JP3417608B2 - 半導体パッケージ用のセラミック製リッド基板 - Google Patents

半導体パッケージ用のセラミック製リッド基板

Info

Publication number
JP3417608B2
JP3417608B2 JP21238593A JP21238593A JP3417608B2 JP 3417608 B2 JP3417608 B2 JP 3417608B2 JP 21238593 A JP21238593 A JP 21238593A JP 21238593 A JP21238593 A JP 21238593A JP 3417608 B2 JP3417608 B2 JP 3417608B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solder
metal layer
width
layer
lid substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP21238593A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0750360A (ja
Inventor
賀津雄 木村
晴彦 村田
幸裕 青山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Spark Plug Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Spark Plug Co Ltd filed Critical NGK Spark Plug Co Ltd
Priority to JP21238593A priority Critical patent/JP3417608B2/ja
Priority to MYPI94002018A priority patent/MY112779A/en
Publication of JPH0750360A publication Critical patent/JPH0750360A/ja
Priority to US08/731,379 priority patent/US5779081A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3417608B2 publication Critical patent/JP3417608B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L23/00Details of semiconductor or other solid state devices
    • H01L23/02Containers; Seals
    • H01L23/04Containers; Seals characterised by the shape of the container or parts, e.g. caps, walls
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/01Chemical elements
    • H01L2924/01079Gold [Au]

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
  • Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、半導体パッケージ用の
セラミック製リッド基板に関し、詳しくは、半導体素子
をパッケージ本体の内部に収容した後、その本体に被せ
て半田付けにより接合し、内部に収容した半導体素子を
密封するためのセラミック製のリッド基板に関する。 【従来の技術】 【0002】この種のセラミック製リッド基板(以下、
単に「リッド基板」若しくは「リッド」ともいう)とし
ては、特開昭57−160147号や特公平3−767
84号の公報に開示されている技術が知られている。こ
れらの技術においては、図12(A)に示すように、リ
ッド51は、パッケージ本体52に対面する側の面の周
縁に、金属層53を介して半田層54を平坦に形成した
ものであり、密封は、同図に示すように、半田層54が
パッケージ本体52の金属層55に密着するようにして
被せ、その下で、所定の温度に加熱することで溶解し、
半田付け(封着)するようにしたものである。ところ
で、半田は、加熱されると固相線温度で溶けはじめて半
溶融状となり、液相線温度を超えると完全に溶解する。
したがって、上記の従来技術における封着は、液相線温
度より幾分高めに設定された温度(以下、「半田付け温
度」又は「封着温度」ともいう)条件下で行われる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】この場合、パッケージ
本体52にセットされたリッド51の半田54が固相線
温度を超えて溶けはじめると、その半田が同時にシール
(密閉材)の作用を果たすために、その段階でパッケー
ジの内部は、ほぼ気密状態となってしまう。そして、パ
ッケージはその状態の下で封着温度までさらに加熱され
る。 【0004】このために、封着温度においてパッケージ
の内部は、ガスの熱膨張によって相対的に著しい高圧と
なり、半溶融ないし溶融状態の半田が、外方(パッケー
ジの外側)に押しやられ、量の多少はあるものの外部に
飛散し、図12(B)に示すように、一部56,56が
外側のリード57等に付着してしまうといった問題があ
った。つまり、上記従来のリッド51を使用した場合に
は、半田封止工程において、外観不良や、絶縁に支障が
生じてパッケージに要求される機能が満たされないとい
った重大な欠陥をもつ不良品が発生しがちで、結果的に
製造単価の上昇を招いているといった問題があった。 【0005】この問題の解決策として、図13,14に
示すように、リッド面の周縁の半田層64に凹溝65,
65を設けておき、リッド61がパッケージ本体(図示
しない)に被せられたときに、その内外にガスの流通が
保持されるようにするといった技術を提案することがで
きる。こうすれば、半田が溶けはじめて半溶融状態にな
った段階でも、すぐにはパッケージの内部が密閉されな
いから、膨脹したガスを外部に放出させることができ、
半田の飛散を防止できるからである。 【0006】ところで、半田層64におけるこうした凹
溝65,65は、次のようにして形成される。まず、リ
ッドの下面周縁(および側面)に所定の幅で金属層(メ
タライズ層)63を形成しておく。そして、例えば、半
田層をディップ法により設ける場合には、金属層63を
形成したリッド基板を溶融半田中に浸漬し、その金属層
にのみ選択的に半田を付着させて冷却、固化させ、しか
る後、半田層64を横断する形で、凹溝となる雄型を押
付けて凹溝65を形成していた。したがって、この手法
では、半田層64を設ける工程とは別に、押付け工程を
要するために、工程数が増えることになり、平坦な半田
層のものに比べて製造コストの上昇を招くことになる。
この場合、凹溝の部位をホットナイフなどで部分的に加
熱溶融することで設ける場合には、さらに、半田の酸化
や金属層63にくわれ等の損傷が生じ易く、品質の低下
を招きやすいといった問題があった。 【0007】また、半田ペーストをスクリーン印刷して
リフローすることで設ける場合には、その所定の部位
に、リフローに際して凹溝となる型(ステンレス又はセ
ラミックの棒片など)を押付けておき、その下で、加熱
溶融することでその棒片を食い込ませるようにして凹溝
を形成することになるから、平坦な半田層を設ける場合
に比べて手間がかかるといった問題があった。さらに、
半田プリフォームをリフローすることで設ける場合に
も、その半田プリフォームに凹溝となる型を押付けてお
く必要があり、同様にその形成に手間がかかる。 【0008】すなわち、上記の手法においては、リッド
基板の周縁に沿って所定の幅で形成された金属層に、ま
ず平坦な半田層を設けた後、別個の工程において凹溝を
成形するか、或いは、半田層を設ける工程で特別の処置
が必要となるために、平坦な半田層を形成する場合に比
べ、工程の増加および製造コストの増大をもたらしてい
た。本発明は、封着の際発生する膨脹したガス放出のた
めの凹溝をその半田層を設ける工程において、別個、独
立の工程等を要することなく同時に設けることのできる
リッド基板を提供することを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る半導体パッケージ用のセラミック製
リッド基板は、半田層を設ける下地として、パッケージ
本体に対面する面の周縁に沿って形成される金属層の幅
を、部分的又は間欠的に、狭く又は広く変化して形成し
てなるものである。 【0010】 【作用】上記のリッド基板においては、その金属層に半
田層を設けるにあたり、例えばディップ法によりそれを
溶融した半田中に浸漬して引き上げると、同金属層にの
み半田は濡れて選択的に付着する。このとき、溶融した
半田は金属層に表面張力により盛り上がった状態で付着
するが、金属層の幅方向でその略中央が厚(高)くな
る。そして、その厚さは、金属層の幅にほぼ比例したも
のとなる。したがって、その状態のもとで冷却、固化す
ると、半田層の厚さは、周縁に沿う方向において金属層
の幅の広い部位が狭い部位に相対して厚く形成され、狭
い部位が薄くなって凹溝となる。これは、ディップ法に
より半田層を形成する場合の他、金属層の上に半田ペー
ストを印刷して溶融する場合、或いは半田プリフォーム
を溶融する場合でも同様である。このように、本発明に
係るリッド基板によれば、半田層にはそれを設けるとき
に自動的に厚薄の差ができる。そして、相対的に薄い部
位が凹溝ないし凹んだ形となり、パッケージ内で膨脹す
るガスを放出ないし逃がす役割を果たす。 【0011】 【実施例】本発明を具体化した第1実施例について、図
1ないし図3を参照して詳細に説明する。本例における
リッド基板1は、略正方形に形成されたセラミック板
(一辺;約27mm、厚さ;約1mm)2の各辺(縦辺
3,横辺4)に沿って、半田層を設ける下地としての金
属層(メタライズ層)を図示のパターンで備えたもので
ある。すなわち、本例における金属層5は、各コーナー
6,6を含む縦辺3,3に沿う部位の幅W1、および、
横辺4,4に沿う部位の幅W2がそれぞれ一定で、W1
>W2として形成されている。ただし、本例では、W1
は1.8mmで、W2は1.35mmに設定されてい
る。なお、本例におけるセラミック板2は、公知の手段
によるプレス成形により90%アルミナを焼成してなる
ものであり、金属層としてのメタライズ層5は、Ag−
Pdペースト(厚膜)をスクリーン印刷して焼成してな
るものである。 【0012】しかして、上記本例のリッド基板1を、溶
融半田中に入れて引き上げ、金属層5上にのみ選択的に
半田層を付け、冷却、固化させることにより所望とする
リッドを得ることができる。こうして設けられた半田層
Sの厚さは、W1の部位(幅広部)の厚さh1が約20
0μmとなり、W2の部位(幅狭部)の厚さh2が14
0〜160μmとなった。つまり、その半田層Sの厚さ
の差(h1−h2)である凹溝7の深さは、40〜60
μmとなった。ただし、本例で使用した半田は、その組
成がPbが85wt%,Snが5wt%,Biが7wt
%,残部がAg,Inからなるもので、固相線温度は2
40℃、液相線温度は280℃のものである。これによ
り、本例では横辺4に沿う金属層5に付着した半田層S
が相対的に低く形成され、同横辺4に沿うL1部分が凹
溝(ガス放出部位)7をなすリッドをうることができた
(図4参照)。なお、本例では、半田層Sの低い部位と
高い部位との連結部位8は、図4に示されるようになめ
らかな連なりとなり、したがって、凹溝を型押し成形す
る手法により設ける場合(図13参照)のように角を残
さないから、溶融した半田により埋められ易く、したが
ってボイドを残しにくいので、封止不良を起こしにくい
といった効果もある。 【0013】なお、上記においては、半田層はディップ
法により、金属層5上にのみ選択的に形成した場合を例
示したが、金属層5に半田ペーストをスクリーン印刷し
ておき、或いは、所定の半田プリフォームをセットし、
所定温度に加熱してリフロー、および固化させることで
も同様に形成できる。 【0014】また、こうして半田層が設けられたリッド
により封着してみたが、後述するように、半田の飛散を
著しく低減できた。このことは、このリッドが、図示し
ないパッケージ本体に被せられたときは、半田層Sの凹
溝7と同パッケージ本体の金属層に対面する間の空間
が、パッケージ内外のガスを流通させるガス放出部位
(逃げ道)として作用しており、膨脹するパッケージ内
のガスを有効に外部に放出させていることを示すもので
ある。 【0015】表1は、本例の金属層5のパターンに半田
層Sを設けて、パッケージを封着し、半田飛散の発生率
を金属層の幅に変化のないもの(W1=W2)と比較し
た結果である。なお、W1を1.8mm(一定)とした
下で、W2の大きさを適宜に変え、W1/W2を、3/
2と2/1とした場合によるリッドについても同様、そ
の効果を確認した。ただし、試料数は各100個であ
る。以下同じ。 【表1】 表1に示す結果の通り、金属層の幅が一定(W1=W
2)の比較例では、半田層の厚さのバラツキ(差)が0
〜20μm程度しか生じず、30%のものに半田飛散が
みられたのに対し、実施例のものにおいては、前記した
とおり4%と激減された。なお、W1/W2を3/2、
2/1としたものでは、その厚さの差が50〜120μ
m程度付き、半田飛散の発生はまったくみられなかっ
た。これらのことは、とりもなおさず本発明の効果を実
証するものである。 【0016】さて、次に本発明のリッド基板を具体化し
た第2実施例について、図5および図6を参照して説明
するが、前例とは金属層のパターンのみ相違するだけで
あるから、その点を中心として説明し、同一の部位には
同一の符号を付してその説明を省略する。以下の実施例
でも同様とする。本例のリッド基板21では、各辺の金
属層25を、その中央部の内側において所定長さkを切
欠状とし、間欠的に幅狭としたものである。ただし、各
コーナー6,6寄りの幅W3を1.8mmで一定とし、
各辺中央の幅狭部W4を1.35mmとしている。しか
して、前例と同様にして金属層25に半田層Sを設ける
と、幅狭部W4における半田層Sの厚さh4が、幅広部
W3の半田層の厚さh3に相対して薄くなり、幅狭部W
4が横方向から見て凹溝27となり、これが封着時にお
けるガス放出部位をなす。本例では、各辺3,4の中央
部に間欠的に4箇所の凹溝27が形成されているため
に、封止工程で半田が不均一に解け始めて一つの凹溝2
7が塞がれたとしても他のすべての凹溝27が塞がれる
までガスを放出できる。したがって、ベルト炉を通して
封止する場合、リッド基板の方向の設定(配置)が容易
となる。 【0017】なお、本例の金属層のパターンにおいて
も、前例と同様に、W3は1.8mmとした下で、W4
の大きさを適宜に変え、W3/W4を、3/2と2/1
とし、そして、前例同様にしてディップ法により半田層
を設けてその厚さの差を確認するとともに、それぞれ封
着時の半田飛散の発生率を比較してみた。結果は、表2
に示す通りである。なお、幅広部W3の半田層の厚さh
3は約200μmであった。 【表2】 表2に示す結果の通り、金属層の幅が一定(W1=W
2)の比較例に対して、本例のものにおいては、W3/
W4が4/3のものでも、30〜60μm程度も積極的
に差を付けることができ、半田飛散の発生率を6%と著
しく低減できた。また、W3/W4が3/2以上となる
と、50〜120μm程度の差がつき、半田の飛散は見
られなかった。なお、本例においては、kの距離(幅)
を3mm以上とするとよい。前記したように半田層の厚
い部位と薄い部位とはなめらかな連なりとなって連結さ
れるために、kがある程度以上ないとW3とW4の幅が
違っていても半田層の厚みに有効な差がつかず、ガスを
放出するための十分な流路断面積を確保できない虞があ
るからである。ただし、kは3mm以上に限定されるも
のではなく、金属層の幅などに応じて適宜に設計すれば
よい。 【0018】さて次に、本発明の第3実施例について、
図7を参照して説明するが、本例のリッド基板31は、
前例が半田層を設ける金属層が、各辺おいて幅が変化さ
れているパターンであったのに対して、本例では各コー
ナー6,6を相対的に幅広に変化させてなるパターンと
したものである。すなわち、図7においては、周縁に沿
って形成された金属層35における隅角部36,36の
内側を曲率半径の大きい円弧でつなぎ、各辺3,4に沿
う部位(直線部)の幅W5に相対して、各隅角部36の
幅W6を大きくしたものである。本例では、W5を1.
8mm(一定)とし、W5/W6を3/4としてW6を
2.4mmに設定している。しかして、このものに上記
実施例と同様にして、半田層を設けたところ、幅W5の
部位における半田層の厚さは、200μmとなったのに
対して、各隅角部(W6)36におけるその厚さは、2
70μmとなり、約70μmの差をつけることができ
た。すなわち、本例のものでは、隅角部36,36の部
位を除く各辺3,4の直線部分のほぼ全体が凹溝(ガス
放出部位)をなすよう形成されている。なお、このもの
によっても前同様にして封着してみたが、半田の飛散は
まったくみられなかった。 【0019】図8は、第4実施例を示すものである。こ
のものは、前記第3実施例の変形例とでもいうべきもの
で、金属層の隅角部36内側を45度の角度で直線的に
つないで幅広としたものである。各辺3,4に沿う直線
部W7の幅を1.8mmとし、これに対するコーナー6
の幅広部の幅W8を、W7/W8が2/3となるように
している。しかして、このものに半田を設けた場合に
は、直線部W7の半田層の厚さは平均200μmとなっ
たのに対し、コーナー部W8のその厚さは約300μm
となり、約100μmの差をつけることができ、封着時
における半田の飛散を防止できた。 【0020】図9は、第5実施例を示すものである。こ
のものも前同様に変形例とでもいうべきもので、金属層
の隅角部36において、内側に直角の角を突出させるよ
うにして幅を広くしたものである。各辺3,4に沿う直
線部の幅W9を1.8mmとし、コーナーの幅広部の幅
W10を、W9/W10が1/2となるようにしたもの
である。しかして、このものに半田層を設けた場合に
は、直線部W9の半田層の厚さは平均200μmとなっ
たのに対し、コーナー部W10のその厚さは約400μ
mとなり、約200μmの差をつけることができ、封着
時における半田の飛散を防止できた。 【0021】上記各実施例においては、いずれも平面視
において金属層の内側に凹凸を設けることにより、金属
層の幅を変化させた場合を例示したが、本発明において
は、金属層の外側で凹凸を設けることにより幅を変化さ
せてもよい。また、上記第1実施例および第2実施例と
もに、リッドの各辺に沿う部位の金属層を直線でもって
段付き状のパターンとして変化させたが、円弧ないし円
弧状の曲線でもって凹凸を繰り返すようにして部分的又
は間欠的に金属層の幅を変化させることもできる。ま
た、金属層の幅を直線でもって変化させる場合でも、V
字形(鋸刃形)など連続パターン形状として変化させて
もよい。さらに、上記第1実施例、第2実施例ともに、
金属層の幅の大きさをW1とW2のように2種類とした
が、三種類(段階)或いはそれ以上の態様で変化させる
こともできる。また、図10に示した基板41のよう
に、第2実施例と第4実施例を組合わせ、各辺3,4に
沿う直線部の幅W11に対し、各コーナー6,6の幅W
12を幅広とし、直線部端のコーナーに連なる部分の幅
W13を幅狭として、コーナー付近で隣り合う部分の幅
W12と幅W13の差を大きくして、半田層の厚さの差
をより大きくさせることができる。このパターンの場
合、封着時に、幅広のコーナー部の過剰の半田がすぐ隣
の半田量の少ない幅狭部へ流れ込むために、封止外観が
均一になるというメリットもある。さらに、図11に示
すように図10における直線部3,4の中央の幅に広狭
をつけてもよい。 【0022】すなわち、本発明においては、半田層を設
ける下地として、パッケージ本体に対面する面の周縁に
沿って形成される金属層の幅が、部分的又は間欠的に、
狭く又は広く変化して形成されており、その変化(幅の
広狭)があるために、半田をディップなどにより設ける
とき、その表面張力による半田の盛り上がり厚さに差が
できることにより、周縁に沿ういずれかの部位で、一箇
所或いは複数箇所、凹溝ないしガスを放出可能の凹んだ
部位が形成されるものであればよく、金属層の幅の広狭
ないしその変化のパターンは、リッド(パッケージ本
体)の種類や大きさ、或いは、半田の組成などに応じて
適宜に設計すればよい。 【0023】ただし、半田を設けたとき、その厚さの差
が大きいほどガス放出性能は向上する。したがって、な
るべく金属層の幅の差が相対的に大きくなるように広狭
を付すとよい。ただし、この差が過大となると、封着時
における凹溝(ガス放出部位)部分の半田の量の相対的
な不足が生じるために、ボイドを残したり封止部の外観
不良となる虞が有るが、リッドの種類などに応じて設計
すればよい。なお、本発明における金属層は、半田層を
設ける下地となるものであればよく、Moペーストを印
刷、焼成してメタライズし、その上にNi、或いはNi
およびAuなどを鍍金したものとしてもよいし、グリン
シートにWを印刷しておき、同時焼成し、その上にNi
やAuなどを鍍金したものとしてもよい。因みに、金属
層に形成する半田は、上記のPb−Sn系の半田の他、
Au−Sn系の金半田(金系低温ろう材)など、リッド
(パッケージ本体)の種類に応じて、適宜のものを選
択、使用すればよい。 【0024】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る半導体パッケージ用のセラミック製リッド基板に
おいては、半田層を設ける下地として周縁に沿って形成
される金属層の幅が、部分的又は間欠的に、狭く又は広
く、変化して形成されているために、ディップやリフロ
ーにより半田を付着させると、その表面張力により、金
属層の幅の広い部位が狭い部位に相対して半田の盛上が
り高さが高くなり、狭い部位が低くなる。これにより、
その下で、冷却、固化させれば、その高さ、つまり半田
の厚さを周方向において自動的に異ならせることができ
る。すなわち、本発明に係るリッド基板によれば、半田
層を設けるときに自動的に厚薄の差ができ、相対的に薄
い部位が凹溝ないし凹んだ形となるから、凹溝などのガ
ス放出部位を備えた半田層を、別途独立の工程や格別の
処置を要することなく、従来の半田層を設ける工程と同
じ工程で同時に形成することができる。この結果、本発
明によれば、封着時における半田の飛散を有効に防止す
ることのできるリッドを簡易、低コストで製造できる。
また、ホットナイフなどで部分的に加熱溶融するもので
ないから、半田の酸化や金属層の損傷が生じにくく、し
たがって、高品質のリッドとなすことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る半導体パッケージ用のセラミック
製リッド基板を具体化した第1実施例の平面図である。 【図2】図1におけるA−A線部分拡大断面図である。 【図3】図1におけるB−B線部分拡大断面図である。 【図4】図1のリッド基板に半田層を設けた部分破断側
面図である。 【図5】本発明に係るリッド基板を具体化した第2実施
例の平面図である。 【図6】図5のリッド基板に半田層を設けた部分破断側
面図である。 【図7】本発明に係るリッド基板を具体化した第3実施
例の平面図である。 【図8】本発明に係るリッド基板を具体化した第4実施
例の部分平面図である。 【図9】本発明に係るリッド基板を具体化した第5実施
例の部分平面図である。 【図10】本発明に係るリッド基板を具体化した第6実
施例の平面図である。 【図11】本発明に係るリッド基板を具体化した第7実
施例の平面図である。 【図12】従来のリッドを説明するもので、Aは、リッ
ドをパッケージ本体に被せた状態を示す部分破断面図で
あり、Bは、半田付けによりパッケージを封着した後の
半田の飛散状態を説明する部分破断面図である。 【図13】従来のリッドを改良して、半田の飛散防止を
可能とした技術を説明する一部破断正面図である。 【図14】図13に示したリッドを半田層側から見た平
面図である。 【符号の説明】 1,21,31,41 リッド基板 2 セラミック板 5,25,35,45 金属層 7,27,37,47 半田層の凹溝 S 半田層 W1,W3,W6,W8,W10,W11,W12 金
属層における幅広部の幅 W2,W4,W5,W7,W9,W13 金属層におけ
る幅狭部の幅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−104355(JP,A) 特開 昭61−248536(JP,A) 実開 昭63−84956(JP,U) 実開 昭63−15052(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 23/00 - 23/12 H01L 23/28 - 23/30 H01L 21/56

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 半田層を設ける下地として、パッケージ
    本体に対面する面の周縁に沿って形成される金属層の幅
    が、部分的又は間欠的に、狭く又は広く変化して形成さ
    れていることを特徴とする、半導体パッケージ用のセラ
    ミック製リッド基板。
JP21238593A 1993-08-03 1993-08-03 半導体パッケージ用のセラミック製リッド基板 Expired - Fee Related JP3417608B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21238593A JP3417608B2 (ja) 1993-08-03 1993-08-03 半導体パッケージ用のセラミック製リッド基板
MYPI94002018A MY112779A (en) 1993-08-03 1994-08-03 Ceramic lid for semiconductor packages.
US08/731,379 US5779081A (en) 1993-08-03 1996-10-10 Ceramic package lid having metallized layer with varying widths

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21238593A JP3417608B2 (ja) 1993-08-03 1993-08-03 半導体パッケージ用のセラミック製リッド基板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0750360A JPH0750360A (ja) 1995-02-21
JP3417608B2 true JP3417608B2 (ja) 2003-06-16

Family

ID=16621711

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21238593A Expired - Fee Related JP3417608B2 (ja) 1993-08-03 1993-08-03 半導体パッケージ用のセラミック製リッド基板

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5779081A (ja)
JP (1) JP3417608B2 (ja)
MY (1) MY112779A (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU7754200A (en) * 1999-10-04 2001-05-10 Alfred E. Mann Foundation For Scientific Research Good hermetic seals and method for making them
US7550902B2 (en) 2003-06-03 2009-06-23 Murata Manufacturing Co., Ltd. Electronic component device
JP4843424B2 (ja) * 2006-09-05 2011-12-21 日本電波工業株式会社 水晶振動子用のガラス封止カバー及びこれを用いた水晶振動子の製造方法
JP5025360B2 (ja) * 2007-07-18 2012-09-12 三菱電機株式会社 はんだプリコート基板
US20110200288A1 (en) * 2010-02-12 2011-08-18 Eigenlight Corporation Hermetic package with leaded feedthroughs for in-line fiber optic devices and method of making
JP5836796B2 (ja) * 2011-12-28 2015-12-24 日本特殊陶業株式会社 セラミックパッケージ
JP6199601B2 (ja) 2013-05-01 2017-09-20 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置
JP2015192097A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 住友電工デバイス・イノベーション株式会社 電子部品搭載用パッケージ
US10196745B2 (en) 2014-10-31 2019-02-05 General Electric Company Lid and method for sealing a non-magnetic package
US10431509B2 (en) 2014-10-31 2019-10-01 General Electric Company Non-magnetic package and method of manufacture
JP7417121B2 (ja) * 2021-10-29 2024-01-18 日亜化学工業株式会社 発光装置

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2882116A (en) * 1956-09-20 1959-04-14 Eitel Mccullough Inc Method of making electron tubes
US4105861A (en) * 1975-09-29 1978-08-08 Semi-Alloys, Inc. Hermetically sealed container for semiconductor and other electronic devices
US4291815B1 (en) * 1980-02-19 1998-09-29 Semiconductor Packaging Materi Ceramic lid assembly for hermetic sealing of a semiconductor chip
US4356047A (en) * 1980-02-19 1982-10-26 Consolidated Refining Co., Inc. Method of making ceramic lid assembly for hermetic sealing of a semiconductor chip
JPS60115247A (ja) * 1983-11-28 1985-06-21 Fujitsu Ltd 半導体装置
US4603374A (en) * 1984-07-03 1986-07-29 Motorola, Inc. Packaging module for a semiconductor wafer
JPS62136054A (ja) * 1985-12-10 1987-06-19 Aisin Seiki Co Ltd 半導体装置
JPS62155375A (ja) * 1985-12-27 1987-07-10 Nippon Metal Gasket Kk 金属ガスケツト
US4640438A (en) * 1986-03-17 1987-02-03 Comienco Limited Cover for semiconductor device packages
US4746583A (en) * 1986-11-21 1988-05-24 Indium Corporation Ceramic combined cover
US4833102A (en) * 1987-03-17 1989-05-23 National Semiconductor Corporation Process of making a ceramic lid for use in a hermetic seal package
JPH01187839A (ja) * 1988-01-22 1989-07-27 Nec Corp 半導体素子用積層型セラミック容器
JPH02250359A (ja) * 1989-03-24 1990-10-08 Hitachi Ltd 半導体装置
US4923825A (en) * 1989-05-01 1990-05-08 Tektronix, Inc. Method of treating a semiconductor body
US5057905A (en) * 1989-08-25 1991-10-15 Kyocera Corporation Container package for semiconductor element
US5300809A (en) * 1989-12-12 1994-04-05 Sumitomo Special Metals Co., Ltd. Heat-conductive composite material
US5151773A (en) * 1990-03-30 1992-09-29 Hitachi, Ltd. Electronic circuit apparatus comprising a structure for sealing an electronic circuit
JPH05226485A (ja) * 1992-02-12 1993-09-03 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置

Also Published As

Publication number Publication date
US5779081A (en) 1998-07-14
JPH0750360A (ja) 1995-02-21
MY112779A (en) 2001-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3417608B2 (ja) 半導体パッケージ用のセラミック製リッド基板
CA2135794A1 (en) Tin-Bismuth Solder Connection Having Improved High Temperature Properties, and Process for Forming Same
JP4245924B2 (ja) 電子部品用パッケージおよびその製造方法
JPS5976453A (ja) 半導体装置のリ−ド材用Cu合金クラツド材
US4475007A (en) Method of mounting semiconductor chip for producing semiconductor device and a chip-supporting member used therein
JPH06326141A (ja) 半導体チップ接合用基材および半導体チップ接合用半田材および半導体チップ接合用半田材の製造方法
US4709849A (en) Solder preform and methods employing the same
JP2006062930A (ja) セラミックと金属との接合体及びその製造方法
US5520323A (en) Method for presoldering a contact for an electrical switching device and semi-finished product for use as a contact
JP2008235531A (ja) 気密封止用パッケージおよび接続構造
JP3214638B2 (ja) 半導体パッケージ用のセラミック製リッド及びその製造方法
US6306526B1 (en) Semiconductor packaging metal lid
JPH0682767B2 (ja) ヒートシンクの製造方法
JPH08274423A (ja) セラミックス回路基板
JP3091344B2 (ja) 半導体パッケージ用のセラミック製リッド
JP3110413B2 (ja) 半導体装置用リード切断装置
JPH04270092A (ja) 半田材料及び接合方法
JPH05329681A (ja) 多層ろう材とその製造方法および接続方法
JPH04168267A (ja) スパッタリング用接合体
JPS63104355A (ja) Icセラミツクパツケ−ジのシ−ルリングおよびその製造方法
JPH11191601A (ja) 半導体パッケージ気密封止用リッド
JP4427379B2 (ja) 気密封止用材およびその製造方法
JP2003105462A (ja) はんだペースト用Au−Sn合金粉末
JP4328462B2 (ja) はんだコートリッド
JP4427378B2 (ja) 気密封止用材およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees