JP3423544B2 - ハニカムコアの製造方法 - Google Patents

ハニカムコアの製造方法

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JP3423544B2 JP25780696A JP25780696A JP3423544B2 JP 3423544 B2 JP3423544 B2 JP 3423544B2 JP 25780696 A JP25780696 A JP 25780696A JP 25780696 A JP25780696 A JP 25780696A JP 3423544 B2 JP3423544 B2 JP 3423544B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハニカムコアの製
造方法に関する。すなわち、中空柱状のセルの平面的集
合体よりなるハニカムコアの製造方法、に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図7,図8,図9は、この種従来例のハ
ニカムコアの製造方法の説明に供する。そして、図7は
斜視説明図であり、(1)図は準備された母材シート
を、(2)図は塗布工程を、(3)図は切断工程を、
(4)図は重積工程および接着工程を、(5)図は展張
工程を示す。図8の(1)図は、プリントロールとバッ
クアップロールの正面図、(2)図は、塗布工程の斜視
図、(3)図は塗布工程の正面図である。図9は、切断
工程の概略平面説明図である。
【0003】まず、ハニカムコア1は従来、通常、次の
ような展張法により製造されていた。すなわち、この展
張法によるハニカムコア1の製造方法では、まず、図7
の(1)図に示した母材シート2について、図7の
(2)図に示したように塗布工程において、所定ピッチ
Pで条線状に接着剤3が塗布された後、図7の(3)図
に示したように切断工程において、所定長さ毎に切断さ
れる。それから、図7の(4)図に示したように、次の
重積工程および接着工程において、接着剤3が半ピッチ
ずつずれた位置関係で、複数枚の母材シート2を重積す
ると共に、加熱加圧して相互間を接着する。しかる後、
図7の(5)図に示したように展張工程において、重積
方向Aに引張力を加えて展張することにより、ハニカム
コア1を製造していた。ハニカムコア1は、展張された
母材シート2にてセル壁4が形成され、もって、セル壁
4にて区画形成された中空柱状のセル5、例えば正六角
形状のセル5の平面的集合体よりなる。
【0004】さて、このようなハニカムコア1の製造方
法において、塗布工程では従来、図8の(1)図に示し
たプリントロール6とバックアップロール7とが用いら
れており、図8の(2)図や(3)図に示したように、
このようなプリントロール6とバックアップロール7間
に、母材シート2を挟み込んで送ることにより、母材シ
ート2に接着剤3が、一定のピッチPで条線状に塗布さ
れていた。図8の(2)図,(3)図中8は、接着剤3
のトレーであり、図8の(3)図中9は、余分な接着剤
3をプリントロール6から剥ぎ取り,除去するドクター
9である。そして、この種従来例のハニカムコア1の製
造方法では、塗布工程において、図8の(2)図や図9
(前述した図7の(2)図等も参照)に示したように、
帯状をなす母材シート2に対し接着剤3が、短手方向B
に沿い平行な条線状に、各1本ずつの直線状をなしつつ
塗布されていた。つまり、このように短手方向Bに沿っ
て接着剤3を条線状に塗布する、いわゆるクロスプリン
ト方式の塗布工程において、条線状に塗布される接着剤
3は、従来、母材シート2の左端から右端まで各1本の
直線状をなしつつ、一定の幅とピッチPで平行に塗布さ
れていた(なお図9では、接着剤3の幅の図示は省略さ
れている)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来例にあっては、次の問題が指摘されていた。まず第
1に、この種従来例のハニカムコア1の製造方法では、
塗布工程において、母材シート2がスリップしやすい、
という問題が指摘されていた。すなわち、プリントロー
ル6とバックアップロール7間に挟み込まれて送られる
母材シート2が、プリントロール6との間に介在しつつ
塗布される接着剤3が原因となって、プリントロール6
とバックアップロール7間でスリップすることが多々あ
った。そして、このようなスリップが発生すると、(図
9等に示したように)母材シート2に接着剤3が正確に
条線状に塗布されず、条線ピッチPに狂い,不良が生
じ、もって、このようなピッチPずれに起因して、製造
されたハニカムコア1のセル5の形状が、不揃いとなっ
たり、例えば正六角形状とならない等、ハニカムコア1
の品質に問題が生じていた。特に、母材シート2の材料
として、滑り易くスリップが生じやすいものが選択使用
された場合において、スリップによるハニカムコア1の
品質不良が、発生しやすかった。そこで、このようなス
リップによる不良が発見された場合、その母材シート2
は従来、廃棄処分されており、コスト面の問題も指摘さ
れていた。
【0006】第2に、この種従来例のハニカムコア1の
製造方法では、塗布工程の次の切断工程において、切断
精度が出にくいという問題が指摘されていた。従来の切
断工程では図9に示したように、長手方向Cに所定長さ
D毎に、短手方向Bに沿って切断する際、条線状の接
着剤3の位置とその中間の位置とを、交互に基準つま
りカットラインEとして、切断が実施されていた。すな
わち、次の重積工程で母材シート2を重積する際、上下
で接着剤3が半ピッチずつずれた位置関係となるよう
に、この切断工程では、まず、塗布された接着剤3の
位置に、カットラインEを合わせて設定して切断する
と、次は、塗布された接着剤3間の中間位置に、カッ
トラインEを合わせて設定して切断し、その次は再び、
接着剤3の位置にカットラインEを合わせて設定して
切断し、順次これを繰り返しつつ切断が実施されてい
た。
【0007】そして、このように実施される従来の切断
工程においては、条線状に塗布された接着剤3の位置
にカットラインEを設定することは、精度高く実施でき
るが、塗布された接着剤3間の中間位置にカットライ
ンEを正確に精度高く設定することは、容易でなかっ
た。このように、中間位置でのカットラインEが精度
高く設定しにくいことに起因して、切断作業が容易でな
く切断精度が悪く、もって、母材シート2が所定長さD
毎に切断されない事態が多々発生していた。そして、こ
のように母材シート2の長さ不良が発生すると、これに
起因して、製造されたハニカムコア1のセル5の形状
が、不揃いとなったり、例えば正六角形状とならない
等、ハニカムコア1の品質に問題が生じていた。そこ
で、このような長さ不良が発見された場合、その母材シ
ート2は従来、廃棄処分されており、コスト面の問題も
指摘されていた。
【0008】第3に、この種従来例のハニカムコア1の
製造方法では、切断工程の後の重積工程において、複数
枚の母材シート2を、塗布された接着剤3が上下で正確
に半ピッチずつずれた位置関係で、重積することが容易
でなかった。特に、母材シート2の材料としては、アル
ミニウム箔等の金属箔その他の不透明な材料が使用され
ることが多いが、この場合には、条線状に塗布された接
着剤3が透けて見えないので、目視による手作業で母材
シート2を半ピッチずつずらして重積することは、困難
視されていた。そこで従来、このような不透明な材料の
母材シート2の場合には、精密な制御装置を使用してモ
ニターを実施しつつ、母材シート2の重積が実施されて
いたが、装置が非常に高価であり、もって重積工程がコ
スト高となる、という問題も指摘されていた。
【0009】本発明は、このような実情に鑑み、上記従
来例の課題を解決すべくなされたものであって、まず、
塗布工程において、接着剤を母材シートに短手方向に沿
って条線状に塗布する際に、中央ラインを境に左右で半
ピッチずつずれた位置関係で塗布し、又、切断工程にお
いて、このような条線状に塗布された接着剤の位置およ
びその延長線上にカットラインを設定し、もって、重積
工程において、このように切断された母材シートの端を
揃えて重積するようにしたことにより、第1に、塗布工
程におけるスリップが防止され、第2に、切断工程にお
いて切断精度が向上し、第3に、重積工程が手作業でも
実施可能となる、ハニカムコアの製造方法を提案するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
る本発明の技術的手段は、次のとおりである。まず、請
求項1については次のとおり。すなわち、この請求項1
のハニカムコアの製造方法は、次の塗布工程,切断工
程,重積工程,接着工程,スライス工程,展張工程、等
を有してなる。
【0011】すなわち、まず、帯状の母材シートについ
て、プリントロールとバックアップロール間に挟み込ん
で送ることにより、短手方向に沿い、一定の幅とピッチ
で平行な条線状に接着剤を連続的に塗布すると共に、こ
のように塗布される接着剤が、長手方向に沿い仮想され
た中央ラインを境に、左右で半ピッチずつずれた位置関
係で塗布されるようにする塗布工程と、次に、このよう
に該接着剤が条線状に塗布された該母材シートを、左右
いずれか片側の条線状の該接着剤の位置およびその延長
線上にカットラインを設定して、長手方向に所定長さ毎
に、短手方向に沿って切断する切断工程と、しかる後、
このように切断された該母材シートを、1枚置きに平面
的に反転して向きを逆とし、もって端を揃えることによ
り、条線状の該接着剤が順次半ピッチずつずれた位置関
係で、複数枚重積する重積工程と、それから、加熱加圧
することにより、重積された各該母材シート間を該接着
剤にて接着する接着工程と、このように重積,接着され
た各該母材シートのブロック体を、前記中央ラインに沿
って複数個に切断するスライス工程と、次に、このよう
に重積,接着,切断された各該母材シートの各該ブロッ
ク体について、その重積方向に引張力を加え、もって各
該母材シートを展張する展張工程と、を辿る。もってこ
れらにより、展張された各該母材シートにてセル壁が形
成され、該セル壁にて区画形成された中空柱状のセルの
平面的集合体よりなるハニカムコアを得ること、を特徴
とする。
【0012】次に、請求項2については次のとおり。す
なわち、この請求項2のハニカムコアの製造方法は、請
求項1に記載したハニカムコアの製造方法において、ま
ず、前記切断工程について、前述したように左右いずれ
か片側の条線状の該接着剤の位置およびその延長線上
に、カットラインを設定するのではなく、左右の条線状
の該接着剤の位置およびその延長線上に、交互にカット
ラインを設定して、長手方向に所定長さ毎に、短手方向
に沿って切断する。かつ、重積工程について、このよう
に切断された該母材シートを、前述したように1枚置き
に平面的に反転して向きを逆とするのではなく、反転す
ることなくそのまま端を揃えることにより、条線状の該
接着剤が順次半ピッチずつずれた位置関係で、複数枚重
積すること、を特徴とする。
【0013】このように、本発明に係るハニカムコアの
製造方法では、まず塗布工程において、母材シートに
ついて中央ラインを境に左右で半ピッチずつずれた位置
関係で、短手方向に条線状に接着剤が塗布される。次に
切断工程において、請求項1では、条線状に塗布され
た左右いずれかの接着剤の位置およびその延長線上に、
カットラインを設定し、請求項2では、左右の条線状に
塗布された接着剤の位置およびその延長線上に、交互に
カットラインを設定して、それぞれ母材シートが所定長
さ毎に切断される。しかる後重積工程において、切断
された母材シートを複数枚、請求項1では、1枚置きに
平面的に反転して端を揃えることにより、請求項2で
は、反転することなくそのまま端を揃えることにより、
それぞれ各母材シートを、条線状の接着剤が順次半ピッ
チずつずれた位置関係で、重積する。それから接着工
程において、重積された各母材シート間を接着した後、
スライス工程において、中央ラインに沿って切断し、
展張工程において、重積方向に引張力を加えることに
より、ハニカムコアが製造される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明を、図面に示す発明の
実施の形態に基づいて、詳細に説明する。図1,図2,
図3,図4,図5,図6の(1)図等は、本発明の実施
の形態の説明に供する。
【0015】図1の(1)図は、塗布工程および切断工
程の斜視図であり、(2)図は、プリントロールとバッ
クアップロールの正面図である。図2の(1)図は、切
断された母材シートの平面説明図、(2)図は重積工程
の斜視説明図、(3)図は、同重積工程の要部を拡大し
た斜視説明図である。図3の(1)図は、重積工程およ
び接着工程の斜視図、(2)図は、スライス工程の斜視
図、(3)図は、展張工程の斜視説明図である。図4
は、製造されたハニカムコアの斜視図である。図5の
(1)図は、切断工程の第1例の概略平面説明図、
(2)図は、切断工程の第2例の概略平面説明図であ
る。図6の(1)図は、切断工程の第3例の概略平面説
明図である。なお図6の(2)図は、本発明には属さな
い参考例の切断工程の概略平面説明図である。
【0016】このハニカムコア1の製造方法は、次の塗
布工程,切断工程,重積工程,接着工程,スライス工
程,展張工程、等を辿ることにより、ハニカムコア1が
製造される。以下、これらの各工程について詳述する。
【0017】まず、塗布工程について述べる。この塗布
工程では、図1,更には図2,図3,図5,図6の
(1)図等に示したように、帯状の母材シート2につい
て、プリントロール10とバックアップロール7間に挟
み込んで送ることにより、短手方向Bに沿い、一定の幅
FとピッチPで平行な条線状に接着剤3を連続的に塗布
すると共に、このように塗布される接着剤3が、長手方
向Cに沿い仮想された中央ラインGを境に、左右で半ピ
ッチずつずれた位置関係で塗布される。
【0018】このような塗布工程について、更に詳述す
る。まず母材シート2としては、アルミニウム箔その他
金属箔や、繊維強化プラスチック(FRP)シートや、
各種のプラスチックシート、各種繊維の混抄シート、パ
ルプを含む複合シート、合成紙等の紙、その他各種材質
の薄いシートが用いられる。そして母材シート2は、表
面処理が施されリール11に巻かれた状態から巻き出さ
れ、ガイドロール12を介し、プリントロール10とバ
ックアップロール7間に供給される。このプリントロー
ル10は、図1の(2)図に示したように外表面横方向
について、前述したこの種従来例にて用いられていたプ
リントロール6(図8の(1)図等を参照)とは異な
り、接着剤3がセットされる条線パターン13が、中央
を境に左右で半ピッチずつずれた位置関係で、それぞれ
条線状に形成されている。そして図1の(1)図に示し
たように、接着剤3が、介装ロール14を介し、このよ
うなプリントロール10の各条線パターン13に供給さ
れ、もって、プリントロール10とバックアップロール
7間に挟み込まれて送られる母材シート2に対し、各条
線パターン13から順次、転写,塗布,印刷される。
【0019】そして、このようにして母材シート2の一
面(図示例では表面)に転写,塗布,印刷された接着剤
3は、図1,図2,図5,図6の(1)図等に示したよ
うに、長手方向C(ライン方向)に沿い仮想された中央
ラインGを境に切り換えられ、左右で半ピッチずつずれ
た位置関係のもとに、左右にそれぞれ条線状に塗布され
る。すなわち、このように短手方向Bに沿い接着剤3を
塗布する、いわゆるクロスプリント方式の塗布工程にお
いて、本発明の接着剤3は、中央ラインGを境に左右そ
れぞれ短手方向Bに沿いつつ、一定の幅FとピッチPで
平行な条線状に、連続的に塗布される(なお図5および
図6において、接着剤3の幅Fの図示は省略されてい
る)。塗布工程は、このようになっている。なお、プリ
ントロール10とバックアップロール7について、図1
の(1)図中に示されたものと図1の(2)図に示され
たものとは、上下位置関係が逆となっているが、両者の
上下位置関係は、このように適宜設定可能である。
【0020】次に、切断工程について述べる。この切断
工程では、図1の(1)図,図2の(1)図,図5等に
示したように、このように接着剤3が条線状に塗布され
た母材シート2を、左右いずれか片側の条線状の接着剤
3の位置およびその延長線上に、カットラインEを設定
して、長手方向Cに所定長さD毎に、短手方向Bに沿っ
て切断するか、又は図6の(1)図に示したように、こ
のように左右いずれか片側の条線状の接着剤3の位置お
よびその延長線上に、カットラインEを設定するのでは
なく、左右の条線状の接着剤3の位置およびその延長線
上に、交互にカットラインEを設定して、長手方向Cに
所定長さD毎に、短手方向Bに沿って切断する。
【0021】このような切断工程について、更に詳述す
る。この切断工程では、前述した塗布工程において、左
右で半ピッチずつずれた位置関係で条線状に接着剤3が
塗布された母材シート2が、長手方向Cに所定長さD毎
に、短手方向Bにカッター15(図1を参照)にて切断
される。そして、このような切断に際し、その短手方向
Bに沿ったカットラインEは、次のように設定される。
【0022】まず、図5等に示した例では、左右いずれ
か片側の条線状の接着剤3の位置(例えばその端縁ライ
ン)が基準とされ、図5の(1)図では、右側(図面上
では下側)の接着剤3の位置(例えばその端縁ライン)
が、図5の(2)図では、左側(図面上では上側)の接
着剤3の位置(例えばその端縁ライン)が、それぞれ基
準とされる。そして、このような左右いずれかの条線状
の接着剤3について、その所定本数置きの位置およびそ
の延長線上にカットラインEが、合わされて設定され
る。これに対し、図6の(1)図に示した例では、左右
の条線状の接着剤3の位置(例えばその端縁ライン)が
交互に基準とされ、例えば、まず右側(図面上では下
側)の接着剤3の位置を基準としたら、次は、左側(図
面上では上側)の接着剤3の位置が基準とされ、その次
は、再び右側(図面上では下側)の接着剤3の位置が基
準とされ、以降順次これが繰り返される。そして、この
ような順番のもとに、条線状の接着剤3について、その
所定本数置きの位置およびその延長線上にカットライン
Eが、合わされて設定される。いずれにしても、このよ
うに設定されたカットラインEに沿って、カッター15
にて母材シート2の切断が実施される。切断工程は、こ
のようになっている。
【0023】次に、重積工程について述べる。この重積
工程では、図2の(2)図,(3)図,図3の(1)図
等に示したように、まず、前述した切断工程において図
5等に示したように、左右いずれか片側の条線状の接着
剤3の位置およびその延長線上に、カットラインEを設
定した場合には、このように切断された母材シート2
を、1枚置きに平面的に反転して向きを逆とし、もって
端を揃えることにより、条線状の接着剤3が順次半ピッ
チずつずれた位置関係で、複数枚重積する。これに対
し、前述した切断工程において、図6の(1)図に示し
たように、左右の接着剤3の位置およびその延長線上
に、交互にカットラインEを設定した場合は、このよう
に切断された母材シート2を、上述したように1枚置き
に平面的に反転して向きを逆とするのではなく、反転す
ることなくそのまま端を揃えることにより、条線状の接
着剤3が順次半ピッチずつずれた位置関係で、複数枚重
積する。
【0024】このような重積工程について、更に詳述す
る。この重積工程では、前述した切断工程において、所
定長さD毎に切断された母材シート2が、複数枚(例え
ば400枚から2000枚程度)、条線状に塗布された
接着剤3が上下で順次半ピッチずつずれた位置関係のも
とに、重積,積層される。
【0025】そしてその際、切断工程において図5等に
示したように、左右いずれかの条線状の接着剤3の位置
およびその延長線上に、カットラインEが設定されてい
た場合においては、母材シート2は、1枚置きに平面的
に180°反転される。このように1枚置きに向きを逆
とし、例えば、1枚目の後端上に2枚目の前端が、その
上に3枚目の後端が、更にその上に4枚目の前端が、順
次位置し、更にこれを繰り返して端を揃えて行くことに
より、各母材シート2が、所期のごとく上下で順次半ピ
ッチずつずれて重積されるようになる。これに対し、切
断工程において図6の(1)図に示したように、左右の
条線状の接着剤3の位置およびその延長線上に、カット
ラインEが設定されていた場合においては、母材シート
2は、上述したように反転されることなく、そのまま重
積される。すなわち、例えば1枚目の後端上に2枚目の
後端、その上に3枚目の後端が位置し、このように各母
材シート2の端を揃えて行くことにより、各母材シート
2が、所期のごとく上下で順次半ピッチずつずれて重積
されるようになる。重積工程は、このようになってい
る。
【0026】次に、接着工程について述べる。この接着
工程では、図3の(1)図に示したように重積された各
母材シート2を、加熱加圧することにより、重積された
各母材シート2間を接着剤3にて接着する。すなわち、
この接着工程では、上述した重積工程において所定の位
置関係で重積された各母材シート2を、加熱加圧するこ
とにより、母材シート2間に介装位置した各接着剤3が
溶融硬化し、もって、重積された各母材シート2間が接
着され、全体が1個のブロック体16となる。接着工程
は、このようになっている。
【0027】次に、スライス工程について述べる。この
スライス工程では、図3の(1)図,(2)図に示した
ように、上述した接着工程にて各母材シート2が重積,
接着されたブロック体16が、複数個に、中央ラインG
に沿って重積方向Aに切断される。つまり、中央ライン
Gと平行に所定間隔を置きつつ各スライスラインHが設
定され、このようなスライスラインHに沿って、ブロッ
ク体16が所定厚さ寸法毎に(図面上では縦に)切断さ
れる。なおスライスラインHは、中央ラインGをも含み
つつ設定してもよいが、中央ラインGを含まず設定して
もよく、後者の場合、ブロック体16の中央ラインG付
近の部分は、使用されずに廃棄される。スライス工程
は、このようになっている。
【0028】次に、展張工程について述べる。この展張
工程では、図3の(3)図に示したように、このように
重積,接着,切断された各母材シート2の各ブロック体
16について、その重積方向Aに引張力が加えられ、も
って、その各母材シート2を展張する。すなわち、この
展張工程では、上述したスライス工程にて所定厚さ寸法
毎に切断された、重積,接着された母材シート2の各ブ
ロック体16が、順次、その重積方向A(図面上では上
下方向)に、ピン等を用いて引張力を加えることに展張
され、もって、各ブロック体16を形成する母材シート
2は、それぞれ接着剤3による接着箇所の縁に沿って折
曲される。展張工程は、このようになっている。
【0029】さて、このハニカムコア1の製造方法は、
上述したような塗布工程,切断工程,重積工程,接着工
程,スライス工程,展張工程、等を辿ることにより、図
4に示したハニカムコア1が製造される。すなわち、展
張された各ブロック体16毎に、各母材シート2にてセ
ル壁4が形成され、セル壁4にて区画形成された中空柱
状のセル5の平面的集合体よりなる、ハニカムコア1が
製造される。
【0030】ハニカムコア1は、折曲された母材シート
2をセル壁4として各々独立空間に区画形成された、中
空柱状のセル5の平面的集合体よりなる。セル壁4そし
てセル5の断面形状は、図示例のように正六角形状が代
表的であるが、縦長六角形状,横長六角形状,四角形
状,台形状,その他各種形状のものも可能である。そし
てハニカムコア1は、重量比強度に優れ、軽量であると
共に高い剛性・強度を備え、又、整流効果,平面精度,
保温性,遮音性にも優れ、単位容積当たりの表面積が大
である、等々の特性が知られ、各種構造材その他の用途
に広く使用されている。
【0031】本発明に、以上説明したように構成されて
いる。そこで以下のようになる。このように、本発明に
係るハニカムコア1の製造方法では、まず、図1に示
したように塗布工程において、母材シート2をプリント
ロール10とバックアップロール7間に挟み込んで送る
ことにより、長手方向Cの中央ラインGを境に左右で半
ピッチずつずれた位置関係で、短手方向Bに沿い条線状
に一定のピッチPで、接着剤3が塗布される。次に、
切断工程において、図5等に示した例では、このように
条線状に塗布された左右いずれか片側の接着剤3につい
て、所定本数置きの位置およびその延長線上にカットラ
インEを設定し、図6の(1)図に示した例では、左右
の条線状の接着剤3について、所定本数置きの位置およ
びその延長線上に交互にカットラインEを設定し、もっ
て、このようなカットラインEに沿って切断を実施する
ことにより、それぞれ母材シート2が、長手方向Cに所
定長さD毎に、短手方向Bに沿って切断される。
【0032】しかる後、図2の(2)図,(3)図や
図3の(1)図等に示したように重積工程において、こ
のように切断された母材シート2を複数枚、図5等に示
した例では、1枚置きに平面的に反転して向きを逆と
し、その端を揃えることにより、図6の(1)図に示し
た例では、反転することなくそのまま端を揃えることに
より、各母材シート2を、条線状の接着剤3が順次半ピ
ッチずつずれた位置関係で、重積する。それから、図
3の(1)図に示した接着工程において、このように重
積された各母材シート2間を接着した後、次に、図3
の(1)図,(2)図に示したスライス工程において、
このような母材シート2が重積,接着されたブロック体
16を、中央ラインGに沿って設定されたスライスライ
ンHにて切断する。しかる後、図3の(3)図に示し
た展張工程において、重積方向Aに引張力を加えること
により、図4に示したハニカムコア1が製造される。さ
てそこで、このハニカムコア1の製造方法によると、次
の第1,第2,第3のようになる。
【0033】第1に、このハニカムコア1の製造方法で
は、図1に示したように、塗布工程で母材シート2に接
着剤3を条線状に塗布する際、接着剤3は、長手方向C
の中央ラインGを境に、左右で半ピッチずつずれた位置
関係で塗布される。そこで、例えば左側に接着剤3が介
在しつつ塗布される場合、右側は接着剤3が介在せず、
逆に、右側に接着剤3が介在しつつ塗布される場合、左
側は接着剤3が介在しない。つまり、プリントロール1
0とバックアップロール7間に挟み込まれて送られる母
材シート2は、左右のいずれか片側に、プリントロール
10の条線パターン13にて接着剤3が介在,塗布され
る場合、左右の残りの片側は、条線パターン13や接着
剤3を介することなく、プリントロール10とバックア
ップロール7間に直接、確り挟み込まれている。従っ
て、介在,塗布される接着剤3が原因となって、母材シ
ート2が、プリントロール10とバックアップロール7
間でスリップすることは、確実に防止される。
【0034】第2に、このハニカムコア1の製造方法で
は、切断工程で母材シート2を長手方向Cに所定長さD
毎に、短手方向Bに沿って切断する際、上述したように
左右で半ピッチずつずれつつ条線状に塗布された接着剤
3の位置およびその延長線上に、カットラインEを設定
して、切断が実施される。つまり、図5等に示した例で
は、左右のいずれか片側の接着剤3の位置およびその延
長線上にカットラインEが設定され、図6の(1)図に
示した例では、左右の接着剤3の位置およびその延長線
上に交互にカットラインEが設定される。このように、
既存の条線状の接着剤3のみを基準として、カットライ
ンEが設定されるので、カットラインEは簡単容易かつ
確実に設定される。そして、このように設定されたカッ
トラインEに沿って切断を実施すればよいので、切断作
業も、簡単容易かつ正確に精度高く行われる。
【0035】第3に、このハニカムコア1の製造方法で
は、図2の(2)図,(3)図等に示したように重積工
程で、複数枚の母材シート2を、条線状の接着剤3が順
次半ピッチずつずれた位置関係で重積するために、図5
等に示した例では、母材シート2を1枚置きに平面的に
反転して端を揃えて重積すればよく、図6の(1)図に
示した例では、母材シート2を反転することなくそのま
ま端を揃えて重積すればよい。そこで、母材シート2の
材料として、不透明な材料が使用され、条線状に塗布さ
れた接着剤3が透けて見えない場合でも、重積工程が、
目視による手作業で容易に実施可能となる。
【0036】なお、図6の(2)図には、本発明には属
さない参考例が示されている。この図6の(2)図の参
考例では、まず塗布工程において、本発明のように母
材シート2を長手方向Cの中央ラインGを境に左右に2
分割し、接着剤3を半ピッチずつずらして塗布するので
はなく、母材シート2を長手方向Cに沿って3分割し
て、接着剤3を中央部分について左右部分とは半ピッチ
ずらして塗布する。
【0037】次に、切断工程において、中央部分の条
線状の接着剤3の位置およびその延長線上と、左右部分
の条線状の接着剤3の位置およびその延長線上とで、交
互にカットラインEを設定して、切断する。そして、
重積工程において、このように切断された母材シート2
を、反転することなくそのまま端を揃えることにより、
接着剤3が順次半ピッチずつずれた位置関係で、重積す
る。そして、本発明について前述したところに準じ、
接着工程,スライス工程,展張工程を辿ることによ
り、ハニカムコア1が製造される。図6の(2)図の参
考例に係るハニカムコア1の製造方法は、このようにな
っている。
【0038】
【発明の効果】本発明に係るハニカムコアの製造方法
は、以上説明したように、まず、塗布工程において接着
剤を母材シートに短手方向に沿って条線状に塗布する際
に、中央ラインを境に左右で半ピッチずつずれた位置関
係で塗布し、又、切断工程において、このように条線状
に塗布された接着剤の位置およびその延長線上にカット
ラインを設定し、もって、重積工程において、このよう
に切断された母材シートの端を揃えて重積するようにし
たことにより、次の効果を発揮する。
【0039】第1に、塗布工程においてスリップが防止
される。すなわち、このハニカムコアの製造方法では、
塗布工程で母材シートに接着剤を条線状に塗布する際、
中央ラインを境に左右で半ピッチずつずれた位置関係で
塗布する。つまり、プリントロールとバックアップロー
ル間に挟み込まれて送られる母材シートは、一方の片側
に、プリントロールにて接着剤が介在,塗布される場
合、残りの片側は、接着剤を介することなくプリントロ
ールとバックアップロール間に確り挟み込まれている。
従って、前述したこの種従来例のハニカムコアの製造方
法のように、塗布工程において介在,塗布される接着剤
が原因となって、母材シートがスリップするようなこと
は、確実に防止される。
【0040】そこで、母材シートの材料として、滑り易
くスリップが生じやすいものが選択使用された場合で
も、スリップが防止され、もって、母材シートに接着剤
が正確に条線状に塗布されるようになり、条線ピッチの
狂い,不良,ピッチずれは発生しなくなる。従って、ス
リップに起因したハニカムコアのセル形状の不揃いも回
避され、セルは確実に所期の正六角形状等をなし、製造
されたハニカムコアの品質が向上するに至る。又、前述
したこの種従来例にて行われていたスリップ不良に起因
した母材シートの廃棄処分も解消され、その分、コスト
面にも優れている。
【0041】第2に、切断工程において切断精度が向上
する。すなわち、このハニカムコアの製造方法では、切
断工程で母材シートを所定長さ毎に切断する際、左右で
半ピッチずつずれつつ条線状に塗布された接着剤の位置
およびその延長線上に、カットラインを設定して切断が
実施される。つまり請求項1では、左右のいずれか片側
の接着剤の位置およびその延長線上にカットラインが設
定され、請求項2では、左右の接着剤の位置およびその
延長線上に交互にカットラインが設定され、前述したこ
の種従来例のように、条線状の接着剤間の中間位置にも
カットラインが設定されるようなことはない。このよう
に、条線状の一定位置の接着剤のみにカットラインが設
定されるので、カットラインの設定は、簡単容易かつ正
確に精度高く行われる。
【0042】そこで、このようなカットラインに沿って
切断を実施すればよいので、切断作業も、簡単容易かつ
正確に精度高く行われ、切断精度が向上する。従って、
切断工程において母材シートは、所定長さ毎に正確に切
断され、母材シートの長さ不良の発生は回避される。も
って、長さ不良に起因したハニカムコアのセル形状の不
揃いも回避され、セルは確実に所期の正六角形状等をな
し、製造されたハニカムコアの品質がこの面からも向上
する。又、前述したこの種従来例にて行われていた長さ
不良に起因した母材シートの廃棄処分も解消され、その
分、コスト面にも優れている。
【0043】第3に、重積工程が、手作業でも容易に実
施可能となる。すなわち、このハニカムコアの製造方法
では、重積工程において母材シートを、条線状の接着剤
が順次半ピッチずつずれた位置関係で重積するために、
請求項1では、1枚置きに反転して端を揃えればよく、
請求項2では、反転することなくそのまま端を揃えれば
よい。
【0044】そこで、母材シートの材料として、不透明
な材料が使用され、条線状の接着剤が透けて見えない場
合でも、重積工程が手作業で容易に実施可能となる。つ
まり、各母材シートの端を手作業で揃えるだけで、自動
的に条線状の接着剤が順次半ピッチずつずれた位置関係
で重積されるので、前述したこの種従来例のように、高
価で精密な制御装置を使用する必要もなくなり、その
分、重積工程のコストが低減される。このように、この
種従来例に存した課題が確実に解決される等、本発明の
発揮する効果は、顕著にして大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るハニカムコアの製造方法につい
て、その発明の実施の形態の説明に供し、(1)図は、
塗布工程および切断工程の斜視図であり、(2)図は、
プリントロールとバックアップロールの正面図である。
【図2】同発明の実施の形態の説明に供し、(1)図
は、切断された母材シートの平面説明図、(2)図は、
重積工程の斜視説明図、(3)図は、同重積工程の要部
を拡大した斜視説明図である。
【図3】同発明の実施の形態の説明に供し、(1)図
は、重積工程および接着工程の斜視図、(2)図は、ス
ライス工程の斜視図、(3)図は、展張工程の斜視説明
図である。
【図4】ハニカムコアの斜視図である。
【図5】同発明の実施の形態の説明に供し、(1)図
は、切断工程の第1例の概略平面説明図、(2)図は、
切断工程の第2例の概略平面説明図である。
【図6】(1)図は、同発明の実施の形態の説明に供
し、切断工程の第3例の概略平面説明図であり、(2)
図は、本発明には属さない参考例の切断工程の概略平面
説明図である。
【図7】この種従来例のハニカムコアの製造方法の説明
に供する斜視説明図であり、(1)図は準備された母材
シートを、(2)図は塗布工程を、(3)図は切断工程
を、(4)図は重積工程および接着工程を、(5)図は
展張工程を示す。
【図8】同この種従来例のハニカムコアの製造方法の説
明に供し、(1)図は、プリントロールとバックアップ
ロールの正面図、(2)図は、塗布工程の斜視図、
(3)図は、塗布工程の正面図である。
【図9】同この種従来例のハニカムコアの製造方法の説
明に供し、切断工程の概略平面説明図である。
【符号の説明】
1 ハニカムコア 2 母材シート 3 接着剤 4 セル壁 5 セル 6 プリントロール(従来例のもの) 7 バックアップロール 8 トレー 9 ドクター 10 プリントロール(本発明のもの) 11 リール 12 ガイドロール 13 条線パターン 14 介装ロール 15 カッター 16 ブロック体 A 重積方向 B 短手方向 C 長手方向 D 所定長さ E カットライン F 幅 G 中央ライン H スライスライン P ピッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 3/12 B31D 3/02 B21D 47/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 まず、帯状の母材シートについて、プリ
    ントロールとバックアップロール間に挟み込んで送るこ
    とにより、短手方向に沿い、一定の幅とピッチで平行な
    条線状に接着剤を連続的に塗布すると共に、このように
    塗布される接着剤が、長手方向に沿い仮想された中央ラ
    インを境に、左右で半ピッチずつずれた位置関係で塗布
    されるようにする、塗布工程と、 次に、このように該接着剤が条線状に塗布された該母材
    シートを、左右いずれか片側の条線状の該接着剤の位置
    およびその延長線上にカットラインを設定して、長手方
    向に所定長さ毎に、短手方向に沿って切断する切断工程
    と、 しかる後、このように切断された該母材シートを、1枚
    置きに平面的に反転して向きを逆とし、もって端を揃え
    ることにより、条線状の該接着剤が順次半ピッチずつず
    れた位置関係で、複数枚重積する重積工程と、 それから、加熱加圧することにより、重積された各該母
    材シート間を該接着剤にて接着する接着工程と、このよ
    うに重積,接着された各該母材シートのブロック体を、
    前記中央ラインに沿って複数個に切断するスライス工程
    と、 次に、このように重積,接着,切断された各該母材シー
    トの各該ブロック体について、その重積方向に引張力を
    加え、もって各該母材シートを展張する展張工程と、を
    辿ることにより、 展張された各該母材シートにてセル壁が形成され、該セ
    ル壁にて区画形成された中空柱状のセルの平面的集合体
    よりなる、ハニカムコアを得ること、を特徴とするハニ
    カムコアの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載したハニカムコアの製造
    方法において、まず前記切断工程について、前述したよ
    うに左右いずれか片側の条線状の該接着剤の位置および
    その延長線上にカットラインを設定するのではなく、左
    右の条線状の該接着剤の位置およびその延長線上に交互
    にカットラインを設定して、長手方向に所定長さ毎に、
    短手方向に沿って切断し、 かつ重積工程について、このように切断された該母材シ
    ートを、前述したように1枚置きに平面的に反転して向
    きを逆とするのではなく、反転することなくそのまま端
    を揃えることにより、条線状の該接着剤が順次半ピッチ
    ずつずれた位置関係で、複数枚重積すること、を特徴と
    するハニカムコアの製造方法。
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