JP3429291B2 - プロジェクションディスプレイ装置のプロジェクションレンズ - Google Patents

プロジェクションディスプレイ装置のプロジェクションレンズ

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JP3429291B2
JP3429291B2 JP2001332245A JP2001332245A JP3429291B2 JP 3429291 B2 JP3429291 B2 JP 3429291B2 JP 2001332245 A JP2001332245 A JP 2001332245A JP 2001332245 A JP2001332245 A JP 2001332245A JP 3429291 B2 JP3429291 B2 JP 3429291B2
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金東河
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロジェクション
ディスプレイ装置に関するもので、特に、60度以上の
画角を有し、プロジェクションTV(又はモニタ)を薄
くし、長い後面焦点距離を確保して色分離/合成用の光
学部品の配置を容易にしつつ、テレセントリック(Tele
centric)設計をして、色分離/合成用の光学部品の性
能が高く維持されるようにし、縦色収差を減少させるよ
うにしたプロジェクションディスプレイ装置のプロジェ
クションレンズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、現代人は、個人的に余暇やレ
クリエーションを楽しもうという指向が強く、個人の自
由空間で映画やその他の映像物を視聴しようという指向
が強まっている。このような指向に応じて、映像のディ
スプレイ装置等の画面又はスクリーンが大型化される趨
勢にある。
【0003】このような画面又はスクリーンの大型化の
趨勢に合せて、最近、開発された技術が映写機の概念が
導入されたプロジェクション技術を利用したデータプロ
ジェクタ、プロジェクション・テレビ、プロジェクショ
ンモニタ等であって、これに使われるプロジェクション
ディスプレイ装置を図1を参照して説明すると、次のと
おりである。
【0004】そして、最近、ディスプレイが大型化され
るのに伴って、プロジェクション方法を利用してディス
プレイシステムを構成する背面投射型TV(又はモニ
タ)の開発が活発になっている。背面投射型TV(又は
モニタ)は、画面の大型化だけでなく、厚さの最薄化な
どを含んだシステムの最小化、最小画素数の増加と光量
増加、照明の均一度の増加などに伴う高画質化が要求さ
れている。
【0005】図1において、参照符号11は、超高圧水
銀ランプ(Light source)である光源であり、12は反
射鏡であり、13はイルミネーションオプティック(il
lumination optic)である。また、参照符号21は偏光
ビームスプリッタ(Polarized Beam Splitter, PBS)
で、22は反射型光バルブ(imager)であり、31はプ
ロジェクションレンズで、32はスクリーンである。
【0006】超高圧水銀ランプ11は、プロジェクショ
ンディスプレイ装置の光源として、超高圧水銀ランプ1
1で出る光の量によってプロジェクションディスプレイ
装置の明るさが決まる。
【0007】超高圧水銀ランプ11からの光は、反射鏡
12から反射され、イルミネーションオプティック13
を通過するようになる。イルミネーションオプティック
13は、超高圧水銀ランプ11からの光を均一で平行光
に近くなるようにし、最大限の効率を有し、光バルブ2
2に集束されるようにする。このとき、使われるイルミ
ネーションオプティック13は、光トンネル(Light tu
nnel)、光パイプ(light pipe)又はフライアイレンズ
(Fly-eye lens)を使用する。
【0008】ここで、光パイプを使用する理由は、ラン
プから出る光において、広義のインテンシティ(intens
ity)が均一でなく、光軸方向での光の強度は強く、光
軸で遠ざかるほど光の強度はますます弱くなるためであ
る。こうした光がLCDに反射されて出てくると、スク
リーンでイメージの明るさが均一でなくなる。従って、
ランプから出る均一でない光を可能な限り最大限に均一
化させるため、光パイプを使用する。
【0009】偏光ビームスプリッタ21を通過して反射
型光バルブ22に入射される光は、光バルブ(imager)
信号によって変調されて、バックプレーン(back plai
n)で反射される。そして、プロジェクションレンズ3
1によりスクリーン32で拡大投射される。
【0010】このとき、使用されるプロジェクションレ
ンズ31は、プロジェクション・テレビ又はモニタの厚
さを最薄化するため、非常に短い投射距離が必要とされ
る。即ち、画角(Field of View)の大きいプロジェク
ションレンズが要求されるようになるのである。また、
最小の画素数の増加と光バルブにおける全体の有効であ
る大きさの減少で高い分解能を有する高性能プロジェク
ションレンズが要求されている。プロジェクションシス
テムの光量と照明の均一度は、照明系の性能に大きく左
右されるが、照明系の性能に合せて比較的低いFナンバ
ー(f/3.5以下)と高い周辺光量比(80%以上)
を有するプロジェクションレンズが必要になる。
【0011】また、プロジェクションディスプレイ装置
は、照明光を生成する照明系の光経路とプロジェクショ
ンレンズ31の光経路の軸を変更するため、又は色分離
/合成のため、偏光プリズムや色フィルタをプロジェク
ションレンズと光バルブとの間に配置する。こうした光
部品の配置でプロジェクションレンズは、充分に長い後
面焦点距離を設けなければならない。
【0012】さらに、偏光プリズムや色フィルタなど
は、光学コーティングで性能を具現するが、こうした光
学コーティングは、入射面と入射光がなす角に従って性
能の変化が大きい。
【0013】従って、こうした光部品に入射する各フィ
ールドの主光線の入射角が光バルブに垂直に入射される
ようにしてはじめて、各フィールド別の光学性能の低下
が防止できる。このような条件を満足させるためには、
プロジェクションレンズがテレセントリックしなければ
ならない。
【0014】プロジェクションレンズ31の縦色収差
は、プロジェクションディスプレイ装置でR,G,B3
色のミスコンバージェンス(Misconvergence)で示され
るようになるが、このようなミスコンバージェンスが大
きくなると、1つの白い線がR,G,B3線の区別が可
能となる。即ち、ミスコンバージェンスが大きければ、
画質が低下する問題を発生させる。文字を多く表示する
モニタ用として使用する場合は、このようなミスコンバ
ージェンス問題は深刻であって、結局、プロジェクショ
ンレンズが縦色収差をたいへん小さくするように具現し
なければならない。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来では、こ
のようなプロジェクションディスプレイ装置でプロジェ
クションレンズが満足させなければならない性能をすべ
て満足できるレンズは具現されていなかった。
【0016】また、プロジェクションディスプレイ装置
でプロジェクションレンズが満足させなければならない
性能のうち、どれか1つの性能を満足したり、部分的な
性能を満足したりするプロジェクションレンズは、比較
的容易に具現が可能であるが、あらゆる性能を満足する
ことのできるプロジェクションレンズの具現は難しい。
特に、60度以上の広角の画角を有し、後面焦点距離が
長いながらもテレセントリックなプロジェクションレン
ズが理想の様々な性能を満足するほど、具現するのは容
易ではない、という問題があった。
【0017】本発明は上記のような従来技術の問題点を
解決するためになされたもので、その目的は、大画面、
最小の厚さ、高画質プロジェクションシステムに必要な
性能条件を満足させながらも、長い後面焦点距離を有し
て広角のテレセントリックプロジェクションレンズを具
現できるプロジェクションディスプレイ装置のプロジェ
クションレンズを提供することにある。
【0018】また、本発明の他の目的は、60度以上の
画角を有し、プロジェクション・テレビ(又はモニタ)
を薄くし、長い後面焦点距離を確保して、色分離/合成
用光学部品の配置を容易にしつつ、テレセントリック設
計をして色分離/合成用光学部品の性能が高く維持され
るようにして縦色収差を減少させることができるプロジ
ェクションディスプレイ装置のプロジェクションレンズ
を提供することにある。
【0019】加えて、本発明の他の目的は、画角(Fiel
d of view)が60度以上で、BFL/F>2.8を満
足させて後面焦点距離が充分に長くなるようにしつつ、
各フィールド(Field)の主光線が物体面に垂直入射す
るテレセントリック(Telecentric)を満足し、光バル
ブの最小画素によって決まるナイキスト周波数(Nyquis
t frequency)でMTF(Modulation Transfer Functio
n)が最外角フィールドでも40%以上になる高分解能
を有し、歪曲収差(Distortion)が1%以内で色倍率が
小さく、画面全体の均一な明るさのため周辺の光量比が
85%以上であるプロジェクションレンズを具現できる
プロジェクションディスプレイ装置のプロジェクション
レンズを提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は、光源、照明光学系、光バルブ、色分離/合成系、
プロジェクションレンズを具備したプロジェクションデ
ィスプレイ装置において、前記プロジェクションディス
プレイ装置のスクリーン側から最初のネガティブパワー
を有する第1レンズ群と、ポジティブパワーを有する第
2レンズ群と、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群と
の間に開口絞りを位置させ、前記第1レンズ群の有効焦
点距離をf1、前記第2レンズ群の有効焦点距離をf
2、全体レンズの有効焦点距離をf、後面焦点距離をb
fl、2つのレンズ群間の距離をdとするとき、次の条
件、 (1)−5.4< d/f1 <−0.2 (2) 0.4< d/f2 < 5.1 (3) 2.8< bfl/f < 7.8 を満足させるようにし、前記第1レンズ群は、少なくと
も1つ以上の非球面レンズエレメントと少なくとも3以
上の球面レンズエレメントを含み、前記第1レンズ群の
スクリーン反対側の最端にあるレンズエレメントはポジ
ティブパワーを有するようにし、前記第2レンズ群は、
3個のレンズエレメントの接合からなる3接合レンズを
含み、前記3接合レンズからスクリーン反対側に少なく
とも1つ以上のポジティブパワーを有するレンズエレメ
ントを含み、前記プロジェクションレンズを構成するこ
とを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、前記のような本発明のプロ
ジェクションディスプレイ装置におけるプロジェクショ
ンレンズの技術的思想に伴う一実施形態を、図面を参照
して説明すると、次のとおりである。
【0022】図2は、本発明によるプロジェクションデ
ィスプレイ装置のプロジェクションレンズの一実施形態
を示した図面で、図6は本発明によるプロジェクション
ディスプレイ装置のプロジェクションレンズの他の実施
形態を示した図面である。
【0023】これに示したとおり、光源11、照明光学
系13、光バルブ(imager)22、色分離/合成系2
1、プロジェクションレンズ31を具備したプロジェク
ションディスプレイ装置において、前記プロジェクショ
ンディスプレイ装置のスクリーン側から始まり、ネガテ
ィブパワーを有する第1レンズ群G1と、ポジティブパ
ワーを有する第2レンズ群G2と、前記第1レンズ群G
1と前記第2レンズ群G2との間に開口絞り(Aperture
Stop)を位置させ、前記第1レンズ群G1の有効焦点
距離をf1、前記第2レンズ群G2の有効焦点距離をf
2、全体レンズの有効焦点距離をf、後面焦点距離をb
fl、2つのレンズ群間の距離をdとするとき、次の条
件、 (1)−5.4< d/f1 <−0.2 (2) 0.4< d/f2 < 5.1 (3) 2.8< bfl/f < 7.8 を満足させるようにし、前記第1レンズ群G1は、少な
くとも1つ以上の非球面レンズエレメント(lens eleme
nt)と少なくとも3つ以上の球面レンズエレメントを含
んでいる。前記第1レンズ群G1のスクリーン反対側の
最も端にあるレンズエレメントは、ポジティブパワー
(Positive power)を持つようにしている。前記第2レ
ンズ群G2は、3個のレンズエレメントの接合からなる
3接合レンズ(Cemented Triplet Lens)を含み、前記
3接合レンズからスクリーン反対側に少なくとも1つ以
上のポジティブパワーを有するレンズエレメントを含ん
で前記プロジェクションレンズを構成する。
【0024】前記第1レンズ群G1の非球面レンズエレ
メントは、少なくとも1面以上の非球面になるようにす
る。
【0025】前記第1レンズ群G1の非球面レンズエレ
メントは、スクリーン側から考慮して最も前側に位置さ
せる。
【0026】前記第2レンズ群G2の3接合レンズは、
ポジティブオプティカルパワー(positive optical pow
er)を有するようにする。
【0027】前記第2レンズ群G2の3接合レンズは、
中央のレンズがネガティブオプティカルパワー(negati
ve optical power)を有するようにし、他の2レンズ
は、ポジティブオプティカルパワーを有するようにす
る。
【0028】前記第2レンズ群G2の3接合レンズは、
中央のレンズの屈折率(refractiveindex)Ndcと他
の2レンズの屈折率(refractive index)Ndsが次の
条件、 |Ndc−Nds| > 0.16 を満足させるようにする。
【0029】前記第2レンズ群G2の3接合レンズは、
中央のレンズのアッベ数(Abbe number)Vdcと他の
2レンズのアッベ数(Abbe number)Vdsが次の条
件、 |Vdc−Vds| > 23 を満足させるようにする。
【0030】前記第2レンズ群G2の3接合レンズは、
中央のレンズがポジティブオプティカルパワーを有し、
他の2レンズはネガティブオプティカルパワーを有する
ようにする。
【0031】前記プロジェクションレンズは、前記第1
レンズ群G1と前記第2レンズ群G2との間に反射鏡を
さらに含んで構成し、前記反射鏡は、前記第1レンズ群
と開口絞りとの間に位置するようにして前記反射鏡によ
って前記プロジェクションレンズ内部で光経路を変える
ことができるようにする。
【0032】前記反射鏡は、前記反射鏡の入射主光線と
反射主光線とのなす角度thが次の条件、 45 < th < 90 を満足するようにする。
【0033】前記プロジェクションレンズは、前記プロ
ジェクションレンズ31と前記光バルブ22に多数のプ
リズムを追加で接合させ、前記プロジェクションレンズ
31、前記光バルブ22、多数のプリズムの接合からな
る色分離/合成用プリズムブロックをさらに含んで構成
する。
【0034】前記プリズムブロックは、前記プリズムブ
ロックの屈折率Ndpとアッベ数Vdpが次の条件、 Ndp > 1.64 Vdp < 33.0 を満足させるようにする。
【0035】前記プロジェクションレンズは、1%以下
のディストーション(distortion)を有するようにす
る。
【0036】前記プロジェクションレンズは、84%以
上の周辺光量比を有するようにする。
【0037】前記プロジェクションレンズは、66度以
上の画角を有するようにする。
【0038】前記プロジェクションレンズは、前記第1
レンズ群G1と光バルブ間の距離を固定し、前記第2レ
ンズ群G2を前後に動かし、フォーカシングを調節する
ようにする。
【0039】このように構成された本発明によるプロジ
ェクションディスプレイ装置のプロジェクションレンズ
の動作を図面によって詳細に説明すれば、次のとおりで
ある。
【0040】まず、本発明によるロングバックフォーカ
ルレングス(Long Back Focal Length)を有するワイド
アングルテレセントリックプロジェクションレンズ(Wi
de angle Telecentric Projection Lens)は、光源と照
明光学系、光バルブ(imager)、色分離/合成系、プロ
ジェクションレンズを有するプロジェクションディスプ
レイ装置に使われるプロジェクションレンズとして、多
数の画素で構成された映像表示装置に形成されたイメー
ジ(image)を拡大投射して、大画面高画質の映像を表
現する背面投射型プロジェクション・テレビ(又はモニ
タ)用プロジェクションレンズである。
【0041】そこで、図2のように、ネガティブパワー
(Negative Power)を有するレンズ群G1とポジティブ
パワー(Positive Power)を有するレンズ群G2の2つ
のレンズ群とからなり、レンズ群G1とレンズ群G2と
の間に開口絞り(Aperture Stop)が位置する。G1レ
ンズ群の有効焦点距離をf1、G2レンズ群の有効焦点
距離をf2、全体レンズの有効焦点距離をf、後面焦点
距離をbfl、2つのレンズ群間の距離をdとすると
き、次の条件を満足する。 (1)−5.4< d/f1 <−0.2 (2) 0.4< d/f2 < 5.1 (3) 2.8< bfl/f < 7.8 最初の第1レンズ群G1は、少なくとも1つ以上の非球
面レンズエレメント(lens element)と少なくとも3つ
以上の球面レンズエレメントを含んでいる。第1レンズ
群G1のスクリーン反対側の最も端にあるレンズエレメ
ントは、ポジティブパワー(Positive power)を有す
る。
【0042】第2の第2レンズ群G2は、3個のレンズ
エレメントの接合からなる3接合レンズ(Cemented Tri
plet Lens)を含み、この3接合レンズからスクリーン
反対側に少なくとも1つ以上のポジティブパワーを有す
るレンズエレメントを含まなければならない。
【0043】60度以上の広角の画角を有するようにす
ると、対面湾曲と歪曲収差、縦色収差等、残余収差が余
るようになるのだが、G1レンズ群に1つ以上の少なく
とも1面が非球面であるプラスチック非球面レンズを配
置して対面湾曲収差を満足するほど減らし、歪曲収差を
1%以内に縮める。ここで非球面レンズは、加工時、精
巧に削らなければならないのであって、ガラスを使用す
る場合、毎回削らなければならないが、金型でプラスチ
ックを製作して使用すると、価格帯と作業工程の減少面
で有利である。
【0044】プロジェクションディスプレイ装置は、非
常に高いエネルギの光源を使用するために温度変化が激
しく、外部環境に伴う温度変化も重要視しなければなら
ない。従って、グラスレンズ(Glass lens)に比べて温
度に伴う性能変化が比較的激しいプラスチック非球面レ
ンズは、温度変化の影響を最小化するため、できれば弱
い屈折能を有するようにしなければならない。
【0045】また、レンズ射出時の均一な射出温度及び
圧力を維持するために、中心部と周辺部の厚さ差を最小
化しなければならない。
【0046】こうした条件を満足するために、最初の第
1レンズ群G1の非球面レンズエレメントは、弱いネガ
ティブオプティカルパワー(negative optical power)
又は弱いポジティブオプティカルパワー(positive opt
ical power)を有する。
【0047】このとき、使用した非球面の方程式は、次
の数式1のとおりである。
【数1】
【0048】ここで、zは光軸方向で、yは光軸方向と
垂直である方向であり、Rはレンズ面の半径で、Kはコ
ニック常数であり、A,B,C,Dは非球面係数であ
る。
【0049】一般的にプロジェクションディスプレイ装
置に使われる反射型液晶光バルブ(imager)は、R,
G,Bそれぞれの3原色を表現する3個の光バルブを使
用する。この3個の光バルブのイメージは、色分離/合
成系により合成されてプロジェクションレンズを介して
拡大投射される。このとき、プロジェクションレンズの
縦色収差が大きいと、R,G,Bそれぞれのイメージの
色倍率差によってスクリーン周辺部でのR,G,Bそれ
ぞれのイメージ不一致が発生する。
【0050】従って、本発明によるプロジェクションレ
ンズでは、G2レンズ群に3個のレンズを接合したトリ
プル接合レンズ(Triple Cemented Lens)を使用して縦
色収差を縮めた。
【0051】トリプル接合レンズは、ポジティブオプテ
ィカルパワー(positive optical power)を有してお
り、中央のレンズがネガティブオプティカルパワーを有
し、他の2レンズは、ポジティブオプティカルパワーを
有する。そして、3接合レンズの中央のレンズの屈折率
(refractive index)Ndcと他の2レンズの屈折率
(refractive index)Ndsが次を満足する。 |Ndc−Nds| > 0.16 また、3接合レンズの中央のレンズのアッベ数(Abbe n
umber)Vdcと他の2レンズのアッベ数(Abbe numbe
r)Vdsは、次を満足する。 |Vdc−Vds| > 23 また、G1レンズ群に開口絞り(Aperture Stop)に最
も近いレンズは、量の屈折能を有するように配置して、
G2レンズ群に開口絞りと最も遠いレンズは、量の屈折
能を有するようにした。
【0052】一方、プロジェクションディスプレイ装置
の大きさと厚さを最小化するために、図6のように、プ
ロジェクションレンズの最初のレンズ群G1と第2レン
ズ群G2との間に反射鏡をおいてプロジェクションレン
ズ内部で光経路を変えることができる。即ち、反射鏡
は、第1レンズ群と開口絞りとの間に位置するようにし
てプロジェクションレンズ内部で光経路を変更できるよ
うにする。
【0053】これによって、プロジェクションディスプ
レイ装置の奥行き(Depth)を減らすことができるよう
になる。また、プロジェクションレンズとスクリーンと
の間に2個又は3個の鏡を使用するシステムに比べて調
整が容易だけでなく、信頼性の面でも多くの長所を有し
ている。このとき、鏡の入射主光線と反射主光線がなす
角度thは、次を満足する。 45 < th < 90 また、図6のプロジェクションレンズのように、第1レ
ンズ群G1と第2レンズ群G2との間に反射鏡をおいて
プロジェクションレンズ内部で光経路を変えることがで
きる構造のレンズは、プロジェクションディスプレイ装
置に装着時、フォーカシング(focusing)のため、レン
ズを光軸に沿って前後に動かす場合、スクリーン上でイ
メージの位置が上下に従って動くようになるため、プロ
ジェクションレンズは、レンズ群G2のみを前後に動か
し、フォーカシング調節をすることができる。
【0054】反射型リキッドクリスタル光バルブ(Liqu
id crystal imager)を使用したプロジェクションディ
スプレイ装置は、照明光学系及び色分離/合成系がプロ
ジェクションレンズと光バルブ間に位置する。
【0055】本発明のプロジェクションレンズは、光源
11、照明光学系のイルミネーションオプティック1
3、光バルブ(imager)22、色分離/合成系の偏光ビ
ームスプリッタ21、プロジェクションレンズ31を有
するプロジェクションディスプレイ装置に使われてプロ
ジェクションディスプレイ装置のスクリーン側から最初
のネガティブパワー(Negative Power)を有するレンズ
群G1とポジティブパワー(Positive Power)を有する
レンズ群G2の2つのレンズ群と多数のプリズム(Pris
m)の接合で構成される色分離/合成用プリズムブロッ
クとから構成されている。
【0056】そのため、プロジェクションレンズの設計
時から色分離/合成用プリズムブロックを考慮して、プ
ロジェクションレンズの設計がなされなければならな
い。一般的に、プリズムブロックの屈折率が高くなるほ
ど、バックフォーカルレングス(Back Focal Length)
の長さを縮める効果があるため、プロジェクションレン
ズの大きさを小さくすることができる。従って、球面収
差及び軸外収差(Off-axial aberrations)を補正する
のが容易になる。また、波長別の屈折率の差が少ない低
分散グラス(Glass)材質のプリズムブロックを使用す
ることによって、R,G,Bそれぞれの3原色を表現す
る3個の光バルブであることに起因するプロジェクショ
ンレンズの縦色収差を縮めることができ、これに伴い
R,G,Bそれぞれのイメージの色倍率の補正に有利で
ある。
【0057】従って、本発明によるプロジェクションレ
ンズの色分離/合成用プリズムブロックのリフラックテ
ィブインデックス(refractive index)Ndpとアッベ
数(Abbe number)Vdpは、次を満足する。 Ndp > 1.64 Vdp < 33.0 3個の光バルブを利用するプロジェクションディスプレ
イ装置の場合は、R,G,Bそれぞれのパネル(Panne
l)が互いに独立的であるために、各波長別バックフォ
ーカルレングス(back focal length)の距離が互いに
他のズームレンズ(zooming lens)デザインを実行す
る。これによって、色倍率とMTF性能を改善すること
ができた。
【0058】以上の条件を満足するプロジェクションレ
ンズの実施形態を挙げるとすれば、次のとおりである。
【0059】表1は、図2に対する第1実施形態を示し
た表で、図3は、表1の第1実施形態によるMTFの分
析結果を示すグラフである。
【表1】
【0060】そこで、第1実施形態は、画角80度と全
体レンズの有効焦点距離F=11.499、G1レンズ
群の有効焦点距離F1=−69.06、G2レンズ群の
有効焦点距離F2=57.23、後面焦点距離BFL=
54.55で60度以上の広角の画角とBFL/F=
4.7の長い後面焦点距離、最外角フィールドの主光線
が光バルブ面に垂直に入射するテレセントリック条件を
満足する。
【0061】表1で、面27の厚さは、それぞれのR,
G,B3色のパネルと色分離/合成のため光部品までの
距離を3個のズーム位置をおいて各々5.002mm、
5.0mm、5.0205mmにした。
【0062】図3は、スペシャル周波数(spatial freq
uency)40linepair/mmまでのMTF(Modulation
Transfer Function)をCODE V(ORA上のレン
ズ設計ソフトウェア)で分析した結果である。これに伴
い、あらゆるフィールド(Field)に対して40linepai
r/mmで40%以上のMTFを得ることができた。
【0063】表2は、図2に対する第2実施形態を示し
た表で、図4は、表2の第2実施形態による表2のレイ
アウトを光線とともに表現した図面であり、図5は、表
2の第2実施形態によるMTFの分析結果を示したグラ
フである。
【0064】そこで、表2の実施形態は、画角66度と
全体レンズの有効焦点距離F=14.99、G1レンズ
群の有効焦点距離F1=−151.59、G2レンズ群
の有効焦点距離F2=42.815、後面焦点距離BF
L=42.242で60度以上の広角の画角とBFL/
F=2.8の長い後面焦点距離、最外角フィールドの主
光線における光バルブ面への垂直入射は、テレセントリ
ック条件を満足する。
【0065】表2の面27の厚さは、それぞれのR,
G,B3色パネルと色分離/合成のための光部品までの
距離を3個のズーム位置をおいて各々2.48016m
m、2.5mm、2.54487mmにした。
【表2】
【0066】図5は、スペシャル周波数40linepair/
mmまでのMTF(Modulation Transfer Function)を
CODE V(ORA上のレンズ設計ソフトウェア)で
分析した結果である。これに伴い、あらゆるフィールド
(Field)に対して40linepair/mmで40%以上の
MTFを得ることができた。
【0067】表3は、図2に対する第3実施形態を示し
た表である。
【表3】
【0068】表3の実施形態は、画角76.2度と全体
レンズの有効焦点距離F=12.172、G1レンズ群
の有効焦点距離F1=−46.4、G2レンズ群の有効
焦点距離F2=44.61、後面焦点距離BFL=5
1.257で60度以上の広角の画角とBFL/F=
4.2の長い後面焦点距離、最外角フィールドの主光線
が光バルブ面に垂直に入射するテレセントリック条件を
満足する。
【0069】表4は、図2に対する第4実施形態を示す
表である。
【表4】
【0070】表4の実施形態は、画角79.7度と全体
レンズの有効焦点距離F=12.217、G1レンズ群
の有効焦点距離F1=−53.269、G2レンズ群の
有効焦点距離F2=47.65、後面焦点距離BFL=
53.89で60度以上の広角の画角とBFL/F=
4.4の長い後面焦点距離、最外角フィールドの主光線
が光バルブ面に垂直に入射するテレセントリック条件を
満足する。
【0071】表5は、図2に対する第5実施形態を示す
表である。
【表5】
【0072】表5の実施形態は、画角80.8度と全体
レンズの有効焦点距離F=11.195、G1レンズ群
の有効焦点距離F1=−34.071、G2レンズ群の
有効焦点距離F2=45.773、後面焦点距離BFL
=50.75で60度以上の広角の画角とBFL/F=
4.5の長い後面焦点距離、最外角フィールドの主光線
が光バルブ面に垂直に入射するテレセントリック条件を
満足する。
【0073】表6は、図2に対する第6実施形態を示す
表である。
【表6】
【0074】表6の実施形態は、画角79.6度と全体
レンズの有効焦点距離F=11.555、G1レンズ群
の有効焦点距離F1=−73.15、G2レンズ群の有
効焦点距離F2=57.702、後面焦点距離BFL=
39.762で60度以上の広角の画角とBFL/F=
3.4の長い後面焦点距離、最外角フィールドの主光線
が光バルブ面に垂直に入射するテレセントリック条件を
満足する。
【0075】このように本発明は、60度以上の画角を
有し、プロジェクション・テレビ(又はモニタ)の厚さ
を縮小し、長い後面焦点距離を確保して色分離/合成用
光学部品の配置が容易になりつつ、テレセントリック設
計をして色分離/合成用光学部品の性能が高く維持され
るようにして、縦色収差を減少させるようにしている。
【0076】以上、本発明の望ましい実施形態を説明し
たが、本発明では多様な変化と変更及び均等物の使用が
可能である。本発明は、前記実施形態を適切に変形して
同一に応用できることが明確である。従って、前記記載
内容は、特許請求の範囲の限界により決まる本発明の範
囲を限定するものでない。
【0077】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明によるプ
ロジェクションディスプレイ装置のプロジェクションレ
ンズは、60度以上の画角を有し、プロジェクション・
テレビ(又はモニタ)の厚さを縮小し、長い後面焦点距
離を確保して色分離/合成用光学部品の配置を容易にし
つつ、テレセントリック設計をして色分離/合成用光学
部品の性能が高く維持されるようにして、縦色収差を減
少させることができる、といった効果を奏する。
【0078】また、プロジェクション・テレビ又はモニ
タの奥行きを最小化するためには非常に短い投射距離の
プロジェクションレンズを必要とするのに、このような
条件を満足するプロジェクションレンズは、相対的に広
いフィールドアングル(field angle)を要する。従っ
て、発明によるプロジェクションレンズは、画角が60
度以上ながらも従来のプロジェクションレンズ等の必要
条件である解像度、ディストーション、色倍率、周辺光
量比などを充足でき、また、レンズ内部に反射鏡をおい
て、レンズ自体を曲げることができるようにして全体セ
ットの高さを最小化しただけでなく、単純に後群レンズ
群のみの調整で焦点調整を非常に便利にすることができ
る効果も奏する。
【0079】また、分解能とは、様々なレンズのフォー
カシング及びコントラスト(Contrast)性能を示す基本
指標であるが、任意のイメージをレンズを介して拡大投
射してマッピングする過程で元来イメージの性能を最大
限同様に表現しなければならない性能指標の定量的表現
である。従って、本発明によるプロジェクションレンズ
は、SXGA0.7inchの光バルブを使用して目標
分解能値の数値的表現で40linepair/mmMTF値が
中心では60%以上、周辺では40%以上の性能を満足
する長所もある。
【0080】また、PBS及び2色性フィルタ(Dichro
ic filter)等の光学部品の性能を最大限維持するため
にテレセントリック光学の設計が必要である。即ち、レ
ンズに入射するあらゆるフィールドの中心光は平行でな
ければならない。そのため、入射ひとみ(enterance pu
pil)の位置は、無限大でなければならない。従って、
本発明は、このような条件を満足させるテレセントリッ
ク設計を具現して、色分離/合成光学部品の性能を最大
限に維持するプロジェクションレンズを具現した効果が
得られるようになる。
【0081】また、本発明は、色分離/合成系を配置で
きるようにレンズの後群と前群のパワー配分を適切に
し、80mm以上のバックフォーカルレングス(back f
ocal length)を確保した効果もある。
【0082】また、本発明は、3板式プロジェクション
装置のR,G,Bそれぞれのパネルが互いに独立的に調
整される点を考慮して各波長別バックフォーカルレング
スの距離が互いに他のズームレンズデザイン(zooming
lens design)を実行し、これによって色倍率とMTF
性能を改善できる効果もある。
【0083】また、ワイドアングルレンズ(wide angle
lens)は、非常に低い周辺光量比を有しているが、本
発明によるプロジェクションレンズは、別途の機構的処
理がなくても、80%以上の高い周辺光量比を維持でき
る効果も奏するようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的なプロジェクションディスプレイ装置の
ブロック構成図。
【図2】本発明によるプロジェクションディスプレイ装
置のプロジェクションレンズの一実地形態を示す図面。
【図3】表1の第1実施形態によるMTFの分析結果を
示すグラフ。
【図4】表2の第2実施形態によるレイアウトを光線と
共に表現した図面。
【図5】表2の第2実施形態によるMTFの分析結果を
示すグラフ。
【図6】本発明によるプロジェクションディスプレイ装
置のプロジェクションレンズの他の実施形態を示す図
面。
【符号の説明】
11 光源 13 照明光学系 22 光バルブ 21 色分離/合成系 31 プロジェクションレンズ G1 第1レンズ群 G2 第2レンズ群
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 13/04

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源、照明光学系、光バルブ、色分離/
    合成系、プロジェクションレンズを具備したプロジェク
    ションディスプレイ装置において、 前記プロジェクションディスプレイ装置のスクリーン側
    から最初のネガティブパワーを有する第1レンズ群と、 ポジティブパワーを有する第2レンズ群と、 前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間に開口絞り
    を位置させ、 前記第1レンズ群の有効焦点距離をf1、前記第2レン
    ズ群の有効焦点距離をf2、全体レンズの有効焦点距離
    をf、後面焦点距離をbfl、2つのレンズ群間の距離
    をdとするとき、次の条件、 (1)−5.4< d/f1 <−0.2 (2) 0.4< d/f2 < 5.1 (3) 2.8< bfl/f < 7.8 を満足させるようにし、 前記第1レンズ群は、少なくとも1つ以上の非球面レン
    ズエレメントと少なくとも3以上の球面レンズエレメン
    トを含み、前記第1レンズ群のスクリーン反対側の最端
    にあるレンズエレメントはポジティブパワーを有するよ
    うにし、 前記第2レンズ群は、3個のレンズエレメントの接合か
    らなる3接合レンズを含み、前記3接合レンズからスク
    リーン反対側に少なくとも1つ以上のポジティブパワー
    を有するレンズエレメントを含み、前記プロジェクショ
    ンレンズを構成することを特徴とするプロジェクション
    ディスプレイ装置のプロジェクションレンズ。
  2. 【請求項2】 前記第1レンズ群の非球面レンズエレメ
    ントは、少なくとも1面以上が非球面になるようにする
    ことを特徴とする請求項1に記載のプロジェクションデ
    ィスプレイ装置のプロジェクションレンズ。
  3. 【請求項3】 前記第1レンズ群の非球面レンズエレメ
    ントは、スクリーン側から考慮して最も前方に位置する
    ようにすることを特徴とする請求項1に記載のプロジェ
    クションディスプレイ装置のプロジェクションレンズ。
  4. 【請求項4】 前記第2レンズ群の3接合レンズは、ポ
    ジティブオプティカルパワーを有するようにすることを
    特徴とする請求項1に記載のプロジェクションディスプ
    レイ装置のプロジェクションレンズ。
  5. 【請求項5】 前記第2レンズ群の3接合レンズは、中
    央のレンズがネガティブオプティカルパワーを有するよ
    うにし、他の2レンズは、ポジティブオプティカルパワ
    ーを有するようにすることを特徴とする請求項1に記載
    のプロジェクションディスプレイ装置のプロジェクショ
    ンレンズ。
  6. 【請求項6】 前記第2レンズ群の3接合レンズは、中
    央のレンズの屈折率Ndcと他の2レンズの屈折率Nd
    sが次の条件、 |Ndc−Nds| > 0.16 を満足させるようにすることを特徴とする請求項5に記
    載のプロジェクションディスプレイ装置のプロジェクシ
    ョンレンズ。
  7. 【請求項7】 前記第2レンズ群の3接合レンズは、中
    央のレンズのアッベ数Vdcと他の2レンズのアッベ数
    Vdsが次の条件、 |Vdc−Vds| > 23 を満足させるようにすることを特徴とする請求項5に記
    載のプロジェクションディスプレイ装置のプロジェクシ
    ョンレンズ。
  8. 【請求項8】 前記第2レンズ群の3接合レンズは、中
    央のレンズがポジティブオプティカルパワーを有し、他
    の2レンズがネガティブオプティカルパワーを有するよ
    うにすることを特徴とする請求項1に記載のプロジェク
    ションディスプレイ装置のプロジェクションレンズ。
  9. 【請求項9】 前記プロジェクションレンズは、前記第
    1レンズ群と前記第2レンズ群との間に反射鏡をさらに
    含んで構成し、前記反射鏡は、前記第1レンズ群と開口
    絞りとの間に位置するようにして前記反射鏡により前記
    プロジェクションレンズ内部で光経路を変えることがで
    きるようにすることを特徴とする請求項1に記載のプロ
    ジェクションディスプレイ装置のプロジェクションレン
    ズ。
  10. 【請求項10】 前記反射鏡は、前記反射鏡の入射主光
    線と反射主光線とのなす角度thは、次の条件、 45 < th < 90 を満足することを特徴とする請求項9に記載のプロジェ
    クションディスプレイ装置のプロジェクションレンズ。
  11. 【請求項11】 前記プロジェクションレンズは、前記
    プロジェクションレンズ(31)と前記光バルブ(2
    2)に多数のプリズムを追加して接合させ、前記プロジ
    ェクションレンズ(31)と前記光バルブ(22)と多
    数のプリズムの接合からなる色分離/合成用プリズムブ
    ロックをさらに含んで構成することを特徴とする請求項
    1に記載のプロジェクションディスプレイ装置のプロジ
    ェクションレンズ。
  12. 【請求項12】 前記プリズムブロックは、前記プリズ
    ムブロックのリフラックティブインデックスNdpとア
    ッベ数Vdpが次の条件、 Ndp > 1.64 Vdp < 33.0 を満足させるようにすることを特徴とする請求項11に
    記載のプロジェクションディスプレイ装置のプロジェク
    ションレンズ。
  13. 【請求項13】 前記プロジェクションレンズは、1%
    以下のディストーションを有するようにすることを特徴
    とする請求項1に記載のプロジェクションディスプレイ
    装置のプロジェクションレンズ。
  14. 【請求項14】 前記プロジェクションレンズは、84
    %以上の周辺光量比を有するようにすることを特徴とす
    る請求項1に記載のプロジェクションディスプレイ装置
    のプロジェクションレンズ。
  15. 【請求項15】 前記プロジェクションレンズは、66
    度以上の画角を有するようにすることを特徴とする請求
    項1に記載のプロジェクションディスプレイ装置のプロ
    ジェクションレンズ。
  16. 【請求項16】 前記プロジェクションレンズは、前記
    第1レンズ群と光バルブとの間の距離を固定し、前記第
    2レンズ群を前後に動かしてフォーカシングを調節する
    ようにすることを特徴とする請求項1に記載のプロジェ
    クションディスプレイ装置のプロジェクションレンズ。
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