JP3425462B2 - チョコレートで被覆した氷菓及びその製造法 - Google Patents
チョコレートで被覆した氷菓及びその製造法Info
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Description
ける氷片をチョコレートで被覆した氷菓、換言するとセ
ンターが氷からなり一口で口の中に入る大きさのチョコ
レート菓子に関するものである。すなわち、周面がチョ
コレートで被覆された氷からなる氷菓とその製造法を供
することを目的としている。
ートで被覆したチョコレートアイスはよく知られている
が、氷の周面をチョコレートで被覆した氷菓或は氷片を
センターとしたチョコレート菓子などは、知られていな
い。
しやすいため、夏期には販売が制限される。しかも、暑
い時期に手で持っていると、融解したチョコレートが手
指を汚すことがある。その上、風味が濃厚なため、暑い
とき食べるのを敬遠されることもある。また、食べた後
水やジュースなどの飲料を飲みたくなることもある。こ
のようなとき食べるのに適したチョコレートを開発すべ
くこの発明の発明者は種々研究し、氷片、特に口の中で
容易に噛み砕ける大きさの氷片の周面をチョコレートで
被覆した氷菓、すなわち氷をセンターとした小粒のチョ
コレート菓子とすることにより、食べたとき冷たい氷が
口の中で溶け、飲用することができる氷菓又はチョコレ
ート菓子となることを見いだし、この発明を完成させ
た。
に噛み砕ける大きさとした氷片の周面を、チョコレート
で被覆したチョコレートで被覆した氷菓、すなわち氷を
センターとしたチョコレート菓子に関するものである。
いわゆる氷を砕いたもの、又は小さな型容器に水を入れ
冷却して凍結したものなどを指し、水のみでなく甘味料
などの調味成分を加えてもよい。なお、調味成分を使用
するときは、量が多いと凍結したときシャーベット状と
なるので、氷状となる濃度として使用する。この量は、
用いる調味成分の種類や凍結する方法により大きく異な
るので、得られたものが氷状をしており、食べたとき口
の中で砕けるような氷となる量を使用する。具体的に
は、後述する実施例1〜4の配合における調味成分の濃
度と同程度か、それよりも少なければよい。
m以下で、厚さが5〜15mmであるものが用いられ
る。この大きさの氷片は、該氷片の周面をチョコレート
で被覆したものを一度に口の中に入ることができ、噛ん
だときに容易に噛み砕くことができる大きさである。す
なわち、氷片が厚かったり、大きかったりすると、容易
に口の中に入れることができず、一口食べた後の残りを
手で持っていると手中で溶解するおそれがあり、たとえ
口に入れることができても固くて噛み砕くのが困難とな
り、容易に噛み砕くことができなくなる。しかし、薄く
なりすぎると、製造の過程や輸送、販売時の振動などに
より物理的な力が加わると氷が割れるおそれがある。
覆するが、ここに用いるチョコレートとしては、ココア
バターを用いたチョコレートだけでなく冷菓用の被覆用
チョコレートも用いることができる。なお、この発明で
は、チョコレートとしていわゆるカカオマスを用いたチ
ョコレート色をしたチョコレートに限定するものではな
く、例えばホワイトチョコレート、カラーチョコレート
などのように冷却すると固化する油脂に砂糖その他の原
料を加えた油脂をベースとした被覆材を用いることがで
きる。
は、例えば、チョコレート液が入ったチョコレート溜に
氷片を浸漬して直ぐ引き上げる、滝状に流下するチョコ
レート液のカーテンの下を氷片を通過させるなどの公知
の方法で処理することにより行うことができる。
した氷片は、口に入れたときチョコレートの味が楽しめ
るだけでなく、氷が溶けた溶液を楽しむことができる。
しかも、夏期のように暑いときでも冷感が楽しめるだけ
でなく、チョコレートを食べた後の飲料の飲用の役もは
たすことができる。
パルテーム0.05部及びクエン酸0.2部を水に溶解
して100部の氷製造用原液を調製し、この原液を殺菌
処理後凍結して厚さ5〜10mmの氷盤とし、これを砕い
て最大辺の長さが15mmの不定形をした氷片とした。こ
の氷片を融解しているチョコレート液に浸漬後取り出し
て氷の周面がチョコレートで被覆した氷菓を得た。
たとき口の中で容易にかみ砕け、氷とチョコレートが口
の中で混ざって賞味でき、チョコレートの風味と氷の清
涼感が同時に楽しめる今までになかった楽しい冷菓とな
った。
0.06部、水飴1部、砂糖1.5部、グアガム0.0
5部、リン酸アンモニウム塩0.01部を水に溶解して
100部の氷製造用原液を調製し、この原液を殺菌処理
後凍結して厚さ10〜15mmの氷盤とし、これを砕いて
最大辺の長さが10mmの不定形をした氷片とした。この
氷片を融解したチョコレート液が上からカーテン状に流
下している下を通すいわゆるエンロバーにてチョコレー
トで被覆して、チョコレートで被覆した氷菓を得た。
たとき口の中で容易にかみ砕け、氷とチョコレートが口
の中で混ざり、チョコレートの風味と氷の清涼感が同時
に楽しめる今までになかった楽しい冷菓となった。
部、クエン酸0.1部及びカラギナン0.1部を水に溶
解して100部の氷製造用原液を調製し、この原液を殺
菌処理後凍結して厚さ10mmの氷板とした。この氷板を
砕いて最大径が15mmの氷塊とし、この氷塊を融解して
いる冷菓用のチョコレート液に浸漬後取り出して氷の周
面がチョコレートで被覆した氷菓を得た。
たとき口の中で容易にかみ砕け、チョコレートの風味と
氷の清涼感が同時に楽しめる今までになかった楽しい冷
菓となった。
05部を水に溶解して100部の氷製造用原液を調製
し、この原液を殺菌処理後凍結して厚さ5〜10mmの氷
盤とし、これを砕いて一辺が10mmの四角形をした氷片
とした。この氷片を融解しているチョコレート液に浸漬
後取り出して氷の周面がチョコレートで被覆した氷菓を
得た。
たとき口の中で容易にかみ砕け、氷とチョコレートが口
の中で混ざって賞味でき、チョコレートの風味と氷の清
涼感が同時に楽しめる今までになかった楽しい冷菓とな
った。
Claims (6)
- 【請求項1】 シャーベット状をなさず、食べたときに
口の中で砕けるような氷状をなし、最長部分が50mm
以下で、厚さが5〜15mmである氷片の周面をチョコ
レートで被覆したことを特徴とするチョコレートで被覆
した氷菓。 - 【請求項2】 前記氷片が、水又は凍結したときにシャ
ーベット状をなさず、氷状となる濃度の水溶液を凍結し
たものである、請求項1に記載のチョコレートで被覆し
た氷菓。 - 【請求項3】 シャーベット状をなさず、食べたときに
口の中で砕けるような氷状をなし、最長部分が50mm
以下で、厚さが5〜15mmである氷片の周面をチョコ
レートで被覆することを特徴とするチョコレートで被覆
した氷菓の製造法。 - 【請求項4】 水又は凍結したときにシャーベット状を
なさず、氷状となる濃度の水溶液を凍結して厚さ5〜1
5mmの氷盤を製造し、この氷盤を砕いて前記氷片を得
る、請求項3に記載のチョコレートで被覆した氷菓の製
造法。 - 【請求項5】 前記氷片を融解しているチョコレート液
に浸漬した後、引き上げることにより該氷片の周面をチ
ョコレートで被覆する、請求項3又は4に記載のチョコ
レートで被覆した氷菓の製造法。 - 【請求項6】 前記氷片を上から流下している融解チョ
コレートのカーテンの下を通すことにより該氷片の周面
をチョコレートで被覆する、請求項3又は4に記載のチ
ョコレートで被覆した氷菓の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34615293A JP3425462B2 (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | チョコレートで被覆した氷菓及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34615293A JP3425462B2 (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | チョコレートで被覆した氷菓及びその製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07177850A JPH07177850A (ja) | 1995-07-18 |
JP3425462B2 true JP3425462B2 (ja) | 2003-07-14 |
Family
ID=18381471
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34615293A Expired - Fee Related JP3425462B2 (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | チョコレートで被覆した氷菓及びその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3425462B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL1012820C2 (nl) * | 1999-08-13 | 2001-02-14 | Friesland Brands Bv | Bevroren voedingsmiddel met verbeterde verwerkbaarheid alsmede een werkwijze ter bereiding daarvan. |
-
1993
- 1993-12-22 JP JP34615293A patent/JP3425462B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07177850A (ja) | 1995-07-18 |
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