JP3418494B2 - モータアクチュエータの原点復帰機構 - Google Patents

モータアクチュエータの原点復帰機構

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JP3418494B2
JP3418494B2 JP34853095A JP34853095A JP3418494B2 JP 3418494 B2 JP3418494 B2 JP 3418494B2 JP 34853095 A JP34853095 A JP 34853095A JP 34853095 A JP34853095 A JP 34853095A JP 3418494 B2 JP3418494 B2 JP 3418494B2
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俊哉 山下
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K37/00Motors with rotor rotating step by step and without interrupter or commutator driven by the rotor, e.g. stepping motors
    • H02K37/24Structural association with auxiliary mechanical devices
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/20Control lever and linkage systems
    • Y10T74/20576Elements
    • Y10T74/20582Levers
    • Y10T74/2063Stops

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Stepping Motors (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータアクチュエ
ータを回動始点としての原点へ復帰さるための機構に係
り、特に、ステッピングモータを用いてなるモータアク
チュエータにおいて、構造の簡素化と信頼性の向上を図
ったものに関する。
【0002】
【従来の技術】モータアクチュエータは、リンク機構等
のいわゆる運動変換機構を介して回動力又は回転力を、
所望の機械的運動力に変換して得る場合の駆動源として
種々の装置において用いられてものである。このような
モータアクチュエータにおいて、特に、ステッピングモ
ータを用いてなるものであって、いわゆるオープン制御
により所望の回動位置を得るようにしたものにおいて
は、その回動又は回転の開始点としてのいわゆる原点を
定めることが必要となり、そのための技術が従来から種
々提案されている。
【0003】例えば、図8に概略が示されたように、モ
ータの出力軸における回転速度(又は回動速度)を所望
の速度にするために、モータアクチュエータ内部に設け
られた歯車20の軸21にストッパ22を直接設けると
共に、モータアクチュエータの図示されない内部の適宜
な位置、すなわち原点として設定を所望する位置に、こ
のストッパ22が突き当たるように、相手方ストッパを
設けるようにしてなる原点復帰機構が提案されている。
【0004】また、リンク機構を原点位置でロックする
ようにした構成が提案されている。すなわち、図9にお
いて、モータアクチュエータ23のレーバ23aは、リ
ンク機構24に連結されており、モータアクチュエータ
23が原点位置となった際に、リンク機構24を構成す
るサブレバー24aが位置する部位に、ストッパ25を
設けて、リンク機構24の動作をロックするようにした
ものが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
機構にあっては、特に、モータアクチュエータに要求さ
れる回転出力(又は回動出力)が大きなものである場
合、歯車に設けられたストッパと相手側ストッパとが突
き当たる際に、この両者にかかる力も大きいものとなる
ため、破損が生じ易く、信頼性に欠けるという問題があ
る。
【0006】このため、ストッパを大きな形状として単
位面積当たりの剪断力を小さくする等の対策が考えられ
るが、小型化が要求されるモータアクチュエータにあっ
ては限界があり、最良の対策ではない。特に、大きなス
トッパを軸部分に取り付けることには、自ずから限界が
ある。また、後者の機構の場合、リンク機構の捻れや、
はずれを生ずる原因となり、やはり装置の信頼性に欠け
るという問題がある。
【0007】本発明は、上記実状に鑑みてなされたもの
で、ストッパが当接する面積を比較的大とすることがで
き、当接面における面圧を小さくできるモータアクチュ
エータの原点復帰機構を提供するものである。また、本
発明の他の目的は、モータアクチュエータに接続される
リンク機構における捻りや、はずれを生ずる原因を発生
することのないモータアクチュエータの原点復帰機構を
提供することにある。さらに、本発明の他の目的は、モ
ータアクチュエータ内部の歯車にストッパを設けるよう
にした原点復帰機構に比して、歯車への負荷が少なく、
しかも機械的強度の比較的大きなモータアクチュエータ
の原点復帰機構を提供することにある。またさらに、本
発明の他の目的は、アクチュエータレバーの回動範囲の
変更を容易とすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
るモータアクチュエータの原点復帰機構は、モータの回
転が直接又は歯車装置を介して間接的に伝達される出力
軸にアクチュエータレバーが固設されてなるモータアク
チュエータにおける原点復帰機構において、前記アクチ
ュエータレバーの所望の原点復帰位置において、モータ
アクチュエータのケースと当接するストッパが、前記ア
クチュエータレバーに設けられてなるものである。
【0009】かかる構成においては、モータアクチュエ
ータは、例えば、いわゆるオープンループ制御のステッ
ピングモータが用いられてなるモータアクチュエータで
ある。そして、ケースは例えば、その一側部において、
段部が形成されたものが好適であり、この段部へアクチ
ュエータレバーが突出するようにケース上面に突出した
出力軸に、その一端を固定してなるものが好適である。
【0010】さらに、アクチュエータレバーの所望の原
点復帰位置とするところで、段部に当接するようにスト
ッパをアクチューエタレバーに設けるように構成するこ
とで、従来に比して段部との当接面が大きなストッパを
容易に用いることができるので、機械的強度の大きなモ
ータアクチュエータの原点復帰機構を提供することがで
きるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1乃至図7を参照しつつ説明する。なお、以下に
説明する部材、配置等は本発明を限定するものではな
く、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができる
ものである。
【0012】まず、第1の実施の形態について、図1乃
至図3を参照しつつ説明する。最初に、モータアクチュ
エータ1について説明すれば、このモータアクチュエー
タ1は、アクチュエータケース2内に、図示されないス
テッピングモータが設けられてなり、さらに、必要に応
じてモータ回転数をギアダウンするための歯車装置が収
納されてなるもので、アクチュエータケース2の上面2
aには、内部のステッピングモータに直接又は歯車装置
を介して間接的に接続されたアクチュエータレバー3が
設けられているものである。
【0013】アクチュエータレバー3は、一端側がモー
タアクチュエータ1の出力軸4に固設される一方、他端
側においては、図示されないリンク機構の一部をなすリ
ンク部材5の一端が枢着されており、アクチュエータレ
バー3の回動運動がリンク部材5を介して伝達され、リ
ンク機構において所望の運動に変換されて、図示されな
い被駆動体において所定の動きが得られるようになって
いる。
【0014】アクチュエータケース2は、直方体の一側
部に沿って段部6が直線状に設けられた構成となってお
り、その上面2aの段部6側の縁近傍において、出力軸
4が、アクチュエータケース2内部から突出するように
なっている。なお、上面2aの隅側には、図示されない
接続コネクタが接続されるコネクタ用凹部7が設けられ
ており、このコネクタ用凹部7に接続コネクタを接続す
ることで、図示されない外部回路によりモータアクチュ
エータ1の動作が制御されるようになっている。
【0015】比較的扁平に形成されたアクチュエータレ
バー3は、リンク部材5と枢着される端部側が段部6を
臨むようにして、他端側が出力軸4に固着されている。
さらに、このアクチュエータレバー3の下面側(段部6
を臨む側)には、ストッパ8が、このモータアクチュエ
ータ1の原点復帰位置とする位置において、段部6の垂
直壁6aに当接するように設けられている(図2参
照)。
【0016】すなわち、まず、この第1の発明の実施の
形態において、このモータアクチュエータ1の原点復帰
位置が、例えば、図3(b)に示されたように、アクチ
ュエータレバー3が段部6の長手軸方向(図3において
紙面左右方向)に対して直交する位置であるとする。な
お、図3において、リンク部材5は図示を省略されてい
る。ストッパ8は、その平面形状が、概略1/4円の一
部に切欠部8aを形成したような形状を有するもので、
この切欠部8aの幅(図3(b)において紙面左右方
向)は、略アクチュエータレバー3のそれと略等しいも
のとなっている(図2及び図3参照)。また、ストッパ
8の厚み(図1において紙面上下方向における厚み)
は、段部6の垂直壁6aの高さ(図1において紙面上下
方向の高さ)に等しく設定されている。
【0017】そして、このストッパ8の部位イには、枢
軸9が突設されており、この部位イの部分は、アクチュ
エータレバー3の下面側(段部6を臨む側)に、接着剤
等により接合、固着されるようになっており、このと
き、枢軸9はアクチュエータレバー3に穿設された貫通
孔10に嵌挿されるようになっている。なお、枢軸9
は、この例においては、円柱状に形成されたものとなっ
ているが、例えば、軸方向の断面形状が半円形の柱状と
してもよい。この場合、貫通孔10も半円形状のものと
する必要がある。さらに、ストッパ8の部位ロは、上述
のようにして部位イがアクチュエータレバー3の下面側
に固着された際に、アクチュエータレバー3の脇へ位置
するようになっているものである(図1、図2及び図3
参照)。
【0018】そして、上述のようにしてストッパ8がア
クチュエータレバー3に取り付けられた際、このストッ
パ8の部位ロに形成された当接面(図2において点線で
表示された部分)8bは、アクチュエータレバー3の長
手軸方向(図3において紙面上限方向)に直交する面に
位置するようにしてあり、しかも、アクチュエータレバ
ー3が図3(b)に示されたような原点復帰位置となる
際に、段部6の垂直壁6aに丁度当接する位置となるよ
うにその寸法形状が設定されているものである。
【0019】次に、上記構成における作用について、図
3を参照しつつ説明する。まず、前提として、モータア
クチュエータ1は、いわゆるオープンループ制御により
アクチュエータレバー3の位置が設定されるものである
とする。すなわち、このモータアクチュエータ1の制御
は、図示されないリンク機構を介してモータアクチュエ
ータ1により駆動制御される被駆動体の位置(又はアク
チュエータレバー3の位置)をフィードバックしてなさ
れるものではなく、アクチュエータレバー3所望の回動
位置に移動させる度毎に、アクチュエータレバー3が一
度原点復帰位置へ戻され、この原点復帰位置から所望の
回動位置へアクチュエータレバー3を回動するに必要な
数のパルス信号が、外部回路によりステッピングモータ
(図示せず)へ供給されることで、アクチュエータレバ
ー3の回動が行われるようになっているものである。
【0020】この第1の発明の実施の形態におけるアク
チュエータレバー3の回動位置は、常にストッパ8の当
接面8bが段部6の垂直壁6aに当接した位置、すなわ
ち、原点復帰位置を基準として定められている。例え
ば、アクチュエータレバー3を、図3(a)に示された
位置から、別の所定の位置へ回動させる場合、モータア
クチュエータ1は図示されない外部回路により、アクチ
ュエータレバー3が原点復帰位置(図3(b)参照)へ
一端戻るように動作制御される。すなわち、アクチュエ
ータレバー3を、図3(a)の位置から原点復帰位置へ
回動させるに必要なパルス信号が、外部回路からモータ
アクチュエータ1へ入力され、アクチュエータレバー3
は、図3の例でいえば、時計回りに回動することとな
る。
【0021】そして、アクチュエータレバー3が、段部
6の上方で段部6に対して直交するように過ぎる位置に
到達すると、ストッパ8が段部6の垂直壁6aに当接し
て、原点復帰位置への位置決めがなされ、同時にアクチ
ュエータレバー3の回動が停止されることとなる。続い
て、アクチュエータレバー3を原点復帰位置から所望の
回動位置へ移動させるに必要なパルス信号が、図示され
ない外部回路からモータアクチュエータ1へ入力され、
アクチュエータレバー3が所望の位置へ回動されること
となる。なお、上述の例においては、アクチュエータレ
バー3とストッパ8とを別体としたが、必ずしも別体で
ある必要はなく、一体成形するようにしてもよいもので
ある。
【0022】次に、第2の発明の実施の形態について図
4を参照しつつ説明する。この第2の発明の実施の形態
は、ストッパの形状を違えたものである。すなわち、上
述した第1の発明の実施の形態においては、ストッパ8
の形状は、略四半円に切り欠きを形成したようなもので
あったのに対し、この第2の発明の実施の形態における
ストッパ11は、図4に示されたように、やや扁平の直
方体状に形成されたものとなっている。
【0023】そして、このストッパ11は、その厚み方
向がアクチュエータレバー3の長手軸方向に一致するよ
うにして、アクチュエータレバー3の所定の位置におい
て、その脇へ突出するようにアクチュエータレバー3に
対して一体形成されている。ここで、アクチュエータレ
バー3の所定の位置とは、アクチュエータレバー3を所
望の原点復帰位置で停止させるために予め定められた位
置を言い、図4においては、上述した第1の発明の実施
の形態と同様な位置、すなわち、アクチュエータレバー
3が、図3(b)に示されたように、段部6の上方で段
部6に対して直交するように過ぎる位置を原点復帰位置
とする場合のストッパ11の取り付け例が示されてい
る。
【0024】なお、このストッパ11は、上述のように
やや扁平ではあるが、勿論その厚みは、ストッパ11が
段部6の垂直壁6a(図1参照)へ当接した際に、スト
ッパ11とアクチュエータレバー3との接合部分に生ず
る剪断力に十分耐え得るような大きさに設定される必要
があることは勿論である。また、上述の例においては、
ストッパ11は、アクチュエータレバー3に一体成形さ
れたものとしたが、別体に設けられるものであっても勿
論よいものである。
【0025】次に、第3の発明の実施の形態について図
5及び図6を参照しつつ説明する。なお、図5及び図6
において、リンク部材5(図1参照)は図示を省略され
ている。この第3の発明の実施の形態は、アクチュエー
タレバー3の原点復帰位置を先に述べた第1の発明の実
施の形態と違えた場合の例を示すものである。すなわ
ち、図1乃至図3において述べた第1の発明の実施の形
態においては、段部6の垂直壁6aへ当接するストッパ
8の当接面8bが、アクチュエータレバー3の長手軸方
向(図3(b)において紙面上下方向)に対して直交す
るように、ストッパ8をアクチュエータレバー3に取着
したものであるのに対して、この第3の発明の実施の形
態においては次述するようにストッパ12(又は13)
の当接面と、アクチュエータレバー3の長手軸とがなす
角度を変えて、所望の原点復帰位置が設定されるように
してある。
【0026】例えば、アクチュエータレバー3の原点復
帰位置を、先の図3(b)に示された位置よりも、時計
回り方向へさらに広めたい場合、図5に示されたよう
に、ストッパ12の当接面(図5においては当接面と直
交する平面側に現れる縁が直線状に示されているだけで
ある)と、アクチュエータレバー3の長手軸方向に沿っ
た縁(長手軸と平行しているものとする)とのなす角度
Θが、鋭角となるようにストッパ11の形状を定めれば
よい。
【0027】ここで、角度Θは、例えば、次のようにし
て求めることができるものである。まず、先に説明した
第1の発明の実施の形態は、上述の角度Θを90度とし
たものであるが、このΘ=90度を基準とし、この位置
からさらに広めたい回動角度を仮にΘ1とすれば、図5
における角度Θは、(90−Θ1)として求められるも
のである。
【0028】また、例えば、アクチュエータレバー3の
回動範囲を、Θ=90度の場合からさらに狭めたい場合
には、図6に示されたように、ストッパ13の当接面と
(図6においては当接面と直交する平面側に現れる縁が
直線状に示されているだけである)とアクチュエータレ
バー3の長手軸方向に沿った縁(長手軸と平行している
ものとする)とのなす角度Θが、鈍角となるようにスト
ッパ13の形状を定めればよい。なお、この場合、角度
Θは、上述の場合と同様に、Θ=90度の場合を基準と
して、その位置から狭めたい回動角度の大きさを仮にΘ
2とすれば、図6におけるΘは、(90+Θ2)と求め
られるものである。
【0029】次に、第4の発明の実施の形態について、
図7を参照しつつ説明する。なお、図1乃至図3におい
て示された第1の発明の実施の形態における構成要素と
同一のものについては、同一の符号を付してその詳細な
説明は省略するものとする。また、図7において、リン
ク部材5(図1参照)は図示を省略されている。この第
4の発明の実施の形態は、アクチュエータレバー3の回
動範囲を広めるために、段部の形状を変えたものであ
る。すなわち、第1の発明の実施の形態(図1乃至図3
参照)においては、アクチュエータケース2の一側部に
おいて、この側部に沿って直線状に段部6が形成された
ものである。これに対して、この第4の発明の実施の形
態は、段部14をその途中から、アクチュエータレバー
3の回動範囲を広げたい方向へ湾曲させてなるものであ
る(図7参照)。
【0030】図7に示された例において、原点復帰位置
は図1乃至図3で示された第1の発明の実施の形態と同
様である。すなわち、ストッパ8の当接面とアクチュエ
ータレバー3の長手軸に沿う縁とがなす角度Θが90度
となっている。そして、アクチュエータレバー3が、反
時計回りに回動した際、最も回動できる位置は、ストッ
パ8の角部8cが、段部14の垂直壁(図7において紙
面表裏方向に沿う面であり、同図においては図示されて
いない)に当接するところとなる。この第4の発明の実
施の形態においては、ストッパ8の角部8cが当接する
段部14周辺が、湾曲部分14aとなっているために、
図7において二点鎖線で示されたような位置で、ストッ
パ8の角部8cが段部14の湾曲部分14aの垂直壁に
当接して、アクチュエータレバー3の最大回動位置とな
る。
【0031】アクチュエータレバー3の最大回動位置を
図7に示された位置からさらに、反時計回りに広げたい
場合には、湾曲部分14aを形成する位置を、より原点
復帰位置側とすればよいこととなる。換言すれば、図7
において紙面左側へ湾曲部分14aを形成することで、
アクチュエータレバー3の最大回動位置をさらに広げる
ことが可能となるものである。
【0032】
【発明の効果】以上、述べたように、本発明によれば、
モータアクチュエータのアクチュエータレバーを、モー
タアクチュエータのケース外壁にストッパを介して当接
させることで、原点復帰がなされるように構成すること
により、特に、モータアクチュエータ内部の歯車にスト
ッパを設けるような従来と異なり、ストッパにおけるよ
り大きな当接面の確保が容易であるため、当接面の面圧
を小さくでき、歯車への負荷が小さく、機械的強度の大
きなモータアクチュエータの原点復帰機構を提供するこ
とができる。
【0033】また、ストッパを介してアクチューエタレ
バーをケースに当接させる構成であるために、リンク機
構にストッパを設けるような従来の原点復帰機構に生ず
るようなリンク機構のねじれ、はずれをなくすることが
でき、信頼性の高いモータアクチュエータの原点復帰機
構を提供することができる。
【0034】さらに、モータアクチューエタのケースに
形成される段部がその途中で湾曲するように形成し、そ
の湾曲部分を設ける位置を変えることでアクチュエータ
レバーの最大回動位置を変えることができるので、アク
チューエタレバーの回動範囲の設計変更が簡易に行える
という効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の実施の形態におけるモータアクチ
ュエータの原点復帰機構の例を示す全体斜視図である。
【図2】図1に示されたモータアクチュエータの原点復
帰機構に用いられるアクチュエータレバーとストッパの
構造を示す全体斜視図である。
【図3】図1に示されたモータアクチュエータの原点復
帰機構の動作を説明するための平面図である。
【図4】第2の発明の実施の形態におけるストッパの例
を示す全体斜視図である。
【図5】第3の発明の実施の形態におけるストッパの例
を示す平面図である。
【図6】第3の発明の実施の形態におけるストッパの他
の例を示す平面図である。
【図7】第4の発明の実施の形態におけるモータアクチ
ュエータケースの例を示す平面図である。
【図8】従来技術の一つであるギアロック形式の構造例
を示す全体斜視図である。
【図9】従来技術の一つであるリンク機構のロック構造
を示す平面図である。
【符号の説明】
1…モータアクチュエータ 2…アクチュエータケース 2a…上面 3…アクチュエータレバー 6…段部(第1の例) 6a…垂直壁 8…ストッパ(第1の例) 8a…切欠部 8b…当接面 8c…角部 11…ストッパ(第2の例) 12…ストッパ(第3の例) 14…段部(第4の例) 14a…湾曲部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 5/00 H02K 7/00 H02K 37/24 H02P 8/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの回転が直接又は歯車装置を介し
    て間接的に伝達される出力軸にアクチュエータレバーが
    固設されてなるモータアクチュエータにおける原点復帰
    機構において、 前記アクチュエータレバーの所望の原点復帰位置におい
    て、モータアクチュエータのケースと当接するストッパ
    が、前記アクチュエータレバーに設けられてなり、 前記ケースは、その一側部に沿って段部が直線状に形成
    され、この段部近傍において前記ケースから突出された
    出力軸に、アクチュエータレバーの一端部側が前記段部
    をその上方で過ぎるように、アクチュエータレバーがそ
    の他端部側で固設されて なることを特徴とするモータア
    クチュエータの原点復帰機構。
  2. 【請求項2】 モータの回転が直接又は歯車装置を介し
    て間接的に伝達される出力軸にアクチュエータレバーが
    固設されてなるモータアクチュエータにおける原点復帰
    機構において、 前記アクチュエータレバーの所望の原点復帰位置におい
    て、モータアクチュエータのケースと当接するストッパ
    が、前記アクチュエータレバーに設けられてなり、 前記 ケースは、その一側部に沿って段部が形成され、こ
    の段部近傍において前記ケースから突出された出力軸
    に、アクチュエータレバーの一端部側が前記段部をその
    上方で過ぎるように、アクチュエータレバーがその他端
    部側で固設されてなり、さらに、前記段部は、前記アク
    チュエータレバーの回動範囲に応じて湾曲部分が形成さ
    れてなることを特徴とするモータアクチュエータの原点
    復帰機構。
  3. 【請求項3】 ストッパは、出力軸が突出するケース平
    面と直交する段部の平面部分に当接する当接面を有して
    なり、この当接面がアクチュエータレバーの脇に位置す
    るように設けられてなるものであることを特徴とする請
    求項1又は2記載のモータアクチュエータの原点復帰機
    構。
  4. 【請求項4】 所望の原点復帰位置に対応して、ストッ
    パの当接面とアクチュエータレバーの長手方向に沿う側
    縁とのなす角が設定されてなるものであることを特徴と
    する請求項記載のモータアクチュエータの原点復帰機
    構。
JP34853095A 1995-12-20 1995-12-20 モータアクチュエータの原点復帰機構 Expired - Fee Related JP3418494B2 (ja)

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