JPH04270092A - 半田材料及び接合方法 - Google Patents
半田材料及び接合方法Info
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- Manufacturing & Machinery (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は例えば半導体チップと
基材とを接合するために用いられる半田材料及び接合方
法に関するものである。
基材とを接合するために用いられる半田材料及び接合方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の半導体装置の構成図である
。図において、1は半導体チップ、2は例えばリードフ
レームのような基材、3は半導体チップ1と基材2とを
接合するための半田である。このような半導体装置は、
半導体チップ1と基材2との間に半田3を挟んで保持し
、半田3をその融点以上の温度に加熱溶融させた後、冷
却させることによって半導体チップ1と基材2とを接合
するいわゆる半田ダイボンディング法によって形成され
ている。この種の半田ダイボンディング法は例えばトリ
ケップス技術資料集第76号「半導体デバイスのマイク
ロアセンブリ技術」(昭和57年7月発行)に記載され
ている。
。図において、1は半導体チップ、2は例えばリードフ
レームのような基材、3は半導体チップ1と基材2とを
接合するための半田である。このような半導体装置は、
半導体チップ1と基材2との間に半田3を挟んで保持し
、半田3をその融点以上の温度に加熱溶融させた後、冷
却させることによって半導体チップ1と基材2とを接合
するいわゆる半田ダイボンディング法によって形成され
ている。この種の半田ダイボンディング法は例えばトリ
ケップス技術資料集第76号「半導体デバイスのマイク
ロアセンブリ技術」(昭和57年7月発行)に記載され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の半
導体装置の接合方法では、接合時半田3が溶融するため
、半導体チップ1と基材2との接合後の間隔が10〜2
0μmとなり、また、半導体チップ1と基材2との間隔
を大きくしようとして多量の半田3を供給してもその大
半は溶融時に排出されることになり、この間隔を外部か
ら制御することが困難であった。また、半田3の濡れ広
がりによって半導体チップ1と基材2との間隔は小さく
なり、それを補う半田を供給すると、半田3の流動に伴
う半導体チップ1の位置ずれが生じ、後のワイヤボンデ
ィング工程で問題となっていた。このように半導体チッ
プ1と基材2の間隔を所定の値に安定に制御することは
不可能であった。さらに、後工程で接合部に耐熱性が要
求される場合は、その耐熱温度以上の融点を持つ半田3
を用いるが、融点が高くなればなる程接合温度も高くな
り、半導体チップ1と基材2の熱膨張の差に起因する熱
応力も大きくなる。特に半導体チップ1にSi半導体チ
ップを基材2にCu系のリードフレームを用いる場合は
、その熱膨張率の差異が5倍以上と大きいため、接合直
後の残留応力やその後の使用環境における熱応力によっ
て半導体チップ1が割れる場合があった。この現象は特
に一辺が3mm以上の大きさの半導体チップ1について
顕著である。また、化合物半導体はSi半導体に比べて
機械的に脆弱なため半導体チップ1に化合物半導体を用
いた場合は、基材2との熱膨張率差が小さい場合でも半
導体チップ1に損傷を与える場合があるため半田付けが
極めて困難であった。
導体装置の接合方法では、接合時半田3が溶融するため
、半導体チップ1と基材2との接合後の間隔が10〜2
0μmとなり、また、半導体チップ1と基材2との間隔
を大きくしようとして多量の半田3を供給してもその大
半は溶融時に排出されることになり、この間隔を外部か
ら制御することが困難であった。また、半田3の濡れ広
がりによって半導体チップ1と基材2との間隔は小さく
なり、それを補う半田を供給すると、半田3の流動に伴
う半導体チップ1の位置ずれが生じ、後のワイヤボンデ
ィング工程で問題となっていた。このように半導体チッ
プ1と基材2の間隔を所定の値に安定に制御することは
不可能であった。さらに、後工程で接合部に耐熱性が要
求される場合は、その耐熱温度以上の融点を持つ半田3
を用いるが、融点が高くなればなる程接合温度も高くな
り、半導体チップ1と基材2の熱膨張の差に起因する熱
応力も大きくなる。特に半導体チップ1にSi半導体チ
ップを基材2にCu系のリードフレームを用いる場合は
、その熱膨張率の差異が5倍以上と大きいため、接合直
後の残留応力やその後の使用環境における熱応力によっ
て半導体チップ1が割れる場合があった。この現象は特
に一辺が3mm以上の大きさの半導体チップ1について
顕著である。また、化合物半導体はSi半導体に比べて
機械的に脆弱なため半導体チップ1に化合物半導体を用
いた場合は、基材2との熱膨張率差が小さい場合でも半
導体チップ1に損傷を与える場合があるため半田付けが
極めて困難であった。
【0004】この発明はかかる問題を解決するためにな
されたもので、接合後の半導体チップ1と基材2との間
隔を所定の値に保つことによって半導体チップ1に作用
する熱応力を緩和させることができる半導体装置の接合
用半田材料及び接合方法を提供することを目的とする。
されたもので、接合後の半導体チップ1と基材2との間
隔を所定の値に保つことによって半導体チップ1に作用
する熱応力を緩和させることができる半導体装置の接合
用半田材料及び接合方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半田材料
は、厚さ30μm以上に形成された第1の半田と、該第
1半田よりも低い融点を有する材料または第1の半田と
反応して第1の半田より低い融点の合金を生成する材料
からなり、前記第1の半田の両面に配設された厚さ5μ
m以上の第2の半田とを備えたものである。また、第2
の発明に係る接合方法は、第1の発明による半田材料を
被接合部材の間に挟み、第2の半田または第1の半田と
第2の半田とが反応して生成する合金の融点以上で且つ
第1の半田の融点以下の温度に加熱し、第2の半田また
は合金を溶融させ、その後冷却するかまたは溶融温度付
近に保つことによって前記被接合部材を接合するように
したものである。
は、厚さ30μm以上に形成された第1の半田と、該第
1半田よりも低い融点を有する材料または第1の半田と
反応して第1の半田より低い融点の合金を生成する材料
からなり、前記第1の半田の両面に配設された厚さ5μ
m以上の第2の半田とを備えたものである。また、第2
の発明に係る接合方法は、第1の発明による半田材料を
被接合部材の間に挟み、第2の半田または第1の半田と
第2の半田とが反応して生成する合金の融点以上で且つ
第1の半田の融点以下の温度に加熱し、第2の半田また
は合金を溶融させ、その後冷却するかまたは溶融温度付
近に保つことによって前記被接合部材を接合するように
したものである。
【0006】
【作用】この発明の半田によれば、第1の半田の一部は
接合プロセス中固相のまま保持されるので、被接合部材
間の間隔を所定の厚みに制御することができ、接合後に
おける被接合部材に作用する応力を緩和させることがで
きる。
接合プロセス中固相のまま保持されるので、被接合部材
間の間隔を所定の厚みに制御することができ、接合後に
おける被接合部材に作用する応力を緩和させることがで
きる。
【0007】
【実施例】実施例1.
以下、この発明の実施例について説明する。図1はこの
発明の一実施例による半導体装置の構成図である。図に
おいて、1,2はそれぞれ被接合部材であるSi半導体
チップおよびCuリードフレームのような基材、4は高
融点の第1半田で、例えば組成が95Pb−5Snで厚
さが50μmに形成されている。5a,5bは第1半田
4の両面にそれぞれメッキによって形成された第2半田
で、例えば組成が65Sn−35Pbの材料で厚さ10
μmに形成されている。なお、半導体チップ1の半田と
接触する面には濡れ性をよくするためにメタライズ処理
を施しておくことが望ましい。
発明の一実施例による半導体装置の構成図である。図に
おいて、1,2はそれぞれ被接合部材であるSi半導体
チップおよびCuリードフレームのような基材、4は高
融点の第1半田で、例えば組成が95Pb−5Snで厚
さが50μmに形成されている。5a,5bは第1半田
4の両面にそれぞれメッキによって形成された第2半田
で、例えば組成が65Sn−35Pbの材料で厚さ10
μmに形成されている。なお、半導体チップ1の半田と
接触する面には濡れ性をよくするためにメタライズ処理
を施しておくことが望ましい。
【0008】このような半導体装置は、Si半導体チッ
プ1と基材2とを半田材料4,5a,5bを介して重ね
合わせ、還元性雰囲気中で第2半田5a,5bの融点以
上で且つ第1半田4の融点以下の温度、例えば200
℃にヒータなどによって加熱し、第2半田5a,5bの
みを溶融させる。 その後、温度を降下させて第2半田5a,5bを凝固さ
せることによってSi半導体チップ1と基材2を接合す
る。この時、第1半田4は殆ど溶融しないため、排出さ
れたり変形したりすることなく、初期の厚さのまま保持
される。この結果、Si半導体チップ1と基材2との間
は所定の間隔に保たれることになる。図2は第2半田5
a,5bの厚さと接合性の関係を表す特性図であり、縦
軸は接合しようとする面積に対する未接合部の占める割
合を示し、横軸は第2半田5a,5bの厚さを示す。図
から明らかなように第2半田5a,5bの厚さが5μm
以上になると、未接合部の面積割合は低下し、健全な接
合が得られるようになることがわかる。これはSi半導
体チップ1や基材2の表面に凹凸があり、安定に濡れを
確保するのに一定の液相量を必要とするためである。従
って第2半田5a,5bの厚さは5μm以上であること
が必要で、また、接合時に排出される量などを考慮する
と10μm程度までが推奨される。
プ1と基材2とを半田材料4,5a,5bを介して重ね
合わせ、還元性雰囲気中で第2半田5a,5bの融点以
上で且つ第1半田4の融点以下の温度、例えば200
℃にヒータなどによって加熱し、第2半田5a,5bの
みを溶融させる。 その後、温度を降下させて第2半田5a,5bを凝固さ
せることによってSi半導体チップ1と基材2を接合す
る。この時、第1半田4は殆ど溶融しないため、排出さ
れたり変形したりすることなく、初期の厚さのまま保持
される。この結果、Si半導体チップ1と基材2との間
は所定の間隔に保たれることになる。図2は第2半田5
a,5bの厚さと接合性の関係を表す特性図であり、縦
軸は接合しようとする面積に対する未接合部の占める割
合を示し、横軸は第2半田5a,5bの厚さを示す。図
から明らかなように第2半田5a,5bの厚さが5μm
以上になると、未接合部の面積割合は低下し、健全な接
合が得られるようになることがわかる。これはSi半導
体チップ1や基材2の表面に凹凸があり、安定に濡れを
確保するのに一定の液相量を必要とするためである。従
って第2半田5a,5bの厚さは5μm以上であること
が必要で、また、接合時に排出される量などを考慮する
と10μm程度までが推奨される。
【0009】図3はSi半導チップ1に作用する熱応力
と第1半田4の厚さとの関係を示す特性図であり、縦軸
は一定の温度変化を接合部に与えた場合にSi半導体チ
ップ1に生じる熱応力を示し、横軸は第1半田4の厚さ
を示す。図からわかるように第1半田4の厚さが30μ
m以下の範囲では発生する熱応力に大きな変化はないが
、30μmを越えた付近から熱応力は大きく低下し始め
る。従って第1半田4の厚さは30μm以上であること
が必要であり、熱応力緩和のためには厚ければ厚い程よ
い。しかし、接合層厚さが厚くなれば、Si半導体チッ
プ1から基材2へ熱が伝わり難くなるため、必要な熱伝
導性を確保することができるように第1半田層4の厚さ
を決定することが必要である。
と第1半田4の厚さとの関係を示す特性図であり、縦軸
は一定の温度変化を接合部に与えた場合にSi半導体チ
ップ1に生じる熱応力を示し、横軸は第1半田4の厚さ
を示す。図からわかるように第1半田4の厚さが30μ
m以下の範囲では発生する熱応力に大きな変化はないが
、30μmを越えた付近から熱応力は大きく低下し始め
る。従って第1半田4の厚さは30μm以上であること
が必要であり、熱応力緩和のためには厚ければ厚い程よ
い。しかし、接合層厚さが厚くなれば、Si半導体チッ
プ1から基材2へ熱が伝わり難くなるため、必要な熱伝
導性を確保することができるように第1半田層4の厚さ
を決定することが必要である。
【0010】実施例2.
Si半導体チップ1と基材2とを半田材料4,5a,5
bを介して組合せ、例えば還元性雰囲気中で第2半田5
a,5bの融点以上で且つ第1半田4の融点以下の温度
200 ℃に加熱し、そのままの温度を保持する。この
高温で保持する事によって第2半田5a,5bから第1
半田4へSn原子が比較的高速で拡散することになり、
図4に示すPb−Sn 系状態図からわかるように、第
2半田5a,5b中のSn濃度が18%以下になると凝
固する。その後Sn濃度の低下に伴い固相線温度直下の
温度になるように温度を上昇させると、Snの拡散速度
は更に加速される。図4に示すように最終的には第1半
田4と第2半田5a,5bとの組成が同じになり、最初
の状態の第2半田5a,5bよりも融点が高くなる。こ
のため第1半田層4が溶融されないことによる間隔保持
の効果に加えて、接合時の加熱温度より高い耐熱性を有
する半導体装置を得ることができる。
bを介して組合せ、例えば還元性雰囲気中で第2半田5
a,5bの融点以上で且つ第1半田4の融点以下の温度
200 ℃に加熱し、そのままの温度を保持する。この
高温で保持する事によって第2半田5a,5bから第1
半田4へSn原子が比較的高速で拡散することになり、
図4に示すPb−Sn 系状態図からわかるように、第
2半田5a,5b中のSn濃度が18%以下になると凝
固する。その後Sn濃度の低下に伴い固相線温度直下の
温度になるように温度を上昇させると、Snの拡散速度
は更に加速される。図4に示すように最終的には第1半
田4と第2半田5a,5bとの組成が同じになり、最初
の状態の第2半田5a,5bよりも融点が高くなる。こ
のため第1半田層4が溶融されないことによる間隔保持
の効果に加えて、接合時の加熱温度より高い耐熱性を有
する半導体装置を得ることができる。
【0011】実施例3.
実施例1では、第1半田4として95Pb−5Sn、第
2半田5a,5bとして65Sn−35Pbを用いたが
、第1半田4としてSn、第2半田5a,5bとして9
5Pb−5Snを用いても同様の効果が得られる。この
場合はSnの融点が232 ℃,95Pb−5Snの融
点が314 ℃であるため、第2半田5a,5bの融点
の方が第1半田4の融点よりも高い。しかし図5のSn
−Pb 状態図に示すように、第1半田4と第2半田5
a,5bを重ねた半田材料をSnの融点と共晶温度18
3 ℃の間の温度、例えば190 ℃で加熱すると第1
半田4中のSn原子が第2半田5a,5b中に拡散する
ため、第2半田5a,5bの液相線が下がる。第2半田
5a,5bの組成が共晶点近くになり、液相線の温度が
190 ℃以下になると、第2半田5a,5bは完全に
溶融する。その後温度を下げれば第2半田5a,5bは
凝固するため半導体チップ1と基材2を接合することが
できる。この際第1半田4はSnの流出により厚さは多
少減少するが、この減少量を見込んで予め厚さを選定し
ておけば第1半田4の厚さは略所定の厚さに保持するこ
とができる。
2半田5a,5bとして65Sn−35Pbを用いたが
、第1半田4としてSn、第2半田5a,5bとして9
5Pb−5Snを用いても同様の効果が得られる。この
場合はSnの融点が232 ℃,95Pb−5Snの融
点が314 ℃であるため、第2半田5a,5bの融点
の方が第1半田4の融点よりも高い。しかし図5のSn
−Pb 状態図に示すように、第1半田4と第2半田5
a,5bを重ねた半田材料をSnの融点と共晶温度18
3 ℃の間の温度、例えば190 ℃で加熱すると第1
半田4中のSn原子が第2半田5a,5b中に拡散する
ため、第2半田5a,5bの液相線が下がる。第2半田
5a,5bの組成が共晶点近くになり、液相線の温度が
190 ℃以下になると、第2半田5a,5bは完全に
溶融する。その後温度を下げれば第2半田5a,5bは
凝固するため半導体チップ1と基材2を接合することが
できる。この際第1半田4はSnの流出により厚さは多
少減少するが、この減少量を見込んで予め厚さを選定し
ておけば第1半田4の厚さは略所定の厚さに保持するこ
とができる。
【0012】実施例4.
実施例3では第1半田4としてSn、第2半田5a,5
bとして95Pb−5Snを用い、190 ℃に加熱し
て溶融させ、その後冷却凝固させることにより半導体チ
ップ1と基材2とを接合したが、冷却凝固させる代わり
に加熱温度190 ℃に保って第2半田5a,5bの組
成を高融点側に変化させて凝固させることも可能である
。図5に示すように、第2半田5a,5bを溶融後更に
190 ℃に保つと、第2半田5a,5b中にSn原子
が拡散し、Sn濃度が増すにつれて液相線が上がり始め
る。更にSn濃度が増しSn93%になると固相線の下
に位置するようになるため第2半田5a,5bは凝固す
ることになり、半導体チップ1と基材2とを接合するこ
とが可能になる。
bとして95Pb−5Snを用い、190 ℃に加熱し
て溶融させ、その後冷却凝固させることにより半導体チ
ップ1と基材2とを接合したが、冷却凝固させる代わり
に加熱温度190 ℃に保って第2半田5a,5bの組
成を高融点側に変化させて凝固させることも可能である
。図5に示すように、第2半田5a,5bを溶融後更に
190 ℃に保つと、第2半田5a,5b中にSn原子
が拡散し、Sn濃度が増すにつれて液相線が上がり始め
る。更にSn濃度が増しSn93%になると固相線の下
に位置するようになるため第2半田5a,5bは凝固す
ることになり、半導体チップ1と基材2とを接合するこ
とが可能になる。
【0013】なお、上記実施例ではSi半導体チップと
Cuリードフレームの基材とを接合する場合について述
べたが、熱応力に対して脆弱な化合物半導体チップある
いは電子部品などの被接合部材の接合に適用しても同様
の効果が得られることは言うまでもない。
Cuリードフレームの基材とを接合する場合について述
べたが、熱応力に対して脆弱な化合物半導体チップある
いは電子部品などの被接合部材の接合に適用しても同様
の効果が得られることは言うまでもない。
【0014】
【発明の効果】この発明によれば、被接合部材を所定の
厚さの第1,第2半田を介して接合するよう構成したた
め、両者の間を所定の間隔に形成することができ、その
結果、被接合部材間の熱応力を低減することができ、部
材の損傷を抑制できる等の効果がある。
厚さの第1,第2半田を介して接合するよう構成したた
め、両者の間を所定の間隔に形成することができ、その
結果、被接合部材間の熱応力を低減することができ、部
材の損傷を抑制できる等の効果がある。
【図1】この発明の一実施例である半導体装置を示す構
成図である。
成図である。
【図2】この発明の実施例における第2半田の厚さと接
合性の関係を示す特性図である。
合性の関係を示す特性図である。
【図3】この発明の実施例における第1半田の厚さと応
力低減効果との関係を示す特性図である。
力低減効果との関係を示す特性図である。
【図4】この発明の他の実施例における半田の凝固過程
を説明する状態図である。
を説明する状態図である。
【図5】この発明の第3,第4の実施例における半田の
溶融・凝固過程を説明する状態図である。
溶融・凝固過程を説明する状態図である。
【図6】従来の半導体装置を示す構成図である。
1 半導体チップ
2 基材
4 第1の半田
5a,5b 第2の半田
Claims (2)
- 【請求項1】 厚さ30μm以上に形成された第1の
半田と、該第1半田よりも低い融点を有する材料または
前記第1の半田と反応して第1の半田より低い融点の合
金を生成する材料からなり、前記第1の半田の両面に配
設された厚さ5μm以上の第2の半田とを備えたことを
特徴とする半田材料。 - 【請求項2】 厚さ30μm以上の第1の半田の両面
に、該第1の半田よりも低い融点を有する材料または前
記第1の半田と反応して第1の半田より低い融点の合金
を生成する材料からなる厚さ5μm以上の第2の半田を
配して形成された半田材を被接合部材の間に挟み、前記
第2の半田または前記合金の融点以上で且つ前記第1の
半田の融点以下の温度に加熱し、前記第2の半田または
前記合金を溶融させ、その後冷却するかまたは溶融温度
付近に保つことによって前記被接合部材を接合すること
を特徴とした接合方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3004832A JPH04270092A (ja) | 1991-01-21 | 1991-01-21 | 半田材料及び接合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3004832A JPH04270092A (ja) | 1991-01-21 | 1991-01-21 | 半田材料及び接合方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04270092A true JPH04270092A (ja) | 1992-09-25 |
Family
ID=11594670
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3004832A Pending JPH04270092A (ja) | 1991-01-21 | 1991-01-21 | 半田材料及び接合方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04270092A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5317191A (en) * | 1991-08-19 | 1994-05-31 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Low-melting-point junction material having high-melting-point particles uniformly dispersed therein |
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EP2880681A2 (en) * | 2012-08-02 | 2015-06-10 | Osram Sylvania Inc. | Dual solder layer for fluidic self assembly and electrical component substrate and method employing same |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1991
- 1991-01-21 JP JP3004832A patent/JPH04270092A/ja active Pending
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