JP2523344B2 - ハニカムコア用積層体の製造方法 - Google Patents

ハニカムコア用積層体の製造方法

Info

Publication number
JP2523344B2
JP2523344B2 JP62326767A JP32676787A JP2523344B2 JP 2523344 B2 JP2523344 B2 JP 2523344B2 JP 62326767 A JP62326767 A JP 62326767A JP 32676787 A JP32676787 A JP 32676787A JP 2523344 B2 JP2523344 B2 JP 2523344B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base material
honeycomb core
adhesive
sheet
material sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62326767A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01168441A (ja
Inventor
元 野口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Aircraft Industry Co Ltd
Original Assignee
Showa Aircraft Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Aircraft Industry Co Ltd filed Critical Showa Aircraft Industry Co Ltd
Priority to JP62326767A priority Critical patent/JP2523344B2/ja
Publication of JPH01168441A publication Critical patent/JPH01168441A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2523344B2 publication Critical patent/JP2523344B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明はハニカムコア用積層体の製造方法に関する。
さらに詳しくは、本発明は主として、例えば、紙製ハ
ニカムコア等の非金属制ハニカムコアを成形するための
段階として成形される積層体の製造方法の改善であっ
て、無駄部分の発生が少なく、かつ、容易に高品質なハ
ニカムコア用の積層体を成形することが可能な、ハニカ
ムコア用積層体の製造方法に関する。
「従来の技術」、「発明が解決しようとする問題点」 従来、例えば、主として、紙製ハニカムコア等の非金
属製ハニカムコア用の積層体を成形する場合は、一般
に、ロール状基材シートから繰出される長尺基材シート
の一方の面に、所定のピッチで、その長手方向若しくは
長手方向に直交する方向、すなわち、幅方向に沿って条
線状に接着剤を塗布すると共に、他方の面に、前記一方
の面における接着剤塗布位置と半ピッチずつずれ位置関
係に、条線状に接着剤を塗布し、次に、接着剤が塗布さ
れた長尺基材シートの何れか一方の面に接着剤が塗布さ
れていない同一幅の長尺基材シートを重ねて両長尺基材
シートを接着し、これをドラムに巻取りつつ、接着さ
せ、所定の長さ毎に切断することによってハニカムコア
用積層体を成形していた。
しかし、このようなハニカムコア用の積層体の製造方
法にあっては、連続してハニカムコア用の積層体を成形
することはできるが、以下の如き問題点が指摘されてい
た。
第1に、展張方向に長尺なハニカムコアを成形する場
合等、積層枚数を多くする必要があるが、積層枚数が多
くなるにしたがって、切断部に、より多くの傾斜状の無
駄部が生じていた。
第2に、丸ドラムを用いた場合には、基材の材質によ
っては巻き癖がつき易く、事後の作業、取扱い等が困難
となり、また、角ドラムを用いた場合には、例えば、一
辺が切断する長さとなるべく多種のドラムを準備する必
要があった。
第3に、リボン方向に長尺なハニカムコアが必要なた
めに長尺基材シートの幅方向に沿って接着剤を塗布した
場合には、巻取径の増大に伴なって接着位置にずれが生
じ、したがってハニカムコアを形成した際、セルの形状
が不均一となるため、積層枚数が多い高品質な積層体を
成形することは不可能であった。
第4に所定枚数積層されドラムに巻付けられた状態の
積層体を所定の長さ毎に切断する際、その都度ドラムを
取外す必要があるため、切断作業に多くの時間を要する
等の難点を有していた。
また、基材の材質が極めて伸び易いものにあっては、
上記の方法によっては高品質な積層体を成形することは
不可能なため、従来、このような基材によってハニカム
コア用の積層体を成形する場合には、例えば、前記同
様、両面に接着剤を塗布した長尺基材シートの何れか一
方の面に、接着剤が塗布されていない長尺基材シートを
接着し、これを所定の長さ毎に切断し、この切断された
基材シートを一枚ずつ順次積層することにより成形する
製造方法が用いられていたが、一連の製造装置によって
成形する場合、特に、基材シートのサイズが大きく、か
つ、基材の厚さが薄いものの場合、積層工程へ移送する
過程において、揺れ動き易く、したがって、所定の位置
関係に揃えて積層することが困難なため、セル形状が均
一なハニカムコアを得るための高品質な積層体を形成す
ることは極めて困難であった。
よって、このような基材によって高品質な積層体を成
形するためには、手作業によって一枚一枚積層する以外
に手段はなく、ために、成形に多くの工数を要し、成形
されたハニカムコア用の積層体が極めて高価になるとい
う欠点があった。
本発明は上述の事情に鑑みなされたもので、その目的
とするところは、主として、紙製ハニカムコア等の非金
属製ハニカムコア用の積層体を成形する場合、例えば、
その基材の材質が極めて伸び易いもの、或いは、基材の
厚さが厚いもの等の場合であっても、無駄な部分の発生
が少なく、また、容易、かつ安価に高品質なハニカムコ
ア用の積層体を成形することが可能な、ハニカムコア用
積層体の製造方法を提案することにある。
「問題点を解決するための手段」 本発明は、上記目的を達成すべくなされたもので、そ
の技術的解決手段は、長尺基材シートの一方の面に、そ
の長手方向に沿って、所定のピッチで条線状に接着剤を
塗布すると共に、他方の面にも、一方の面に塗布された
接着剤と半ピッチずれた位置関係に接着剤を塗布し、接
着剤が塗布された長尺基材シートの長手方向に所定の距
離を隔てた位置毎に、前記一方の面若しくは他方の面側
からその関係が交互となるべく長尺基材シートの幅方向
全長に亙って所定の深さの切割部を形成し、次に、これ
らの切割部の位置毎に、各切割部が開かれる方向に切割
部に沿って交互に折畳み、折畳み重ねられた所定枚数の
各基材シートを、それぞれ互いに対応する位置関係に塗
布された接着剤を介して接着するようしたものである。
「作用」 本発明の製造方法によって成形されたハニカムコア用
の積層体は、互いに半ピッチずつずれた位置関係に、そ
れぞれ両面に所定のピッチで、その長手方向に沿って条
線状に接着剤を塗布した長尺基材シートを、所定の間隔
毎に、交互の面側からその幅方向全長に亙って形成され
た切割部に沿って、各切割部がそれぞれ開かれる方向に
交互に折畳み、折畳み重ねられた各基材シートを、それ
ぞれ互いに対応当接する位置関係に塗布された接着剤を
介して接着することによって成形されているので、成形
されたハニカムコア用積層体を構成する基材シートの枚
数が極めて多い場合であっても各基材シートの折目は一
致し、また、折目には予め、切割部が形成されているた
め、その形成も容易で、隣接する互いの基材シートはす
べての面で均一に密接され、例えば、基材の厚さが厚い
ものの場合であっても、折目近傍に折目の形成不良、接
着不良等によるふくらみ部が生ずることはない。したが
って、折目の端部を僅かに切り捨てるだけでよく、無駄
な部分の発生も極僅かであり、端部の切断作業も容易で
ある。また、接着剤が塗布された長尺基材シートを、直
接所定の長さ毎に平面状に折畳んで成形するため、曲り
癖等が生ずることはなく事後の作業も容易であり、か
つ、折畳み時、基材シートには余分な引張力等が殆んど
かからないため、基材が極めて伸び易い材質のものの場
合であっても、一連の製造装置によって高品質なハニカ
ムコア用積層体の連続生産が可能である。さらには、折
畳み重ねられた各基材シートは、一方の面どうし、若し
くは他方の面どうしが対向する位置関係に折畳まれてい
ると共に、それぞれ対向位置する両基材シートに塗布さ
れた接着剤は、対応当接する位置関係を保持しており、
したがって、両基材シートはこれらの接着剤を介して接
着されるので、隣接する基材シートを、片方の基材シー
トに塗布された接着剤により接着せしめる従来の接着方
法にあっては、基材の材質により安価な通常の塗布ロー
ルによっては接着剤を均一に塗布することが困難で、接
着不良の要因となり、よって、このような基材によって
ハニカムコア用の積層体を形成する場合には、例えば、
高価なグラビヤパターンの塗布ロールを用いて接着剤を
塗布する必要があった等の問題点も解消され、基材の材
質が、従来、特殊な塗布ロールを必要とした場合であっ
ても、安価な通常の塗布ロールにより十分な接着強度を
有するハニカムコア用積層体を成形することができる。
「実施例」 以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて説明す
る。
第1図は本発明の一実施例による製造工程を示す説明
図、第2図は接着剤が塗布された長尺基材シートの要部
の平面図、第3図は切割部形成工程、折畳み工程の詳細
説明図、第4図は折畳み重ねられた基材シートの要部の
正面図、第5図は両端折目部を切断した状態のハニカム
コア要積層体の斜視説明図である。
図において、巻出し装置2に回動可能に支承されたロ
ール状基材シート1からガイドローラ3,3…介して送り
ローラ4により繰出される長尺基材シート5の一方の面
5a(実施例においては表面)に、先ず、プリントロー
ラ、バックアツプローラ、接着剤受等(図示せず)から
なる接着剤塗布装置6により所定のピッチP毎に、長尺
基材シート5の長手方向に沿って所定幅の条線状に接着
剤7,7…を塗布し、続いて他方の面5b(実施例において
は裏面)に、接着剤塗布装置6と同一構成よりなる接着
剤塗布装置6aより、一方の面5aに塗布された接着剤7,7
…の塗布位置と半ピッチ1/2Pずつずれた位置関係に、接
着剤7,7…のピッチPと同一ピッチPで、条線状に接着
剤7a,7a…を塗布する。接着剤7,7…、7a,7a…が塗布さ
れた長尺基材シート5は乾燥装置8内を通過する過程
で、接着剤7,7…、7a,7a…は一旦乾燥され、続いてガイ
ドローラ3,3…および送りローラ4に導かれて切割形成
装置9に送られる。
切割形成装置9は送りローラ4と、この送りローラ4
から長尺基材シート5の移送方向下流側に所定の距離を
隔てて配設された第2送りローラ12との間に配設されて
おり、この切割形成装置9は、両送りローラ4,12により
張架された状態に支持されつつ移送される長尺基材シー
ト5を隔て、かつ、移送方向に若干の距離を隔てて対峙
する態様に長尺基材シート5の長手方向に直交する位置
関係に配設された長尺基材シート5の幅方向の長さより
長い長さを有するカッタ10,10aと、それぞれのカッタ1
0,10aに長尺基材シート5を隔てて対向する位置関係に
配設されたカッタ10,10aと略同一長さを有する一組の受
部材11,11aとを備えており、これらのカッタ10,10aと受
部材11,11a間の間隔は、常時、カッタ10,10aの刃先と受
部材11,11a間を余裕をもって長尺基材シート5が通過で
きる間隔を保持できるようになっていると共に、作動
時、カッタ10,10aが受部材11,11a方向に前進して長尺基
材シート5の幅方向に沿って切割部13,13aを形成するよ
うになっている。なお、このカッタ10,10aは、間隔調節
機構(図示せず)によって作動時のカッタ10,10aの刃先
と受部材11,11a間の間隔を調節できるようになってい
る。
また、カッタ10,10aの作動は、それぞれ制御機構(図
示せず)により長尺基材シート5の移送量に連動、すな
わち、長尺基材シート5が所定の長さ移送される毎に、
この長尺基材シート5の動きに連動して交互に作動する
ようになっている。
したがって、例えば、予め、作動時におけるカッタ1
0,10aの刃先と受部材11,11aの間隔が長尺基材シート5
の厚さの1/2乃至2/3となるよう調節しておくことによっ
て、連続して移送されてくる長尺基材シート5のそれぞ
れの面5a,5bには、所定の間隔を隔てた位置毎に交互
に、幅方向全長に亙ってその厚さの1/2乃至1/3の深さの
切割部13,13aが形成される。
なお、実施例においては、カッタ10により一方の面5a
(表面)側に、また、カッタ10aにより他方の面5b(裏
面)側にそれぞれ切割部13,13aを形成するようになって
いる。
切割形成装置9を経た長尺基材シート5は、次に、第
3図および第4図に示す如く、揺動ガイドローラ14に導
かれて折畳み装置15に送られる。
一対のローラ14a,14bを有する揺動ガイドローラ14
は、第2送りローラ12の下方に配設され、長尺基材シー
ト5を送り出しつつ第2送りローラ12を支点として振子
状に左右に揺動可能となっており、その揺動幅は、振幅
量調節機構(図示せず)によって調節可能になっている
と共に、また、この揺動は、制御装置(図示せず)によ
り長尺基材シート5の移送量に連動して長尺基材シート
5が所定の長さ、すなわち、切割部13,13a間の長さ移送
される間に一端側から他端側へ移動するようになってい
る。
折畳み装置15は、長尺基材シート5を隔てると共に、
所定の間隔を存して対向位置する一対の折畳みローラ1
6,16aを備え、これら両折畳みローラ16,16aは、作動距
離調節機構(図示せず)によって、予め定められた距離
間を往復動するようになっており、また、共に正逆回転
可能で、かつ、互いに移動方向に向かって回転すると共
に、常に、両折畳みローラ16,16aに接する方向に付勢さ
れた折畳みテーブル17の作動により折畳まれ折畳みテー
ブル17上に位置する基材シート18面にやや圧接するよう
になっている。また、両折畳みローラ16,16aの往復動
は、制御装置(図示せず)により長尺基材シート5の移
送量に連動して長尺基材シート5が所定の長さ、すなわ
ち、切割部13,13a間の長さ送り込まれてくる間に一端側
から他端側へ移動するようなっている。
然して、また、揺動ガイドローラ14と折畳み装置15の
両折畳みローラ16,16aとは互いに連動して共に同一方向
へ移動するようになっている。
したがって、折畳み装置15により切割部13,13aをそれ
ぞれ外側として長尺基材シート5を所定の長さ毎に折畳
む場合には、予め、折畳む基材シート18の長さと切割部
13,13a間の間隔が一致するよう長尺基材シート5の移送
量に対するカツタ10,10aの作動間隔、揺動ガイドローラ
14の振幅量、折畳みローラ16,16aの作動量等を調節する
と共に、また、揺動ガイドローラ14と折畳みローラ16,1
6aの作動位置等を調節しておくことによって、今、例え
ば、第3図、第4図に示す如く、他方の面5b(裏面)側
に形成された切割部13aに沿って折畳む際には、揺動ガ
イドローラ14、両折畳みローラ16,16aは共に作動位置間
の左端に位置しており、また、揺動ガイドローラ14に案
内されて送り出された長尺基材シート5は、これを所定
の長さの基材シート18毎に折畳んで積重ねるための左側
折畳み部へ向って送り出されていると共に、丁度折目を
形成するコーナ部には切割部13aが外側となり、かつ、
自重等によりやや開かれた状態で一対の折畳みローラ1
6,16a間に位置している。この状態において、左側の折
畳みローラ16は、幾等か折畳み部を外側、すなわち、左
側方向へ外れた位置に位置していると共に、右側の折畳
みローラ16aは、折畳み部から幾等か内側方向に寄った
位置に位置し、既に折畳まれた基材シート18上にやや圧
接する状態を維持している。
次に、このような状態にある動揺ガイドローラ14と両
折畳みローラ16,16aは、引続いて送り出されてくる長尺
基材シート5の動きに伴なって右方向へ移動する。この
折畳みローラ16,16aの右方向への移動の際、左側に位置
していた折畳みローラ16は、やや開かれた状態で左側コ
ーナ部に位置していた切割部13aを下方に押圧し、続い
て折重ねられる基材シート18上にやや圧接しつつ右方向
に転動するため、切割部13aはさらに開かれる方向に折
曲げられ、この部位に、既に折畳まれている基材シート
18に密接する直線状の折目が形成されると共に、折畳み
ローラ16の転動に伴なって基材シート18は長尺基材シー
ト5の状態における他方の面5b(裏面)を上面として既
に折畳まれている基材シート18上に重ねられる。このよ
うにして、送り出されてくる長尺基材シート5の動きに
連動して揺動ガイドローラ14、両折畳みローラ16,16aが
右端所定位置(第3図想像線位置)迄移動した際には、
右側折畳み部のコーナ部には、今度は、長尺基材シート
5における切割部13aから所定の長さを隔てた一方の面5
a(表面)側に形成された切割部13が外側となりやや開
かれた状態で一対の折畳みローラ16,16a間に位置してい
る。続いて長尺基材シート5が送り出されてくるのに伴
なって、今度は揺動ガイドローラ14、両折畳みローラ1
6,16aは左方向に移動するため、上記同様、切割部13は
開かれる方向に折曲げられ折目が形成される。よって、
これを繰返すことによって長尺基材シート5は、切割部
13,13aの位置において、切割部13,13aをそれぞれ外側と
して交互に平面状に折畳まれ積重ねられる。このように
して折畳まれた所定枚数の基材シート18,18…は、各折
目が一致し、かつ、隣接する互いの基材シート18,18は
均一にすべての面で密接して状態に折畳まれており、恰
も所定の厚さを有する平板状をなしている。そして、ま
た、隣接する基材シート18,18は、長尺基材シート5の
状態における一方の面5aどうし若しくは他方の面5bどう
しが対向する位置関係に折畳まれているため、これら対
抗面5a,5a若しくは5b、5bに塗布された接着剤7,7…若し
くは7a,7a…は、それぞれ対応当接する位置関係を保持
している。
なお、折畳み時、長尺基材シート5に余分な引張力等
がかかることは殆んどないため、例えば、長尺基材シー
ト5が極めて伸び易い材質のものの場合であっても、折
畳み重ねられた各基材シート18,18…の折目を一致させ
ることができる。
また、長尺基材シート5の厚さが厚いものの場合であ
っても、容易に互いに密接する折目を形成することがで
きるので、接着後、折目近傍に折目の形成不良、接着不
良等によるふくらみ部が生ずることはない。
次に、折畳み重ねられた所定枚数の基材シート18,18
…を、その状態を保持しつつ加圧、加熱することによっ
て各基材シート18、18…はそれぞれの面に塗布された接
着剤7、7…若しくは7a、7a…を介して折畳み重ねられ
た状態のまま接着され、ハニカムコア用積層体20が得ら
れる。
このようにして成形されたハニカムコア用積層体20
は、これを構成する各基材シート18,18…が、対向する
両基材シート18,18のそれぞれの面に塗布された接着剤
7,7…若しくは7a,7a…を介して接着されているので、基
材シート18の材質が、例えば、従来、隣接する基材シー
トを、片方の基材シートの一方の面に塗布された接着剤
により両基材シートを接着せしめる際、安価な通常の塗
布ロールによっては接着剤を所定位置に均一に塗布する
ことが極めて困難で、接着不良等により十分な接着強度
を有するハニカムコア用の積層体を成形することができ
ないような材質の場合であっても、安価な通常の塗布ロ
ールによって十分な接着強度を有するハニカムコア用積
層体20を形成することができる。また、一致している折
目の端部を僅かに切り捨てるだけでよいので、無駄部分
の発生も極めて僅かである。
成形されたハニカムコア用積層体20を、接着剤7,7
…、7a,7a…に直行する方向に所定の長さ毎に切断した
後、これを展張することによりセル形状が均一な高品質
のハニカムコアが得られる。
「発明の効果」 以上詳述した如く、本発明に係るハニカムコア用積層
体の製造方法によれば、ハニカムコア用積層体を構成す
る基材シートの枚数が極めて多い場合であっても、各基
材シートの接着位置にずれが生ずることなく、かつ、各
基材シートの長さが一致したハニカムコア用の積層体を
形成することができると共に、また、特に、基材の厚さ
が厚いものの場合であっても、各基材シートを全面密接
状態に接着させることができるため、無駄部分の発生は
極めて僅かであり、また、成形されたハニカムコア用積
層体は、平面状に折畳まれた基材シートにより構成され
ているので、曲り癖等が生ずることなく事後の作業が容
易であり、その上、基材の材質が極めて伸び易いものの
場合であっても、容易に高品質なハニカムコア用積層体
を成形することが可能であり、さらに、基材の材質に限
定されることなく、安価な通常の塗布ロールによって十
分な接着強度を有する高品質なハニカムコア用積層体を
成形することが可能である等、従来、主として、紙製ハ
ニカムコア等の非金属ハニカムコアを成形するための段
階として成形されるハニカムコア用積層体の製造方法が
有していた欠点が一掃され優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による製造工程を示す説明
図、第2図は接着剤が塗布された長尺基材シートの要部
の平面図、第3図は切割部形成工程、折畳み工程の詳細
説明図、第4図は折畳み重ねられた基材シートの要部の
正面図、第5図は両端折目部を切断した状態のハニカム
コア用積層体の斜視説明図である。 1……ロール状基材シート、2……巻出し装置、3……
ガイドローラ、4……送りローラ、5……長尺基材シー
ト、5a……一方の面、5b……他方の面、6,6a……接着剤
塗布装置、7,7a……接着剤、8……乾燥装置、9……切
割形成装置、10,10a……カッタ、11,11a……受部材、12
……第2送りローラ、13,13a……切割部、14……揺動ガ
イドローラ、15……折畳み装置、16,16a……折畳みロー
ラ、17……折畳みテーブル、18……基材シート、20……
ハニカムコア用積層体。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺基材シートの一方の面に、その長手方
    向に沿って、所定のピッチで条線状に接着剤を塗布する
    と共に、他方の面に、前記一方の面における接着剤塗布
    位置と半ピッチずつずれた位置関係に、条線状に接着剤
    を塗布し、接着剤が塗布された長尺基材シートの長手方
    向に所定の距離を隔てた位置毎に、前記一方の面若しく
    は他方の面側からその関係が交互となるべく幅方向全長
    に亙って所定の深さの切割部を形成し、次に、該切割部
    の位置毎に、各切割部がそれぞれ開かれる方向に交互に
    折畳み、折畳み重ねられた所定枚数の各基材シートを、
    それぞれ互いに対応する位置関係に塗布された接着剤を
    介して接着することを特徴とするハニカムコア用積層体
    の製造方法。
JP62326767A 1987-12-25 1987-12-25 ハニカムコア用積層体の製造方法 Expired - Lifetime JP2523344B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62326767A JP2523344B2 (ja) 1987-12-25 1987-12-25 ハニカムコア用積層体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62326767A JP2523344B2 (ja) 1987-12-25 1987-12-25 ハニカムコア用積層体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01168441A JPH01168441A (ja) 1989-07-03
JP2523344B2 true JP2523344B2 (ja) 1996-08-07

Family

ID=18191465

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62326767A Expired - Lifetime JP2523344B2 (ja) 1987-12-25 1987-12-25 ハニカムコア用積層体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2523344B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01168441A (ja) 1989-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5612286B2 (ja) 本のブロックを形成するスタックを製造する方法と装置
GB1573750A (en) Method and apparatus for forming a currugated paperboard web of indefinite length
JP4770678B2 (ja) シートラッピング製品の製造方法及び装置
JP2523344B2 (ja) ハニカムコア用積層体の製造方法
US5545284A (en) Apparatus for manufacturing laminate for honeycomb structure
JP4894440B2 (ja) シートラッピング製品、その製造方法及び装置
JP3069133B2 (ja) ハニカムコアの製造方法
JP2886506B2 (ja) 厚手紙と薄葉紙の貼合せ方法及びその装置
JP4444857B2 (ja) ライナー移送装置
JP3189108B2 (ja) 枚葉シートのラミネート加工法
JP4033418B2 (ja) 自動壁紙糊付機用養生テープガイド
JP3069134B2 (ja) ハニカムコアの製造方法
JP3069132B2 (ja) ハニカムコアの製造方法
JP2000326434A (ja) 台形状の目をもつ段ボール平板
JP2011020432A (ja) シートの集積方法及び装置
JP4033419B2 (ja) 自動壁紙糊付機用養生テープ導入治具
JP2586938B2 (ja) 長尺ハニカムコアの製造方法
JP2660982B2 (ja) 二重構造を有するカード
JPH01280589A (ja) 枚葉感熱孔版原紙の製造方法
JPS6229221B2 (ja)
JP2000301630A (ja) 封筒面への複数枚の小伝票の貼り付け方法及び装置
JP3923040B2 (ja) 二つ折り書類およびその製本方法
JP2024049957A (ja) 枚葉状の糊付き壁紙を作成する搬送機
JPS6130838Y2 (ja)
JPH039811B2 (ja)