JP3421303B2 - キースイッチ装置 - Google Patents

キースイッチ装置

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JP3421303B2
JP3421303B2 JP2000183115A JP2000183115A JP3421303B2 JP 3421303 B2 JP3421303 B2 JP 3421303B2 JP 2000183115 A JP2000183115 A JP 2000183115A JP 2000183115 A JP2000183115 A JP 2000183115A JP 3421303 B2 JP3421303 B2 JP 3421303B2
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渡辺  誠
勲 望月
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H3/00Mechanisms for operating contacts
    • H01H3/02Operating parts, i.e. for operating driving mechanism by a mechanical force external to the switch
    • H01H3/12Push-buttons
    • H01H3/122Push-buttons with enlarged actuating area, e.g. of the elongated bar-type; Stabilising means therefor
    • H01H3/125Push-buttons with enlarged actuating area, e.g. of the elongated bar-type; Stabilising means therefor using a scissor mechanism as stabiliser

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  • Push-Button Switches (AREA)
  • Input From Keyboards Or The Like (AREA)
  • Manufacture Of Switches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワードプロセッ
サ、パーソナルコンピュータ等の入力装置等として用い
られるキーボードに適用されるキースイッチ装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、キースイッチ装置は一般に、特願
平3−330160号に添付された明細書および図面に
記載のように、絶縁フィルムの回路基板をホルダ部材と
スイッチ支持板とで挟み込む構成を有している。
【0003】フィルム回路基板上には、2種類のスイッ
チング回路及び各々の回路から延ばした固定接点がクシ
歯状に組合わさった固定接点パターンが印刷されてお
り、前記固定接点パターンに対応する位置には逆カップ
状に形成されたラバースプリングが配置されている。ラ
バースプリングは内部に可動接点を設けており、ラバー
スプリングを押下することでスイッチング動作が行わ
る。
【0004】また、ラバースプリングに対応して、アク
チュエータがホルダ部材に設置され、そのアクチュエー
タの上端にはキートップが載置されている。オペレータ
がキートップを押下すると、それを受けてアクチュエー
タがそのキートップ対応するラバースプリングの上部
に案内され、ラバースプリングを押下する。押下量が一
定量を越すとラバースプリング内部の可動接点が固定接
点パターンに接触し、固定接点間を短絡することで、ス
イッチングが行われる。
【0005】スイッチ支持板はキーボード装置の下部の
カバーに相当し、キーボード装置の剛性を高め、キー入
力の確実性を高めている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年ワ
ードプロセッサやパーソナルコンピュータ等における小
型、薄型、軽量、低価格化に伴い、これらに付設される
キーボードも同様に小型化、薄型化等が指向されてきて
いる。
【0007】一方、キーの可動部分は人間工学的に操作
性に優れる(一般に人の押し下げ承識量は3〜4ミリ必
要とされる)ことが要求されている。従って、この押し
下げストロークを確保しつつ、上記の要求に応じなけれ
ばならない。
【0008】しかし、キーアクチュエータ周辺の部品及
びホルダ部材は主に樹脂材料を用いて製作されているも
のが多く、主にその加工方法は射出成形によって作られ
る。従って、各部材の最小肉厚は最低でも1.5ミリは
必要とされる。このことは積層される部品点数が多くな
ればなる程薄形化は困難になることを意味し、重量も当
然重くなる。
【0009】また、従来のキースイッチ装置では、ホル
ダ部材、フィルム回路基板、スイッチ支持板の3層の構
造を有している。そして、この3つの層が整然と隙間な
く合わせられていないと、キー操作の応答の確実性に欠
けるものとなる。そのために、キー毎もしくは一定間隔
毎に3つの層の浮きを抑える加工を施してあるものが存
在するが、その加工にはかなりの手間がかかる。
【0010】
【0011】本発明は、前記従来の問題点を解消するた
めになされたものであり、キートップの上下動を案内支
持する案内支持手段を構成する一対の各リンク部材にお
ける下側端部を係止する各下部係止部を、金属板からな
るホルダ部材にプレス加工を行って一体に形成すること
により、キースイッチ装置の構成を単純化し、また、キ
ーボードの小型化、薄型化に対応することが可能である
とともに、十分なキーストロークを確保することが可能
であり、もってキー入力の操作性が良好で確実なキー入
力を可能とするキースイッチ装置を提供することを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に係るキースイッチ装置は、ートップと、そ
のキートップの下方に配設される金属板のホルダ部材
と、前記キートップを上下方向に案内支持する案内支持
手段と、前記キートップの下方に配置されたスプリング
部材と、前記キートップの押下操作に基づき、スプリン
グ部材を介してスイッチング動作を行うスイッチング部
とを備えたキースイッチ装置であって、前記案内支持手
段を第1リンク部材と第2リンク部材とから構成する
とともに、両リンク部材の上側端部を前記キートップ
下面側に可動自在に係止し、前記金属板のホルダ部材に
は、プレス加工により、前記第1リンク部材の下側端部
を係止する第1の係止部及び前記第2リンク部材の下側
端部を係止する第2の係止部が一体形成されていること
を特徴とする。また、請求項2に係るキースイッチ装置
は、請求項1のキースイッチ装置において、前記金属板
のホルダ部材に穿設された貫通孔と、前記ホルダ部材の
下方に配置されたフレキシブル回路基板とを備え、前記
スプリング部材をラバースプリングから構成し、そのラ
バースプリングを貫通孔内でかつフレキシブル回路基板
上に載置したことを特徴とする。
【0013】前記構成を有する請求項1のキースイッチ
装置では、キートップが押下されると、案内支持手段を
介してキートップが下方へ案内される。このとき、案内
支持手段を構成する第1リンク部材及び第2リンク部材
の上側端部はキートップの下面側に可動自在に係止さ
れ、また、第1リンク部材の下側端部は、プレス加工に
より金属板のホルダ部材に一体に形成された第1の係
止部に係止されるとともに、第2リンク部材の下側端部
は、プレス加工により金属板のホルダ部材に一体に形成
された第2の係止部に係止されていることに基づき、キ
ートップは各第1リンク部材、第2リンク部材の作用に
よりスムーズに案内される。更に、キートップが押下さ
れると、ラバースプリングを介してスイッチング部にて
スイッチング動作が行われる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明を具体化した実施例
について図面を参照して説明する。
【0015】図1はキーボードに多数配列されたうちの
一つのキースイッチ1の側断面図を示し、キースイッチ
1はキートップ2と、第1リンク4と第2リンク5とを
側面視X字状に配置した案内支持手段3と、該案内支持
手段3にて押圧されるキャップ状のラバースプリング6
と、前記案内支持手段3を支持するための合成樹脂製の
ホルダ部材7と、該ホルダ部材7の取付け孔7aにスイ
ッチング部29,29(図7参照)が臨むようにホルダ
部材7の下面に張設するフレキシブルな印刷基板9と、
その下面側に張設した補強板10とからなる。
【0016】図1及び図6に示すように、ラバースプリ
ング6は、印刷基板9におけるスイッチング部(電気接
点部)29,29(図7参照)の上方を覆うように、ホ
ルダ部材7の取付け孔7a内に嵌挿配置する。本発明の
ラバースプリング6は、電気絶縁性のシリコーンゴム或
いはEPDM(エチレンプロピレンジエンメチレン)等
で構成され、平面視略円板状の厚い頭部と、該頭部の周
囲から下向きに延びる截頭円錐状のドーム部と、該ドー
ム部の外周に略水平に半径外向きに延びる厚肉の鍔部と
からなる下向き開放のキャップ状に一体成形されてい
。キートップの押下時に、第1リンク4と第2リンク
5との連結交叉部下面の押圧部26にて押圧されるラバ
ースプリング6の頭部の下面には、前記スイッチング部
29,29の接点部に当接して両スイッチング部を電気
的にON・OFFするための導電性を有する導電ゴムか
らなる可動接点部30を固着する。なお、ラバースプリ
ング6全体を、シリコーンゴムにカーボンブラック等の
導電性粒子を分散充填させて導電性を備えるように形成
しても良い。
【0017】ABS樹脂等の合成樹脂にて成形されたキ
ートップ2は、その上面(表面)に数字、英字等の文字
が刻印または印刷等により付されている。キートップ2
の下面には、後述する第1リンク4における上自由端側
のピン部11a,11bを略水平方向でキートップ2の
前後方向に摺動可能に係止するための前後長手溝状の摺
動係止部16,16と、第2リンク5における上自由端
のピン部13a,13bを回動のみ可能に係止するため
の孔状の回動係止部15,15とを一体的に備えた前後
長手の左右一対の係止部材17,17を一体成形或いは
接着剤等により接着させて突設させる(図5参照)。
【0018】図1及び図4(a)、(b)を参照して、
ガラス繊維強化合成樹脂など合成樹脂製の第1リンク4
及び第2リンク5を詳細に説明する。図4(a)は第1
リンク4の平面図、図4(b)は第2リンク5の平面図
である。第1リンク4は基部18と上下自由端部19,
20とにより平面視で実質上略H状に一体成形したもの
で、基部18の側面には、支持孔21を横向きに穿設
し、下自由端部20の左右両側端から延びるアーム部2
0a,20bの側面には、各々ピン部12a,12bを
横向きに突設し、上自由端部19の側面にはピン部11
a,11bを横向きに突設する。
【0019】第2リンク5も基部22と上下自由端部2
3,24とにより平面視で実質上略H状に一体成形す
る。前記基部22の一側面には横向きに枢支軸25を突
設し、該枢支軸25を前記第1リンク4における支持孔
21に回動可能に嵌挿する。
【0020】第2リンク5における下自由端部24の左
右両側端から延びるアーム部24a,24bの側面に
は、各々ピン部14a,14bを横向きに突設し、上自
由端部23の側面にはピン部13a,13bを横向きに
突設する。この実施例では側面視において、前記第1リ
ンク4における支持孔21の中心線から上下のピン部1
1a,12aの中心線までの距離及び、第2リンク5に
おける枢支軸25の中心線からピン部13a,14aま
での距離がそれぞれ相等しくなるように形成する。この
ように構成すると、後述のように、第1リンク4の下自
由端側のピン部12a,12b箇所を中心にして案内支
持手段3が回動変位することにより、キートップ2はホ
ルダ部材7の上面に対して平行状に昇降動することがで
きる。
【0021】また、図示しないが、前記第1リンク4の
基部18及び第2リンク5の基部22の下面には、下向
き凸多角形状の押圧部をそれぞれ形成し、この両押圧部
でラバースプリング6の頭部上面を押圧するようにして
も良い。
【0022】図6及び図7はガラス繊維強化合成樹脂等
の合成樹脂製のホルダ部材7の一部を示す図で、この実
施例ではホルダ部材7は平面状である。該ホルダ部材7
には前記キャップ状のラバースプリング6下端の鍔部
が位置ずれ不能に嵌挿できる略矩形状の貫通した取付け
孔7a(貫通孔)を穿設し、該取付け孔7aの左右両側
縁には、左右一対の回動係止部27と、前後長手溝状の
摺動係止部28とを、その各係止部27,28が下方に
開放するように一体的に射出成形されている。この場
合、回動係止部27の下向きU字状の係止溝27aと摺
動係止部28における前後長手のU字状の係止溝28と
は、ホルダ部材7の裏面に対して法線方向に開放するよ
うに形成すれば、合成樹脂の射出成形後の型抜き作業は
きわめて容易になり、また、スライド型を用いる必要が
ない。これにより、図1及び図4に示すように、ラバー
スプリング6の上部(頭部)は、ホルダ部材7及び回動
係止部27、摺動係止部28よりも上方に突出してお
り、ラバースプリング6の頭部上面を第2リンク5に形
成された押圧部26と確実に当接させることができる。
【0023】そして、予め両リンク4,5を枢支軸25
及び支持孔21の箇所で側面視X字状に組み立て、次い
で、両リンク4,5の上側のピン部11a,11b,1
3a,13bをキートップ2における回動係止部15,
15と摺動係止部16,16とに嵌挿した後、両リンク
4,の下端自由端部20,24の間隔を狭めた状態に
して、ピン部12a,12b,14a,14bを取付け
孔7aからホルダ部材7の裏面側に出るように挿入し、
その後、両リンク4,5の下自由端20,24の間隔を
拡げ、回動係止部27,27に対しては、その第1リン
ク4における下端側のピン部12a,12bを下側から
嵌挿し、摺動係止部28,28に対しては第2リンク5
における下端側のピン部14a,14bを下側から前後
摺動するように嵌挿したのち、ホルダ部材7の下面に印
刷基板9を張設固着すれば、両リンク4,5はホルダ部
材7から脱落することがない。このとき、ホルダ部材7
を裏面を上にして作業すると、より作業が容易となる。
【0024】また、ピン部11a,11b及び14a,
14b並びに摺動係止部16,28の形状寸法は、第1
リンク4、第2リンク5が図3における左右方向に対し
て略不動となり、且つピン部11a,14aの図1にお
ける左右方向の摺動を妨げないように決定される。具体
的には、本実施例においては、各ピン部先端が対応する
摺動係止部の外側側面と略接して摺動するようにしてい
る。このため、支持孔21より枢支軸25が抜け出るこ
とが防止される。
【0025】この構成により、キートップ2の押下時
に、ホルダ部材7の回動係止部27の箇所を中心として
第1リンク4が下向き回動(図1において右回り回動)
する一方、第2リンク5は枢支軸25の箇所を中心にし
て図1において左回り回動する。そうすると、両リンク
4,5の交叉連結部の近傍の押圧部26にてラバースプ
リング6の頭部を下向きに押圧し、その下面の可動接点
30がスイッチング部29,29に接触してスイッチン
動作するのである。
【0026】図8の第2実施例は、第2リンク5の枢支
軸25の先端に大径頭部25aを形成する一方、第1リ
ンク4の基部18の中途下面に下向き開放した側面視略
C字状の抱持体31を形成し、該抱持体31で枢支軸2
5をその軸線と交叉する方向から被嵌することにより、
一対のリンク4,5をX字状に組立てた後の外れ防止と
横ずれ(リンク4、5の間隔が拡がること)を防止とを
実現するものであり、このようにすれば、前記ホルダ部
材7の回動係止部27と摺動係止部28とへの両リンク
4,5のピン部の装着作業がさらに容易になる。
【0027】図9〜図12は、ホルダ部材7′を下向き
凸湾曲状に形成し、キーボードに多数配列するキースイ
ッチ1のキートップ2上面を下向き凸湾曲の包絡面35
に沿うように構成した第3実施例を示し、キーボードに
おける合成樹脂製の上ケース32の操作部孔33に前記
包絡面35と相似形の下向き凸湾曲状のホルダ部材7′
をねじ34にて取り付ける。
【0028】この実施例におけるキートップ2、第1リ
ンク4、第2リンク5、及びラバースプリング6の形状
及び構造は前記各実施例におけるものと同じであるの
で、詳細な説明は省略する。
【0029】従来、キートップの下面に下向き突設した
ステムをホルダ部材に形成されたステムガイド部に挿通
させて、キートップを上下動可能に案内支持するように
構成し、キートップの上下動移動方向を、前記包絡曲面
の法線方向とするため、前記ステムガイド部のガイド孔
を前記法線方向に挿通するようにホルダ部材と一体的に
射出成形するとき、上下一対の成形金型のうち、一方の
成形金型に前記ガイド孔に相当するスライド金型を多数
本摺動自在に放射状に装着する。そして、上下一対の成
形金型にて形成されるキャビティ内に溶融合成樹脂を注
入し、樹脂が固化したのち、前記スライド金型をそれぞ
れ前記法線方向に抜き出すという作業を実行しなければ
ならない。
【0030】このように、前記ステムガイド部のガイド
孔を前記法線方向に挿通するように形成するには、成形
金型が複雑になると共に、スライド金型の装着、抜き出
しという工程が必要になるなど、キーボードの製作コス
トが高騰するので問題であった。
【0031】本実施例では、合成樹脂製のホルダ部材
7′における取付け孔7′aの左右側縁に一体的に形成
する回動係止部27′及び摺動係止部28′は図10及
び図12に示すように、総ての係止部27′,28′に
おける下向きU字状の回動係止溝27a′や摺動係止溝
28′aの開放方向が平行となるように形成するもので
ある。
【0032】このように総ての係止部27′,28′に
おける下向きU字状の回動係止溝27a′や摺動係止溝
28′aの開放方向が平行となるように形成しても、こ
の各係止溝に嵌まるピン部12a,12b,14a,1
4bの高さ位置は前記包絡面35と相似の包絡面上に位
置することになり、従って、ホルダ部材7′上に配置す
る総てのキートップ2の上面も前記包絡面35に略沿う
ように配列されることになるし、各キートップ2の上下
動方向は包絡面35の法線方向となる。この実施例にお
いても、ホルダ部材7′の下面(裏面)側を印刷基板9
にて覆うように張設し、その下面に補強板10を張設す
る。
【0033】前記ホルダ部材7′の成形方法の実施例
は、例えば、図12に示す上下一対の成形金型36,3
7の合わせ面間のキャビティ38内に溶融合成樹脂を注
入して、前記ホルダ部材7′と回動係止部27′及び摺
動係止部28′とを一体的に成形するとき、前記回動係
止溝27a′や摺動係止溝28′aに相当する突起部3
9,40を有する下金型36の抜き方向と、当該総ての
突起部39,40の側面とが平行となるように設定する
のである。
【0034】このようにすれば、前記下金型36には突
起部39,40を一体的に形成することができ、且つ金
型の抜き方向が一方向でその作業を一挙できるから、ホ
ルダ部材7′の成形作業が至極容易となるし、金型製作
費用も廉価になる。
【0035】なお、キーボードの上ケース32とホルダ
部材7′とを一体的に成形する場合にも、本実施例を適
用できることはいうまでもない。
【0036】また、前述したホルダ部材を平面状或いは
下向き凸湾曲状に形成する実施例において、ホルダ部材
の材質をアルミ、鋼板等の薄金属板とし、これをプレス
加工により、前記取付け孔7aと回動係止部27,2
7′及び摺動係止部28,28′とを一挙に成形する場
合にも、前記と同様の成形金型とすることで、前記各実
施例の発明を適用することができる。
【0037】さらに、スイッチング部29を形成するフ
レキシブル印刷基板9に代えてメンブレンスイッチ回路
板等の基板であっても良く可変容量型キーボードにも適
用することができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明した通り請求項1のキースイッ
チ装置によれば、キートップの上下動を案内支持する案
内支持手段を構成する一対の各リンク部材における下側
端部を係止する第1及び第2の係止部を、薄い金属板の
ホルダ部材にプレス加工を行うことによりホルダ部材
に一体に形成するように構成されているので、キースイ
ッチ装置の構成を単純化することが可能であり、また、
キーボードの更なる薄型化に対応することが可能である
とともに、十分なキーストロークを確保することが可能
であり、これよりキー入力の操作性が良好で確実なキ
ー入力を可能とするキースイッチ装置を提供することが
できる。また、請求項2に係るキースイッチ装置によれ
ば、ラバースプリングを貫通孔内でかつフレキシブル回
路基板上に載置したので、ホルダ部材の厚さの有効利用
を図ることにより、キーストロークの大きさを維持しつ
つ、キースイッチ装置の高さを低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】キースイッチの側断面図である。
【図2】キートップの押下状態を示す側断面図である。
【図3】図1の III−III 矢視断面図である。
【図4】(a)は第1リンクの平面図、(b)は第2リ
ンクの平面図である。
【図5】キートップの下面図である。
【図6】ラバースプリング及び取付け孔の平面図であ
る。
【図7】ホルダ部材の取付け孔部の斜視図である。
【図8】一対のリンクの連結手段の第2実施例の側面図
である。
【図9】キーボードの第3実施例の側断面図である。
【図10】図9の要部拡大側断面図である。
【図11】下向き凸湾曲状ホルダ部材の実施例を示す斜
視図である。
【図12】成形金型の断面図である。
【符号の説明】
1 キースイッチ 2 キートップ 3 案内支持手段 4 第1リンク 5 第2リンク 6 ラバースプリング 7,7′ ホルダ部材 7a,7′a 取付け孔 9 印刷基板 10 補強板 11a,11b,12a,12b ピン部 13a,13b,14a,14b ピン部 15,27,27′ 回動係止部 16,28,28′ 摺動係止部 27a,27′a 回動係止溝 28a,28′a 摺動係止溝 18,22 基部 21 支持孔 25 枢支軸 31 抱持体 32 上ケース 35 包絡面 36,37 成形金型 38 キャビティ 39,40 突起部
フロントページの続き (72)発明者 望月 勲 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザ ー工業株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 13/14 G06F 3/02 310 H01H 11/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ートップと、 そのキートップの下方に配設される金属板のホルダ部材
    と、 前記キートップを上下方向に案内支持する案内支持手段
    と、 前記キートップの下方に配置されたスプリング部材と、 前記キートップの押下操作に基づき、スプリング部材
    介してスイッチング動作を行うスイッチング部とを備え
    たキースイッチ装置であって、 前記案内支持手段を第1リンク部材と第2リンク部材
    とから構成するとともに、両リンク部材の上側端部を
    記キートップの下面側に可動自在に係止し、 前記金属板のホルダ部材には、プレス加工により、前記
    第1リンク部材の下側端部を係止する第1の係止部及び
    前記第2リンク部材の下側端部を係止する第2の係止部
    が一体形成されていることを特徴とするキースイッチ装
    置。
  2. 【請求項2】 前記金属板のホルダ部材に穿設された貫
    通孔と、前記ホルダ部材の下方に配置されたフレキシブ
    ル回路基板とを備え、前記スプリング部材をラバースプ
    リングから構成し、そのラバースプリングを貫通孔内で
    かつフレキシブル回路基板上に載置したことを特徴とす
    る請求項1記載のキースイッチ装置。
JP2000183115A 1992-02-14 2000-06-19 キースイッチ装置 Expired - Lifetime JP3421303B2 (ja)

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