JP3425535B2 - 1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−4−スルホニルクロリドの製造方法 - Google Patents

1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−4−スルホニルクロリドの製造方法

Info

Publication number
JP3425535B2
JP3425535B2 JP10784399A JP10784399A JP3425535B2 JP 3425535 B2 JP3425535 B2 JP 3425535B2 JP 10784399 A JP10784399 A JP 10784399A JP 10784399 A JP10784399 A JP 10784399A JP 3425535 B2 JP3425535 B2 JP 3425535B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diazide
naphthoquinone
sulfonyl chloride
chloride
chlorosulfuric acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10784399A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000297073A (ja
Inventor
弘忠 飯田
成重 飛嶋
直樹 佐藤
信博 米山
雄記 堀田
敏雄 板花
勇一 萩原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyo Gosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Gosei Co Ltd filed Critical Toyo Gosei Co Ltd
Priority to JP10784399A priority Critical patent/JP3425535B2/ja
Priority to EP00107396A priority patent/EP1044964A3/en
Priority to US09/546,741 priority patent/US6274714B1/en
Priority to KR1020000019210A priority patent/KR100362590B1/ko
Priority to CN00108630A priority patent/CN1273968A/zh
Publication of JP2000297073A publication Critical patent/JP2000297073A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3425535B2 publication Critical patent/JP3425535B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C303/00Preparation of esters or amides of sulfuric acids; Preparation of sulfonic acids or of their esters, halides, anhydrides or amides
    • C07C303/02Preparation of esters or amides of sulfuric acids; Preparation of sulfonic acids or of their esters, halides, anhydrides or amides of sulfonic acids or halides thereof
    • C07C303/22Preparation of esters or amides of sulfuric acids; Preparation of sulfonic acids or of their esters, halides, anhydrides or amides of sulfonic acids or halides thereof from sulfonic acids, by reactions not involving the formation of sulfo or halosulfonyl groups; from sulfonic halides by reactions not involving the formation of halosulfonyl groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C303/00Preparation of esters or amides of sulfuric acids; Preparation of sulfonic acids or of their esters, halides, anhydrides or amides
    • C07C303/02Preparation of esters or amides of sulfuric acids; Preparation of sulfonic acids or of their esters, halides, anhydrides or amides of sulfonic acids or halides thereof
    • C07C303/04Preparation of esters or amides of sulfuric acids; Preparation of sulfonic acids or of their esters, halides, anhydrides or amides of sulfonic acids or halides thereof by substitution of hydrogen atoms by sulfo or halosulfonyl groups
    • C07C303/08Preparation of esters or amides of sulfuric acids; Preparation of sulfonic acids or of their esters, halides, anhydrides or amides of sulfonic acids or halides thereof by substitution of hydrogen atoms by sulfo or halosulfonyl groups by reaction with halogenosulfonic acids

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は放射線に感応するポ
ジ型ホトレジスト組成物またはポジ型感光性平版印刷原
版等の感光成分の原料などとして重要な1,2−ナフト
キノン−2−ジアジド−4−スルホニルクロリドの製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−
4−スルホニルクロリドの化学構造式は下記式(1)に
示される。また、その融点は146〜148℃(分解)
である。なお、アメリカ化学会発行の抄録誌「Chem
ical Abstracts」では、この化合物の名
称は、3−ジアゾ−3,4−ジヒドロ−4−オキソ−1
−ナフタレンスルホニルクロリドとなっており、そのC
AS Noは「36451−09−9」である。
【0003】
【化1】
【0004】かかる1,2−ナフトキノン−2−ジアジ
ド−4−スルホニルクロリドの製造方法は、その工程の
違いによって、次の(a)、(b)の2つのグループに
分類できる。(a)法は現在、工業的に実施されている
方法ではあるが、本発明の方法とは直接的関係が比較的
少ないので、その概要のみを簡単に述べる。(b)法
は、現在はまだ工業的には実施されていない方法ではあ
るが、本発明は(b)法に属するので、(b)法に属す
る主要な公知の方法の要点を記述する。
【0005】(a)法は、1,2−ナフトキノン−2−
ジアジド−4−スルホン酸ナトリウム(CAS No.6
4173−96−2)を合成し、これを上記式(1)で
示される化合物にする方法(例えば、DRP17102
4、DRP175593、ドイツ特許246573、同
246574、特開昭59−196860号公報、特開
平8−27098号公報)である。この方法では前段の
CAS NO.64173−96−2の化合物を合成する
のに種々の困難が存在する。特にこの化合物は3−アミ
ノ−4−ヒドロキシナフタレン−1−スルホン酸ナトリ
ウムを、銅などの重金属塩の存在下でジアゾ化して合成
するので、製品が重金属塩で汚染されている。従って、
この化合物をホトレジスト用感光剤に使用するのには、
これらの重金属塩を除去する必要がある。この除去工程
を工業的に実施するのに大きな負担がかかるので、上記
式(1)で示される化合物のより有効な製造方法の発明
が望まれている。
【0006】(b)法は、1,2−ナフトキノン−2−
ジアジドをクロル硫酸と塩化チオニルで処理して、上記
式(1)で示される化合物にする方法である。本発明も
この製造方法に属する。1,2−ナフトキノン−2−ジ
アジドは、前述の「Chemical Abstrac
ts」では、2−ジアゾ−1(2H)−ナルタレノンと
命名されており、そのCAS Noは「879−15−
2」となっている。この化学構造式は下記式(2)であ
る。
【0007】
【化2】
【0008】この(b)法は工業的に有望な方法ではあ
るが、これまでこの方法についての研究例が少ない。そ
の最大の理由は上記式(2)で示される化合物の有効な
製造方法が確立されていなかったからである。本発明者
等は後記のようにこの化合物の製造に関する極めて有効
な方法を先に発明した(特願平10−166744号)
ので、さらに(b)法の詳細な研究を行って本発明を完
成した。
【0009】(b)法に関する公知の文献は少ない。
E.Sauer等は1,2−ナフトキノン−2−ジアジ
ドにクロロ硫酸を63℃で80分間反応させると当該ジ
アジドのスルホン化物とクロロスルホン化物との混合物
が得られ、1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−4−
スルホン酸と1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−4
−スルホニルクロリドの理論収率がそれぞれ約45%と
約50%とであったと報告している[J.prakt.C
hem.333、467(1991)]。また、B.I.
Below等[U.S.S.R Pat.173,756
(1964)]は1,2−ナフトキノン−2−ジアジド
をその14.3倍モルのクロロ硫酸中で70℃で2時間
反応させて融点が138〜139℃の結晶を得て、1,
2−ナフトキノン−2−ジアジド−5−スルホニルクロ
リドを70%の収率で得たと報告しているが、この結晶
は、その融点と前記のE.Sauer等の実験結果より
判断して、式(1)の化合物を主成分とし、これと1,
2−ナフトキノン−2−ジアジド−5−スルホニルクロ
リドの混合物と考えられる。また、Wolter、Ge
rhard等は1,2−ナフトキノン−2−ジアジドを
クロロ硫酸と塩化チオニルの混合物で処理して、よい収
率で1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−4−スルホ
ニルクロリドを得たと報告している[Ger(東ドイ
ツ)Pat.DD269,846(1989)]。この
Wolter、Gerhard等の方法の概要は次のよ
うである。
【0010】1,2−ナフトキノン−2−ジアジドの1
モル当たり、6〜10モルのクロロ硫酸と2〜5モルの
塩化チオニルとの混合液を冷却し、これに1,2−ナフ
トキノン−2−ジアジドの結晶を少量ずつ加え、35〜
60℃で1〜3時間反応させ、室温に冷却し、水と氷の
混合物に注入して、析出した粗生成物を分離し、−5〜
−10℃でアセトンから晶出させて精製する。1,2−
ナフトキノン−2−ジアジド−4−スルホニルクロリド
の理論収率は70〜75%であったと記述されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、1,2
−ナフトキノン−2−ジアジド−4−スルホニルクロリ
ドの工業的製造には1,2−ナフトキノン−2−ジアジ
ドを原料とする前記(b)の方法が有望と考えられたの
で、これに関する唯一の公知文献である前記のDD26
9,846に記載されている方法を追試した。その結
果、この方法には次記(1)、(2)、(3)のような
未解決の問題が存在し、その解決が重要な課題であるこ
とがわかった。
【0012】(1)塩化チオニルの反応のさせ方につい
ての問題 DD269,846の方法では、クロロ硫酸と塩化チオ
ニルとの混合液に1,2−ナフトキノン−2−ジアジド
を加えて反応させている。しかしながら、本発明者らの
検討の結果、この方法は、次のように良くないことがわ
かった。DD269,846の実施例に準じ、1,2−
ナフトキノン−2−ジアジドをクロロ硫酸と塩化チオニ
ルとの混合液で処理して得られた粗結晶は強く着色して
おり、目的物は少なくて、多種類の不純物を含んでいる
ことが判明した。クロロ硫酸と塩化チオニルとの混合液
を用いて芳香族化合物をクロロスルホン化する方法は一
般的によく行われている。例えば、Blank、Hei
nz Ulrichは、ベンゼンをクロロ硫酸と塩化チ
オニルとの混合液で、50℃で4時間処理して、高純度
のベンゼンスルホニルクロリドを得ている[Ger.O
ffen、2,635,279(1978)]。また、
佐々木等は、1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−4
−スルホン酸ナトリウムを、クロロ硫酸と塩化チオニル
の混合液中で、70℃、8時間処理して、80%の収率
で1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−4−スルホニ
ルクロリドを得ている(特開平8−27098号公
報)。このようにクロロ硫酸と塩化チオニルとの混合液
は芳香族化合物のクロロスルホン化剤として優れている
のにもかかわらず、本発明者等の検討結果では1,2−
ナフトキノン−2−ジアジドには適用されないという予
期し得ない結果になった。そこで本発明者等は1,2−
ナフトキノン−2−ジアジドの反応性を広範囲に検討し
た結果、意外にもこのジアジドは塩化チオニル単独と室
温でよく反応し、多種類の混合物を生じることを見いだ
した。しかも、この混合生成物は、液体クロマトグラフ
による分析の結果、DD269,846の方法で合成し
た結晶中の1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−4−
スルホニルクロリド以外の不純物と同じであることが判
明した。さらに、本発明者等の実験により、1,2−ナ
フトキノン−2−ジアジドと塩化チオニルとが反応して
生じる混合物は熱的に不安定で、約110℃で爆発的に
分解することが明らかになった。目的物の1,2−ナフ
トキノン−2−ジアジド−4−スルホニルクロリドは前
述したように分解点が146〜148℃で、この温度で
爆発的に分解するから、この工業製品に、110℃で爆
発的に分解するような不純物は混入してはならない。従
って、クロロ硫酸と塩化チオニルとの混合液を1,2−
ナフトキノン−2−ジアジドのクロロスルホン化剤とし
て使用することは不適当であって、新たな方法を見出す
る必要がある。
【0013】なお、1,2−ナフトキノン−2−ジアジ
ドと塩化チオニルが反応して多種類の混合物を生じる反
応機構については、本発明者等は次のように考えてい
る。塩化チオニルは加温すると、次式で示されるような
分解物を生じることが知られている[P.W.Schen
k、H.Tribel、Z.Anorg. Allg.Ch
em.229(1936)、305]。
【0014】
【化3】4S0Cl2→S2Cl2+2S02+3Cl2
【0015】1,2−ナフトキノン−2−ジアジドと塩
化チオニルとの反応の際にも、塩化チオニルからこのよ
うな分解物を生じ、その分解生成物、ことに塩素が1,
2−ナフトキノン−2−ジアジドと反応して、不純物を
生じるものと思われる。前述の佐々木等の方法(特開平
8−27098号公報)で、1,2−ナフトキノン−2
−ジアジド−4−スルホニルクロリドを良い収率で得て
いる理由は、佐々木等は原料として1,2−ナフトキノ
ン−2−ジアジド−4−スルホン酸ナトリウムを用いて
おり、このスルホン酸ナトリウムが上述のような塩化チ
オニルの分解物に対して、反応しにくいためと考えられ
る。
【0016】(2)1,2−ナフトキノン−2−ジアジ
ドの熱的不安定性についての問題 1,2−ナフトキノン−2−ジアジドは、熱的に不安定
であって、このジアジドを固体のまま工業的に大量に取
り扱うことは危険であることがわかった。本発明者等が
測定した1,2−ナフトキノン−2−ジアジドの結晶
(トルエンより再結晶)のDSC(示差走査熱量測定)
曲線を図1に示した。図1から明らかなように、この結
晶は77.3℃で融解し、約95℃より分解し始め、1
28.2℃で分解発熱の頂点に達する。このように、
1,2−ナフトキノン−2−ジアジドは、熱的に不安定
で危険な結晶であるにもかかわらず、1,2−ナフトキ
ノン−2−ジアジドのスルホン化やクロロスルホン化に
関する公知の文献では、1,2−ナフトキノン−2−ジ
アジドをすべて固体のまま実験に使用している。このよ
うな熱的に不安定な化合物を固体のまま工業的に取り扱
うことは不適当であって、より安全な工業的取り扱い方
法を確立することが大きな課題である。
【0017】なお、1,2−ナフトキノン−2−ジアジ
ドを下記(3)に示す方法によって、製造し、ろ別した
固体には、目的の純品の重量の100〜150%に相当
する水分が含まれている。1,2−ナフトキノン−2−
ジアジドをクロロ硫酸や塩化チオニルと反応させるのに
は、この水分を完全に除く必要がある。ところが、この
固体の水分は除きにくく、40〜50℃の温風乾燥を約
10時間行い、さらに40℃で減圧乾燥する必要があ
る。このような乾燥工程においても、固体状の1,2−
ナフトキノン−2−ジアジドが熱分解する可能性があり
危険である。
【0018】(3)1,2−ナフトキノン−2−ジアジ
ドの製造方法についての問題 1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−4−スルホニル
クロリドの製造原料の1,2−ナフトキノン−2−ジア
ジドの実験室的合成方法については3〜4の公知文献が
知られているが、その大量製造に適した公知の方法は未
だ存在しない。DD269,846では、原料として用
いる1,2−ナフトキノン−2−ジアジドの製造方法と
して、Wolter、Gerhard等の別の特許[G
er(東ドイツ)DD221,174(1984)]に
記載されている方法を推奨しているが、この方法では、
2−アミノ−1−ナフタレンスルホン酸からの1,2−
ナフトキノン−2−ジアジドの収率が63%と低く、工
業的製造方法としては、不完全である。
【0019】本発明はこのような事情に鑑み、不純物の
生成を防止して高収率で1,2−ナフトキノン−2−ジ
アジド−4−スルホニルクロリドを得ることができる
1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−4−スルホニル
クロリドの製造方法を提供することを課題とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明は、1,2−ナフトキノン−2−ジアジドとクロロ硫
酸とを反応させて当該ジアジドのスルホン化物とクロロ
スルホン化物との混合物を得る第1段反応を行った後、
この第1段反応の反応混合物に塩化チオニル及び五塩化
リンから選択された少なくとも一種をさらに加えて反応
させて1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−4−スル
ホニルクロリドを得る第2段反応を行うことを特徴とす
る1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−4−スルホニ
ルクロリドの製造方法にある。
【0021】ここで、前記1,2−ナフトキノン−2−
ジアジドと前記クロロ硫酸とを反応させる条件は、1,
2−ナフトキノン−2−ジアジドの80%以上が反応消
失するのに十分な条件とするのが好ましい。
【0022】また、クロロ硫酸に対して不活性な有機溶
剤に前記1,2−ナフトキノン−2−ジアジドを溶かし
たジアジド溶液と前記クロロ硫酸とを混合し、当該有機
溶剤の存在下に、又は当該有機溶剤を除いた状態で、前
記1,2−ナフトキノン−2−ジアジドと前記クロロ硫
酸とを反応させるのが好ましい。
【0023】また、前記ジアジド溶液としては、2−ジ
アゾ−1−ナフタレンスルホン酸を酸化剤とヨウ化物イ
オンとを加えたアルカリ性水溶液中で処理して得られた
1,2−ナフトキノン−2−ジアジドの分散水溶液か
ら、1,2−ナフトキノン−2−ジアジドを塩化アルキ
ルで抽出して得られた溶液を用いるのが好ましい。
【0024】本発明では、具体的には、前記1,2−ナ
フトキノン−2−ジアジド1モルあたり、5〜10モル
のクロロ硫酸を混合し、40〜70℃の温度で1〜4時
間反応させることにより、前記1,2−ナフトキノン−
2−ジアジドを当該ジアジドのスルホン化物とクロロス
ルホン化物との混合物とする。
【0025】次に、1,2−ナフトキノン−2−ジアジ
ドと前記クロロ硫酸との反応混合物に、0.8〜5モル
の塩化チオニル及び五塩化リンから選択された少なくと
も一種を加え、さらに1〜3時間、40〜70℃で反応
させる。
【0026】かかる本発明は、1,2−ナフトキノン−
2−ジアジドから1,2−ナフトキノン−2−ジアジド
−4−スルホニルクロリドを製造する工程を上述した2
段階反応にすることにより、不純物の少ない製造方法を
確立できるという知見により達成されたものである。す
なわち、上述した課題(1)で詳述したように、1,2
−ナフトキノン−2−ジアジドにクロロ硫酸と塩化チオ
ニルとの混合液を反応させたときに生じる目的物以外の
不純物は、1,2−ナフトキノン−2−ジアジドと塩化
チオニルとの反応によって生じるので、このような不純
物が生じないためには、1,2−ナフトキノン−2−ジ
アジドと塩化チオニルとが同時に存在しないようにすれ
ばよいという知見に基づいて本発明が完成された。
【0027】本発明の第1段の反応では、1,2−ナフ
トキノン−2−ジアジドが好ましくは100%反応する
のに十分な条件下で、まず1,2−ナフトキノン−2−
ジアジドとクロロ硫酸を反応させて、1,2−ナフトキ
ノン−2−ジアジド−4−スルホニルクロリドと1,2
−ナフトキノン−2−ジアジド−4−スルホン酸との混
合物にする。
【0028】また、本発明の第2段の反応では、第1段
反応によって得られた混合物に塩化チオニル又は五塩化
リンを加えて反応させ、残存する1,2−ナフトキノン
−2−ジアジド−4−スルホン酸を1,2−ナフトキノ
ン−2−ジアジド−4−スルホニルクロリドにする。
【0029】本発明の第1段反応では、1,2−ナフト
キノン−2−ジアジドが100%反応した後、第2段反
応を行うのが理想的ではあるが、1,2−ナフトキノン
−2−ジアジドが、80%程度反応した後、第2段反応
に移行しても不純物の生成をかなり少なくすることが可
能である。
【0030】前述した課題(2)で詳述したように、
1,2−ナフトキノン−2−ジアジドは熱的に不安定で
あり、さらに1,2−ナフトキノン−2−ジアジドの乾
燥した固体の製造工程も危険を伴いやすい。本発明者等
は種々検討の結果、1,2−ナフトキノン−2−ジアジ
ド−4−スルホニルクロリドの製造工程で1,2−ナフ
トキノン−2−ジアジドを固体のまま取り扱うのではな
くて、クロロ硫酸に対して安定な有機溶剤に溶かして取
り扱うことにより、前述した課題(2)を解決すること
ができることを知見した。すなわち、本発明の好適な態
様では、1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−4−ス
ルホニルクロリドの製造工程で1,2−ナフトキノン−
2−ジアジドを固体のまま取り扱うのではなくて、クロ
ロ硫酸に対して安定な有機溶剤に溶かして取り扱う。
【0031】ここで、クロロ硫酸に対して安定な有機溶
媒としては、塩化メチレン、クロロホルム、1,2−ジ
クロロエタン、1,1,1,−トリクロロエタン等の塩
化アルキルが適当である。この中でも塩化メチレンが最
も適している。
【0032】1,1,1−トリクロロエタンに1,2−
ナフトキノン−2−ジアジドを溶かし、これにクロロ硫
酸を滴下すると、黄褐色の固体が多く析出するが、塩化
メチレンを用いると、このような固体の析出はおきにく
い。この固体は1,2−ナフトキノン−2−ジアジドと
クロロ硫酸の初期反応物であって、1,2−ナフトキノ
ン−2−ジアジド(C1062O)と酸(H2SO4,H
Cl、ClSO3H)の塩の混合物と思われる。化学分
析の結果は、C1062O・H2SO4が2に対してC10
62O・ClSO3Hが1の割合の混合物の計算値に
ほぼ一致した。この黄褐色固体は1,2−ナフトキノン
−2−ジアジド以上に熱的に不安定で123℃で熱分解
する。図2にそのDSC曲線を示した。従って、このよ
うな黄褐色固体が析出しないような条件の選択が重要で
ある。
【0033】上述した課題(3)で詳述したように、
1,2−ナフトキノン−2−ジアジドの工業的製造方法
に関するすぐれた公知の文献は存在しない。本発明者等
はこの合成方法に関しても以前から研究を行っており、
工業的にすぐれた製造方法を発明して先に出願している
(特願平10−166744号)。この製造方法の概要
は次のようである。
【0034】まず、2−アミノ−1−ナフタレンスルホ
ン酸をジアゾ化し、そのアルカリ性水溶液に触媒量のヨ
ウ化物イオンを加え、これに次亜塩素酸ナトリウムなど
の酸化剤と水酸化ナトリウムとの混合水溶液を約20℃
で2〜4時間を要して滴下し、生じた1,2−ナフトキ
ノン−2−ジアジドを単離する。理論収率は90〜95
%である。本発明の1,2−ナフトキノン−2−ジアジ
ド−4−スルホニルクロリドの製造方法では、1,2−
ナフトキノン−2−ジアジドを固体状では取り扱わない
ので、クロロ硫酸に対して不活性な有機溶剤に溶かして
反応に用いる。従って、本発明者等の発明した上述した
方法では、製造した1,2−ナフトキノン−2−ジアジ
ドも固体状に取り出すことなく、水を主体とした反応混
合液に分散状態に存在する1,2−ナフトキノン−2−
ジアジドを、クロロ硫酸に対して不活性な有機溶剤で抽
出し、溶液状態のままクロロ硫酸と混合して反応させる
のが好ましい。
【0035】
【発明の実施の形態】本発明の製造方法はそれぞれ特徴
ある手段の組合わせになっているので、その概要を以下
に詳述する。
【0036】(製造方法の概要) 1,2−ナフトキノン−2−ジアジドの塩化アルキル溶
液の調製:2−アミノ−1−ナフタレンスルホン酸ナト
リウムを水溶液中でジアゾ化し、触媒量のヨウ化カリウ
ムを加え、水酸化ナトリウム水溶液と次亜塩素酸ナトリ
ウムを滴下して、1,2−ナフトキノン−2−ジアジド
の分散水溶液にし、このジアジドの重量の5〜8倍量の
塩化アルキルを加えて目的のジアジドを抽出し、水洗す
る。
【0037】クロロスルホン化反応:好適には、1,2
−ナフトキノン−2−ジアジドの塩化アルキル溶液と、
含有するジアジドの5〜8モル当量のクロロ硫酸とを混
合し、1,2−ナフトキノン−2−ジアジドが好ましく
は完全に反応消失するまで、45〜70℃で、1〜4時
間反応を続ける。次いで、1,2−ナフトキノン−2−
ジアジドの0.8〜5倍モル当量の塩化チオニルを加
え、さらに1〜3時間、45〜65℃で反応させる。
【0038】1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−4
−スルホニルクロリドの単離:反応混合物を水と氷の混
合物に注入し、目的物を塩化メチレン、ベンゼン等の有
機溶媒で抽出し、溶媒を蒸留して除き、析出した目的の
結晶をろ別、ヘキサン等の有機溶剤で洗って乾燥する。
以下、本発明をさらに実施例に基づいて説明するが、本
発明はこれに制限されるものではない。
【0039】(実施例1)0.68モルの塩酸を含む8
50gの希塩酸を5℃に冷却し、これに、700gの水
に0.3モルの水酸化ナトリウムと0.3モルの2−ア
ミノ−1−ナフタレンスルホン酸及び0.303モルの
亜硝酸ナトリウムを順次溶かして5℃に冷却した溶液
を、強く撹拌しながら短時間に加えて、さらに30分間
撹拌を続けた。得られた2−ジアゾ−1−ナフタレンス
ルホン酸の乳濁液を中和し、3gのヨウ化カリウムを加
えて溶かし、180gの「有効塩素」が13.3%の次
亜塩素酸ナトリウム水溶液と69gの35%水酸化ナト
リウム水溶液との混合液を20〜25℃で、2〜3時間
を要して滴下し、反応終了後、塩酸を加えて中和し、チ
オ硫酸ナトリウムを加えて遊離したヨウ素を除いた。得
られた1,2−ナフトキノン−2−ジアジドを200〜
300gの塩化メチレンで抽出した。理論収率は95%
である。
【0040】以上のようにして得られた1,2−ナフト
キノン−2−ジアジドの塩化メチレン溶液から、0.1
モルの1,2−ナフトキノン−2−ジアジドを含有する
液量を分取し、常圧下で、共沸脱水し、撹拌下に、10
〜15℃の温度を維持しながら、0.5モルのクロロ硫
酸を30分を要して滴下して均一の濃紫黒色溶液を得
た。塩化メチレンを留去しながら50℃まで昇温し、こ
の温度で2.5時間撹拌を続けた。この反応液の少量を
液体クロマトグラフで分析し、1,2−ナフトキノン−
2−ジアジドが完全に反応消失したことを確認した。
【0041】その後、0.27モルの塩化チオニルを5
0℃で30分を要して滴下し、50℃の温度で2.5時
間撹拌を続けた。反応終了後、反応液を250gの水と
250gの砕氷の混合液に約30分を要して滴下した。
析出物を約600mlのベンゼンで抽出し、水洗・分液
後、ベンゼンを減圧下に除き、25.5gの微結晶を得
た。1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−4−スルホ
ニルクロリドとしての純度95.0%、理論収率90%
であった。
【0042】(実施例2〜4)1,2−ナフトキノン−
2−ジアジドに対するクロロ硫酸と塩化チオニルのモル
比を下記表1のようにし、それ以外の反応条件は実施例
1と同じようにして実施例2〜4を行い、表1に示すよ
うな結果を得た。
【0043】
【表1】
【0044】(実施例5〜6)反応温度を下記表2のよ
うにし、それ以外の反応条件は実施例1と同じようにし
て行った。結果を表2に示した。
【表2】 (実施例7)実施例1の塩化チオニル0.27モルの代
わりに、塩化チオニル0.1モルと五塩化リン0.1モ
ルとを用い、それ以外は実施例1と同じ条件で反応させ
た結果、1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−4−ス
ルホニルクロリドを理論収率87%で得られた。
【0045】(比較例1)塩化チオニルの滴下をクロロ
硫酸と同時に行う以外は、実施例4と同条件で実験した
ところ、濃黒色の固体が得られた。用いた1,2−ナフ
トキノン−2−ジアジドに対する1,2−ナフトキノン
−2−ジアジド−4−スルホニルクロリドの収率は61
%であった。
【0046】(比較例2)塩化チオニルの滴下をクロロ
硫酸と同時に行う以外は、実施例1と同条件で実験を行
ったところ、原料の1,2−ナフトキノン−2−ジアジ
ドが大量に残存した油状物を得た。用いた1,2−ナフ
トキノン−2−ジアジドに対する1,2−ナフトキノン
−2−ジアジド−4−スルホニルクロリドの収率は35
%であった。
【図面の簡単な説明】
【図1】1,2−ナフトキノン−2−ジアジドのDSC
曲線である。
【図2】1,2−ナフトキノン−2−ジアジドとクロロ
硫酸との初期反応物のDSC曲線である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米山 信博 千葉県市川市上妙典1603番地 東洋合成 工業株式会社内 (72)発明者 堀田 雄記 千葉県市川市上妙典1603番地 東洋合成 工業株式会社内 (72)発明者 板花 敏雄 千葉県市川市上妙典1603番地 東洋合成 工業株式会社内 (72)発明者 萩原 勇一 千葉県市川市上妙典1603番地 東洋合成 工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−27098(JP,A) 特開 昭49−94641(JP,A) SAUER,E.et al.,Su lfochlorierung von 1,2−Naphthochinon diazid−(2) mit Chl orsulfonsaure,Jour nal fuer Praktisch e Chemie,1991年,Vol. 333,No.3,p.467−473 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07C 303/12 C07C 303/02 C07C 309/85 BEILSTEIN(STN)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1,2−ナフトキノン−2−ジアジドと
    クロロ硫酸とを反応させて当該ジアジドのスルホン化物
    とクロロスルホン化物との混合物を得る第1段反応を行
    った後、この第1段反応の反応混合物に塩化チオニル及
    び五塩化リンから選択された少なくとも一種をさらに加
    えて反応させて1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−
    4−スルホニルクロリドを得る第2段反応を行うことを
    特徴とする1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−4−
    スルホニルクロリドの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記1,2−ナフト
    キノン−2−ジアジドと前記クロロ硫酸とを1,2−ナ
    フトキノン−2−ジアジドが80%以上消失するまで反
    応させた後、塩化チオニル及び五塩化リンから選択され
    た少なくとも一種を加えることを特徴とする1,2−ナ
    フトキノン−2−ジアジド−4−スルホニルクロリドの
    製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、クロロ硫酸に
    対して不活性な有機溶剤に前記1,2−ナフトキノン−
    2−ジアジドを溶かしたジアジド溶液と前記クロロ硫酸
    とを混合し、当該有機溶剤の存在下に、又は当該有機溶
    剤を除いた状態で、前記1,2−ナフトキノン−2−ジ
    アジドと前記クロロ硫酸とを反応させることを特徴とす
    る1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−4−スルホニ
    ルクロリドの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記ジアジド溶液
    が、2−ジアゾ−1−ナフタレンスルホン酸を酸化剤と
    ヨウ化物イオンとを加えたアルカリ性水溶液中で処理し
    て得られた1,2−ナフトキノン−2−ジアジドの分散
    水溶液から、1,2−ナフトキノン−2−ジアジドを塩
    化アルキルで抽出して得られた溶液であることを特徴と
    する1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−4−スルホ
    ニルクロリドの製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかにおいて、前記
    1,2−ナフトキノン−2−ジアジド1モルあたり、5
    〜10モルのクロロ硫酸を混合し、40〜70℃の温度
    で1〜4時間反応させることにより、前記1,2−ナフ
    トキノン−2−ジアジドを当該ジアジドのスルホン化物
    とクロロスルホン化物との混合物とすることを特徴とす
    る1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−4−スルホニ
    ルクロリドの製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記1,2−ナフト
    キノン−2−ジアジドと前記クロロ硫酸との反応混合物
    に、0.8〜5モルの塩化チオニル及び五塩化リンから
    選択された少なくとも一種を加え、さらに1〜3時間、
    40〜70℃で反応させることを特徴とする1,2−ナ
    フトキノン−2−ジアジド−4−スルホニルクロリドの
    製造方法。
JP10784399A 1999-04-15 1999-04-15 1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−4−スルホニルクロリドの製造方法 Expired - Fee Related JP3425535B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10784399A JP3425535B2 (ja) 1999-04-15 1999-04-15 1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−4−スルホニルクロリドの製造方法
EP00107396A EP1044964A3 (en) 1999-04-15 2000-04-05 Method for producing 1,2-naphthoquinone-2-diazide-4-sulphonyl chloride
US09/546,741 US6274714B1 (en) 1999-04-15 2000-04-11 Method for producing 1,2-naphthoquinone-2-diazide-4-sulfonyl chloride
KR1020000019210A KR100362590B1 (ko) 1999-04-15 2000-04-12 1,2-나프토퀴논-2-디아지드-4-설포닐 클로라이드의 제조방법
CN00108630A CN1273968A (zh) 1999-04-15 2000-04-14 制备1,2-萘醌-2-重氮基-4-磺酰氯的方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10784399A JP3425535B2 (ja) 1999-04-15 1999-04-15 1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−4−スルホニルクロリドの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000297073A JP2000297073A (ja) 2000-10-24
JP3425535B2 true JP3425535B2 (ja) 2003-07-14

Family

ID=14469478

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10784399A Expired - Fee Related JP3425535B2 (ja) 1999-04-15 1999-04-15 1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−4−スルホニルクロリドの製造方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6274714B1 (ja)
EP (1) EP1044964A3 (ja)
JP (1) JP3425535B2 (ja)
KR (1) KR100362590B1 (ja)
CN (1) CN1273968A (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6559291B1 (en) * 2002-03-25 2003-05-06 Council Of Scientific And Industrial Research Process for the preparation of diazonaphthoquinonesulfonylchlorides using diphosgene and triphosgene
DE102004063416A1 (de) 2004-12-23 2006-07-06 Az Electronic Materials (Germany) Gmbh Verfahren zur Herstellung einer Photoresistlösung
CN109265378A (zh) * 2018-11-14 2019-01-25 大晶信息化学品(徐州)有限公司 一种浓缩提纯粗产品215萘磺酰氯的方法
CN109293535A (zh) * 2018-11-14 2019-02-01 大晶信息化学品(徐州)有限公司 一种215萘磺酰氯的制备方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE269846C (ja) *
JPS59196860A (ja) * 1983-04-22 1984-11-08 Sumitomo Chem Co Ltd キノンジアジド基を有する芳香族スルホニルクロリドの製造方法
DD269846A1 (de) * 1988-01-12 1989-07-12 Bitterfeld Chemie Verfahren zur herstellung von 1,2-naphthochinondiazid(2)-sulfochlorid(4)
JP3166215B2 (ja) * 1991-07-25 2001-05-14 住友化学工業株式会社 1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホニルクロリドの製造方法
JPH0827098A (ja) 1994-07-12 1996-01-30 Mitsubishi Chem Corp スルホニルクロライド基を有するキノンジアジド化合物の製造方法
JPH08127565A (ja) * 1994-09-09 1996-05-21 Sumitomo Chem Co Ltd 1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−5−スルホニルクロライド組成物
EP0965580B1 (en) * 1998-06-15 2003-09-03 Toyo Gosei Kogyo Co., Ltd. Method for producing 1,2-Naphthoquinone-2-diazide derivative

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
SAUER,E.et al.,Sulfochlorierung von 1,2−Naphthochinondiazid−(2) mit Chlorsulfonsaure,Journal fuer Praktische Chemie,1991年,Vol.333,No.3,p.467−473

Also Published As

Publication number Publication date
KR100362590B1 (ko) 2002-12-28
CN1273968A (zh) 2000-11-22
JP2000297073A (ja) 2000-10-24
EP1044964A2 (en) 2000-10-18
US6274714B1 (en) 2001-08-14
KR20000071656A (ko) 2000-11-25
EP1044964A3 (en) 2003-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO1992006935A1 (en) Sulfonating agent and process
JPH0469628B2 (ja)
JP3425535B2 (ja) 1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−4−スルホニルクロリドの製造方法
JP3166215B2 (ja) 1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホニルクロリドの製造方法
JPH0723351B2 (ja) テトラクロロ−2−シアノ安息香酸アルキルエステルの製造方法
US2821549A (en) Production of nuclear sulfonated vinyl aromatic compounds
EP0965580B1 (en) Method for producing 1,2-Naphthoquinone-2-diazide derivative
US5312974A (en) Process for the production of light-colored lower alkane-sulfonic acids, more particularly methanesulfonic acid
US3079430A (en) Process for preparing vinylaromatic sulfonic acid salts
JPH01250342A (ja) スルホン化合物の合成法
JP3481884B2 (ja) 1,2−ナフトキノン−2−ジアジド誘導体の製造方法
JP2001322975A (ja) パーフルオロアルキルスルホン酸塩の製造方法
US6218555B1 (en) Process for the preparation of alkanoyloxy-benzenesulfonic acids and salts thereof
JP4647366B2 (ja) スルホ基を有する色素化合物の製造方法
KR100398792B1 (ko) 1,2-나프토퀴논-2-디아지드 유도체의 제조방법
US1810013A (en) Process of preparing 4'-sulpho-omicron-benzoyl-benzoic acid
JPS60156627A (ja) ハロゲノレゾルシン類の製造法
US5684183A (en) Method for preparing 4-alkyl-2-hydroxy-3,5-dichlorobenzene sulphonic acids
JPH01228943A (ja) 2,4―ジクロロ―3―アルキル―6―ニトロフェノールの製造方法
US5329027A (en) Oxidative dehalogenation process for the production of perchlorinated quinones
SU556725A3 (ru) Способ получени смеси бензолдисульфокислоты и бензолмоносульфокислоты или толуолмоносульфокислоты"
JP2003321438A (ja) ハロスルホニル基含有キノンジアジド化合物の製造法
JPS585905B2 (ja) 1−アミノ−8−ナフト−ル−3,6−ジスルホン酸(h−酸)の製造方法
JPH0656758A (ja) 2−ナフトール−6−スルホン酸塩の製造方法
JP2003252850A (ja) ペンタフルオロベンゼンスルホン酸塩類の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120502

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120502

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150502

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees