JP2660982B2 - 二重構造を有するカード - Google Patents

二重構造を有するカード

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JP2660982B2 JP3488093A JP3488093A JP2660982B2 JP 2660982 B2 JP2660982 B2 JP 2660982B2 JP 3488093 A JP3488093 A JP 3488093A JP 3488093 A JP3488093 A JP 3488093A JP 2660982 B2 JP2660982 B2 JP 2660982B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1枚のシート状カード
基材の両端を折り曲げて、カード基材端部同士が接する
ように接着されてなる二重構造を有するカードに係り、
更に詳しくは、カード基材折り曲げ時に、折り曲げ線
(カード端部)に歪みが生じていても、折り曲げ片の周
縁部がカードの表側から見たときにはみ出していない二
重構造を有するカードに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、図5に示すような、厚紙等のシ
ート状のカード基材21を中央で2つに折り曲げた形状
の2つ折りカード20としては、クリスマスカード、電
報等が知られている。これら2つ折りカード20は、通
常、予めカード基材21の中央に折り曲げ線22を刻設
しておき、このカード基材21をコンベア上で搬送しな
がら、折り曲げガイドを用いて、折り曲げ線22に沿っ
て折り曲げ、ローラー等で更に押圧して製造されるもの
である。しかしながら、この折り曲げカード20は、そ
の折り曲げ線22の設定位置やシートの切断寸法の誤
差、あるいは折り曲げ方向等によって、図6に示すよう
に、折り曲げた際にずれを生じ、折り曲げた後の2つ折
りカード20の外観が悪くなるという問題がある。そこ
で、図7に示すように、折り曲げ片A、Bのいずれか
の、折り曲げ線と垂直方向の両辺にテーパー25a、2
5bを設けることが行われている。このようにテーパー
を設けることにより、折り曲げたときの「ずれ」がカー
ド表側からは分かりにくくなり、外観が良くなる。
【0003】ところで、本発明者らは、図1に示すよう
な、新規な形態の二重構造カードを既に提案した。この
カードは、シート状のカード基材1の両端を折り曲げ
て、カード基材端部2a、2b同士が接するように接着
された二重構造を有するカードである。該カードは、カ
ード基材端部がカード端部にならないように構成されて
いるので、カードを繰り返し使用しても貼り合わせた部
分の磨耗が少なくて済み、カード基材端部から剥がれて
くることを防止する事ができる。この二重構造を有する
カードは、例えば、図8に示されるような方法により製
造される。すなわち、まず、予め折り曲げ線14a、1
4bの刻設されたカード基材1′を用意する。そして、
カード基材1′の裏面を上にしてコンベア30上を搬送
させながら、糊づけローラー(図示せず)を用いて接着
剤を塗布し、次いで、折り曲げガイド31を通過させな
がら折り曲げカード5′とする。次いで、この折り曲げ
カード5′上を押圧ローラー32で押圧し、折り曲げた
部分を接着させる。しかしながら、このようにして得ら
れるカード5′においては、折り曲げる箇所が2か所で
あるため、折り曲げ後の位置ずれは、図5に示すよう
な、前述の2つ折りカードよりも顕著となる。
【0004】そこで、この二重構造を有するカードに
も、前述の2つ折りカードで用いた折りずれ防止方法を
応用することが考えられる。しかしながら、二重構造を
有するカードの場合、図9(a)に示すように、折り曲
げ片A、Bの折り曲げ線14a、14bと垂直方向の両
辺にテーパー11aと11b及びテーパー12aと12
bを設けても、図9(b)に示すように、折り曲げ方向
P(コンベア進行方向)に向かって、カード基材が開き
気味に折り曲げられるので、カード端部の間に隙間があ
いたり、図9(c)に示すように、カード基材端部2
a、2b同士が重なってしまい、外観を悪くすると共
に、カード基材端部2a、2bの接着不良の原因となっ
たりするという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みなされたものであって、その目的とするとこ
ろは、1枚のシート状カード基材の両端を折り曲げて、
カード基材の端部同士が接するように接着された二重構
造を有するカードであって、カード基材折り曲げ時に、
折り曲げ線(カード端部)に歪みが生じていても、カー
ド基材の折り曲げ片の周縁部が、カード表側から見たと
きにはみ出していない二重構造を有するカードを提供す
るにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、シート状
カード基材の両端を折り曲げて、折り曲げ片(A)及び
(B)となし、該折り曲げ片(A)と(B)との端部同
士が近接するように形成してなる二重構造を有するカー
ドであって、該カード基材両端の折り曲げ片(A)と
(B)とが、それぞれ下記のように構成されてなること
を特徴とする二重構造を有するカードによって達成され
る。 (A)折り曲げ線と垂直方向の二辺にテーパーが設けら
れている折り曲げ片。 (B)折り曲げ線と垂直方向の二辺及び折り曲げ線と平
行な辺にテーパーが設けられている折り曲げ片。
【0007】
【作用】本発明は、1枚のカード基材の両端を折り曲げ
るに際し、少なくとも一方の折り曲げ片に、上、下、端
部の3か所テーパーを設けることにより、カード基材の
両端を折り曲げたとき、折り曲げ線に多少歪みが生じて
いても、カード表側から見て、折り曲げ片周縁部がはみ
出していることのないカードとすることができる。次
に、本発明の一実施例を図面により説明する。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の2重構造を有するカードの
一例を示す説明図、図2は、図1のカードを展開した様
子を示す説明図、図3は、図1のカードの裏面の状態を
示す説明図である。同図において、1はカード基材、2
a、2bはカード基材端部、3a、3bはカード端部、
11a、11b、12a、12b、13はテーパーであ
る。
【0009】図1〜図3に示すように、このカードは、
カード基材1の両端を折り曲げて、折り曲げ片A及びB
とし、この折り曲げ片AとBとの端部(カード基材端部
2a、2b)同士が近接するようにしてなる二重構造を
有するカードである。更に、この折り曲げ片A、Bにそ
れぞれテーパーが設けられている。すなわち、図2に示
すように、折り曲げ片の一方(折り曲げ片A)に、折り
曲げ線と垂直方向の両辺にテーパー12a、12bが設
けられている。そして、もう一方の折り曲げ片(折り曲
げ片B)には、折り曲げ線と垂直方向の両辺にテーパー
11a、11bが設けられていると共に、折り曲げ線と
平行な辺にもテーパー13が設けられている。このよう
にしておくことにより、図3に示すように、カードとし
たとき、その折り曲げ線が多少歪んでいても、カード表
面から折り曲げ片周縁部がはみ出してしまうことがな
く、外観が良好となる。
【0010】また、接着したカード基材両端部2a、2
bが、出来上がったカードの端部3a、3bのいずれか
の位置にならないように折り曲げることにより、繰り返
し使用するうちにカード基材端部2a、2bから剥がれ
てくることがない。また、テーパー13は、折り曲げ片
A、Bの面積が異なる場合、折り曲げ片面積の大きい方
に設けることが折りずれ防止効果の点でより好ましい。
【0011】次に、上記二重構造を有するカードは、例
えば、次のようにして製造される。すなわち、まず、最
終形状のカードの2倍の大きさに切断したカード基材1
(紙製、126×89mm、厚さ0.35mm)を用意
する。そして、最終形状のカードの表面となる面の所望
の位置に所望の図柄や文字等を印刷する。次いで、図2
に示すように、折り曲げ片の一方(折り曲げ片A)に、
折り曲げ線と垂直方向の両辺にテーパー12a、12b
を設ける。そして、もう一方の折り曲げ片(折り曲げ片
B)には、折り曲げ線と垂直方向の両辺にテーパー11
a、11bを設けると共に、折り曲げ線と平行の辺にも
テーパー13を設ける。
【0012】次に、印刷模様が表面となるよう上記カー
ド基材1の両端を、カード基材端部2a、2b同士が近
接するように折り曲げ、接着する。この折り曲げ、接着
工程は、例えば、図8に示す方法により、前述のよう
に、カード基材1の裏面を上にしてコンベア30上を搬
送させながら、糊づけローラー(図示せず)を用いて、
カード基材の裏面の折り曲げ線14a、14bに沿って
接着剤を塗布し、次いで、折り曲げガイド31を通過さ
せながら、折り曲げ線14a、14bの位置で折り曲げ
て、折り曲げカード5とする。次いで、この折り曲げカ
ード5上を押圧ローラー32で押圧し、折り曲げた部分
を接着させることにより、ほぼ63×89mmのカード
を得る。
【0013】また、本発明で用いるシート状のカード基
材は、折り曲げ可能な材質のものであれば良く、例え
ば、紙、パルプ等の木材由来の材質や、アルミ等の金
属、ポリエチレン等の樹脂等が挙げられ、これらは単品
でも数種ラミネートするようにしてもよい。また、その
厚みも、材質や、カードの仕様に合わせて適宜設定すれ
ばよい。
【0014】また、折り曲げ片A、Bの面積比が1:1
に近づく場合には、折り曲げ片双方にテーパー13を設
けるようにしてもよい。また、テーパー11a・11
b、テーパー12a・12b、テーパー13の勾配は、
カードの大きさ、折り曲げ線の位置、カード製造に用い
る装置等によって適宜設定すればよいが、下記の範囲で
設定することが折りずれ防止の点でより好適である。 (1)tanθ1 及びtanθ1 ′は、0.001〜
0.5,好ましくは0.01〜0.5,更に好ましくは
0.01〜0.04。 (2)tanθ2 及びtanθ2 ′は、0.001〜
0.5,好ましくは0.01〜0.5,更に好ましくは
0.01〜0.015。 (3)tanθ3 は0.001〜0.5,好ましくは
0.001〜0.01,更に好ましくは0.001〜
0.007。 (但し、θ1 、θ2 、θ3 は図4参照。また、θ1 とθ
1 ′、θ2 とθ2 ′は同一でも異なっていてもよい。)
【0015】また、本発明の二重構造を有するカード
は、上記製造方法に限られるものではなく、例えば、大
量に製造する場合には、ロール状に巻き取られた連続カ
ード基材、もしくはカードを複数面同時に印刷できる大
きさに切断されたカード基材を回転もしくは連続供給し
ながら、印刷し、次いで、切断して折り畳み、カード基
材両端部を貼り合わせるようにしてもよい。また、接着
方法は、上記接着剤での接着の他、接着テープ等による
貼着、ヒートシール等による融着、鋲等による止着等、
従来行われている接着方法を用いればよい。また、本発
明のカードには、その図柄として、光沢を有する立体図
柄にて、モチーフを描出することにより、モチーフ図柄
をより立体的に浮き出るようにしてもよい。
【0016】
【発明の効果】以上のように、本発明の二重構造を有す
るカードは、カード基材の両端部を折り曲げたときの折
り曲げ片の少なくとも一方の辺全てにテーパーが設けら
れているので、カード基材を折り曲げても、カード基材
の端部同士が重なりあうことなく、またカードの表側か
ら見たときにカード基材のずれがわからず、ほぼぴった
りとカード基材の両端を接着することができる。また、
カード基材両端を折り曲げるようにしているので、カー
ドを繰り返し使用しても、カード基材端部から剥がれて
くることがなく、長期間使用することができる。本発明
のカードは、会員カード、メッセージカード、ゲームカ
ード等各種カードに用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の2重構造を有するカードの一例を示す
説明図。
【図2】図1のカードを展開した様子を示す説明図。
【図3】図1のカードの裏面の状態を示す説明図
【図4】本発明のカードに係るカード基材を示す説明
図。
【図5】従来のカードを示す説明図。
【図6】従来のカードを示す説明図。
【図7】従来のカードを示す説明図。
【図8】図1に示すカードの製造方法の一例を示す説明
図。
【図9】従来のカードを示す説明図。
【符号の説明】
1 カード基材 2a、2b カード基材端部 3a、3b カード端部 5 カード 11a、11b テーパー 12a、12b テーパー 13 テーパー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状カード基材の両端を折り曲げ
    て、折り曲げ片(A)及び(B)となし、該折り曲げ片
    (A)と(B)との端部同士が近接するように形成して
    なる二重構造を有するカードであって、該カード基材両
    端の折り曲げ片(A)と(B)とが、それぞれ下記のよ
    うに構成されてなることを特徴とする二重構造を有する
    カード。 (A)折り曲げ線と垂直方向の二辺にテーパーが設けら
    れている折り曲げ片。 (B)折り曲げ線と垂直方向の二辺及び折り曲げ線と平
    行な辺にテーパーが設けられている折り曲げ片。
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