JPH0829571B2 - ハニカム構造体用積層体の製造法 - Google Patents

ハニカム構造体用積層体の製造法

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JPH0829571B2
JPH0829571B2 JP20448789A JP20448789A JPH0829571B2 JP H0829571 B2 JPH0829571 B2 JP H0829571B2 JP 20448789 A JP20448789 A JP 20448789A JP 20448789 A JP20448789 A JP 20448789A JP H0829571 B2 JPH0829571 B2 JP H0829571B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ハニカム構造体用積層体の製造法であっ
て、ハニカムの変形、位置ズレ等のない構造体を簡単
に、かつ正確に製造できる方法を提供するものである。
[従来の技術] 従来ハニカム構造体用積層体を製造する方法として
は、巻取シート巻戻しながらその表、裏面を互いにピッ
チをズラして複数の接着剤を帯状に塗布したシートと、
接着剤を塗布しないシートとを交互に巻枠等に巻取りつ
つ接着させて製造している(特開昭60−157847号公
報)。
また、表、裏面に接着剤を塗布したシートを交互に反
対方向に折り畳みながら積み重ね、表、裏面を互いに接
着して製造する方法も提案されている(特公昭31−6841
号公報)。
[発明が解決しようとする課題] 前述従来の方法は、シートを積層接着する際の接着剤
塗布手段が固定された接着剤塗布装置によって行われて
いる。
しかし、この方法は第一に接着剤塗布装置が固定され
ていても、接着剤塗布後移動するシートに蛇行が生じ、
ドラム又は巻枠に巻取り又は折り畳みながら積み重ねつ
つ積層して行くため、巻取り時又は折り畳み時にシート
の位置ズレによってもハニカムセルの位置ズレを生ずる
欠点がある。
また、第二には接着剤塗布が凸版方式のため、シート
の素材、接着剤の種類又は粘度によって同一条件下でも
一定幅で一定量の塗布が困難であり、従って、ハニカム
セルの構造に狂いが生ずる。更に、従来の方法では硬化
前の接着剤が軟らかいために、接着時にシート間でのズ
レを生ずる欠点がある。
また、第三には従来の接着剤塗布機構では接着剤塗布
の最小幅は2mm前後、接着剤塗布の最小ピッチ幅はたか
だか7mm前後であり、他方、ハニカムセルの構造は最小3
mm程度であって微小なハニカムセルの形成は困難であ
る。
本発明は前述従来の欠点を改善し、ハニカムセルが常
に一定で、しかも大きなセルから微小セル等各種のもの
を簡単に、かつ正確に製造できる方法を提供することに
ある。
[課題を解決するための手段] 本発明は、平坦面を有する架台の両側に夫々巻取シー
トを設置し、該巻取シートの一方からシートを前記架台
上に引き出しながら、シート表面上に一定間隔を有する
複数条の接着剤を塗布し、該架台上に引き出されたシー
トと先に引き出されたシートを圧締して積層接着した
後、所定の長さにカットし、ついで、反対側の巻取シー
トからシートを前記架台上に引き出しながら、前記複数
条の接着剤とピッチをズラし、かつ一定間隔を有する複
数条の接着剤を塗布し、前記と同様圧締して積層接着し
た後、所定の長さにカットする操作を交互に繰り返すハ
ニカム構造体用積層体の製造方法である。
[作 用] 本発明は以上の如き構成からなるものであって、平坦
面の架台両側部に巻取シートを夫々設置し、両側部の巻
取シートから交互にシートを架台上に引き出しつゝ載置
し、該シート表面に架台を往復運動する接着剤塗布手段
及び圧締手段によって、接着剤を塗布し、圧締するもの
で、同一側のシート表面に塗布される複数条の接着剤は
常に同一形状に塗布でき、他方、反対側のシート表面は
先の複数上の接着剤とピッチをズラして塗布し、圧締し
て順次積層接着する。
従って、従来行われていた接着剤を塗布したシートを
積層する際、シートの移動によってシートが蛇行し、そ
の結果接着剤がズレることを確実に防止でき、正確に接
着剤を塗布することができると共に、これに積層接着す
るシートは固定した状態で圧締によって積層接着処理で
きるため、圧締時のシート間のズレも生ぜず、簡単に、
しかも正確で精度の高いハニカムセルの形成が達成でき
る。
[実施例] 第1図は本発明を実施するために使用する装置の一例
の概略図であるが、次に、第1図に基づいて本発明を具
体的に説明する。平坦面を有する架台1上に、長手方向
に往復運動するフレーム2が取付けられており、該架台
1の長手方向両側に夫々に巻取シートR1及びR2が設置さ
れている。
該フレーム2は、中央部にプレスロール3が取付けら
れており、その両側に夫々接着剤塗布装置4、5及びシ
ートストッパー6、7が取付けられていると共に、シー
トストッパー6でAシートの端部が把持され、シートス
トッパー7でBシートの端部が把持されている。尚、前
記接着剤塗布装置4及び5は、一定間隔を設けて複数条
の接着剤を塗布するためのもので、図示は省略したがコ
ーティングヘッドのシムに複数のスリットが形成された
もので、該接着剤塗布装置4と5とは互いに1/2ピッチ
ズラされたスリットから接着剤を流延塗布できるものと
されている。
第1図において、架台1上には、先に引き出されたB
シートが載置されており、架台1上のフレーム2は該フ
レーム2のプレスロール3が架台1左端を越えて位置し
ているものとする。ここで、架台1左端に取付けられて
いるシートクリッパー11が上昇し、Aシート端部を把持
し、シートストッパー6を開放後降下してAシートを引
き下げる。
次いで、フレーム2が架台1上を矢印I方向に移動す
る。Aシートはフレーム2の移動につれてプレスロール
3と架台1との間に挟まれ、フレーム2の移動につれ
て、先に架台1表面に載置されているBシート上に載置
されながらプレスロール3で圧締される。尚、Bシート
はシートストッパー7で把持されているから、フレーム
2の移動と同時に巻取シートR2から引き出される。
また、フレーム2の移動と同時に、該フレーム2の移
動方向側(矢印I方向側)の接着剤塗布装置5から複数
条の接着剤が前記架台1上に載置されているBシート表
面に流延塗布され、従って、前記Aシートはフレーム2
の移動につれてプレスロール3で圧締されると同時に、
該複数条の接着剤によって架台1上に載置されているB
シートに積層接着される。
フレーム2が移動しプレスロール3が該架台1右端を
越える前に、シートストッパー6がAシートを把持し、
同時にシートカッター8でAシートをカットし、更にフ
レーム2はプレスロール3が架台1右端を越えるまで移
動して停止する。
次に、プレスロール3が架台1右端を越えて停止して
いる位置で、架台1右端に取付けられているシートクリ
ッパー10が上昇し、Bシート端部を把持し、シートスト
ッパー7を開放後、降下してBシートを引き下げる。
次いで、フレーム2が架台1上を矢印II方向(前記と
反対方向)へ移動する。Bシートはフレーム2の移動に
つれて、プレスロール3と架台1との間に挟まれて、先
に積層接着されたAシート上に載置されながらプレスロ
ール3で圧締される。尚、Aシートは、シートストッパ
ー6で把持されているから、フレーム2の移動と同時に
巻取シートR1から引き出される。
また、フレーム2の移動と同時に、移動方向側(矢印
II方向側)の接着剤塗布装置4から複数条の接着剤が前
記架台1上に載置されているAシート表面に流延塗布さ
れ、従って、前記Bシートはフレーム2の移動につれて
プレスロール3で圧締されると同時に、該複数条の接着
剤によって先のAシート上に積層接着される。
フレーム2のプレスロール3が架台1左端を越える前
に、シートストッパー7がBシートを把持し、シートカ
ッター9でBシートをカットし、更にフレーム2はプレ
スロール3が架台1左端を越えるまで移動して停止す
る。
以上の如き操作を順次繰り返すことによって架台1上
にAシート及びBシートが交互に積層、接着された積層
体が連続的に形成できる。第2図は、本発明によって得
られた積層体の一例を示したものであるが、積層体14は
Aシート上に複数条の接着剤層15を介してBシートが積
層接着されており、該Bシート上に接着剤層15と1/2ピ
ッチズラして形成された複数条の接着剤層16を介してA
シートが積層接着され、順次これが繰り返されて形成さ
れたものである。前記積層体14は、積層方向に引延ばす
と、第3図に示すようなハニカム構造体17として得られ
る。
また、第1図に示す接着剤塗布装置4、5を二点鎖線
で示す他の位置12、13にセットし、積層するシートに接
着剤を塗布して架台1上に載置固定したシートに圧締積
層すれば、接着剤の浸透し易いシートでも使用できる。
即ち、本発明はシートを架台1上に夫々靜置固定した
状態とし、架台1上を往復運動するフレーム2によって
接着剤を塗布するものであるから、複数条の接着剤は直
線状に正確に塗布できる。また、接着剤塗布装置がコー
ティングヘッドのシムに複数のスリットを形成し、該ス
リットから接着剤を流延塗布することができるため、1
条の接着剤の幅及び条間の間隔も従来より小さく形成で
き、従来に比較して一層小さなハニカムセル構造のもの
が簡単に形成できる。
更に、また前記第1図に例示したフレーム2に、シー
トの引き出し方向にスリットできるカッターを取付けて
ハニカムセルの列方向を簡単に裁断できる。
[発明の効果] 以上の如く本発明はハニカム構造体用積層体を製造す
るに当り、平坦面を有する架台の両側に夫々巻取シート
を設置し、両側から交互にシートを架台上に引き出しつ
ゝ、載置し、夫々の表面に接着剤を塗布し、圧締しなが
ら積層接着し、順次かかる操作を繰り返して積層体を形
成するものであるから、従来の如くシートの移動による
積層方法の如き接着剤層の位置ズレは全くなく正確で精
度の高いハニカム構造体を連続的に簡単に製造できる。
また、接着剤塗布装置のコーティングヘッドのシムに
スリットを形成し、接着剤を流延塗布できるため、接着
剤の幅、接着剤間の間隔を従来より小さくすることがで
きるため、セル構造の小さなハニカム構造体を簡単に得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明を実施するための装置の概略説明図、
第2図は本発明で製造される積層体の一例の説明図、第
3図は積層体を積層方向に引き延ばした状態の一例の説
明図である。 1:架台、2:フレーム、3:プレスロール、4、5:接着剤塗
布装置、6、7:シートストッパー、8、9:シートカッタ
ー、10、11:シートクリッパー、12、13:接着剤塗布装置
の他の位置、14:積層体、15、16:接着剤層、17:ハニカ
ム構造体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平坦面を有する架台の両側に夫々巻取シー
    トを設置し、該巻取シートの一方からシートを前記架台
    上に引き出しながら、シート表面上に一定間隔を有する
    複数条の接着剤を塗布し、該架台上に引き出されたシー
    トと先に引き出されたシートを圧締して積層接着した
    後、所定の長さにカットし、ついで、反対側の巻取シー
    トからシートを前記架台上に引き出しながら、前記複数
    条の接着剤とピッチをズラし、かつ一定間隔を有する複
    数条の接着剤を塗布し、前記と同様圧締して積層接着し
    た後、所定の長さにカットする操作を交互に繰り返すこ
    とを特徴とするハニカム構造体用積層体の製造法。
JP20448789A 1989-08-07 1989-08-07 ハニカム構造体用積層体の製造法 Expired - Fee Related JPH0829571B2 (ja)

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CA2396933A1 (en) * 2000-01-11 2001-07-19 Versacore Industrial Corporation Method and device for joining sections of a thermoplastic continuous web material
DE602004024174D1 (de) 2003-03-10 2009-12-31 Mitsubishi Paper Mills Ltd Wärme-regenerativer desodorierender filter

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