JP3425792B2 - ラベル貼付装置 - Google Patents

ラベル貼付装置

Info

Publication number
JP3425792B2
JP3425792B2 JP35018293A JP35018293A JP3425792B2 JP 3425792 B2 JP3425792 B2 JP 3425792B2 JP 35018293 A JP35018293 A JP 35018293A JP 35018293 A JP35018293 A JP 35018293A JP 3425792 B2 JP3425792 B2 JP 3425792B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sticking
label
adherend
frame
stacked
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP35018293A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07187164A (ja
Inventor
口 正 松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Sealing Printing Co Ltd
Original Assignee
Osaka Sealing Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Sealing Printing Co Ltd filed Critical Osaka Sealing Printing Co Ltd
Priority to JP35018293A priority Critical patent/JP3425792B2/ja
Publication of JPH07187164A publication Critical patent/JPH07187164A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3425792B2 publication Critical patent/JP3425792B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Labeling Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はラベル貼付装置に関
し、特にたとえば、連続的に積層された被貼付物の互い
に隣接し対向する面と交差する側面に順次ラベルを貼付
するためのラベル貼付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は被貼付物1が、地面と略垂直方
向に連続的に積層され、積み上げられた状態を示す斜視
図である。被貼付物1は、たとえば紙などを所定の枚数
ずつ包装したものである。被貼付物1の側面には、ラベ
ル2が貼付される。ラベル2には、たとえばロット番
号,枚数,品種名などが表示される。このようなラベル
2を被貼付物1に自動的に貼付するためのラベル貼付装
置の一例が、たとえば特公昭64−1209号公報に開
示されている。このラベル貼付装置は、積み上げられた
被貼付物1の上から順次ラベル2を貼付するためのもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ラベル貼付装置は、あらかじめ設定された所定のピッチ
でラベルを貼付するものであった。そのため、図11に
示すように、積み上げられている各被貼付物1の厚みが
異なる場合には、ラベル2の貼付位置が徐々に上下方向
にずれてしまうという問題があった。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、連
続的に積層された被貼付物の各々の厚みが異なる場合に
も、各被貼付物の所定の位置にラベルを貼付することが
できるラベル貼付装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、連続して積
層された被貼付物の互いに隣接し対向する面と交差する
側面に各々ラベルを順次貼付するためのラベル貼付装置
であって、ラベルを被貼付物の側面に順次貼付するため
の貼付手段と、貼付手段を、被貼付物の積層方向に側面
に沿って連続的に変位させるための変位手段と、貼付手
段に連動し、連続的に積層された被貼付物の境目を検知
するための検知手段と、検知手段による被貼付物の境目
検知情報、被貼付物の情報およびラベルの情報に基づ
き、変位手段で貼付手段を被貼付物の積層方向の所定の
位置に変位させ、貼付手段でラベルを被貼付物の所定の
位置に貼付させるように、変位手段および貼付手段を制
御する制御手段とを含む、ラベル貼付装置である。
【0006】
【作用】貼付手段は、変位手段により、被貼付物の積層
方向に、被貼付物の側面に沿って連続的に移送される。
その移送中、検知手段によって、積層された被貼付物の
境目が検知されると、検知信号が制御手段に送られる。
そして、制御手段によって、駆動を開始させるための信
号が貼付手段に送られ、ラベルが被貼付物に貼付され
る。
【0007】
【発明の効果】この発明のラベル貼付装置によれば、積
層された被貼付物の各々の境目を検知してからラベルの
貼付を開始させることができる。したがって、積層され
た被貼付物の各々の厚みが異なる場合にも、所定の位置
にラベルを貼付することができる。したがって、この発
明のラベル貼付装置10によれば、ラベルの貼付不良を
低減させることができ、ラベル貼付作業を効率的に行う
ことができる。
【0008】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0009】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す斜視図であ
り、図2はその作動状況を示す図解図である。この実施
例のラベル貼付装置10は、略矩形の基台12を含む。
基台12上には、略矩形の可動台14が左右移動自在に
設けられる。したがって、可動台14は、積み上げられ
た被貼付物1の側面に対して平行に移動する。可動台1
4上には、柱状のフレーム体16が前後移動自在に設け
られる。したがって、フレーム体16は、積み上げられ
た被貼付物1の側面に対して近づいたり、遠ざかったり
する。可動台14およびフレーム体16は、図示しない
モータ,ギヤなどによって可動される。なお、この実施
例において、被貼付物1とは、たとえば紙などが所定の
枚数ずつ平板状に包装されたものであって、複数個積層
した場合それぞれが互いに隣接した対向する面と直交す
る側面を有し、その側面に各々ラベル2が貼付される。
被貼付物1は、地面と略垂直に複数段、連続的に積層さ
れるようにして積み上げられ、ラベル貼付装置10の正
面に移送されてくる。
【0010】フレーム体16の正面には、略L字状に伸
び出るようにして、積み上げられた被貼付物1を検知す
るための接触式の検知センサ18が設けられる。検知セ
ンサ18は、フレーム体16と一体に被貼付物の方向に
移動することにより、被貼付物に接触し、被貼付物を検
知するためのものである。また、フレーム体16の側面
には、ラベル2を被貼付物1に順次貼着するための貼付
手段としての貼付ヘッド20が配置される。貼付ヘッド
20は、略矩形のシャーシ22を含む。シャーシ22
は、フレーム体16の側面に上下方向、すなわち被貼付
物1の積層方向に移動自在に保持される。シャーシ22
は、変位手段としてのモータ(図示せず)によってギヤ
などを介して可動される。シャーシ22の後方には、動
作に異常が生じたときに点滅される警報ランプ24が設
けられる。
【0011】シャーシ22の後端近傍には、ロール状に
巻き重ねられたラベル連続体3を保持し、ラベルを順次
供給するための供給リール26が設けられる。ここで、
ラベル連続体3とは、帯状の剥離台紙4上に一定間隔
で、たとえば短冊状のラベル2が仮着されてなるもので
ある。ラベル2の表面には表示部が設けられ、裏面には
粘着剤層が形成される。供給リール26の下側には、ラ
ベル2が剥離された後の剥離台紙4をロール状に巻き取
るための巻取リール28が設けられる。また、シャーシ
22の略中央部には、ラベル2の表面に所望の文字,図
形,記号などを印刷するための印字装置30が固定的に
設けられる。この印字装置30としては、たとえば感熱
転写方式、ワイヤドット方式などの印刷装置が用いられ
る。
【0012】さらに、印字装置30の下側には、シャー
シ22に、前後、すなわち被貼付物1の方向に水平に移
動自在に貼付フレーム32が設けられる。したがって、
貼付フレーム32は、被貼付物1に近づいたり、遠ざか
ったりする。そして、この貼付フレーム32は、シャー
シ22の上下方向の移動に従って、積み上げられた被貼
付物1の側面に追従しながら上下方向、すなわち被貼付
物2の積層方向に移動して、被貼付物1に順次ラベル2
を貼付するためのものである。貼付フレーム32の被貼
付物1方向の一端側には、ラベル連続体3からラベル2
を剥離するための剥離器34が設けられる。また、剥離
器34の上側には、剥離されたラベル2を被貼付物1に
押圧するための押圧ローラ36が回動自在に設けられ
る。さらに、剥離器34の下側には、ローラ38が回動
自在に設けられる。貼付フレーム32は、ローラ38に
よって被貼付物1の側面をなぞりながら下降移動する。
また、このローラ38の軸受け部は、スプリング38a
を介して貼付フレーム32に取り付けられることによ
り、被貼付物1方向に付勢される。したがって、ローラ
38は、被貼付物1に接触したときに貼付フレーム32
が被貼付物1に強くあたることがないようにするための
クッションとしても働く。
【0013】図3(A)は、貼付フレーム32を下から
見た平面図解図であり、図3(B)は、その可動状況を
示す平面図解図である。図3(A),図3(B)を参照
しながら貼付フレーム32についてさらに説明する。貼
付フレーム32は、略矩形のヘッド部40を含む。ヘッ
ド部40は、貼付フレーム32の、被貼付物1方向の一
端側に形成される。ヘッド部40は、その被貼付物1方
向の一端側で剥離器34,押圧ローラ36,およびロー
ラ38を保持する。ヘッド部40の被貼付物1と反対側
には、略中央部に所定の間隔を有しながら、棒状の2本
のガイド体42が平行に突き出し形成される。また、ガ
イド体42と平行に、ヘッド部40の両端部から突き出
るようにして、細長い板状の2本の枠体44が形成され
る。枠体44とガイド体42とは、それらに直角に配置
された細長い板状の連結部材46によって連結され、一
体に形成される。ガイド体42は、それぞれ保持具48
に形成された貫通孔に摺動自在に貫装して保持される。
保持具48は、シャーシ22に固定された印字装置30
の下側に固着される。
【0014】また、貼付フレーム32の被貼付物1と反
対側には、連結部材46と平行に板状の付勢板50が固
定される。付勢板50は、シャーシ22に固定された印
字装置30の下側に固着される。付勢板50の両端近傍
には、一対の貫通孔が形成され、その貫通孔に2本のガ
イド体42が摺動自在に挿通される。付勢板50の幅方
向の一端側と枠体46との間には、ガイド体42に巻き
つけるようにしてスプリング52が巻装されている。ス
プリング52の一端は、連結部材46に固着され、他端
は付勢板50に固着される。スプリング52は、ヘッド
部40,枠体44,ガイド体42,および連結部材46
を一体に被貼付物40方向へ付勢するためのものであ
る。
【0015】さらに、付勢板50の略中央部には、貫通
孔が形成され、その貫通孔には雄ねじが周囲に形成され
た棒体54が回動自在に挿通される。棒体54は、被貼
付物1の側面に対して略垂直に、すなわち地面に対して
水平に配置される。棒体54は、連結部材46に形成さ
れた貫通孔に挿通される。そして、棒体54の一端部
は、被貼付物1から遠くに配置され、他端部は被貼付物
1の近傍に配置される。この棒体54の一端部は、モー
タ56に連結される。モータ56は、棒体54を回動さ
せるためのものである。このモータ56は、印字装置3
0の下側に固定されて設けられる。棒体54の他端部
は、棒体54を回動自在に保持するための軸受け58に
保持される。軸受け58は、印字装置30の下側に固着
される。軸受け58と連結部材46との間には、枠体押
さえ具57が配置される。枠体押さえ具57には、貫通
孔が形成され、その貫通孔には雌ねじが形成される。枠
体押さえ具57は、被貼付物1の方向に水平に移動自在
に印字装置30の下側に形成される。そして、枠体押さ
え具57は、その貫通孔に形成された雌ねじと棒体54
の雄ねじとが協働することにより、棒体54の回動に伴
って棒体54の軸方向に移動するように設けられる。し
たがって、図3(A)に示すように、棒体54が回転す
ることにより、枠体押さえ具57は、連結部材46を被
貼付物1と反対側の付勢板50方向へと移動させる。そ
して、連結部材46は、ヘッド部40,枠体44,ガイ
ド体42と一体にスプリング52を圧縮しながら、被貼
付物1と反対側の付勢板50の方向へと押さえつけられ
る。また、枠体押さえ具57は、棒体54の逆回転に伴
い、棒体54の軸方向の一端近傍から他端近傍へと移動
する。すると、図3(B)に示すように、連結部材46
は、枠体押さえ具57から開放され、ヘッド部40,枠
体44,ガイド体42と一体にスプリング52によって
被貼付物1方向に付勢される。
【0016】また、図1に示すように、貼付フレーム3
2の側方には、斜め下方向に突き出るようにして、棒状
の接触センサ60が設けられる。接触センサ60は、図
2に示すように、上方へ折れ曲がり可能に設けられる。
接触センサ60は、積み上げられた被貼付物1の上面を
検知するためのものである。また、枠体46の側方に
は、検知手段としての画像処理ユニット62が配置され
る。画像処理ユニット62は、貼付ヘッド20のシャー
シ22に取り付けられる。画像処理ユニット62は、ラ
ベル貼付装置10の正面に積み上げられた被貼付物1の
上端あるいは境目を検知するためのものである。画像処
理ユニット62は、たとえばCCDカメラなどの電子式
カメラ64を含む。さらに、画像処理ユニット62に
は、電子式カメラ64により撮影された画像を表示する
ためのモニタ(図示せず)が接続される。また、貼付ヘ
ッド20の側方には、被貼付物1が移送されてきたこと
を検知するための光センサ(図示せず)が設けられる。
【0017】さらに、このラベル貼付装置10は、制御
手段としてシーケンス制御のためのシーケンサ66を含
む。シーケンサ66は、たとえばフレーム体16の背面
などに配置される。シーケンサ66には、パソコン68
が接続される。パソコン68は、作業者がデータを設定
入力し、ラベル2の最適な貼付位置を計算して、ラベル
貼付装置10を制御するためのものである。ここで図4
を参照して、シーケンサ66の接続状況をさらに説明す
る。シーケンサ66には、入力インタフェイスを介し
て、検知センサ18,接触センサ60などラベル貼付装
置10の各所に設けられた各センサがそれぞれ接続され
る。また、シーケンサ66には、入力インタフェイスを
介して画像処理ユニット62が接続される。さらに、シ
ーケンサ66には、入力インタフェイスを介してパソコ
ン68が接続される。また、シーケンサ66は、出力イ
ンタフェイスを介してラベル貼付装置20の各可動部に
設けられた各モータに接続される。さらに、シーケンサ
66は、出力インタフェイスを介して警報ランプ24お
よび印字装置30に接続される。
【0018】次に図5を参照して、このラベル貼付装置
10の操作ないし動作を説明する。まず、ステップS1
で電源が投入され、ステップS3に進む。ステップS3
では、貼付ヘッド20が初期設定位置に移動され、ステ
ップS5に進む。ステップS5では、ロール状に巻き取
られたラベル連続体3が貼付ヘッド20の供給リール2
6にセットされ、ステップS7に進む。ステップS7で
は、ラベル2を貼付すべき被貼付物1のロットを切り換
えるかどうかが、パソコン68に入力される。ラベル2
を貼付すべき被貼付物1のロットを変更する場合には、
ステップS9に進む。
【0019】ステップS9では、作業者により、パソコ
ン68にデータが入力される。このデータとしては、た
とえば被貼付物1の積み重ね段数,各被貼付物1の厚
み,ラベル2の幅,ラベル2の貼付位置,被貼付物1の
ロット番号,品種名,サイズ,重さ,枚数,積み上げ段
数,被貼付物1の厚み,および貼着するラベル2の幅な
どが入力される。入力が終了すると、それらのデータ
が、パソコン68からシーケンサ66および印字装置3
0に送られる。また、被貼付物1の厚み,および貼着す
るラベル2の幅から、パソコン68により最適な貼付位
置が算出され、その算出値に基づく信号がシーケンサ6
6に送られる。次に、ステップS11に進む。
【0020】ステップS11では、印字装置30によっ
て、ステップS9で入力された各データが、必要に応じ
て、ラベル連続体3上に仮着されたラベル2に印字され
る。また、このとき、不要なラベル2の排出,除去が同
時に行われる。次に、ステップS13に進む。
【0021】ステップS13では、貼付ヘッド20の横
位置が設定される。ここで、貼付ヘッド20の横位置と
は、積み上げられた被貼付物1の側面に対して平行な方
向における位置のことを言う。貼付ヘッド20の横位置
は、ラベル2を貼付すべき被貼付物1の横幅等を考慮し
て決定され、パソコン68に入力される。そして、その
データに基づく信号が、パソコン68からシーケンサ6
6に送出される。すると、シーケンサ66によって、モ
ータが駆動され、可動台14が左右方向の所望の位置に
移動される。貼付ヘッド20の横位置の設定が終了する
と、ステップS21に進む。
【0022】なお、ステップS7でロットを変更しない
場合には、ステップS15に進む。ステップS15で
は、前回入力してパソコン68の補助記憶装置などに記
憶されていた前回データが読みだされる。そして、ステ
ップS17に進む。ステップS17では、読みだされた
前回データが、パソコン68からシーケンサ66および
印字装置30に送られる。そして、印字装置30によ
り、データが、ラベル2に印字され、不要なラベル2の
排出,除去が同時に行われて、ステップS21に進む。
【0023】ステップS21では、自動運転と手動運転
との切り換えが行われ、ステップS23に進む。ステッ
プS23では、シーケンサ66によりモータが駆動さ
れ、貼付ヘッド20がフレーム体16の上端近傍に移動
され、ステップS25に進む。
【0024】さらに、図6を参照して、ラベル貼付装置
10の動作状況を説明する。ステップS25では、貼付
ヘッド20がフレーム体16の最上部の待機位置に移動
される。このとき、貼付ヘッド20の貼付フレーム32
は、図3(A)に示す状態である。
【0025】次に、ラベル貼付装置10の正面には、た
とえばベルトコンベアなどにより、被貼付物1が積み上
げられたパレットが移送されてくる。被貼付物1がラベ
ル貼付装置10の正面に到着すると、たとえば光センサ
などにより被貼付物1の到着したことが検知される。被
貼付物1が検知されると、到着信号がシーケンサ66に
送られて、ステップS27に進む。
【0026】ステップS27では、シーケンサ66は、
モータを駆動させ、フレーム体16を前進させる。フレ
ーム体16が前進すると、検知センサ18が被貼付物1
の側面に接触する。すると、接触信号が検知センサ18
からシーケンサ66に送られて、ステップS29に進
む。
【0027】ステップS29では、シーケンサ66は、
別のモータに信号を送り、貼付ヘッド20を下降移動さ
せる。貼付ヘッド20が所定の位置まで下降すると、接
触センサ60が被貼付物1の上面に接触する。すると、
接触信号が接触センサ60からシーケンサ66に送ら
れ、貼付ヘッド20の下降が一端停止されて、ステップ
S31に進む。
【0028】ステップS31では、シーケンサ66は、
貼付ヘッド20のモータ56を駆動させ、枠体押さえ具
57をヘッド部40側へ移動させる。すると、図3
(B)に示すように、貼付フレーム32のヘッド部4
0,ガイド体42,および連結部材46は、一体となり
スプリング52によって付勢されて、被貼付物1側へ前
進する。すると、貼付フレーム32は、図3(B)に示
す状態となり、貼付フレーム32のローラ38が被貼付
物1の側面に接触する。この貼付フレーム32は、スプ
リング52の付勢力によって被貼付物1の側面に常時押
しつけられることとなる。したがって、図7に示すよう
に、被貼付物1の一部が凹んで積み上げられている場合
や、図8に示すように、被貼付物の一部が出っ張って積
み上げられている場合にも、貼付フレーム32は、常
時、被貼付物1の側面に追従することができ、ラベル2
を貼付することができる。
【0029】貼付フレーム32が被貼付物1の側面に接
触すると、接触信号がシーケンサ66に送られ、ステッ
プS33に進む。ステップS33では、再び貼付ヘッド
20の下降が開始される。貼付ヘッド20は、回動自在
に設けられたローラ38が積み上げられた被貼付物1の
側面を沿うようにしながら、連続的に下降し続けて、ス
テップS35に進む。なお、このとき、接触センサ60
は、図2に示すように、上方に折れ曲がる。
【0030】ステップS35では、電子式カメラ64を
含む画像処理ユニット62によって、積み上げられた被
貼付物1の境目あるいは上端を検知したかどうかが判断
される。この実施例においては、境目あるいは上端の検
知は、画像処理ユニット62により、反射光の強度の変
化を測定することにより行われる。被貼付物1の境目あ
るいは上端が検知されると、検知信号が画像処理ユニッ
ト58からシーケンサ66に送られて、ステップS37
に進む。
【0031】ステップS37では、シーケンサ64によ
って、貼付ヘッド20が被貼付物1の境目あるいは上端
から所定の長さ下降するまで待たれる。そして、貼付ヘ
ッド20が所定の長さ下降したのち、シーケンサ64に
よって貼付ヘッド20が駆動され、ラベル2が被貼付物
1の側面に貼着される。この際、貼付ヘッド20によっ
て、ラベル連続体3の移送が行われる。同時に、印字装
置30によって、ラベル2の印字が行われる。ラベル連
続体3が移送されると、剥離器34によってラベル2が
剥離される。ラベル2が剥離されると、その粘着面が貼
付フレーム32の前端から飛び出た状態になり、ラベル
2の前端が被貼付物1の側面に付着する。このラベル2
は、貼付ヘッド20の連続的な下降に伴い引き出され、
押圧ローラ36によって被貼付物1の側面に押圧され貼
着される。したがって、このラベル貼付装置10では、
貼付ヘッド20が間欠停止されずに、連続的に下降移動
されながら、ラベル2が貼付される。1枚のラベル2の
印字,移送,および貼付が終了すると、ステップS39
に進む。
【0032】ステップS39では、ステップS37での
ラベル貼付およびラベル印字動作において、たとえばラ
ベル連続体3のラベル2切れなどの動作エラーが発生し
なかったかどうかが判断される。動作エラーが発生した
場合には、警報ランプ24などの警報手段が駆動され、
ステップS43に進む。エラーが発生しなかった場合に
は、ステップS41に進む。
【0033】ステップS41では、ラベル2が最初に設
定入力された段数分貼付されたかどうかが判断される。
この判断は、画像処理ユニット62が、設定段数分の被
貼付物1が検知したかどうかによって行う。未だラベル
2が、設定された段数分貼付されていないときは、ステ
ップS33に戻る。ラベル2が、設定された段数分貼付
されたときには、ステップS43に進む。また、貼付ヘ
ッド20が、所定の位置まで下降しきったときにも、ス
テップS43に進む。
【0034】ステップS43では、これまで連続的に下
降し続けてきた貼付ヘッド20の下降が停止される。そ
して、貼付ヘッド20のモータ52が回転され、貼付フ
レーム32が後退されて、図3(A)に示す状態にな
る。そして、ステップS45に進む。
【0035】ステップS45では、貼付ヘッド20が、
フレーム16の上端の待機位置まで移動され、ステップ
S47に進む。なお、動作エラーが発生して、ステップ
S43に進んできた場合には、貼付フレーム32が後退
した後、ステップS45に進み、貼付ヘッド20が上昇
され、ステップS3に戻る。
【0036】ステップS47では、ラベル貼付作業を続
けるかどうかが判断される。終了するときは、ステップ
S49に進み、電源が切られて作業が終了する。ラベル
貼付作業を同じロットで続ける時は、ステップS25に
戻る。ロットを変更してラベル貼付作業を続ける時は、
ステップS3に戻る。
【0037】このラベル貼付装置10によれば、各被貼
付物1の上端あるいは境目を検知してから所定の長さ移
動した時に、ラベル2が貼付される。したがって、図9
に示すように、各被貼付物1の上端4と所定の間隔を置
いて、規則正しくラベル2を貼付することができる。こ
うして、このラベル貼付装置10によれば、積み上げら
れた被貼付物1の各々の厚みが異なる場合にも、各被貼
付物1の所定の位置にラベル2を貼付することができ
る。
【0038】また、従来、光電管やリミットスイッチで
は、積み上げられた被貼付物1の境目を検知することが
困難であったが、この実施例のラベル貼付装置10によ
れば、画像処理ユニット62および電子式カメラ64を
用いることにより、積み上げられた被貼付物1の境目を
正確に検知することができる。
【0039】さらに、このラベル貼付装置10によれ
ば、貼付ヘッド20は、積み上げられた平板状の被貼付
物の一部が横方向にずれて突出したり、凹んだりしてい
る場合にも、その凸凹になった側面に貼付フレーム32
を追従させて、ラベル2を貼付することができる。した
がって、この発明のラベル貼付装置10によれば、ラベ
ル2の貼付不良を低減させることができ、ラベル貼付作
業を効率的に行うことができる。
【0040】また、従来のラベル貼付装置では、剥離さ
れたラベル2を吸引しながら移送して、被貼付物に貼付
するものがあった。その場合、吸引移送する段階で、ラ
ベル2の向きが歪んでしまうという問題が生じることが
あった。このラベル貼付装置10によれば、貼付ヘッド
20の貼付フレーム32のローラ36が被貼付物1の側
面に接触している状態で、連続的にラベル2を貼付して
いくことができる。そのとき、ラベル2が、ラベル連続
体3から一部剥離された状態で、被貼付物1に貼付され
ていく。したがって、従来のラベル貼付装置のように貼
付時にラベル2の向きが歪みにくく、規則正しくラベル
2を貼付していくことができる。
【0041】なお、上述の貼付ヘッド20には、被貼付
物1の側面を照明するための照明ランプを設けてもよ
い。その場合には、被貼付物1の境目にはっきりとした
陰影が生じる。そのため、電子式カメラ64によって、
被貼付物1の境目を検知しやすくなる。
【0042】また、この実施例のラベル貼付装置10
は、地面と略垂直方向に積み上げられた被貼付物1に対
して適用したが、これに限らず、地面と略水平方向に連
続的に並べられ積層された被貼付物1に対して適用して
もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1に示すラベル貼付装置の作動状況を示す図
解図である。
【図3】(A)は図1に示すラベル貼付装置の貼付フレ
ームがラベルを貼付していない時の状態を示す下から見
た平面図解図であり、(B)はその貼付フレームがラベ
ルを貼付している時の状況を示す下から見た平面図解図
である。
【図4】図1に示すラベル貼付装置の電気的な接続状況
を示すブロック図である。
【図5】図1に示すラベル貼付装置の設定ないし動作を
示すフロー図である。
【図6】図5に示すラベル貼付装置の設定ないし動作の
続きを示すフロー図である。
【図7】被貼付物が積み上げられた状態の一例を示す図
解図である。
【図8】被貼付物が積み上げられた状態の他の例を示す
図解図である。
【図9】図1に示すラベル貼付装置によりラベルが貼付
された被貼付物の要部を示す図解図である。
【図10】被貼付物が積み上げられた状況を示す斜視図
である。
【図11】従来のラベル貼付装置によってラベルが貼付
された被貼付物の要部を示す図解図である。
【符号の説明】
10 ラベル貼付装置 12 基台 14 可動台 16 フレーム体 18 検知センサ 20 貼付ヘッド 22 シャーシ 24 警報ランプ 26 供給リール 28 巻取リール 30 印字装置 32 貼付フレーム 34 剥離器 36 押圧ローラ 38 ローラ 60 接触センサ 62 画像処理ユニット 64 電子式カメラ 66 シーケンサ 68 パソコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65C 9/40 B65C 1/02 B65C 9/30

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続して積層された被貼付物の互いに隣
    接し対向する面と交差する側面に各々ラベルを順次貼付
    するためのラベル貼付装置であって、 前記ラベルを前記被貼付物の前記側面に順次貼付するた
    めの貼付手段、 前記貼付手段を、前記被貼付物の積層方向に前記側面に
    沿って連続的に変位させるための変位手段、 前記貼付手段に連動し、連続的に積層された前記被貼付
    物の境目を検知するための検知手段、および前記検知手
    段による前記被貼付物の境目検知情報、前記被貼付物
    の情報および前記ラベルの情報に基づき、前記変位手段
    で前記貼付手段を前記被貼付物の積層方向の所定の位置
    に変位させ、前記貼付手段で前記ラベルを前記被貼付物
    の所定の位置に貼付させるように、前記変位手段および
    前記貼付手段を制御する制御手段を含む、ラベル貼付装
    置。
  2. 【請求項2】 前記検知手段は画像処理を伴う電子式カ
    メラを含む、請求項1のラベル貼付装置。
JP35018293A 1993-12-27 1993-12-27 ラベル貼付装置 Expired - Fee Related JP3425792B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35018293A JP3425792B2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 ラベル貼付装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35018293A JP3425792B2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 ラベル貼付装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07187164A JPH07187164A (ja) 1995-07-25
JP3425792B2 true JP3425792B2 (ja) 2003-07-14

Family

ID=18408776

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35018293A Expired - Fee Related JP3425792B2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 ラベル貼付装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3425792B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5520143B2 (ja) * 2010-06-22 2014-06-11 リンテック株式会社 シート貼付装置及び貼付方法
CN102520564A (zh) * 2011-12-09 2012-06-27 苏州工业园区高登威科技有限公司 双视觉系统
CN103587765B (zh) * 2013-10-22 2016-01-27 东莞劲胜精密组件股份有限公司 一种logo自动贴合方法及设备
CN103600886B (zh) * 2013-11-15 2015-05-20 青岛元启工业智能技术有限公司 一种电表合格证自动粘贴方法
CN103879587B (zh) * 2014-03-14 2016-04-20 东莞市上川自动化设备有限公司 一种全自动贴膜机
DE102022131144A1 (de) 2022-11-24 2024-05-29 Christoph Kulmitzer Etikettiervorrichtung, anordnung mit einer etikettiervorrichtung und verfahren zum etikettieren von paletten

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07187164A (ja) 1995-07-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4255433B2 (ja) 枚葉体の貼合せ方法およびこれを用いた装置
US6758254B2 (en) Method and apparatus for removing and applying adhesive components
JP4170181B2 (ja) 帯状体の接続装置及び接続方法
JP3425792B2 (ja) ラベル貼付装置
JP2003209143A5 (ja)
KR20080050440A (ko) 웹 부착 방법
JP4674142B2 (ja) 感光性積層体の製造装置及び製造方法
CN101352932A (zh) 层叠体薄膜的粘贴方法
JP2003175922A (ja) 自動ラベル貼付装置
JP2002362524A (ja) 自動ラベル貼付装置
KR20080080002A (ko) 감광성 적층체의 제조 장치 및 제조 방법
JPH07187163A (ja) ラベル貼付装置
US8562778B2 (en) Tape adhering apparatus and tape adhering method
JP3366745B2 (ja) ラベル貼付方法
JPH0924922A (ja) 粘着ラベル貼付け装置
JP2002046934A (ja) 粘着部品の剥離装置及び供給装置
JP2007084125A (ja) ラベル貼付け機の貼付けストローク調整装置および貼付けストローク調整方法
JP2005022676A (ja) ラベル貼付方法および装置
KR102667941B1 (ko) 시트 첩부 장치 및 시트 첩부 방법
JP3910162B2 (ja) テープ部材の貼着装置及び貼着方法
JP2006298502A (ja) 板材保護フィルム剥離装置及び板材保護フィルム剥離方法
JP2009300566A (ja) ラベル及びラベル剥離装置
JPH1111446A (ja) バーコードラベルの供給,装着方法および装置
JPH0664047A (ja) 貼着装置
JP2019014486A (ja) ラベル剥離装置、ラベル自動貼付装置、及びラベル剥離方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090509

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090509

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100509

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110509

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees