JP3430594B2 - 球帯状シール体 - Google Patents
球帯状シール体Info
- Publication number
- JP3430594B2 JP3430594B2 JP30871993A JP30871993A JP3430594B2 JP 3430594 B2 JP3430594 B2 JP 3430594B2 JP 30871993 A JP30871993 A JP 30871993A JP 30871993 A JP30871993 A JP 30871993A JP 3430594 B2 JP3430594 B2 JP 3430594B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylindrical
- seal body
- surface portion
- heat
- resistant material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L23/00—Flanged joints
- F16L23/02—Flanged joints the flanges being connected by members tensioned axially
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)
- Sealing Material Composition (AREA)
Description
継手に使用される球帯状シ−ル体に関する。
に取付けられた排気管に導かれて大気中に放出される
が、この排気管はエンジンのトルク反力および慣性力な
どにより繰り返し曲げ応力を受ける。とくに、前輪駆動
横置きエンジンの場合は、縦置きエンジンの場合に比較
してこの曲げ応力はかなり大きいものとなる。したがっ
て、エンジンの振動が排気管吊り架具を伝わって車室内
にもたらされたり、あるいは騒音の原因にもなるばかり
でなく、排気管の疲労折損などの不具合を生じる危険が
ある。このような問題点を解決するために、排気管の所
要個所に球面管継手を配置して応力を吸収させるなどの
手段が、一般に講じられている。ここで、このために従
来使用されて球面管継手の一例を図面に基づいて説明す
ると、次のとおりである。図14に示すように、上流側
(エンジン側)排気管1と下流側(大気側)排気管2と
は、管端部にわずかな隙間Sを残して対向するよう同一
軸線上に配置されている。上流側排気管1の管端部外周
面には、外面に部分凸球面部31と部分凸球面部31に
連なる円筒面部32を備えた球帯状シ−ル体3が該シ−
ル体3の軸方向に形成された中央貫通孔33において嵌
合着座せしめられているとともにシ−ル体3の端面部3
4は上流側排気管1の外周面にその軸線に対して直角に
固着されているフランジ4と接触している。一方、下流
側排気管2の管端部には、シ−ル体3の部分凸球面部3
1に対応する凹球面シ−ル座21を内径部分に備えたフ
ランジ22が排気管2の軸線に対して直角に固着されて
いる。下流側排気管2のフランジ22に形成された挿通
孔23を緩く貫通する一対のボルト5、5が、上流側排
気管1に固着されたフランジ4に螺合されており、各ボ
ルト5の頭部51と下流側排気管2のフランジ22との
間にはそれぞれ押圧コイルバネ6が配置されている。押
圧コイルバネ6の作用により球帯状シ−ル体3の部分凸
球面部31と下流側排気管2の管端部に固着されたフラ
ンジ22の凹球面シ−ル座21とが加圧の下に相互に回
転自在に接触するよう構成されている。
−ル体としては従来、例えば特開昭54−76759号
公報(以下「先行公報」という)に開示されているもの
がある。この先行公報に開示されたシ−ル体は金属細線
を織ったり、編んだりして得られる金網と膨張黒鉛から
成る耐熱シ−ト材とを円筒状に複数回捲回し、これを軸
線方向に圧縮成形して形成されてなるもので、該シ−ル
体は中央に貫通孔を備え、外面に部分凸球面部と該部分
凸球面部に連なる円筒面部とを備えているものである。
そして、このシ−ル体は耐熱性を有し、相手材とのなじ
み性が良好であることからシ−ル性に優れ、また衝撃強
度も著しく改善されているという利点を有している。
−ル体が組み込まれて使用される自動車エンジンの排気
系においては、近年自動車エンジンの高性能化に伴い、
排気ガスの温度が著しく高められ、該排気ガスをエンジ
ン側から大気中に導く排気管自体も必然的に高温(60
0〜800℃)に晒されることになる。この排気ガスの
高温化は耐熱性を備えた前記シ−ル体であっても、直接
的に影響を受け、該シ−ル体の高温酸化という新たに惹
起された問題に直面している。すなわち、前述した図1
4に示す環状部位Q(シ−ル体の円筒面部32に相当す
る部位)は大気中に直接晒されており、当該部位は高温
の酸化雰囲気となっている。したがって、この高温の酸
化雰囲気での使用において、該シ−ル体を構成する膨張
黒鉛が徐々に酸化消失し、シ−ル体の端面部と該端面部
が接触するフランジとのシ−ル面に隙間を生じ、当該隙
間から排気ガスの漏洩を惹起するというシ−ル性の劣化
の問題が生じるのである。この問題は該シ−ル体が組込
まれる球面管継手がエンジン側に接近すればするほど該
シ−ル体の酸化消失の進行は促進される。本発明は、上
記実情に鑑みなされたもので、先行技術のシ−ル体の利
点を有効に利用し、該シ−ル体の酸化消失を極力抑える
ことのできるシ−ル体を得ることを目的とするものであ
る。
は、膨張黒鉛から成る耐熱材又は該耐熱材と金属金網若
しくはエキスパンドメタルから成る補強材との圧縮成形
物から成り、中央に貫通孔を備え、部分凸球面部と該部
分凸球面部に連なる円筒面部と該円筒面部の端部に端面
部を備えたシ−ル体母体の少なくとも円筒面部には高温
酸化に対する金属保護体がその外表面を露出させ、かつ
該シ−ル体母体の端面部と面一にして一体に埋設されて
なる球帯状シ−ル体によって達成される。
体は円筒体からなり、該金属保護体はシ−ル体母体の円
筒面部にその外表面を露出させ、かつ端部を該シ−ル体
母体の端面部と面一にして一体に埋設されている。ま
た、金属保護体は円筒部と該円筒部の一方の端部に内方
に延設された環状鍔部とを備えており、該金属保護体
は、その円筒部が該シ−ル体母体の円筒面部に埋設さ
れ、その環状鍔部が該シ−ル体母体の端面部の一部に該
端面部と面一にして一体に埋設されて配されているとと
もに該金属保護体の円筒部及び環状鍔部の外表面は外部
に露出している。さらに、金属保護体は円筒部と該円筒
部の一方の端部に内方に延設された環状鍔部と該鍔部の
周縁に軸方向に突出する円筒突出部とを備えており、該
金属保護体は、その円筒部が該シ−ル体母体の円筒面部
に埋設され、その環状鍔部が該シ−ル体母体の端面部の
一部に該端面部と面一にして埋設され、その円筒突出部
が該端面部から該シ−ル体母体内に埋設されて当該シ−
ル体母体と一体化されており、該金属保護体の円筒部及
び環状鍔部の外表面は外部に露出している。さらにま
た、金属保護体は外円筒部と該外円筒部の一方の端部に
内方に延設された環状鍔部と該環状鍔部の周縁に軸方向
に延設された内円筒部とを備えており、該金属保護体
は、その外円筒部が該シ−ル体母体の円筒面部に埋設さ
れ、その環状鍔部が該シ−ル体母体の端面部を被冠し、
その内円筒部が該シ−ル体母体の貫通孔と面一にして該
貫通孔に埋設されて配されており、該金属保護体の外円
筒部及び環状鍔部の外表面は外部に露出している。
分凸球面部及び円筒面部の表面には耐熱材が露出してお
り、該部分凸球面部の表面は相手材との摺接面となる。
また他の例では、シ−ル体母体の部分凸球面部の表面は
補強材で補強されているとともに、該部分凸球面部の表
面は耐熱材と補強材とが混在一体となった平滑な面に形
成されており、該部分凸球面部の表面は相手材との摺接
面となる。さらに、シ−ル体母体は中央の貫通孔から外
面にかけて耐熱材と補強材とが相互に絡み合って強固に
一体化されているとともに部分凸球面部の表面は該耐熱
材から成る平滑な面に、あるいは該耐熱材と補強材とが
混在した平滑な面に形成されており、該部分凸球面部の
表面は相手材との摺接面となる。
ルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金、耐熱鋼、
ステンレス鋼から成る厚さ0.1〜1.0mmの箔また
はシ−トから選択されたものが好ましい。
昭44−33966号公報に開示されている米国ユニオ
ンカ−バイド社製の「グラフォイル(商品名)」あるい
は日本カ−ボン社製の「ニカフィルム(商品名)」など
厚さ0.3〜1.0mmのシ−ト状のものが使用されて
好適である。
のSUS304、SUS316、フェライト系のSUS
430などのステンレス鋼線あるいは鉄または亜鉛メッ
キ鉄線(JIS−G−3532)、また銅系として銅−
ニッケル合金(白銅)、銅−ニッケル−亜鉛合金(洋
白)、黄銅、ベリリウム銅から成る線材を織ったり、編
んだりして形成される金網(金属メッシュ)、あるいは
金属薄板に切れ目を入れ、この切れ目を拡開して規則正
しい網目列が形成された、所謂エキスパンドメタルが使
用されるとよい。該金網を形成する金属細線の線径は
0.10〜0.32mm程度のものが使用され、該金網
の網目は3〜6mm程度のものが使用されて好適であ
る。また、エキスパンドメタルを形成する金属薄板の厚
さは0.1〜0.5mm程度のもので、該エキスパンド
メタルの網目は前記金網の網目と同様3〜6mm程度の
ものが使用されて好適である。
継手に組込まれた際に大気中に露出されるシ−ル体母体
外面の少なくとも円筒面部に一体に埋設された金属保護
体が高温の酸化雰囲気に対し保護体の作用をなし、該シ
−ル体の大気中に露出される部位の酸化消失を極力抑え
る。以下、本発明を図に示す好ましい実施例に基づいて
更に詳細に説明する。
シ−ル体母体を膨脹黒鉛から成る耐熱材で形成したもの
である。
膨脹黒鉛から成る耐熱材Aの圧縮成形物から成り、中央
に貫通孔201を備え、外面に部分凸球面部202と該
部分凸球面部202に連なる円筒面部203と該円筒面
部203の端部に端面部204とを備えたシ−ル体母体
200と、該シ−ル体母体の円筒面部203に、外面を
露出させ、かつ該端面部204と面一にして一体に埋設
された円筒体から成る金属保護体300とで構成されて
いる。
の実施例を示すもので、該金属保護体300は円筒部3
01と該円筒部301の一方の端部に内方に延設された
環状鍔部302とを備えており、該金属保護体300
は、円筒部301が該シ−ル体母体200の円筒面部2
03に埋設され、環状鍔部302がシ−ル体母体の端面
部204の一部に該端面部204と面一にして一体に埋
設されており、該金属保護体300の円筒部301及び
環状鍔部302の外表面は外部(大気中)に露出してい
る。この円筒部301と環状鍔部302とを備えた金属
保護体300は該シ−ル体母体の円筒面部203と端面
部204との環状エッジ部を完全に覆うので、円筒面部
203の酸化消失に対する保護作用が高められる。
らに他の実施例を示すもので、該金属保護体300は円
筒部301と該円筒部301の一方の端部に内方に延設
された環状鍔部302と該鍔部の端部に軸方向に延設さ
れた円筒突出部303とを備えており、該金属保護体3
00は、円筒部301が該シ−ル体母材の円筒面部20
3に埋設され、環状鍔部302が端面部204の一部に
該端面部204と面一にして該端面部204に埋設され
ているとともに円筒突出部303が該シ−ル体母体内に
埋設されてシ−ル体母体と一体化されており、該金属保
護体300の円筒部301および環状鍔部302の外表
面は外部(大気中)に露出している。この環状鍔部30
2の端部に内方に延設された円筒突出部303を形成す
ることにより、該金属保護体300のシ−ル体母体20
0への一体化がより高められる。
らに他の実施例を示すもので、該金属保護体300は外
円筒部304と該外円筒部304の一方の端部に内方に
延設された環状鍔部305と該鍔部の端部に軸方向に延
設された内円筒部306とを備えており、該金属保護体
300は外円筒部304が該シ−ル体母体の円筒面部2
03に埋設され、環状鍔部305が該シ−ル体母体の端
面部204の表面を被冠するとともに内円筒部306が
該シ−ル体母体の貫通孔201と面一にして該貫通孔2
01に埋設されており、該金属保護体300の外円筒部
304及び環状鍔部305の外表面は外部(大気中)に
露出している。この環状鍔部305によりシ−ル体母体
200の端面部204を完全に被冠することにより、円
筒面部203の酸化消失に対する保護作用がより一層高
められる。
を排気管の球面管継手に組込んだ状態を示すもので、上
流側排気管1の管端部外周面に球帯状シ−ル体100が
該シ−ル体の軸方向に形成された中央貫通孔201にお
いて嵌合着座せしめられているとともに該シ−ル体の端
面部204は該上流側排気管1の外周面にその軸線に対
して直角に固着されているフランジ4と接触して配置さ
れている。該シ−ル体100の部分凸球面部202には
下流側排気管2の管端部に形成されたフランジ22の凹
球面シ−ル座21が摺接せしめられ、該下流側排気管2
のフランジ22に形成された挿通孔23を緩く貫通する
一対のボルト5、5が、上流側排気管1に固定されたフ
ランジ4に螺合され、各ボルト5の頭部51と下流側排
気管2のフランジ22との間に配置されてた押圧コイル
バネ6の作用により球帯状シ−ル体100の部分凸球面
部202と下流側排気管2の管端部に固着されたフラン
ジ22の凹球面シ−ル座21とが加圧の下に相互に回転
自在に接触するよう構成されている。
て、大気中に露出する該シ−ル体の円筒面部203には
金属保護体300が埋設固定されており、該円筒面部2
03は高温の酸化雰囲気に対し該保護体300によって
保護されているので、当該円筒面部の酸化消失は極力避
けられる。球帯状シ−ル体100として図2、図3及び
図4に示したシ−ル体を使用すれば、円筒面部の酸化消
失に対する保護作用がより一層高められる。
おけるシ−ル体母体の他の実施例を示すものである。す
なわち、図6及至図9に示すシ−ル体母体200は膨脹
黒鉛から成る耐熱材Aと金属金網からなる補強材Bとの
圧縮成形物から成り、部分凸球面部202と該部分凸球
面部202に連なる円筒面部203の表面は補強材Bで
補強されているとともに該部分凸球面部202の表面は
耐熱材Aと補強材Bとが混在一体となった平滑な面に形
成されているものである。
ル体母体200と、図1に示す金属保護体300とから
形成されている。図7に示す球帯状シ−ル体100は、
シ−ル体母体200と、図2に示す金属保護体300と
から形成されている。図8に示す球帯状シ−ル体100
は、シ−ル体母体200と、図3に示す金属保護体30
0とからなる。図9に示す球帯状シ−ル体100は、シ
−ル体母体200と、図4に示す金属保護体300とか
らなる。
るシ−ル体母体の他の実施例を示すものである。すなわ
ち、図10乃至図13に示すシ−ル体母体200は中央
の貫通孔201から外面にかけて耐熱材Aと補強材Bと
が相互に絡み合って強固に一体化されているとともに部
分凸球面部202の表面は該耐熱材Aから成る平滑な面
に形成されているものである。
−ル体母体200と図1に示す金属保護体300とから
形成されている。図11に示す球帯状シ−ル体100
は、シ−ル体母体200と図2に示す金属保護体300
とからなる。図12に示す球帯状シ−ル体100は、シ
−ル体母体200と図3に示す金属保護体300とから
なる。図13に示す球帯状シ−ル体100は、シ−ル体
母体200と図4に示す金属保護体300とからなる。
ル体100において、シ−ル体母体200として、中央
の貫通孔201から外面にかけて耐熱材Aと補強材Bと
が相互に絡み合って強固に一体化されているとともに部
分凸球面部202の表面は耐熱材Aと補強材Bとが混在
一体となった平滑な面に形成されているものを使用する
こともできる。
ら成る耐熱材、又は該耐熱材と金属金網若しくはエキス
パンドメタルから成る補強材との圧縮成形物から成り、
中央に貫通孔を備え、部分凸球面部と該部分凸球面部に
連なる円筒面部と該円筒面部の端部に端面部を備えたシ
−ル体母体の少なくとも円筒面部には高温酸化に対する
金属保護体がその外表面を外部に露出させ、かつ該シ−
ル体母体の端面部と面一にして一体に埋設されており、
当該シ−ル体が排気管の球面管継手に組込まれた状態で
は高温の酸化性雰囲気に晒される少なくとも円筒面部の
外面が金属保護体によって保護されているので、該円筒
面部の酸化消失、ひいては該円筒面部につらなりシ−ル
面を形成する端面部の酸化消失を極力避けることができ
る。その結果、酸化消失に起因する球帯状シ−ル体のシ
−ル性の低下を生じることなく、高温の酸化性雰囲気と
いう極めて過酷な条件下においても使用を可能とする。
図である。
面図である。
面図である。
面図である。
手に組込んだ状態を示す断面図である。
面図である。
面図である。
面図である。
面図である。
断面図である。
断面図である。
断面図である。
断面図である。
手の従来技術を示す一部断面図である。
Claims (15)
- 【請求項1】 膨脹黒鉛から成る耐熱材又は該耐熱材と
金属金網若しくはエキスパンドメタルから成る補強材と
の圧縮成形物から成り、中央に貫通孔を備え、部分凸球
面部と該部分凸球面部に連なる円筒面部と該円筒面部の
端部に端面部とを備えたシール体母体の少なくとも円筒
面部には高温酸化に対する金属保護体がその外表面を外
部に露出させ、かつ該シール体母体の端面部と面一にし
て一体に埋設されており、金属保護体は円筒部と該円筒
部の一方の端部に内方に延設された環状鍔部とを備えて
おり、該金属保護体は、その円筒部が該シール体母体の
円筒面部に埋設され、その環状鍔部が該シール体母体の
端面部の一部に該端面部と面一にして一体に埋設されて
配されているとともに該金属保護体の円筒部及び環状鍔
部の外表面は外部に露出していることを特徴とする球帯
状シール体。 - 【請求項2】 膨脹黒鉛から成る耐熱材又は該耐熱材と
金属金網若しくはエキスパンドメタルから成る補強材と
の圧縮成形物から成り、中央に貫通孔を備え、部分凸球
面部と該部分凸球面部に連なる円筒面部と該円筒面部の
端部に端面部とを備えたシール体母体の少なくとも円筒
面部には高温酸化に対する金属保護体がその外表面を外
部に露出させ、かつ該シール体母体の端面部と面一にし
て一体に埋設されており、金属保護体は円筒部と該円筒
部の一方の端部に内方に延設された環状鍔部と該鍔部の
周縁に軸方向に突出する円筒突出部とを備えており、該
金属保護体は、その円筒部が該シール体母体の円筒面部
に埋設され、その環状鍔部が該シール体母体の端面部の
一部に該端面部と面一にして埋設され、その円筒突出部
が該端面部から該シール体母体内に埋設されて当該シー
ル体母体と一体化されており、該金属保護体の円筒部及
び環状鍔部の外表面は外部に露出していることを特徴と
する球帯状シール体。 - 【請求項3】 膨脹黒鉛から成る耐熱材又は該耐熱材と
金属金網若しくはエキスパンドメタルから成る補強材と
の圧縮成形物から成り、中央に貫通孔を備え、部分凸球
面部と該部分凸球面部に連なる円筒面部と該円筒面部の
端部に端面部とを備えたシール体母体の少なくとも円筒
面部には高温酸化に対する金属保護体がその外表面を外
部に露出させ、かつ該シール体母体の端面部と面一にし
て一体に埋設されており、金属保護体は外円筒部と該外
円筒部の一方の端部に内方に延設された環状鍔部と該環
状鍔部の周縁に軸方向に延設された内円筒部とを備えて
おり、該金属保護体は、その外円筒部が該シール体母材
の円筒部に埋設され、その環状鍔部が該シール体母体の
端面部を被冠し、その内円筒部が該シール体母体の貫通
孔と面一にして該貫通孔に埋設されて配されており、該
金属保護体の外円筒部及び環状鍔部の外表面は外部に露
出していることを特徴とする球帯状シール体。 - 【請求項4】 シール体母体の部分凸球面部及び円筒面
部の表面は耐熱材が露出している請求項1から3のいず
れか一項に記載の球帯状シール体。 - 【請求項5】 シール体母体の部分凸球面部及び円筒面
部の表面は補強材で補強されているとともに、該部分凸
球面部の表面は耐熱材と補強材とが混在一体となった平
滑な面に形成されている請求項1から3のいずれか一項
に記載の球帯状シール体。 - 【請求項6】 シール体母体は中央の貫通孔から外面に
かけて耐熱材と補強材とが相互に絡み合って強固に一体
化されているとともに部分凸球面部の表面は該耐熱材か
ら成る平滑な面に形成されている請求項1から3のいず
れか一項に記載の球帯状シール体。 - 【請求項7】 シール体母体は中央の貫通孔から外面に
かけて耐熱材と補強材とが相互に絡み合って強固に一体
化されているとともに部分凸球面部の表面は該耐熱材と
補強材とが混在した平滑な面に形成されている請求項1
から3のいずれか一項に記載の球帯状シール体。 - 【請求項8】 金属保護体はアルミニウム、アルミニウ
ム合金、銅、銅合金、耐熱鋼、ステンレス鋼の箔または
シートから選択される請求項1から7のいずれか一項に
記載の球帯状シール体。 - 【請求項9】 膨脹黒鉛から成る耐熱材又は該耐熱材と
金属金網若しくはエキスパンドメタルから成る補強材と
の圧縮成形物から成り、中央に貫通孔を備え、部分凸球
面部と該部分凸球面部に連なる円筒面部と該円筒面部の
端部に端面部とを備えたシール体母体の少なくとも円筒
面部には高温酸化に対する金属保護体がその外表面を外
部に露出させ、かつ該シール体母体の端面部と面一にし
て一体に埋設されており、シール体母体の部分凸球面部
及び円筒面部の表面は耐熱材が 露出していることを特徴
とする球帯状シール体。 - 【請求項10】 膨脹黒鉛から成る耐熱材又は該耐熱材
と金属金網若しくはエキスパンドメタルから成る補強材
との圧縮成形物から成り、中央に貫通孔を備え、部分凸
球面部と該部分凸球面部に連なる円筒面部と該円筒面部
の端部に端面部とを備えたシール体母体の少なくとも円
筒面部には高温酸化に対する金属保護体がその外表面を
外部に露出させ、かつ該シール体母体の端面部と面一に
して一体に埋設されており、シール体母体の部分凸球面
部及び円筒面部の表面は補強材で補強されているととも
に、該部分凸球面部の表面は耐熱材と補強材とが混在一
体となった平滑な面に形成されていることを特徴とする
球帯状シール体。 - 【請求項11】 膨脹黒鉛から成る耐熱材又は該耐熱材
と金属金網若しくはエキスパンドメタルから成る補強材
との圧縮成形物から成り、中央に貫通孔を備え、部分凸
球面部と該部分凸球面部に連なる円筒面部と該円筒面部
の端部に端面部とを備えたシール体母体の少なくとも円
筒面部には高温酸化に対する金属保護体がその外表面を
外部に露出させ、かつ該シール体母体の端面部と面一に
して一体に埋設されており、シール体母体は中央の貫通
孔から外面にかけて耐熱材と補強材とが相互に絡み合っ
て強固に一体化されているとともに部分凸球面部の表面
は該耐熱材から成る平滑な面に形成されていることを特
徴とする球帯状シール体。 - 【請求項12】 膨脹黒鉛から成る耐熱材又は該耐熱材
と金属金網若しくはエキスパンドメタルから成る補強材
との圧縮成形物から成り、中央に貫通孔を備え、部分凸
球面部と該部分凸球面部に連なる円筒面部と該円筒面部
の端部に端面部とを備えたシール体母体の少なくとも円
筒面部には高温酸化に対する金属保護体がその外表面を
外部に露出させ、かつ該シール体母体の端面部と面一に
して一体に埋設されており、シール体母体は中央の貫通
孔から外面にかけて耐熱材と補強材とが相互に絡み合っ
て強固に一体化されているとともに部分凸球面部の表面
は該耐熱材と補強材とが混在した平滑な面に形成されて
いることを特徴とする球帯状シール体。 - 【請求項13】 金属保護体はアルミニウム、アルミニ
ウム合金、銅、銅合金、耐熱鋼、ステンレス鋼の箔また
はシートから選択される請求項9から12の いずれか一
項に記載の球帯状シール体。 - 【請求項14】 膨脹黒鉛から成る耐熱材又は該耐熱材
と金属金網若しくはエキスパンドメタルから成る補強材
との圧縮成形物から成り、中央に貫通孔を備え、部分凸
球面部と該部分凸球面部に連なる円筒面部と該円筒面部
の端部に端面部とを備えたシール体母体の少なくとも円
筒面部には高温酸化に対する金属保護体がその外表面を
外部に露出させ、かつ該シール体母体の端面部と面一に
して一体に埋設されており、金属保護体はアルミニウ
ム、アルミニウム合金、銅、銅合金、耐熱鋼、ステンレ
ス鋼の箔またはシートから選択されることを特徴とする
球帯状シール体。 - 【請求項15】 金属保護体は円筒体からなり、該金属
保護体は該シール体母体の円筒面部にその外表面を露出
させ、かつ端部を該シール体母体の端面部と面一にして
一体に埋設されている請求項9から14のいずれか一項
に記載の球帯状シール体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30871993A JP3430594B2 (ja) | 1993-11-15 | 1993-11-15 | 球帯状シール体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30871993A JP3430594B2 (ja) | 1993-11-15 | 1993-11-15 | 球帯状シール体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07139673A JPH07139673A (ja) | 1995-05-30 |
JP3430594B2 true JP3430594B2 (ja) | 2003-07-28 |
Family
ID=17984463
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30871993A Expired - Fee Related JP3430594B2 (ja) | 1993-11-15 | 1993-11-15 | 球帯状シール体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3430594B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5978989B2 (ja) | 2012-12-27 | 2016-08-24 | オイレス工業株式会社 | 球帯状シール体 |
JP6286309B2 (ja) * | 2014-07-25 | 2018-02-28 | 日本ピラー工業株式会社 | ガスケット |
-
1993
- 1993-11-15 JP JP30871993A patent/JP3430594B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07139673A (ja) | 1995-05-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA1256807A (en) | Exhaust muffler for a motor vehicle or the like | |
US5449500A (en) | Barrier strip for a support mat in a catalytic converter | |
EP0857863B1 (en) | Spherical annular seal member and method of manufacturing the same | |
JP4216412B2 (ja) | パッキン材料およびそれを用いたパッキン | |
CA2006557A1 (en) | Articulated tube connection, in particular for the exhaust pipework of a motor vehicle | |
JP3430594B2 (ja) | 球帯状シール体 | |
JPS6035523B2 (ja) | 触媒担体の支承装置 | |
EP1610041B1 (en) | Ring-shaped metal gasket | |
CA2234740C (en) | High recovery combustion seal gasket | |
MXPA03003324A (es) | Junta circular de brida de tubo de escape. | |
JPH07305771A (ja) | シリンダ・ヘッド・ガスケットとその環状保持環 及び多重密封システム | |
US6106961A (en) | Sliding sheet material for high-temperature use and packing | |
JP2819868B2 (ja) | 排気管用フレキシブルパイプ装置 | |
JP5120995B2 (ja) | 球帯状シール体及びその製造方法 | |
JPS59229037A (ja) | 排気マニホ−ルド用ガスケツト | |
EP0640782A1 (en) | Exhaust tube gasket for internal combustion engine | |
JP2598461Y2 (ja) | 自動車用排気管継手 | |
JP3417120B2 (ja) | 自動車排気管用可撓性継手 | |
JPH0547336U (ja) | 球面排気管継手 | |
JPH0584811B2 (ja) | ||
JPS6040947Y2 (ja) | 球面管継手用シ−ル材 | |
JP4222530B2 (ja) | コルゲイト管用シールパッキン | |
JP3683647B2 (ja) | 高温用摺動シート材 | |
KR100492081B1 (ko) | 자동차 배기관용 플렉시블 튜브 | |
JPS6313381Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080523 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090523 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100523 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120523 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120523 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130523 Year of fee payment: 10 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |