20bとからなるものであり、上記吸込口本体1内にお
いて、本体部分20aを以て回転清掃体13の上面を覆
うように配設され、そして、本体部分20aの前端縁を
下ケース3に形成した支持リブ3aに嵌着するとともに
取付部20bの上端縁を上ケース2に形成した支持リブ
2aに嵌着することにより、固定されている。
【0066】上記のように空気ガイド20を設けること
により、回転清掃体13の外周の前面部、上面部、後面
上部の一部を該空気ガイド20で覆うことになり、噴気
口25,・・・・・より吹き出した空気が直接駆動パイ
プ4に導かれずに、一旦床面に略直交して当たるため、
絨毯からのゴミの浮き出しが多くなり効率良く掃除がで
きることになる。
【0067】上述した実施形態では、図6、図11、図
14、図16、図17〜図22、図25に示すように、
動翼タービン23を回転清掃体13の中空部に設けてい
る。このようにすると、動翼タービン23を回転清掃体
13の外部に配設するものに比べ全体をコンパクトな構
造とすることができる。
【0068】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されたもので
あり、請求項1に記載された発明の電気掃除機の吸込口
体は、吸い込み空気による動翼タービンの回転力で駆動
する回転清掃体を吸塵開口部に具備してなる掃除機用吸
い込み口体において、前記回転清掃体を中空にし、その
中空部を前記動翼タービンを回転させるための吸い込み
空気路とした構成である。
【0069】この発明によれば、電気掃除機本体の駆動
に伴って吸込口本体の吸気口より吸引した空気により動
翼タービンを回転させ、この回転により回転清掃体を回
転駆動させて床面を掃くことができるとともに、動翼タ
ービンを回転させるための吸い込み空気路を別途配設す
る必要がないので、シンプルな構造となる。
【0070】又、請求項2に記載された発明の電気掃除
機の吸込口体は、請求項1に記載された電気掃除機の吸
込口体において、上記回転清掃体内の端部において、上
記動翼タービンに対して空気流の上流側の位置に静翼タ
ービンを配設した構成である。
【0071】この発明によれば、静翼タービンにより動
翼タービン当てる空気流の方向を規制し、動翼タービン
に空気流を効率良く当てることができるので、動翼ター
ビンを吸気口より導入した空気流により効率よく回転さ
せ、回転清掃体のトルクアップを図り、電気掃除機の掃
除効率を高めることができる。
【0072】又、請求項3に記載された発明の電気掃除
機の吸込口体は、上記請求項1に記載された電気掃除機
の吸込口体において、上記回転清掃体内の端部におい
て、上記動翼タービンに対して空気流の上流側の位置に
静翼タービンを配設し、これら動翼タービンと静翼ター
ビンの対を上記回転清掃体内に複数段設けた構成であ
る。
【0073】この発明によれば、静翼タービンにより動
翼タービンに当てる空気流の方向を規制し、動翼タービ
ンに空気流を効率良くに当てることができるので、動翼
タービンを吸気口より導入した空気流により効率よく回
転させ、回転清掃体のトルクアップを図り、電気掃除機
の掃除効率を高めることができる。しかも、静翼タービ
ンと動翼タービンの一対を複数段に設けていることか
ら、更に、その効果を高めることができる。
【0074】請求項4に記載された発明の電気掃除機の
吸込口体は、上記請求項1に記載された電気掃除機の吸
込口体において、前記回転清掃体の両端部の径を他の部
分に比し大径とし、この大径部に前記動翼タービンを設
けたことを特徴とするものである。この構成によれば、
動翼タービンの外径を大きくすることができ、流入空気
は動翼タービンの大きな羽根に当たるため、大きなトル
クを得ることができる。
【0075】請求項5に記載された発明の電気掃除機の
吸込口体は、上記請求項1に記載された電気掃除機の吸
込口体において、前記大径部と他の部分との間に径が漸
次小さくなるテーパ部を設けたことを特徴とするするも
のである。大径部と他の部分との間に段差があると、動
翼タービンで導入された流入空気が段差に衝突して流入
空気の一部が有効に利用されないことがあるが、段差の
代わりにテーパ部が設けられていると、流入空気は有効
に活用される。
【0076】請求項6に記載された発明の電気掃除機の
吸込口体は、上記請求項4又は請求項5に記載された電
気掃除機の吸込口体において、前記動翼タービンを保持
した大径部に環状リングを嵌着し、この環状リング内部
に静翼タービンが保持されていることを特徴とする。こ
の構成によると、回転清掃体の端部において、静翼ター
ビンが動翼タービンより空気流の上流側となり、流入空
気は動翼タービンに対して略直角に当たることになり、
効率がよい。
【0077】又、請求項7に記載された発明の電気掃除
機の吸込口体は、上記請求項1に記載された電気掃除機
の吸込口体において、上記回転清掃体の中空筒体の径を
該中空筒体の全長に亙って漸次変化させた構成である。
【0078】この発明によれば、動翼タービンを介して
回転清掃体内に導入された空気を該回転清掃体の全長に
亙って各噴気口から均等に噴出させることができるの
で、回転清掃体の各噴気口から床面に噴出される空気の
強さは回転清掃体の全長に亙って均等であるため、吸込
口体を動作させる(動かす)ことによって触れるの床面
は均一に清掃され、効率良く清掃することができる。
【0079】又、請求項8に記載された発明の電気掃除
機の吸込口体は、上記請求項1に記載された電気掃除機
の吸込口において、上記上記回転清掃体の中空筒体の外
周面に設けた噴気口の長さを漸次変化させた構成であ
る。
【0080】この発明によれば、動翼タービンを介して
回転清掃体内に導入された空気を該回転清掃体の全長に
亙って各噴気口から均等な勢いで噴出させることができ
るので、回転清掃体の各噴気口から床面に噴出される空
気の強さは回転清掃体の全長に亙って均等であるため、
吸込口体を動作させる(動かす)ことによって触れる床
面は均一に清掃され、効率良く清掃することができる。
【0081】又、請求項9に記載された発明の電気掃除
機の吸込口体は、上記請求項1に記載された電気掃除機
の吸込口体において、上記回転清掃体の上記機構室に臨
出した端部又は上ケース若しくは下ケースに対向して上
記回転清掃体内へ塵埃の侵入を阻止するフィルターを設
けた構成である。
【0082】この発明によれば、フィルターによってタ
ービンを介して回転清掃体内に侵入使用とするゴミ、塵
埃を阻止することができるので、回転清掃体の噴気口を
ゴミや塵埃で目詰まりさせる心配がなく、常に安定した
掃除効果が期待できる吸込口体を提供することができ
る。
【0083】請求項10に記載された発明の電気掃除機
の吸込口体は、上記請求項4〜6のいずれかに記載され
た電気掃除機の吸込口体において、動翼タービンを保持
する大径部と小径部との連結部に空気流出用穴を設けた
ことを特徴とする。
【0084】この構成によると、回転清掃体内に入った
空気の特に外周部の空気の殆どが回転清掃体外に放出さ
れるので、回転清掃体内に段差があっても、乱気流が発
生せず、動翼タービンを効率よく回転させることができ
る。
【0085】又、請求項11に記載された発明の電気掃
除機の吸込口体は、上記請求項1に記載された電気掃除
機の吸込口体において、上記回転清掃体室内において上
記回転清掃体の上面を覆う空気ガイドを設け、上記回転
清掃体の噴気口より噴出された空気を床面に導く構成で
ある。
【0086】この発明によれば、回転清掃体の各噴気口
より噴出された空気は直接連絡路を経由して駆動パイプ
に導かれるのではなく、空気ガイドに沿ってその殆どが
床面に当たることになる。その結果、回転清掃体の各噴
気口より噴出された空気は、空気ガイドに沿ってその殆
どが床面に当たることから、効率よく床面のゴミ、塵埃
を弾き飛ばすことができ、より効率の良い電気掃除機の
吸込口体を提供することができる。
【0087】請求項12に記載された発明の電気掃除機
の吸込口体は、吸込口本体の下面に床面に対向する吸塵
開口部を備え、電気掃除機本体の駆動に伴う吸引動作に
基づいて該吸塵開口部より吸引した空気を内部に設けた
連絡路を介して上記吸込口本体に接続した駆動パイプ及
び該駆動パイプに接続した吸込パイプに導き上記電気掃
除機本体に供給するものにおいて、上記吸込口本体内に
上記吸塵開口部と連絡路とを連通させる回転清掃体室を
形成し、該回転清掃体室内に中空筒体から成る回転清掃
体をその長手方向が上記吸込口本体の進行方向と直交す
るように配置するとともに回転自在に支持して設け、か
つ上記回転清掃体の外周面には複数個の噴気口を設ける
とともに複数条の床面清掃用の可撓体を設け、かつ上記
回転清掃体の端部に回転清掃体内への空気の流入を阻止
しないように多数の羽根を有する動翼タービンを固定し
て設けるとともに該動翼タービンを備えた部分を上記回
転清掃体室と区画壁で区画された機構室に臨出させ、か
つ該機構室に対応した上記吸込口本体の壁面には複数個
の吸気口を設け、そして上記電気掃除機本体の駆動に基
づく空気の吸引力により、吸塵開口部を通じて吸引した
空気を上記回転清掃体室、連絡路を介して上記駆動パイ
プに導く第1の空気流とは別に、上記吸気口を通じて吸
引した空気を上記機構室、動翼タービン、回転清掃体
内、噴気口、回転清掃体室及び連絡路を通じて上記駆動
パイプに導く第2の空気流を形成し、該第2の空気流に
より上記動翼タービンを駆動して回転清掃体を回転さ
せ、該回転清掃体の外周に取り付けた上記床面清掃体用
可撓体にて床面を清掃するようにした構成である。
【0088】この発明によれば、電気掃除機本体の駆動
に伴って吸込口本体の吸気口より吸引した空気により動
翼タービンを回転させ、この回転により回転清掃体を回
転駆動させて可撓体により床面を掃くとともに動翼ター
ビンを通じて回転清掃体内に入り噴気口より噴出される
空気によって床面の付着しているゴミを弾き出すことに
なるから、回転清掃体は動翼タービンの駆動力により大
きな回転トルクを動ることができ、可撓体で床面を効率
よく掃くことができるともに、更に回転清掃体の噴気口
より噴出される空気により床面に付着しているゴミ、塵
埃を都合よく弾きとばすことができる。これは特に絨毯
等の素材に適しており、極めて使用性の高い電気掃除機
の吸込口体を提供することができる。
【0089】請求項13に記載された発明の電気掃除機
の吸込口体は、上記請求項1に記載された電気掃除機
の吸込口体において、上記動翼タービンを上記中空部に
設けた構成である。この発明によれば、動翼タービンを
回転清掃体の外部に配設するものに比べコンパクトな構
造となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態にかかる電気掃除機
の吸込口体を示す側面断面図である。
【図2】 同上電気掃除機の吸込口体の上面断面図であ
る。
【図3】 同上電気掃除機の吸込口体の側面図である。
【図4】 同上電気掃除機の吸込口体の上面図である。
【図5】 同上電気掃除機の吸込口体の底面図である。
【図6】 同上電気掃除機の吸込口体における回転清掃
体の断面図である。
【図7】 同上電気掃除機の吸込口体における回転清掃
体の正面図である。
【図8】 図6に示した回転清掃体を矢印I−Iで切断
して見た断面図である。
【図9】 図6に示した回転清掃体を矢印II−IIで
切断して見た断面図である。
【図10】 同上電気掃除機の吸込口体における動翼タ
ービンの羽根とこれに衝突する空気流を示す図である。
【図11】 本発明の第2の実施形態にかかる電気掃除
機の吸込口体おける回転清掃体の断面図である。
【図12】 同上第2の実施形態にかかる電気掃除機の
吸込口体における静翼タービンの構成を示す側面図であ
る。
【図13】 同上第2の実施形態にかかる電気掃除機の
吸込口体における動翼タービンと静翼タービン間の空気
流の流れの説明に供された図である。
【図14】 本発明の第3の実施形態にかかる電気掃除
機の吸込口体おける回転清掃体の断面図である。
【図15】 本発明の第4の実施形態にかかる電気掃除
機の吸込口体の上面断面図である。
【図16】 同上第4の実施形態にかかる電気掃除機の
吸込口体における回転清掃体の断面図である。
【図17】 本発明の第5の実施形態にかかる電気掃除
機の吸込口体における回転清掃体の断面図である。
【図18】 本発明の第6の実施形態にかかる電気掃除
機の吸込口体における回転清掃体の断面図である。
【図19】 本発明の第7の実施形態にかかる電気掃除
機の吸込口体における回転清掃体の断面図である。
【図20】 本発明の第8の実施形態にかかる電気掃除
機の吸込口体における回転清掃体の断面図である。
【図21】 本発明の第9の実施形態にかかる電気掃除
機の吸込口体における回転清掃体の断面図である。
【図22】 本発明の第10の実施形態にかかる電気掃
除機の吸込口体における回転清掃体の断面図である。
【図23】 同上第10の実施形態にかかる電気掃除機
の吸込口体におけるフィルターを示す図である。
【図24】 同上フィルターの他の例を示す図である。
【図25】 本発明の第11の実施形態にかかる電気掃
除機の吸込口体における回転清掃体の断面図である。
【図26】 図25の回転清掃体を矢印I−Iで切断し
て視た断面図である。
【図27】 本発明の第12の実施形態にかかる電気掃
除機の吸込口体における回転清掃体を2つに分割した状
態を示している図である。
【図28】 本発明の第13の実施形態にかかる電気掃
除機の吸込口体における回転清掃体の断面図である。
【図29】 同上第13の実施形態にかかる電気掃除機
の吸込口体における空気ガイドを示す斜視図である。
【図30】 一般的な電気掃除機の外観を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 吸込口本体 2 上ケース 3 下ケース 4 駆動パイプ 6 吸塵開口部 10 回転清掃体室 13 回転清掃体 14 可撓体 16 機構室 20 空気ガイド 23 動翼タービン 25 噴気口 26 吸気口 28 静翼タービン 33 フィルター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 輝久 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 太田 圭 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−42077(JP,A) 特開 平9−28630(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 9/04

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸い込み空気による動翼タービンの回転力
    で駆動する回転清掃体を吸塵開口部に具備してなる掃除
    機用吸い込み口体において、前記回転清掃体を中空に
    し、前記回転清掃体の内部に動翼タービンを固着すると
    ともに、前記中空部を前記動翼タービンを回転させるた
    めの吸い込み空気路としたことを特徴とする掃除機用吸
    い込み口体。
  2. 【請求項2】上記回転清掃体内の端部において、上記動
    翼タービンに対して空気流の上流側の位置に静翼タービ
    ンを配設したことを特徴とする上記請求項1に記載され
    た電気掃除機の吸込口体。
  3. 【請求項3】上記回転清掃体内の端部において、上記動
    翼タービンに対して空気流の上流側の位置に静翼タービ
    ンを配設し、これら動翼タービンと静翼タービンの対を
    上記回転清掃体内に複数段設けたことを特徴とする上記
    請求項1に記載された電気掃除機の吸込口体。
  4. 【請求項4】前記回転清掃体の両端部の径を他の部分に
    比し大径とし、大径部に前記動翼タービンを設けたこと
    を特徴とする請求項1に記載の電気掃除機の吸込口体。
  5. 【請求項5】前記端部において前記大径部と他の部分と
    の間に径が漸次小さくなるテーパ部を設けたことを特徴
    とする請求項4に記載の電気掃除機の吸込口体。
  6. 【請求項6】前記動翼タービンを保持した大径部に環状
    リングを嵌着し、この環状リング内部に静翼タービンが
    保持されていることを特徴とする請求項4又は5に記載
    の電気掃除機の吸込口体。
  7. 【請求項7】上記回転清掃体の中空筒体の径を該中空筒
    体の全長に亙って漸次変化させたことを特徴とする上記
    請求項1に記載された電気掃除機の吸込口体。
  8. 【請求項8】上記回転清掃体の中空筒体の外周面に設け
    た噴気口の長さを漸次変化させたことを特徴とする上記
    請求項1に記載された電気掃除機の吸込口体。
  9. 【請求項9】上記回転清掃体の上記機構室に臨出した端
    部又は上ケース若しくは下ケースに対向して上記回転清
    掃体内へ塵埃の侵入を阻止するフィルターを設けたこと
    を特徴とする上記請求項1に記載された電気掃除機の吸
    込口体。
  10. 【請求項10】動翼タービンを保持する大径部と小径部
    との連結部に空気流出用穴を設けたことを特徴とする請
    求項4〜6のいずれかに記載の電気掃除機の吸込口体。
  11. 【請求項11】上記回転清掃体室内において上記回転清
    掃体の上面を覆う空気ガイドを設け、上記回転清掃体の
    噴気口より噴出された空気を床面に導く構成としたこと
    を特徴とする上記請求項1に記載された電気掃除機の吸
    込口体。
  12. 【請求項12】吸込口本体の下面に床面に対向する吸塵
    開口部を備え、電気掃除機本体の駆動に伴う吸引動作に
    基づいて該吸塵開口部より吸引した空気を内部に設けた
    連絡路を介して上記吸込口本体に接続した駆動パイプ及
    び該駆動パイプに接続した吸込パイプに導き上記電気掃
    除機本体に供給するものにおいて、上記吸込口本体内に
    上記吸塵開口部と連絡路とを連通させる回転清掃体室を
    形成し、該回転清掃体室内に中空筒体から成る回転清掃
    体をその長手方向が上記吸込口本体の進行方向と直交す
    るように配置するとともに回転自在に支持して設け、か
    つ上記回転清掃体の外周面には複数個の噴気口を設ける
    とともに複数条の床面清掃用の可撓体を設け、かつ上記
    回転清掃体の端部に回転清掃体内への空気の流入を阻止
    しないように多数の羽根を有する動翼タービンを固定し
    て設けるとともに該動翼タービンを備えた部分を上記回
    転清掃体室と区画壁で区画された機構室に臨出させ、か
    つ該機構室に対応した上記吸込口本体の壁面には複数個
    の吸気口を設け、そして上記電気掃除機本体の駆動に基
    づく空気の吸引力により、吸塵開口部を通じて吸引した
    空気を上記回転清掃体室、連絡路を介して上記駆動パイ
    プに導く第1の空気流とは別に、上記吸気口を通じて吸
    引した空気を上記機構室、動翼タービン、回転清掃体
    内、噴気口、回転清掃体室及び連絡路を通じて上記駆動
    パイプに導く第2の空気流を形成し、該第2の空気流に
    より上記動翼タービンを駆動して回転清掃体を回転さ
    せ、該回転清掃体の外周に取り付けた上記床面清掃体用
    可撓体にて床面を清掃することを特徴とする電気掃除機
    の吸込口体。
  13. 【請求項13】上記動翼タービンを上記中空部に設けた
    ことを特徴とする請求項1に記載の掃除機用吸い込み
    口体。
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