JP3425519B2 - 無線通信機器のアンテナハウジングの外に/中にアンテナを自動的に引出し及び引込ませるための装置及び方法 - Google Patents

無線通信機器のアンテナハウジングの外に/中にアンテナを自動的に引出し及び引込ませるための装置及び方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無線通信機器のアン
テナ駆動装置に関するものであり、より詳細にはスライ
ド組み込み式のアンテナを採用する携帯用の無線通信機
器において、モータを駆動させて通信を開始する時には
アンテナをアンテナハウジングの外に自動引出しさせ、
使用終了時にはアンテナをアンテナハウジングの中に自
動引込みさせるための装置及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、国内外的にセルラーホン、シティ
ホンまたは個人通信サービス(PCS)ホンなどのよう
な携帯用の無線通信機器はスライド組み込み式のアンテ
ナを採用することが一般的である。研究結果によると携
帯電話機で通話するときにアンテナをアンテナハウジン
グから完全に引っぱり出して使用するときに放射される
電磁波の強さは、アンテナをアンテナハウジングに埋め
込んだ(収納した)まま使用するときのそれに比べて約
1/3程度と減ると知られている。従って、携帯電話機
の使用時にハウジングの外に引き出して使用することは
電磁波により人体に及ぼせる副作用を減らす方向とな
る。
【0003】今日常用される携帯用の無線通信機器のう
ちでいままでも手動方式によるアンテナ駆動、すなわち
使用者が通話を開始する時に、または通話を終了する時
に一々アンテナを手で直接引っぱり出したり押し入れた
りする方式を取ることもあるが、このような煩雑さを解
消するために自動的にアンテナを引出し及び引込ませる
方式を採用する携帯電話機が増えている。
【0004】アンテナを自動的に駆動させる技術として
Shinji Takeyasu により発明され米国特許番号5,49
7,506号に開示された携帯電話機がある。ボタン動
作によりアンテナの引出しは可能であるが、引込みは使
用者が直接手動で押し入れなければならないという、以
前のスプリング装填型のアンテナ駆動方式が有する問題
点に勝ち打つために、Shinji Takeyasu の特許はアンテ
ナ動作のために、“OFF ”、“STANDBY ”及び“TALK”
という3つの動作スイッチを備え、“TALK”が選択され
るとアンテナを引出し、“STANDBY ”が選択されると、
引込ませるアンテナ駆動メカニズムを開示する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記方
式はモータの回転シャフトにナットが形成されたスクリ
ューロッドを装着し、アンテナの下部にもナットを形成
してこれらの両ナットが噛合して回転することにより、
アンテナを上下に引出させ及び引込ませるために、この
ための専用のアンテナが必要であるために、現在常用さ
れる携帯電話機との互換性において問題点がある。それ
と同時に、アンテナの駆動中に頻繁に生じ得る外部妨害
力または使用し続けることにより発生するアンテナの曲
がりなどのような変形による故障を処理するためのある
方法や手段も開示せず耐久性や動作の安定性などにおい
て問題がある。
【0006】本発明は以上のような従来技術の問題点を
解決するためのものであり、本発明の第1の目的は、使
用者の通話開始または通話終了の行為を自動認識してア
ンテナを自動的に引出し及び引込ませることができ、ア
ンテナの駆動時にバッテリの消耗を最小化してバッテリ
の充電頻度を減らし、またアンテナの駆動時に外部の妨
害力による機械的及び電気的な衝撃による損傷を防止
し、アンテナの駆動条件をソフトウェア的に可変させ得
る柔軟性を有するアンテナ自動引出/引込制御方法を提
供することにある。
【0007】また、本発明の第2の目的は、前記した第
1の目的が追求する便利性、安定性及び凡用性を保障す
るだけでなく、常用されるスライド組み込み型のアンテ
ナの構造を変形させる必要がなく、次第に小型化されて
いく携帯電話機の技術開発の傾向に合わせて常用携帯電
話機のアンテナ収容空間の構造をそのまま維持した状態
で簡便に設置可能であるように小型化された構造のアン
テナ自動引出/引込装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るため、本発明によるアンテナの自動引出及び引込制御
方法は、無線通信機器の通話開始動作または通話終了動
作に対応する電気的な信号からアンテナの引出しまたは
引込みに関する情報を獲得する工程と、前記情報に基づ
いて、モータを時計方向または反時計方向に回転させ得
るモータ駆動信号を前記モータに供給して前記モータを
駆動させる工程と、モータ駆動と並行して前記モータが
実際に駆動される時間を累積し、この累積されたモータ
駆動時間とモータ駆動時に妨害がない場合に前記アンテ
ナをアンテナハウジングの外に/中に完全に引出し/引
込ませることに充分な大きさの設定時間を比較し、前記
累積と前記比較動作を前記モータが駆動される間、周期
的に繰り返す工程と、前記繰り返される各比較に基づい
て、前記モータ駆動時間が前記設定時間より小さい時に
は前記モータに基準値以上の過負荷がかかるか否かを反
復的に検査する工程と、前記モータに過負荷がかかる時
には前記モータ駆動信号が前記モータに所定時間供給さ
れないように遮断する動作を最大回数N以内の範囲で前
記モータが前記基準値以上に過負荷がかかる状態がなく
なるまで繰り返す工程と、前記繰り返される各比較に基
づいて、前記モータ駆動時間が前記設定時間と同様にな
る時には、前記モータに前記モータ駆動信号を供給する
ことを終了する工程とを具えることを特徴とする。
【0009】また、前記第2の目的を達成するために、
本発明によるアンテナの自動引出及び引込装置は、無線
通信機器のアンテナハウジングの外に/中にアンテナを
自動に引出し/引込ませるための装置において、モータ
シャフトを有し、供給されるモータ駆動信号に対応して
前記モータシャフトを時計方向または反時計方向に回転
させて回転力を生成するためのモータと、前記無線通信
機器の通話開始動作及び通話終了動作に対応する電気的
な信号から前記アンテナの引出し及び引込みに関する情
報を獲得し、前記モータの駆動に妨害がない場合に、前
記アンテナハウジングの外に/中に前記アンテナを完全
に引出し/引込ませるのにかかる設定時間中に前記モー
タを時計方向及び反時計方向に回転させる前記モータ駆
動信号を前記モータに供給する制御手段と、前記モータ
と着脱可能に一体的に結合され、前記モータシャフトか
ら伝達された回転力を前記アンテナに印加して前記アン
テナを前記アンテナハウジングの外に/中に引出し及び
引込ませるためのギアユニットを具え、前記モータに対
する前記駆動信号の供給は所定の時間間隔で断続的に行
われ、アンテナの駆動の間、前記制御手段は、アンテナ
の駆動が妨げられているか否かを検査するとともに、予
め設定した時間が経過したときに妨害が加えられている
場合には、前記アンテナを自動的に引き込むことを特徴
とする。また、前記第2の目的を達成するために、本発
明によるアンテナの自動引出及び引込装置は、無線通信
機器のアンテナハウジングの外に/中にアンテナを自動
的に引出し/引込ませるための装置において、モータシ
ャフトを有し、供給されるモータ駆動信号に対応して前
記モータシャフトを時計方向にまたは反時計方向に回転
させて回転力を生成するためのモータと、前記無線通信
機器の通話開始動作及び通話終了動作に対応する電気的
な信号から前記アンテナの引出し及び引込みに関する情
報を獲得し、前記モータの駆動に妨害のない場合に、前
記アンテナハウジングの外に/中に前記アンテナを完全
に引出し/引込ませるのにかかる設定時間中に前記モー
タを時計方向及び反時計方向に回転させる前記モータ駆
動信号を前記モータに供給し、前記モータに対する前記
モータ駆動信号の供給は所定の時間間隔で断続的に行わ
れ、アンテナの駆動時にアンテナの駆動が妨げられるか
否かを検査し、アンテナの引出し時に妨害状態が所定時
間継続した場合には、アンテナをアンテナハウジング内
に引き込む動作を遂行して装置の電気的及び/または機
械的な損傷を防止する制御手段と、前記モータと着脱可
能に一体的に結合され、前記モータシャフトから伝達さ
れた回転力を前記アンテナに印加して前記アンテナを前
記アンテナハウジングの外に/中に引出し/引込ませる
ためのギアユニットとを具えることを特徴とする。
【0010】また、前記装置は前記モータ及び前記ギア
ユニットの結合体を前記アンテナハウジングに堅く固定
させ、前記モータが駆動される時に生じる振動及び前記
アンテナを通して前記結合体に伝達される外部妨害力を
緩衝させる固定及び緩衝手段をさらに具えることを特徴
とする。
【0011】
【作用】このような構成を有する本発明によるアンテナ
自動引出/引込装置は、モータ駆動時に電源供給を断続
的にするために、バッテリ消耗量を最小化することがで
き、前面フリップカバーの開閉動作から自動的にアンテ
ナを引出し/引込ませることにより、使用者の別の操作
が必要なくて便利である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の好適実施例をより詳細に説明する。図1は本発明によ
るアンテナ自動引出及び引込装置の全体的な構成を示す
ブロック図である。本発明による装置はアンテナ38を
アンテナハウジング(図12)172の内外に引込ませ
または引出させるための駆動力を伝達するギアユニット
6、前記ギアユニット6に回転動力を伝達するモータ部
4、電源Vccから駆動電力を提供されて前記モータ部6
に駆動電圧を提供し回転方向及びトラブル処理を制御す
る制御部2から構成される。
【0013】今日に常用される携帯用の無線通信機器
は、図16に示すように、操作パネル212には通信開
始及び通信終了をそれぞれ指示する“SEND”キー208
及び“END”キー210が備えられ、前記操作パネル2
12を保護する前面フリップカバー206がさらに装着
されるものもある。本発明によるアンテナ自動引出及び
引込装置は使用上の便利性のために、基本的には前面フ
リップカバー206の開閉動作をアンテナの駆動信号と
自動認識してアンテナの駆動を実行する方式を採用し、
前面フリップカバーのない通信機器にも適用可能にする
ために補助的には通信キー(SEND KEY)208及び終了キ
ー(END KEY)210から発生する信号をアンテナの駆動
信号として活用できるようにした。
【0014】図2は図1に示した前記制御部の一実施例
を示したものであり、図2に示すように、前記制御部2
は電源部10、マイクロプロセッサ12、過電流検出部
14、リセット部16及びクロック信号部18を備え
る。電源部10は電源Vcc 、電源Vcc に連結されて正電
圧を供給するためのツェナーダイオードD1、ツェナー
ダイオードD1に連結された抵抗R4で構成され、マイ
クロプロセッサ12にモータ部4の駆動及び制御に必要
なエネルギーを供給する。
【0015】マイクロプロセッサ12は前記電源部1
0、過電流検出部14、リセット部16及びクロック電
源部18のような周辺回路及びモータ部4に連結され、
携帯電話機の前面フリップカバー206に取り付けられ
た磁石214と磁気的に結合されたリードスイッチ部S
W1(あるいは図16の216)のスイッチング動作信
号のための入力端子RTCC及び前面フリップカバーを採用
していない携帯電話機のために通話開始及び通話終了信
号のための補助端子RA2,RA3 を備える。前記マイクロプ
ロセッサ12は予め内蔵されたアンテナ自動引出し及び
引込みを制御するためのプログラムを実行する。プログ
ラム実行のより具体的なものについては図3の手順図に
関する説明時にすることにする。
【0016】過電流検出部14は直列連結されたトラン
ジスタQ1と抵抗R5で構成される。トランジスタQ1
はコレクタ端とベース端が前記抵抗R4の両端に連結さ
れ、エミッタ端は前記マイクロプロセッサ12に連結さ
れる。抵抗R5はその一端が接地され、他端は前記トラ
ンジスタQ1のエミッタ端及び前記マイクロプロセッサ
12に共通連結される。アンテナの駆動中に使用者がア
ンテナを手で掴んだりアンテナ38が外部の物体に接し
て駆動を妨害されると、モータ部4には過負荷がかかっ
て回転トルクを大きく発生させるために過電流が印加さ
れ、つまり前記抵抗R4に電圧降下が大きく起こる。こ
の際に、前記マイクロプロセッサ12に印加される前記
トランジスタQ1のエミッタ端子電流もまた増加し、つ
まり前記マイクロプロセッサ12はこの電流が所定の大
きさ以上の過電流か否かを判断して前記モータ部2に過
負荷がかかったか否かに関する情報を得る。
【0017】リセット部16は直列連結された抵抗R1
及びキャパシターC1から構成されるが、前記電源部1
0の出力端に前記抵抗R1が連結され、前記キャパシタ
ーC1の両端は前記マイクロプロセッサ12に連結され
て必要時に前記マイクロプロセッサ12をリセットさせ
る。クロック信号部18は一端が前記抵抗R4の後端に
連結され、他端が前記マイクロプロセッサ12に連結さ
れる抵抗R3と、一端が前記抵抗R3の他端に連結され
他端が接地されるキャパシターC2で構成され、前記マ
イクロプロセッサ12に必要なクロック信号を発生す
る。
【0018】前記制御部(制御回路)2は超薄型のプリ
ント配線回路用の基板(Printed Circuit board) に部品
を両面に配置して小型化することにより、常用携帯電話
機のアンテナハウジング172の上端収納空間に簡単に
装着されるようにする。また、前記制御部(制御回路)
2をマイクロプロセッサを中心手段としてディジタル回
路化することにより、一次的なバッテリの消耗を減少さ
せ、モータ駆動のための電源供給をすることにおいて、
マイクロプロセッサ12が数ミリ秒(msec)内外の間隔で
電源を供給及び遮断することにより、2次的なバッテリ
の消耗を減らしてバッテリの頻繁な交換を避けられるよ
うにする。
【0019】図3は図1に示す前記制御部2によるアン
テナの引出及び引込制御方法の概略的な実行順序を示す
フローチャートである。図2及び図3を参照して制御部
2による制御方法を説明する。電源投入や内部の監視装
置の警報信号によりマイクロプロセッサ12に内蔵され
たプログラムの実行が開始される(段階(ステップ)S
10)。電源が投入されると、電力消耗を減らすために
マイクロプロセッサ12の全てのポートを入力モードと
セッティングする(段階(ステップ)S12)。
【0020】入力モードの状態または監視装置の警報信
号がある状態で前記マイクロプロセッサ12は入力端子
RTCCを通して前面フリップカバー206の開閉動作に対
応してスイッチングされるリードスイッチSW1のオン
/オフスイッチング信号から通話開始または通話終了に
関する情報を獲得する。この情報は、すなわちモータ駆
動開始/終了情報及び駆動方向に関する情報である。こ
のように獲得された情報に基づいてアンテナをアンテナ
ハウジング172から引出すか、あるいはアンテナハウ
ジング172の中に引込むかを決定する。前面フリップ
カバーを採用していない無線通信機器の場合には“SEND
KEY”208や“END KEY ”210のような通話開始ま
たは通話終了を指示するキーをアンテナ駆動信号源とし
て利用できる(段階(ステップ)S14)。
【0021】獲得されたモータ駆動情報を利用してアン
テナ引出命令または引込命令を下し、前記引出命令また
は引込命令に対応して第1極性または第1極性と反対極
性である第2極性のモータ駆動信号を前記マイクロプロ
セッサ12に備えられた出力端RB0 〜 RB7を通してアン
テナを、完全に引出または引込させるに必要な設定時間
(Tset)の間に前記モータ部4に供給してモータを駆動さ
せる(段階(ステップ)S16)。
【0022】ここで、前記設定時間(Tset)はアンテナの
長さ、ギア減速比及びモータ回転速度などのような駆動
条件に応じてその値が異なることがある実験値である。
バッテリの消耗量を減らすために、前記モータ駆動信号
は所定時間(Tint)の間隔でモータに供給された後に遮断
されるのが反復され続けるようにする。前記設定時間(T
set)や前記断続時間(Tint)はマイクロプロセッサ12に
内蔵されたプログラムで変えることができる。
【0023】モータ駆動と並行して前記モータが実際に
駆動される時間を累積し(段階(ステップ)S22)が
累積されたモータ駆動時間(Tdrv)と前記設定時間(Tset)
を比較する(段階(ステップ)S18)。
【0024】比較の結果、前記モータ駆動時間(Tdrv)が
前記設定時間(Tset)より小さい場合には、まだアンテナ
が完全に引出し/引込まれていない状態を意味するため
に、外部妨害力によるモータ過負荷を検査する(段階
(ステップ)S20)。この際に、モータ過負荷の判別
は前述したように過電流検出部14の出力信号を検査す
ることによりなされる。
【0025】過電流が検出されると、モータ20への電
源供給を所定時間(Tdly)中断した後に再開する動作を所
定の回数Nを最大値として繰り返す(段階(ステップ)
S24)。このように、電源の供給及び遮断を反復する
ことは過負荷がかかった場合にもモータに電源供給を続
けるとモータ及び/または制御回路が電気的に損傷を負
うことがあるためである。前記所定時間(Tdly)や前記所
定の回数Nもやはりプログラムで変えることができる。
前記所定の回数Nに達するほど電源供給中止及び再開を
反復した後にもモータに過負荷が検出され続ける場合に
はアンテナをアンテナハウジングの中に自動引込みさせ
た後にモータへの電源供給を遮断する。換言すると、装
置の耐久性及び動作の安定性のために、モータ駆動中に
アンテナを手で掴んだりアンテナが妨害物にかかった場
合に発生する抵抗を電気的な信号で感知して所定時間モ
ータ駆動を中断した後に、さらに稼働させることを数回
繰り返し、ひいては前記反復動作にもかかわらず依然と
してアンテナの正常動作が妨害される場合にはアンテナ
を自動的に下降させてアンテナ収納部に引込ませ電源供
給を遮断することにより、モータや制御回路またはギア
ユニットに及ぼす電気的ないし機械的な損傷を未然に防
止する。
【0026】前記段階(ステップ)18における検査の
結果、前記モータ駆動時間(Tdrv)が前記設定時間(Tset)
と同様になる場合には、アンテナが完全に引出させ/引
込まれた状態に対応するために、モータへの電源供給を
遮断してアンテナの駆動を終了する(段階(ステップ)
S26)。
【0027】アンテナの駆動終了後から前記アンテナの
引出命令/引込命令が入力されるまでの時間にはバッテ
リの電力消耗を減らすために、前記マイクロプロセッサ
12をスリップモードと設定する(段階(ステップ)S
28)。前記マイクロプロセッサ12がスリップモード
と設定されている間には前記マイクロプロセッサ12は
アンテナ駆動に関する情報を獲得するのに必要な内部資
源のみを稼働させるために、不要な電力消費を避けるこ
とができる。
【0028】次に、本発明の第1実施例によるアンテナ
自動引出/引込装置のアンテナ駆動メカニズムを説明す
る。モータ20はモータシャフト24を備え、前記マイ
クロプロセッサ12から供給される駆動信号の極性に対
応して前記モータシャフト24を正方向または逆方向に
回転させる。図10のように、前記モータシャフト24
には摩擦力と弾性力を高めるために、前記モータシャフ
トの外周面をゴム材質の外皮170で覆う。
【0029】前記駆動モータはコアレスタイプの小型直
流モータ(直径が4φ−6φ)を採用しこれを中心にギ
アボックス26を形成してモータと複数のギアを着脱可
能に一体化させることにより組立と応用が簡単になされ
るようにした。ギアユニット6は前記モータ20と一体
的に締結され、前記モータシャフト24から回転力を伝
達されてアンテナ38をアンテナハウジング172に引
込みまたは引出させる。これを構成する要素をより具体
的に説明する。
【0030】ギアボックス26は図4A、図4B及び図
5Aないし図5Cに示すように、前記モータシャフト2
4が装着されたモータの上面と密接され得る広さを有す
る基底面112を有する。前記基底面112の外側の境
界には前記ギアボックス26を前記モータ20と一体的
に締結させるための結合部材、例えば所定個数の締結突
起100,102,104が形成される。前記基底面1
12の所定位置で前記締結突起100,102,104
の突出方向とは反対方向に延びて、前記基底面112に
平行するようにベンディング(屈曲)されたギアシャフ
ト離脱防止用のブラケット106,108が形成され
る。前記基底面112の中間には前記モータシャフト2
4が貫通され得る孔114が形成され、前記基底面11
2と前記ブラケット106,108にはそれぞれ同一の
軸上に対向する二対の孔116,118及び120,1
22が形成される。また、前記基底面112の一側から
外周方向に延びると同時に、前記締結突起100,10
2,104の突出方向と同様な方向にベンディングさ
れ、このベンディング部分(屈曲部分)の両側には固定
溝124が形成されている固定突起110をさらに備え
る。
【0031】同一の構造の一対のギアシャフトが提供さ
れる。一対のギアシャフト28,30のそれぞれは、図
6に示すように、前記一対の孔116,118及び他の
一対の孔120,122に挿入される両端部136,1
38とギアボックス26からの離脱防止のための一対の
係止顎130,134及びギア32,34が締結される
部分132で構成される。
【0032】第1ギア34及び第2ギア32は、図7A
に示すように、ギア同士で相接する部分144とアンテ
ナと相接する部分146の二部分が一体に形成される。
第1ギア34のギア接触部分144はまた前記モータシ
ャフト24と相接する。ギア接触部分144はその外径
がアンテナ接触部分146の外径よりさらに大きい。そ
の差は、図11Aに示すように、一対のギア32,34
のギア接触部分144が噛合して回転する際に、第1ギ
ア34と第2ギア32の両アンテナ接触部分146の間
にアンテナ38が密接に収容されてアンテナの駆動時に
動力伝達の損失がない程度である。一方、第1ギア34
は前記モータシャフト24との関係において適切な減速
比を与えて大きな回転トルクを得るために、前記ギア接
触部分144の外径を前記モータシャフト24の外径に
比べて所定倍以上に大きくする。ギア32,34の中央
部分には軸方向に貫通孔142が形成される。前記ギア
32,34はこの貫通孔142を通して、図11Aのよ
うに、前記ギアシャフト28,30の外周面132に圧
着される。
【0033】一方、ギアの他の実施例として、図7Bの
ように、アンテナ接触部分146に形成された軸方向の
貫通孔148はその外径が前記ギアシャフト30の係止
顎134の外径と類似した値として、前記ギアシャフト
30のギア締結部分132とギア32aのアンテナ接触
部分146の内周面の間に空いた空間を形成させる。こ
のようなギア32aを採用すると、図11Bに示すよう
に、アンテナ38と直接接するアンテナ接触部分146
の表面がさらに広くなりアンテナをより安定的に駆動さ
せることができ、衝撃や振動をさらに効果的に吸収でき
る。
【0034】ギアのさらに他の実施例であって、図7C
に示すように、ギア32bのアンテナと相接する部分1
40の表面を凹凸形状とする。凹凸表面はアンテナの離
脱及びスリップ防止において有利である。前記ギアは摩
擦力を大きくし、衝撃や振動を吸収するために、ゴムの
ような弾性材質で製作するのが望ましいがこれに必ず制
限される必要はない。
【0035】アンテナは使用続けると、外力により曲が
るようになるが、このようなアンテナの変形は正常的な
アンテナの駆動を妨害できる。また、モータ駆動による
振動やアンテナ38に加えられる外部衝撃は頻繁に起こ
り得る。この点を考慮してモータ20とギアボックス2
6に加えられる外力や振動などを緩衝させ得る手段が必
要である。このために、アンテナ38を通して前記モー
タ20及び前記ギアユニット6に加えられる外部衝撃力
及びモータ駆動時に発生する振動を吸収しながら前記モ
ータ20及びギアユニット6をアンテナハウジング17
2に固定させるために、前記固定突起110と共に衝撃
吸収部材36と固定ピン40で構成される固定手段がさ
らに提供される。
【0036】前記衝撃吸収部材36は、図4Aに示すよ
うに、前記モータ20の上部側面の一部と前記ギアボッ
クス26の固定突起110との間に密着介在される。効
果的な密着のために、図8Aないし8Cに示すように、
前記衝撃吸収部材36の底面150は円弧状をなし、上
面の両辺には前記固定突起110の固定溝124にぴっ
たり合う突出部材154,156が形成される。また、
中央部分には貫通孔152が形成される。前記衝撃吸収
部材36はその機能を考慮してアンテナに加えられる外
部衝撃ないしモータの振動を緩衝できるようにするため
に、例えばゴムなどのような弾性材質で製作することが
望ましい。
【0037】固定ピン40は、図9に示すように、直角
にベンディングされた形状であり、アンテナハウジング
172の所定位置に備えられた締結溝(図示せず)に挿
入される両端締結部168,170、前記衝撃吸収部材
36に形成された貫通孔152の表面と密接される部分
160及び離脱防止用の係止顎162,164,166
を備える。
【0038】前記したような形状と材質で製作される前
記ギア32,34及び衝撃吸収部材36を適用すると、
アンテナの直線運動軸に直交する半径方向にアンテナが
変形されたり曲がったりすることにより発生するアンテ
ナの脱線を防止し、モータ20とギアボックス26に伝
達される衝撃と抵抗を弾力的に緩衝して常に最適の状態
でアンテナが引出され及び引込まれることができ、駆動
モータの回転により発生する騒音と振動も著しく減少す
る。
【0039】以上のようなギアユニットにおいて、図4
Bに示すように、前記モータシャフト24の回転トルク
は適切な減速を経て前記第1ギア34に伝達されてより
大きい回転トルクに変換される。この際に、前記第1ギ
ア34は前記モータシャフト24と反対方向に回転す
る。前記第2ギア32は前記第1ギア34から回転トル
クを伝達されて前記第1ギア34と反対方向に回転す
る。つまり、相互反対方向に回転する一対のギア32,
34の噛合回転によりアンテナ38は上下に引出されま
たは引込まれる。
【0040】次に、本発明によるアンテナ自動引出/引
込装置の他の実施例を説明する。図13A及び13Bは
鋸ギア方式を適用した場合の本発明によるアンテナの自
動引出/引込装置の第2実施例を示した図面である。
【0041】前述した第1実施例と主に異なる点を抜粋
して説明する。前記図面に示すように、モータシャフト
24の所定位置に第1鋸ギア184が締結され、一対の
ギアシャフト28,30の第1係止顎130の内側には
一対の鋸ギア186,188が締結される。前記第2鋸
ギア186及び第3鋸ギア188は前記第1鋸ギア18
4との関係で減速比を与えて大きな回転トルクを得るた
めに、その外径を前記第1鋸ギア184の外径より所定
倍数以上に大きくする。一対のギア190,192は前
述したような理由でゴムのような弾性材質で製作するの
が望ましく、内周面がギアシャフト28,30の132
部分の外周面に圧着され得る軸方向の貫通孔が形成され
た円筒状である。その外径は前記ギア32のアンテナと
相接する部分146のそれと同様にする。一対の鋸ギア
186,188と一対のギア190,192を締結した
前記第1ギアシャフト30及び前記第2ギアシャフト2
8を前記ギアボックス26に装着した時に、前記モータ
シャフト24の鋸ギア184は前記第1ギアシャフト3
0の鋸ギア186と噛合し、前記第1ギアシャフト30
の鋸ギア186は第2ギアシャフト28の鋸ギア188
に噛合し、前記第1ギア190及び第2ギア192はア
ンテナ38と圧接される。
【0042】図14A、図14B、図15はベルト方式
を適用した場合の本発明によるアンテナ自動引出/引込
装置の第3実施例を示す図面である。同様に、前述した
第1実施例と主に異なる点を抜粋して説明する。前記図
14A、図14B、図15に示すように、この方式はベ
ルト204を利用して動力を伝達する。モータシャフト
24の所定位置に第1ベルトプーリ194が形成され
る。一対のギアシャフト28,30の前記係止顎130
の直ぐ内側に第2ベルトプーリ196及び第3ベルトプ
ーリ198が締結される。これらのベルトプーリ19
6,198の外径は前記第1ベルトプーリ194との関
係で減速比を与えて大きい回転トルクを得るために、前
記第1ベルトプーリ194の外径より所定倍数以上に大
きくする。第1ギア200及び第2ギア202は前述し
たような理由でゴムのような弾性材質で製作するのが望
ましく、内周面が前記ギアシャフト28,30の外周面
に圧着され得る軸方向の貫通孔が形成された円筒形ギア
であり、その外径は前記アンテナ38と相接する部分1
46のそれと同様にする。前記第1ギアシャフト30及
び前記第2ギアシャフト28を通して前記ギアボックス
26に装着された時に、前記第1ギア200及び第2ギ
ア202はそれぞれアンテナ38と圧接される。前記ベ
ルト204は前記第1ギアシャフト30が前記モータシ
ャフト24の回転方向と反対方向に回転し、同時に前記
第2ギアシャフト28が前記モータシャフト24の回転
方向と同様の方向に回転できるように、図15に示すよ
うに、前記3つのベルトプーリ194,196,198
に噛合し、前記モータ20の回転力が前記ベルト204
により前記第1ギアシャフト30及び前記第2ギアシャ
フト28の順序に伝達されて前記アンテナ38を直線駆
動させる。
【0043】本発明を実施例によって詳細に説明した
が、本発明は実施例によって限定されず、本発明が属す
る技術分野において通常の知識を有する者であれば本発
明の思想と精神を離れることなく、本発明を修正または
変更できるであろう。
【0044】
【発明の効果】以上で説明したように、本発明によるア
ンテナ自動引出及び引込装置は通話中には常にアンテナ
が引出されている状態を保障するために、通話感度及び
電子波被害防止の側面において有益であり、その大きさ
が常用する携帯電話機に適用可能であるように小型なの
で凡用性があり、モータ駆動時に電源供給を断続的にす
るために、バッテリ消耗量を最小化することができ、前
面フリップカバーの開閉動作から自動的にアンテナを引
出し及び引込ませることにより、使用者の別の操作が必
要なくて便利であり、外部衝撃を吸収できるように設計
されて耐久性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるアンテナの自動引出及び引込装置
の全体的な構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す制御部の一実施例を示す回路図であ
る。
【図3】図1に示す制御部によるアンテナの引出及び引
込制御方法の概略的な実行順序を示す順序図である。
【図4】Aは本発明の第1実施例によるアンテナの駆動
メカニズムを説明するためのアンテナの自動引出及び引
込装置の構成を示す平面図である。Bは図4Aに示す装
置の“A”方向から見た側面図である。
【図5】Aは図4Aに示すギアユニットの一部品である
ギアボックスを図4Aの“A”方向から見た平面図であ
る。Bは図5Aに示す前記ギアボックスを“C”方向か
ら見た側面図である。Cは図5Aに示す前記ギアボック
スを“D”方向から見た底面図である。
【図6】図4Aに示すギアユニットの一部品であるギア
シャフトを示す側面図である。
【図7】Aは図4Aに示すギアユニットの一部品である
ギアの第1実施例を示す側面図である。Bは前記ギアの
第2実施例を示す側面図である。Cは前記ギアの第3実
施例を示す側面図である。
【図8】Aは図4Aに示すギアユニットの一部品である
衝撃吸収部を示す平面図である。Bは図8Aに示す前記
衝撃吸収部を“A”方向から見た側面図である。Cは図
8Aに示す前記衝撃吸収部を“B”方向から見た側面図
である。
【図9】図4Aに示すギアユニットの一部品である固定
ピンの側面図である。
【図10】図4Aに示すモータ部の側面図である。
【図11】Aは図7Aに示すギアを適用した場合の、図
4Aの“B”部分の簡略化された断面図である。Bは図
7Bに示すギアを適用した場合の、図4Aの“B”部分
の簡略化された断面図である。
【図12】本発明によるアンテナの自動引出及び引込装
置がアンテナハウジングに実際に装着された状態を示す
配置図である。
【図13】Aは鋸ギア方式を適用した本発明の第2実施
例による場合の異なる部品を示す図面である。Bはそれ
らの部品を適用した場合のアンテナの自動引出及び引込
装置の構成を示す平面図である。
【図14】Aはベルト方式を適用した本発明の第3実施
例による場合の異なる部品を示す図面である。Bはそれ
らの部品を適用した場合のアンテナの自動引出及び引込
装置の構成を示す平面図である。
【図15】同じく、同第3実施例における一対のギア及
びモータシャフトに対するベルト締結形状を示す側面図
である。
【図16】本発明による装置が適用され得る常用の携帯
電話機の外観を示す図面である。
【符号の説明】
2 制御部 4 モータ部 6 ギアユニット 8 アンテナ 12 マイクロプロセッサ 20 モータ 24 モータシャフト 26 ギアボックス 28,30 ギアシャフト 32,34 ギア 36 衝撃吸収部 38 アンテナ 40 固定ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−101102(JP,A) 特開 平8−222925(JP,A) 特開 平1−180101(JP,A) 実開 昭61−42104(JP,U) 実公 昭44−29127(JP,Y1) 登録実用新案3002985(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 1/10 H01Q 1/24

Claims (28)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 i)無線通信機器の通話開始動作または通
    話終了動作に対応する電気的な信号からアンテナの引出
    しまたは引込みに関する情報を獲得する工程と、 ii) 前記情報に基づいて、モータを時計方向または反時
    計方向に回転させ得るモータ駆動信号を前記モータに供
    給して前記モータを駆動させる工程と、 iii)モータ駆動と並行して前記モータが実際に駆動され
    る時間を累積し、この累積されたモータ駆動時間とモー
    タ駆動時に妨害がない場合に前記アンテナをアンテナハ
    ウジングの外に/中に完全に引出し/引込ませることに
    充分な大きさの設定時間を比較し、前記累積と前記比較
    動作を前記モータが駆動される間に周期的に繰り返す工
    程と、 iv) 前記繰り返される各比較に基づいて、前記モータ駆
    動時間が前記設定時間より小さい時には前記モータに基
    準値以上の過負荷がかかるか否かを反復的に検査する工
    程と、 v)前記モータに過負荷がかかる時には前記モータ駆動信
    号が前記モータに所定時間供給されないように遮断する
    動作を最大回数N以内の範囲で前記モータが前記基準値
    以上に過負荷がかかる状態がなくなるまで繰り返す工程
    と、 vi) 前記繰り返される各比較に基づいて、前記モータ駆
    動時間が前記設定時間と同様になる時には、前記モータ
    に前記モータ駆動信号を供給することを終了する工程と
    を具えることを特徴とする無線通信機器のアンテナハウ
    ジングの外に/中にアンテナを自動的に引出し及び引込
    ませるための方法。
  2. 【請求項2】 前記アンテナを前記アンテナハウジング
    の外にまたは中に引出しまたは引込ませた後から次の通
    話終了動作または通話開始動作が発生するまで前記モー
    タの駆動を制御する前記制御手段をスリップモードと設
    定する工程をさらに有することを特徴とする請求項1に
    記載の無線通信機器のアンテナハウジングの外に/中に
    アンテナを自動的に引出し及び引込ませるための方法。
  3. 【請求項3】 前記モータに対する前記モータ駆動信号
    の供給は所定時間の間隔で断続的に遂行されることを特
    徴とする請求項1に記載の無線通信機器のアンテナハウ
    ジングの外に/中にアンテナを自動的に引出し及び引込
    ませるための方法。
  4. 【請求項4】 前記モータが前記基準値以上に過負荷が
    かかったか否かに対する検査は電源からモータ制御手段
    に供給される電流が所定値より大きいか否かを検出する
    ことにより遂行されることを特徴とする請求項1に記載
    の無線通信機器のアンテナハウジングの外に/中にアン
    テナを自動的に引出し及び引込ませるための方法。
  5. 【請求項5】 通話開始動作及び通話終了動作に対応す
    る前記電気的な信号は前記無線通信機器の前面フリップ
    カバーを開閉する動作から変換された電気的なスイッチ
    ング信号または前記無線通信機器の通話開始キー及び通
    話終了キーのキー入力動作により生じた電気的な信号の
    うちのいずれか1つであることを特徴とする請求項1に
    記載の無線通信機器のアンテナハウジングの外に/中に
    アンテナを自動的に引出し及び引込ませるための方法。
  6. 【請求項6】 前記アンテナを前記アンテナの外に引出
    させる間に、前記モータ駆動信号を遮断する前記動作を
    前記最大回数N繰り返した後にも前記モータが前記基準
    値以上に過負荷のかかった状態が依然として続く場合に
    は、自動的に前記アンテナを前記アンテナハウジングの
    中に引込ませることを特徴とする請求項1に記載の無線
    通信機器のアンテナハウジングの外に/中にアンテナを
    自動的に引出し及び引込ませるための方法。
  7. 【請求項7】 無線通信機器のアンテナハウジングの外
    に/中にアンテナを自動に引出し/引込ませるための装
    置において、 i)モータシャフトを有し、供給されるモータ駆動信号に
    対応して前記モータシャフトを時計方向または反時計方
    向に回転させて回転力を生成するためのモータと、 ii) 前記無線通信機器の通話開始動作及び通話終了動作
    に対応する電気的な信号から前記アンテナの引出し及び
    引込みに関する情報を獲得し、前記モータの駆動に妨害
    がない場合に、前記アンテナハウジングの外に/中に前
    記アンテナを完全に引出し/引込ませるのにかかる設定
    時間中に前記モータを時計方向及び反時計方向に回転さ
    せる前記モータ駆動信号を前記モータに供給する制御手
    段と、 iii)前記モータと着脱可能に一体的に結合され、前記モ
    ータシャフトから伝達された回転力を前記アンテナに印
    加して前記アンテナを前記アンテナハウジングの外に/
    中に引出し及び引込ませるためのギアユニットを具え、 iiii) 前記モータに対する前記駆動信号の供給は所定の
    時間間隔で断続的に行われ、アンテナの駆動の間、前記
    制御手段は、アンテナの駆動が妨げられているか否かを
    検査するとともに、予め設定した時間が経過したときに
    妨害が加えられている場合には、前記アンテナを自動的
    に引き込むことを特徴とする無線通信機器のアンテナハ
    ウジングの外に/中にアンテナを自動的に引出し及び引
    込ませるための装置。
  8. 【請求項8】 前記モータ及び前記ギアユニットの結合
    体を前記アンテナハウジングに堅く固定させるための固
    定手段をさらに具えることを特徴とする請求項7に記載
    の無線通信機器のアンテナハウジングの外に/中にアン
    テナを自動的に引出し及び引込ませるための装置。
  9. 【請求項9】 前記モータ及び前記ギアユニットの結合
    体を前記アンテナハウジングに堅く固定させ、前記モー
    タが駆動される時に生じる振動及び前記アンテナを通し
    て前記結合体に伝達される外部妨害力を緩衝させる固定
    及び緩衝手段をさらに具えることを特徴とする請求項7
    に記載の無線通信機器のアンテナハウジングの外に/中
    にアンテナを自動的に引出し及び引込ませるための装
    置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、前記モータ駆動信号
    を所定の時間間隔で断続的に前記モータに供給すること
    を特徴とする請求項7に記載の無線通信機器のアンテナ
    ハウジングの外に/中にアンテナを自動的に引出し及び
    引込ませるための装置。
  11. 【請求項11】 前記制御手段は、前記モータの駆動と
    並行して実際のモータ駆動時間を累積し、前記モータ駆
    動時間と前記設定時間とを比較し、前記累積と比較動作
    は前記モータが駆動される間に周期的に続き、前記繰り
    返される各比較に基づいて前記実質モータ駆動時間が前
    記設定時間より小さい時には前記モータが基準値以上に
    過負荷がかかったかを周期的にチェックし、前記モータ
    に過負荷がかかった時には前記モータが前記基準値以上
    に過負荷のかかった状態が除去されるまで、前記モータ
    駆動信号が前記モータに所定時間供給されないように、
    最大回数N以内で遮断する動作を繰り返し、前記繰り返
    される各比較に基づいて前記実質モータ駆動時間が前記
    設定時間と同様になる際には前記モータに前記モータ駆
    動信号の供給を終了することを特徴とする請求項7に記
    載の無線通信機器のアンテナハウジングの外に/中にア
    ンテナを自動的に引出し及び引込ませるための装置。
  12. 【請求項12】 無線通信機器のアンテナハウジングの
    外に/中にアンテナを自動的に引出し/引込ませるため
    の装置において、 i)モータシャフトを有し、供給されるモータ駆動信号に
    対応して前記モータシャフトを時計方向にまたは反時計
    方向に回転させて回転力を生成するためのモータと、 ii) 前記無線通信機器の通話開始動作及び通話終了動作
    に対応する電気的な信号から前記アンテナの引出し及び
    引込みに関する情報を獲得し、前記モータの駆動に妨害
    のない場合に、前記アンテナハウジングの外に/中に前
    記アンテナを完全に引出し/引込ませるのにかかる設定
    時間中に前記モータを時計方向及び反時計方向に回転さ
    せる前記モータ駆動信号を前記モータに供給し、前記モ
    ータに対する前記モータ駆動信号の供給は所定の時間間
    隔で断続的に行われ、アンテナの駆動時にアンテナの駆
    動が妨げられるか否かを検査し、アンテナの引出し時に
    妨害状態が所定時間継続した場合には、アンテナをアン
    テナハウジング内に引き込む動作を遂行して装置の電気
    的及び/または機械的な損傷を防止する制御手段と、 iii)前記モータと着脱可能に一体的に結合され、前記モ
    ータシャフトから伝達された回転力を前記アンテナに印
    加して前記アンテナを前記アンテナハウジングの外に/
    中に引出し/引込ませるためのギアユニットとを具える
    ことを特徴とする無線通信機器のアンテナハウジングの
    外に/中にアンテナを自動的に引出し/引込ませるため
    の装置。
  13. 【請求項13】 前記制御手段は、前記モータの駆動と
    並行して実際のモータ駆動時間を累積し、前記モータ駆
    動時間と前記設定時間とを比較し、前記累積と比較動作
    は前記モータが駆動される間に周期的に続けられ、前記
    繰り返される各比較に基づいて、前記実質モータ駆動時
    間が前記設定時間より小さい時には前記モータが基準値
    以上に過負荷がかかったかを周期的にチェックし、前記
    モータに過負荷がかかったときには、前記モータが前記
    基準値以上に過負荷のかかった状態が除去されるまで前
    記モータ駆動信号が前記モータに所定時間供給されない
    ように、最大回数N以内で遮断する動作を繰り返し、前
    記繰り返される各比較に基づいて前記実質モータ駆動時
    間が前記設定時間と同様になる際には、前記モータに前
    記モータ駆動信号の供給を終了することを特徴とする請
    求項12に記載の無線通信機器のアンテナハウジングの
    外に/中にアンテナを自動的に引出し/引込ませるため
    の装置。
  14. 【請求項14】 前記制御手段は、所定の内蔵されたプ
    ログラムを実行するためのマイクロプロセッサ、前記マ
    イクロプロセッサをリセットさせるためのリセット部、
    前記モータが基準値以上に過負荷がかかったか否かに関
    する情報を前記マイクロプロセッサに提供するための過
    電流検出部、前記マイクロプロセッサにクロック信号を
    提供するためのクロック信号部、及び一定の電圧を発生
    して前記マイクロプロセッサ、前記リセット部、前記過
    電流検出部及び前記クロック信号部に提供するための電
    源部を具えることを特徴とする請求項12に記載の無線
    通信機器のアンテナハウジングの外に/中にアンテナを
    自動的に引出し/引込ませるための装置。
  15. 【請求項15】 前記電源部は、電源に連結されたツェ
    ナーダイオード及び前記ツェナーダイオードに連結され
    た第1抵抗を有し、前記マイクロプロセッサは前記電源
    部に連結され、前記リセット部は直列連結された第2抵
    抗及び第1キャパシターを有し、前記第1抵抗は、前記
    電源部の出力端に連結され、前記第1キャパシターの両
    端は前記マイクロプロセッサに連結され、前記過電流検
    出部はトランジスタ及び前記トランジスタに直列連結さ
    れた第3抵抗を有し、前記トランジスタのコレクタ端と
    ベース端は前記第1抵抗の両端に連結され、前記トラン
    ジスタのエミッタ端は前記マイクロプロセッサに連結さ
    れ、前記第3抵抗の一端は接地され、他端は前記トラン
    ジスタのエミッタ端及び前記マイクロプロセッサに共通
    連結され、及び前記クロック信号部は第4抵抗及び前記
    第4抵抗に直列連結された第2キャパシターを有し、前
    記第4抵抗の一端は前記第1抵抗に、そして他端は前記
    マイクロプロセッサにそれぞれ連結され、前記第2キャ
    パシターは前記第4抵抗に連結されていない端子を通し
    て接地されることを特徴とする請求項14に記載の無線
    通信機器のアンテナハウジングの外に/中にアンテナを
    自動的に引出し/引込ませるための装置。
  16. 【請求項16】 前記制御手段は、前記アンテナを前記
    アンテナハウジングの外にまたは中に引出しまたは引込
    ませた後から次の通話終了動作または通話開始動作が発
    生するまでスリップモードと設定されることを特徴とす
    る請求項12に記載の無線通信機器のアンテナハウジン
    グの外に/中にアンテナを自動的に引出し/引込ませる
    ための装置。
  17. 【請求項17】 前記ギアユニットは、前記モータに着
    脱可能であり、一体的に結合され、前記モータシャフト
    が内部に収容され前記アンテナが貫通するギアボック
    ス、前記ギアボックスに装着され、前記モータシャフト
    とは並んで前記アンテナとは直角交差されるように係合
    し、前記モータから回転力を伝達されて前記モータシャ
    フトとは反対方向に回転する第1ギア部、及び前記ギア
    ボックスに装着され、前記第1ギア部とは並んで前記ア
    ンテナとは直角交差されるように係合し、前記モータか
    ら回転力を伝達されて前記第1ギア部とは反対方向に回
    転する第2ギア部を備え、前記第1ギア部及び前記第2
    ギア部は前記アンテナに係合回転力を印加して前記アン
    テナが直線動きをするようにすることを特徴とする請求
    項12に記載の無線通信機器のアンテナハウジングの外
    に/中にアンテナを自動的に引出し/引込ませるための
    装置。
  18. 【請求項18】 前記モータは、弾性材質で構成され、
    前記モータシャフトの外側面に覆われて前記モータシャ
    フトと前記第1ギア部との間の摩擦力を高める外皮をさ
    らに具えることを特徴とする請求項17に記載の無線通
    信機器のアンテナハウジングの外に/中にアンテナを自
    動的に引出し/引込ませるための装置。
  19. 【請求項19】 前記第1ギア部及び前記第2ギア部の
    それぞれは前記モータシャフトより大きいトルクを作り
    出すために、前記モータシャフトとの関係において所定
    の減速比を有することを特徴とする請求項17に記載の
    無線通信機器のアンテナハウジングの外に/中にアンテ
    ナを自動的に引出し/引込ませるための装置。
  20. 【請求項20】 前記第1ギア部及び前記第2ギア部の
    それぞれは前記ギアボックスと回転可能に結合されるギ
    アシャフト及び弾性物質で構成され、前記モータシャフ
    トより大きなトルクを作り出すために、前記モータシャ
    フトとの関係において所定の減速比を有するギアを具え
    ることを特徴とする請求項17に記載の無線通信機器の
    アンテナハウジングの外に/中にアンテナを自動的に引
    出し/引込ませるための装置。
  21. 【請求項21】 前記第1ギア部及び第2ギア部のそれ
    ぞれは前記モータシャフト、前記一対のギア部及び前記
    アンテナ間の摩擦により前記モータシャフトの前記回転
    力を前記アンテナに伝達する摩擦ギア部材であることを
    特徴とする請求項17に記載の無線通信機器のアンテナ
    ハウジングの外に/中にアンテナを自動的に引出し/引
    込ませるための装置。
  22. 【請求項22】 前記モータは、前記モータシャフトと
    密接に結合される鋸ギアをさらに備え、前記第1ギア部
    及び前記第2ギア部のそれぞれは前記モータシャフト、
    前記一対のギア部及び前記アンテナの間の噛合回転によ
    り前記モータシャフトの前記回転力を前記アンテナに伝
    達する鋸ギア部材であることを特徴とする請求項17に
    記載の無線通信機器のアンテナハウジングの外に/中に
    アンテナを自動的に引出し/引込ませるための装置。
  23. 【請求項23】 前記モータは、前記モータシャフトと
    密接に結合されるベルトプーリをさらに備え、前記第1
    ギア部及び前記第2ギア部のそれぞれは前記モータシャ
    フト、前記一対のギア部及び前記アンテナの間のベルト
    駆動回転により前記モータシャフトの前記回転力を前記
    アンテナに伝達するベルトギア部材であることを特徴と
    する請求項17に記載の無線通信機器のアンテナハウジ
    ングの外に/中にアンテナを自動的に引出し/引込ませ
    るための装置。
  24. 【請求項24】 前記ギアユニットは、第1内径と第1
    外径を有するシリンダ形状のギア接触部と前記第1内径
    と前記第1外径より大略前記アンテナの外径だけ小さい
    第2外径を有するシリンダ形状のアンテナ接触部として
    一体的に形成され、弾性材質で作られる第1ギア及び第
    2ギア、それぞれ第1係止顎と第2係止顎を有する第1
    ギアシャフト及び第2ギアシャフト、及び前記モータシ
    ャフトが装着された前記モータの上端面と接する基底面
    と、前記基底面の外周囲に形成され、前記ギアユニット
    を前記モータと着脱可能で一体的に締結するための結合
    部材、及び前記モータシャフトと平行に延び、前記基底
    面と平行になるようにベンディングされ、前記第1ギア
    シャフト及び前記第2ギアシャフトを回転可能に装着す
    るブラケットを有し、前記基底面の第1位置には前記モ
    ータシャフトが貫通され得る第1孔が形成され、前記基
    底面の第2位置には前記第1ギアシャフト及び前記第2
    ギアシャフトの一端を収容するための第2孔及び第3孔
    が形成され、前記ブラケットの前記第2孔及び第3孔と
    対向する位置には前記第1ギアシャフト及び前記第2ギ
    アシャフトの他端を収容するための第4孔及び第5孔が
    形成され、前記一対のギアと結合された前記一対のギア
    シャフトが前記ギアボックスに装着された場合に、前記
    第2孔と第3孔または第4孔と第5孔の間には前記第1
    ギア及び第2ギアのアンテナ接触部分が前記アンテナに
    圧接されると同時に、前記第1ギア及び前記第2ギアの
    ギア接触部分が相互圧接され得る程度の距離だけ離隔さ
    れ、前記第1孔と前記第2孔は前記モータシャフトが前
    記第1ギアのギア接触部分と圧接され得る程度の距離だ
    け離隔されることを特徴とする請求項12に記載の無線
    通信機器のアンテナハウジングの外に/中にアンテナを
    自動的に引出し/引込ませるための装置。
  25. 【請求項25】 前記第1ギア及び前記第2ギアのそれ
    ぞれは、第1内径と第1外径を有する円筒形状のギア接
    触部分と第2内径と前記第1外径より大略前記アンテナ
    の直径だけ小さい第2外径を有する円筒形状のアンテナ
    接触部分が一体的に結合され、前記第1内径は前記それ
    ぞれのギアが前記ギアシャフトに密着結合され得る程度
    の大きさであり、前記第2内径は前記ギアシャフトの前
    記係止顎が形成された部分の直径と同様であり、前記第
    1外径は前記モータシャフトとの関係において所定の減
    速比を持つように前記モータシャフトの直径よりさらに
    大きい値を有し、それぞれが弾性物質で作られることを
    特徴とする請求項24に記載の無線通信機器のアンテナ
    ハウジングの外に/中にアンテナを自動的に引出し/引
    込ませるための装置。
  26. 【請求項26】 前記固定手段は、前記ギアボックスの
    前記基底面の境界の一部で水平に延び、前記結合部材と
    同様の方向に突出するようにベンディングされ、前記突
    出部分の両側に固定溝が形成される固定ブラケット、弾
    性材質で作られ前記固定溝に差し込まれ、前記モータの
    上端側面の一部と前記ブラケットとの間に密着介在さ
    れ、その中には貫通孔が形成された衝撃吸収部材、及び
    前記衝撃吸収部材の貫通孔に挿入されると同時にアンテ
    ナハウジングに固定的に締結される固定ピンを具えるこ
    とを特徴とする請求項24に記載の無線通信機器のアン
    テナハウジングの外に/中にアンテナを自動的に引出し
    /引込ませるための装置。
  27. 【請求項27】 前記モータは、前記モータシャフトに
    一体的に密接に結合される第1ベルトプーリをさらに備
    え、前記ギアユニットは前記回転力を伝達するためのベ
    ルトをさらに備え、前記第1ギアシャフト及び第2ギア
    シャフトは前記係止顎の直内側に第2ベルトプーリ及び
    第3ベルトプーリをそれぞれさらに備え、前記第2ベル
    トプーリ及び第3ベルトプーリの直径は前記第1ベルト
    プーリとの関係において所定の減速比でさらに大きいト
    ルクを得るために、前記第1ベルトプーリの直径よりさ
    らに大きく、前記第1ギア及び前記第2ギアのそれぞれ
    は弾性材質で作られ、内径はそれぞれのギアがそれぞれ
    のギアシャフトと密接に結合され得る大きさを有し、外
    径は前記第1ギア及び前記第2ギアが前記第1ギアシャ
    フト及び前記第2ギアシャフトを通して前記ギアボック
    スに装着される時に前記それぞれのギアが前記アンテナ
    と密接に接触され得る程度の大きさであり、前記ベルト
    は前記第1ギアが前記モータシャフトの回転方向とは反
    対方向に回転し、前記第2ギアが前記モータシャフトの
    回転方向とは同様の方向に回転できるように、前記3つ
    のベルトプーリにかかるようにすることを特徴とする請
    求項24に記載の無線通信機器のアンテナハウジングの
    外に/中にアンテナを自動的に引出し/引込ませるため
    の装置。
  28. 【請求項28】 前記モータは、前記モータシャフトに
    一体的に密接に結合される第1鋸ギアをさらに備え、前
    記第1ギアシャフト及び第2ギアシャフトは前記係止顎
    の直内側に第2鋸ギア及び第3鋸ギアをそれぞれさらに
    備え、前記第2鋸ギア及び第3鋸ギアの直径は前記第1
    鋸ギアとの関係において所定の減速比でさらに大きいト
    ルクを得るために、前記第1鋸ギアの直径よりさらに大
    きく、前記第1ギア及び前記第2ギアのそれぞれは弾性
    材質で作られ、内径はそれぞれのギアがそれぞれのギア
    シャフトと密接に結合され得る大きさを有し、外径は前
    記第1ギア及び前記第2ギアが前記第1ギアシャフト及
    び前記第2ギアシャフトを通して前記ギアボックスに装
    着される時に、前記それぞれのギアが前記アンテナと密
    接に接触され得る程度の大きさであり、前記モータシャ
    フトの前記第1鋸ギアは前記第2鋸ギア及び前記第3鋸
    ギアと噛合され、前記第1ギアシャフトの第2鋸ギアは
    前記第2ギアシャフトの第3鋸ギアと噛合されることを
    特徴とする請求項24に記載の無線通信機器のアンテナ
    ハウジングの外に/中にアンテナを自動的に引出し/引
    込ませるための装置。
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