JP3418074B2 - 液晶表示装置の駆動装置および駆動方法 - Google Patents

液晶表示装置の駆動装置および駆動方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、単純マトリクスな
どの液晶パネルによる液晶表示装置で表示品位を向上さ
せることができる駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図39は、従来からの単純マトリクス液
晶パネル101を駆動するための概略的な電気的構成を
示す。液晶パネル101の複数のセグメント電極はセグ
メント側駆動回路102によって並列的に駆動され、複
数のコモン電極はコモン側駆動回路103によって順次
的に選択されて駆動される。セグメント側駆動回路10
2およびコモン側駆動回路103に与える電源電圧は、
電源回路104から6値の電圧V0,V1,V2,V
3,V4,V5として供給され、これらの間にはV0>
V1>V2>V3>V4>V5の関係がある。セグメン
ト側駆動回路102にはV0,V2,V3,V5の4値
の電圧が与えられ、コモン側駆動回路103にはV0,
V1,V4,V5の4値の電圧が与えられる。
【0003】液晶パネル101によって表示すべき画像
を表す表示データは、コントローラ105からシリアル
データとしてセグメント側駆動回路102に与えられ
る。表示データに同期して表示データをラッチするため
のデータラッチクロックや、水平同期信号および交流化
信号も、コントローラ105からセグメント側駆動回路
102に与えられる。コントローラ105からコモン側
駆動回路103には、水平同期信号、垂直同期信号およ
び交流化信号が与えられる。コモン側駆動回路103で
は、垂直同期信号に応答して最初に表示すべきコモン電
極を選択し、以下水平同期信号に同期しながら順次的に
選択するコモン電極を変化させ、垂直方向の走査を行
う。
【0004】図40は、図39のセグメント側駆動回路
102の内部構成を示す。シリアルデータとしてコント
ローラ105から与えられる表示データは、シフトレジ
スタ121によってパラレルデータに変換され、データ
ラッチ122にデータラッチクロックに従ってラッチさ
れ、水平同期信号(LP)に従ってラインラッチ123
に水平走査期間毎にラッチされる。ラインラッチ123
の出力は、レベルシフタ124を介して、レベルシフタ
125を介して与えられる交流化信号とともに、液晶駆
動出力回路126に与えられる。レベルシフタ124,
125は、液晶駆動出力回路126の動作電圧が、シフ
トレジスタ121、データラッチ122、ラインラッチ
123の動作電圧Vccとは異なるために設けられる。
【0005】図41は、図39の従来技術の各部の電圧
波形および液晶パネル101の液晶セルに印加される電
圧波形をそれぞれ示す。図41では、説明の便宜上走査
電極数が7本である場合を想定しているけれども、実際
にはもっと多くなる。セグメント側駆動回路102のラ
インラッチ123に蓄積された表示データがレベルシフ
タ124を介して液晶駆動出力回路126に与えられる
と、入力される4レベルの液晶駆動電源電圧V0,V
2,V3,V5の中からいずれか1つのレベルの電圧が
選択され、1走査電極分のセグメントドライバの出力が
並列的にセグメント側電極に印加される。一方コモン側
駆動回路103では、選択するコモン電極には4レベル
の液晶駆動電源電圧V0,V1,V4,V5の中から液
晶駆動電源電圧V0,V5が与えられ、非選択状態のコ
モン電極には液晶駆動電源電圧V1,V4が与えられ
る。
【0006】液晶パネル101は、0でない電気抵抗を
有するコモン電極とセグメント電極とによって構成さ
れ、その電極間にある液晶層は誘電体として働き、0で
ない容量を有する。したがって、各電極線の電気抵抗と
液晶を誘電体とする表示ドットの作るコンデンサとによ
って、ローパスフィルタが構成される。このローパスフ
ィルタによって、たとえばセグメント側駆動回路102
からの距離が大きくなるに従って、電圧降下および波形
なまりが大きくなり、セグメント側駆動回路102から
近い走査電極上の画素と遠い走査電極上の画素とでは、
液晶セルに印加される実効電圧値に差が生じ、その結果
として表示の濃度が異なる。この表示の濃度の違いは、
たとえば液晶表示面の上側と下側とで表示濃度が異なる
ように見える結果となる。
【0007】特に今後、パーソナルコンピュータのCR
Tモニタに対する置換え等によって、液晶表示装置のパ
ネルサイズは大形化される傾向がある。またいわゆるP
C−AT互換機の標準的な表示では、VGAからSVG
A、さらにXGAからSXGAと表示ドット数が増加す
る流れがあり、1つ1つの画素ピッチは狭小化の傾向が
ある。これらの結果、大画面化によって画素および走査
電極線の長さが長くなる。さらに画素の高精細化によっ
て画素および走査電極線の幅は狭くなり、画素および走
査電極線の電気抵抗成分が大きくなり、表示濃度の差は
より大きくなる傾向にある。
【0008】このような問題を解決するためには、たと
えば特開昭62−43624で提案されている先行技術
を適用することが考えられる。この先行技術では、図4
2に示すように鋸歯状に変化する液晶駆動電圧を用い、
各部の電圧波形を図43に示すように変化させる。走査
期間毎に大きな駆動電圧を印加するようにすれば、液晶
パネルの上側にセグメント側駆動回路を配置したとき
の、液晶パネルの上側と下側との濃淡の差を低減するこ
とができる。
【0009】また、単純マトリクス液晶パネルを駆動す
るために、セグメント側駆動回路の駆動電圧を低電圧駆
動、たとえば電源電圧が5Vの単一電源で駆動可能とす
る駆動方法を、本件出願人が提案している。この駆動方
法による動作を、図44に示す。セグメント側駆動回路
は、交流化信号と表示データとの組合わせによって、V
SHまたはVSLの2値の電圧を選択して出力し、表示
のONまたはOFFを決定する。コモン側駆動回路は、
交流化信号および選択または非選択の組合わせによっ
て、VCH,VCM,VCLの3値から1つの電圧を選
択して出力する。
【0010】液晶パネルの各液晶セルに印加される電圧
を、図41と図44とで比較してみると、以下に示す各
式が成立すれば、いずれの駆動法も全く同一となる。以
後、この駆動法を5V駆動法と称する。
【0011】V0−V5=VCH−VSL V0−V4=VCH−VSM V0−V3=VCH−VSH (V1=V4)=(VCH=VSM)=0 (V4−V5,V1−V2)=VCM−VSL (V4−V3,V1−V0)=VCM−VSH V5−V2=VCL−VSL V5−V1=VCL−VSM V5−V0=VCL−VSH この5V駆動法でも、上述の先行技術と同様に、液晶パ
ネルの上側と下側とで画素に濃淡の差が生じてしまう。
特開昭62−43624に開示されている先行技術を適
用すれば、濃淡の差を生じる問題点は解決される。
【0012】特開平5−265402には、単純マトリ
クス液晶パネルを駆動する際に表示パターンに依存する
表示の輝度むらを低減するための先行技術が開示されて
いる。この先行技術では、単純マトリクス液晶表示装置
の駆動の際に、1ラインの走査期間毎にセグメント側に
相当するカラム側駆動装置の全ての出力に対して補正期
間を設け、カラム側駆動装置から出力される表示電圧に
代えてON表示電圧レベルとOFF表示電圧レベルとの
中間の電圧レベルの補正電圧を出力する。この先行技術
によれば、表示パターンに依存する輝度むらは低減され
るけれども、液晶パネルの上側と下側とで生じる濃淡の
差を解決することはできない。
【0013】コモン側の駆動回路においても、セグメン
ト側の駆動回路と同様に、駆動回路からの距離が大きく
なるに従って駆動電圧が大きく変化する。したがって、
駆動電圧の波形なまりが大きくなり、液晶パネルの左側
と右側とで表示の濃淡の差が生じるようになる。また、
駆動電圧の波形なまりが大きくなることで、実効電圧値
の差が表示パターンによって大きく異なるようになる。
実効電圧値の差が大きく異なると、表示パターンに依存
する輝度むらであるシャドーイングが顕著に表れる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】特開昭62−4362
4に開示されている先行技術を、セグメント側駆動装置
からの距離による表示の濃淡の解消に適用すると、距離
が大きくなるほど大きな電圧範囲で変化することとな
る。その結果、駆動電圧の波形なまりが大きくなって、
実効電圧値の差が表示パターンによって大きく異なるよ
うになり、表示パターンに依存する輝度むらであるシャ
ドーイングの影響が顕著に現れ、表示品位低下等につな
がってしまう。
【0015】特開平5−265402に開示されている
先行技術では、表示パターンに依存する輝度むらを低減
することはできるけれども、駆動回路からの距離の差に
よって、たとえば液晶パネルの上側と下側とで表示の濃
淡の差を生じる問題点については解決することができ
ず、表示パネルの表示領域による濃淡むらが生じて表示
品位を低下させてしまう。特に、各走査期間に必ず補正
期間を設けるので、波形の変化の回数が多くなり、距離
の増大による電気抵抗の増加や容量の増加に伴う波形の
なまりの影響が大きくなり、輝度むらが発生しやすくな
る。
【0016】コモン側の駆動回路においても、セグメン
ト側の駆動回路と同様に、駆動回路からの距離が大きく
なるに従って駆動電圧が大きく変化する。したがって、
駆動電圧の波形なまりが大きくなって、液晶パネルの左
側と右側とで表示の濃淡の差が生じるという問題点があ
る。また、駆動電圧の波形なまりが大きくなることで、
実効電圧値の差が表示パターンによって大きく異なるよ
うになる。実効電圧値の差が大きく異なることで、表示
パターンに依存する輝度むらであるシャドーイングが顕
著に表れ、表示品位低下等につながるという問題点があ
る。
【0017】本発明の目的は、セグメントおよびコモン
駆動回路からの距離に対応する表示の濃淡の差を減少さ
せ、かつ表示パターンに依存する輝度むらの低減を図る
ことができる液晶表示装置の駆動装置を提供することで
ある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、表示データに
従って複数の画素列を並列に駆動するセグメント側の駆
動回路と、走査期間毎に画素行方向の走査線を順次選択
的に駆動するコモン側の駆動回路とを、液晶パネルの周
辺に配置して表示を行う液晶表示装置の駆動装置におい
て、各走査期間毎に、セグメント側の駆動回路の出力電
圧レベルを、ON表示では実効値が減少するように、O
FF表示では実効値が増大するように、それぞれ補正す
るための補正期間を設定する補正期間設定手段と、セグ
メント側の駆動回路の配置位置と、液晶パネルでコモン
側の駆動回路によって選択される走査線の位置との距離
に応じて、セグメント側の駆動回路の出力電圧に対する
前記補正期間での補正量を調整する出力制御手段とを含
み、前記出力制御手段は、セグメント側の駆動回路の各
画素列を駆動するための出力電圧に対する補正量を、コ
モン側の駆動回路の配置位置に対する画素列の距離に応
じて調整し、前記補正期間設定手段は、補正期間の長さ
を、コモン側の駆動回路の配置位置に対する画素列の距
離が大きくなるに従って短くなるように制御することを
特徴とする液晶表示装置の駆動装置である。本発明に従
えば、セグメント側の駆動回路の配置と、液晶パネルで
コモン側の駆動回路によって選択される走査線の位置と
の距離に応じて、補正期間設定手段によって各走査期間
毎に設定される補正期間での補正量を、出力制御手段に
よって調整する。セグメント側の駆動回路の出力は、液
晶パネルのセグメント電極線を通って各画素を形成する
液晶セルに供給されるので、セグメント電極線の長さが
長くなるほどその電気抵抗値と接続される各液晶セルの
容量とによる波形なまりが大きくなるけれども、出力電
圧の実効値をON表示時には減少させ、OFF表示時に
は増大させる補正量をそれぞれ調整することによって、
距離の差による波形なまりの影響を低減し、全体として
濃淡のむらの少ない良好な表示を行うことができる。ま
た、補正期間にはすべての出力が変化するため、表示パ
ターンに関係なく、波形の変化がほぼ均一化され、結果
として表示パターンに依存する表示輝度むらを低減する
ことができる。また、出力制御手段はセグメント側の駆
動回路の配置位置と、液晶パネルでコモン側の駆動回路
によって選択される走査線の位置との距離に応じて、出
力電圧に対する補正量を調整するとともに、コモン側の
駆動回路の配置位置に対する画素列の距離に応じて、出
力電圧に対する補正量を調整する。したがって、セグメ
ント側の駆動回路の出力は、セグメント側の駆動回路か
らの距離だけでなく、コモン側の駆動回路からの距離に
応じても調整され、セグメント側およびコモン側駆動回
路からの距離の差による波形なまりの影響を低減して、
液晶パネルの上側と下側、液晶パネルの左側と右側の濃
淡の差を低減し、全体として濃淡のむらの少ない良好な
表示を行うことができる。また、補正期間にはすべての
出力が変化するため、表示パターンに関係なく波形の変
化がほぼ均一化され、結果として表示パターンに依存す
る表示輝度むらを低減することができる。
【0019】また本発明で前記出力制御手段は、前記補
正期間に、セグメント側の駆動回路の出力電圧レベル
を、ON表示レベルとOFF表示レベルとの中間のレベ
ルに変化させることを特徴とする。本発明に従えば、セ
グメント側の駆動回路の配置と、液晶パネルでコモン側
の駆動回路によって選択される走査線の位置との距離に
よる波形なまりの影響を、補正期間に、セグメント側の
駆動回路の出力電圧レベルを、ON表示レベルとOFF
表示レベルとの中間のレベルに変化させることによって
低減し、全体として濃淡のむらの少ない良好な表示を行
うことができる。
【0020】さらに本発明は、表示データに従って複数
の画素列を並列に駆動するセグメント側の駆動回路と、
走査期間毎に画素行方向の走査線を順次選択的に駆動す
るコモン側の駆動回路とを、液晶パネルの周辺に配置し
て表示を行う液晶表示装置の駆動装置において、各走査
期間毎に、セグメント側の駆動回路の出力電圧レベル
を、ON表示では実効値が減少するように、OFF表示
では実効値が増大するように、それぞれ補正するための
補正期間を設定する補正期間設定手段と、セグメント側
の駆動回路の配置位置と、液晶パネルでコモン側の駆動
回路によって選択される走査線の位置との距離に応じ
て、セグメント側の駆動回路の出力電圧に対する前記補
正期間での補正量を調整する出力制御手段とを含み、前
記出力制御手段は、前記補正期間に、セグメント側の駆
動回路の出力電圧レベルを、ON表示レベルとOFF表
示レベルとの中間のレベルに変化させ、中間のレベルの
変化量を、前記セグメント側の駆動回路の配置位置と液
晶パネルでコモン側の駆動回路によって選択される走査
線の位置との距離が大きくなるに従って、小さくなるよ
うに制御することを特徴とする液晶表示装置の駆動装置
である。本発明に従えば、セグメント側の駆動回路の配
置と、液晶パネルでコモン側の駆動回路によって選択さ
れる走査線の位置との距離に応じて、補正期間設定手段
によって各走査期間毎に設定される補正期間での補正量
を、出力制御手段によって調整する。セグメント側の駆
動回路の出力は、液晶パネルのセグメント電極線を通っ
て各画素を形成する液晶セルに供給されるので、セグメ
ント電極線の長さが長くなるほどその電気抵抗値と接続
される各液晶セルの容量とによる波形なまりが大きくな
るけれども、出力電圧の実効値をON表示時には減少さ
せ、OFF表示時には増大させる補正量をそれぞれ調整
することによって、距離の差による波形なまりの影響を
低減し、全体として濃淡のむらの少ない良好な表示を行
うことができる。また、補正期間にはすべての出力が変
化するため、表示パターンに関係なく、波形の変化がほ
ぼ均一化され、結果として表示パターンに依存する表示
輝度むらを低減することができる。また、セグメント側
の駆動回路の配置と、液晶パネルでコモン側の駆動回路
によって選択される走査線の位置との距離による波形な
まりの影響を、補正期間に、セグメント側の駆動回路の
出力電圧レベルを、ON表示レベルとOFF表示レベル
との中間のレベルに変化させることによって低減し、全
体として濃淡のむらの少ない良好な表示を行うことがで
きる。さらに、中間のレベルへの変化量が距離が大きく
なるに従って小さくなるので、距離が大きくなって増大
する損失が補償され、表示の位置による濃淡の差が解消
される。
【0021】さらに本発明は、表示データに従って複数
の画素列を並列に駆動するセグメント側の駆動回路と、
走査期間毎に画素行方向の走査線を順次選択的に駆動す
るコモン側の駆動回路とを、液晶パネルの周辺に配置し
て表示を行う液晶表示装置の駆動装置において、各走査
期間毎に、セグメント側の駆動回路の出力電圧レベル
を、ON表示では実効値が減少するように、OFF表示
では実効値が増大するように、それぞれ補正するための
補正期間を設定する補正期間設定手段と、セグメント側
の駆動回路の配置位置と、液晶パネルでコモン側の駆動
回路によって選択される走査線の位置との距離に応じ
て、セグメント側の駆動回路の出力電圧に対する前記補
正期間での補正量を調整する出力制御手段とを含み、前
記補正期間設定手段は、前記補正期間の長さを、前記セ
グメント側の駆動回路の配置位置と液晶パネルでコモン
側の駆動回路によって選択される走査線の位置との距離
が大きくなるに従って、短くなるように制御することを
特徴とする液晶表示装置の駆動装置である。本発明に従
えば、セグメント側の駆動回路の配置と、液晶パネルで
コモン側の駆動回路によって選択される走査線の位置と
の距離に応じて、補正期間設定手段によって各走査期間
毎に設定される補正期間での補正量を、出力制御手段に
よって調整する。セグメント側の駆動回路の出力は、液
晶パネルのセグメント電極線を通って各画素を形成する
液晶セルに供給されるので、セグメント電極線の長さが
長くなるほどその電気抵抗値と接続される各液晶セルの
容量とによる波形なまりが大きくなるけれども、出力電
圧の実効値をON表示時には減少させ、OFF表示時に
は増大させる補正量をそれぞれ調整することによって、
距離の差による波形なまりの影響を低減し、全体として
濃淡のむらの少ない良好な表示を行うことができる。ま
た、補正期間にはすべての出力が変化するため、表示パ
ターンに関係なく、波形の変化がほぼ均一化され、結果
として表示パターンに依存する表示輝度むらを低減する
ことができる。また、補正は距離が大きくなるに従って
補正期間の長さを短くするので、距離が大きくなって損
失が増大しても補正によって損失の増大分を補償し、全
体としての濃淡の差を低減することができる。
【0022】また本発明で前記補正期間設定手段は、補
正期間の長さを、コモン側の駆動回路の配置位置に対す
る画素列の距離が大きくなるに従って短くなるように制
御することを特徴とする。本発明に従えば、コモン側の
駆動回路の配置位置と、画素列との距離が大きくなるに
従って補正期間の長さを短くするので、コモン側の駆動
回路の配置位置と画素列との距離が大きくなって、セグ
メント側の駆動回路からの出力の損失が増大しても補正
によって損失の増大分を補償し、全体としての濃淡の差
を低減することができる。
【0023】また本発明で前記出力制御手段は、前記補
正期間に、セグメント側の駆動回路の出力電圧レベル
を、ON表示時にはOFF表示レベルに、OFF表示時
にはN表示レベルに、それぞれ変化させることを特徴と
する。本発明に従えば、補正期間に出力する電圧レベル
は、ON表示レベルおよびOFF表示レベルになるの
で、中間のレベルなどを出力しない従来の電源回路で実
現可能である。補正期間に表示データを反転させる機能
を備えるだけでよいので、低コストで液晶駆動装置を製
造することができる。
【0024】また本発明で前記出力制御手段は、中間の
レベルを、コモン側の駆動回路から非選択の走査線に対
して導出される非選択電圧と同一とすることを特徴とす
る。本発明に従えば、中間のレベルをコモン側の駆動回
路が備える非選択電圧と同一とするので、新たに中間の
電圧を供給する手段を設ける必要がなく、低コストで高
品位の表示を行うことができる。
【0025】また本発明で前記出力制御手段は、セグメ
ント側の駆動回路の各画素列を駆動するための出力電圧
に対する補正量を、コモン側の駆動回路の配置位置に対
する画素列の距離に応じて調整することを特徴とする。
本発明に従えば、出力制御手段はセグメント側の駆動回
路の配置位置と、液晶パネルでコモン側の駆動回路によ
って選択される走査線の位置との距離に応じて、出力電
圧に対する補正量を調整するとともに、コモン側の駆動
回路の配置位置に対する画素列の距離に応じて、出力電
圧に対する補正量を調整する。したがって、セグメント
側の駆動回路の出力は、セグメント側の駆動回路からの
距離だけでなく、コモン側の駆動回路からの距離に応じ
ても調整され、セグメント側およびコモン側駆動回路か
らの距離の差による波形なまりの影響を低減して、液晶
パネルの上側と下側、液晶パネルの左側と右側の濃淡の
差を低減し、全体として濃淡のむらの少ない良好な表示
を行うことができる。また、補正期間にはすべての出力
が変化するため、表示パターンに関係なく波形の変化が
ほぼ均一化され、結果として表示パターンに依存する表
示輝度むらを低減することができる。
【0026】また本発明で前記補正期間設定手段は、複
数の画素列毎に補正期間の長さをコモン側の駆動回路の
配置位置に対する画素列の距離が大きくなるに従って短
くすることを特徴とする。本発明に従えば、中間のレベ
ルへの変化量が距離が大きくなるに従って小さくなるの
で、距離が大きくなって増大する損失が補償され、表示
の位置による濃淡の差が解消される。
【0027】また本発明で前記出力制御手段は、前記補
正期間に変化させる中間のレベルを、セグメント側の駆
動回路からの出力電圧がON表示電圧レベルであるとき
とOFF表示電圧レベルであるときとで、異なるように
制御することを特徴とする。本発明に従えば、液晶セル
は、印加される電圧によって電気容量が異なるので、O
N表示電圧レベルとOFF表示電圧レベルとで補正のた
めの中間レベルを変化させ、より適切な補正を行って表
示品位の向上を図ることができる。
【0028】さらに本発明は、表示データに従って複数
の画素列を並列に駆動するセグメント側の駆動回路と、
走査期間毎に画素行方向の走査線を順次選択的に駆動す
るコモン側の駆動回路とを、液晶パネルの周辺に配置し
て表示を行う液晶表示装置の駆動方法において、各走査
期間毎に、セグメント側の駆動回路の出力電圧レベル
を、ON表示では実効値が減少するように、OFF表示
では実効値が増大するように、それぞれ補正するための
補正期間を、少なくとも一つ設定し、補正期間の長さ
を、セグメント側の駆動回路の配置位置と、液晶パネル
でコモン側の駆動回路によって選択される走査線の位置
との距離が大きくなるに従って、短くなるようにに調整
することを特徴とする液晶表示装置の駆動方法である。
本発明に従えば、セグメント側の駆動回路の配置と、液
晶パネルでコモン側の駆動回路によって選択される走査
線の位置との距離に応じて、各走査期間毎に設定される
補正期間での補正量を調整する。出力電圧の実効値をO
N表示時には減少させ、OFF表示時には増大させる補
正量をそれぞれ調整することによって、距離の差による
波形なまりの影響を低減し、全体として濃淡のむらの少
ない良好な表示を行うことができる。また、補正期間に
はすべての出力が変化するため、表示パターンに関係な
く、波形の変化がほぼ均一化され、結果として表示パタ
ーンに依存する表示輝度むらを低減することができる。
また、補正は距離が大きくなるに従って補正期間の長さ
を短くするので、距離が大きくなって損失が増大しても
補正によって損失の増大分を補償し、全体としての濃淡
の差を低減することができる。
【0029】また本発明で前記補正期間の長さは、コモ
ン側の駆動回路の配置位置に対する画素列の距離が大き
くなるに従って短くなるようにも調整されることを特徴
とする。本発明に従えば、コモン側の駆動回路の配置位
置と、画素列との距離が大きくなるに従って補正期間の
長さを短くするので、コモン側の駆動回路の配置位置と
画素列との距離が大きくなって、セグメント側の駆動回
路からの出力の損失が増大しても補正によって損失の増
大分を補償し、全体としての濃淡の差を低減することが
できる。
【0030】また本発明で前記補正期間には、セグメン
ト側の駆動回路の出力電圧レベルを、ON表示レベルと
OFF表示レベルとの中間のレベルに変化させることを
特徴とする。 本発明に従えば、セグメント側の駆動回路の配置と、液
晶パネルでコモン側の駆動回路によって選択される走査
線の位置との距離による波形なまりの影響を、補正期間
に、セグメント側の駆動回路の出力電圧レベルを、ON
表示レベルとOFF表示レベルとの中間のレベルに変化
させることによって低減し、全体として濃淡のむらの少
ない良好な表示を行うことができる。
【0031】また本発明で前記補正期間には、セグメン
ト側の駆動回路の出力電圧レベルを、ON表示時にはO
FF表示レベルに、OFF表示時にはON表示レベル
に、それぞれ変化させることを特徴とする。 本発明に従えば、補正期間に出力する電圧レベルは、O
N表示レベルおよびOFF表示レベルになるので、補正
期間に表示データを反転させればよく、低コストで液晶
駆動を行うことができる。
【0032】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の第1形態
による液晶表示装置の駆動装置の概略的な電気的構成を
示す。画像を表示する液晶パネル1は、列方向に延びる
複数のセグメント電極X1,X2,X3,X4,…,X
mと、行方向に延びるコモン電極Y1,Y2,Y3,Y
4,…,Ynの各交点の画素で画像を表示する単純マト
リクス型である。セグメント電極はセグメント側駆動回
路2によって並列に駆動され、走査線であるコモン電極
はコモン側駆動回路3によって順次的に選択されて駆動
される。
【0033】セグメント側駆動回路2およびコモン側駆
動回路3には、電源回路4から液晶パネル1で表示を行
うための複数種類の電圧が供給される。電源回路4から
セグメント側駆動回路2へは、8種類の電圧V0,V1
0,V12,V2,V3,V34,V45,V5が供給
され、V0>V10>V12>V2>V3>V34>V
45>V5の関係がある。電源回路4からコモン側駆動
回路3には、選択したコモン電極に印加する電圧の最高
値V0および最低値V5と、非選択のコモン電極に印加
するV10>V1>V12である電圧V1およびV34
>V4>V45である電圧V4が供給される。
【0034】液晶パネル1で表示すべき画像のための各
画素の表示データは、コントローラ5からデータラッチ
クロックに同期してセグメント側駆動回路2に与えられ
る。コントローラ5は、セグメント側駆動回路2および
コモン側駆動回路3に水平同期信号および交流化信号を
供給する。交流化信号によって液晶パネルは、交流駆動
されることとなる。コモン側駆動回路3には、さらにコ
ントローラ5から垂直同期信号も与えられ、垂直同期信
号が与えられると1番最初のコモン電極Y1を選択し、
以下順次的に水平同期信号に同期して駆動するコモン電
極を順次的に切換え、水平同期信号の一周期が走査周期
となる。コントローラ5からは、各走査周期内でセグメ
ント側駆動回路2からの出力電圧を補正するための補正
期間を表す補正クロック信号も、セグメント側駆動回路
2に与えられる。
【0035】図2は、図1のセグメント側駆動回路2の
内部の電気的構成を示す。表示データはシリアルデータ
としてデータラッチクロックとともにシフトレジスタ2
1に与えられ、パラレルデータに変換される。データラ
ッチ22には、変換されたパラレルの表示データがラッ
チされ、ラインラッチ23に水平同期信号(LP)に同
期してセグメント電極X1,X2,X3,…,Xmで表
示すべきm個の表示データがラッチされる。シフトレジ
スタ21、データラッチ22およびラインラッチ23
は、セグメント側駆動回路2に与えられる一般的な論理
回路の動作用電源電圧Vcc、たとえば5Vで動作して
いる。
【0036】セグメント側駆動回路2内には、通常の論
理回路の動作電圧Vccとは異なる電圧を含む複数の電
圧V0,V10,V12,V2,V3,V34,V4
5,V5が液晶パネル1の駆動用に与えられる。このた
め、通常の論理レベルから液晶パネル駆動用の論理レベ
ルまでレベルをシフトするレベルシフタ24,25,2
6が設けられる。レベルシフタ24は、ラインラッチ2
3にラッチされているm本のセグメント電極に対する表
示データをレベルシフトし、液晶駆動出力回路27に与
える。レベルシフタ25には、コントローラ5から与え
られる補正クロックが入力され、レベルシフトして液晶
駆動出力回路27に与える。レベルシフタ26には、液
晶パネル1を交流駆動するための交流化信号が与えら
れ、レベルシフトして液晶駆動出力回路27に与える。
【0037】図3は、図2に示す液晶駆動出力回路27
のセグメント電極1本当たりの構成である液晶駆動出力
回路部分40を示す。出力Xs(1≦s≦m)には、P
チャネルMOSトランジスタ31,32,33,34お
よびNチャネルMOSトランジスタ35,36,37,
38の各ドレイン電極が接続されている。PチャネルM
OSトランジスタ31,32,33,34のソース電極
には、電源回路4から電圧V0,V10,V12,V2
がこの順番で供給される。NチャネルMOSトランジス
タ35,36,37,38のソース電極には、電源回路
4から電圧V3,V34,V45,V5がこの順番で供
給される。
【0038】PチャネルMOSトランジスタ31,3
2,33,34のゲート電極には、NAND回路41,
42,43,44の出力端子がそれぞれ接続される。N
チャネルMOSトランジスタ35,36,37,38の
ゲート電極には、NOR回路45,46,47,48の
出力端子がそれぞれ接続される。NAND回路41〜4
4およびNOR回路45〜48は、インバータ回路4
9,50を含んで論理回路を構成し、ラインラッチ出
力、補正クロックおよび交流化信号がレベルシフタ2
4,25,26を介してそれぞれ与えられ、次の表1に
示すような真理値表に従う論理動作を行う。なお、レベ
ルシフタ24を介して与えられるラインラッチ23の出
力をa、レベルシフタ25を介して与えられる補正クロ
ック信号をb、レベルシフタ26を介して与えられる交
流化信号をcとする。補正クロックに対応する信号b
が”Highレベル”である”H”のとき、中間の電圧
V12,V10,V34,V45が補正電圧として出力
される。
【0039】
【表1】
【0040】図4は、交流化信号、水平同期信号および
補正クロックの関係を示す。説明の便宜上走査線の本数
は6本で示すけれども、一般的にもっと大きな本数が用
いられる。セグメント側駆動回路2を、液晶パネル1の
上辺側に配置する場合を想定すると、一画面の走査毎に
信号レベルが切換わる交流化信号の変化直後の走査線は
セグメント側駆動回路2に近く、交流化信号の変化直前
の走査線はセグメント側駆動回路2から最も遠い位置に
ある。セグメント側駆動回路2に最も近い走査線を駆動
する際には補正クロックのパルス幅を大きくし、一走査
線毎にパルス幅を狭くする。
【0041】図5は、補正クロックのパルス幅の変化
を、図4のように一走査線毎に変化させるのではなく、
2本の走査線毎に変化させる場合の変化状態を示す。こ
のように補正クロックのパルス幅を変化させることによ
る調整は、複数の走査線毎に行うこともできる。走査線
の本数が多ければ、図4に示すように走査線毎にパルス
幅を変えることは困難である。また、走査線の本数が多
い場合、走査線間の違いによるセグメント側駆動回路2
との距離の変化も少ない。したがって、走査線の本数が
多い場合には、複数本の走査線毎に補正クロックのパル
ス幅を変化させることが好ましい。
【0042】図6は、走査線の本数が4本の場合につい
て、2つの走査線上にある任意の画素の表示内容とその
画素を駆動するコモン側駆動回路3からのコモン出力電
圧Vu、セグメント側駆動回路2からの出力電圧Vsお
よび液晶セルに印加される電圧Viの電圧波形を示す。
補正クロックのパルス幅は、一コモン電極毎に短くなる
こととする。パルス幅が短くなることで、セグメント出
力電圧Vsにおける補正電圧である期間が短くなる。
【0043】本実施形態では、補正電圧レベルとしてV
10,V12,V34,V45を用いているけれども、 V10=V12=VA V34=V45=VB とすることもでき、補正電圧の種類を減らすこともでき
る。また補正電圧を、 VA=V1 VB=V4 とし、コモン側駆動回路3からの非選択電圧V1,V4
に合わせることも可能である。そのときの一セグメント
電極当たりの構成である液晶駆動出力回路部分240を
図7に示す。出力回路部分240において、出力回路部
分40と同一の構成要素には同一の参照符を付して説明
を省略する。出力回路部分240に設けられるPチャネ
ルMOSトランジスタ31,32,33およびNチャネ
ルMOSトランジスタ35,36,37の制御のための
論理回路の真理値を次の表2に示す。信号a,b,c
は、表1と同様であり、補正クロックに対応する信号b
が”H”の期間、補正電圧V1,V4が出力される。
【0044】
【表2】
【0045】図8は、図7の出力回路部分240を用い
る場合の各部の電圧波形と液晶セルに印加される電圧と
を示す。ON表示電圧レベル側の補正電圧とOFF表示
電圧レベル側の補正電圧とが異なるようにすると、ON
表示パターンに依存する輝度むらおよびOFF表示パタ
ーンに依存する輝度むらをそれぞれ低減することができ
る。また1つの走査線毎に補正電圧を与えると、表示パ
ターンに依存する輝度むらを低減させることができる。
【0046】図9は、本発明の実施の第2形態による液
晶パネルの駆動装置の概略的な電気的構成を示す。本実
施形態では、セグメント側駆動回路52を通常5Vの論
理回路動作用電圧の範囲内で動作させる。このような5
V駆動法を行うため、図1に示す実施形態とはセグメン
ト側駆動回路52、コモン側駆動回路53および電源回
路54の構成が異なるけれども、対応する部分には同一
の参照符を付して重複した説明を省略する。電源回路5
4は、セグメント側駆動回路52に、ONまたはOFF
表示レベルであるVSH,VSL、補正電圧レベルVS
HH,VSLHの4レベルの電圧を与える。コモン側駆
動回路53には、選択電圧VCH,VCLおよび非選択
電圧VCMの3レベルの電圧を与える。
【0047】図10は、図9に示すセグメント側駆動回
路52の内部の電気的構成を示す。図2に示すセグメン
ト側駆動回路2と大きく異なる点は、内部にレベルシフ
タが含まれていない点である。本実施形態のセグメント
側駆動回路52内の液晶駆動出力回路57は、シフトレ
ジスタ21、データラッチ22およびラインラッチ23
と同等の電源電圧範囲で動作するので、ラインラッチ2
3の出力を直接接続することができレベルシフトを行う
必要はない。
【0048】図11は、図10に示す液晶駆動出力回路
57のセグメント電極1本当たりの構成である液晶駆動
出力回路部分60を示す。NAND回路41,42およ
びNOR回路45,46の一方の入力には、ラインラッ
チ出力aが与えられるクロックドインバータ回路61
と、ラインラッチ出力aをインバータ回路63によって
反転した出力が与えられるクロックドインバータ回路6
2との出力が切換えられて与えられる。クロックドイン
バータ回路61,62の切換えは、交流化信号cおよび
交流化記号cをインバータ回路65によって反転した出
力によって行われる。NAND回路41およびNOR回
路45の他方の入力には、補正クロックbをインバータ
回路64によって反転した信号が与えられる。NAND
回路42およびNOR回路46の他方の入力には、補正
クロックbがそのまま与えられる。これらの論理回路の
動作を表す真理値を次の表3に示す。
【0049】
【表3】
【0050】図12は、図9に示す実施形態の各部の動
作電圧波形および液晶セルに印加される電圧Viの波形
を示す。セグメント出力電圧Vsは、交流化信号、ライ
ンラッチ出力、補正クロックの組合わせによって4レベ
ルの電圧VSH,VSHH,VSLH,VSLから選択
される。補正クロックは、前述の図4に示すように、1
走査線毎にパルス幅が小さくなるように調整される。本
実施形態では、補正電圧レベルをVSHH,VSLHの
2レベルとしているけれども、VSHH=VSLHとし
て全体で3レベルに減らすこともできる。特にコモン側
駆動回路53における非選択電圧レベルであるVCMと
同一、すなわちVSHH=VSLH=VCMとするとき
の各部の出力波形と液晶セルに印加される電圧波形とを
図13に示す。また、本実施形態では、レベルシフタを
含まない構成としたが、ラインラッチ回路と液晶駆動出
力回路との間にレベルシフタを構成し、ラインラッチ回
路までの回路の電源を3Vとし、液晶駆動出力回路を5
Vで駆動することも可能である。その場合、図10のラ
インラッチ23と液晶駆動出力回路57との間にレベル
シフタを構成することにより実現することができる。そ
れにより、さらに低消費電力でのシステム構成を実現す
ることができる。
【0051】図14は、図1および図9に示すコントロ
ーラ5内に設けられる補正クロックの発生回路70を示
す。この構成では、説明の便宜上補正期間の幅は7段階
で変化可能なものとしているけれども、より多段階に変
えるような構成も同様にして実現することができる。
【0052】補正クロック発生回路70には、2つのカ
ウンタ71,72と、3つのEXNOR回路73,7
4,75と、3入力AND回路76と、Dフリップフロ
ップ回路77と、インバータ回路78とが含まれる。カ
ウンタ71は、垂直同期信号がリセット入力端子Rに与
えられる。クロック端子CKには、カウンタ72のリセ
ット入力端子Rとともに、水平同期信号が与えられる。
カウンタ72のクロック入力端子CKには、補正基本ク
ロック信号が与えられる。カウンタ71はアップカウン
トを行い、カウンタ72はダウンカウントを行う。
【0053】EXNOR回路73には、カウンタ71,
72の3ビット目の出力A3,B3がそれぞれ与えられ
る。EXNOR回路74には、カウンタ71,72の2
ビット目の出力A2,B2がそれぞれ与えられる。EX
NOR回路75には、カウンタ71,72の1ビット目
の出力A1,B1がそれぞれ与えられる。EXNOR回
路73,74,75の出力は、3入力AND回路76の
3つの入力にそれぞれ与えられる。AND回路76の出
力は、Dフリップフロップ回路77のクロック入力CK
に与えられる。Dフリップフロップ回路77のデータ入
力Dは、接地電圧GNDに接続される。Dフリップフロ
ップ77のセット入力端子S*(*は反転を意味する記
号とする)には、スタート信号がインバータ回路78を
介して与えられる。Dフリップフロップ回路77の出力
Qは補正クロックとして導出される。インバータ回路7
8からDフリップフロップ回路77のセット入力S*に
“Low”レベルの入力が与えられと、Dフリップフロ
ップ回路77はセットされて出力Qが“High”レベ
ルとなる。クロック入力CKにAND回路76の出力が
与えられると接地されているデータ入力Dがラッチさ
れ、出力Qが“Low”に変化する。
【0054】図15は、図14に示す補正クロック発生
回路70の各部の電圧波形を示す。補正基本クロックは
補正期間を設ける位置を示し、補正期間の幅は補正クロ
ック発生回路によって調整される。垂直同期信号によっ
てカウンタ71が初期化されると、カウンタ71の出力
A1,A2,A3は“Low”レベルとなる。カウンタ
72は、水平同期信号が入力される毎に出力B1,B
2,B3を“High”レベルに変化させる。カウンタ
71のアップカウントによる計数値とカウンタ72のダ
ウンカウントによる計数値とが等しくなるときに、AN
D回路76の出力が“High”レベルとなる。次に基
本クロックが入力されるとAND回路76の出力は“L
ow”に戻る。このようにAND回路76の出力が変化
することによって、Dフリップフロップ回路77の出力
Qが”LOW”レベルである接地電圧GNDに変化す
る。したがって補正クロック信号は、スタート信号によ
って立上がり、カウンタ71の計数値とカウンタ72の
計数値とが一致した時、AND回路76の出力が立上が
った後再び“Low”レベルに戻ると立下がる。
【0055】図16は、本発明の実施の第3形態に用い
る補正クロックを示す。本実施形態の補正クロックは、
パルス幅が一定である。液晶パネルを駆動するための電
気的構成は、図1の実施形態と同様であるので説明を省
略する。本実施形態では、図17に示すように、補正電
圧レベルであるV10,V12,V34,V45が時間
とともに変化する。図17では鋸歯状に変化しているけ
れども、階段状に変化させることもできる。階段状に変
化させる場合、補正電圧のレベルは各走査線毎に変化さ
せる必要はなく、複数本の走査線毎に変化させることも
できる。
【0056】図17で、ON表示電圧レベルと補正電圧
レベルとの差もしくはOFF表示電圧レベルと補正電圧
レベルとの差は、セグメント側駆動回路に最も近い走査
線を選択している際に最も大きくなり、セグメント側駆
動回路から離れるに従って電圧の差が小さくなり、セグ
メント側駆動回路から最も遠い走査線を選択している際
には最も小さくなるようにする。本実施形態の動作は実
施の第1形態と同等となり、補正クロック幅が常に一定
であることと補正電圧レベルが時間的に変化することに
ついてのみ異なる。
【0057】図18は、本実施形態の各部の電圧波形お
よび液晶セルに印加される電圧の波形を示す。交流化信
号が変化した直後の補正量は大きく、時間経過とともに
小さくなり、交流化信号の変化する直前に最も小さくな
る。
【0058】図19は本発明の実施の第4形態として、
実施の第3形態に5V駆動法を適用する場合の電圧レベ
ルの変化を示す。本実施の形態の補正クロックは、図1
6に示すようにパルス幅が一定である。液晶パネルを駆
動するための電気的構成は、図9の実施形態と同様であ
るので説明を省略する。図19においても図17と同様
に、セグメント側駆動回路2と、コモン側駆動回路3に
よって選択される走査線との距離が変化するに従って補
正電圧のレベルが変化する。この変化は鋸歯状で示して
いるけれども、階段状に変化させることもできる。階段
状に変化させる場合、補正電圧のレベルは各走査線毎に
変化させる必要はなく、複数本の走査線毎に変化させる
こともできる。
【0059】図20は、実施の第4形態による各部の電
圧波形および液晶セルに印加される電圧波形をそれぞれ
示す。補正クロックのパルス幅は常に一定であり、補正
電圧が時間的に変化している。したがって、交流化信号
が切換わってからの時間に応じて、セグメント出力電圧
Vsおよび液晶セルに印加される電圧Viのうち補正電
圧である部分の電圧レベルが変化する。なお、補正クロ
ックのパルス幅も合わせて変化させることもできる。ま
た補正クロック発生回路はコントローラ5内に設けるよ
うにしているけれども、セグメント側駆動回路内に設け
ることもできる。また、5V駆動法であるけれども、よ
り低消費電力のシステムを実現するため、ラインラッチ
回路と液晶駆動出力回路との間にレベルシフタを構成し
てもよい。
【0060】図21は、本発明の実施の第5形態による
液晶表示装置の駆動装置の概略的な電気的構成を示す。
本実施形態で第1〜第4形態に対応する部分は同一の参
照符を付し、重複した説明を省略する。画像を表示する
液晶パネル1のセグメント電極はセグメント側駆動回路
82によって並列に駆動され、コモン電極はコモン側駆
動回路3によって順次的に選択されて駆動される。
【0061】セグメント側駆動回路82およびコモン側
駆動回路3には、図39に示す従来の電源回路104と
同等な電源回路84から、液晶パネル1で表示を行うた
めの複数種類の電圧が供給される。電源回路84からセ
グメント側駆動回路82へは、4種類の電圧V0,V
2,V3,V5が供給され、V0>V2>V3>V5の
関係がある。電源回路84からコモン側駆動回路3に
は、電圧の最高値V0および最低値V5と、V0>V1
>V2である電圧V1と、V3>V4>V5である電圧
V4とが供給される。
【0062】液晶パネル1で表示すべき画像のための各
画素の表示データは、コントローラ5からデータラッチ
クロックに同期してセグメント側駆動回路82に与えら
れる。コントローラ5からは、セグメント側駆動回路8
2およびコモン側駆動回路3に、各コモン電極の選択を
順次切換えるための水平同期信号が与えられる。コント
ローラ5からは、各走査周期内でセグメント側駆動回路
82からの出力電圧を補正するための補正期間を表す補
正クロック信号も、セグメント側駆動回路82に与えら
れる。
【0063】図22は、図21のセグメント側駆動回路
82の内部の電気的構成を示す。セグメント側駆動回路
82は、図2に示すセグメント側駆動回路2に類似し、
対応する部分には同一の参照符を付して重複した説明を
省略する。液晶駆動出力回路87に供給される電源電圧
が4種類で少なくなっている点が異なる。
【0064】図23は、図22に示す液晶駆動出力回路
87のセグメント電極1本当たりの構成を示す。液晶駆
動出力回路87は、図11に示す液晶駆動出力回路57
に類似し、対応する部分には同一の参照符を付して重複
した説明を省略する。出力Xsとしては、電源84から
供給される電圧V0,V2にソース電極がそれぞれ接続
されるPチャネルMOSトランジスタ31,32と、ソ
ース電極が電源電圧V3,V5にそれぞれ接続されるN
チャネルMOSトランジスタ35,36とのドレイン電
極が共通接続される。PチャネルMOSトランジスタ3
1,32のゲート電極には、2入力NAND回路41,
42の出力端子がそれぞれ接続される。NチャネルMO
Sトランジスタ35,36のゲート電極には、2入力N
OR回路45,46の出力端子がそれぞれ接続される。
【0065】NAND回路41およびNOR回路45の
一方の入力には、ラインラッチ出力aが与えられるクロ
ックドインバータ回路61と、ラインラッチ出力aをイ
ンバータ回路63によって反転した出力が与えられるク
ロックドインバータ回路62との出力が切換えられて与
えられる。クロックドインバータ回路61,62の切換
えは、補正クロックb、および補正クロックbをインバ
ータ回路65によって反転した出力によって行われる。
NAND回路41およびNOR回路45の一方の入力に
与えられる信号をインバータ回路68によって反転させ
た出力は、NAND回路42およびNOR回路46の一
方の入力に与えられる。NAND回路41,42および
NOR回路45,46の他方の入力には、レベルシフタ
を介した交流化信号cが与えられる。
【0066】これらの論理回路の動作を表す真理値を次
の表4に示す。補正クロックに対応する信号bが”Hi
ghレベル”である”H”のとき、信号aが”H”であ
るON表示時にはOFF表示電圧レベルであるV2また
はV3が、信号aが”L”であるOFF表示時にはON
表示電圧レベルであるV0またはV5がそれぞれ補正電
圧として出力される。
【0067】
【表4】
【0068】交流化信号、水平同期信号および補正クロ
ックの関係は、図4および図5と同様である。図24
は、図6と同様の条件で、各部の電圧波形を示す。図6
と比較して、液晶セルに印加される電圧の変化は大きく
なるけれども、供給する電圧の種類を減らすことができ
る。
【0069】図25は、本発明の実施の第6形態による
液晶パネルの駆動装置の概略的な電気的構成を示す。本
実施形態は、図9に示す実施の第2形態に類似し、対応
する部分には同一の参照符を付して重複した説明を省略
する。セグメント側駆動回路92は、通常5Vの論理回
路動作用電圧の範囲内で動作する。電源回路94は、セ
グメント側駆動回路92に、VSHおよびVSLの2レ
ベルの電圧を与える。コモン側駆動回路53には、選択
電圧VCH,VCLおよび非選択電圧VCMの3レベル
の電圧を与える。
【0070】図26は、図25に示すセグメント側駆動
回路92の内部の電気的構成を示す。セグメント側駆動
回路92と、図10に示すセグメント側駆動回路52と
は類似する構成であるけれども、セグメント側駆動回路
52の液晶駆動出力回路57には4種類の電圧VSH,
VSHH,VSL,VSLHが供給されているのに対し
て、セグメント側駆動回路92の液晶駆動出力回路97
には電源電圧としてVSHおよびVSLの2種類の電圧
が供給されている。
【0071】図27は、図26に示す液晶駆動出力回路
97の1つのセグメント電極Xs当たりの構成を示す。
図11に示す液晶駆動出力回路57と対応する部分には
同一の参照符を付し、重複した説明を省略する。出力X
sには、電源回路94から供給される電圧VSH,VS
Lにソース電極がそれぞれ接続されるPチャネルMOS
トランジスタ31およびNチャネルMOSトランジスタ
36のドレイン電極が共通接続される。PチャネルMO
Sトランジスタ31およびNチャネルMOSトランジス
タ36のゲート電極には、クロックドインバータ回路9
8,99の出力端子が共通接続される。
【0072】クロックドインバータ回路98の入力に
は、クロックドインバータ回路61,62の出力が、ラ
インラッチ出力aまたはインバータ回路63によって反
転された出力として選択的に与えられる。この信号をイ
ンバータ回路68で反転させた信号は、クロックドイン
バータ回路99に入力される。クロックドインバータ回
路98,99は、補正クロックbと、それをインバータ
回路66によって反転した出力とによって切換えられ
る。クロックドインバータ回路61,62の切換えは、
交流化信号cおよびそれをインバータ回路65によって
反転した出力によって行われる。これらの論理回路の動
作は、基本的には反転であり、真理値を次の表5に示
す。
【0073】
【表5】
【0074】図28は、図25に示す実施形態の各部の
動作電圧波形および液晶セルに印加される電圧Viの波
形を示す。セグメント出力電圧Vsは、交流化信号、ラ
インラッチ出力、補正クロックの組合わせによって2レ
ベルの電圧VSH,VSLから選択される。本実施の形
態における補正クロックは、前述の図4に示すように、
1走査線毎にパルス幅が小さくなるように調整される。
本実施形態では、図13に示す形態よりも、さらに供給
する電圧の種類が減少している。
【0075】図29は、本発明の実施の第7の形態に用
いる補正クロック作成回路200を示す。本実施形態に
おいて、液晶パネルを駆動するための電気的構成は、図
1の実施形態と同様であるので説明を省略する。
【0076】補正クロック作成回路200は、カウンタ
201と、デコーダ回路202と、パルス幅変調回路2
03と、補正クロック幅変調回路204とを含んで構成
される。補正クロック作成回路200は、図14に示す
補正クロック発生回路70とともに、たとえば図1に示
すコントローラ5に設けられる。本実施の形態では、補
正クロック発生回路70から出力される補正クロック信
号を、特に基準補正クロック信号と称する。
【0077】カウンタ201は、リセット端子Rに水平
同期信号が入力されることで初期化される。初期化され
た後で、クロック入力端子CKに与えられる補正基本ク
ロック信号によってダウンカウントを行う。カウンタ2
01の出力は、一水平走査期間に与えられる補正基本ク
ロックの数に等しいかもしくはそれ以下である。デコー
ダ回路202は、カウンタ201の出力に基づいて、カ
ウントデータをパルス幅変調回路203に供給する。
【0078】パルス幅変調回路203には、スタート信
号とグランド電圧GNDとが与えられており、スタート
信号によってセットされた出力が、デコーダ回路202
から出力される信号の変化によってグランド電圧GND
へと変化する。したがって、補正基本クロック信号に対
して1周期ずつパルス幅が変化する。補正クロック幅変
調回路204は、図14に示す補正クロック発生回路7
0から基準補正クロック信号を供給されている。補正ク
ロック幅変調回路204は、基準補正クロック信号と、
パルス幅変調回路203の出力が共に”High”レベ
ルであるときに出力が”Low”レベルになるように構
成されている。したがってパルス幅変調回路203から
は、補正基準クロック信号が立下がるたびに順次的にパ
ルス幅が短くなる補正クロック信号H1〜Hj(jはm
以下の数、総称するときには参照符Hを用いる)が出力
される。補正クロック信号Hを、図3に示す液晶駆動出
力回路部分40に順次的に与えることによって、コモン
側駆動回路からの距離に応じて各液晶駆動出力に与えら
れる補正クロック信号が変化することとなる。また、基
準補正クロック信号は、水平走査期間毎にパルスの幅が
短くなるので、セグメント側駆動回路からの距離に応じ
ても補正クロック信号が変化する。
【0079】図30は、補正クロック作成回路200の
具体的な回路の構成例を示す。図30に示す構成例で
は、それぞれ異なるパルス幅の8つの補正クロック信号
H1〜H8を出力する。カウンタ201は、3ビットカ
ウンタ211を含んで構成される。3ビットカウンタ2
11のリセット端子Rには水平同期信号が入力され、ク
ロック入力端子CKには補正基本クロック信号が入力さ
れる。3ビットカウンタ211の出力C1,C2,C3
は、デコーダ回路202に与えられる。
【0080】デコーダ回路202は、インバータ回路N
T1〜NT3と、3入力AND回路AD1〜AD8と、
バッファ回路AP1〜AP8とを含んで構成される。イ
ンバータ回路NT1〜NT3には出力C1,C2,C3
がそれぞれ与えられる。3入力AND回路AD1〜AD
8には、出力C1,C2,C3とインバータ回路NT1
〜NT3の出力とがそれぞれ異なる組合わせで与えられ
る。AND回路AD1〜AD8の各出力は、バッファ回
路AP1〜AP8を介して出力E1〜E8としてパルス
幅変調回路203に与えられる。
【0081】パルス幅変調回路203は、インバータ回
路NT4と、Dフリップフロップ回路FF1〜FF8と
を含んで構成される。出力E1〜E8は、Dフリップフ
ロップ回路FF1〜FF8の各クロック入力端子CKに
与えられる。Dフリップフロップ回路FF1〜FF8の
各セット入力S*には、スタート信号をインバータ回路
NT4で反転させた信号が与えられる。また、各入力D
にはグランド電圧GNDが与えられている。したがっ
て、Dフリップフロップ回路FF1〜FF8の出力Q
は、スタート信号の入力によってセットされ、出力E1
〜E8に応じて電圧GNDになる。Dフリップフロップ
回路FF1〜FF8の出力Qが信号S1〜S8として補
正クロック幅変調回路204に与えられる。
【0082】補正クロック幅変調回路204は、EXO
R(イクスクルーシブオア)回路EX1〜EX8によっ
て構成されており、各一方入力には基準補正クロック信
号が与えられ、他方入力には信号S1〜S8が入力され
る。補正クロック幅変調回路204は、信号S1〜S8
の立下がりに応じて、順次的に補正クロック信号H1〜
H8を出力する。
【0083】図31は図30に示す補正クロック作成回
路200の各部の電圧波形を示し、図32は基準補正ク
ロック信号と補正クロック信号との関係を説明する。図
31で、最初に水平同期信号が立下がってから次に立下
がるまでが水平走査期間T1となり、水平走査期間T1
が終了してから次に水平同期信号が立下がるまでが水平
走査期間T2となる。補正クロック作成回路からの出力
である基準補正クロック信号は、水平走査期間T1でス
タート信号が立上がってから、たとえば補正基本クロッ
クが8回立下がるまで”High”レベルとなり、パル
ス幅はW1となる。次の水平走査期間T2では、スター
ト信号が立上がってから補正基本クロックが7回立下が
るまで”High”レベルとなり、パルス幅はW2とな
る。
【0084】図示しない水平同期信号によって、3ビッ
トカウンタ211がリセットされると、3ビットカウン
タ211の各出力C1,C2,C3は”High”レベ
ルとなる。3ビットカウンタ211は、補正基本クロッ
ク信号に応じてダウンカウントを行う。
【0085】スタート信号によって”High”レベル
となっている出力S1,S2,S3は、補正基本クロッ
クによって順次立下がる。出力S1,S2,S3は、こ
の順番でパルス幅が長くなり、それぞれW11,W1
2,W13となる。
【0086】出力S1が立下がることによって、補正ク
ロック信号H1は立上がり、基準補正クロック信号が立
下がるまで”High”レベルとなる。補正クロック信
号H1のパルス幅は、水平走査期間T1ではパルス幅W
1からW11を引いたW21となり、水平走査期間T2
ではパルス幅W2からW11を引いたW22となる。
【0087】補正クロック信号H2,H3の水平走査期
間T1,T2におけるパルス幅W31,W32,W4
1,W42は、以下の式(1)〜(4)で示される。
【0088】 W31 = W1−W12 …(1) W32 = W2−W12 …(2) W41 = W1−W13 …(3) W42 = W2−W13 …(4) 出力Sの立下がりに応答して順次的に補正クロック信号
Hが立上がり、基準補正クロック信号が立下がるまで”
High”レベルとなる。
【0089】図33は、本実施形態と第1の実施形態と
における交流化信号、スタート信号および補正クロック
信号の関係を示す。説明の便宜上走査線の本数は3本と
するけれども、一般的にはたとえば480本である。
(1)は、図4に示すタイミングチャートとほぼ同一の
タイミングチャートである。たとえば交流化信号が”H
igh”レベルである間で、スタート信号が立上がる毎
に、パルス幅がW1,W2,W3と順次的に短くなる補
正クロック信号が順次出力されている。
【0090】(2)は、本実施形態のタイミングチャー
トである。(1)と同様に、たとえば交流化信号が”H
igh”レベルである間で、スタート信号の立上がり毎
に、たとえばW21,W22,W23のように順次パル
ス幅が短くなり、かつ一水平走査期間における補正クロ
ック信号のパルスの幅は、補正クロック信号H1,H
2,…の順に、コモン側駆動回路から遠くなるにつれ
て、たとえばW1,W21,W31のように順次短くな
る。
【0091】図34は、図2に示す液晶駆動出力回路2
7の一部分を示す。液晶駆動出力回路27には、図3に
示す出力回路部分40と同一の構成である出力回路部分
40a,40b,40c,…が、各セグメント電極に個
別に対応付けて設けられている。各出力回路部分40に
は、ラインラッチ出力および交流化信号がそれぞれレベ
ルシフタを介して与えられる。セグメント電極1本毎に
補正期間を定める場合には、液晶駆動出力回路27に含
まれる出力回路部分40と同数のそれぞれ異なる補正ク
ロック信号Hを液晶駆動出力回路27に与える。
【0092】図35は、補正クロック信号のパルス幅
を、図34のように一セグメント電極毎に変化させるの
ではなく、2本のセグメント電極毎に変化させる場合の
各信号の関係を示す。補正クロック信号のパルス幅を変
化させることによる調整は、2以上の複数のセグメント
電極毎に行うこともできる。セグメント電極の本数が多
ければ、図34に示すようにセグメント電極毎にパルス
幅を変えることは困難である。また、セグメント電極の
本数が多い場合、隣接するセグメント電極に対するコモ
ン側駆動回路からの距離の変化も少ない。したがって、
セグメント電極の本数が多い場合には複数のセグメント
電極毎に補正クロック信号のパルス幅を変化させること
が好ましい。
【0093】図36は、2本のセグメント電極毎に補正
クロック信号のパルス幅を変化させる場合の液晶駆動出
力回路27の一部分を示す。図36に示す構成は、図3
4に示す構成に類似し、対応する部分には同一の参照符
を付して重複した説明を省略する。セグメント電極X1
に電圧を出力する出力回路部分40aと、セグメント電
極X2に電圧を出力する出力回路部分40bとに共通に
補正クロック信号H1が与えられる。セグメント電極X
3に電圧を出力する出力回路部分40cには補正クロッ
ク信号H2が与えられる。
【0094】図37は本発明の実施の第8の形態とし
て、実施の第7形態に5V駆動法を適用する場合の液晶
駆動出力回路57の一部分を示す。液晶駆動出力回路5
7には、図11に示す出力回路部分60と同一の構成で
ある出力回路部分60a,60b,60c,…が、セグ
メント電極X1,X2,X3,…に個別に対応付けて設
けられている。各出力回路部分60には、ラインラッチ
出力および交流化信号がレベルシフタを介してそれぞれ
与えられる。セグメント電極1本毎に補正期間を定める
場合には、出力回路部分60と同数のそれぞれ異なる補
正クロック信号Hを順次的に与える。
【0095】図38は、2本のセグメント電極毎に補正
クロック信号のパルス幅を変化させた場合の液晶駆動出
力回路57の一部分を示す。図38に示す構成は、図3
7に示す構成に類似し、対応する部分には同一の参照符
を付して重複した説明を省略する。セグメント電極X1
に電圧を出力する出力回路部分60aと、セグメント電
極X2に電圧を出力する出力回路部分60bとに共通に
補正クロック信号H1が与えられる。セグメント電極X
3に電圧を出力する出力回路部分60cには補正クロッ
ク信号H2が与えられる。
【0096】このように補正クロック信号のパルス幅を
変化させることによる調整は、2以上の複数のセグメン
ト電極毎に行うこともできる。セグメント電極の本数が
多ければ、図37に示すようにセグメント電極毎に補正
値を変えることは困難である。また、セグメント電極の
本数が多い場合、隣接するセグメント電極に対するコモ
ン側駆動回路からの距離の変化も少ない。したがって、
セグメント電極の本数が多い場合には複数のセグメント
電極毎に補正クロック信号のパルス幅を変化させること
が好ましい。
【0097】以上説明した実施の各形態では、単純マト
リクス型の液晶パネルを駆動しているけれども、本発明
はアクティブマトリクス型など、他の液晶パネルにも適
用することができる。
【0098】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、セグメン
ト側の駆動回路の配置と、液晶パネルでコモン側の駆動
回路によって選択される走査線の位置との距離に応じ
て、補正期間設定手段によって各走査期間毎に設定され
る補正期間での補正量を調整し、波形なまりによる表示
の濃淡の差を減少させることができる。また、補正期間
にはすべての出力が変化するため、表示パターンに依存
する表示輝度むらを低減することができる。また、セグ
メント側の駆動回路の出力に対する補正期間での補正量
は、セグメント側の駆動回路の配置位置と液晶パネルで
コモン側の駆動回路によって選択される走査線の位置と
の距離に応じて走査期間毎に調整されるとともに、コモ
ン側の駆動回路の配置位置に対する画素列の距離に応じ
ても調整されるので、出力電圧の波形のなまりによって
生じる表示の濃淡のむらが少なくなり、良好な表示を行
うことができる。また、補正期間にはすべての出力電圧
の波形が変化するので、表示パターンに依存することな
く均一に波形が変化し、表示輝度むらを低減することが
できる。さらに、補正期間の長さはコモン側の駆動回路
の配置位置と画素列との距離が大きくなるに従って短く
調整されるので、距離が大きくなることによって、セグ
メント側の駆動回路からの出力の損失が増大しても補正
によって損失の増大分を補償し、全体としての濃淡の差
を低減することができる。
【0099】また本発明によれば、位置による波形なま
りの影響を、補正期間に、セグメント側の駆動回路の出
力電圧レベルを、ON表示レベルとOFF表示レベルと
の中間のレベルに変化させることによって低減し、全体
として濃淡のむらの少ない良好な表示を行うことができ
る。
【0100】さらに本発明によれば、セグメント側の駆
動回路の配置と、液晶パネルでコモン側の駆動回路によ
って選択される走査線の位置との距離に応じて、補正期
間設定手段によって各走査期間毎に設定される補正期間
での補正量を調整し、波形なまりによる表示の濃淡の差
を減少させることができる。また、補正期間にはすべて
の出力が変化するため、表示パターンに依存する表示輝
度むらを低減することができる。また、位置による波形
なまりの影響を、補正期間に、セグメント側の駆動回路
の出力電圧レベルを、ON表示レベルとOFF表示レベ
ルとの中間のレベルに変化させることによって低減し、
全体として濃淡のむらの少ない良好な表示を行うことが
できる。さらに、距離が大きくなるに従って中間のレベ
ルへの変化量が小さくなるので、距離が大きくなって増
大する損失が補償され、表示の位置による濃淡の差が解
消される。
【0101】さらに本発明によれば、補正は距離が大き
くなるに従って補正期間の長さを短くするので、距離が
大きくなって損失が増大しても補正によって電圧の損失
の増大分を補償し、全体としての濃淡の差を低減するこ
とができる。
【0102】また本発明によれば、補正期間の長さはコ
モン側の駆動回路の配置位置と画素列との距離が大きく
なるに従って短く調整されるので、距離が大きくなるこ
とによって、セグメント側の駆動回路からの出力の損失
が増大しても補正によって損失の増大分を補償し、全体
としての濃淡の差を低減することができる。
【0103】また本発明によれば、補正期間に出力する
電圧レベルは、ON表示レベルおよびOFF表示レベル
になるので、中間のレベルなどを出力しない従来の電源
回路でも容易に実現することができる。出力回路には、
補正期間に表示データを反転させる機能を備えるだけで
よいので、低コストの液晶駆動装置を提供することがで
きる。
【0104】また本発明によれば、中間のレベルをコモ
ン側の駆動回路が備える非選択電圧と同一とするので、
電源から新たに中間の電圧レベルを供給する必要がな
く、低コストで高品位の表示を行うことができる。
【0105】また本発明によれば、セグメント側の駆動
回路の出力に対する補正期間での補正量は、セグメント
側の駆動回路の配置位置と液晶パネルでコモン側の駆動
回路によって選択される走査線の位置との距離に応じて
走査期間毎に調整されるとともに、コモン側の駆動回路
の配置位置に対する画素列の距離に応じても調整される
ので、出力電圧の波形のなまりによって生じる表示の濃
淡のむらが少なくなり、良好な表示を行うことができ
る。また、補正期間にはすべての出力電圧の波形が変化
するので、表示パターンに依存することなく均一に波形
が変化し、表示輝度むらを低減することができる。
【0106】また本発明によれば、たとえば液晶パネル
に設けられる画素列が多く、画素列毎にはコモン側の駆
動回路からの距離の差があまりないときには、複数の画
素列毎に補正期間の長さを短くするので、セグメント側
の駆動回路の構成を簡略化することができる。
【0107】また本発明によれば、液晶セルは、印加さ
れる電圧によって電気容量が異なるけれども、ON表示
電圧レベルとOFF表示電圧レベルとで補正のための中
間レベルを変化させ、より適切な補正で表示品位を向上
させることができる。
【0108】さらに本発明によれば、複数の画素列を並
列に駆動するセグメント側の駆動回路の配置位置とコモ
ン側駆動回路によって選択される走査線上の画素の位置
との距離に応じて、補正期間における中間レベルへの補
正を調整して、距離に対応する濃淡の差を低減し、たと
えば液晶パネルの上側と下側とに生じる濃淡の差を減少
させ、かつ表示パターンに依存する輝度むらの低減も図
り、表示品位の向上を図ることができる。また、補正は
距離が大きくなるに従って補正期間の長さを短くするの
で、距離が大きくなって損失が増大しても補正によって
電圧の損失の増大分を補償し、全体としての濃淡の差を
低減することができる。
【0109】また本発明によれば、位置による波形なま
りの影響を、補正期間に、セグメント側の駆動回路の出
力電圧レベルを、ON表示レベルとOFF表示レベルと
の中間のレベルに変化させることによって低減し、全体
として濃淡のむらの少ない良好な表示を行うことができ
る。
【0110】また本発明によれば、補正期間に出力する
電圧レベルはON表示レベルおよびOFF表示レベルに
なるので、補正期間に表示データを反転させればよく、
低コストで液晶駆動を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態による液晶パネルの駆
動のための概略的な電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1のセグメント側駆動回路2の内部の電気的
構成を示すブロック図である。
【図3】図2の液晶駆動出力回路27のセグメント電極
1本当たりの構成である液晶駆動出力回路部分40の電
気回路図である。
【図4】図1のコントローラ5からセグメント側駆動回
路に与えられる交流化信号、水平同期信号および補正ク
ロックを示すタイムチャートである。
【図5】図1のコントローラ5からセグメント側駆動回
路に与えられる交流化信号、水平同期信号および補正ク
ロックを示すタイムチャートである。
【図6】図1の実施形態で各部の信号波形を示すタイム
チャートである。
【図7】図1の実施の形態の液晶駆動出力回路27のセ
グメント電極1本当たりの他の構成を示す電気回路図で
ある。
【図8】図7の構成の各部の信号波形を示すタイムチャ
ートである。
【図9】本発明の実施の第2形態としての液晶パネルの
駆動のための概略的な電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図10】図9のセグメント側駆動回路52の内部の電
気的構成を示すブロック図である。
【図11】図10の液晶駆動出力回路57のセグメント
電極1本当たりの構成である液晶駆動出力回路部分60
の電気回路図である。
【図12】図9の実施形態の各部の電圧波形を示すタイ
ムチャートである。
【図13】図9の実施形態の各部の電圧波形を示すタイ
ムチャートである。
【図14】図1または図9のコントローラ5内に設けら
れる補正クロック発生回路70の論理回路図である。
【図15】図14の補正クロック発生回路の動作を示す
タイムチャートである。
【図16】本発明の実施の第3形態における交流化信
号、水平同期信号および補正クロックの関係を示すタイ
ムチャートである。
【図17】本発明の実施の第3形態での補正電圧レベル
を示すタイムチャートである。
【図18】本発明の実施の第3形態の各部の電圧波形を
示すタイムチャートである。
【図19】本発明の実施の第4形態の電源回路から出力
される液晶駆動電圧の変化を示すタイムチャートであ
る。
【図20】本発明の実施の第4形態の各部の電圧波形を
示すタイムチャートである。
【図21】本発明の実施の第5形態による液晶パネルの
駆動のための概略的な電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図22】図21のセグメント側駆動回路82の内部の
電気的構成を示すブロック図である。
【図23】図22の液晶駆動出力回路87の電気回路図
である。
【図24】図21の実施形態で各部の信号波形を示すタ
イムチャートである。
【図25】本発明の実施の第6形態による液晶パネルの
駆動のための概略的な電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図26】図25のセグメント側駆動回路92の内部の
電気的構成を示すブロック図である。
【図27】図26の液晶駆動出力回路97の電気回路図
である。
【図28】図25の実施形態で各部の信号波形を示すタ
イムチャートである。
【図29】本発明の実施の第7の形態に用いる補正クロ
ック作成回路200を示すブロック図である。
【図30】補正クロック作成回路200の具体的な回路
の構成例を示す。
【図31】図30に示す補正クロック作成回路200の
各部の電圧波形を示すタイムチャートである。
【図32】図30に示す補正クロック作成回路200に
おける基準補正クロック信号と補正クロック信号との関
係を説明するタイムチャートである。
【図33】第7の実施形態と第1の実施形態とにおける
交流化信号、スタート信号および補正クロック信号の関
係を示す。
【図34】図2に示す液晶駆動出力回路27の一部分を
示す電気回路図である。
【図35】補正クロック信号のパルス幅の変化を、2本
のセグメント電極毎に変化させる場合のタイムチャート
である。
【図36】実施の第7形態において、2本のセグメント
電極毎に補正クロック信号のパルス幅を変化させた場合
の液晶駆動出力回路27の一部分を示す電気回路図であ
る。
【図37】本発明の実施の第8の形態として、実施の第
7形態に5V駆動法を適用する場合の液晶駆動出力回路
57の一部分を示す電気回路図である。
【図38】実施の第7形態において、2本のセグメント
電極毎に補正クロック信号のパルス幅を変化させた場合
の液晶駆動出力回路57の一部分を示す電気回路図であ
る。
【図39】従来からの液晶パネルの駆動のための概略的
な電気的構成を示すブロック図である。
【図40】図39のセグメント側駆動回路102の内部
の電気的構成を示すブロック図である。
【図41】図39の構成の各部の電圧波形を示すタイム
チャートである。
【図42】他の先行技術による電源回路から発生する電
圧を示すタイムチャートである。
【図43】図42に示すような液晶駆動電圧で動作する
先行技術の各部の電圧波形を示すタイムチャートであ
る。
【図44】セグメント側駆動回路へ5Vなどの低電圧を
供給して液晶パネルの表示を行う場合の各部の電圧波形
を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 液晶パネル 2,52,82,92 セグメント側駆動回路 3,53 コモン側駆動回路 4,54,84,94 電源回路 5 コントローラ 21 シフトレジスタ 22 データラッチ 23 ラインラッチ 24,25,26 レベルシフタ 27,57,87,97 液晶駆動出力回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−318898(JP,A) 特開 平5−265402(JP,A) 特開 平2−244024(JP,A) 特開 平8−94997(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 3/36 G02F 1/133

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示データに従って複数の画素列を並列
    に駆動するセグメント側の駆動回路と、走査期間毎に画
    素行方向の走査線を順次選択的に駆動するコモン側の駆
    動回路とを、液晶パネルの周辺に配置して表示を行う液
    晶表示装置の駆動装置において、 各走査期間毎に、セグメント側の駆動回路の出力電圧レ
    ベルを、ON表示では実効値が減少するように、OFF
    表示では実効値が増大するように、それぞれ補正するた
    めの補正期間を設定する補正期間設定手段と、 セグメント側の駆動回路の配置位置と、液晶パネルでコ
    モン側の駆動回路によって選択される走査線の位置との
    距離に応じて、セグメント側の駆動回路の出力電圧に対
    する前記補正期間での補正量を調整する出力制御手段と
    を含み、 前記出力制御手段は、セグメント側の駆動回路の各画素
    列を駆動するための出力電圧に対する補正量を、コモン
    側の駆動回路の配置位置に対する画素列の距離に応じて
    調整し、 前記補正期間設定手段は、補正期間の長さを、コモン側
    の駆動回路の配置位置に対する画素列の距離が大きくな
    るに従って短くなるように制御することを特徴とする液
    晶表示装置の駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記出力制御手段は、前記補正期間に、
    セグメント側の駆動回路の出力電圧レベルを、ON表示
    レベルとOFF表示レベルとの中間のレベルに変化させ
    ることを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置の駆動
    装置。
  3. 【請求項3】 表示データに従って複数の画素列を並列
    に駆動するセグメント側の駆動回路と、走査期間毎に画
    素行方向の走査線を順次選択的に駆動するコモン側の駆
    動回路とを、液晶パネルの周辺に配置して表示を行う液
    晶表示装置の駆動装置において、 各走査期間毎に、セグメント側の駆動回路の出力電圧レ
    ベルを、ON表示では実効値が減少するように、OFF
    表示では実効値が増大するように、それぞれ補正するた
    めの補正期間を設定する補正期間設定手段と、 セグメント側の駆動回路の配置位置と、液晶パネルでコ
    モン側の駆動回路によって選択される走査線の位置との
    距離に応じて、セグメント側の駆動回路の出力電圧に対
    する前記補正期間での補正量を調整する出力制御手段と
    を含み、 前記出力制御手段は、 前記補正期間に、セグメント側の駆動回路の出力電圧レ
    ベルを、ON表示レベルとOFF表示レベルとの中間の
    レベルに変化させ、 中間のレベルの変化量を、前記セグメント側の駆動回路
    の配置位置と液晶パネルでコモン側の駆動回路によって
    選択される走査線の位置との距離が大きくなるに従っ
    て、小さくなるように制御することを特徴とする液晶表
    示装置の駆動装置。
  4. 【請求項4】 表示データに従って複数の画素列を並列
    に駆動するセグメント側の駆動回路と、走査期間毎に画
    素行方向の走査線を順次選択的に駆動するコモン側の駆
    動回路とを、液晶パネルの周辺に配置して表示を行う液
    晶表示装置の駆動装置において、 各走査期間毎に、セグメント側の駆動回路の出力電圧レ
    ベルを、ON表示では実効値が減少するように、OFF
    表示では実効値が増大するように、それぞれ補正するた
    めの補正期間を設定する補正期間設定手段と、 セグメント側の駆動回路の配置位置と、液晶パネルでコ
    モン側の駆動回路によって選択される走査線の位置との
    距離に応じて、セグメント側の駆動回路の出力電圧に対
    する前記補正期間での補正量を調整する出力制御手段と
    を含み、 前記補正期間設定手段は、前記補正期間の長さを、前記
    セグメント側の駆動回路の配置位置と液晶パネルでコモ
    ン側の駆動回路によって選択される走査線の位置との距
    離が大きくなるに従って、短くなるように制御すること
    を特徴とする液晶表示装置の駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記補正期間設定手段は、補正期間の長
    さを、コモン側の駆動回路の配置位置に対する画素列の
    距離が大きくなるに従って短くなるように制御すること
    を特徴とする請求項4記載の液晶表示装置の駆動装置。
  6. 【請求項6】 前記出力制御手段は、前記補正期間に、
    セグメント側の駆動回路の出力電圧レベルを、ON表示
    時にはOFF表示レベルに、OFF表示時にはN表示レ
    ベルに、それぞれ変化させることを特徴とする請求項4
    記載の液晶表示装置の駆動装置。
  7. 【請求項7】 前記出力制御手段は、中間のレベルを、
    コモン側の駆動回路から非選択の走査線に対して導出さ
    れる非選択電圧と同一とすることを特徴とする請求項2
    または4記載の液晶表示装置の駆動装置。
  8. 【請求項8】 前記出力制御手段は、セグメント側の駆
    動回路の各画素列を駆動するための出力電圧に対する補
    正量を、コモン側の駆動回路の配置位置に対する画素列
    の距離に応じて調整することを特徴とする請求項3また
    は4記載の液晶表示装置の駆動装置。
  9. 【請求項9】 前記補正期間設定手段は、複数の画素列
    毎に補正期間の長さをコモン側の駆動回路の配置位置に
    対する画素列の距離が大きくなるに従って短くすること
    を特徴とする請求項4または8記載の液晶表示装置の駆
    動装置。
  10. 【請求項10】 前記出力制御手段は、前記補正期間に
    変化させる中間のレベルを、セグメント側の駆動回路か
    らの出力電圧がON表示電圧レベルであるときとOFF
    表示電圧レベルであるときとで、異なるように制御する
    ことを特徴とする請求項3、4、8または9のいずれか
    に記載の液晶表示装置の駆動装置。
  11. 【請求項11】 表示データに従って複数の画素列を並
    列に駆動するセグメント側の駆動回路と、走査期間毎に
    画素行方向の走査線を順次選択的に駆動するコモン側の
    駆動回路とを、液晶パネルの周辺に配置して表示を行う
    液晶表示装置の駆動方法において、 各走査期間毎に、セグメント側の駆動回路の出力電圧レ
    ベルを、ON表示では実効値が減少するように、OFF
    表示では実効値が増大するように、それぞれ補正するた
    めの補正期間を、少なくとも一つ設定し、 補正期間の長さを、セグメント側の駆動回路の配置位置
    と、液晶パネルでコモン側の駆動回路によって選択され
    る走査線の位置との距離が大きくなるに従って、短くな
    るようにに調整することを特徴とする液晶表示装置の駆
    動方法。
  12. 【請求項12】 前記補正期間の長さは、コモン側の駆
    動回路の配置位置に対する画素列の距離が大きくなるに
    従って短くなるようにも調整されることを特徴とする請
    求項11記載の液晶表示装置の駆動方法。
  13. 【請求項13】 前記補正期間には、セグメント側の駆
    動回路の出力電圧レベルを、ON表示レベルとOFF表
    示レベルとの中間のレベルに変化させることを特徴とす
    る請求項11または12記載の液晶表示装置の駆動方
    法。
  14. 【請求項14】 前記補正期間には、セグメント側の駆
    動回路の出力電圧レベルを、ON表示時にはOFF表示
    レベルに、OFF表示時にはON表示レベルに、それぞ
    れ変化させることを特徴とする請求項11または12記
    載の液晶表示装置の駆動方法。
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