JPH06230340A - 液晶表示装置の駆動回路 - Google Patents

液晶表示装置の駆動回路

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JPH06230340A
JPH06230340A JP1987793A JP1987793A JPH06230340A JP H06230340 A JPH06230340 A JP H06230340A JP 1987793 A JP1987793 A JP 1987793A JP 1987793 A JP1987793 A JP 1987793A JP H06230340 A JPH06230340 A JP H06230340A
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JP
Japan
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voltage
liquid crystal
thin film
film transistor
pixel
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Application number
JP1987793A
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English (en)
Inventor
Makiko Ikeda
牧子 池田
Tsutomu Furuhashi
勉 古橋
Isao Takita
功 滝田
Koji Takahashi
孝次 高橋
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】Vcom交流駆動方式でライン交流駆動方式を
用いた場合に、輝度変化、輝線の発生が低減されるよ
う、ライン選択電圧Vgonを、初めTFTをオン状態
にしない電圧とし、所定期間の後オン状態にする電圧に
切り換え、液晶に印加される電圧が電圧変動の影響を受
けないようにし、良好な表示を得ることを目的とする。 【構成】ライン選択電圧切り換え信号生成回路115で
生成されたライン選択電圧切り換え信号116は電源回
路117でライン選択電圧の切り換えを行う。電源回路
117で選択されたライン選択電圧Vgonはゲートド
ライバ128に出力される。ゲートドライバ128では
CL3クロック113に従って表示を行うラインが選択
されるが、交流点、ライン選択電圧の立ち下がりによる
電圧変動の影響を受けないよう、TFTをオン状態にし
ないライン選択電圧VgonLが印加される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示装置の駆動回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置では、直流成分印加による
液晶の劣化を防ぐために、液晶に印加する電圧を一定周
期で交流化する駆動方式を用いている。従来用いられて
きた交流駆動方式には、「フラットパネルディスプレイ
1991」(日経BP社)P173〜P180記載の液
晶表示装置がある。本表示装置には薄膜トランジスタを
用いたTFT−LCD(Thin Film Trans
istor−Liquid Clystal Displ
ay)がある。この方式では、基準となる共通対向電極
電圧を一定とし、前記共通対向電極電圧に対して一定周
期で液晶印加電圧を正極性、負極性に切り換えて交流化
する。液晶には共通対向電極電圧と液晶印加電圧の差で
ある電圧実効値が印加され、表示が行われる。
【0003】液晶表示装置の低価格化、低消費電力化を
考えると、液晶印加電圧を低減させる必要が生じる。つ
まり、液晶印加電圧を低減することで低消費電力化が可
能となり、且つ液晶を駆動するドレインドライバを耐圧
の低い微細プロセスで実現できるので、高性能化、低価
格化を可能にする。しかし液晶印加電圧を低減させる
と、従来の共通対向電極一定駆動方式では、液晶に印加
する電圧実効値が減少する。このため、液晶パネルの駆
動に必要な電圧実効値が得られなくなり、表示品質が劣
化する。そこで、液晶印加電圧を低減しても、必要な電
圧実効値が得られるよう、共通対向電極電圧と液晶印加
電圧を同周期で逆相に交流化する。このような交流駆動
を行えば、電圧実効値を減少させることなく液晶印加電
圧の低減が図れる。この駆動方式としては、共通対向電
極交流駆動方式が用いられる。(以下Vcom交流駆動
方式と呼ぶ。)この駆動法の従来方式には特開平2−7
7722「液晶表示装置」がある。
【0004】図18、19を用いてVcom交流駆動方
式の従来例について説明する。
【0005】図18は、従来のVcom交流駆動方式を
用いた液晶表示装置のブロック図である。図18で、2
301はCRT用表示データバスであり、R、G、Bの
カラー表示データを転送する。2302はドットクロッ
クであり、表示データに同期している。2303は水平
同期信号Hsyncであり、1水平周期毎に有効となる
信号である。以下、1水平周期を1ラインと呼ぶ。23
04は水平同期信号Vsyncであり、1フレームごと
に有効となる信号である。2305は並び換え回路であ
り、表示データバス2301で転送される表示データの
変換を行うと共にクロックの生成を行う。2306は並
び換え回路2305で変換された表示データを転送する
液晶用表示データバスである。2307は交流化信号生
成回路であり、2308の交流化信号Mを生成する。2
309はデータ交流化回路で、表示データバス2306
を介して転送される表示データを交流化する。2310
は交流化された液晶用表示データを転送する液晶用表示
データバスである。2311はCL1クロックで、1ラ
イン毎に有効になる信号である。2312はCL2クロ
ックで液晶用表示データに同期し、ドットクロック23
02から容易に生成できる。2313はCL3クロック
で、1ライン毎に有効になる信号である。2314はF
LMクロックで、1フレ−ム毎に有効になる信号であ
る。2315は電源回路であり、液晶印加電圧Viの生
成を行う。2316は電源回路2315の電源である。
2317は上ドレインドライバ、2318は下ドレイン
ドライバであり、本液晶表示装置では上下方向に配置し
た構成をとる。2319は上ドレインドライバ2317
が液晶印加電圧Viを転送するドレイン線であり、23
20は下ドレインドライバ2318のドレイン線であ
り、ドレイン線2319と2320は交互に配置されて
いる。2321は上ドライバ駆動電圧線、2322は下
ドライバ駆動電圧線で、各々液晶印加電圧Viをドレイ
ンドライバ2317、2318に転送する。2323は
共通対向電極線で、共通対向電極電圧Vcomを転送す
る。2324はゲートオン電圧線で、電源回路2315
で生成されるゲートオン電圧Vgonを転送する。23
25はゲ−トオフ電圧線で、ゲートオフ電圧Vgoff
を転送する。Vgoff、Vcomは、電源回路231
5で交流電圧として生成される。2326はゲートドラ
イバで、表示を行うラインを選択する。2327はゲー
ト線で、ゲートドライバ2326からゲート電圧Vgが
印加される。2328は液晶パネルであり、1ドットが
R、G、Bの3画素で構成されている。2329は各画
素のスイッチの役割をするThim Film Tran
sistor(以下TFTと呼ぶ。)、2330は各画
素の液晶、2331は各画素の付加容量で、液晶に印加
される電圧の変動を防ぐ。尚、付加容量2331の電極
は、TFT2329のソース電極と、前のラインのゲー
ト線2327で構成されている。
【0006】図19は図18に記載した従来例のタイミ
ングチャートである。図19で、Vdは表示データバス
2310を介して転送される交流化された表示データに
よって選択された液晶印加電圧で、ドレイン線231
9、2320に実際に入力されているデータ信号波形で
ある。Vg(n)はゲート線2327に印加されるゲー
ト電圧で、ゲートオフ電圧Vgoffとゲートオン電圧
Vgonの重畳電圧である。Vg(n)はnライン目、
Vg(n+1)はn+1ライン目のゲートオン電圧であ
る。Vcom1、Vcom2の電圧値は交流電圧である
共通対向電極電圧Vcomの2値であり(Vcom1>
Vcom2)、Vgoff1、Vgoff2の電圧値は
ゲートオフ電圧Vgoffの2値である(Vgoff1
>Vgoff2)。
【0007】再び図18に戻り、本従来例の動作を説明
する。
【0008】図18において、CRT用表示データ23
01は、並び換え回路2305で上、下ドレインドライ
バ2317、2318のインターフェイス及び、液晶パ
ネル2328の画素配列に適する液晶用表示データに変
換され、表示データバス23006介して転送される。
また、並び換え回路2305は、ドレインドライバ23
17、2318の駆動信号であるCL1クロック231
1、CL2クロック2312、およびゲートドライバ2
326の駆動信号であるCL3クロック2313、FL
Mクロック2314を生成する。
【0009】液晶用表示データは、データ交流化回路2
305に入力され、同じく入力される交流化信号230
8に同期して交流化される。交流化信号2308は交流
化信号生成回路2307で生成される。交流化信号生成
回路2307では水平同期信号2303を分周し、複数
ライン毎に反転する出力を交流化信号2308として、
データ交流化回路2309、電源回路2315に出力す
る。
【0010】電源回路2315では、入力された交流化
信号2308を用い、これと同期して、かつ逆相である
共通対向電極電圧Vcom、及びゲートオフ電圧Vgo
ffを生成する。同時に、液晶印加電圧Vi(V0、V
1・・・)を生成し、上、下ドライバ駆動電圧線232
1、2322を介してドレインドライバ2317、23
18に転送する。
【0011】上、下ドレインドライバ2317、231
8に表示データバス2310を介して転送される交流化
された表示データは、シフトクロックであるCL2クロ
ック2312によって順次取り込まれ、ラッチクロック
であるCL1クロック2311が有効になることで1ラ
イン分の表示データが全て取り込まれる。取り込まれた
表示データは、各々の表示データに従ったレベルの液晶
印加電圧Viを選択する。選択された液晶印加電圧は、
ドレイン線2319、2320から液晶パネル2328
へ供給され、表示を行うべきラインの各画素の液晶23
30に印加される。表示データは交流化されているの
で、それに同期して選択される電圧の共通対向電極に対
する極性も反転する。
【0012】ゲートドライバ2326には駆動信号とし
て、CL3クロック2313、FLMクロック2314
が入力される。FLMクロック2314が有効になる毎
に最上位のラインが選択され、CL3クロック2313
が有効になる毎に、順次、次のラインが選択される。選
択されたラインのゲート線2327には、そのラインの
TFT2329のゲート端子をオン状態にするゲートオ
ン電圧Vgonが印加され、ラインをオン状態にする。
非選択の場合は、ゲートオフ電圧Vgoffがゲート線
2327に印加され、そのラインはオフ状態になる。選
択されたラインの各画素の液晶2330には、ドレイン
線2319、2320より転送された液晶印加電圧Vi
が印加され、表示が行われる。
【0013】図19のタイミングチャートを用い、この
時の動作について説明する。図19において、液晶印加
電圧Vdと共通対向電極電圧Vcomは逆相電圧で、実
際に液晶に印加される電圧は、共通対向電極電圧Vco
mと、液晶印加電圧Vdの差の電圧実効値である。TF
Tがオフ状態のとき、液晶の共通対向電極と向いあう電
極の電圧であるTFTのソース電圧Vsは、液晶に印加
される電圧実効値が変化しないよう共通対向電極電圧V
comの変化分と同等のシフトをする。ソース電圧Vs
の変化を効率良く行うために、ゲートオフ電圧Vgof
fは、共通対向電極電圧Vcomと同様に交流化されて
いる。ゲートオン電圧Vgonは選択されている1ライ
ンの間有効であり、TFTのゲートはオン状態となり、
その間に、電圧実効値が取り込まれ、表示が行われる。
液晶印加電圧Vd、共通対向電極電圧Vcom、ゲート
オフ電圧Vgoffの交流タイミングはCL1クロック
111の立上りと同期している。各電圧の交流波形が理
想的ならば、ゲートがオン状態になっている間に、各電
圧の切り換わりによる液晶に印加される電圧実効値の変
化は生じない。また、ゲート電圧VgはCL3クロック
2313の立上りと同期して、それ迄選択されていたラ
インではゲートオン電圧Vgonからゲートオフ電圧V
goffに切り換わり、次のラインが選択されてゲート
オン電圧Vgonが有効になり、そのラインで表示が行
われる。ゲート線抵抗、容量が存在することから、ゲー
ト電圧は理想的な矩形波形とならず、選択されたライン
のゲートオン電圧と、その前のラインのゲートオン電圧
は、各々の立上り、立ち下がりがオーバーラップするこ
とになる。
【0014】以上のように、Vcom交流駆動を行った
場合、液晶印加電圧を低減しても実際に液晶に印加され
る実効値を低減させる異なる画素部の交流化が可能とな
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】Vcom交流駆動で
は、共通対向電極電圧Vcom、ゲートオフ電圧Vgo
ffを交流するため、液晶の共通対向電極電圧Vcom
と向いあうTFT側の電極電圧であるTFTのソース電
圧Vsが、それに従って変動する。ソース電圧Vsのシ
フト量が多くなるため、電圧一定の場合に比べ、画素を
流れる電流が増加する。この電流は付加容量、液晶を介
してゲート線、共通対向電極に流れ込み、ゲート電圧、
共通対向電極電圧の変動を起こす。この電圧変動は、ゲ
ートがオン状態のときにも生じているので、液晶に印加
される実効電圧値が変化する。このため、所望の輝度が
得られず、表示輝度が変化する。特に交流点ではこの電
流が一定方向に増加するため、電圧の変動も増加する。
Vcom交流駆動方式には、フレ−ム毎に各電圧を反転
させるフレ−ム交流駆動と、数ライン毎に反転させるラ
イン交流駆動があるが、ライン交流駆動ではこの電圧変
動のため、交流点で他と部分と輝度の異なるラインが生
じる。(以下輝線と呼ぶ。)また、ゲートオン電圧の立
ち下がりは次段のゲートオン電圧とオーバーラップして
いるので、前ラインのゲートオン電圧の立ち下がりで生
じる電圧変動が、次ラインの液晶に印加される電圧に、
付加容量を介して影響を与える。TFTをオン状態に
し、液晶に実効値の印加を開始するゲートオン電圧は、
CL3クロックの立上りと同期して有効となるため、交
流点での電圧変動の影響を受けた実効値が液晶に印加さ
れる。
【0016】これらの輝度変化、輝線は表示品質を低下
させる原因となっている。
【0017】本発明の目的は、各印加電圧の変動が液晶
に印加される実効値に与える影響をなくし、輝度変化、
輝線を低減した良好な表示を得ることにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的はVcom交流
駆動方式において、ゲートドライバが各ラインを選択す
る際に、画素のTFTをオン状態にする電圧と、オン状
態にしない電圧を生成する手段と、これらの電圧を転送
する手段と、液晶に印加される電圧実効値が、共通対向
電極電圧、ゲートオフ電圧、ドレイン線出力電圧の変動
の影響を受けないよう、ゲートドライバが選択したライ
ンに接続されている画素のTFTをオン状態にしない電
圧と、オン状態にする電圧を生成する手段と、オン状態
にしない電圧とオン状態する電圧に切り換える手段と、
これらの電圧の切り換えを行う信号を生成する手段とを
設けることで達成される。
【0019】更に別の手段として、選択されているTF
Tをオン状態にする電圧と、オン状態にしない電圧を生
成する手段と、これらの電圧を転送する手段と、これら
の電圧の切り換えを行う信号を生成する手段と、これら
の電圧の切り換えを行う信号をゲートドライバに転送す
る手段と、ゲートドライバでこれらの電圧の切り換えを
行う手段を設けることで達成される。
【0020】更に別の手段として、ゲートオン電圧がオ
ーバーラップしないゲートドライバを用いる手段と、T
FTをオン状態にする電圧を生成する手段と、TFTを
オフ状態にする電圧をゲートドライバに転送する手段を
設けることで達成される。
【0021】更に別の手段として、選択されているTF
Tをオン状態にする電圧とオン状態にしない電圧を切り
換える信号を生成する回路と、並び換え回路を集積化す
ることで達成される。
【0022】更に別の手段として、表示データがアナロ
グデータである場合、ドレインドライバとしてアナログ
ドレインドライバを用い、液晶印加電圧の基準電圧を生
成する手段と、選択されているTFTをオン状態にする
電圧と、オン状態にしない電圧を生成する手段と、これ
らの電圧の切り換えを行う信号を生成する手段と、これ
らの電圧の切り換えを行う信号をゲートドライバに転送
する手段を設けることで達成される。
【0023】
【作用】Vcom交流駆動方式の回路に、液晶パネルの
選択された画素に印加される電圧として、TFTをオン
状態にしない電圧と、オン状態にする電圧を生成する手
段と、オン状態にしない電圧を所定期間印加し、その後
オン状態にする電圧に切り換えて印加する手段と、これ
らの電圧を切り換える信号を生成する手段を組み込むこ
とにより、各電圧が変動するときに流れる電流量を低減
し、各画素のTFTのゲートがオン状態の時には電圧変
動の影響を受けないようにし、液晶印加電圧の実効値の
変化をなくす。それによって所望する実効電圧値を保持
でき、表示輝度の変化、輝線の低減された良好な表示を
得られる。
【0024】更に、選択した画素のTFTをオン状態に
しない電圧と、オン状態にする電圧を切り換える手段を
有するゲートドライバを用い、TFTをオン状態にしな
い電圧と、オン状態にする電圧を生成する手段と、これ
らの電圧を切り換える信号を生成する手段と、この信号
をゲートドライバに転送する手段を設けることにより、
表示輝度の変化、輝線の低減された良好な表示を得られ
る。
【0025】更に、選択した画素に印加する電圧がオー
バーラップしないゲートドライバを用いることにより、
表示輝度の変化、輝線の低減された良好な表示を得られ
る。
【0026】更に、液晶印加電圧を交流化する手段と、
表示データに対応した交流化された液晶印加電圧を選
択、出力するドレインドライバを用いることにより、表
示輝度の変化、輝線の低減された良好な表示を得られ
る。
【0027】更に、表示データがアナログデータであ
り、共通対向電極電圧と逆相に交流化して取り込むアナ
ログドレインドライバを用い、選択した画素のTFTを
オン状態にしない電圧と、オン状態にする電圧を生成す
る手段と、これらの電圧を切り換える信号を生成する手
段を設けることで、表示輝度の変化、輝線の低減された
良好な表示を得られる。
【0028】
【実施例】本発明の一実施例を図1から図7を用いて説
明する。この実施例で用いる液晶表示装置は「日立LC
DドライバLSIデータブック ’90.3」P650
〜664記載の電圧選択方式のドレインドライバを用い
て構成する。図1は本発明の実施例1の液晶表示装置の
ブロック図であり、101はCRT用表示データバスで
あり、R、G、Bのカラーデータを転送する。102は
ドットクロック、103は1ライン毎に有効となる水平
同期信号Hsync、104は1フレーム毎に有効とな
る垂直同期信号Vsyncである。105は並び換え回
路、106は液晶用表示データバス、107は交流化信
号生成回路、108は表示データを交流化する交流化信
号M、109は液晶用表示データバス106から転送さ
れる表示データを交流化する交流化回路、110は交流
化された表示データを転送する液晶用表示データバスで
ある。111はCL1クロックで、1ライン毎に有効と
なる信号、112はCL2クロックで、液晶用表示デー
タに同期している。113は1ライン毎に有効となるC
L3クロックで、114は1フレーム毎に有効となるF
LMクロックである。115はライン選択電圧切り換え
信号生成回路、116はライン選択電圧切り換え信号C
L4クロックである。117は電源回路であり、共通対
向電極電圧Vcom、ゲートオフ電圧Vgoff、ゲー
トオン電圧Vgon及び、液晶印加電圧V0〜V7を生
成する。(以下液晶印加電圧全体を示す場合、Viと呼
ぶ。)118は電源回路117の電源である。119は
上ドレインドライバ、120は下ドレインドライバであ
り、本液晶表示装置では上下方向に配置した構成を取っ
ている。121は上ドレインドライバ119が選択する
液晶印加電圧を転送するドレイン線であり、122は下
ドレインドライバ120のドレイン線である。123は
上ドライバ駆動電圧線、124は下ドライバ駆動電圧線
であり、電源回路117で生成された液晶印加電圧Vi
を転送する。125は共通対向電極電圧線で、交流電圧
である共通対向電極電圧Vcomを転送する。126は
ゲートオン電圧線でゲートオン電圧Vgonを転送す
る。127はゲートオフ電圧線で、交流電圧であるゲー
トオフ電圧Vgoffを転送する。128はゲートドラ
イバであり、129はゲート線で、ゲート電圧Vgを転
送する。130は液晶パネルであり、1ドットがR、
G、Bの3画素で構成されている。131は液晶パネル
130の各画素のスイッチの役割をするTFTであり、
132は各画素の液晶であり、TFT131のドレイン
端子は液晶132の一方の電極である。133は各画素
の付加容量で、液晶に印加される電圧の変動を防ぐ。
尚、付加容量133の電極は、TFT131のソース電
極と、前のラインのゲート線で構成されている。
【0029】図2は図1に示す交流化信号生成回路10
7の詳細なブロック図である。図2において、201は
水平同期信号103の分周回路である。202は周期が
水平同期信号103の2倍の分周回路の出力で、1ライ
ン毎に反転する1ライン交流信号であり、203は周期
が4倍の出力で、2ライン毎に反転する2ライン交流信
号である。以下、204、205、206は同様に、4
ライン交流信号、8ライン交流信号、16ライン交流信
号である。尚、ライン交流信号は、分周回路を工夫する
ことにより前述のライン数以外の交流信号も容易に生成
できる。
【0030】207は分周回路201の出力202から
206のうち1つを選択するスイッチで、208はスイ
ッチ207の出力であり、選択されたライン数毎に反転
する信号である。209は垂直同期信号104の分周回
路であり、210は分周回路の出力のフレーム反転信号
で、垂直同期信号104の2倍の周期を持つ。211は
2入力のEOR素子で、スイッチ208とフレーム反転
信号210を入力信号とする。EOR素子211の出力
はスイッチ出力208が1フレーム毎に反転した信号で
あり、交流化信号108である。
【0031】図3は図1に示すライン選択電圧切り換え
信号生成回路115の詳細なブロック図である。図3
で、301はドットクロック102をカウントするカウ
ンタで、CL3クロック113をロードとして入力す
る。302はカウンタ301の出力である。303はラ
イン選択電圧切り換え信号であるCL4クロック116
のクロック幅を決める設定回路であり、304は設定回
路303の出力である。305はカウンタ出力302と
設定回路出力304を比較し、等しいときのみ有効とす
るコンパレータであり、306はコンパレータ出力であ
る。307はCL3クロック113とコンパレータ出力
306を入力とするJKフリップフロップであり、この
出力信号がCL4クロック116である。
【0032】図4は図1及び図3に記載したライン選択
電圧切り換え信号生成回路115のタイミイングチャー
トである。
【0033】図5は図1に示すドレインドライバ11
9、120の詳細なブロック図である。図5において、
501は表示データバス110を介して転送される交流
化された表示データを取り込むシフトレジスタであり、
502は取り込まれた表示データを蓄えるラッチであ
り、503はデコーダ、504は表示データによって制
御される制御信号であり、505から512は液晶印加
電圧V0〜V7である。513から520は液晶印加電
圧を選択する、制御信号504により制御されるスイッ
チである。
【0034】図6は図1に示すゲートドライバ128及
び、電源回路117のゲートオフ電圧Vgoff及びラ
イン選択電圧Vgonを切り換えるスイッチ部分の詳細
なブロック図である。図6において、601はシフトレ
ジスタであり、602はシフトレジスタ601から出力
される制御信号であり、表示を行うラインを選択する。
603は制御信号を反転するインバータであり、604
は制御信号602の反転信号である。605は制御信号
602によって制御されるスイッチであり、606は反
転信号604により制御されるスイッチであり、607
は交流化信号108によって制御されるスイッチであ
り、608は交流電圧であるゲートオフ電圧Vgoff
の一方の値Vgoff1、609はもう一方の値Vgo
ff2である。610はゲートオフ電圧Vgoffであ
る。611は可変抵抗器であり、ライン選択電圧のう
ち、TFTをオン状態にしない電圧VgonLを生成す
る。612は可変抵抗器611の一方の基準電圧であ
り、ライン選択電圧のうち、TFTをオン状態にするV
gonHであり、613はもう一方の基準電圧である。
614は可変抵抗611で生成されたVgonLであ
り、615はCL4クロック116により制御されるス
イッチである。616はライン選択電圧Vgonであ
り、CL3クロック113と同期して、ラインが選択さ
れている間有効となる。617はライン選択電圧Vgo
nのバッファである。
【0035】図7は図1に記載した装置を用いて液晶パ
ネル130の駆動を行ったときのタイミングチャートで
ある。図7で、Mは交流化信号108、Vdはドレイン
ドライバ119、120内で交流化された表示データに
従って選択された液晶印加電圧Viで、実際にドレイン
線121、122に供給されている電圧である。Vgは
ライン選択電圧Vgonとゲートオフ電圧Vgoffの
重畳電圧で、ゲート線129に実際に供給されている電
圧であり、Vg(n)はnライン目のライン選択電圧であ
る。
【0036】再び図1に戻り、本実施例の動作を説明す
る。
【0037】CRT用表示データ101は並び換え回路
105で、上下ドレインドライバ119、120のイン
ターフェイス及び、液晶パネル130の画素配列に適す
るように液晶用表示データに変換され、液晶用表示デー
タバス106を介して交流化回路109に、交流化信号
108と共に入力される。交流化信号108は、図2に
示す交流化生成回路107において生成される。図2を
用いて交流化信号生成回路107の動作を説明する。
【0038】図2において、水平同期信号103を分周
回路201によって分周し、5つの出力202〜206
を得る。1ライン交流信号202は、周期が水平同期信
号103の2倍である1段目の出力であり、1ライン毎
に反転する信号で、同様に2ライン交流信号203は4
倍の周期を持ち、2ライン毎に反転する出力信号であ
る。同様に、4ライン交流信号204は4ライン毎に反
転する出力信号、8ライン交流信号205は8ライン毎
に反転する出力信号、16ライン交流信号206は16
ライン毎に反転する出力信号である。
【0039】スイッチ207は各ライン交流信号202
〜206から1つを選択し、選択されたライン交流信号
208をEOR素子211に出力する。分周回路209
では垂直同期信号104が分周され、周期が垂直同期信
号104の2倍で、1フレーム毎に反転するフレーム反
転信号210が出力される。EOR素子211にはライ
ン交流信号208及びフレーム反転信号210が入力さ
れ、交流化信号108が出力される。交流化信号108
は選択されたライン交流信号208に従った周期を持
ち、且つフレーム毎に反転する交流信号であり、図1の
交流化回路109、電源回路117に入力される。再び
図1に戻って説明する。
【0040】交流化回路109では、液晶用表示データ
バス106を介して転送された表示データのうち最下位
ビットを無視して、残りの表示データを1ビットずつ下
位へシフトし、最上位ビットの表示データとして、交流
化信号108を用いる。その結果、表示データは交流化
されたことになる。
【0041】液晶用表示データの交流化を図7に記載す
る表示装置のタイミングチャートを用いて説明する。液
晶用表示データバス106を介して転送される液晶用表
示データは、交流化回路109で、選択されているライ
ン数で反転する交流化信号108と同期して、同相に交
流化される。交流化された表示データは、表示データバ
ス110を介して、上下ドレインドライバ119、12
0に転送される。
【0042】ライン選択電圧切り換え信号生成回路11
5では、TFT131がオン状態にならないライン選択
電圧VgonL609と、オン状態にするライン選択電
圧VgonH608を切り換えるライン選択電圧切り換
え信号CL4クロック116を生成する。この動作を図
3に記載するライン選択電圧切り換え信号生成回路11
5のブロック図及び、図4に記載するタイミングチャー
トを用いて説明する。
【0043】図3で、カウンタ301はドットクロック
102をカウントし、その出力302は常時コンパレー
タ305に入力される。1ライン毎に有効となるCL3
クロック113は、カウンタ301のロードとして用い
られる。CL3クロック113が有効となる毎にカウン
トアップが新しく行われるので、各ライン毎に最初から
カウントされることになる。設定回路303ではVgo
nL、VognHの切り換えタイミングを設定する。こ
のタイミングは、電圧変動の影響を受ける間はVgon
Lがライン選択電圧Vgonとして出力され、電圧変動
の影響がなく、且つ液晶への書き込み不足を起こさない
期間、ゲートをオン状態にするVgonHがライン選択
電圧Vgonとして出力されるように設定される。設定
回路303の出力信号304は、このタイミングで有効
となる信号であり、コンパレータ305に入力される。
コンパレータ305では、カウンタ出力302と、設定
回路303の出力信号304が比較され、両者が等しい
ときのみ有効となる信号306を出力し、JKフリップ
フロップ307にCL3クロック113と共にそれぞれ
入力され、所定のタイミングで立上がるCL4クロック
116が出力される。この動作を図4のタイミングチャ
ートを用いて説明する。
【0044】図4で、コンパレータ出力信号306はC
L3クロック113が立ち下がってから、設定回路30
5で設定した期間の後有効となる信号である。JKフリ
ップフロップ307はCL3クロック113、コンパレ
ータ出力信号306を入力とする。CL4クロック11
6は、JKフリップフロップ307の出力信号であり、
CL3クロック113の立ち下がりと同期して立ち下が
り、コンパレータ出力信号306の立ち上りと同期して
立ち上がる信号として生成される。
【0045】電源回路117では、直流電圧である液晶
印加電圧Vi、ライン選択電圧VgonH、VgonL
及び交流電圧である共通対向電極電圧Vcom、ゲート
オフ電圧Vgoffを生成する。共通対向電極電圧Vc
om、ゲートオフ電圧Vgoffは、交流化信号生成回
路107で生成された交流化信号108と同期して逆相
に交流化される。液晶印加電圧Viは、本実施例ではV
0〜V7の8レベルを生成し、共通対向電極電圧Vco
mに対して、正極性の電圧をV4、V5、V6、V7
(V4<V5<V6<V7)、負極性の電圧をV0、V
1、V2、V3(V0>V1>V2>V3)と設定す
る。V0、V4はそれぞれ負極性、正極性で、共通対向
電極電圧Vcomに対する電圧差は同じであり、表示輝
度は同一になる。V1とV5、V2とV6、V3とV7
についても同様である。
【0046】次に、ゲートドライバ128の動作を、図
6に記載するブロック図及び、図7に記載するタイミン
グチャートを用いて説明する。図6で、ゲートドライバ
128では、駆動信号としてCL3クロック113、F
LMクロック114がシフトレジスタ601に入力さ
れ、それにより制御信号602が出力される。制御信号
602はインバータ603で反転され、制御信号604
が出力される。制御信号602はFLMクロック114
が有効になると、液晶パネル130の最上位のラインを
選択し、CL3クロックが有効になる毎に順次ラインを
選択する。
【0047】スイッチ605、606で選択されるライ
ン選択電圧Vgon、ゲートオフ電圧Vgoffは電源
回路117で生成される。電源回路117で、可変抵抗
611によって、TFTをオン状態にしないライン選択
電圧VgonL614が生成される。VgonL614
とTFTをオン状態にするライン選択電圧VgonH6
12は、スイッチ615においてライン選択電圧切り換
え信号CL4クロック116に従って選択され、ライン
選択電圧Vgon616としてCL4クロック116の
タイミングで切り換わる電圧が出力される。
【0048】制御信号602が有効となることでスイッ
チ605によって選択されたラインのゲート線129に
は、CL3クロック113の立上りと同期してライン選
択電圧Vgonが印加される。制御信号が立ち下がり、
非選択となったラインには、スイッチ606によりゲー
トオフ電圧Vgoffが印加され、そのラインはオフ状
態になる。この動作を図7のタイミングチャートを用い
て説明する。
【0049】実際のゲート線129には、ライン選択電
圧Vgonとゲートオフ電圧Vgoffが重畳されたゲ
ート電圧Vgが印加されている。ライン選択電圧Vgo
nはCL3クロック113の立上りと同期して有効にな
る。CL3クロック113が有効になってからCL4ク
ロック116が有効となるまでの期間、電源回路117
において、TFT131がオン状態にならない電圧Vg
onLが、ライン選択電圧Vgonとして選択される。
ライン選択電圧Vgonは、CL4クロックの116立
ち上がりと同期してVgonLからVgonHに切り換
わり、TFT131はオン状態になる。ラインの選択
は、FLMクロック114が有効となる毎に最上位ライ
ンから始められるので、各々のラインではどのフレーム
でも同一タイミングでライン選択電圧Vgonが印加さ
れる。非選択の場合に印加されているゲートオフ電圧V
goffは交流周期に従って、スイッチ607によりV
goff1、Vgoff2が選択される。
【0050】次にドレインドライバ119、120の動
作を図5に記載するブロック図を用いて説明する。図5
において、ドレインドライバ119、120内のシフト
レジスタ501には、交流化された表示データが液晶用
表示データバス110を介して転送され、同時に、駆動
信号としてCL1クロック111、CL2クロック11
2が入力される。交流化された表示データは、シフトク
ロックであるCL2クロック112に同期して順次シフ
トレジスタ501に取り込まれ、ラッチクロックである
CL1クロック111が有効となることで、1ライン分
の表示データを全てラッチ502に取り込む。シフトレ
ジスタ501に取り込まれる交流化された表示データに
対して、ラッチ502から出力される表示データは、C
L1クロック111が有効となったときのシフトレジス
タ501内のデータを取り込むため、ほぼ1ライン近く
シフトしている。ラッチ502に取り込まれた交流化さ
れた表示データは、CL1クロック111が有効となる
ことでデコーダ503に出力される。デコーダ503で
は、転送された表示データに従って、液晶印加電圧50
5から512を選択する。液晶印加電圧505から51
2は図1に記載する電源回路117において生成される
直流電圧V0〜V7である。交流化された表示データの
最上位ビットは交流化信号108と同期しているので、
交流化信号108が負のときに選択される電圧はV0か
らV3であり、共通対向電極電圧Vcomに対して負極
性である。正のときにはV4からV7が選択され、正極
性である。従って、正極性でV4を選択した場合は負極
性でV0、V5の場合はV1、V6の場合はV2、V7
の場合はV3を選択し、共通対向電極電圧Vcomに対
する極性が逆で、表示輝度は同一であり、交流駆動され
ている。また、選択される液晶印加電圧Viは、交流化
信号108がFLMクロック114が有効となること
で、前のフレームに対して次のフレームで極性が反転す
るために、最初のフレームの先頭と、次のフレームの先
頭では、選択される極性が逆になっている。
【0051】再び図1に戻って説明をする。
【0052】図1で、ゲートドライバ128によって選
択され、オン状態になっているラインで、上ドレインド
ライバ119において交流化された表示データによって
選択された液晶印加電圧Viが、ゲート線121にTF
T131のドレイン端子が接続する画素に印加される。
同様に、下ドレインドライバ120で選択される液晶印
加電圧Viは、ドレイン線122により、それに接続す
る画素に印加される。この液晶印加電圧Viは、各画素
の液晶132のTFT131のソース電極側の電極に印
加される。もう一方の電極である共通対向電極には、共
通対向電極電圧Vcomが印加される。
【0053】ここで全体の駆動の様子を図7の、図1に
記載する液晶表示装置のタイミングチャートを用いて説
明する。
【0054】図7で、液晶132には、実際にはドレイ
ン線121、122から印加されるデータ電圧Vdと、
液晶132の共通対向電極線125を介して共通対向電
極に印加される、交流化された表示データとは同周期で
逆極性の交流電圧である共通対向電極電圧Vcomの差
である電圧実効値が印加される。電圧実効値はデータ電
圧Vdが共通対向電極電圧Vcomより低ければ負極
性、高ければ正極性である。データ電圧Vd、共通対向
電極電圧Vcom、ゲート電圧Vgは交流電圧であり、
その交流点において、電圧変動を生じている。ライン選
択電圧VgonはCL3クロック113の立上りと同期
して有効となるが、CL4クロック116が有効になる
まではTFT131のゲートがオン状態にならない電圧
VgonLが印加されるので、液晶132に印加される
電圧実効値は、この電圧変動の影響を受けない。CL4
クロック116が有効になると、ライン選択電圧Vgo
nはVgonHに切り換わり、TFT131はオン状態
になり、電圧変動の影響のない電圧実効値を液晶132
に印加する。CL4クロック116は、十分な、液晶1
32に電圧を印加する書き込み時間が得られるように電
圧を切り換えるタイミングに設定されているので、液晶
132に十分電圧が書き込まれないために起こる書き込
み不足による表示品質の低下は生じない。
【0055】本実施例ではライン選択電圧切り換え信号
CL4クロック116を生成する機能を持たず、ゲート
ドライバにライン選択電圧の切り換え機能がない表示装
置でも、ライン選択電圧切り換え信号生成回路115を
組み込み、電源回路117で2レベルのライン選択電圧
を生成し、切り換える機能を持たせることにより、ゲー
トドライバ、並び換え回路を交換することなく良好な表
示を得ることが出来る。
【0056】次に、ライン選択電圧の切り換え機能を持
つゲートドライバを用いている表示装置を用いた実施例
2を図8、図9を用いて説明する。
【0057】図8は実施例2の液晶表示装置のブロック
図である。図8で、1101は電源回路であり、ライン
選択電圧VgonH、VgonL、ゲートオフ電圧Vg
off、共通対向電極電圧Vcom、液晶印加電圧Vi
を生成する。1102は、TFT131のゲートをオン
状態にするライン選択電圧VgonHを転送するライン
選択電圧線、1103はオン状態にしないライン選択電
圧VgonLを転送するライン選択電圧線、1104は
ゲートオフ電圧線である。1105は2レベルのライン
選択電圧VgonH、VgonLを切り換える機能を持
つゲートドライバである。
【0058】図9は図8に記載するゲートドライバ11
05及び、電源回路1101のライン選択電圧Vgon
及びゲートオフ電圧のVgoffを切り換えるスイッチ
部分の詳細なブロック図である。図9で、1201はシ
フトレジスタである。1202はCL4クロック116
を反転するインバータであり、1203はCL4クロッ
ク116の反転信号である。1204はシフトレジスタ
1201から出力される制御信号であり、1205は制
御信号1204を反転するインバータである。1206
は制御信号1204の反転信号で、表示を行うラインを
選択する。1207、1208はそれぞれ制御信号12
04とCL4クロック反転信号1203、制御信号12
04とCL4クロック116を入力とするAND素子で
ある。1219はAND素子1207の出力信号で、ラ
イン選択電圧VgonLの選択を行う制御信号である。
1210はAND素子1208の出力信号で、ライン選
択電圧VgonHの選択を行う制御信号である。121
1は制御信号1206によって制御される、ライン選択
電圧Vgon、ゲートオフ電圧Vgoffを切り換える
スイッチである。1212、1213は、それぞれ制御
信号1219、1210によって制御されるスイッチで
ある。1214はスイッチ1212、1213で選択さ
れたライン選択電圧Vgonである。1215は電源回
路1101の、交流化信号108によって制御されるゲ
ートオフ電圧Vgoffの切り換えスイッチで、121
6はゲートオフ電圧Vgoffの一方の値Vgoff
1、1217はもう一方の値Vgoff2である。12
19はTFT131のゲートをオン状態にしないライン
選択電圧VgonLを生成する可変抵抗である。122
0はTFT131をオン状態にするライン選択電圧Vg
onHであり、可変抵抗の一方の基準電圧である。12
21は可変抵抗1219のもう一方の基準電圧であり、
1222は可変抵抗1219で生成されたVgonLで
ある。1223、1224はそれぞれVgonH122
0、VgonL1222のバッファである。
【0059】本実施例は、ゲートドライバ1105、電
源回路1101は第一の実施例と異なるので図8、図9
に記載したが、動作は第一の実施例と同等であるため、
図7に記載する、実施例1のタイミングチャートを用い
て本実施例の動作を説明する。
【0060】図8において、ライン選択電圧切り換え信
号生成回路115で生成されたライン選択電圧切り換え
信号であるCL4クロック116は、CL3クロック1
13、FLMクロック114と共にゲートドライバ11
05に入力される。電源回路1101では直流電圧であ
る液晶印加電圧Viを生成し、上ドライバ駆動電圧線1
24、下ドライバ駆動電圧線125に出力する。
【0061】次に図9のゲートドライバのブロック図、
図7のタイミングチャートを用いてゲートドライバ11
05の動作を説明する。
【0062】図9で、ゲートドライバ1105では、駆
動信号としてCL3クロック113、FLMクロック1
14がシフトレジスタ1201に入力され、CL3クロ
ック113に対し制御信号1204が出力される。制御
信号1204は、FLMクロック114が有効になる
と、液晶パネル130の最上位のラインを選択し、CL
3クロック113が有効となる毎に順次、次のラインを
選択する。
【0063】電源回路1101で、ライン選択電圧Vg
onHは、可変抵抗1220の一方の基準電圧1220
であり、他方の基準電圧1211との間で、可変抵抗1
219により、ライン選択電圧VgonL1222が生
成される。VgonH、VgonLはそれぞれバッファ
1223、1224を介してゲートドライバ1105に
入力される。
【0064】制御信号1204はインバータ1205で
反転され、出力信号である反転信号1206は、制御信
号1204によってそのラインが選択されている場合に
は、スイッチ1211でライン選択電圧Vgon121
4を選択し、ラインが選択されていない場合にはゲート
オフ電圧Vgoff1218を選択する。ライン選択電
圧Vgonは、CL3クロック113の立上りと同期し
て有効になり、そのラインが選択されている期間印加さ
れる。AND素子1207出力信号である制御信号12
09は、ラインが選択され、且つCL4クロック116
が有効でない場合に、有効となり、TFT131のゲー
トをオン状態にしないライン選択電圧VgonLを選択
する。制御信号1210は、ラインが選択され、且つC
L4クロック116が有効になることで有効になり、T
FT131のゲートをオン状態にするライン選択電圧V
gonHを選択する。この動作を図7を用いて説明す
る。
【0065】ゲート線129に印加されているゲート電
圧VgはCL3クロック113の立上りと同期して、ス
イッチ1212により、TFTがオン状態にならないラ
イン選択電圧VgonLが有効となる。次に、CL4ク
ロックが有効となると、スイッチ1213によりライン
選択電圧VgonとしてVgonHが選択され、TFT
131のゲートはオン状態になり、その画素の液晶13
2にデータが書き込まれる。非選択になったラインで
は、ゲート電圧Vgとしてゲートオフ電圧Vgoffが
スイッチ1211により選択される。ゲートオフ電圧V
goffは共通対向電極電圧Vcomと同期した交流電
圧なので、その周期に従って、スイッチ1215でVg
off1、Vgoff2が選択される。ラインの選択は
FLMクロック114が有効になる毎に最上位ラインか
ら始められるので、各々のラインではどのフレームでも
同一タイミングでライン選択電圧Vgonが印加され
る。
【0066】その他の動作は実施例1と同様である。実
施例1と同様、電圧変動の影響を受けないため良好な表
示が得られ、ライン選択電圧の切り換え機能を持つゲー
トドライバ1105を用いているので、ゲート電圧切り
換え信号生成回路115を組み込むだけで容易に構成出
来る。
【0067】実施例1、実施例2は、デジタルドライバ
には全て流用できることを述べる。
【0068】次に、ライン選択電圧Vgonがオーバー
ラップしないゲートドライバを用いた第3の実施例につ
いて図10から図12を用いて説明する。
【0069】図10は実施例3の液晶表示装置のブロッ
ク図である。図10で、1301は電源回路であり、液
晶印加電圧Vi、共通対向電極電圧Vcom、ライン選
択電圧Vgon、ゲートオフ電圧Vgoffを生成す
る。1302はゲートオフ電圧線で、ゲートオフ電圧V
goffを転送する。1303はライン選択電圧線で、
ライン選択電圧Vgonを転送する。1304はゲート
ドライバで、表示を行なうラインを選択する。
【0070】図11は図10に記載するゲートドライバ
1304及び、電源回路1301の、ライン選択電圧V
gonと、ゲートオフ電圧Vgoffを切り換えるスイ
ッチ部分の詳細なブロック図である。図11で、140
1はシフトレジスタであり、1402はシフトレジスタ
1401から出力される制御信号で、表示を行なうライ
ンを選択する。1403は、CL3クロック113と制
御信号1402を入力とするAND素子である。140
4はAND素子1403の出力であり、ライン選択電圧
Vgonを選択する制御信号である。1405はCL3
クロック113を反転するインバータであり、1406
はCL3クロック113の反転信号である。1407は
制御信号1402とCL3クロック反転信号1406を
入力とするAND素子であり、1408はその出力信号
である。1409は制御信号1402を反転するインバ
ータであり、1410はその出力信号である。1411
はAND素子出力1408とインバータ出力1410を
入力とするOR素子である。1412はOR素子141
1の出力信号で、ゲートオフ電圧Vgoffを選択する
制御信号である。1413は制御信号1404によって
制御されるスイッチであり、1414は制御信号141
2によって制御されるスイッチである。1415はCL
3クロック113と同期してラインが選択されている期
間有効となるライン選択電圧Vgonである。1416
は交流化信号108によって制御されるゲートオフ電圧
Vgoffのスイッチであり、1417はゲートオフ電
圧Vgoffの一方の値Vgoff1、1418はもう
一方の値Vgoff2である。1419はスイッチ14
16によって選択されたゲートオフ電圧Vgoffであ
る。
【0071】図12は図10、図11に記載するゲート
ドライバ1304のタイミングチャートである。
【0072】本実施例は、電源回路1301、ゲートド
ライバ1304のみが実施例1と異なるので、図10か
ら図12を用いてこの部分の動作の説明をする。
【0073】図10で、電源回路1301では、直流電
圧である液晶印加電圧Viを生成し、上ドライバ駆動電
圧線123、下ドライバ駆動電圧線124を介してドレ
インドライバ119、120に転送する。同様に生成さ
れた、交流電圧であるゲートオフ電圧Vgoff及び、
直流電圧であるライン選択電圧Vgonは、それぞれゲ
ートオフ電圧線1302、ライン選択電圧線1303を
介してゲートドライバ1304に転送され、共通対向電
極電圧Vcomは、共通対向電極電圧線125を介して
液晶パネル130の画素の液晶132の一方の電極であ
る共通対向電極に転送される。
【0074】次に、ゲートドライバの動作を図11のブ
ロック図及び、図12のタイミングチャートを用いて説
明する。図11で、ゲートドライバ1304では、駆動
信号としてCL3クロック113、FLMクロック11
4がシフトレジスタ1401に入力され、それにより制
御信号1402が出力される。制御信号1402とCL
3クロック113を入力とするAND素子1403の出
力信号である制御信号1404は、FLMクロック11
4が有効になると液晶パネル130の最上位のラインを
選択し、CL3クロック113が有効となる毎に順次、
次のラインを選択する。選択されたラインのゲート線1
29には、スイッチ1413により、ゲート電圧Vgと
して、TFT131のゲートをオン状態とするライン選
択電圧Vgonが選択されて印加され、TFT131は
オン状態になる。非選択になったラインでは制御信号1
412が有効になり、スイッチ1414によってゲート
オフ電圧Vgoffが選択され、TFT131はオフ状
態になる。この動作を図12のタイミングチャートを用
いて説明する。
【0075】ゲートオフ電圧Vgoffは交流電圧であ
るので、その周期に従ってVgoff1、Vgoff2
がスイッチ1416によって選択され、非選択のライン
のゲート線129に印加される。選択されたラインに印
加されるライン選択電圧Vgonは、CL3クロック1
13の立上りと同期して有効になるが、次のラインを選
択するCL3クロック113が立ち上がる前に立ち下が
る。従って、ライン選択電圧Vgonはオーバーラップ
しない。このため、前ラインのゲート電圧がライン選択
電圧Vgonからゲートオフ電圧Vgoffに切り替わ
る際に発生する電圧変動に次のラインが影響されず、液
晶132に印加される電圧実効値が変化しない。
【0076】その他の動作については実施例1と同様で
ある。
【0077】以上のように、ライン選択電圧がオーバー
ラップしないゲートドライバを用いた場合、容易に良好
な表示が得られる。
【0078】実施例1、実施例2、実施例3の交流化回
路109について、第2の実施例を説明する。
【0079】第2の実施例の交流化回路はEOR素子で
構成されており、交流化信号108と液晶用表示データ
106の各ビットの排他的論理和をとる。その結果、交
流化信号108の極性に従って、液晶用表示データは反
転し、交流化される。
【0080】実施例1、実施例2のライン選択電圧切り
換え信号生成回路115について、第2の実施例を、図
13、図14を用いて説明する。
【0081】図13はゲートオン電圧切り換え信号生成
回路の第2の実施例のブロック図である。図13で、1
801はドットクロック102をカウントするカウンタ
であり、1802はカウンタ1801の出力信号であ
る。1803はライン選択電圧切り換え信号CL4の立
上りのタイミングを設定する設定回路であり、1804
はCL4クロックの立ち下がるタイミングを設定する設
定回路である。1805、1806は各々設定回路18
03、1804の出力信号である。1807、1808
は各々カウンタ出力1804と、設定回路出力180
5、1806を比較して等しいときのみ有効とするコン
パレータであり、1809、1810は各々コンパレー
タ1807、1808の出力信号である。1811はコ
ンパレータ出力1809、1810を入力とするJKフ
リップフロップであり、1812はその出力信号で、ラ
イン選択電圧切り換え信号CL4である。
【0082】図14は図13に記載するライン選択電圧
切り換え信号生成回路の第2の実施例のタイミングチャ
ートである。
【0083】図15は図13に記載するライン選択電圧
切り換え信号生成回路を用いたときのゲート電圧Vgの
タイミングチャートである。
【0084】図13に戻り、本実施例の動作の説明をす
る。
【0085】図13で、カウンタ1801はドットクロ
ック102をカウントし、その出力信号1802は常時
コンパレータ1807、1808に入力される。1ライ
ン毎に有効となるCL3クロック113は、カウンタ1
801のロードとして用いられ、有効になる毎に新しく
カウントアップが行なわれるので、各ライン毎に最初か
らカウントされることになる。設定回路1803ではC
L4クロック1812の立ち上がるタイミングが、TF
T131のゲートがオン状態の時に、前ラインのライン
選択電圧Vgonの立ち下がり、共通対向電極電圧Vc
om、データ電圧Vdの交流点での電圧変動の影響を受
けず、且つ十分に書き込みが行われるようライン選択電
圧VgonHが印加されるように設定される。同様に、
設定回路1804では、CL4クロック1812の立ち
下がりのタイミングが設定される。コンパレータ180
7でカウンタ出力1802と設定回路出力1805が比
較され、両者が等しいときのみ有効となる信号1809
を出力し、JKフリップフロップにJ入力として入力さ
れる。コンパレータ1808では同様にカウンタ出力1
802と設定回路出力1806が比較され、JKフリッ
プフロップにK入力として入力され、ライン選択電圧切
り換え信号CL4クロック1812が出力される。この
動作を、図14のタイミングチャートを用いて説明す
る。
【0086】図14で、CL4クロック1812は設定
回路出力1805の立上りと同期して立上り、その後設
定回路出力1806の立上りと同期して立ち下がるクロ
ックである。このCL4クロック1812を用いたとき
の、ゲート電圧Vgの動作を図15のタイミングチャー
トを用いて説明する。
【0087】図15で、ゲート電圧Vgは、CL3クロ
ック113の立上りに同期してゲートオフ電圧Vgof
fから、TFT131のゲートをオン状態にしないライ
ン選択電圧VgonLに切り換わる。CL4クロック1
812が立ち上がると、ライン選択電圧Vgonは、V
gonLからTFT131をオン状態にするVgonH
に切り換わる。次に、CL4クロック1812の立ち下
がりと同期して、ライン選択電圧Vgonは、Vgon
HからVgonLに切り換わり、TFTはオフ状態にな
る。このため、ゲート電圧Vgonの立ち下がり、共通
対向電極電圧Vcom、データ電圧Vdの交流点での電
圧変動が生じている期間はTFT131はオフ状態であ
る。
【0088】生成されたCL4クロック1812は第
1、第2の実施例のCL4クロック116、1610と
同様に、実施例1、実施例2で用いられ、その他の動作
については実施例1、2と同様である。
【0089】前述の実施例では、並び換え回路、ライン
選択電圧切り換え信号生成回路はそれぞれ別の回路とし
て構成されている。次に示す実施例4、実施例5ではL
SI化して1チップで構成している。実施例4を図16
を用いて説明する。
【0090】図16は実施例4の液晶表示装置のブロッ
ク図である。図16で、2101はLSI化されたライ
ン選択電圧電圧切り換え信号生成回路を含む並び換え回
路、2102は液晶用表示データバス、2103はCL
1クロック、2104はCL2クロック、2105はC
L3クロック、2106はFLMクロックである。21
07は並び換え回路1201から出力されたライン選択
電圧切り換え信号CL4クロックである。
【0091】図16に記載する実施例4の動作は、実施
例1の動作と同様である。
【0092】次に、実施例5を図17を用いて説明す
る。
【0093】図17はライン選択電圧の切り換え機能を
持つゲートドライバを用いた実施例5の液晶表示装置の
ブロック図である。図17で、2201はLSI化され
たライン選択電圧電圧切り換え信号生成回路を含む並び
換え回路であり、2202は液晶用表示データバスであ
り、2203はCL1クロックであり、2204はCL
2クロックであり、2205はCL3クロックであり、
2206はFLMクロックである。2207は並び換え
回路1201から出力されたライン選択電圧切り換え信
号CL4クロックである。
【0094】図17に記載する実施例5の動作は、実施
例2の動作と同様である。
【0095】次に、表示データを交流化せず、電源回路
で生成する液晶印加電圧を交流化した第6の実施例につ
いて、図20、21を用いて説明する。
【0096】図20は実施例6の液晶表示装置のブロッ
ク図である。図20で、2501は電源回路であり、交
流電圧である液晶印加電圧Vi、共通対向電極電圧Vc
om、ゲートオフ電圧Vgoff、ライン選択電圧Vg
onを生成する。2502、2503は、各々上ドライ
バ駆動電圧線、下ドライバ駆動電圧線であり、液晶印加
電圧Viを転送する。
【0097】図21は電源回路2501の液晶印加電圧
Viの生成部分のブロック図である。図21で、260
1は可変抵抗であり、共通対向電極電圧Vcomに対し
て、正極性の液晶印加電圧の生成を行う。2602、2
603は可変抵抗2601の基準電圧Va、Vbであ
る。2604から2611は可変抵抗2601で生成さ
れる液晶印加電圧V0+、V1+、V2+、V3+、V
4+、V5+、V6+、V7+である。2612は可変
抵抗であり、負極性の液晶印加電圧を生成する。261
3、2614は可変抵抗2612の基準電圧Vc、Vd
である。2615から2622は可変抵抗2612で生
成される液晶印加電圧V7−、V6−、V5−、V4
−、V3−、V2−、V1−、V0−である。2623
から2630は交流化信号生成回路108によって制御
されるスイッチであり、スイッチ2623は、交流化信
号108が正のときにはV0+、負のときにはV0−を
選択する。同様に、スイッチ2624はV1+、V1
−、スイッチ2625はV2+、V2−、スイッチ26
26はV3+、V3−、スイッチ2627はV4+、V
4−、スイッチ2628はV5+、V5−、スイッチ2
629はV6+、V6−、スイッチ2630はV7+、
V7−を選択する。2631から2638は各々スイッ
チ2623から2630の出力電圧V0から7Vであ
る。2639から2646は各々出力電圧2631から
2638のバッファである。
【0098】図20に戻って実施例6の動作について説
明する。
【0099】CRT用表示データ101は並び換え回路
105で、上下ドレインドライバ119、120のイン
ターフェイス及び、液晶パネル130の画素配列に適す
るように液晶用表示データに変換され、液晶用表示デー
タバス106を介してドレインドライバ119、120
に転送される。
【0100】次に、図21を用いて電源回路の動作を説
明する。
【0101】可変抵抗2601では、共通対向電極電圧
Vcomに対して正極性の液晶印加電圧が生成され、可
変抵抗2608では負極性の液晶印加電圧が生成され
る。基準電圧はそれぞれ、Va>Vb、Vc>Vdであ
るので、液晶印加電圧はそれぞれV0+>V1+>V2
+>V3>V4+>V5+>V6+>V7+、V7−>
V6−>V5−>V4−>V3−>V2−>V1−>V
0−である。スイッチ2615から2618において、
交流化信号108が正のときは正極性、負のときは負極
性の液晶印加電圧がスイッチ2623から2630によ
って選択され、正極性でV0+が選択された場合は負極
性でV0−が選択される。V0+、V0−はそれぞれ共
通対向電極電圧Vcomに対して電圧差は同一なので、
表示輝度は同じである。その他の液晶印加電圧について
も同様である。従って、スイッチ2615から2622
の出力電圧は、交流化信号108の周期と極性に従っ
て、共通対向電極電圧Vcomと逆相に交流化される。
【0102】電源回路2501で生成された交流電圧で
ある液晶印加電圧は、上下ドライバ駆動電圧線250
2、2503を介して上下ドレインドライバ119、1
20に転送される。上下ドレインドライバ119、12
0で、液晶印加電圧は、液晶用表示データに従って選択
され、上下ドレイン線121、122に出力される。
【0103】その他の動作は実施例1と同様である。
【0104】本実施例では、液晶用表示データは交流化
されていないが、選択する液晶印加電圧が交流化されて
いるので、実施例1と同様な効果が得られる。
【0105】次に、CRT用表示データがアナログデー
タであり、ドレインドライバとしてアナログドライバを
用いた第7の実施例を図22を用いて説明する。
【0106】図22は実施例7の液晶表示装置のブロッ
ク図である。図22で、2701はCRT用アナログ表
示データである。2702はアナログS/P変換回路で
あり、2703は液晶用アナログ表示データバスであ
る。2704は交流化回路であり、液晶用アナログ表示
データバス2703を介して転送される液晶用アナログ
表示データを交流化する。2705は交流化された液晶
用アナログ表示データを転送する液晶用アナログ表示デ
ータバスである。2706は電源回路であり、液晶印加
電圧の基準電圧及び、共通対向電極電圧Vcom、ライ
ン選択電圧Vgon、ゲートオフ電圧Vgoffを生成
する。2707、2708は各々上、下アナログドレイ
ンドライバである。2709は上ドライバ駆動電圧線、
2710は下ドレインドライバ駆動電圧線であり、各々
上、下アナログドレインドライバ2707、2708に
液晶印加電圧の基準電圧を転送する。
【0107】図22を用いて実施例7の動作を説明す
る。
【0108】CRT用アナログ表示データは、アナログ
S/P変換回路2702で、上、下アナログドレインド
ライバ2707、2708のインターフェイス及び、液
晶パネル130の画素配列に適するように液晶用アナロ
グ表示データに変換される。液晶用アナログ表示データ
バス2703を介して交流化回路2704に転送された
液晶用アナログ表示データは、交流化信号108によっ
て交流化される。これは、実施例1から実施例5で行う
液晶表示データの交流化と同じ効果がある。交流化され
た液晶用アナログ表示データは、表示データバス270
5を介して上、下アナログドレインドライバ2707、
2708に転送される。上、下アナログドレインドライ
バ2707、2708では、電源回路2706で生成さ
れた液晶印加電圧の基準電圧から、表示データに従って
液晶印加電圧が、上、下ドレイン線121、122に出
力される。
【0109】その他の動作は、実施例1と同様である。
【0110】本実施例では、アナログの表示データ及び
ドレインドライバを用いているが、実施例1と同様の共
通対向電極交流駆動が行われ、同様の効果が得られる。
【0111】
【発明の効果】本実施例の図1、図3に記載する、ライ
ン選択電圧Vgonとして、選択した画素のTFTをオ
ン状態にしないライン選択電圧VgonLと、オン状態
にするライン選択電圧VgonHを生成する手段と、T
FTをオン状態にしないライン選択電圧VgonLと、
オン状態にするライン選択電圧VgonHを切り換える
手段と、TFTをオン状態にしないライン選択電圧Vg
onLと、オン状態にするライン選択電圧VgonHを
切り換えるライン選択電圧切り換え信号を生成する手段
において、選択したラインのゲート線に、初めTFTを
オン状態にしないライン選択電圧VgonLが所定期間
印加され、その後オン状態にするライン選択電圧Vgo
nHに切り換わり印加されて表示が行われるので、液晶
に印加される電圧が、共通対向電極電圧Vcom、ゲー
トオフ電圧Vgoffの交流点、ライン選択電圧Vgo
nの立ち下がりでの電圧変動の影響を受けず、輝度変
化、輝線の低減された表示を得ることが出来る。
【0112】更に、本実施例の図8、図9に記載する、
ライン選択電圧切り換え機能を持つゲートドライバを用
い、TFTをオン状態にしないライン選択電圧Vgon
Lと、オン状態にするライン選択電圧VgonHを切り
換える手段を有するゲートドライバと、TFTをオン状
態にしないライン選択電圧VgonLと、オン状態にす
るライン選択電圧VgonHを生成する手段と、これら
の電圧を切り換えるライン選択電圧切り換え信号を生成
する手段において、同様に輝度変化、輝線の低減された
表示を得ることが出来る。
【0113】更に、本実施例の図10、図11に記載す
る、ライン選択電圧Vgonがオーバーラップしないゲ
ートドライバを用い、選択した画素のTFTをオン状態
にするライン選択電圧VgonHを生成する手段におい
て、同様に輝度変化、輝線の低減された表示を得ること
が出来る。
【0114】更に、本実施例の図16、図17に記載す
る、ライン選択電圧切り換え信号を生成する手段と並び
換え回路を集積化する手段と、図1、図3及び図8、図
9と同様な手段において、同様に輝度変化、輝線の低減
された表示を得ることが出来る。
【0115】更に、本実施例の図20、図21に記載す
る、液晶印加電圧を交流化し、ドレインドライバに供給
する手段と、図1、図3と同様な手段において、同様に
輝度変化、輝線の低減された表示を得ることが出来る。
【0116】更に、本実施例の図22に記載する、表示
データがアナログデータであり、交流化したアナログ表
示データを取り込むアナログドレインドライバと、図
1、図3と同様な手段において、同様に輝度変化、輝線
の低減された表示を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の共通対向電極交流駆動方式を用いた実
施例1の液晶表示装置のブロック図である。
【図2】図1に記載した交流化信号生成回路のブロック
図である。
【図3】図1に記載したライン選択電圧切り換え信号生
成回路のブロック図である。
【図4】図1及び図3に記載したライン選択電圧切り換
え信号生成回路のタイミングチャートである。
【図5】図1に記載したドレインドライバのブロック図
である。
【図6】図1に記載したゲートドライバ及び電源回路の
ゲートオフ電圧、ライン選択電圧のスイッチ部分のブロ
ック図である。
【図7】図1に記載した本発明の液晶表示装置のタイミ
ングチャートである。
【図8】本発明の実施例2の液晶表示装置のブロック図
である。
【図9】図8に記載したゲートドライバ及び電源回路の
ゲートオフ電圧、ライン選択電圧のスイッチ部分のブロ
ック図である。
【図10】本発明の実施例3の液晶表示装置のブロック
図である。
【図11】図10に記載したゲートドライバ及び電源回
路のゲートオフ電圧、ライン選択電圧のスイッチ部分の
ブロック図である。
【図12】図10に記載した本発明の実施例3の液晶表
示装置のタイミングチャートである。
【図13】図1及び図3記載に記載したライン選択電圧
切り換え信号生成回路の第2の実施例のブロック図であ
る。
【図14】図13に記載したライン選択電圧切り換え信
号生成回路のタイミングチャートである。
【図15】図13に記載したライン選択電圧切り換え信
号生成回路を用いた場合のゲートドライバのタイミング
チャートである。
【図16】図1に記載した液晶表示装置で、ライン選択
電圧切り換え信号生成回路を持つ並び換え回路を用いた
場合の本発明の実施例4の表示装置のブロック図であ
る。
【図17】図8に記載した液晶表示装置で、ライン選択
電圧切り換え信号生成回路を持つ並び換え回路を用いた
場合の本発明の実施例5のブロック図である。
【図18】共通対向電極交流駆動方式を用いた液晶表示
装置の従来例のブロック図である。
【図19】図18に記載した液晶表示装置のタイミング
チャートである。
【図20】本発明の実施例6の表示装置のブロック図で
ある。
【図21】図20記載に記載した電源回路の詳細なブロ
ック図である。
【図22】本発明の実施例7の液晶表示装置のブロック
図である。
【符号の説明】
101…CRT用表示データバス、 102…ドットクロック、 103…水平同期信号Hsync、 104…垂直同期信号Vsync、 105…並び換え回路、 106…液晶用表示データバス、 107…交流化信号生成回路、 108…交流化信号、 109…交流化回路、 110…交流化された液晶用表示バス、 111…CL1クロック、 112…CL2クロック、 113…CL3クロック、 114…FLMクロック、 115…ライン選択電圧切り換え信号生成回路、 116…ライン選択電圧切り換え信号CL4クロック、 117…電源回路、 118…電源、 119…上ドレインドライバ、 120…下ドレインドライバ、 121…上ドレインドライバのドレイン線、 122…下ドレインドライバのドレイン線、 123…上ドライバ駆動電圧線、 124…下ドライバ駆動電圧線、 125…共通対向電極電圧線、 126…ライン選択電圧線、 127…ゲートオフ電圧線、 128…ゲートドライバ、 129…ゲート線、 130…液晶パネル、 131…TFT、 132…液晶、 133…付加容量。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 滝田 功 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所マイクロエレクトロニクス 機器開発研究所内 (72)発明者 高橋 孝次 千葉県茂原市早野3300番地株式会社日立製 作所電子デバイス事業部内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スイッチング素子である薄膜トランジスタ
    と画素電極と、液晶とで構成する画素をマトリックス状
    に配列し、前記液晶は、一方を前記画素電極で、他方を
    全画素共通の共通対向電極で挟み込む構成とし、該画素
    部を選択する選択信号を転送するゲート線は、水平方向
    の画素部で共有し、液晶印加電圧を転送するドレイン線
    を、垂直方向の画素部で共有する液晶パネルと、前記ゲ
    ート線の選択信号を垂直方向に順次走査し、選択時に出
    力する電圧と、非選択時に出力する電圧を外部から入力
    して制御するゲートドライバと、液晶に印加する電圧を
    生成し、ドレイン線に供給するドレインドライバから成
    り、液晶に印加する電圧と共通対向電極に印加する電圧
    との電位差により表示を行う液晶表示装置において、走
    査する水平ライン毎に共通対向電極の電圧を交流化させ
    る手段と、前記共通対向電極に印加する電圧と逆相にド
    レインドライバから出力される液晶印加電圧を交流化す
    る手段と、選択した画素の薄膜トランジスタをオン状態
    にしない電圧と、オン状態にする電圧を生成する手段
    と、選択した画素の薄膜トランジスタをオン状態にしな
    い電圧と、オン状態にする電圧を切り換える手段と、1
    水平周期内に薄膜トランジスタをオン状態にしない電圧
    と、オン状態にする電圧を印加する時間を設定する手段
    を設けることで、上記ゲートドライバが画素部を選択状
    態にしても、一定期間薄膜トランジスタがオン状態にな
    らないことを特徴とする液晶表示装置の駆動回路。
  2. 【請求項2】スイッチング素子である薄膜トランジスタ
    と画素電極と、液晶とで構成する画素をマトリックス状
    に配列し、前記液晶は、一方を前記画素電極で、他方を
    全画素共通の共通対向電極で挟み込む構成とし、該画素
    部を選択する選択信号を転送するゲート線は、水平方向
    の画素部で共有し、液晶印加電圧を転送するドレイン線
    を、垂直方向の画素部で共有する液晶パネルと、前記ゲ
    ート線の選択信号を垂直方向に順次走査するゲートドラ
    イバと、液晶に印加する電圧を生成し、ドレイン線に供
    給するドレインドライバから成り、液晶に印加する電圧
    と共通対向電極に印加する電圧との電位差により表示を
    行う液晶表示装置において、走査する水平ライン毎に共
    通対向電極の交流化させる手段と、前記共通対向電極に
    印加する電圧と逆相にドレインドライバから出力される
    液晶印加電圧を交流化する手段と、選択した画素の薄膜
    トランジスタをオン状態にしない電圧と、オン状態にす
    る電圧と、非選択時に薄膜トランジスタをオフ状態にす
    る電圧を生成する手段と、これらの電圧をゲートドライ
    バに転送する手段と、1水平周期内に薄膜トランジスタ
    をオン状態にしない電圧と、オン状態にする電圧を印加
    する時間を設定する手段と、ゲートドライバは、選択時
    に薄膜トランジスタをオン状態にしない電圧と、オン状
    態にする電圧を切り換える手段と、非選択時に薄膜トラ
    ンジスタをオフ状態にする電圧を印加する手段とを有す
    ることで、上記ゲートドライバは画素部を選択状態にし
    たときに、薄膜トランジスタをオン状態にしない電圧
    と、オン状態にする電圧を切り換え、一定期間薄膜トラ
    ンジスタがオン状態にならないことを特徴とする液晶表
    示装置の駆動回路。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2の液晶表示装置の駆
    動回路において、入力するクロックをカウントする手段
    と、上記液晶表示装置の選択された画素の薄膜トランジ
    スタをオン状態にしない電圧からオン状態にする電圧に
    切り換えるタイミングを記憶する手段と、カウント数と
    切り換えるタイミングを比較する手段と、比較結果から
    薄膜トランジスタをオン状態にしない電圧からオン状態
    にする電圧に切り換える信号を生成する手段を設けたこ
    とを特徴とする液晶表示装置の駆動回路。
  4. 【請求項4】請求項1又は請求項2の液晶表示装置の駆
    動回路において、入力するクロックをカウントする手段
    と、上記液晶表示装置の選択された画素の薄膜トランジ
    スタをオン状態にしない電圧からオン状態にする電圧に
    切り換えるタイミングを記憶する手段と、該薄膜トラン
    ジスタをオン状態にする電圧からオン状態にしない電圧
    に切り換えるタイミングを記憶する手段と、カウント数
    と切り換えるタイミングを比較する手段と、比較結果か
    ら薄膜トランジスタをオン状態にしない電圧からオン状
    態にする電圧に切り換え、更にオン状態にする電圧から
    オン状態にしない電圧に切り換える信号を生成する手段
    を設けたことを特徴とする液晶表示装置の駆動回路。
  5. 【請求項5】請求項1又は請求項2の液晶表示装置の駆
    動回路において、選択されている画素の薄膜トランジス
    タをオン状態にしない電圧と、オン状態にする電圧を切
    り換える信号を生成する手段と、該液晶表示装置に転送
    される表示信号を、上記液晶表示装置のドレインドライ
    バのインターフェイス、液晶パネルの画素配列に適する
    よう並び換える手段を、集積化したことを特徴とする液
    晶表示装置の駆動回路。
  6. 【請求項6】スイッチング素子である薄膜トランジスタ
    と画素電極と、液晶とで構成する画素をマトリックス状
    に配列し、前記液晶は、一方を前記画素電極で、他方を
    全画素共通の共通対向電極で挟み込む構成とし、該画素
    部を選択する選択信号を転送するゲート線は、水平方向
    の画素部で共有し、液晶印加電圧を転送するドレイン線
    を、垂直方向の画素部で共有する液晶パネルと、前記選
    択信号を垂直方向に順次走査するゲートドライバと、液
    晶に印加する電圧を生成し、ドレイン線に供給するドレ
    インドライバから成り、液晶に印加する電圧と共通対向
    電極に印加する電圧との電位差により表示を行う液晶表
    示装置において、走査する水平ライン毎に共通対向電極
    に印加する電圧を交流化させる手段と、前記共通対向電
    極に印加する電圧と逆相にドレインドライバから出力さ
    れる液晶印加電圧を交流化する手段と、ゲートドライバ
    は、選択した画素の薄膜トランジスタをオン状態にする
    電圧が、一つ前に選択された画素の薄膜トランジスタを
    オン状態にする電圧とオーバーラップしない手段を有
    し、選択した画素の薄膜トランジスタをオン状態にする
    電圧を生成する手段と、薄膜トランジスタをオン状態に
    する電圧をゲートドライバに転送する手段を設けたこと
    で、上記ゲートドライバが画素部を選択状態にすると
    き、ゲート線に印加する電圧が、選択した画素と、一つ
    前に選択した画素とでオーバーラップしないことを特徴
    とする液晶表示装置の駆動回路。
  7. 【請求項7】スイッチング素子である薄膜トランジスタ
    と画素電極と、液晶とで構成する画素をマトリックス状
    に配列し、前記液晶は、一方を前記画素電極で、他方を
    全画素共通の共通対向電極で挟み込む構成とし、該画素
    部を選択する選択信号を転送するゲート線は、水平方向
    の画素部で共有し、液晶印加電圧を転送するドレイン線
    を、垂直方向の画素部で共有する液晶パネルと、前記ゲ
    ート線の選択信号を垂直方向に順次走査し、選択時に出
    力する電圧と、非選択時に出力する電圧を外部から入力
    して制御するゲートドライバと、液晶に印加する電圧を
    生成するドレインドライバから成り、液晶に印加する電
    圧と共通対向電極に印加する電圧との電位差により表示
    を行う液晶表示装置において、走査する水平ライン毎に
    共通対向電極の電圧を交流化する手段と、選択した画素
    の薄膜トランジスタをオン状態にしない電圧と、オン状
    態にする電圧を生成する手段と、これらの電圧をゲート
    ドライバに転送する手段と、選択した画素の薄膜トラン
    ジスタをオン状態にしない電圧と、オン状態にする電圧
    を切り換える手段と、1水平周期内に薄膜トランジスタ
    をオン状態にしない電圧と、オン状態にする電圧を印加
    する時間を設定する手段と、液晶印加電圧を生成し、前
    記共通対向電極に印加する電圧と逆相に交流化する手段
    と、前記交流化した液晶印加電圧をドレインドライバに
    転送する手段を設けたことと、デジタル表示データに対
    応した交流化された前記液晶印加電圧を選択、出力する
    ドレインドライバを設けたことで、ドレイン線に出力す
    る電圧は共通対向電極の電圧と逆相に交流化した電圧で
    あることを特徴とする液晶表示装置の駆動回路。
  8. 【請求項8】スイッチング素子である薄膜トランジスタ
    と画素電極と、液晶とで構成する画素をマトリックス状
    に配列し、前記液晶は、一方を前記画素電極で、他方を
    全画素共通の共通対向電極で挟み込む構成とし、該画素
    部を選択する選択信号を転送するゲート線は、水平方向
    の画素部で共有し、液晶印加電圧を転送するドレイン線
    を、垂直方向の画素部で共有する液晶パネルと、前記ゲ
    ート線の選択信号を垂直方向に順次走査し、選択時に出
    力する電圧と、非選択時に出力する電圧を外部から入力
    して制御するゲートドライバと、液晶に印加する電圧を
    生成し、ドレイン線に出力するドレインドライバから成
    り、液晶に印加する電圧と共通対向電極に印加する電圧
    との電位差により表示を行う液晶表示装置において、走
    査する水平ライン毎に共通対向電極の電圧を交流化する
    手段と、表示信号のアナログデータを共通対向電極に印
    加する電圧と逆相にして取り込み出力するアナログドレ
    インドライバと、選択した画素の薄膜トランジスタをオ
    ン状態にしない電圧と、オン状態にする電圧を生成する
    手段と、選択した画素の薄膜トランジスタをオン状態に
    しない電圧と、オン状態にする電圧に切り換える手段
    と、1水平周期内に薄膜トランジスタをオン状態にしな
    い電圧と、オン状態にする電圧を印加する時間を設定す
    る手段を設けたことで、表示信号がアナログデータであ
    り、アナログドレインドライバを用いたことを特徴とす
    る液晶表示装置の駆動回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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