JP3423895B2 - 車両用ワイパ装置 - Google Patents
車両用ワイパ装置Info
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Description
係り、詳しくはガラスハッチ方式を採用したバックドア
ガラス表面を払拭するワイパ装置に関するものである。
は、荷室を開閉するバックドアに設けられたバックドア
ガラスを、そのバックドアの開閉とは別に回動開閉可能
とした所謂ガラスハッチ方式を採用したものがある。こ
のようなバックドアガラスの表面を払拭するワイパ装置
は、従来よりガラスに対して直接取り付けられていた。
部材の中で、特にアクチュエータは大型で重量物であ
る。そのため、バックドアガラスの開閉時、特に閉時に
おいて該ガラスがバックドアに衝突した際、その衝撃に
て該ガラスのアクチュエータが固定された部分に大きな
荷重がかかり、そこからガラスが割れるおそれがある。
又、バックドアガラスの開閉を手動で行なう際、該ガラ
スの開閉に大きな腕力が必要となる。さらに、アクチュ
エータをガラス側に固定すると、該アクチュエータの駆
動源たるモータに電源を供給する構造が複雑化してしま
う。
固定するとともに、ガラス側にはワイパアームを軸支す
るピボット軸を回動可能に支持して、ガラス閉時にアク
チュエータとピボット軸とを駆動連結するワイパ装置が
考案された。
軸に固定された円盤を所定の揺動角度で揺動させる。こ
の円盤には、出力軸の回動中心(中心軸線)に対して径
方向にオフセットした位置に連結孔が形成される。一
方、ピボット軸は、アクチュエータの出力軸と同軸状と
なるようにピボットホルダにより回動可能に支持され、
該ホルダはガラスに固定される。ピボット軸にはアクチ
ュエータ側端部にレバーが固定され、該レバーには円盤
の連結孔に嵌挿する連結ピンが備えられる。
に連結ピンが嵌挿すると、該円盤とレバーとが駆動連結
する。即ち、アクチュエータが作動し円盤が所定の揺動
角度で揺動すると、レバーも同様に揺動する。レバーの
揺動によりピボット軸が所定角度回動すると、ワイパア
ームが所定角度揺動し、該アーム先端に連結するワイパ
ブレードによりガラス表面が払拭される。
イパ装置を車両に対して組み付けたときに、アクチュエ
ータの出力軸とピボット軸との間に軸ずれ(互いの中心
軸線がずれた状態)が生じていると、円盤の揺動中心と
レバーの揺動中心とがずれるため、該円盤の揺動角度と
レバーの揺動角度が異なってしまう。すると、ワイパア
ームの揺動角度も同様に異なってしまうので、実際のワ
イパブレードの払拭軌跡が所望の払拭軌跡とは異なって
しまう。従って、確実に軸ずれが生じないように、ピボ
ットホルダ又はアクチュエータの取付位置を微調整しな
がら何度も組み付けがなされるため、その組み付け作業
が煩雑になるという問題がある。
されたものであって、その目的は、煩雑な組み付け作業
をすることなく、実際の払拭軌跡と所望の払拭軌跡との
誤差を小さく抑えることができる車両用ワイパ装置を提
供することにある。
は、車体に対して回動開閉するガラスの表面をワイパア
ームの先端に連結されるワイパブレードにて払拭する車
両用ワイパ装置であって、前記ワイパアームを軸支する
ピボット軸が前記ガラス側に固定されるピボットホルダ
により回動可能に支持され、車体側に固定されたアクチ
ュエータの出力軸に設けた第1連結部と前記ピボット軸
に設けた第2連結部とが前記ガラスの閉時に駆動連結さ
れる車両用ワイパ装置において、前記出力軸と前記ピボ
ット軸とを同軸状に保持する同軸保持手段を備え、該同
軸保持手段は、前記第1及び第2連結部に前記出力軸及
び前記ピボット軸の中心軸線に対して径方向にオフセッ
トした位置に互いに駆動連結される連結部分を備えると
ともに、前記第1連結部の前記連結部分以外の位置に設
けた凹部又は孔と、前記ピボットホルダ及び前記第2連
結部の少なくとも一方の前記連結部分以外の位置に設け
た凹部又は孔と、前記両凹部又は両孔に圧入される圧入
部材とを備えた。
動開閉するガラスの表面をワイパアームの先端に連結さ
れるワイパブレードにて払拭する車両用ワイパ装置であ
って、前記ワイパアームを軸支するピボット軸が前記ガ
ラス側に固定されるピボットホルダにより回動可能に支
持され、車体側に固定されたアクチュエータの出力軸に
設けた第1連結部と前記ピボット軸に設けた第2連結部
とが前記ガラスの閉時に駆動連結される車両用ワイパ装
置において、前記出力軸と前記ピボット軸とを同軸状に
保持する同軸保持手段を備え、該同軸保持手段は、前記
第1及び第2連結部に前記出力軸及び前記ピボット軸の
中心軸線に対して径方向にオフセットした位置に互いに
駆動連結する連結部分を設けるとともに、前記連結部分
以外の位置に前記第1連結部と前記ピボットホルダ又は
前記第2連結部とを連結可能な第3及び第4連結部が設
けられて、前記連結部分を連結させることと、前記第3
及び第4連結部を連結させることにより前記アクチュエ
ータに対する前記ピボットホルダの位置を規制する位置
規制手段を備えた。
の車両用ワイパ装置において、前記第4連結部は、前記
第2連結部及び前記ピボットホルダの少なくとも一方、
又は前記第1連結部に設けられた凹部又は孔であり、前
記第3連結部は、前記第1連結部、又は前記第2連結部
及び前記ピボットホルダの一方に設けられ、前記出力軸
又は前記ピボット軸と平行な位置から該軸と垂直な位置
まで回動可能に支持されるとともに、該垂直な位置の方
向側に付勢される回動ピンである。
の車両用ワイパ装置において、前記第4連結部は、前記
第2連結部及び前記ピボットホルダの少なくとも一方、
又は第1連結部に設けられる凹部又は孔であり、前記第
3連結部は、前記第1連結部、又は前記第2連結部及び
前記ピボットホルダの一方に支持され、前記第4連結部
と連結される位置まで前記出力軸又は前記ピボット軸の
軸線方向に付勢されるとともに、前記第4連結部と連結
可能位置から非連結可能位置に軸線直交方向に付勢され
る可動ピンである。
エータ及びピボットホルダが車両側及びガラス側に組付
けられていない状態で、第1及び第2連結部が連結され
ることと、第1連結部の凹部又は孔とピボットホルダ及
び第2連結部の少なくとも一方の凹部又は孔とに同時に
圧入部材が圧入されることにより、出力軸とピボット軸
が同軸状にアクチュエータに対してピボットホルダが保
持される。従って、例えばアクチュエータ及びピボット
ホルダを車両側及びガラス側に組付けたとき、同軸保持
手段による保持を解除すれば、出力軸とピボット軸は同
軸状に組付けられる。
ピボット軸とが同軸状のとき第1及び第2連結部が連結
されることと、第3及び第4連結部が連結されることに
よりアクチュエータに対するピボットホルダの位置が規
制され、その状態で保持手段によりアクチュエータに対
してピボットホルダが保持される。従って、例えばアク
チュエータ及びピボットホルダを車両側及びガラス側に
組付けたとき、保持手段による保持を解除すれば、出力
軸とピボット軸は同軸状に組付けられる。
ピボット軸とが同軸状のとき第1及び第2連結部が連結
されることと、例えば、第1連結部の回動ピンが第2連
結部及びピボットホルダの孔に嵌挿され連結されること
により係合され、その状態で保持手段によりアクチュエ
ータに対してピボットホルダが保持される。そして、ア
クチュエータ及びピボットホルダが固定された後でガラ
スが開けられると、前記回動ピンが前記孔から抜け、該
回動ピンは出力軸又はピボット軸と垂直な位置の方向側
に回動し、以後ガラス閉時にアクチュエータの作動に基
づくワイパアームの揺動が妨げられなくなる。
ピボット軸とが同軸状のとき第1及び第2連結部が連結
されることと、例えば、第1連結部の可動ピンが第2連
結部及びピボットホルダの孔に嵌挿され連結されること
により係合され、その状態で保持手段によりアクチュエ
ータに対してピボットホルダが保持される。そして、ア
クチュエータ及びピボットホルダが固定された後でガラ
スが開けられると、前記可動ピンが前記孔から抜け、該
可動ピンが第4連結部と非連結可能位置の軸線直交方向
に移動し、以後ガラス閉時には前記孔に嵌挿されなくな
り、アクチュエータの作動に基づくワイパアームの揺動
が妨げられなくなる。
明を具体化した第1の実施の形態を図1〜図4に従って
説明する。図1及び図2は、本実施の形態の車両用ワイ
パ装置を示す。ワイパ装置1は、ガラスハッチ方式を採
用したバックドアガラス表面を払拭するワイパ装置であ
る。
れるアクチュエータ3と、バックドアガラス4側に搭載
されるガラス側ユニット5とを備える。アクチュエータ
3は、電動モータ6と減速部7とで一体に構成され、バ
ックドア2の取付部2aに取り付けられる。アクチュエ
ータ3の出力軸3aには第1連結部としての第1円盤8
が一体回動可能に固定され、該軸3aの回動中心(中心
軸線L1)と第1円盤8のそれとが一致する。そして、
アクチュエータ3は、モータ6の回転運動を減速部7を
介して第1円盤8の所定の揺動角度(本実施の形態で
は、165°)の揺動運動に変換する。
線L1に対して径方向にオフセットした外周よりの位置
に、連結ピン9が備えられる。連結ピン9は、第1円盤
8に固定されたピンホルダ10により出力軸3aの軸方
向に沿って移動可能に支持され、ガラス側ユニット5側
に突出するようにピンホルダ10に内装されたスプリン
グSにより付勢されている。又、第1円盤8のガラス側
ユニット5側表面には、円環状の凸部8aが形成されて
いる。この円環状の凸部8aの中心軸線は、出力軸3a
の中心軸線L1と同じに設定されている。
ピボットホルダ12を備え、そのピボット軸11は、バ
ックドアガラス4に固定されたピボットホルダ12にア
クチュエータ3の出力軸3aと同軸状に回動可能に支持
されている。
ット軸11を回動可能に支持する円筒部12aと、円筒
部12aの室内側に形成されるフランジ部12bとから
なる。円筒部12aの室外側にはその外周面に雄ネジ部
12cが形成されている。フランジ部12bには、ゴム
よりなるパッキン13が固定されている。このパッキン
13は、フランジ部12bの室外側表面に固定される円
盤形状の円盤部13aと、円盤部13aの外周端から室
内側に延びる円筒部13bと、円筒部13bの室内側端
部から径方向内側に延びる保持手段としての環状の爪部
13cとを備える。又、円盤部13aの室外側表面に
は、図3に示すように、組付け前の状態で突出した複数
の凸部13dが形成されている。
け前において前記第1円盤8の外周縁とガラス4方向に
係合することにより、該第1円盤8に対してピボットホ
ルダ12を保持可能に形成され、アクチュエータ3に対
してピボットホルダ12を保持するためのものである。
そして、組付け後の爪部13cは、第1円盤8と軸線方
向に離間して係合しない位置に配置される。
の取付孔4aが形成されている。取付孔4aは、その内
径が円筒部12aの外径より大きく、かつフランジ部1
2bの外径より小さくなるように形成される。そして、
ピボットホルダ12は、取付孔4aに円筒部12aを貫
通させ、パッキン13の円盤部13aとアウタブッシュ
14でガラス4を挟むように、ナット15を雄ネジ部1
2cに螺合させて締結することにより固定されている。
尚、このとき、パッキン13の凸部13dは、ガラス4
の室内側表面と当接し潰れた状態となっている。又、こ
のパッキン13及びアウタブッシュ14は、取付孔4a
から室内側への雨滴等の侵入を防止する。
bの外周よりの位置には、室内側に延びる規制ピン12
dが設けられてる。この規制ピン12dの先端周面に
は、弾性部材16が固定されている(図4参照)。
イパアーム17が固定され、該アーム17の先端部には
ガラス4表面を払拭するワイパブレード(図示略)が連
結される。又、ピボット軸11の室内側(アクチュエー
タ3側)端部には第2連結部としての第2円盤18が一
体回動可能に固定され、該軸11の回動中心(中心軸線
L1)と第2円盤18のそれとが一致する。
に、その外周側に所定の角度切り欠かれた切り欠き部1
8aが形成されている。この切り欠き部18aの端部
は、前記規制ピン12dの弾性部材16と当接すること
により、該第2円盤18の揺動を前記第1円盤8の所定
の揺動角度と同じ角度となるように規制する。
対応した位置であるピボット軸11の中心軸線L1に対
して径方向にオフセットした外周よりの位置に、連結孔
18bが形成されている。尚、この連結孔18bは、第
2円盤18の回動中心(中心軸線L1)からの距離が切
り欠き部18aのそれより短くなるように配置されてい
る。つまり、連結孔18bの揺動軌跡と切り欠き部18
aのそれとが重ならないようになっている。
面には、円環状の凸部18cが形成されている。この円
環状の凸部18cの中心軸線は、ピボット軸11の中心
軸線L1と同じに設定されている。そして、この環状の
凸部18cの内径は、前記第1円盤8の環状の凸部8a
の外径と同じに設定されている。尚、本実施の形態で
は、前記両凸部8a,18cが係合部及び位置規制手段
を構成し、前記両凸部8a,18c及び爪部13cが同
軸保持手段を構成している。即ち、両凸部8a,18c
は、図3に示すように、このワイパ装置1の組付け前に
互いに径方向に係合することで出力軸3aとピボット軸
11が同軸状の位置にアクチュエータ3に対するピボッ
トホルダ12の位置を規制するものである。そして、組
付け後に両凸部8a,18cは軸線方向に離間して係合
しない。
図1に示すように、ガラス4が閉められて第2円盤18
の連結孔18bに第1円盤8の連結ピン9が嵌挿した状
態で、該両円盤8,18が駆動連結した状態となる。そ
して、アクチュエータ3が作動し第1円盤8がセット位
置から所定の揺動角度で揺動すると、それにより第2円
盤18も同じ角度だけ揺動する。すると、第2円盤18
の揺動によりピボット軸11が所定角度で回動し、ワイ
パアーム17が所定の揺動角度で揺動して、ワイパブレ
ードによりガラス4表面が払拭される。
れると、該ガラス4の開作動とともに第2円盤18の連
結孔18bから連結ピン9が抜けるだけであるので、該
ガラス4を容易に開作動することができる。そして、ガ
ラス4が再び閉められると、連結孔18bに連結ピン9
が嵌挿し、該両円盤8,18が再び駆動連結した状態に
なる。
ワイパアーム17及び第2円盤18とともに連結孔18
bが連結ピン9の嵌挿可能な位置から回転したとする。
尚、このときの連結孔18bの位置は、第2円盤18の
回転が規制ピン12dによって規制されることにより、
連結ピン9の移動範囲内となる。この場合、ガラス4を
閉めたときに連結ピン9が第2円盤18の表面に当接し
て没入する。次に、アクチュエータ3の作動により第1
円盤8が揺動すると、連結ピン9の先端が第2円盤18
の表面に対して摺動する。そして、連結孔18bに連結
ピン9が嵌挿可能な位置まで第1円盤8が揺動したと
き、連結ピン9はスプリングSの付勢力により連結孔1
8bに再び嵌挿される。こうして、第1及び第2円盤
8,18が再び駆動連結される。そして、これ以降、第
1円盤8の揺動に基づいて、ワイパアーム17が揺動
し、ワイパブレードによりガラス4表面が払拭される。
の車両への組み付け手順を図3を参照しながら説明す
る。ワイパ装置1の組付け前、アクチュエータ3とガラ
ス側ユニット5は,一体物となっている。即ち、ピボッ
トホルダ12はアクチュエータ3に対して、パッキン1
3の爪部13cが第1円盤8の外周縁と係合することに
より保持されている。このとき、ピボットホルダ12に
支持されたピボット軸11は、該第2円盤18の凸部1
8cの内周面に第1円盤8の凸部8aの外周面が互いに
径方向に係合することにより出力軸3aに対して径方向
に移動不能とされ、それらの中心軸線が一致し、直線L
1上にある。又、このとき、連結ピン9は揺動範囲端部
である所定のセット位置にあり、第2円盤18の連結孔
18bに嵌挿されている。
エータ3をバックドア2の取付部2aに固定し、バック
ドアガラス4を閉める。このとき、爪部13cにて一体
物とされたアクチュエータ3及びピボットホルダ12
は、パッキン13の円盤部13aとバックドアガラス4
との間に隙間を有するように形成されている。又、この
とき、ピボットホルダ12の円筒部12aは、雄ネジ部
12cが形成される部分がガラス4の取付孔4aを貫通
し室外側に突出する。
部12aを嵌挿させながら、同アウタブッシュ14をバ
ックドアガラス4の室外側表面に当接させ、雄ネジ部1
2cにナット15を螺合させる。
ガラス4と当接した状態でナット15が螺合されること
から、ピボットホルダ12がバックドアガラス4側に移
動する。このとき、まず爪部13cが撓み、パッキン1
3の複数の凸部13dがバックドアガラス4の室内側表
面に当接する。更に、第2円盤18の凸部18cの内周
面に第1円盤8の凸部8aの外周面が当接しない状態ま
で移動し、その係合が解除される。そして、次にパッキ
ン13の凸部13dが潰れながら該パッキン13の円盤
部13aとアウタブッシュ14がバックドアガラス4を
挟持することにより、ピボットホルダ12が該ガラス4
に固定される(図1参照)。これにより、アクチュエー
タ3に対するピボットホルダ12の保持が解除される。
aの外周面が係合していて、両軸3a,11が同軸状に
されているときに、パッキン13の凸部13dがバック
ドアガラス4の室内側表面に先に当接することから、ピ
ボットホルダ12の固定時における両軸3a,11の軸
ずれが防止される。
ットホルダ12がナット15の螺合回転方向に回転しよ
うとするが、規制ピン12dがアクチュエータ3に対し
て回動不能に連結される第2円盤18の切り欠き部18
aの端部に当接してその回転が規制されるので、ピボッ
トホルダ12の円周方向の位置が自動的に、しかも精度
良く決定される。
以下に示す作用効果を得ることができる。 (1)上記実施の形態では、出力軸3aとピボット軸1
1とが同軸状のとき係合可能な凸部8a,18cを設
け、両凸部8a,18cが係合した状態で第1円盤8
(アクチュエータ3)に対してピボットホルダ12を保
持するための爪部13cを設けた。そして、アクチュエ
ータ3及びピボットホルダ12をバックドア2及びガラ
ス4に組付ける前には保持させ、組付けたとき該保持を
解除するようにした。従って、出力軸3aとピボット軸
11を同軸状に組付けることができる。その結果、従来
のようにピボットホルダ12の取付位置を調整しながら
組付ける必要が無く、その組付け作業が簡単となる。そ
して、このワイパ装置1では両軸3a,11の軸ずれが
防止されるので、第1及び第2円盤8,18の揺動中心
が一致し、実際のワイパブレードの払拭軌跡と所望の払
拭軌跡との誤差が小さく抑えられる。
12は、一体物とされアクチュエータ3が固定された状
態で、該ピボットホルダ12側とガラス4との間に隙間
を有し、該ピボットホルダ12が固定されるときにはガ
ラス4側に移動するようにした。そして、爪部13c
は、第1円盤8の外周縁とガラス4側方向に係合するこ
とにより保持しているため、ピボットホルダ12を固定
するとき、爪部13cによる保持が解除される。即ち、
アクチュエータ3及びピボットホルダ12を固定すると
き、爪部13cによる保持が自動的に解除される。従っ
て、特別な作業を行なうことなく、簡単に軸ずれのない
組付けを行うことができる。
の両凸部8a,18cは、出力軸3a及びピボット軸1
1が同軸状のとき径方向に係合可能に形成される。従っ
て、ピボットホルダ12を固定するとき、ピボットホル
ダ12と共に第2円盤18の凸部18cが凸部8aから
離間するため、両凸部8a,18cによる係合が解除さ
れる。即ち、アクチュエータ3及びピボットホルダ12
を固定するとき、特別な作業を行なうことなく、両凸部
8a,18cによる係合が自動的に解除される。従っ
て、その組付け作業が簡単となる。
ト15の螺合締付けによりピボットホルダ12がナット
15の螺合回転方向に回転しようとするが、規制ピン1
2dがアクチュエータ3に対して回動不能に連結される
第2円盤18の切り欠き部18aの端部に当接してその
回転が規制されるので、ピボットホルダ12の円周方向
の位置が自動的に、しかも精度良く決定される。従っ
て、その組付け作業が簡単となる。
め、爪部13cによる保持が解除される際、該爪部13
cが撓むだけとなる。従って、例えば保持が解除される
際に欠けて、形状が変わってしまうといったことがな
い。
い状態で、アクチュエータ3とピボットホルダ12側
(ガラス側ユニット5)とを一体物とすることができる
ため、その部品管理及び取り扱いが容易となる。
化した第2の実施の形態を図5〜図7に従って説明す
る。尚、本実施の形態では、第1の実施の形態と同様の
部分を同一の符号を付してその詳細な説明を一部省略す
る。
イパ装置を示す。ワイパ装置21は、ガラスハッチ方式
を採用したバックドアガラス表面を払拭するワイパ装置
である。
されるアクチュエータ3と、バックドアガラス4側に搭
載されるガラス側ユニット5とを備える。アクチュエー
タ3の出力軸3aには第1連結部としての第1円盤22
が一体回動可能に固定され、該軸3aの回動中心(中心
軸線L1)と第1円盤22のそれとが一致する。そし
て、アクチュエータ3は、モータ6の回転運動を減速部
7を介して第1円盤22の所定の揺動角度の揺動運動に
変換する。
延設部7aが形成され、その延設部7aには室外側から
凹設された2つの圧入凹部7bが形成されている。尚、
この圧入凹部7bは該ワイパ装置21の組付け前に使用
されるものであり、その詳細は後述する。
軸線L1に対して径方向にオフセットした外周よりの位
置に、連結ピン9が備えられる。連結ピン9は、第1円
盤22に固定されたピンホルダ10により出力軸3aの
軸方向に沿って移動可能に支持され、図5に示すように
ガラス側ユニット5側に突出するようにピンホルダ10
に内装されたスプリングSにより付勢されている。
ピボットホルダ23を備え、そのピボット軸11は、バ
ックドアガラス4に固定されたピボットホルダ23にア
クチュエータ3の出力軸3aと同軸状に回動可能に支持
されている。
ット軸11を回動可能に支持する円筒部23aと、円筒
部23aの室内側に形成されるフランジ部23bと、フ
ランジ部23bの外周端から室内側に延びる2つの延出
部23cとからなる。
対応した位置に設けられ、各延出部23cの先端部に
は、前記圧入凹部7bに圧入可能な圧入凸部23dが形
成されている。各圧入凸部23dは、図7に示すよう
に、このワイパ装置21の組付け前において各圧入凹部
7bに圧入され、これにより出力軸3aとピボット軸1
1が同軸状にピボットホルダ23を保持するものであ
る。そして、組付け後の各圧入凸部23dは各圧入凹部
7bから抜けた状態にあり、同凹部7bに係合しない。
尚、本実施の形態では、前記各圧入凸部23d及び各圧
入凹部7bが同軸保持手段を構成している。
に雄ネジ部23eが形成されている。フランジ部23b
の室外側表面には、ゴムよりなる円盤形状のパッキン2
4が固定されている。このパッキン24の室外側表面に
は、図7に示すように、組付け前の状態で突出した複数
の凸部24aが形成されている。
の取付孔4aが形成されている。取付孔4aは、その内
径が円筒部23aの外径より大きく、かつフランジ部2
3bの外径より小さくなるように形成される。そして、
ピボットホルダ23は、取付孔4aに円筒部23aを貫
通させ、パッキン24とアウタブッシュ14でガラス4
を挟むように、ナット15を雄ネジ部23eに螺合させ
て締結することにより固定されている。尚、このとき、
パッキン24の凸部24aは、ガラス4の室内側表面と
当接し潰れた状態となっている。又、このパッキン24
及びアウタブッシュ14は、取付孔4aから室内側への
雨滴等の侵入を防止する。
bの外周よりの位置には、室内側に延びる規制ピン23
f(図4参照)が設けられてる。この規制ピン23fの
先端周面には、弾性部材16が固定されている。
イパアーム17が固定され、該アーム17の先端部には
ガラス4表面を払拭するワイパブレード(図示略)が連
結される。又、ピボット軸11の室内側(アクチュエー
タ3側)端部には第2連結部としての第2円盤25が一
体回動可能に固定され、該軸11の回動中心(中心軸線
L1)と第2円盤25のそれとが一致する。
に、その外周側に所定の角度切り欠かれた切り欠き部2
5aが形成されている。この切り欠き部25aの端部
は、前記規制ピン23fの弾性部材16と当接すること
により、該第2円盤25の揺動を前記第1円盤22の所
定の揺動角度と同じ角度となるように規制する。
対応した位置であるピボット軸11の中心軸線L1に対
して径方向にオフセットした外周よりの位置に、連結孔
25bが形成されている。尚、この連結孔25bは、第
2円盤25の回動中心(中心軸線L1)からの距離が切
り欠き部25aのそれより短くなるように配置されてい
る。つまり、連結孔25bの揺動軌跡と切り欠き部25
aのそれとが重ならないようになっている。
は、図5に示すように、ガラス4が閉められて第2円盤
25の連結孔25bに第1円盤22の連結ピン9が嵌挿
した状態で、該両円盤22,25が駆動連結した状態と
なる。そして、アクチュエータ3が作動し第1円盤22
がセット位置から所定の揺動角度で揺動すると、それに
より第2円盤25も同じ角度だけ揺動する。すると、第
2円盤25の揺動によりピボット軸11が所定角度で回
動し、ワイパアーム17が所定の揺動角度で揺動して、
ワイパブレードによりガラス4表面が払拭される。
れると、該ガラス4の開作動とともに第2円盤25の連
結孔25bから連結ピン9が抜けるだけであるので、該
ガラス4を容易に開作動することができる。そして、ガ
ラス4が再び閉められると、連結孔25bに連結ピン9
が嵌挿し、該両円盤22,25が再び駆動連結した状態
になる。
ワイパアーム17及び第2円盤25とともに連結孔25
bが連結ピン9の嵌挿可能な位置から回転したとする。
尚、このときの連結孔25bの位置は、第2円盤25の
回転が規制ピン23fによって規制されることにより、
連結ピン9の揺動範囲内となる。この場合、ガラス4を
閉めたときに連結ピン9が第2円盤25の表面に当接し
て没入する。次に、アクチュエータ3の作動により第1
円盤22が揺動すると、連結ピン9の先端が第2円盤2
5の表面に対して摺動する。そして、連結孔25bに連
結ピン9が嵌挿可能な位置まで第1円盤22が揺動した
とき、連結ピン9はスプリングSの付勢力により連結孔
25bに再び嵌挿される。こうして、第1及び第2円盤
22,25とが再び駆動連結される。そして、これ以
降、第1円盤22の揺動に基づいて、ワイパアーム17
が揺動し、ワイパブレードによりガラス4表面が払拭さ
れる。
1の車両への組み付け手順を図7を参照しながら説明す
る。ワイパ装置21の組付け前、アクチュエータ3とガ
ラス側ユニット5は一体物となっている。即ちピボット
ホルダ23は、各圧入凸部23dが各圧入凹部7bに圧
入されることによりアクチュエータ3に対して保持され
る。このとき、ピボット軸11の中心軸は、出力軸3a
のそれと一致し、同一直線L1上にある。又、このと
き、連結ピン9は揺動範囲端部である所定のセット位置
にあり、第2円盤25の連結孔25bに嵌挿されてい
る。
エータ3をバックドア2の取付部2aに固定し、バック
ドアガラス4を閉める。このとき、各圧入凸部23d及
び各圧入凹部7bにて一体物とされたアクチュエータ3
及びピボットホルダ12は、パッキン24とバックドア
ガラス4との間に隙間を有するように形成されている。
又、このとき、ピボットホルダ23の円筒部23aは、
雄ネジ部23eが形成される部分がガラス4の取付孔4
aを貫通し室外側に突出する。
部23aを嵌挿させながら、同アウタブッシュ14をバ
ックドアガラス4の室外側表面に当接させ、雄ネジ部2
3eにナット15を螺合させる。
ガラス4と当接した状態でナット15が螺合されること
から、ピボットホルダ23がバックドアガラス4側に移
動する。
24aがバックドアガラス4の室内側表面に当接する。
そして、パッキン24の凸部24aが潰れ、該パッキン
24とアウタブッシュ14がバックドアガラス4を挟持
することにより、ピボットホルダ23が該ガラス4に固
定される(図5参照)。これにより、各圧入凹部7bか
ら各圧入凸部23dが抜け、アクチュエータ3に対する
ピボットホルダ23の保持が解除される。
部7bに圧入されていて、両軸3a,11が同軸状にさ
れているときに、パッキン24の凸部24aがバックド
アガラス4の室内側表面に先に当接することから、ピボ
ットホルダ23の固定時における両軸3a,11の軸ず
れが防止される。
ットホルダ23がナット15の螺合回転方向に回転しよ
うとするが、規制ピン23fがアクチュエータ3に対し
て回動不能に連結される第2円盤25の切り欠き部25
aの端部に当接してその回転が規制されるので、ピボッ
トホルダ23の円周方向の位置が自動的に、しかも精度
良く決定される。
に示す作用効果を得ることができる。 (1)上記実施の形態では、出力軸3aとピボット軸1
1とが同軸状のとき、アクチュエータ3に対してピボッ
トホルダ23を保持するための各圧入凸部23d及び各
圧入凹部7bを設けた。そして、アクチュエータ3及び
ピボットホルダ12をバックドア2及びガラス4に組付
ける前には保持させ、組付けたとき該保持を解除するよ
うにした。従って、出力軸3aとピボット軸11とが同
軸状に組付けられる。その結果、従来のように軸ずれを
修正するべくピボットホルダ23の取付位置を調整しな
がら組付ける必要が無く、その組付け作業が簡単とな
る。そして、このワイパ装置21では両軸3a,11の
軸ずれが防止されるので、第1及び第2円盤22,25
の揺動中心が一致し、実際のワイパブレードの払拭軌跡
と所望の払拭軌跡との誤差が小さく抑えられる。
12は、一体物とされアクチュエータ3が固定された状
態で、該ピボットホルダ23側とガラス4との間に隙間
を有し、該ピボットホルダ23が固定されるときにはガ
ラス4側に移動するようにした。そして、各圧入凸部2
3dは、ガラス4側から各圧入凹部7bに圧入されるこ
とにより保持しているため、ピボットホルダ23を固定
するとき、各圧入凹部7bから各圧入凸部23dが抜
け、その保持が解除される。即ち、アクチュエータ3及
びピボットホルダ23を固定するとき、各圧入凸部23
d及び各圧入凹部7bによる保持が自動的に解除され
る。従って、特別な作業を行なうことなく、簡単に軸ず
れのない組付けを行うことができる。
ト15の螺合締付けによりピボットホルダ23がナット
15の螺合回転方向に回転しようとするが、規制ピン2
3fがアクチュエータ3に対して回動不能に連結される
第2円盤25の切り欠き部25aの端部に当接してその
回転が規制されるので、ピボットホルダ23の円周方向
の位置が自動的に、しかも精度良く決定される。従っ
て、その組付け作業が簡単となる。
ない状態で、アクチュエータ3とピボットホルダ23側
(ガラス側ユニット5)とを一体物とすることができる
ため、その部品管理及び取り扱いが容易となる。
化した第3の実施の形態を図8〜図12に従って説明す
る。尚、本実施の形態では、第1の実施の形態に比べ第
1及び第2円盤8,18、ピボットホルダ12が異なる
のみであるため、同様の部分を同一の符号を付してその
詳細な説明を一部省略し、異なる点について詳述する。
第1の実施の形態に比べて環状の凸部18cが形成され
ていない。そして、前記連結孔18b以外の位置に貫通
孔18dが形成されている。この貫通孔18dは、連結
孔18bに対しピボット軸11を中心として180°の
位置に形成されるとともに同連結孔18bより外周寄り
に形成され、その揺動軌跡は連結孔18bの揺動軌跡と
重ならないようになっている。
は、ピボット軸11の軸線方向に延びる第4連結部とし
ての係合孔12eが形成されている。この係合孔12e
は、図10に示すように、連結ピン9が所定のセット位
置にあり、その連結ピン9が連結孔18bに嵌挿されて
いる状態で、前記貫通孔18dと対応した位置に形成さ
れている。
環状の凸部8aが形成されていない。そして、第1円盤
8には、連結ピン9に対し出力軸3aを中心として18
0°の位置に第3連結部としての回動ピン31が設けら
れている。
に対し出力軸3aを中心として180°の位置に径方向
に延びる収容部8bが形成されている。そして、その収
容部8bには、回動ピン31が設けられている。回動ピ
ン31は、図9及び図12に示す収容部8b内に収容さ
れる位置と、図10及び図11に示す出力軸3aの軸線
と平行な位置とに配置可能に軸支され、バネ32により
収容部8b内に収容される方向(図11において反時計
回り方向)に付勢されている。この回動ピン31は、出
力軸3aの軸線方向を向いているとき、前記貫通孔18
dに挿入可能に、かつ前記係合孔12eに嵌挿可能に形
成されている。尚、本実施の形態では、連結ピン9、連
結孔18b、係合孔12e及び回動ピン31が位置規制
手段を構成する。
3の車両への組み付け手順を図8〜図10を参照しなが
ら説明する。ワイパ装置33の組付け前、ピボットホル
ダ12はアクチュエータ3に対して、パッキン13の爪
部13cが第1円盤8の外周縁と係合することにより保
持され、一体物とされている。このとき、ピボット軸1
1は、第2円盤18の連結孔18bに連結ピン9が嵌挿
されていることと、ピボットホルダ12の係合孔12e
に回動ピン31が嵌挿されていることから、出力軸3a
に対して径方向に移動不能とされ、その中心軸線L1が
出力軸3aと同じにされている(図10参照)。
ュエータ3をバックドア2の取付部2aに固定し、バッ
クドアガラス4を閉める。このとき、爪部13cにて一
体物とされたアクチュエータ3及びピボットホルダ12
は、パッキン13の円盤部13aとバックドアガラス4
との間に隙間を有する。又、このとき、ピボットホルダ
12の円筒部12aは、雄ネジ部12cが形成される部
分がガラス4の取付孔4aを貫通し室外側に突出する。
部12aを嵌挿させながら、同アウタブッシュ14をバ
ックドアガラス4の室外側表面に当接させ、雄ネジ部1
2cにナット15を螺合させる。
ガラス4と当接した状態でナット15が螺合されること
から、ピボットホルダ12がバックドアガラス4側に移
動する。
ン13の複数の凸部13dがバックドアガラス4の室内
側表面に当接する。そして、図8に示すように、パッキ
ン13の凸部13dが潰れて該パッキン13の円盤部1
3aとアウタブッシュ14がバックドアガラス4を挟持
することにより、ピボットホルダ12が該ガラス4に固
定される。これにより、アクチュエータ3に対するピボ
ットホルダ12の保持が解除される。
と、図9に示すように、回動ピン31は係合孔12e及
び貫通孔18dから抜けて該係合が解除されるととも
に、バネ32の付勢力にて回動され、収容部8b内に収
容される。これにより、その後再びバックドアガラス4
が閉められても、回動ピン31が係合孔12e及び貫通
孔18dに嵌挿しなくなり、ワイパアーム17の揺動が
妨げられない。
嵌挿され、係合孔12eに回動ピン31が嵌挿されてい
て、両軸3a,11が同軸状にされている状態でピボッ
トホルダ12が固定されることから、ピボットホルダ1
2の固定時における両軸3a,11の軸ずれが防止され
る。
ットホルダ12がナット15の螺合回転方向に回転しよ
うとするが、規制ピン12dがアクチュエータ3に対し
て回動不能に連結される第2円盤18の切り欠き部18
aの端部に当接してその回転が規制されるので、ピボッ
トホルダ12の円周方向の位置が自動的に、しかも精度
良く決定される。
以下に示す作用効果を得ることができる。 (1)上記実施の形態では、出力軸3aとピボット軸1
1とが同軸状のとき係合可能な連結ピン9、連結孔18
b、係合孔12e及び回動ピン31を設け、連結孔18
bに連結ピン9が嵌挿され、係合孔12eに回動ピン3
1が嵌挿されている状態で第1円盤8(アクチュエータ
3)に対してピボットホルダ12を保持するための爪部
13cを設けた。そして、アクチュエータ3及びピボッ
トホルダ12をバックドア2及びガラス4に組付ける前
には保持させ、組付けたとき該保持を解除するようにし
た。従って、出力軸3aとピボット軸11との軸ずれは
防止され、同軸状に組付けられる。その結果、従来のよ
うにピボットホルダ12の取付位置を調整しながら組付
ける必要が無く、その組付け作業が簡単となる。そし
て、このワイパ装置33では両軸3a,11の軸ずれが
防止されるので、第1及び第2円盤8,18の揺動中心
が一致し、実際のワイパブレードの払拭軌跡と所望の払
拭軌跡との誤差が小さく抑えられる。
12は、一体物とされアクチュエータ3が固定された状
態で、該ピボットホルダ12側とガラス4との間に隙間
を有し、該ピボットホルダ12が固定されるときにはガ
ラス4側に移動するようにした。そして、爪部13c
は、第1円盤8の外周縁とガラス4側方向に係合するこ
とにより保持しているため、ピボットホルダ12を固定
するとき、爪部13cによる保持が解除される。即ち、
アクチュエータ3及びピボットホルダ12を固定すると
き、爪部13cによる保持が自動的に解除される。従っ
て、特別な作業を行なうことなく、簡単に軸ずれのない
組付けを行なうことができる。
ボット軸11が同軸状のとき、出力軸3aの軸線方向か
ら係合孔12eに嵌挿可能にした。又、この回動ピン3
1は、バネ32にて収容部8b内に収容される方向に付
勢されるようにした。従って、ピボットホルダ12を固
定した後、バックドアガラス4を開けると、回動ピン3
1は係合孔12eから抜けて係合が解除されるととも
に、バネ32の付勢力にて収容部8b内に収容される。
即ち、アクチュエータ3及びピボットホルダ12を固定
し、バックドアガラス4を一度開けるだけで、特別な作
業を行なうことなく、出力軸3a及びピボット軸11を
同軸状とするための係合が自動的に解除される。従っ
て、その組付け作業が簡単となる。
ト15の螺合締付けによりピボットホルダ12がナット
15の螺合回転方向に回転しようとするが、規制ピン1
2dがアクチュエータ3に対して回動不能に連結される
第2円盤18の切り欠き部18aの端部に当接してその
回転が規制されるので、ピボットホルダ12の円周方向
の位置が自動的に、しかも精度良く決定される。従っ
て、その組付け作業が簡単となる。
め、爪部13cによる保持が解除される際、該爪部13
cが撓むだけとなる。従って、例えば保持が解除される
際に欠けて、形状が変わってしまうといったことがな
い。
ない状態で、アクチュエータ3とピボットホルダ12側
(ガラス側ユニット5)とを一体物とすることができる
ため、その部品管理及び取り扱いが容易となる。
化した第4の実施の形態を図13〜図18に従って説明
する。尚、本実施の形態では、第1の実施の形態に比べ
第1及び第2円盤8,18、ピボットホルダ12が異な
るのみであるため、同様の部分を同一の符号を付してそ
の詳細な説明を一部省略し、異なる点について詳述す
る。
は、第1の実施の形態に比べて環状の凸部18cが形成
されていない。そして、前記連結孔18b以外の位置に
貫通孔18eが形成されている。この貫通孔18eの第
2円盤18の外周側側部には、図17及び図18に示す
ように、該貫通孔18eが第2円盤18外周側の端部を
支点として半回転したときの軌跡を含むように室内側
(アクチュエータ3側)から凹設した凹部18fが形成
されている。この貫通孔18e及び凹部18fは、図1
8に示すように、連結孔18bに対しピボット軸11を
中心として180°の位置に形成され、その揺動軌跡は
連結孔18bの揺動軌跡と重ならないようになってい
る。
は、室内側から凹設される係合凹部12fが形成されて
いる。この係合凹部12fは、図15に示すように、連
結ピン9が所定のセット位置にあり、その連結ピン9が
連結孔18bに嵌挿されている状態で、前記貫通孔18
eと対応した位置に形成されている。尚、本実施の形態
では、貫通孔18e及び係合凹部12fが第4連結部を
構成している。
環状の凸部8aが形成されていない。そして、第1円盤
8には、連結ピン9に対し出力軸3aを中心として18
0°の位置に第3連結部としての可動ピン41が設けら
れている。
盤8には、連結ピン9に対し出力軸3aを中心として1
80°の位置に出力軸3aに沿って室内側に延びる収容
凹部8cが形成されている。収容凹部8cの底部には、
回り止め部8eが凸設されている。収容凹部8cの開口
部には、連結ピン9が所定のセット位置にあり、その連
結ピン9が連結孔18bに嵌挿されている状態で、前記
貫通孔18e及び係合凹部12fと対応する案内孔42
aを有するプレート42が固定される。尚、案内孔42
aにおいて、出力軸3a寄りの端部を嵌挿位置(連結可
能位置)といい、第1円盤8の外周寄りの端部を非嵌挿
位置(非連結可能位置)という。
れ出力軸3aに沿って移動可能とされる円筒部41a
と、円筒部41aに凸設され該円筒部41aの中心軸線
から偏心して設けられ円筒部41aの直径の略1/2の
直径を有するピン部41bとを備える。円筒部41aに
おいて、収容凹部8cの底部側には、回り止め部41c
が凹設されている。ピン部41bは、前記貫通孔18e
に嵌挿可能な径に形成されている。
収容凹部8cの回り止め部8eに係合し、他端が可動ピ
ン41の回り止め部41cに係合するコイルばね43が
収容される。可動ピン41のピン部41bは、コイルば
ね43の圧縮力にて収容凹部8cから突出する方向に付
勢されるとともに、コイルばね43のねじり力にて前記
嵌挿位置から前記非嵌挿位置方向に付勢される。尚、本
実施の形態では、連結ピン9、連結孔18b、係合凹部
12f、貫通孔18e及び可動ピン41が位置規制手段
を構成する。
4の車両への組み付け手順を図13〜図16を参照しな
がら説明する。ワイパ装置44の組付け前、ピボットホ
ルダ12はアクチュエータ3に対して、パッキン13の
爪部13cが第1円盤8の外周縁と係合することにより
保持され、一体物とされている。このとき、ピボット軸
11は、第2円盤18の連結孔18bに連結ピン9が嵌
挿されていることと、第2円盤18の貫通孔18e及び
ピボットホルダ12の係合凹部12fに可動ピン41の
ピン部41bが嵌挿されていることから、出力軸3aに
対して径方向に移動不能とされ、それらの中心軸線が一
致し、同一直線L1上にある(図15参照)。
ュエータ3をバックドア2の取付部2aに固定し、バッ
クドアガラス4を閉める。このとき、爪部13cにて一
体物とされたアクチュエータ3及びピボットホルダ12
は、パッキン13の円盤部13aとバックドアガラス4
との間に隙間を有する。又、このとき、ピボットホルダ
12の円筒部12aは、雄ネジ部12cが形成される部
分がガラス4の取付孔4aを貫通し室外側に突出する。
部12aを嵌挿させながら、同アウタブッシュ14をバ
ックドアガラス4の室外側表面に当接させ、雄ネジ部1
2cにナット15を螺合させる。
ガラス4と当接した状態でナット15が螺合されること
から、ピボットホルダ12がバックドアガラス4側に移
動する。
ン13の複数の凸部13dがバックドアガラス4の室内
側表面に当接する。そして、図16に示すように、パッ
キン13の凸部13dが潰れて該パッキン13の円盤部
13aとアウタブッシュ14がバックドアガラス4を挟
持することにより、ピボットホルダ12が該ガラス4に
固定される。これにより、アクチュエータ3に対するピ
ボットホルダ12の保持が解除される。
と、図14に示すように、可動ピン41のピン部41b
は、貫通孔18e及び係合凹部12fから抜けて該係合
が解除されるとともに、コイルばね43のねじり力にて
前記嵌挿位置から前記非嵌挿位置方向に移動する。これ
により、その後再びバックドアガラス4を閉めても、図
13に示すように、ピン部41bが第2円盤18の凹部
18fに嵌まることとなり、ピボットホルダ12の係合
凹部12fには嵌まらないためワイパアーム17の揺動
を妨害してしまうことはない。
嵌挿され、貫通孔18e及び係合凹部12fに可動ピン
41のピン部41bが嵌挿されていて、両軸3a,11
が同軸状にされている状態でピボットホルダ12が固定
されることから、ピボットホルダ12の固定時における
両軸3a,11の軸ずれが防止される。
ットホルダ12がナット15の螺合回転方向に回転しよ
うとするが、規制ピン12dがアクチュエータ3に対し
て回動不能に連結される第2円盤18の切り欠き部18
aの端部に当接してその回転が規制されるので、ピボッ
トホルダ12の円周方向の位置が自動的に、しかも精度
良く決定される。
以下に示す作用効果を得ることができる。 (1)上記実施の形態では、出力軸3aとピボット軸1
1とが同軸状のとき係合可能な連結ピン9、連結孔18
b、貫通孔18e、係合凹部12f、及び可動ピン41
を設けた。又、連結孔18bに連結ピン9が嵌挿され、
貫通孔18e及び係合凹部12fに可動ピン41のピン
部41bが嵌挿されている状態で第1円盤8(アクチュ
エータ3)に対してピボットホルダ12を保持するため
の爪部13cを設けた。そして、アクチュエータ3及び
ピボットホルダ12をバックドア2及びガラス4に組付
ける前には保持させ、組付けたとき該保持を解除するよ
うにした。従って、出力軸3aとピボット軸11とは同
軸状に組付けられる。その結果、従来のようにピボット
ホルダ12の取付位置を調整しながら組付ける必要が無
く、その組付け作業が簡単となる。そして、このワイパ
装置44では両軸3a,11の軸ずれが防止されるの
で、第1及び第2円盤8,18の揺動中心が一致し、実
際のワイパブレードの払拭軌跡と所望の払拭軌跡との誤
差が小さく抑えられる。
12は、一体物とされアクチュエータ3が固定された状
態で、該ピボットホルダ12側とガラス4との間に隙間
を有し、該ピボットホルダ12が固定されるときにはガ
ラス4側に移動するようにした。そして、爪部13c
は、第1円盤8の外周縁とガラス4側方向に係合するこ
とにより保持しているため、ピボットホルダ12を固定
するとき、爪部13cによる保持が解除される。即ち、
アクチュエータ3及びピボットホルダ12を固定すると
き、爪部13cによる保持が自動的に解除される。従っ
て、特別な作業を行なうことなく、簡単に軸ずれのない
組付けを行なうことができる。
力軸3a及びピボット軸11が同軸状のとき、出力軸3
aの軸線方向から貫通孔18e及び係合凹部12fに嵌
挿可能にした。又、この可動ピン41のピン部41b
は、コイルばね43にて貫通孔18e及び係合凹部12
fに嵌挿可能な位置である嵌挿位置から嵌挿が不可能な
位置である非嵌挿位置方向に付勢されるようにした。従
って、ピボットホルダ12を固定した後、バックドアガ
ラス4を開けると、ピン部41bは貫通孔18e及び係
合凹部12fから抜けて係合が解除されるとともに、コ
イルばね43の付勢力にて非嵌挿位置に移動される。即
ち、アクチュエータ3及びピボットホルダ12を固定
し、バックドアガラス4を一度開けるだけで、特別な作
業を行なうことなく、出力軸3a及びピボット軸11を
同軸状とするための係合が自動的に解除される。従っ
て、その組付け作業が簡単となる。
ト15の螺合締付けによりピボットホルダ12がナット
15の螺合回転方向に回転しようとするが、規制ピン1
2dがアクチュエータ3に対して回動不能に連結される
第2円盤18の切り欠き部18aの端部に当接してその
回転が規制されるので、ピボットホルダ12の円周方向
の位置が自動的に、しかも精度良く決定される。従っ
て、その組付け作業が簡単となる。
め、爪部13cによる保持が解除される際、該爪部13
cが撓むだけとなる。従って、例えば保持が解除される
際に欠けて、形状が変わってしまうといったことがな
い。
つのコイルばね43の圧縮力及びねじり力にて収容凹部
8cから突出する方向に付勢させるとともに、嵌挿位置
から非嵌挿位置方向に付勢した。これにより、2方向に
付勢する部材が1つでよく、部品点数が低減される。
ない状態で、アクチュエータ3とピボットホルダ12側
(ガラス側ユニット5)とを一体物とすることができる
ため、その部品管理及び取り扱いが容易となる。
化した第5の実施の形態を図19〜図22に従って説明
する。尚、本実施の形態では、第1の実施の形態に比べ
第1及び第2円盤8,18、ピボットホルダ12及びパ
ッキン13が異なるのみであるため、同様の部分を同一
の符号を付してその詳細な説明を一部省略し、異なる点
について詳述する。
は、第1の実施の形態に比べて円筒部13b及び環状の
爪部13cを備えていない。第2円盤18は、第1の実
施の形態に比べて環状の凸部18cが形成されていな
い。そして、前記連結孔18b以外の位置に貫通孔18
gが形成されている。この貫通孔18gは、連結孔18
bに対しピボット軸11を中心として180°の位置に
形成され、その揺動軌跡は連結孔18bの揺動軌跡と重
ならないようになっている。
は、ピボット軸11の軸線方向に延びる第1圧入孔12
gが形成されている。この第1圧入孔12gは、連結ピ
ン9が所定のセット位置にあり、その連結ピン9が連結
孔18bに嵌挿されている状態で、前記貫通孔18gと
対応した位置に形成されている。第1圧入孔12gは、
前記貫通孔18gより小径に形成されている。
環状の凸部8aが形成されていない。そして、第1円盤
8には、連結ピン9に対し出力軸3aを中心として18
0°の位置に第2圧入孔8fが形成されている。この第
2圧入孔8fは、前記ピボットホルダ12の第1圧入孔
12gと同径に形成されている。
1の車両への組み付け手順を図19〜図22を参照しな
がら説明する。ワイパ装置51の組付け前、ピボットホ
ルダ12はアクチュエータ3に対して、第1及び第2圧
入孔12g,8fに圧入部材としての治具52が同時に
圧入されることにより保持され、一体物とされている
(図21参照)。
うに、円柱状に形成される本体52aと、本体52aの
中間部から径方向に延出形成される取っ手52bとから
構成されている。本体52aの両端部には、第1圧入孔
12gと圧入可能な第1圧入部52cと、第2圧入孔8
fと圧入可能な第2圧入部52dが形成されている。そ
して、第1圧入部52cを第2円盤18の貫通孔18g
から挿入し、第1圧入孔12gに圧入させることと、第
2圧入部52dを第2圧入孔8fに圧入させることによ
り、ピボットホルダ12をアクチュエータ3に対して保
持している。又、このとき、ピボット軸11は、第2円
盤18の連結孔18bに連結ピン9が嵌挿されているこ
とと、両圧入孔12g,8fに両圧入部52c,52d
が同時に圧入されていることから、出力軸3aに対して
径方向に移動不能とされ、それらの中心軸線が一致し、
同一直線L1上にある。尚、本実施の形態では、連結ピ
ン9、連結孔18b、第1及び第2圧入孔12g,8
f、及び治具52が同軸保持手段を構成する。
ュエータ3をバックドア2の取付部2aに固定し、バッ
クドアガラス4を閉める。このとき、治具52にて一体
物とされたアクチュエータ3及びピボットホルダ12
は、パッキン13の円盤部13aとバックドアガラス4
との間に隙間を有する。又、このとき、ピボットホルダ
12の円筒部12aは、雄ネジ部12cが形成される部
分がガラス4の取付孔4aを貫通し室外側に突出する。
部12aを嵌挿させながら、同アウタブッシュ14をバ
ックドアガラス4の室外側表面に当接させ、雄ネジ部1
2cにナット15を螺合させる。
ガラス4と当接した状態でナット15が螺合されること
から、ピボットホルダ12がバックドアガラス4側に移
動する。
13dがバックドアガラス4の室内側表面に当接する。
そして、図22に示すように、パッキン13の凸部13
dが潰れて該パッキン13の円盤部13aとアウタブッ
シュ14がバックドアガラス4を挟持することにより、
ピボットホルダ12が該ガラス4に固定される。このと
き、治具52の両圧入部52c,52dの少なくとも一
方が該圧入孔12g,8fから抜ける方向に移動され、
一方が抜けた状態、若しくは両圧入部52c,52dと
もに抜ける途中の状態となる。尚、本実施の形態では、
第2圧入部52dが第2圧入孔8fから抜けたとする。
従って、アクチュエータ3に対するピボットホルダ12
の保持が解除される。
に示すように、治具52を抜き取る。すると、その後再
びバックドアガラス4を閉めても、図19に示すよう
に、アクチュエータ3の作動に基づくワイパアーム17
の揺動が妨害されない。
嵌挿され、両圧入孔12g,8fに両圧入部52c,5
2dが圧入されていて、両軸3a,11が同軸状にされ
ているときに、パッキン13の凸部13dがバックドア
ガラス4の室内側表面に先に当接することから、ピボッ
トホルダ12の固定時における両軸3a,11の軸ずれ
が防止される。
ットホルダ12がナット15の螺合回転方向に回転しよ
うとするが、規制ピン12dがアクチュエータ3に対し
て回動不能に連結される第2円盤18の切り欠き部18
aの端部に当接してその回転が規制されるので、ピボッ
トホルダ12の円周方向の位置が自動的に、しかも精度
良く決定される。
以下に示す作用効果を得ることができる。 (1)上記実施の形態では、連結ピン9、連結孔18
b、第1及び第2圧入孔12g,8f及び治具52に
て、出力軸3aとピボット軸11とが同軸状のとき第1
円盤8(アクチュエータ3)に対してピボットホルダ1
2を保持可能とした。そして、アクチュエータ3及びピ
ボットホルダ12をバックドア2及びガラス4に組付け
る前には保持させ、組付けたとき該保持を解除するよう
にした。従って、出力軸3aとピボット軸11との軸ず
れは防止され、同軸状に組付けられる。その結果、従来
のようにピボットホルダ12の取付位置を調整しながら
組付ける必要が無く、その組付け作業が簡単となる。そ
して、このワイパ装置51では両軸3a,11の軸ずれ
が防止されるので、第1及び第2円盤8,18の揺動中
心が一致し、実際のワイパブレードの払拭軌跡と所望の
払拭軌跡との誤差が小さく抑えられる。
12は、一体物とされアクチュエータ3が固定された状
態で、該ピボットホルダ12側とガラス4との間に隙間
を有し、該ピボットホルダ12が固定されるときにはガ
ラス4側に移動するようにした。そして、治具52の第
1及び第2圧入部52c,52dは、第1及び第2圧入
孔12g,8fと出力軸3a及びピボット軸11の軸線
方向に圧入することにより保持しているため、ピボット
ホルダ12を固定するとき、一方が抜けた状態、若しく
は両圧入部52c,52dともに抜ける途中の状態とな
る。従って、一方が抜けた状態では、治具52による保
持が解除される。又、両圧入部52c,52dともに抜
ける途中の状態では、ガラス4を開けると、一方が抜け
た状態となり、治具52による保持が解除される。そし
て、ガラス4の開状態で、治具52を他方から抜くだけ
で、以後ガラス4の閉時にアクチュエータ3の作動に基
づくワイパアーム17の揺動が妨害されることはなくな
る。即ち、アクチュエータ3及びピボットホルダ12を
固定し、ガラス4を開け、治具52を抜き取るだけで組
付けられ、その組付け作業が簡単となる。
ト15の螺合締付けによりピボットホルダ12がナット
15の螺合回転方向に回転しようとするが、規制ピン1
2dがアクチュエータ3に対して回動不能に連結される
第2円盤18の切り欠き部18aの端部に当接してその
回転が規制されるので、ピボットホルダ12の円周方向
の位置が自動的に、しかも精度良く決定される。従っ
て、その組付け作業が簡単となる。
ない状態で、アクチュエータ3とピボットホルダ12側
(ガラス側ユニット5)とを一体物とすることができる
ため、その部品管理及び取り扱いが容易となる。
て実施してもよい。 ・上記第1,第3及び第4の実施の形態では、アクチュ
エータ3とピボットホルダ12とが一体物とされアクチ
ュエータ3が固定された状態で、該ピボットホルダ12
側とガラス4との間に隙間を有し、該ピボットホルダ1
2が固定されるときにはガラス4側に移動するようにし
たが、アクチュエータ3が固定された状態で、該ピボッ
トホルダ12側のパッキン13とガラス4とが密着する
ように形成してもよい。この場合、アクチュエータ3及
びピボットホルダ12を固定するとき、爪部13cによ
る保持が解除されなくなり、ガラス4の開閉時に毎度爪
部13cによる保持/非保持が行われることになる。こ
のようにしても、出力軸3aとピボット軸11との軸ず
れは防止され、容易に同軸状に組付ることができる。
爪部13cはゴムよりなるとしたが、樹脂等に変更して
もよい。例えば、図23に示すように、前記パッキン1
3をゴムよりなる円盤形状の円盤パッキン61と、円盤
パッキン61より剛性のある例えばナイロン・ウレタン
等の樹脂材料よりなる爪部62aを有する爪部材62と
に分けてもよい。詳述すると、爪部材62は、フランジ
部12bの室外側表面に固定される円盤形状の円盤部6
2bと、円盤部62bの外周端から室内側に延びる円筒
部62cと、円筒部62cの室内側端部から径方向内側
に延びる保持手段としての環状の爪部62aとを備え
る。又、円盤パッキン61は、爪部材62の円盤部62
b表面に固定される円盤部61aと、組付け前の状態で
室外側に突出した複数の凸部61bとを備える。このよ
うにしても、上記第1,第3及び第4実施の形態の各効
果と同様の効果を得ることができる。
2円盤8,18に出力軸3aとピボット軸11とが同軸
状のとき係合可能な環状の凸部8a,18cを設けた
が、出力軸3aとピボット軸11とが同軸状のとき径方
向に係合可能であれば他の形状に変更してもよい。又、
凸部を複数設けて、同様に径方向に係合可能としてもよ
い。
b、延出部23c及び圧入凸部23dを2つずつ設けた
が、複数であればいくつ設けてもよい。 ・上記第2の実施の形態では、アクチュエータ3側に圧
入凹部7bを設け、ピボットホルダ23側に圧入凸部2
3dを設けたが、アクチュエータ3側に圧入凸部を設
け、ピボットホルダ23側に圧入凹部を設けるようにし
てもよい。
8の連結孔18bに第1円盤8の連結ピン9を嵌挿させ
るとともに、ピボットホルダ12の係合孔12eに第1
円盤8の回動ピン31を嵌挿させることで、ピボット軸
11と出力軸3aを同軸状としたが、第2円盤18の貫
通孔18dを係合孔12eと同形状にし、連結孔18b
に連結ピン9を嵌挿させるとともに、貫通孔18dに回
動ピン31を嵌挿させることで、同軸状としてもよい。
又、第2円盤18又はピボットホルダ12側に前述した
ような回動ピンを設け、第1円盤8側に回動ピンが嵌挿
される孔又は凹部を設けるようにしてもよい。このよう
にしても、第3の実施の形態の効果と同様の効果を得る
ことができる。
8の連結孔18bに第1円盤8の連結ピン9を嵌挿させ
るとともに、第2円盤18の貫通孔18e及びピボット
ホルダ12の係合凹部12fに第1円盤8の可動ピン4
1のピン部41bを嵌挿させることで、ピボット軸11
と出力軸3aを同軸状としたが、連結孔18bに連結ピ
ン9を嵌挿させるとともに、貫通孔18e又は係合凹部
12fに可動ピン41のピン部41bを嵌挿させること
で、同軸状としてもよい。又、第2円盤18又はピボッ
トホルダ12側に前述したような可動ピンを設け、第1
円盤8側に可動ピンのピン部が嵌挿される孔又は凹部を
設けるようにしてもよい。このようにしても、第3の実
施の形態の効果と同様の効果を得ることができる。
2側に連結ピン9が設けられ、第2円盤18,25側に
連結孔18b,25bが設けられるとしたが、第1円盤
8,22側に連結孔を設け、第2円盤18,25側に連
結ピンを設けるようにしてもよい。このようにしても、
上記各実施の形態の効果と同様の効果を得ることができ
る。
21,33,44,51をバックドア2の取付部2aと
そのバックドアガラス4に設けたが、バックドアガラス
4のワイパ装置に限定されず、車体とその車体に対して
回動開閉するガラスに設ければよい。
請求項以外の技術的思想について、以下にその効果とと
もに記載する。 (イ)前記爪(13c,62a)は、ゴム又は樹脂から
なることを特徴とする車両用ワイパ装置。このようにす
ると、ゴム又は樹脂からなる爪にてアクチュエータに対
してピボットホルダが保持される。
ピボットホルダ(12)側から延出形成され、前記第1
連結部(8)と前記ガラス(4)側方向に係合すること
により保持することを特徴とする車両用ワイパ装置。こ
のようにすると、ピボットホルダ側から延出形成され、
第1連結部とガラス側方向に係合する爪にてアクチュエ
ータに対してピボットホルダが保持される。
において、前記第1及び第2連結部(8,18)は、互
いに対向する円盤であり、前記係合部(8a,18c)
は、前記第1及び第2連結部(8,18)の向き合う面
の中心に形成された円環状の凸部であることを特徴とす
る車両用ワイパ装置。このようにすると、出力軸とピボ
ット軸とが同軸状のとき第1及び第2連結部の向き合う
面の中心に形成された円環状の凸部が係合され、出力軸
に対してピボット軸が径方向に移動不能とされる。
において、前記可動ピン(41)を、1つのコイルばね
(43)の圧縮力及びねじり力にて、軸線方向に付勢さ
せるとともに、非連結可能位置に付勢させたことを特徴
とする車両用ワイパ装置。このようにすると、可動ピン
は、1つのコイルばねの圧縮力及びねじり力にて、軸線
方向に付勢されるとともに、非連結可能位置に付勢され
る。
煩雑な組み付け作業をすることなく、実際の払拭軌跡と
所望の払拭軌跡との誤差を小さく抑えることができる車
両用ワイパ装置を提供することができる。
図。
図。
るための説明図。
図。
図。
図。
るための説明図。
るための説明図。
図。
するための説明図。
図。
図。
面図。
面図。
するための説明図。
するための説明図。
図。
角度を示す説明図。
面図。
面図。
するための説明図。
するための説明図。
ガラス、8,22…第1円盤、9…連結ピン、11…ピ
ボット軸、12,23…ピボットホルダ、17…ワイパ
アーム、18,25…第2円盤、31…回動ピン、41
…可動ピン、52…治具、3a…出力軸、7b…圧入凹
部、8a,18c…凸部、8f…第2圧入孔、12e…
係合孔、12f…係合凹部、12g…第1圧入孔、13
c,62a…爪部、18b…連結孔、18e…貫通孔、
23d…圧入凸部、L1…中心軸線。
Claims (4)
- 【請求項1】 車体に対して回動開閉するガラスの表面
をワイパアームの先端に連結されるワイパブレードにて
払拭する車両用ワイパ装置であって、 前記ワイパアームを軸支するピボット軸が前記ガラス側
に固定されるピボットホルダにより回動可能に支持さ
れ、車体側に固定されたアクチュエータの出力軸に設け
た第1連結部と前記ピボット軸に設けた第2連結部とが
前記ガラスの閉時に駆動連結される車両用ワイパ装置に
おいて、 前記出力軸と前記ピボット軸とを同軸状に保持する同軸
保持手段を備え、該同軸保持手段は、前記第1及び第2
連結部に前記出力軸及び前記ピボット軸の中心軸線に対
して径方向にオフセットした位置に互いに駆動連結され
る連結部分を備えるとともに、前記第1連結部の前記連
結部分以外の位置に設けた凹部又は孔と、前記ピボット
ホルダ及び前記第2連結部の少なくとも一方の前記連結
部分以外の位置に設けた凹部又は孔と、前記両凹部又は
両孔に圧入される圧入部材とを備えたことを特徴とする
車両用ワイパ装置。 - 【請求項2】 車体に対して回動開閉するガラスの表面
をワイパアームの先端に連結されるワイパブレードにて
払拭する車両用ワイパ装置であって、 前記ワイパアームを軸支するピボット軸が前記ガラス側
に固定されるピボットホルダにより回動可能に支持さ
れ、車体側に固定されたアクチュエータの出力軸に設け
た第1連結部と前記ピボット軸に設けた第2連結部とが
前記ガラスの閉時に駆動連結される 車両用ワイパ装置に
おいて、前記出力軸と前記ピボット軸とを同軸状に保持する同軸
保持手段を備え、該同軸保持手段は、前記第1及び第2
連結部に前記出力軸及び前記ピボット軸の中心軸線に対
して径方向にオフセットした位置に互いに駆動連結する
連結部分を設けるとともに、前記連結部分以外の位置に
前記第1連結部と前記ピボットホルダ又は前記第2連結
部とを連結可能な第3及び第4連結部が設けられて、前
記連結部分を連結させることと、前記第3及び第4連結
部を連結させることにより前記アクチュエータに対する
前記ピボットホルダの位置を規制する位置規制手段を備
えた ことを特徴とする車両用ワイパ装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載の車両用ワイパ装置にお
いて、前記第4連結部は、前記第2連結部及び前記ピボットホ
ルダの少なくとも一方、又は前記第1連結部に設けられ
た凹部又は孔であり、 前記第3連結部は、前記第1連結部、又は前記第2連結
部及び前記ピボットホルダの一方に設けられ、前記出力
軸又は前記ピボット軸と平行な位置から該軸と垂直な位
置まで回動可能に支持されるとともに、該垂直な位置の
方向側に付勢される回動ピンである ことを特徴とする車
両用ワイパ装置。 - 【請求項4】 請求項2に記載の車両用ワイパ装置にお
いて、前記第4連結部は、前記第2連結部及び前記ピボットホ
ルダの少なくとも一方、又は第1連結部に設けられる凹
部又は孔であり、 前記第3連結部は、前記第1連結部、又は前記第2連結
部及び前記ピボットホルダの一方に支持され、前記第4
連結部と連結される位置まで前記出力軸又は前記ピボッ
ト軸の軸線方向に付勢されるとともに、前記第4連結部
と連結可能位置から非連結可能位置に軸線直交方向に付
勢される可動ピンである ことを特徴とする車両用ワイパ
装置。
Priority Applications (3)
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---|---|---|---|
JP06516999A JP3423895B2 (ja) | 1999-03-11 | 1999-03-11 | 車両用ワイパ装置 |
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06516999A JP3423895B2 (ja) | 1999-03-11 | 1999-03-11 | 車両用ワイパ装置 |
Publications (2)
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Family Applications (1)
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JP06516999A Expired - Lifetime JP3423895B2 (ja) | 1999-03-11 | 1999-03-11 | 車両用ワイパ装置 |
Country Status (1)
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---|---|---|---|---|
DE102008041997A1 (de) * | 2008-09-11 | 2010-03-18 | Robert Bosch Gmbh | Welle in einer Scheibenwischvorrichtung |
-
1999
- 1999-03-11 JP JP06516999A patent/JP3423895B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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