JP3419259B2 - 紫外線赤外線吸収低透過ガラス - Google Patents

紫外線赤外線吸収低透過ガラス

Info

Publication number
JP3419259B2
JP3419259B2 JP18637497A JP18637497A JP3419259B2 JP 3419259 B2 JP3419259 B2 JP 3419259B2 JP 18637497 A JP18637497 A JP 18637497A JP 18637497 A JP18637497 A JP 18637497A JP 3419259 B2 JP3419259 B2 JP 3419259B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
ultraviolet
infrared
low
transmission glass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP18637497A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10114540A (ja
Inventor
啓充 瀬戸
廉仁 長嶋
勇 黒田
成和 吉井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Sheet Glass Co Ltd filed Critical Nippon Sheet Glass Co Ltd
Priority to JP18637497A priority Critical patent/JP3419259B2/ja
Priority to DE1997605367 priority patent/DE69705367T2/de
Priority to EP19970113977 priority patent/EP0825156B1/en
Priority to MYPI9703765 priority patent/MY121651A/en
Publication of JPH10114540A publication Critical patent/JPH10114540A/ja
Priority to US09/524,589 priority patent/US6395660B1/en
Priority to US10/131,237 priority patent/US20020155939A1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3419259B2 publication Critical patent/JP3419259B2/ja
Priority to US10/800,663 priority patent/US7393802B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C4/00Compositions for glass with special properties
    • C03C4/02Compositions for glass with special properties for coloured glass
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C3/00Glass compositions
    • C03C3/04Glass compositions containing silica
    • C03C3/076Glass compositions containing silica with 40% to 90% silica, by weight
    • C03C3/083Glass compositions containing silica with 40% to 90% silica, by weight containing aluminium oxide or an iron compound
    • C03C3/085Glass compositions containing silica with 40% to 90% silica, by weight containing aluminium oxide or an iron compound containing an oxide of a divalent metal
    • C03C3/087Glass compositions containing silica with 40% to 90% silica, by weight containing aluminium oxide or an iron compound containing an oxide of a divalent metal containing calcium oxide, e.g. common sheet or container glass
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C4/00Compositions for glass with special properties
    • C03C4/08Compositions for glass with special properties for glass selectively absorbing radiation of specified wave lengths
    • C03C4/082Compositions for glass with special properties for glass selectively absorbing radiation of specified wave lengths for infrared absorbing glass
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C4/00Compositions for glass with special properties
    • C03C4/08Compositions for glass with special properties for glass selectively absorbing radiation of specified wave lengths
    • C03C4/085Compositions for glass with special properties for glass selectively absorbing radiation of specified wave lengths for ultraviolet absorbing glass

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紫外線赤外線吸収
低透過ガラスに関するものである。詳しくは、中性色に
近い青緑色系ないし深緑色系の色調を有するため、自動
車や建築物等の窓に使用する際、可視光透過率の高い緑
色系色調を有するガラスと並べて配置するのに好適であ
り、また、低〜中程度の可視光透過率と低い全太陽光エ
ネルギー透過率及び低い紫外光透過率を有するため、乗
用車のプライバシー保護用ガラスとして有用な紫外線赤
外線吸収低透過ガラスに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の室内内装材の高級化に伴
う内装材の劣化防止の要請や冷房負荷低減の観点から、
自動車用窓ガラスとして紫外線赤外線吸収能を付与した
様々なガラスが提案されている。そのうち自動車後部窓
ガラスには、プライバシー保護の見地から比較的可視光
透過率の低いガラスが好んで用いられる。このようなガ
ラスには次のようなものがある。
【0003】例えば、特公平7−29813号に開示さ
れた暗灰色赤外線吸収ガラスはソーダ・石灰・シリカガ
ラス中に重量%で表して1.00〜1.7%のFe2
3 (全鉄)、少なくとも0.27%のFeO、0.00
2〜0.005%のSe、0.01〜0.02%のCo
Oからなる着色剤を含有している。このガラスは3.9
mmの厚さで32%以下の光透過率及び15%より小さ
な全太陽赤外線透過率を有する。
【0004】また、特開平8−157232号に開示さ
れた濃グレー色ガラスは、ソーダ・石灰・シリカガラス
中に重量%で表して、0.8〜1.4%のFe2
3 (全鉄分)、0.21%以下のFeO、0.05〜
1.0%のTiO2、0.02〜0.05%のCoO、
0.0005〜0.015%のSeからなる着色剤を含
有している。
【0005】米国特許第5, 393, 593号のクレー
ム25に開示された中性暗灰色ガラスは、重量%で表し
てSiO2 66〜75%、Na2 O10〜20%、Ca
O5〜15%、MgO0〜5%、Al2 3 0〜5%、
2 O0〜5%よりなる基礎ガラス成分と、1.00〜
2.2%のFe2 3 (全鉄)、少なくとも0.20%
のFeO、0.0005〜0.005%のSe、0.0
10〜0.030%のCoOからなる着色剤とを含有し
てなる。このガラスは3.9mmの厚さで35%以下の
光透過率及び20%より小さな全太陽赤外線透過率を有
する。
【0006】特表平8−506314号に開示されたガ
ラスは、ソーダ・石灰・シリカガラス中に以下の方程式
で計算される第一鉄含有量を有し、 FeO(重量%)≧0.007+(光学濃度−0.03
6)/2.3 重量%で表して0.25〜1.75%のFe2 3 を含
み、Se,Co3 4 ,Nd2 3 ,NiO,MnO,
2 5 ,CeO2 ,TiO2 ,CuO及びSnOから
なる群の中から一つ以上を選択することにより中間色に
着色される。このガラスは4mmの厚さで32%以上の
可視光透過率を有し、紫外線透過率は25%以下、太陽
直射熱透過率は可視光透過率よりも少なくとも7%低
く、主波長は好ましくは570nm未満である。この実
施例のうちの一部はプライバシー保護用ガラスとして用
いることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記特公平7−298
13号に開示された暗灰色赤外線吸収ガラス、及び前記
特開平8−157232号に開示された濃グレー色ガラ
スは、いずれも好ましい色調を得るために多量のSeを
使用している。Seは毒性を持っておりかつ非常に揮散
し易いことから、多量のSeの使用はその環境に及ぼす
影響が大きいことから好ましくない。さらに、前記濃グ
レー色ガラスは、必須成分としてTiO2を0.05〜
1.0%含有しているが、TiO2 原料は高価であるた
めバッチコストを押し上げ好ましくない。
【0008】また、前記米国特許第5, 393, 593
号に開示された中性暗灰色ガラスも、Se含有量が多
く、環境保護の観点から好ましくない。また、FeO含
有量が多いことは熱線吸収性の観点からは好ましいが、
FeOは1000〜1200nmの波長域の赤外線を選択
的に吸収するため、通常の溶融窯で生産する場合には火
炎の輝度分布で最も効率の良い部分を吸収することにな
り窯底の素地温度を低下させ、様々な欠点の原因となる
ため好ましくない。
【0009】前述した低可視光透過率を有するガラスは
プライバシー保護の点で優れるが、乗用車の室内からガ
ラスを通して外の景色を見難いという不具合がある。一
方で中程度の透過率を有するガラスはプライバシー保護
と安全の両者をある程度まで満足できる。現在ではこれ
ら2種類のガラスは乗用車の使用部位と状況によって使
い分けられている。
【0010】前述のガラスは、いずれも本質的にニッケ
ルを含まず、高い濃度のセレンを含有することで所望の
光学特性を得ている。
【0011】前記特表平8−506314号に開示され
たガラスのうち、プライバシー保護用に使用できるガラ
スは本文中に説明されているように、ニッケル、セレ
ン、コバルトの着色剤を全て含むことで中間色調を得て
いる。ニッケル含有量が少ないため、多量のSeを添加
する必要がある。
【0012】本発明は、上記した従来技術の問題点に鑑
みてなされたものであって、中性色に近い青緑色系ない
し深緑色系の色調を有し、低〜中程度の可視光透過率と
低い紫外線透過率及び低い全太陽光エネルギー透過率を
有する紫外線赤外線吸収低透過ガラスを提供することを
目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の紫外線赤外線吸
収低透過ガラスは、重量%で表示して、 65〜80%のSiO、 0〜5%のAl、 0〜10%のMgO、 5〜15%のCaO(ただし、MgOとCaOとの合量
は5〜15%)、 10〜18%のNaO、 0〜5%のKO(ただし、NaOとKOとの合量
は10〜20%)、 及び0〜5%のBからなる基礎ガラス組成と、 着色成分として、 1.2〜2.2%のFeに換算した全酸化鉄(T
−Fe)、 0.001〜0.03%のCoO び0.003〜0.2%のNiOからなり、Seを実
質的に含有しないことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の紫外線赤外線吸収低透過
ガラス組成の限定理由について説明する。但し、以下の
組成は重量%で表示したものである。
【0015】SiO2 (シリカ)はガラスの骨格を形成
する主成分である。SiO2 が65%未満ではガラスの
耐久性が低下し、80%を越えるとガラスの溶解が困難
になる。
【0016】Al2 3 はガラスの耐久性を向上させる
成分であるが、5%を越えるとガラスの溶解が困難にな
る。Al2 3 の好ましい範囲は0.1〜2%である。
【0017】MgOとCaOはガラスの耐久性を向上さ
せるとともに、成形時の失透温度、粘度を調整するのに
用いられる。MgOが10%を越えると失透温度が上昇
する。CaOが5%未満または15%を越えると失透温
度が上昇する。MgOとCaOの合計が5%未満ではガ
ラスの耐久性が低下し、15%を越えると失透温度が上
昇する。
【0018】Na2 OとK2 Oはガラスの溶解を促進さ
せる。Na2 Oが10%未満あるいはNa2 OとK2
との合計が10%未満では溶解促進効果が乏しく、Na
2 Oが18%を越えるか、またはNa2 OとK2 Oの合
計が20%を越えるとガラスの耐久性が低下する。K2
O量が多いとコストが高くなるため、K2 Oは5%以下
に留めることが望ましい。
【0019】B2 3 はガラスの耐久性向上のため、あ
るいは溶解助剤としても使用される成分であるが、紫外
線の吸収を強める働きもある。5%を越えると紫外域の
透過率の低下が可視域まで及ぶようになり、色調が黄色
味を帯び易くなると共に、B2 3 の揮発等による成形
時の不都合が生じるので5%を上限とする。
【0020】酸化鉄は、ガラス中ではFe2 3 とFe
Oの状態で存在する。Fe2 3 は紫外線吸収能を高め
る成分であり、FeOは熱線吸収能を高める成分であ
る。
【0021】Fe2 3 に換算した全酸化鉄(T−Fe
2 3 )1.2%以下では紫外線及び赤外線の吸収効果
が小さく、所望の光学特性が得られない。他方、T−F
23 が2.2%を超えると酸化第1鉄の有する熱線
吸収効果により、その輻射熱により溶融時に熔解槽天井
部の温度が耐熱温度以上になる恐れがあり好ましくな
い。さらに、T−Fe2 3 が2.2%よりも多いとガ
ラス溶融窯で連続的に生産を行う場合、異組成ガラス素
地との組成変更に時間を要するため好ましくない。な
お、より好ましい範囲は1.2%以上1.8%未満(と
りわけ1.25〜1.35%)と、1.8〜2.2%で
ある。
【0022】T−Fe2 3 が1.2%以上1.8%未
満の場合は、T−Fe2 3 が少な目であるため溶解時
の窯槽への負担が小さく、ガラス溶融窯で連続的に生産
する際、ガラス素地の組成変更に要する時間が比較的短
かくて済むというメリットがある。この場合、鉄のみで
は充分な紫外線吸収効果が得られないことがあるが、例
えばCeO2 ,TiO2 を本発明の範囲内で加えること
により紫外線吸収効果を高めることができる。
【0023】とりわけT−Fe2 3 が1.25〜1.
35%の場合は、前述したメリットが大きく、かつ鉄の
みで充分な紫外線吸収効果を得ることができる。
【0024】T−Fe2 3 が1.8〜2.2%の場合
は、ガラス素地の組成変更に要する時間が長く、窯槽へ
の負担も大きくなるが、極めて高い紫外線赤外線吸収効
率を安価なバッチコストで得ることができる。
【0025】なお、Fe2 3 は、ガラスが風冷強化処
理される場合、特に紫外域における吸収を著しく増大さ
せる作用を有する。このことは、CeO2 、TiO2
いった高価な紫外線吸収剤を使わなくとも、本発明のガ
ラスが充分な紫外線吸収能を有するようになることを意
味する。T−Fe2 3 の範囲を上記の通りとした場
合、風冷強化処理による変色後のガラスの色調が目標色
調となる。
【0026】FeO/T−Fe2 3 の比(重量比)は
百分比で10〜40%であることが好ましい。この比が
10%よりも小さいとFeO量が少ないため充分な熱線
吸収能が得られない。
【0027】FeO/T−Fe2 3 の比が40%より
も大きいと可視光透過率が低下し色調は青みを帯び、ま
た、溶融ガラス中における還元性を有したFe2+の量が
多いところから、ガラス溶融液中に硫化ニッケル石を発
生することがある。さらに、この比が40%よりも大き
いと、シリカ分に富んだ筋状部が発生したり、シリカス
カムが発生する原因になることもある。このFeO/T
−Fe2 3 の比を10〜40%に設定することによ
り、高い紫外線吸収能と熱線吸収能を有した中性色に近
い緑色系色調のガラスが得られる。この場合のFeOの
量としてはFe23 に換算した数値を用いる。
【0028】CoOは、NiO、及びFeと共存
させることにより中性色に近い青緑色系ないし深緑色系
の色調を得るための成分であり、また可視光透過率をコ
ントロールする成分でもあるが、0.001%より少な
いと所望の色調が得られず可視光透過率も高すぎる。ま
た、0.03%を越えると色調は青味が強くなり過ぎ、
可視光透過率も低下する。
【0029】Seは、ピンクの発色によりCoOの補色
と相俟って刺激純度を低減するための成分であり、T−
Fe 及びFeO/T−Fe を上記の範囲と
することにより、ガラス中のSe残存量を増大させるこ
とができるが、本発明では、全く使用せずとも所望の色
調を得ることができる
【0030】NiOは、CoOとともに可視光透過率を
調整し、刺激純度を低減するための成分である。NiO
量が0.2%を越えると製品中に硫化ニッケル石を生じ
ることがあり、かつ可視光透過率が低下する。色調も緑
味が強くなりすぎ好ましくない。NiO、中程度の可
視光透過率が必要であれば0.003%以上0.05%
未満の範囲が好ましく、低程度の可視光透過率が必要で
あれば、0.05〜0.2%の範囲が好ましい。
【0031】ガラス中のNiO濃度が過度に高いとNi
Oは凝集し硫化ニッケル石を形成する可能性があるが、
本発明の組成範囲内であれば硫化ニッケル石を生ぜしめ
ることなく所望の色調を得ることが可能となる。
【0032】NiOはガラスの冷却速度によって配位数
が変化し、発色の状態が異なることが知られている。こ
れは冷却処理によってNi2+周りの酸素配位数が6から
4に変化し、光の吸収特性が変化することによるもので
ある。6配位Ni2+の吸収が430nm付近に存在し、
ガラスに黄色の着色を生じるのに対し、4配位Ni2+
吸収は500〜640nmにかけて存在するため、4配
位Ni2+を用いることで刺激純度を低減し好ましい色調
を得ることができる。乗用車の窓ガラスは、通常、安全
のため風冷強化処理を施される。NiOはガラスのこの
風冷強化処理によっても発色の状態が変化する。本発明
では、風冷強化処理による変色を利用することにより、
Seを添加することなく、ガラスの色調を目標色調とす
ることができる。
【0033】CeO2 は紫外線吸収能を高める成分であ
り、ガラス中ではCe3+またはCe4+の形で存在し、特
にCe3+が可視域に吸収が少なく紫外線吸収に有効であ
る。なお、本発明では、Ce3+の酸化物もCeO2 に換
算してCeO2 に含めるものとする。
【0034】TiO2 は、特にFeOとの相互作用によ
り紫外線吸収能を高める成分である。TiO2 は、中性
色に近いいずれも青緑色系ないし深緑色系の中間色調を
損なわない範囲で、紫外線吸収能を高めるために、或い
は黄色味を付加して目的とする色調を得るために添加で
きる。なお、高価なCeO2 、TiO2 を2%より多く
使用するとコストを押し上げることになり好ましくな
い。
【0035】本発明の組成範囲のガラスに、着色剤とし
て、MnO、V2 5 、MoO3 、CuO、Cr2 3
等の1種または2種以上、あるいは還元剤としてSnO
2 を合計量で0〜1%の範囲で、本発明が目的とする中
程度の透過率及び中性色に近い青色系ないし緑色系の色
調を損なわない範囲で添加しても良い。また硫化ニッケ
ル石の発生をさらに確実に防ぐために、ZnOを0〜1
%の範囲で添加しても良い。
【0036】本発明では、CIEのA光源を用いて測定
した可視光透過率(YA)よりも全太陽光エネルギー透
過率(TG)の方が小さく、4mm厚みに換算したガラ
スのYAが23〜50%、TGが7〜35%であること
が好ましい。このYAは25〜40%であることがさら
に好ましく、TGは20〜35%であることが好まし
い。この場合、ガラス色調の、L* * * 表色系を用
いてa* ,b* で表される色度がそれぞれ、−9<a*
<−6,−3<b* <3の範囲内であることが好まし
い。
【0037】本発明では、3.1〜5mmのいずれかの
厚みにおけるガラスのYAが10〜25%であり、かつ
TGが10〜35%であることが好ましい。この場合、
ガラス色調の、L* * * 表色系を用いてa* ,b*
で表される色度がそれぞれ−7<a* <−2,−3<b
* <7の範囲内であることが好ましい。
【0038】また、本発明のガラスは、4mm厚みに換
算したガラスのCIEのC光源を用いて380〜770
nmの波長域で測定した主波長が480〜580nm、
刺激純度が11%未満の光学特性を有することが好まし
い。
【0039】本発明のガラスは、ISO 9050に規
定される紫外線透過率が6%以下であることが好まし
い。
【0040】
【実施例】以下、本発明の実施形態を具体的な実施例を
挙げて説明する。
【0041】(実験No.1〜35) 典型的なソーダ石灰シリカガラスバッチ成分に、酸化第
二鉄、酸化チタン、酸化セリウム、酸化コバルト、金属
セレン及び酸化ニッケルのうちの一部又はすべてを添加
すると共に、さらに炭素系還元剤(具体的にはコークス
粉末等)をガラス原料100重量部に対し約0.01重
量部の割合で加えて混合し、この原料を電気炉中で15
00℃に加熱、溶融した。4時間溶融した後、ステンレ
ス板上にガラス素地を流し出し、16Hrかけて室温ま
で徐冷して厚さ約6mmのガラス板を得た。次いで、こ
のガラス板を厚さが4mmになるように研磨して、本実
施例のサンプルとした。得られたサンプルの光学特性と
して、A光源を用いて測定した可視光透過率(YA )、
全太陽光エネルギー透過率(TG )、ISO 9050
に規定した紫外線透過率(TUV)、C光源を用いて測定
した主波長(DW )、刺激純度(Pe )を測定した。一
部のサンプルについては、再加熱した後空気を吹き付け
て冷却することで強化処理を施し、光学特性を測定し
た。
【0042】表1〜4に、得られたサンプルの基礎ガラ
ス組成と、T−Fe2 3 濃度、FeO(Fe2 3
算)/T−Fe2 3 比、CoO濃度、Se濃度、Ni
O濃度、CeO2 濃度、TiO2 濃度を示した。表中の
数字は重量%表示であるが、CoO濃度、Se濃度、N
iO濃度はppm単位で表示した。また、表中のSiO
2 の重量%には小数点以下の数値が表示されていない
が、これはSiO2 の小数点以下を四捨五入したためで
ある。表1にはあわせて各サンプルの光学特性値を示し
た。
【0043】
【表1】
【0044】
【表2】
【0045】
【表3】
【0046】実験No.1〜21のサンプルはいずれも
厚さ4mmでA光源を用いて測定した可視光透過率(Y
A)が23〜50%、全太陽光エネルギー透過率(T
G)が7〜30%、ISO 9050に規定された紫外
線透過率(TUV)が6%以下の光学特性を有するガラス
である。また、C光源を用いて測定した主波長(DW )
が480〜525nm、刺激純度(Pe )が11%未満
である光学特性を有するガラスでもある。
【0047】実験No.2〜6、10、11、NiO
を含有しないガラスであ
【0048】また実験No.7〜9、12〜16から明
らかな通り、Seを含有しないガラスであっても実験N
o.1のガラスと同等あるいはそれ以上の特性を有す
る。
【0049】実験No.2〜9のガラスは、T−Fe
が比較的少ないため熔解時の窯槽への負担を小さく
することができる。
【0050】実験No.10〜16のガラスは、T−F
が比較的多いため、紫外線吸収能及び赤外線吸
収能が高い。
【0051】紫外線吸収能を高めるために実験No.
7〜19はTiOが比較的多量に添加され、実験N
o.20はCeOが添加されている。これらのガラス
はいずれも可視光透過率、全太陽光エネルギー透過率を
損なわず、紫外線吸収能が高い。
【0052】実験No.21は全太陽光エネルギー透過
率を低減するためにCuOが添加された組成であり、可
視光透過率及び紫外線吸収能を損なわず、赤外線吸収能
が高い。
【0053】実験No.6,7及び14のガラスは、高
い赤外線吸収能を有しながら高い可視光透過率を有し、
さらに高い紫外線吸収能を有しており、室内内装材の劣
化防止や冷房負荷低減効果に優れ、自動車後部窓ガラス
や建築物用窓ガラス等に用いられるプライバシー保護用
低可視光透過率ガラスとして好適である。
【0054】実験No.22〜29は、紫外線吸収性や
赤外線吸収性は若干劣るが、T−Feは少な目で
FeO比を低めにした生産性重視の組成である。
【0055】このうち実験No.23〜29は、Seを
含有していないにもかかわらず、その他の実例と同等
かあるいはそれ以上の特性を有するガラスである。
【0056】実験No.25のガラスは、中程度の可視
光透過率と低い赤外線紫外線透過率を有する。
【0057】実験No.26,28及び29のガラス
は、低可視光透過率と低い赤外線紫外線透過率を有す
る。
【0058】
【表4】
【0059】実施例に係る実験No.30〜35は風冷
強化処理を施す前後のガラスの光学特性を測定した結果
を示したものである。
【0060】このうち実験No.30〜32のガラス
は、中程度の可視光透過率と低い赤外線紫外線透過率を
有し、中性色調に近い青緑色系ないし深緑色系の色調を
有する。強化処理により紫外線透過率が1.5%程度改
善されている。
【0061】実験No.33〜35のガラスは、低可視
光透過率と低い赤外線紫外線透過率を有する。強化処理
により紫外線透過率が2%程度改善される。
【0062】実施例に係るこれら実験No.30〜35
のガラスは何れも、強化処理により灰色味を帯びた好ま
しい中性色に近い色調になっている。図1にはこれらの
実施例のLabによって表した色座標上の点が強化処理
によってどのように動いたかを示した。
【0063】強化処理により何れの点も原点に向かって
移動しており、より中性色に近い刺激純度の低減された
好ましい色調に変化したことが分かる。
【0064】従って、これら実施例のガラスを自動車用
等の車両用窓ガラスや建築物用窓ガラス等として用いた
場合には、室内内装材に対する優れた劣化防止効果及び
プライバシー保護効果が期待される。
【0065】〔実験No.36〜39(比較例)〕 ガラス組成を異ならせた他は実験No.1〜35と同様
にして製造した比較例にかかるガラスの組成及び光学特
性を表5に示す。
【0066】実験No.36〜39は、いずれも本発明
の範囲外の組成であり、このうち実験No.36は着色
剤であるNiO量が請求範囲外の組成であり、実験N
o.37はT−Feが請求範囲外の組成である。
実験No.38のガラスは、本文中に引用した特開平8
−157232号公報中に実施例として挙げられている
組成を有し、実験No.39のガラスは本文中に引用し
た米国特許第5,393,593号中に実施例として挙げ
られている組成を有する。但し、実験No.38の光学
特性は、5mm厚みに換算したガラスにおける数値、
験No.39の光学特性は、3.9mm厚みに換算した
ガラスにおける数値である。
【0067】
【表5】
【0068】表5から明らかなように、比較例に係る実
験No.36,37のガラスは本実施例に比べて中性色
に近い青緑色系ないし深緑色系の色調が得られておら
ず、低〜中程度の可視光透過率と、低い赤外線透過率か
つ低い紫外線透過率を兼ね備えていない。また実験N
o.38,39のガラスは高価で有毒なSeを多量に使
用しており、生産面、環境面何れにおいても好ましくな
いガラスであることが分かる。
【0069】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によれば、低
〜中程度の可視光透過率と低い全太陽光エネルギー透過
率及び低い紫外線透過率を持ち、中性色に近い青緑色系
ないし深緑色系の色調を有する紫外線赤外線吸収低透過
ガラスが提供される。
【0070】本発明の中性色に近い青緑色系ないし深緑
色系の色調を有する紫外線赤外線吸収低透過ガラスは、
自動車用等の後方窓ガラスや、建築用窓ガラス等に適用
された場合には、優れた室内内装材の劣化防止効果や褪
色防止効果を示すとともにプライバシー保護効果を示す
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例において強化処理したときの色調の変化
を示す色座標図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C03C 4/02 C03C 4/02 (72)発明者 吉井 成和 大阪府大阪市中央区道修町3丁目5番11 号 日本板硝子株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−157232(JP,A) 特表 平6−503300(JP,A) 特表 平7−508971(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C03C 1/00 - 14/00 WPI

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量%で表示して、 65〜80%のSiO、 0〜5%のAl、 0〜10%のMgO、 5〜15%のCaO(ただし、MgOとCaOとの合量
    は5〜15%)、 10〜18%のNaO、 0〜5%のKO(ただし、NaOとKOとの合量
    は10〜20%)、 及び0〜5%のBからなる基礎ガラス組成と、 着色成分として、 1.2〜2.2%のFeに換算した全酸化鉄(T
    −Fe)、 0.001〜0.03%のCoO び0.003〜0.2%のNiOからなり、Seを実
    質的に含有しないことを特徴とする紫外線赤外線吸収低
    透過ガラス。
  2. 【請求項2】 請求項1において、T−Fe
    1.2%以上1.8%未満であることを特徴とする紫外
    線赤外線吸収低透過ガラス。
  3. 【請求項3】 請求項1において、T−Fe
    1.8〜2.2%であることを特徴とする紫外線赤外線
    吸収低透過ガラス。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項において、
    CoOが0.001〜0.018%であることを特徴と
    する紫外線赤外線吸収低透過ガラス。
  5. 【請求項5】 請求項1ないしのいずれか1項におい
    て、NiOが0.003%以上〜0.05%未満である
    ことを特徴とする紫外線赤外線吸収低透過ガラス。
  6. 【請求項6】 請求項1ないしのいずれか1項におい
    て、NiOが0.05〜0.2%であることを特徴とす
    る紫外線赤外線吸収低透過ガラス。
  7. 【請求項7】 請求項1〜のいずれか1項において、
    2.0%以下のCeO及び/または2.0%以下のT
    iOを含むことを特徴とする紫外線赤外線吸収低透過
    ガラス。
  8. 【請求項8】 請求項1〜のいずれか1項において、
    Feに換算したFeOがT−Feの15〜
    40%であることを特徴とする紫外線赤外線吸収低透過
    ガラス。
  9. 【請求項9】 請求項1〜のいずれか1項において、
    A光源を用いて測定した可視光透過率(YA)よりも全
    太陽光エネルギー透過率(TG)の方が小さく、4mm
    厚みに換算したガラスのYAが23〜50%、TGが7
    〜35%であることを特徴とする紫外線赤外線吸収低透
    過ガラス。
  10. 【請求項10】 請求項において、前記YAが25〜
    40%であり、TGが20〜35%であることを特徴と
    する紫外線赤外線吸収低透過ガラス。
  11. 【請求項11】 請求項又は10において、ガラス色
    調の、L表色系を用いてa,bで表され
    る色度がそれぞれ、−9<a<−6,−3<b<3
    の範囲内であることを特徴とする紫外線赤外線吸収低透
    過ガラス。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれか1項におい
    て、3.1〜5mmのいずれかの厚みにおけるガラスの
    YAが10〜25%であり、かつTGが10〜35%で
    あることを特徴とする紫外線赤外線吸収低透過ガラス。
  13. 【請求項13】 請求項12においてガラス色調の、L
    表色系を用いてa,bで表される色度が
    それぞれ−7<a<−2,−3<b<7の範囲内で
    あることを特徴とする紫外線赤外線吸収低透過ガラス。
  14. 【請求項14】 請求項1〜13のいずれか1項におい
    て、ISOに規定される紫外線透過率が6%以下である
    ことを特徴とする紫外線赤外線吸収低透過ガラス。
  15. 【請求項15】 請求項1〜14のいずれか1項におい
    て、4mm厚みに換算したガラスのC光源を用いて測定
    した主波長が480nm〜525nmであることを特徴
    とする紫外線赤外線吸収低透過ガラス。
  16. 【請求項16】 請求項1〜15のいずれか1項におい
    て、4mm厚みに換算したガラスのC光源を用いて測定
    した刺激純度が11%未満であることを特徴とする紫外
    線赤外線吸収低透過ガラス。
JP18637497A 1996-08-21 1997-07-11 紫外線赤外線吸収低透過ガラス Expired - Fee Related JP3419259B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18637497A JP3419259B2 (ja) 1996-08-21 1997-07-11 紫外線赤外線吸収低透過ガラス
DE1997605367 DE69705367T2 (de) 1996-08-21 1997-08-13 Ultraviolett/Infrarot absorbierendes Glas mit niedriger Durchlässigkeit
EP19970113977 EP0825156B1 (en) 1996-08-21 1997-08-13 Ultraviolet/infrared absorbent low transmittance glass
MYPI9703765 MY121651A (en) 1996-08-21 1997-08-15 Ultraviolet/infrared absorbent low transmittance glass
US09/524,589 US6395660B1 (en) 1996-08-21 2000-03-14 Ultraviolet/infrared absorbent low transmittance glass
US10/131,237 US20020155939A1 (en) 1996-08-21 2002-04-25 Ultraviolet/infrared absorbent low transmittance glass
US10/800,663 US7393802B2 (en) 1996-08-21 2004-03-16 Ultraviolet/infrared absorbent low transmittance glass

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8-219616 1996-08-21
JP21961696 1996-08-21
JP18637497A JP3419259B2 (ja) 1996-08-21 1997-07-11 紫外線赤外線吸収低透過ガラス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10114540A JPH10114540A (ja) 1998-05-06
JP3419259B2 true JP3419259B2 (ja) 2003-06-23

Family

ID=26503724

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18637497A Expired - Fee Related JP3419259B2 (ja) 1996-08-21 1997-07-11 紫外線赤外線吸収低透過ガラス

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP0825156B1 (ja)
JP (1) JP3419259B2 (ja)
DE (1) DE69705367T2 (ja)
MY (1) MY121651A (ja)

Families Citing this family (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6524713B2 (en) * 1998-03-25 2003-02-25 Nippon Sheet Glass Co., Ltd. Ultraviolet-infrared absorbent low transmittance glass
JP3963558B2 (ja) * 1998-03-25 2007-08-22 日本板硝子株式会社 紫外線赤外線吸収低透過ガラス
JPH11292565A (ja) * 1998-04-13 1999-10-26 Nippon Sheet Glass Co Ltd 紫外線赤外線吸収低透過ガラス
US6953758B2 (en) * 1998-05-12 2005-10-11 Ppg Industries Ohio, Inc. Limited visible transmission blue glasses
US6841494B2 (en) * 1998-06-17 2005-01-11 Nippon Sheet Glass Co., Ltd. Ultraviolet/infrared absorbent green glass with medium light transmittance
JP3620289B2 (ja) * 1998-06-17 2005-02-16 日本板硝子株式会社 紫外線赤外線吸収中透過緑色ガラス
FR2781787B1 (fr) * 1998-07-31 2000-09-29 Glaverbel Verre sodo-calcique colore fonce
EP1013620A1 (fr) 1998-12-22 2000-06-28 Glaverbel Verre sodo-calcique à nuance bleue
JP2000203877A (ja) * 1999-01-12 2000-07-25 Nippon Sheet Glass Co Ltd 紫外線赤外線吸収低透過ガラス
US6780803B2 (en) * 1999-08-26 2004-08-24 Nippon Sheet Glass Co., Ltd. Ultraviolet/infrared absorbent low transmittance glass
JP4300645B2 (ja) * 1999-08-26 2009-07-22 日本板硝子株式会社 紫外線赤外線吸収低透過ガラス
JP2001206731A (ja) * 2000-01-24 2001-07-31 Nippon Sheet Glass Co Ltd 紫外線赤外線吸収低透過ガラス
US6573207B2 (en) 2001-01-23 2003-06-03 Guardian Industries Corp. Grey glass composition including erbium
US6521558B2 (en) 2001-01-23 2003-02-18 Guardian Industries Corp. Grey glass composition including erbium
US6672108B2 (en) 2001-04-26 2004-01-06 Guardian Industries Corp. Method of making glass with reduced Se burnoff
US6753280B2 (en) 2001-06-21 2004-06-22 Nippon Sheet Glass Co., Ltd. Ultraviolet/infrared absorbent green glass
US6498118B1 (en) 2001-06-27 2002-12-24 Guardian Industries Corp. Grey glass composition including erbium and holmium
US6716780B2 (en) 2001-09-26 2004-04-06 Guardian Industries Corp. Grey glass composition including erbium, holmium, and/or yttrium
EP3521015B1 (en) * 2003-07-11 2023-09-06 Pilkington Group Limited Solar control glazing
BRPI0618277A2 (pt) 2005-10-31 2011-08-23 Nippon Sheet Glass Co Ltd artigo de vidro e método de sua produção
JP5308039B2 (ja) 2007-02-20 2013-10-09 富士フイルム株式会社 紫外線吸収剤を含む高分子材料
US8039532B2 (en) 2007-08-16 2011-10-18 Fujifilm Corporation Heterocyclic compound, ultraviolet absorbent and composition containing the same
CN101215087B (zh) * 2008-01-02 2010-07-28 沈阳建筑大学 一种防红外线玻璃的制作方法
GB0922064D0 (en) 2009-12-17 2010-02-03 Pilkington Group Ltd Soda lime silica glass composition
EP3081542A4 (en) * 2013-12-13 2017-05-03 Asahi Glass Company, Limited Uv-absorbing glass article
CN106458709B (zh) * 2014-05-09 2020-03-10 Agc株式会社 热线吸收玻璃板及其制造方法
CN107001118B (zh) * 2014-12-03 2020-10-16 日本板硝子株式会社 玻璃组合物、玻璃板及使用该玻璃板的车辆用玻璃窗
JP6833163B2 (ja) * 2015-09-11 2021-02-24 Agc株式会社 紫外線吸収性ガラス物品
JP6627558B2 (ja) * 2016-01-07 2020-01-08 セントラル硝子株式会社 紫外線吸収ガラス板
CN108473364B (zh) * 2016-01-20 2021-08-31 Agc株式会社 紫外线吸收性玻璃
US10988404B2 (en) 2016-05-30 2021-04-27 Nippon Sheet Glass Company, Limited Ultraviolet-shielding glass sheet and vehicle window pane using the glass sheet
CN116425413A (zh) * 2023-04-19 2023-07-14 本溪福耀浮法玻璃有限公司 灰色玻璃组合物及车窗玻璃

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2660921B1 (fr) * 1990-04-13 1993-11-26 Saint Gobain Vitrage Internal Vitrage en verre teinte notamment pour toit de vehicules automobiles.
US5393593A (en) * 1990-10-25 1995-02-28 Ppg Industries, Inc. Dark gray, infrared absorbing glass composition and coated glass for privacy glazing
FR2682101B1 (fr) * 1991-10-03 1994-10-21 Saint Gobain Vitrage Int Composition de verre colore destine a la realisation de vitrages.
US5308805A (en) * 1993-05-05 1994-05-03 Libbey-Owens-Ford Co. Neutral, low transmittance glass
JPH08245238A (ja) * 1995-03-10 1996-09-24 Nippon Sheet Glass Co Ltd 低透過性ガラス
LU88653A1 (fr) * 1995-09-06 1996-10-04 Glaverbel Verre gris clair foncé sodo-calcique
US6071840A (en) * 1995-11-10 2000-06-06 Asahi Glass Company Ltd. Dark green colored glass

Also Published As

Publication number Publication date
EP0825156A1 (en) 1998-02-25
DE69705367T2 (de) 2001-10-11
DE69705367D1 (de) 2001-08-02
EP0825156B1 (en) 2001-06-27
MY121651A (en) 2006-02-28
JPH10114540A (ja) 1998-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3419259B2 (ja) 紫外線赤外線吸収低透過ガラス
US6784129B2 (en) Ultraviolet/infrared absorbent low transmittance glass
US5998316A (en) Ultraviolet and infrared radiation absorbing and low transmitting glass
JPH10139475A (ja) 紫外線赤外線吸収低透過ガラス
JPH1045425A (ja) 紫外線赤外線吸収ガラス
JP3899531B2 (ja) 紫外線赤外線吸収ガラス
JPH10101368A (ja) 紫外線赤外線吸収ガラス
EP1125899B1 (en) Ultraviolet/infrared absorbent low transmittance glass
JP2000203877A (ja) 紫外線赤外線吸収低透過ガラス
JP2000247679A (ja) 紫外線赤外線吸収低透過ガラス
WO2007125713A1 (ja) 赤外線吸収ガラス組成物
US6395660B1 (en) Ultraviolet/infrared absorbent low transmittance glass
JP4300645B2 (ja) 紫外線赤外線吸収低透過ガラス
JPH08245238A (ja) 低透過性ガラス
JP2002160938A (ja) 紫外線赤外線吸収緑色ガラス
US20020155939A1 (en) Ultraviolet/infrared absorbent low transmittance glass
JPH09235135A (ja) 紫外線赤外線吸収ガラス
JPH11292565A (ja) 紫外線赤外線吸収低透過ガラス
JP3620289B2 (ja) 紫外線赤外線吸収中透過緑色ガラス
US6780803B2 (en) Ultraviolet/infrared absorbent low transmittance glass
US6524713B2 (en) Ultraviolet-infrared absorbent low transmittance glass
JP3963558B2 (ja) 紫外線赤外線吸収低透過ガラス
JPH1072239A (ja) 紫外線赤外線吸収ガラス
JP3890657B2 (ja) 紫外線吸収着色ガラス
US20030100432A1 (en) Ultraviolet / infrared absorbent green glass with medium light transmittance

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090418

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100418

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100418

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110418

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130418

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130418

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140418

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees