JP3426585B2 - 縦型穀粒搬送装置 - Google Patents

縦型穀粒搬送装置

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JP3426585B2
JP3426585B2 JP2001056130A JP2001056130A JP3426585B2 JP 3426585 B2 JP3426585 B2 JP 3426585B2 JP 2001056130 A JP2001056130 A JP 2001056130A JP 2001056130 A JP2001056130 A JP 2001056130A JP 3426585 B2 JP3426585 B2 JP 3426585B2
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謙蔵 川島
悦雄 蓮見
敏雄 小川
誠蔵 川島
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株式会社タイガーカワシマ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、穀粒を揚穀するた
めの縦型穀粒搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の穀粒を揚穀するための縦型穀粒搬
送装置は、円筒状の外筒と、前記外筒内に回転自在に配
設されたスクリュと、前記スクリュを回転させる駆動機
構とを備え、前記外筒の下部に設けられたホッパより供
給された穀粒を揚穀して前記外筒の上部に設けられた放
出筒より機外へ放出するように構成されている(特開平
11−319591号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の縦型穀粒搬
送装置は、穀粒に混在する異物を分離する機能を備えて
いないため、穀粒に混在する異物がスクリュのフライト
と外筒との間の間隙部に詰まり易い。特に、ぬかが多量
に混在する屑米の搬送に用いた場合、スクリュのフライ
トと外筒との間の間隙部に詰まったぬかが固形状にな
り、スクリュが回転不能となるため、頻繁に分解・清掃
作業を行なわなければならないという問題点があった。
【0004】本発明は、上記従来の技術の有する問題点
に鑑みてなされたものであって、穀粒に混在する異物に
よる詰まり等が発生せず、長時間にわたる連続運転が可
能な縦型穀粒搬送装置を実現することを目的とするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の縦型穀粒搬送装置は、下方部にホッパを有
するとともに上方部に放出筒を有する外筒と、前記外筒
内に回転自在に配設されたスクリュと、前記スクリュを
回転させる駆動機構とを備えており、前記ホッパより供
給された穀粒を揚穀して前記放出筒より放出する縦型穀
粒搬送装置において、前記外筒には、前記ホッパに相対
する部位に周壁の一部を切除して形成した軸方向に縦長
の開口部と、前記開口部を覆う切除された前記周壁の一
部と略同一形状の網体と、前記網体の外周面を空隙をお
いて覆うカバーとが設けられており、しかも前記外筒
が、開脚角度が可変の一対の脚部を有する二又状の支持
台における一方の脚部に、前記網体が他方の脚部に相対
するように固着されていることを特徴とするものであ
る。
【0006】また、ホッパに、供給された穀粒の流動方
向に対して略平行な複数のスリットを有するガードを設
けたものとする。
【0007】さらに、網体とカバーとが、外筒に対して
着脱自在に設けられたものとする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に係る縦型穀粒搬送装置の
一実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0009】図1および図2に示すように、外筒1は、
径方向の断面形状が八角形の縦長のものであって、外筒
1の下端側は底板1bによって閉鎖されており、底板1
bの上方近傍部位にホッパ5が設けられている。一方、
外筒1の上端側は天板1cによって閉鎖されており、天
板1cの下方近傍部位には、先端の開口部6aがカバー
4よりも外方へ突出する長さを有する放出筒6が設けら
れている。
【0010】外筒1におけるホッパ5に相対する部位
に、八角形の周壁の片側3辺に相当する部分を切除した
形状の軸方向に延在する縦長の開口部1aが設けられて
おり、この開口部1aは切除された3辺の部分と略同一
断面形状を有する網体3で覆われているとともに、網体
3の外周面を空隙4aをおいて覆う断面形状がコ字状の
カバー4が設けられている。
【0011】また、図3に示すように、ホッパ5には、
投入された穀粒の流動方向に対して略平行な複数のスリ
ット19aを有するガード19を設けることにより、作
業者の手指を保護するとともに穀粒の供給口5aへの流
れが安定するように工夫されている。
【0012】なお、図示しないが、網体3およびカバー
4は、ビス等の着脱自在な固着手段を用いて外筒1に着
脱自在に固着しておくと、穀粒の粒径に対応して網目の
大きさの異なる網体に交換したり、網体が破損した場合
に新しい網体に交換することができる。
【0013】外筒1内には、ホッパ5に連通する供給口
5aから供給された穀粒を放出筒6に向かって揚穀する
ためのフライト2bを有するスクリュ2が同心状に配設
されている。
【0014】本実施の形態において、スクリュ2は、ス
クリュ軸2aの下端側が底板1bに軸受7aを介して回
転自在に軸支されているとともに、上端側近傍部位が天
板1cに軸受7bを介して回転自在に軸支されており、
ケース20内に突出する上端部がスクリュ2を回転させ
る駆動機構である上蓋20aに装着されたモータ11の
出力軸11aに軸継手部材10を介して連動連結されて
いる。また、軸受7aに異物が入らないようにするた
め、スクリュ軸2aと底板1bの貫通孔との間にはシー
ル部材7cが介在されている。
【0015】また、軸継手部材10は、図4に示すよう
に、ゴム等の弾力性を有する材料からなるスリーブ8
と、一対の締結バンド9とを備えており、スクリュ軸2
aの上端部とモータ11の出力軸11aをスリーブ8の
両端からそれぞれ挿入し、一対の締結バンド9をねじ9
aにより締め付けることが連動連結できるように構成さ
れている。このため、モータ11の出力軸11aの軸心
とスクリュ軸2aの軸心との間に組み付け誤差等が生じ
た場合であっても、スリーブ8が変形することで吸収さ
れてスクリュ2の回転時における振動や騒音の発生が抑
制される。
【0016】さらに、外筒1は、開脚角度が段階的に可
変の一対の脚部12a、12bを有する二又状の支持台
Sにおける一方の脚部12aに、網体3が他方の脚部1
2bに相対するように固着されている。
【0017】本実施の形態において、二又状の支持台S
は、上端部が枢軸16を介して枢着された一対の脚部1
2a、12bと、他方の脚部12bに一端側が枢軸17
を介して枢着されたヨーク13と、ヨーク13の自由端
側に軸方向に互いに間隔をおいて設けられた複数の孔1
3aとを有し、複数の孔13aのうちの一つを選択して
一方の脚部12aに付設されたピン18を嵌挿すること
で、一対の脚部の開脚角度を段階的に変化させることが
できるように構成されている。
【0018】そして、外筒1は網体3が他方の脚部12
bに相対するように一対のブラケット14、15を介し
て一方の脚部12aに固着されており、上述の如く一対
の脚部12a、12bの開脚角度を段階的に変化させる
ことにより、外筒1の網体3側への傾斜角度を段階的に
変化させることができる。
【0019】なお、二又状の支持台Sは、本実施の形態
によるものに限らず、ターンバックル(不図示)等の伸
縮手段を介在させたヨークの両端をそれぞれ両脚部12
a、12bに枢着し、前記ターンバックル等の伸縮手段
の軸方向の長さを調節してヨークの長さを変化させるこ
とにより、両脚部12a、12bの開脚角度を無段階に
変化させるように構成することができる。
【0020】本実施の形態による縦型穀粒搬送装置にお
いて、ホッパ5より供給された穀粒は、回転するスクリ
ュ2のフライト2bによって上方へ揚穀されるが、その
間に穀粒に混在する異物が網体3の網目を通してカバー
4との間の空隙4aに放出されて容器30に落下し、異
物が分離された穀粒のみが放出筒6まで揚穀されて機外
へ放出される。その結果、スクリュ2のフライト2bと
外筒1との間隙部に異物が詰まることがなく、長時間に
わたる連続運転が可能となる。
【0021】また、二又状の支持台Sの一対の脚部12
a、12bの開脚角度を段階的に変化させることで外筒
1の網体3側への傾斜角度を段階的に変化させることが
できる。その結果、穀粒の種類に対応して最適な傾斜角
度を選択して効率的な運転が可能となる。
【0022】なお、本発明において、外筒の径方向の断
面形状は、上述した八角形に限らず、八角形よりも角の
多い多角形や円形に変更できることはいうまでもない。
【0023】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
ため、次に記載するような効果を奏する。
【0024】ホッパより供給された異物が混在する穀粒
は、放出筒へ向かって揚穀される間に、混在する異物が
網体の網目を通して分離除去されてカバーとの間の空隙
へ放出され、異物が混在しない穀粒のみが放出筒まで揚
穀される。その結果、穀粒に混在する異物が外筒とスク
リュのフライトとの間隙部に詰まるおそれがなく、長時
間にわたる連続運転ができる。
【0025】また、網体側への傾斜角度を変化させるこ
とで、網体の網目を通して分離除去される異物の分離効
率を変化させることができるため、揚穀される穀粒の種
類や混在する異物の割合に対応した運転が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態による縦型穀粒搬送装置の模式縦
断面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う模式断面図である。
【図3】図1に示す縦型穀粒搬送装置の下方部分を示す
模式部分斜視図である。
【図4】図1に示す縦型穀粒搬送装置における軸継手の
部分を示す模式分解斜視図である。
【符号の説明】
1 外筒 1a 開口部 1b 底板 1c 天板 2 スクリュ 2a スクリュ軸 2b フライト 3 網体 4 カバー 4a 空隙 5 ホッパ 6 放出筒 7a、7b 軸受 7c シール部材 8 スリーブ 9 締結バンド 10 軸継手部材 11 モータ 11a 出力軸 12a、12b 脚部 13 ヨーク 13a 孔 14、15 ブラケット 16、17 枢軸 18 ピン 19 ガード 19a スリット 20 ケース 30 容器
フロントページの続き (72)発明者 川島 誠蔵 栃木県下都賀郡藤岡町大字藤岡4290 株 式会社タイガーカワシマ内 (56)参考文献 特開 平9−314056(JP,A) 特開 平9−253579(JP,A) 実開 平2−17277(JP,U) 実開 昭63−26638(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 33/00 - 33/38 B65G 65/30 - 65/48

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下方部にホッパを有するとともに上方部
    に放出筒を有する外筒と、前記外筒内に回転自在に配設
    されたスクリュと、前記スクリュを回転させる駆動機構
    とを備えており、前記ホッパより供給された穀粒を揚穀
    して前記放出筒より放出する縦型穀粒搬送装置におい
    て、 前記外筒には、前記ホッパに相対する部位に周壁の一部
    を切除して形成した軸方向に縦長の開口部と、前記開口
    部を覆う切除された前記周壁の一部と略同一形状の網体
    と、前記網体の外周面を空隙をおいて覆うカバーとが設
    けられており、しかも前記外筒が、開脚角度が可変の一
    対の脚部を有する二又状の支持台における一方の脚部
    に、前記網体が他方の脚部に相対するように固着されて
    いることを特徴とする縦型穀粒搬送装置。
  2. 【請求項2】 ホッパに、供給された穀粒の流動方向に
    対して略平行な複数のスリットを有するガードを設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の縦型穀粒搬送装置。
  3. 【請求項3】 網体とカバーとが、外筒に対して着脱自
    在に設けられていることを特徴とする請求項1または2
    記載の縦型穀粒搬送装置。
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