JP3428183B2 - ファイルホルダの出庫制御装置 - Google Patents

ファイルホルダの出庫制御装置

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JP3428183B2
JP3428183B2 JP29710494A JP29710494A JP3428183B2 JP 3428183 B2 JP3428183 B2 JP 3428183B2 JP 29710494 A JP29710494 A JP 29710494A JP 29710494 A JP29710494 A JP 29710494A JP 3428183 B2 JP3428183 B2 JP 3428183B2
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佳久男 吉田
佳津美 楢林
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株式会社イトーキクレビオ
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、書類を挟んだ状態で持
ち運びできるファイルホルダ等の薄手の物品(以下単に
ファイルホルダと称する)を所定の個所に収納する格納
棚ユニットが、複数並設されたものにおいて、複数のフ
ァイルホルダを指示した出庫順のとおりに順番に搬送コ
ンベヤを介して移送させるようにしたファイルホルダの
出庫制御装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】病院におけるカルテや、各事務所におけ
る各種書類は、ファイルホルダに挟んだ状態にてファイ
ルホルダ格納棚に収納しておき、必要に応じて取出し、
また用件が済めば元の位置に返却するための装置とし
て、本出願人は先に特公平4−44481号公報示すよ
うな出庫制御装置を提案した。 【0003】この出庫制御装置は、ファイルホルダ格納
棚の前面には、これに沿って上下左右及び前後に移動す
る搬送台を設け、ファイルホルダ格納棚の各ファイルホ
ルダ収納位置に番地コードを割り当てる一方、各ファイ
ルホルダには前記指定される番地コードに対応するマー
クを付し、入庫部にあるファイルホルダを、前記搬送台
の自動制御により、ファイルホルダ格納棚の所定位置に
収納し、反対にファイルホルダ格納棚の所定位置からフ
ァイルホルダを取出して出庫口に放出する。 【0004】このとき、格納棚ユニットを複数並設し、
その前面に沿って広巾の搬送コンベヤを配設し、前記各
格納棚ユニット前面の出庫口毎に滑り台を搬送コンベヤ
に向かうように臨ませ、搬送コンベヤ上には、前記各滑
り台に対応させてそれから滑り落ちてくるファイルホル
ダを寝かせた状態で一旦受け止める受け台を設け、この
各受け台の下方の搬送コンベヤ箇所に移送中のファイル
ホルダがないことを判別センサにて感知して、前記受け
台を傾けて、ファイルホルダを搬送コンベヤに移し換え
る構成を提案した。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところで、複数のファ
イルホルダを連続的に出庫する場合に、端末操作部より
指示した出庫順序で複数のファイルホルダを取り出す
と、後にファイルホルダを並べ換える必要がないので便
利である。しかしながら、前記複数並設された格納棚ユ
ニットうちの任意の格納棚ユニットの箇所に出庫すべき
ファイルホルダが散らばって格納されているときには、
各格納棚ユニットの受け台から搬送コンベヤにファイル
ホルダを移し替えするタイミングと、ファイルホルダの
出庫順とを、出庫制御において考慮する必要がある。 【0006】例えば、4つの格納棚ユニットが搬送コン
ベヤの上流側から下流側に沿って並設されており、搬送
コンベヤの最上流位置の格納棚ユニットから最下流側の
格納棚ユニットまでに、出庫順番第3、第4、第1、第
2のファイルホルダがそれぞれ格納されているとすると
き、出庫順番第1のファイルホルダが最下流位置の格納
棚ユニット(出庫順番第2のファイルホルダが格納され
ているユニット)における受け台の下方箇所を搬送コン
ベヤに沿って下流側に搬送された後に、その受け台に載
置された出庫順番第2のファイルホルダを搬送コンベヤ
上に移し替える。そして、最上流位置の格納棚ユニット
では、前記受け台から出庫順番第2のファイルホルダを
搬送コンベヤに移し換えると略同時に、最上流位置の格
納棚ユニットの受け台から出庫順番第3のファイルホル
ダを搬送コンベヤに移し替えても良い。 【0007】しかし、これに隣接する下流側の格納棚ユ
ニット(出庫順番第4のファイルホルダが格納されてい
るユニット)における受け台の下方を出庫順番第3のフ
ァイルホルダが通過しないうちに出庫順番第4のファイ
ルホルダを搬送コンベヤに移し換えるべきでない、とい
うように、ファイルホルダの出庫順番と、各格納棚ユニ
ットにおける受け台から搬送コンベヤへのファイルホル
ダの移し替えのタイミングとを、制御する必要がある。 【0008】本発明では、なるべく簡単なハード構成
で、ファイルホルダを指令した出庫順で搬送コンベヤを
介して搬送する装置を提供することを目的とするもので
ある。 【0009】 【課題を解決するための手段】そこで本発明では、内部
に多数のファイルホルダを所定位置に格納した複数の格
納棚ユニットを左右に適宜隔てて配設し、該複数の格納
棚ユニットの前面に沿って搬送コンベヤを配置し、各格
納棚ユニットの前面上部に開口したファイルホルダの各
出庫部には、前記搬送コンベヤにファイルホルダを受け
継いで排出する受け継ぎ部を設け、入力されたファイル
ホルダの出庫順番号に応じて、各格納棚ユニットの出庫
端末コントローラの指令にて、自己の格納棚ユニット内
に存在するファイルホルダを出庫順番号に従って出庫す
るように構成して成るファイルホルダの出庫装置であっ
て、前記各格納棚ユニットの受け継ぎ部近傍には、搬送
コンベヤ上の通過するファイルホルダの通過数を検出す
る通過判別センサと、受け継ぎ部で自己の格納棚ユニッ
ト内から搬送コンベヤ上に払い出すファイルホルダの数
を検出する払出しセンサとを設ける一方、各格納棚ユニ
ットの出庫端末コントローラには、自己の格納棚ユニッ
ト内に存在するファイルホルダの出庫順番号を記憶させ
る出庫順記憶手段と、前記通過判別センサによるファイ
ルホルダ通過数及び払出しセンサによるファイルホルダ
の払出し数とを計数したファイルホルダ積算数を記憶す
る自己カウンタとを設け、前記各格納棚ユニットの出庫
端末コントローラにて、出庫順番号とファイルホルダ積
算数とが一致すると判別されたとき、その箇所に通過中
のファイルホルダがなければ、当該箇所の受け継ぎ部に
おける排出駆動手段を作動させてファイルホルダを搬送
コンベヤに放出するように制御するものである。 【0010】 【実施例】次に本発明の実施例を図面に従って説明する
と、図において符号1はファイルホルダの自動格納・収
納装置を示し、該ファイルホルダの自動格納・収納装置
は、多数のファイルホルダFを所定の位置に図示しない
ハンガーに吊下げ状態にて収納できる左右一対のファイ
ルホルダ格納棚21,21と、該両ファイルホルダ格納
棚21,21前面間の通路において上下に配設されたレ
ールに沿って移動するスタッカークレーン22に立設し
たコラム22aに上下動自在に設けられた搬送台23と
から成る格納棚ユニット2が横一列状に複数(実施例で
は5つ)配設されたものから成る。 【0011】前記各格納棚ユニット2における前記各フ
ァイルホルダ格納棚21,21の端部には、ファイルホ
ルダFが収納された台車(図示せず)を入れる入出庫部
4を設け、前記台車内のファイルホルダFを搬送台23
にて掴んで、スタッカークレーン22を移動させてファ
イルホルダ格納棚21の所定位置に格納し、反対にその
所定位置からファイルホルダFを搬送台23にて掴ん
で、台車に取り出して出庫するように構成する一方、前
記各格納棚ユニット2ごと臨時の出庫部6(実施例では
装置1を前から見て左側のファイルホルダ格納棚21の
前側上部位置)を設け、該出庫部6からファイルホルダ
格納ユニット前面上部に開口する出庫口10に連通して
いる。 【0012】各格納棚ユニット2前面に開口するファイ
ルホルダの出庫口10と、後述の搬送コンベヤ7との間
には、ファイルホルダFを受け継いで搬送コンベヤ7に
排出するための、滑り台71と受け台8と排出駆動手段
9とからなる受け継ぎ部を設ける。滑り台71は、出庫
口10から搬送コンベヤ7上に向かって下向き傾斜状に
配設してあり、この各滑り台71に沿って寝かした状態
にて滑り落ちてくるファイルホルダFは、搬送コンベヤ
7上に設けた受け台8に寝かされた状態で支持され、該
受け台8は後述の排出駆動手段9により傾動可能に構成
されている。なお、単体出庫部5は、前記搬送コンベヤ
7よりも下方の前記各格納棚ユニット2前面に開口して
いる。 【0013】そして搬送コンベヤ7の終端はサイドコン
ベヤ11にファイルホルダFを寝かせた状態にして移し
替える移し替え装置12を設け、サイドコンベヤ11の
移送終端部から図4に示すような、駆動モータ103に
より駆動する中継ぎコンベヤ101及び滑り台102と
からなるシュート部100を経て集積ボックス104に
ファイルホルダFが一旦集められる順序出庫部110を
設ける。この順序出庫部110では、後述する指令され
た出庫順番にてファイルホルダFが排出され、集積ボッ
クス104の前面開口部105に設けた開閉扉兼用の滑
り台106を開いてワゴン車107の端部に連結してお
けば、このワゴン車107上の集積部108に直接ファ
イルホルダFを集めることができる。 【0014】搬送台23は図示しない制御装置によりそ
の入力端末器への指令に応じて移動すると共に、ファイ
ルホルダFのファイルホルダ格納棚21へのファイルホ
ルダFの挟持出し入れ等の作動をする。前記入出庫部4
においては、その内部の台車から前記搬送台23の左右
一対の挟持体24,24にてファイルホルダFの上端前
側を左右から挟持して取出し、ファイルホルダ格納棚2
1の所定位置に移送して収納し、反対に前記所定の位置
から台車へ取り出す作業を行う。前記単体出庫部5及び
出庫部6では、ファイルホルダ格納棚21の所定位置か
ら、スタッカークレーン22における搬送台23により
取出したファイルホルダFを各格納棚ユニット2外へ放
出するものである。 【0015】前記出庫部6は、図5及び図6に示すよう
に、ファイルホルダ格納棚21内の前部寄り位置の上下
複数の棚部分を取り払った空間に形成されるもので、送
り出し部61と該送り出し部61下端から各格納棚ユニ
ット2前面に開口するファイルホルダの出庫口10まで
連通する傾斜通路62とからなり、前記送り出し部61
の上端位置には、左右一対のガイド部材65,65を配
設し、該両ガイド部材65,65にて、前記搬送台23
の左右一対の挟持体24,24によって挟持された状態
にて挿入されるファイルホルダFの上端の左右側面をそ
の長手方向に沿って案内する。該両ガイド部材65,6
5の前端は前記挿入されるファイルホルダFが入り易い
ように互いに離れる方向に湾曲形成する。 【0016】また、前記搬送台23は前記両ガイド部材
65,65と平行に前後移動できるように支柱22に沿
って上下動自在な昇降装置に摺動自在に支持されてい
る。符号66は前記一対のガイド部材65,65の下方
位置であって傾斜通路62の上端に隣接して配設される
載置台で、該載置台66は前記ガイド部材65の長手方
向と同方向に長く形成され、該載置台66の前後端枢軸
661周りに回動自在に支持され、ファイルホルダ格納
棚21内に設けた出庫制御モータ662の回転板に取付
くクランク663と前記載置台66下面から突出するア
ーム664とをリンク665にて連結し、図5に示す光
透過式の出庫部在庫センサ63により載置台66にファ
イルホルダFが載置されたことを感知して前記制御モー
タ662を一回転させて、載置台66をその上面が前記
傾斜通路62の上端方向に傾斜した後元の略水平状態に
復帰するように構成する。 【0017】この場合、出庫制御モータ662の一回転
により、前記載置台66が傾いてファイルホルダFが後
述する滑り台71に落下し、出庫されたことを感知する
ための光反射式等の非接触式の出庫センサ67を前記回
動するリンク665の接近動等に関連させて設ける。他
方、傾斜通路62下端における各格納棚ユニット2前面
に開口するファイルホルダの出庫口10から、広巾のエ
ンドレスベルト状の搬送コンベヤ7上に向かって滑り台
71を略直角方向に臨ませてあり、該滑り台71の下端
は、搬送コンベヤ7における左右両側の枠体72,72
のうち各格納棚ユニット2に近い側の枠体72上面に立
設した側カバー板73の上端に連結する。符号74は前
記側カバー板73と対峙した側面に立設する側カバー板
であり、該側カバー板74にて滑り台71からのファイ
ルホルダFが搬送コンベヤ7から外に飛び出さないよう
に遮りの機能を果たす。 【0018】この各滑り台71に沿って寝かした状態に
て滑り落ちてくるファイルホルダFは、搬送コンベヤ7
上に設けた受け台8に寝かせた状態にて乗り移ることに
なる。本実施例における受け台8は、図7〜図9に示す
ように、滑り台71の下端からその左右両側に沿って前
記搬送コンベヤ7の長手方向と直角方向に延びる左右一
対の支持枠81,82から成り、両支持枠81,82は
断面L字状で、両支持枠81,82の水平板部分にてフ
ァイルホルダFの左右両側下面を支持するものである。 【0019】搬送コンベヤ7によるファイルホルダF移
送方向(矢印A)の後側に位置する一方の支持枠81は
搬送コンベヤ7における左右両側の枠体72,72の上
部に跨って固定されている。搬送コンベヤ7によるファ
イルホルダF移送方向前側に位置する他方の支持枠82
は、排出駆動手段9の支持台91の左右両側から突出す
るブラケット92,92にピン93,93を介して上下
回動自在に枢支されている。 【0020】該支持枠82の背面と排出駆動手段9であ
る払出し制御モータ94とは、クランクアーム95及び
リンク96を介して連結し、払出し制御モータ94の矢
印B方向への一回転により支持枠82が第6図の二点鎖
線で示すように支持板部82aの自由端が一旦下向きに
回動した後再度略水平状に復帰するように構成するもの
である。即ち、排出駆動手段9により片方の支持枠82
を傾動させて、これにて支持されているファイルホルダ
Fを搬送コンベヤ7上に移し替えるものである。そし
て、前記支持枠82の所定角度以上の傾動を感知する光
反射式等の非接触式の払出しセンサ97を設け、受け台
8上のファイルホルダFが搬送コンベヤ7に払い出され
たことを判別する。 【0021】この受け台8はファイルホルダFの下面両
側部を支持する前記一対の支持枠81,82を互いに回
動可能にすると共に、両支持枠81,82を図示しない
リンクにて連結し、払出し制御モータ94の回転にて両
支持枠81,82が一斉に内向きに回動してその上に載
置されたファイルホルダFが搬送コンベヤ7上に落下す
るように構成しても良いのである。 【0022】この構成において、台車3に入れたファイ
ルホルダFを入庫させるには、図示しない入力端末器に
て、台車3のファイルホルダ吊下げ部毎に付されたコー
ドマークと各ファイルホルダFに付されたコードマーク
とを交互に順次読み取らせる。次に台車3を所定の格納
棚ユニット2における左右いずれか一方の入出庫部4の
口に入れてセットする。その後、前記入力端末器の入庫
スイッチを押すことにより、搬送台23は制御された作
動に従って、台車3内の各ファイルホルダFをファイル
ホルダ格納棚21,21における所定の位置に順次収納
する。 【0023】前記の順序出庫部110用の出庫部6にフ
ァイルホルダFを取り出すときには、前記入力端末器の
操作盤に必要なコードのデータを入力し、次いで前記出
庫部6への取出し指令を与えることにより、例えば出庫
部6ではファイルホルダ格納棚21の所定位置から搬送
台23の挟持体24,24によって挟持されて取出した
ファイルホルダFを送り出し部61の前面に位置させ
る。次いで、摺動自在に支持された搬送台23が一対の
ガイド部材65,65の前面に向かって前進するとき、
ファイルホルダFの上端左右両側の外側が案内される一
方、ファイルホルダFの下端は載置台66上に沿って奥
に入る。 【0024】ファイルホルダFが載置台66に載置され
得る状態を図示しない位置感知センサにて感知すると搬
送台23における挟持体24,24が離れてファイルホ
ルダFは立った状態にて載置台66に乗ることになる。
載置台66の上面等に設けた接触センサのスイッチON
又は前記位置感知センサのONから適宜時間遅らせて制
御モータ662を回転させると、第5図の一点鎖線で示
すように載置台66が傾斜し、傾斜通路62の傾斜面と
略等しくなるから、前記立った状態のファイルホルダF
はその下端が傾斜通路62上に乗り移るようにして滑り
落ち、次いで出庫口10の滑り台71から受け台8上に
寝かせた状態で乗り移る。 【0025】各受入れセンサ52では、当該受け台8上
におけるファイルホルダFの有無を検出し、コントロー
ラ51を介して制御モータ94がONにできるスタンバ
イ状態となる。図10は本発明のファイルホルダFの出
庫制御を実行するための制御装置の機能ブロック図を示
す。中央制御装置5は、搬送コンベヤ7、サイドコンベ
ヤ11、中継ぎコンベヤ101の駆動を制御すると共
に、各格納棚ユニット2内に格納されたファイルホルダ
Fを出庫順番号Cnに従って出庫するように指令する入
力装置(図示せず)を備え、各格納棚ユニット2毎に設
けた出庫端末コントローラ51a,51b,51c(図
10には3つのみ示す)に接続してこれらを制御する。 【0026】なお、図1において、左端(搬送上流)か
ら順に格納棚ユニット2に1号ユニット、2号ユニッ
ト、3号ユニット等のように号数を付し、対応する図1
0において、左端から順に出庫端末コントローラ51a
を1号端末機、出庫端末コントローラ51bを2号端末
機、出庫端末コントローラ51cを3号端末機等と呼
ぶ。 【0027】各出庫端末コントローラ51a,51b,
51cは、格納棚ユニット2内の所定のファイルホルダ
格納棚21箇所に格納されたファイルホルダFを前記指
令された出庫順番号Cn通りに取り出すように、スタッ
カークレーン22を作動させて出庫部6に搬送する制御
と、格納棚ユニット2毎に対応する箇所出庫部6の出庫
制御モータ662の作動、及び各受け台8上のファイル
ホルダFを搬送コンベヤ7に移し替えるタイミング等を
連携して制御することとを実行する。 【0028】各出庫端末コントローラ51a,51b,
51cは、対応する各出庫部6の出庫部在庫センサ63
と、出庫センサ67と、各受け台8上のファイルホルダ
Fの有無を検出する受入れセンサ52と、払出しセンサ
97と、搬送コンベヤ7上のファイルホルダFが各受け
台8の下方箇所を通過したか否かを判別するための複数
の通過判別センサ53a,53b,53cから各々信号
を受ける一方、各格納棚ユニットの出庫端末コントロー
ラ51a,51b,51c(各端末号機)には、自己の
格納棚ユニット2内に存在するファイルホルダの出庫順
番号Cnを記憶させる随時読み書き可能メモリ(RA
M)等の出庫順記憶手段と、前記通過判別センサによる
ファイルホルダ通過数Tn及び払出しセンサ97による
ファイルホルダの払出し数とを計数したファイルホルダ
積算数SEQを記憶する自己カウンタとを設ける。そし
て、後述するように、前記各格納棚ユニット2の出庫端
末コントローラ51a,51b,51cにて、出庫順番
号Cnとファイルホルダ積算数SEQとが一致すると判
別されたとき、その箇所に通過中のファイルホルダがな
ければ、当該箇所の受け継ぎ部における排出駆動手段9
を作動させてファイルホルダを搬送コンベヤ7に放出す
るように制御するものである。 【0029】前記受入れセンサ52は前記一方の側カバ
ー板74の上端に下向きに設けた光反射式の非接触式セ
ンサで、その発光部からの光が、受け台8上に寝た状態
で載置されたファイルホルダFの上面にて反射し受光部
にて受けることにより、ファイルホルダが有ると判断す
る信号を出す。また、実施例では前記各通過判別センサ
53a,53b,53cは、搬送コンベヤ7における一
方の枠体72内面にベルト上面に水平状に向けて配設す
る光反射式のものである。そして、第1の通過判別セン
サ53aは傾動する支持枠82の下方位置で搬送上流側
に配設し、第2の通過判別センサ53b,および第2の
通過判別センサ53cは、搬送コンベヤ7による移送方
向(矢印A)の下流側に向かってファイルホルダFの幅
寸法(W1)より短い寸法間隔(W2)にて配設するも
のである。従って、3個の通過判別センサ53a,53
b,53cのうちいずれか1個の通過判別センサがON
であれば、その3個の通過判別センサの間にファイルホ
ルダFが存在していることが判別できる。例えば複数の
通過判別センサ53a,53b,53cがOFFからO
Nに変化すれば、その掛け台8の下方をファイルホルダ
Fが通過中であることが判別できる。また、また全て
(3個)の)通過判別センサ53a,53b,53cが
OFFのときには、その受け台8の下方箇所に通過する
ファイルホルダFがないことが判別できる。なお、搬送
コンベヤの移送速度が早い場合には、前記の通過判別セ
ンサの設置個数を増加させれば良いのである。なお、通
過判別センサと払出しセンサを纏めていうときは、符号
Scを使用し、通過払出しセンサと称する。 【0030】前記通過払出しセンサScは光反射式の
他、光透過式や超音波透過式、またはその反射式等の任
意の非接触式センサを使用することができる。次に、図
11のフローチャートを参照しながら、指令した出庫順
番号Cnに従って、ファイルホルダFを搬送コンベヤ7
の下流方向に出庫する制御(順序出庫制御)態様につい
て説明する。なお、図11のフローチャートは、各端末
号機に概略共通する。 【0031】一つの実施例として、3号ユニット(最下
流側)内に出庫順番号Cn=1のファイルホルダFが格
納されており、1号ユニット(最上流側)内に出庫順番
号Cn=2のファイルホルダFが格納されており、2号
ユニット(中央位置)内に出庫順番号Cn=3のファイ
ルホルダFが格納され、対応する出庫部6にそれぞれの
出庫順番号ファイルホルダFが存在し、出庫部在庫セン
サ63がONの状態でスタートするものとする。 【0032】なお、1号端末機、2号端末機、3号端末
機において、後述する自己カウンタに入力されるファイ
ルホルダ積算数SEQ及び後述する入力値INSIG.
を共に初期値=1にセットされている。まず、順序出庫
制御スタートに続き、各受け継ぎ部において、通過払出
しセンサScがOFF→ON状態か、ON→ON状態
か、OFF状態かを判別する(ステップS1)。通過払
出しセンサScがOFF→ON状態であるときは、自己
の受け継ぎ部で受け台8からファイルホルダFが払い出
された、または、上流側から搬送コンベヤ7に載って搬
送されるファイルホルダFが自己の受け継ぎ部箇所通過
を完了したことを感知するものであり、通過払出しセン
サScがON→ON状態であるときは、上流側から搬送
コンベヤ7に搭載されてファイルホルダFが搬送中であ
ることを感知する。通過払出しセンサScがOFF状態
であるときは、ファイルホルダFの通過も払出しもない
状態である。 【0033】例えば3号ユニットに対応する3号端末機
では、出庫順記憶手段から呼び出した出庫順番号Cn=
1のファイルホルダFを処理するので、出庫順番号Cn
=1のファイルホルダFは最優先であり、何らの制限を
うけることがなく、3号ユニットでの載置台66を傾斜
させるべく出庫制御モータ662を駆動し、出庫部6よ
りファイルホルダFを放出するから、受け台8にファイ
ルホルダFが載置され、次いで払出し制御モータ94を
駆動して受け台8よりファイルホルダFを搬送コンベヤ
7上に移し換えて下流方向に搬送される。従って、ステ
ップS1での通過払出しセンサScがOFF→ON状態
(通過開始状態)を判別する。 【0034】ファイルホルダFが搬送コンベヤ7に移替
えられ搬送開始すると、ステップS2において、3号端
末機の自己カウンタで、前記ファイルホルダ積算数SE
Qに1を加算するという、ファイルホルダ積算数SEQ
更新を実行する。3号端末機では、自己カウンタに入力
されるファイルホルダ積算数SEQ及び後述する入力値
INSIG.は共に初期値=1にセットされているの
で、更新されたファイルホルダ積算数SEQ=2となる
(ステップS2)。次に、ファイルホルダ積算数SEQ
が変更された場合、この変更されたファイルホルダ積算
数SEQ(=2)と同じ値を入力値INSIG.(=
2)として隣接する上流側の2号端末機に出力する(ス
テップS4)。ファイルホルダ積算数SEQに変更がな
ければ、変更され無かったファイルホルダ積算数SEQ
の値を、上流側の端末機(実施例では2号端末機)に出
力し、当該端末機(2号端末機)で同じ値を入力値IN
SIG.として記憶する(ステップS4)。従って、2
号端末機のメモリでは入力値INSIG.=2として記
憶する。 【0035】その後、1号端末機ではステップS1にリ
ターンして図11のフローを繰り返し実行する。次に、
2号ユニットにおける2号端末機の受け継ぎ箇所での通
過払出しセンサScの状態をステップS1で判断する。
出庫順番号Cn=3のファイルホルダFを処理すべき2
号端末機では、その上流側からファイルホルダFが搬送
されてこない状態のとき、つまり、2号ユニットの受け
継ぎ部では通過するファイルホルダFはないので、ステ
ップS1はOFFと判断される。従って、入力値INS
IG.=2であり、一方、自己カウンタでは初期値とし
てファイルホルダ積算数SEQ=1である。また、受け
台8上に出庫順番号Cn=3のファイルホルダFが載置
されていると、ステップS5の受入れセンサ52はON
状態となる。 【0036】そこで、次のステップS6の判断を実行す
る。ステップS6では、自己カウンタに計数されたファ
イルホルダ積算数SEQと出庫順記憶手段から呼び出し
た出庫順番号Cnとが等しいか否を判断する。2号端末
機では、出庫順記憶手段から呼び出した出庫順番号Cn
=3である一方、ファイルホルダ積算数SEQ=1であ
るので、両者の値は等しくない。従って、2号ユニット
ではステップS9によりファイルホルダFの払出しをす
ることなく、次にステップS7に進む。ステップS7で
は、前述の自己カウンタに入力された入力値INSI
G.が、計数されたファイルホルダ積算数SEQより大
きい(>)か、またはそれ以外か(≦)を判別する。 【0037】前記状態では、前述の自己カウンタに入力
された入力値INSIG.=2である一方、前記ファイ
ルホルダ積算数SEQ=1(初期値)であるから、入力
値のほうが大きい。従って、次にステップS8にて、入
力値INSIG.の値をファイルホルダ積算数SEQに
代入する。この実施例では、ファイルホルダ積算数SE
Q=2と変更する。次に、ファイルホルダ積算数SEQ
に変更が変更あったとき、その変更されたファイルホル
ダ積算数SEQの値(=2)を上流の1号端末機のメモ
リに入力値INSIG.=2として出力する(ステップ
S4)。1号端末機では入力値INSIG.の初期値と
して1であったものが2に変更されて、入力値INSI
G.=2として記憶される。 【0038】その後、2号端末機ではステップS1にリ
ターンして図11のフローを繰り返し実行する。出庫順
番号Cn=2のファイルホルダFを処理すべき最上流位
置の1号ユニットの1号端末機において、ステップS1
の判断をする。受け継ぎ部での通過払出しセンサScが
OFFの状態では、ステップS5の判断を実行する。出
庫順番号Cn=2のファイルホルダFが受け台8に載置
されていると、ステップS5の受入れセンサ52はON
状態となる。 【0039】次にステップS6にて、ファイルホルダ積
算数SEQと出庫順記憶手段から呼び出した出庫順番号
Cnとが等しいか否を判断する。初期値としてのファイ
ルホルダ積算数SEQ=1、出庫順番号Cn=2である
ので、(≠)の判断をし、ステップS7に移行する。ス
テップS7では、前述と同様にして、前述の自己カウン
タに入力された入力値INSIG.が、計数されたファ
イルホルダ積算数SEQより大きい(>)か、またはそ
れ以外か(≦)を判別する。 【0040】1号端末機における前述の状態では、入力
値INSIG.=2、初期値としてのファイルホルダ積
算数SEQ=1であるから、ステップS8にて、入力値
INSIG.の値をファイルホルダ積算数SEQに代入
する。この実施例では、ファイルホルダ積算数SEQ=
2に変更される。最上流の端末機(実施例では1号端末
機)では、さらに上流の端末機は存在しないので、ステ
ップS1にリターンされる。ここで、再度ステップS5
の判断を実行し、ファイルホルダFが受け継ぎ部に受入
れられている(ステップS5,ON)と判断し、さらに
ステップS6の判断を実行する。この1号端末機の2回
目のステップS6の判断時には、既にファイルホルダ積
算数SEQ=2に変更されているから、出庫順番号Cn
=2と等しいことになる。そこで、ステップS9にて受
け台8から出庫順番号Cnが2番目のファイルホルダF
が搬送コンベヤ7に移し替えられる。すると、1号端末
機において、自己の部分の通過払出しセンサScによる
ファイルホルダFの払出しを検出し、ステップS1の判
断を実行し、ファイルホルダ積算数SEQを(+1)の
更新を実行して(ステップS2)、ファイルホルダ積算
数SEQ=3の値を記憶する。 【0041】他方、1号ユニットより下流側に位置する
2号ユニット及び3号ユニットでは、搬送コンベヤ7上
で搬送されて来るファイルホルダF(出庫順番号Cn=
2のもの)を検出し、ファイルホルダ積算数SEQをそ
れぞれ1だけインクリメント(加算)する。つまり、2
号端末機及び3号端末機では、ファイルホルダ積算数S
EQ=3となる。2号ユニットの箇所にて出庫順番号C
n=2のファイルホルダFが通過した後、2号端末機で
は、再度ステップS1からの制御フローを実行すると、
ステップS1でOFFとなる。 【0042】次にステップS5では、未だ払い出されて
いない出庫順番号Cn=3のファイルホルダFが存在し
ているので、ファイルホルダ積算数SEQ=3と、出庫
順番号Cn=3との値が等しいと判断して、ステップS
9を実行して、出庫順番号Cn=3のファイルホルダF
を搬送コンベヤ7に払い出すのである。そうすると、自
己の(2号端末機での)部分の通過払出しセンサScに
よるファイルホルダFの払出しを検出し、ステップS1
の判断を実行し、ファイルホルダ積算数SEQを(+
1)の更新を実行して(ステップS2)、ファイルホル
ダ積算数SEQ=4の値を記憶する。 【0043】2号ユニットより下流側の3号端末機で
は、再度ステップS1にて、ファイルホルダFの通過を
検出し、3号端末機におけるファイルホルダ積算数SE
Q=4となる。以上で理解できるように、各号端末機で
は、ファイルホルダFの払出し、通過に関係なく、ステ
ップS2からリターンまでのフローをたえず繰り返し実
行している。そして各号端末機では、ステップS5にて
受入れセンサ52がOFF状態(受け台8上にファイル
ホルダFがない状態)であるとき、ステップS10にて
出庫部在庫センサ63のONまたはOFF状態を判別
し、出庫部6にファイルホルダFが載置されているとき
(ONのとき)には、出庫部6より放出するステップS
11を実行するのである。 【0044】この制御フローまでで、出庫順番号Cnが
1,2,3の3つのファイルホルダFはその順番に搬送
コンベヤ7にて下流側に搬送することができた。以上と
同様にして、出庫順番号Cnが4,5,6の3つのファ
イルホルダFが1号ユニットから3号ユニット迄のいず
れの箇所にあっても、その出庫指令順にて搬送コンベヤ
7の下流側で受け取ることができるのである。 【0045】続いて、1号ユニットに出庫順番号Cn=
6、2号ユニットに出庫順番号Cn=4、3号ユニット
に出庫順番号Cn=5のファイルホルダがそれぞれ格納
されているときに、これらをその出庫順番通りに、前記
順序出庫部110に放出する制御フローを考察すると、
最下流の3号端末機では、出庫順番号Cn=5、ファイ
ルホルダ積算数SEQ=4、INSIG.=2の値が記
憶されている。ステップS1ではON、ステップS5で
は、出庫順番号Cn=5とファイルホルダ積算数SEQ
=4とは等しくないので、(≠)と判断し、3号ユニッ
トでファイルホルダFを払い出さずに、ステップS7に
移行する。ステップS7の判別で、(≦)と判断し、ス
テップS8にて、ファイルホルダ積算数SEQ=4の値
を、上流の2号端末機に出力して、該2号端末機のメモ
リにてINSIG.=4を入力し記憶する。 【0046】2号端末機では、出庫順番号Cn=4、フ
ァイルホルダ積算数SEQ=4、そして前述のINSI
G.=4であるので、ステップS6では、(=)と判断
して、受け台8から出庫順番号Cn=4のファイルホル
ダFを払い出す。次にステップS7での判別にて(≦)
の判断をしてファイルホルダ積算数SEQ=4を1号端
末機に出力し(ステップS4)、一旦1号端末機のメモ
リではINSIG.=4を入力し記憶する。2号端末機
でのステップS1で払出しのファイルホルダFを検出す
ると、ステップS2にて更新し、ファイルホルダ積算数
SEQ=5となる。この値を再度1号端末機に出力し
(ステップS4)、1号端末機のメモリではINSI
G.=5を入力し記憶する。なお、下流側の3号ユニッ
トの箇所では、搬送コンベヤ7に沿って流れるファイル
ホルダFにより、通過払出しセンサScが感知してファ
イルホルダ積算数SEQ=5に変わる。 【0047】すると、3号端末機では、出庫順番号Cn
=5と、ファイルホルダ積算数SEQ=5とが等しいと
判断して、出庫順番号Cn=5のファイルホルダFを払
出し(ステップS9)、また、ステップS1のOFF→
ONの判断からステップS2にて更新すると、ファイル
ホルダ積算数SEQ=6となる。このように、下流側で
ファイルホルダ積算数SEQの値が変更されると、ステ
ップS4にてその変更されたファイルホルダ積算数SE
Qの値を順次上流側の端末機に出力し、それぞれのメモ
リでINSIG.の値が変更される。前記の実施例で
は、2号端末機及び1号端末機においてそれぞれINS
IG.=6となる。 【0048】従って、最上流の1号ユニットに格納され
ていた出庫順番号Cn=6のファイルホルダFはステッ
プS6の判断にてステップS9より搬送コンベヤ7に払
い出される。このように上流で払い出されたファイルホ
ルダFは下流側の通過払出しセンサScにて検出して自
己のファイルホルダ積算数SEQの値も変更されるので
ある。 【0049】このようにして、本発明では、搬送コンベ
ヤ7の長手方向に沿って複数の出庫口から略同時に各箇
所の受け台8にファイルホルダFが出庫されても、当該
各受け台8の払出し作動は、搬送コンベヤ7にて移送さ
れるファイルホルダFの接近を判別して作動するので、
搬送コンベヤ7上にファイルホルダFが上下に重なって
移送される不都合を解消し、しかも指令された出庫順に
ファイルホルダFを放出でき、搬送下流側でファイルホ
ルダの順番を並べ変える手間も無くなる。 【0050】なお、駆動手段9は電磁ソレノイドや空気
圧アクチェータなどを使用しても良い。 【0051】 【発明の効果】以上のように、本発明は、内部に多数の
ファイルホルダを所定位置に格納した複数の格納棚ユニ
ットを左右に適宜隔てて配設し、該複数の格納棚ユニッ
トの前面に沿って搬送コンベヤを配置し、各格納棚ユニ
ットの前面上部に開口したファイルホルダの各出庫部に
は、前記搬送コンベヤにファイルホルダを受け継いで排
出する受け継ぎ部を設け、入力されたファイルホルダの
出庫順番号に応じて、各格納棚ユニットの出庫端末コン
トローラの指令にて、自己の格納棚ユニット内に存在す
るファイルホルダを出庫順番号に従って出庫するように
構成して成るファイルホルダの出庫装置であって、前記
各格納棚ユニットの受け継ぎ部近傍には、搬送コンベヤ
上の通過するファイルホルダの通過数を検出する通過判
別センサと、受け継ぎ部で自己の格納棚ユニット内から
搬送コンベヤ上に払い出すファイルホルダの数を検出す
る払出しセンサとを設ける一方、各格納棚ユニットの出
庫端末コントローラには、自己の格納棚ユニット内に存
在するファイルホルダの出庫順番号を記憶させる出庫順
記憶手段と、前記通過判別センサによるファイルホルダ
通過数及び払出しセンサによるファイルホルダの払出し
数とを計数したファイルホルダ積算数を記憶する自己カ
ウンタとを設け、前記各格納棚ユニットの出庫端末コン
トローラにて、出庫順番号とファイルホルダ積算数とが
一致すると判別されたとき、その箇所に通過中のファイ
ルホルダがなければ、当該箇所の受け継ぎ部における排
出駆動手段を作動させてファイルホルダを搬送コンベヤ
に放出するように制御するものである。 【0052】従って、搬送コンベヤによるファイルホル
ダの搬送方向に沿って複数の格納棚ユニットがあって
も、各受け継ぎ箇所で、通過判別センサにより受け台に
接近するファイルホルダの有無を検出し、接近するファ
イルホルダが無ければ、受け継ぎ部にてファイルホルダ
を搬送コンベヤ上に移し、接近するファイルホルダが有
れば、それを遣り過ごした後に受け継ぎ部を作動させる
ように駆動手段を制御するので、搬送コンベヤ上でのフ
ァイルホルダの重なり現象を起こさない状態のもとで、
指令された出庫順にファイルホルダを放出できる。そし
て、その構成は、各格納棚ユニットの出庫端末コントロ
ーラごとに設けた出庫順記憶手段と、自己カウンタと、
通過判別センサと、払出しセンサとの少ないハード構成
であるので、制御の構成も簡単になるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】格納棚ユニット装置全体の正面図である。 【図2】格納棚ユニット装置全体の平面図である。 【図3】格納棚ユニット装置の一部斜視図である。 【図4】順序出庫部の側断面図である。 【図5】図2のV−V線矢視拡大断面図である。 【図6】出庫部の要部斜視図である。 【図7】受け継ぎ部の要部一部切欠き正面図である。 【図8】図7の VIII −VIII線矢視断面図である。 【図9】受け継ぎ部の要部平面図である。 【図10】順序出庫制御装置の機能ブロック図である。 【図11】順序出庫制御のフローチャートである。 【符号の説明】 F ファイルホルダ 2 格納棚ユニット 5 中央制御装置 6 出庫部 7 搬送コンベヤ 8 受け台 9 排出駆動手段 21,21 ファイルホルダ格納棚 23 搬送台 51 端末コントローラ 52 受入れセンサ 53a,53b,53c 通過判別センサ 63 出庫部在庫センサ 71 滑り台 94 払出し制御モータ 97 払出しセンサ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−306102(JP,A) 特開 昭64−75303(JP,A) 特開 昭63−31936(JP,A) 特開 昭51−20358(JP,A) 特開 昭50−64962(JP,A) 実開 昭63−161101(JP,U) 実開 昭55−31744(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 1/00 - 1/20 B65G 47/64 B65G 47/68 - 47/78

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 内部に多数のファイルホルダを所定位置
    に格納した複数の格納棚ユニットを左右に適宜隔てて配
    設し、該複数の格納棚ユニットの前面に沿って搬送コン
    ベヤを配置し、各格納棚ユニットの前面上部に開口した
    ファイルホルダの各出庫部には、前記搬送コンベヤにフ
    ァイルホルダを受け継いで排出する受け継ぎ部を設け、
    入力されたファイルホルダの出庫順番号に応じて、各格
    納棚ユニットの出庫端末コントローラの指令にて、自己
    の格納棚ユニット内に存在するファイルホルダを出庫順
    番号に従って出庫するように構成して成るファイルホル
    ダの出庫装置であって、前記各格納棚ユニットの受け継
    ぎ部近傍には、搬送コンベヤ上の通過するファイルホル
    ダの通過数を検出する通過判別センサと、受け継ぎ部で
    自己の格納棚ユニット内から搬送コンベヤ上に払い出す
    ファイルホルダの数を検出する払出しセンサとを設ける
    一方、各格納棚ユニットの出庫端末コントローラには、
    自己の格納棚ユニット内に存在するファイルホルダの出
    庫順番号を記憶させる出庫順記憶手段と、前記通過判別
    センサによるファイルホルダ通過数及び払出しセンサに
    よるファイルホルダの払出し数とを計数したファイルホ
    ルダ積算数を記憶する自己カウンタとを設け、前記各格
    納棚ユニットの出庫端末コントローラにて、出庫順番号
    とファイルホルダ積算数とが一致すると判別されたと
    き、その箇所に通過中のファイルホルダがなければ、当
    該箇所の受け継ぎ部における排出駆動手段を作動させて
    ファイルホルダを搬送コンベヤに放出するように制御し
    たことを特徴とするファイルホルダの出庫制御装置。
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