JP3426358B2 - ポリビニルアルコール系樹脂微粒子の製造法 - Google Patents
ポリビニルアルコール系樹脂微粒子の製造法Info
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Description
系樹脂の微粒子の製造法に関し、詳しくは、平均粒径が
20μm以下の均質な微粒子を効率よく得ることができ
るポリビニルアルコール系樹脂の微粒子の製造法に関す
る。
しては、ポリ酢酸ビニル等のポリビニルエステルをケン
化する方法が一般的に採用されている。そして、該ポリ
ビニルアルコール系樹脂は粉体塗料、粉体糊剤、バイン
ダー、医薬品等の担体、化粧品、濾過材の空隙調節剤な
どの用途に利用される場合には、ペレット状ではなく均
一な粉末状での供給が要求されることが多く、粉末状或
いは微粒子状のポリビニルアルコール系樹脂の製造法も
検討されている。例えば、塩析効果によりポリビニル
アルコール系樹脂を析出できる状態でポリ酢酸ビニルの
球状粒子の表面をケン化した後、溶媒置換しながら再度
ケン化を行う方法(特開昭51−17996号公報)、
ポリビニルアルコール系樹脂を有機溶媒中で乳化した
後、脱水する方法(特開昭56−74130号公報)、
酢酸ビニル単量体に分散安定剤としてポリビニルアル
コール系樹脂及びホウ酸塩を添加して懸濁重合によりポ
リ酢酸ビニル粒子を得た後に該粒子をケン化する方法
(特開平5−310807号公報)があり、更に本出願
人に係る出願として粒状の高重合度ポリビニルエステ
ルを不均一系でケン化する方法(特開昭63−3012
05号公報)、平均重合度500以下のポリビニルア
ルコール系樹脂を機械的に粉砕して平均粒径30μm以
下の微粒子状ポリビニルアルコール系樹脂を得る方法
(特開平2−225506号公報)が挙げられる。
及びの方法は、一旦製造したポリビニルアルコール
系樹脂を微粒子化しようとするもので、ポリビニルアル
コール系樹脂の製造と微粒子化の工程が別々となるので
効率が悪く、更にの方法ではポリビニルアルコール系
樹脂の重合度が500以下と制限を受ける。一方、
及びの方法は、ビニルエステルをケン化して直接ポリ
ビニルアルコール系樹脂の粉末或いは微粒子を得ようと
するものではあるが、の方法では、粒子同士の膠着が
生じる恐れがあり、又塩析効果を利用するため塩類を多
量に添加しなければならず、その結果不純物がポリビニ
ルアルコール系樹脂粒子に混在して、純度の高いポリビ
ニルアルコール系樹脂を得るためには、該不純物を分別
する工程が必要となる。又、の方法においてもホウ酸
塩を添加しているため、の方法と同様に該添加物を除
去する工程が必要となってくる。更に、の方法は極限
粘度が1.4dl/g以上の高重合度ポリビニルアルコ
ール系樹脂に限定され、かつ生成されるポリビニルアル
コール系樹脂の粒子径もその実施例より明らかなように
100μm以上で20μm以下の微粒子状ポリビニルア
ルコール系樹脂を得ることはできない。
発明者等が鋭意研究した結果、水溶性高分子のグラフト
化度が30%以上のビニルエステル系重合体、特に水溶
性高分子の共存下でビニルエステル系化合物を乳化重合
又は懸濁重合して得られた重合体を低級アルコールに分
散させてケン化することにより、重合度の制限を受ける
ことなく平均粒径が20μm以下の均質なポリビニルア
ルコール系樹脂の微粒子が直接ビニルエステルから効率
よく、かつ不純物の除去等の後処理をすることなく純度
の高いポリビニルアルコール系樹脂が得られることを見
いだし、本発明を完成するに至った。なお、本発明でい
うグラフト化度とは、乳化重合又は懸濁重合して得られ
た水性分散液を製膜して測定される値で具体的には以下
の通りである。
ケーターを用いて該水性分散液を塗布して、常温で乾燥
させて皮膜を作製し、20℃,65%RHで48時間調
湿する。該皮膜より約3gの試料を採取して精秤(a)
し、アセトンで12時間ソックスレー抽出した後、沸騰
水に4時間浸漬する。この抽出作業を2回繰り返した
後、該皮膜を105℃で3時間乾燥して秤量(b)する。
また、同様に調湿させた分散液皮膜約3gを精秤し、1
05℃で3時間乾燥させて揮発分(C)を求め、以下の
式より算出する。 グラフト化度(%)=[b/a(1−c/100)]×1
00 a:分散液生成皮膜重量(g) b:上記処理後、105℃、3時間乾燥後の皮膜重量
(g) c:分散液生成皮膜の揮発分(%) 本発明を以下に詳細に説明する。
リビニルアルコール系樹脂、澱粉、変性澱粉、水溶性の
エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、ポリアクリル
酸塩、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース、ノニオン性界面活性
剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤等が
挙げられるが、グラフト化度のコントロールの点から、
ポリビニルアルコール系樹脂が好ましく、その中でも部
分ケン化ポリビニルアルコール系樹脂、アセト酢酸エス
テル化ポリビニルアルコール系樹脂、カルボキシル化ポ
リビニルアルコール系樹脂(アクリル酸、メタクリル
酸、クロトン酸、マレイン酸、イタコン酸、シトラコン
酸、アコニット酸、フマル酸、マレイン酸モノエステ
ル、イタコン酸モノエステル、シトラコン酸モノエステ
ル、フマル酸モノエステル、無水マレイン酸、無水イタ
コン酸、無水シトラコン酸等の酸又はその塩等によりカ
ルボキシル化されたポリビニルアルコール)、スルホン
酸変性ポリビニルアルコール系樹脂(エチレンスルホン
酸、アリルスルホン酸、メタアリルスルホン酸等のオレ
フィンスルホン酸又はその塩やナトリウムスルホプロピ
ル2−エチルヘキシルマレート、ナトリウムスルホプロ
ピルトリデシルマレート、ナトリウムスルホプロピルエ
イコシルマレート等のスルホアルキルマレート又はその
塩やスルホアルキル(メタ)アクリルアミド又はその塩
やスルホアルキル(メタ)アクリレート又はその塩等に
よりスルホン酸変性されたポリビニルアルコール)、カ
チオン化ポリビニルアルコール系樹脂(3−クロロ−2
−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロライ
ド、3−クロロエチルトリメチルアンモニウムクロライ
ド、3−クロロプロピルトリメチルアンモニウムクロラ
イド、N−アクリルアミドトリメチルアンモニウムクロ
ライド、N−アクリルアミドエチルトリメチルアンモニ
ウムクロライド、N−アクリルアミドプロピルトリメチ
ルアンモニウムクロライド、2−アクリロキシエチルト
リメチルアンモニウムクロライド、N−メチルジメチル
アミノアクリルアミド、アリルトリメチルアンモニウム
クロライド、メタアリルトリメチルアンモニウムクロラ
イド、ジメチルアリルアミン、ジメチルメタアクリルア
ミン、ジメチルジアリルアンモニウムクロライド、ジエ
チルジアリルアンモニウムクロライド、エチルジアリル
アミン、メチルジアリルアミン等のカチオン基を有する
化合物によりカチオン化されたポリビニルアルコール)
が特に好ましく、本発明の目的を考慮すれば、部分ケン
化ポリビニルアルコール系樹脂においては、平均重合度
100〜4000,ケン化度55〜97モル%が好まし
く、更には平均重合度300〜3000,ケン化度70
〜95モル%が好ましく、殊に平均重合度300〜26
00,ケン化度80〜89モル%が好ましい。
ル系樹脂においては、平均重合度50〜4000,ケン
化度30〜99.8モル%,アセト酢酸エステル化度
0.5〜20モル%が好ましく、更には平均重合度30
0〜2600,ケン化度80〜99モル%,アセト酢酸
エステル化度1〜10モル%が好ましく、殊に平均重合
度500〜1700,ケン化度86〜98モル%,アセ
ト酢酸エステル化度3〜8モル%が好ましい。カルボキ
シル化ポリビニルアルコール系樹脂においては、平均重
合度50〜2000,ケン化度30〜98モル%,カル
ボキシル化度0.05〜10モル%が好ましく、更には
平均重合度100〜1000,ケン化度80〜98モル
%,カルボキシル化度0.1〜5モル%が好ましく、殊
に平均重合度150〜500,カルボキシル化度1〜5
モル%が好ましい。
脂においては、平均重合度50〜2000,ケン化度0
〜100モル%,スルホン酸変性度0.05〜10モル
%が好ましく、更には平均重合度100〜1000,ケ
ン化度30〜99モル%,スルホン酸変性度0.1〜5
モル%が好ましく、殊に平均重合度150〜500,ケ
ン化度50〜88モル%,スルホン酸変性度1〜5モル
%が好ましい。カチオン化ポリビニルアルコール系樹脂
においては、平均重合度50〜3000,ケン化度0〜
100モル%,カチオン化度0.05〜10モル%が好
ましく、更には平均重合度100〜2600,ケン化度
30〜99モル%,カチオン化度0.1〜5モル%が好
ましく、殊に平均重合度150〜1700,ケン化度5
0〜88モル%,カチオン化度1〜5モル%が好まし
い。この中でも、部分ケン化ポリビニルアルコール系樹
脂及びアセト酢酸エステル化ポリビニルアルコール系樹
脂が重要である。
ール系樹脂はポリビニルアルコール系樹脂とジケテンと
を公知の方法で反応することにより得ることができる。
例えばポリビニルアルコール系樹脂を酢酸溶媒中に分散
させておき、これにジケテンを添加する方法、ポリビニ
ルアルコール系樹脂をジメチルホルムアミド、またはジ
オキサンなどの溶媒にあらかじめ溶解しておき、これに
ジケテンを添加する方法が挙げられる。またポリビニル
アルコール系樹脂にジケテンガスまたは液状ジケテンを
直接接触させてアセト酢酸エステル化ポリビニルアルコ
ール系樹脂を得る方法も採り得る。
ステル化ポリビニルアルコール系樹脂を用いてビニルエ
ステル系重合体を得る場合、ブチルメルカプタン、ヘキ
シルメルカプタン、オクチルメルカプタン、デシルメル
カプタン、ヘキサデシルメルカプタン、ドデシルメルカ
プタン、オクタデシルメルカプタン、フェニルメルカプ
タン、メルカプトトルエン等のメルカプタン類や酸性
(メタ)亜硫酸ナトリウム、酸性(メタ)亜硫酸カリウ
ム等の酸性亜硫酸塩の存在下で重合を行うと、安定性の
良好なエマルジョンが得られ、ケン化時により粒径のシ
ャープなポリビニルアルコール系樹脂微粒子が得られる
ので好ましい。また、必要に応じて、澱粉、変性澱粉、
水溶性のエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、ポリ
アクリル酸塩、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセ
ルロース、カルボキシメチルセルロース、ノニオン性界
面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性
剤等の他の水溶性高分子を適宜併用することも可能であ
る。
物としては、ギ酸ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビ
ニル、バレリン酸ビニル、ラウリン酸ビニル、ステアリ
ン酸ビニル、酢酸イソプロペニールなどが挙げられ、こ
れらを単独重合あるいは共重合して用いられる。なかん
ずく酢酸ビニル単独あるいは酢酸ビニルを主体とした共
重合が均質で水溶性に優れる点で好適に用いられる。
又、本発明の効果を阻害しない範囲で、上記のビニルエ
ステル系化合物に共重合可能なモノマーが共重合されて
いても差し支えなく、このようなモノマーとしては、例
えば、(メタ)アクリル酸,マレイン酸,イタコン酸,
クロトン酸等の不飽和酸又はそのエステル或いは塩又は
無水物、(メタ)アクリルアミド又はその誘導体、アリ
ルスルホン酸ナトリウムやメタアリルスルホン酸ナトリ
ウム等の不飽和スルホン酸塩類、アルキルビニルエーテ
ル、アセトアセチル基含有エチレン性不飽和モノマー、
オキシアルキレン基含有不飽和モノマー、第4級アンモ
ニウム塩含有不飽和ビニルモノマー、エチレン,プロピ
レン,α−オクテン,α−ドデセン等のα−オレフィン
類、塩化ビニル、塩化ビニリデン、フッ化ビニル、フッ
化ビニリデン、(メタ)アクリロニトリル、ビニルアル
コキシシラン類などが挙げられる。
ビニルエステル系重合体を得る方法としては、特に限定
されないが、水溶媒中でビニルエステル系モノマー類を
ラジカル重合することが工業的に有利であり、水溶性高
分子の共存下でビニルエステル系化合物を乳化重合又は
懸濁重合させる方法が好ましい。該重合方法としては、
公知の方法が採用され得る。例えば、乳化重合法として
は、水溶性高分子の水媒体中でビニルエステル系モノマ
ーを一括,分割,連続のいずれかの添加方法によって行
うことができ、またビニルエステル系モノマーを水溶性
高分子で乳化分散した後、乳化液として添加することも
できる。重合時間は2〜8時間、重合温度は40〜95
℃(好ましくは60〜85℃)、エマルジョン中のポリ
マー濃度は10〜60重量%(好ましくは45〜55重
量%)である。該重合における水溶性高分子の添加量は
全系に対して1〜20重量%が好ましく、特に3〜10
重量%が好ましい。乳化重合触媒としてはラジカル発生
剤、なかんずく過酸化水素、過硫酸アンモニウム、過硫
酸カリウム等の水溶性触媒が好適に用いられる。
性剤等の各種界面活性剤もAA化PVAと併用しうる。
さらに他の乳化剤、例えばセルロース誘導体(カルボキ
シメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、メ
チルセルロースなど)、ポリビニルアルコール類、ポリ
アクリル酸誘導体、(無水)マレイン酸−ビニルエーテ
ル共重合体、(無水)マレイン酸−酢酸ビニル共重合
体、酢酸ビニル−(メタ)アリルスルホン酸(塩)共重
合体ケン化物なども適宜併用できる。その他通常の乳化
重合で用いられる種々の添加剤、例えばレドックス系で
用いられるロンガリット、モール塩等の還元剤や更には
高級アルコール類の連鎖移動剤、pH調整剤なども適宜
使用できる。
様、水溶性高分子の水媒体中でビニルエステル系モノマ
ーを一括,分割,連続のいずれかの添加方法によって行
うことができ、またビニルエステル系モノマーを水溶性
高分子で懸濁分散した後懸濁液として添加することもで
きる。重合時間は2〜8時間、重合温度は40〜95℃
(好ましくは60〜85℃)、サスペンジョン中のポリ
マー濃度は10〜60重量%(好ましくは45〜55重
量%)である。
ずく油溶性触媒が好適に用いられ、例えば、過酸化ベン
ゾイル、ラウリルパーオキサイド等の有機パーオキサイ
ドやアゾビスイソブチロニトリルに代表されるアゾ化合
物等が好適に用いられる。また、重合度調節剤としてメ
ルカプタン類、高級アルコール類等の連鎖移動剤やpH
調整剤なども適宜使用できる。該重合における水溶性高
分子の添加量は全系に対して0.1〜10重量%が好ま
しく、特に0.5〜5重量%が好ましい。
られたビニルエステル系重合体への水溶性高分子のグラ
フト化度を30%以上にした後にケン化することに最大
の特徴を有するもので、該グラフト化度を30%以上に
する方法は特に限定されないが、上述の如く水溶性高分
子として特定のポリビニルアルコール系樹脂を用いるこ
とによって達成することが可能である。該グラフト化度
が30%未満では、平均粒径が20μm以下の微粒子と
することができず本発明の目的を達成することはできな
い。該グラフト化度が40〜90%の時、本発明の効果
が最もよく発揮することができ好ましい。更に好ましく
は50〜70%である。本発明のポリビニルアルコール
系樹脂微粒子を得るには、上記重合で得られた重合体を
ケン化する必要がある。
る。例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、
ブタノール等の炭素数4以下の低級アルコール中、工業
的にはメタノール中で分散状態で行われる。該アルコー
ル中のビニルエステル系重合体の濃度は広く変え得るが
好ましくは5〜50重量%、更に好ましくは20〜35
重量%の範囲から適宜選択される。又、該アルコール中
には水を含有していても良く、その含有量は45重量%
以下が好ましく、更に好ましくは30重量%以下であ
る。
ン化処理に供する場合、ビニルエステル系重合体の乳化
重合液又は懸濁重合液から、噴霧乾燥処理、濾過処理、
遠心分離処理、濃縮処理、凍結乾燥処理等の方法により
重合体を取り出してケン化処理に供する方法と乳化重合
液又は懸濁重合液のままケン化処理に供する方法が考え
られ、本発明では特に限定されないが、ケン化効率や酢
酸ソーダの発生等を考慮すれば、噴霧乾燥処理等により
微粒子化された重合体をケン化処理に供した方が好まし
い。重合液から重合体を分離する方法は、特に限定され
ず上記の如き処理方法が挙げられるが、好ましい態様と
して噴霧乾燥処理について以下に説明する。
ノズル(加圧或いは二流体)タイプの噴霧機械により、
該重合液を50〜200℃雰囲気中に噴霧して微粒子化
と乾燥を同時に行うものである。前者のディスクタイプ
とは回転数5000〜40000rpm程度で回転して
いるディスク上に重合液を滴下してディスクの遠心力で
噴霧状態にするものであり、後者のノズルタイプには加
圧タイプと二流体タイプがあり、加圧タイプは重合液を
加圧してノズルより該重合液を噴出させ噴霧状態にする
もので、又二流体タイプとは特定のガス(例えば、窒素
ガス)を加圧しながら重合液と混合してノズルより噴出
させ噴霧状態にするものである。ノズル噴霧の場合のノ
ズル形状は円、四角、楕円等任意である。この処理によ
り重合体の微粒子化と乾燥が同時に行われるのである。
樹脂は、平均粒径20μm以下の本発明のポリビニルア
ルコール系樹脂微粒子となる。更に、必要に応じてジェ
ットミル等による機械粉砕を行ってもよい。かかる方法
で得られた本発明の平均粒径20μm以下のポリビニル
アルコール系樹脂微粒子は、粒度及び粒径分布がシャー
プで不純物をほとんど含まないもので、ケン化度や重合
度の制限もなく応用範囲が広く、繊維,フィルム・シー
ト等の成形物用途、接着剤用途、コーティング用途、懸
濁分散安定剤用途、乳化剤用途、粘度調製剤用途、凝集
剤用途、土壌改良剤用途、化粧品用途等に利用すること
ができ、本発明の特徴を考慮すれば、特に粉体塗料、粉
体糊剤、バインダー、医薬品等の担体、化粧品、濾過材
の空隙調節剤などの用途において大変有用である。
ステル系重合体を分散ケン化しているため、平均粒径2
0μm以下の均質なポリビニルアルコール系樹脂微粒子
が得られ、粉体塗料、粉体糊剤、バインダー、医薬品等
の担体、化粧品、濾過材の空隙調節剤などの用途におい
て大変有用である。
る。尚、実施例中「部」、「%」とあるのは、特に断り
のない限り重量基準を表す。 実施例1 (ビニルエステル系重合体の製造)水溶性高分子として
平均重合度1700、平均ケン化度88モル%、アセト
酢酸エステル化度5モル%のアセト酢酸エステル化ポリ
ビニルアルコール系樹脂を用いて以下の如く酢酸ビニル
の乳化重合を行った。撹拌機、還流冷却器、滴下ロー
ト、温度計を備えたセパラブルフラスコにイオン交換水
155部、上記アセト酢酸エステル化ポリビニルアルコ
ール系樹脂10部及び酢酸ナトリウム0.05部を仕込
み、撹拌しながらフラスコ内の温度を90℃に昇温して
完全に溶解させた。次に65℃にして、その間窒素ガス
でフラスコ内を置換しながら3%過硫酸アンモニウム水
2mlを添加した。次いで内温を70℃に保ちながら酢
酸ビニルモノマー135部を4時間かけて均等滴下しな
がら、更に3%過硫酸アンモニウム水8mlを1時間毎
に4分割添加して重合を行った。全モノマーを仕込み後
75℃で1時間熟成した後冷却してポリ酢酸ビニルの微
粒子(平均粒径1.2μm)のエマルジョン(固形分約
48%、粘度20ps/25℃)が得られた。
径0.5mmのノズルより、噴霧圧1.0kg/cm2
で150℃の窒素ガス雰囲気中に噴霧し、同時に乾燥さ
せてアセト酢酸エステル化ポリビニルアルコール系樹脂
がグラフト(該乳化重合液よりエマルジョン皮膜を作製
して本発明の方法によりグラフト化度を測定したところ
グラフト化度75%であった)されたポリ酢酸ビニルの
微粒子(平均粒径7μm)を得た。
含水率0%のメタノール300部に分散させて、更に水
酸化ナトリウム2.3部を添加して30℃で3時間ケン
化後酢酸で中和して、上記同様噴霧乾燥してケン化度9
7モル%,平均粒径15μm、4%水溶液粘度40cp
s/20℃の本発明のポリビニルアルコール系樹脂微粒
子を得た。更に該微粒子をラボ用ジェットミル(分級部
クリアランス10mm、フィーダー回転速度40rp
m)で解砕し、分級捕集したところ平均粒子径2μmで
分布のシャープなポリビニルアルコール系樹脂超微粒子
が得られた。
平均重合度1700、平均ケン化度88モル%の部分ケ
ン化ポリビニルアルコール系樹脂を用いて以下の如く酢
酸ビニルの乳化重合を行った。撹拌機、還流冷却器、滴
下ロート、温度計を備えたセパラブルフラスコにイオン
交換水120部、上記部分ケン化ポリビニルアルコール
系樹脂10.5部及び酢酸ナトリウム0.6部を仕込
み、撹拌しながらフラスコ内の温度を90℃に昇温して
完全に溶解させた。次に65℃にして、その間窒素ガス
でフラスコ内を置換しながら酢酸ビニルモノマー14.
5部と3%過硫酸アンモニウム水2mlを添加した。次
いで内温を70℃に保ちながら酢酸ビニルモノマー14
0部を3時間かけて均等滴下しながら、更に3%過硫酸
アンモニウム水12mlを1時間毎に4分割添加して重
合を行った。全モノマーを仕込み後75℃で1時間熟成
した後冷却して、部分ケン化ポリビニルアルコール系樹
脂がグラフト(実施例1と同様にグラフト化度を測定し
たところグラフト化度50.5%であった)されたポリ
酢酸ビニルの微粒子(平均粒径1.5μm)のエマルジ
ョン(固形分約55%、粘度25ps/25℃)が得ら
れた。
ロート、温度計を備えたセパラブルフラスコに得られた
エマルジョン100部を入れ、30℃の撹拌下で含水率
13%のメタノール300部を滴下混合して、均一な溶
液を得た。更に2%の水酸化ナトリウムを含有したメタ
ノール55.1部を添加して30℃で2時間ケン化して
得られたスラリーを酢酸で中和・洗浄後、濾過(分析用N
O.2濾紙使用)して、ケン化度96.5モル%,平均粒径
6.5μm、4%水溶液粘度35cps/20℃の本発
明のポリビニルアルコール系樹脂微粒子を得た。更に該
微粒子をラボ用ジェットミル(分級部クリアランス10
mm、フィーダー回転速度40rpm)で解砕し、分級
捕集したところ平均粒子径0.9μmで分布のシャープ
なポリビニルアルコール系樹脂超微粒子が得られた。
00、ケン化度98モル%、アセト酢酸エステル化度6
モル%のアセト酢酸エステル化ポリビニルアルコール系
樹脂を用いた以外は、実施例2に準じて酢酸ビニルの乳
化重合を行って該樹脂のグラフト化度が64%のポリ酢
酸ビニルを得た後、同様にケン化処理を行って、ケン化
度98モル%,平均粒径6μm、4%水溶液粘度32c
ps/20℃のポリビニルアルコール系樹脂微粒子を得
た。
ステル化度6モル%のアセト酢酸エステル化ポリビニル
アルコール系樹脂を用いて以下の如く酢酸ビニルの懸濁
重合を行った。撹拌機、還流冷却器、滴下ロート、温度
計を備えたセパラブルフラスコにイオン交換水180
部、上記アセト酢酸エステル化ポリビニルアルコール系
樹脂4.5部を仕込み、撹拌しながらフラスコ内の温度
を80℃に上げた。その間窒素ガスでフラスコ内を置換
しながら酢酸ビニルモノマー120部及びベンゾイルパ
ーオキサイド0.24部を添加した。次いで内温を70
℃に保ちながら7時間かけて懸濁重合を行い75℃で1
時間熟成した後冷却した。次に該懸濁重合液から、実施
例1と同様にアセト酢酸エステル化ポリビニルアルコー
ル系樹脂がグラフトされたポリ酢酸ビニルの微粒子(平
均粒径27μm)を得た後、該重合体微粒子100部を
含水率5%のメタノール250部に分散させて、更に水
酸化ナトリウム2.3部を添加してケン化を行って、ケ
ン化度87モル%,平均粒径4μm、4%水溶液粘度3
0cps/20℃のポリビニルアルコール系樹脂微粒子
を得た。尚、該懸濁重合体粒子を含水率40%のメタノ
ールに溶解させてエマルジョン皮膜を作製して本発明の
方法によりグラフト化度を測定したところ56%であっ
た。
0,ケン化度80モル%の部分ケン化ポリビニルアルコ
ール系樹脂を用いた以外は、実施例4に準じて酢酸ビニ
ルの懸濁重合を行って該樹脂のグラフト化度が40%の
ポリ酢酸ビニルを得た後、同様にケン化処理を行って、
ケン化度90モル%,平均粒径15μm、4%粘度32
cpsのポリビニルアルコール系樹脂微粒子を得た。
00、ケン化度88モル%、アセト酢酸エステル化度5
モル%のアセト酢酸エステル化ポリビニルアルコール系
樹脂を用いた以外は、実施例4に準じて酢酸ビニルの懸
濁重合を行って該樹脂のグラフト化度が45%のポリ酢
酸ビニルを得た後、同様にケン化処理を行って、ケン化
度88モル%,平均粒径16μm、4%水溶液粘度52
cps/20℃のポリビニルアルコール系樹脂微粒子を
得た。
0、ケン化度94モル%、マレイン酸モノメチルエステ
ル化度3モル%のマレイン酸モノメチルエステル化ポリ
ビニルアルコール系樹脂を用いた以外は、実施例1に準
じて酢酸ビニルの乳化重合を行って該樹脂のグラフト化
度が70%のポリ酢酸ビニルを得た後、同様にケン化処
理を行って、ケン化度97モル%,平均粒径2μm、4
%水溶液粘度46cps/20℃のポリビニルアルコー
ル系樹脂微粒子を得た。
0,ケン化度88モル%、アリルスルホン酸変性度2モ
ル%のアリルスルホン酸変性ポリビニルアルコール系樹
脂を用いた以外は、実施例1に準じて酢酸ビニルの乳化
重合を行って該樹脂のグラフト化度が58%のポリ酢酸
ビニルを得た後、同様にケン化処理を行って、ケン化度
94モル%,平均粒径1.7μm、4%水溶液粘度22
cps/20℃のポリビニルアルコール系樹脂微粒子を
得た。
ルアンモニウムクロライドでカチオン化された平均重合
度1500、ケン化度88モル%、カチオン化度1モル
%のカチオン化ポリビニルアルコール系樹脂を用いた以
外は、実施例4に準じて酢酸ビニルの懸濁重合を行って
該樹脂のグラフト化度が50%のポリ酢酸ビニルを得た
後、同様にケン化処理を行って、ケン化度92モル%,
平均粒径4μm、4%水溶液粘度27cps/20℃の
ポリビニルアルコール系樹脂微粒子を得た。
下で酢酸ビニルの乳化重合を行ってグラフト化度が50
%のポリ酢酸ビニルを得た以外は、同様にケン化処理を
行って、ケン化度97モル%,平均粒径2.5μm、4
%水溶液粘度14cps/20℃のポリビニルアルコー
ル系樹脂微粒子を得た。
在下で酢酸ビニルの乳化重合を行ってグラフト化度が5
5%のポリ酢酸ビニルを得た以外は、同様にケン化処理
を行って、ケン化度90モル%,平均粒径1.2μm、
4%水溶液粘度20cps/20℃のポリビニルアルコ
ール系樹脂微粒子を得た。
コール系樹脂に代えて平均重合度2000、ケン化度9
9モル%の完全ケン化ポリビニルアルコール系樹脂7部
及びポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(商品
名;ノニポール、三洋化成社製)3部を用いて酢酸ビニ
ルを乳化重合した以外は実施例1と同様にしてケン化処
理を行ったが、凝固して微粒子状のポリビニルアルコー
ル系樹脂は得られなかった。尚、上記の乳化重合液より
エマルジョン皮膜を作製して本発明の方法によりグラフ
ト化度を測定したところグラフト化度7%であった
分ケン化ポリビニルアルコール系樹脂の代わりに平均重
合度1700、ケン化度98モル%の準完全ケン化ポリ
ビニルアルコール系樹脂9部及びアニオン性界面活性剤
(商品名;レベノールWZ、第一工業製薬社製)1.5
部を併用し、更に3%過硫酸アンモニウムに代えて4.
5%過酸化水素水10部と4.5%酒石酸水溶液10部
を添加した以外は実施例2と同様に乳化重合を行い、グ
ラフト化度14.2%のポリ酢酸ビニルの微粒子(平均
粒径0.6μm)のエマルジョン(固形分約55%、粘
度5ps/25℃)が得られた。 (ケン化処理)上記のエマルジョンを用いて実施例2と
同様にケン化処理を行ったところ、ポリビニルアルコー
ル系樹脂の析出時に全体が凝固して、目的とする微粒子
状のポリビニルアルコール系樹脂は得られなかった。
コール系樹脂の代わりに平均重合度2000、ケン化度
99モル%の完全ケン化ポリビニルアルコール系樹脂を
用い、かつベンゾイルパーオキサイドに代えて2,2’
−アゾビス(4−メトキシ−2,4ジメチルバレロニト
リル)(商品名;V−70、和光純薬社製)を用いて、
重合温度を40〜50℃とした以外は実施例4と同様に
乳化重合を行い、グラフト化度1%未満のポリ酢酸ビニ
ルの粒子(平均粒径30μm)が得られた。得られた粒
子を実施例4と同様にケン化処理を行ったが、凝塊状と
なり微粒子状のポリビニルアルコール系樹脂は得られな
かった。
ル%、アセト酢酸エステル化度0.05モル%のアセト
酢酸エステル化ポリビニルアルコール系樹脂を用いて酢
酸ビニルを乳化重合してグラフト化度8%のポリ酢酸ビ
ニルの微粒子(平均粒径1.5μm)のエマルジョン
(固形分約55%、粘度5ps/25℃)を得て、実施
例1と同様にケン化処理を行ったが、凝塊状となり微粒
子状のポリビニルアルコール系樹脂は得られなかった。
ル%、アセト酢酸エステル化度0.05モル%のアセト
酢酸エステル化ポリビニルアルコール系樹脂を用いて酢
酸ビニルを懸濁重合してグラフト化度5%のポリ酢酸ビ
ニルの微粒子(平均粒径20μm)を得て、実施例4と
同様にケン化処理を行ったが、凝塊状となり微粒子状の
ポリビニルアルコール系樹脂は得られなかった。
ニルエステル系重合体を分散ケン化しているため、平均
粒径20μm以下の均質なポリビニルアルコール系樹脂
微粒子が得られ、粉体塗料、粉体糊剤、バインダー、医
薬品等の担体、化粧品、濾過材の空隙調節剤などの用途
において大変有用である。
Claims (12)
- 【請求項1】 水溶性高分子のグラフト化度が30%以
上のビニルエステル系重合体を低級アルコールに分散さ
せてケン化することを特徴とするポリビニルアルコール
系樹脂微粒子の製造法。 - 【請求項2】 水溶性高分子の共存下でビニルエステル
系化合物を乳化重合又は懸濁重合して得られたビニルエ
ステル系重合体を用いることを特徴とする請求項1記載
のポリビニルアルコール系樹脂微粒子の製造法。 - 【請求項3】 グラフト化度が40〜90%であること
を特徴とする請求項1又は2記載のポリビニルアルコー
ル系樹脂微粒子の製造法。 - 【請求項4】 低級アルコールの含水率が45重量%以
下であることを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の
ポリビニルアルコール系樹脂微粒子の製造法。 - 【請求項5】 ビニルエステル系化合物が酢酸ビニルで
あることを特徴とする請求項1〜4いずれか記載のポリ
ビニルアルコール系樹脂微粒子の製造法。 - 【請求項6】 水溶性高分子がポリビニルアルコール系
樹脂であることを特徴とする請求項1〜5いずれか記載
のポリビニルアルコール系樹脂微粒子の製造法。 - 【請求項7】 水溶性高分子のポリビニルアルコール系
樹脂が部分ケン化ポリビニルアルコール系樹脂、アセト
酢酸エステル化ポリビニルアルコール系樹脂、カルボキ
シル化ポリビニルアルコール系樹脂、スルホン酸変性ポ
リビニルアルコール系樹脂、カチオン化ポリビニルアル
コール系樹脂のいずれかであることを特徴とする請求項
6記載のポリビニルアルコール系樹脂微粒子の製造法。 - 【請求項8】 部分ケン化ポリビニルアルコール系樹脂
のケン化度が30〜97モル%であることを特徴とする
請求項7記載のポリビニルアルコール系樹脂微粒子の製
造法。 - 【請求項9】 アセト酢酸エステル化ポリビニルアルコ
ール系樹脂がアセト酢酸のエステル化度が0.5〜20
モル%で、ケン化度が70〜99モル%であることを特
徴とする請求項7記載のポリビニルアルコール系樹脂微
粒子の製造法。 - 【請求項10】 ビニルエステル系共重合体がメルカプ
タン類の存在下でグラフトされたことを特徴とする請求
項9記載のポリビニルアルコール系樹脂微粒子の製造
法。 - 【請求項11】 ビニルエステル系共重合体が酸性亜硫
酸塩の存在下でグラフトされたことを特徴とする請求項
9記載のポリビニルアルコール系樹脂微粒子の製造法。 - 【請求項12】 重合体として水溶性高分子の共存下で
ビニルエステル系化合物を乳化重合又は懸濁重合して得
られた水溶性高分子のグラフト化度30%以上の重合体
含有液を噴霧乾燥した微粒子を用いることを特徴とする
請求項1〜11いずれか記載のポリビニルアルコール系
樹脂微粒子の製造法。
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JPS5438637B2 (ja) * | 1974-06-06 | 1979-11-22 | ||
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JP3322918B2 (ja) * | 1992-10-22 | 2002-09-09 | 日本合成化学工業株式会社 | ポリビニルアルコール系樹脂の水性分散液 |
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- 1994-07-19 JP JP19001994A patent/JP3426358B2/ja not_active Expired - Fee Related
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