JP3417389B2 - 車両のエネルギー蓄積装置用制御装置 - Google Patents

車両のエネルギー蓄積装置用制御装置

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JP3417389B2
JP3417389B2 JP2000222970A JP2000222970A JP3417389B2 JP 3417389 B2 JP3417389 B2 JP 3417389B2 JP 2000222970 A JP2000222970 A JP 2000222970A JP 2000222970 A JP2000222970 A JP 2000222970A JP 3417389 B2 JP3417389 B2 JP 3417389B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両の有するエ
ネルギーを蓄積してその有効利用を図るエネルギー蓄積
装置のための制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両の燃費の向上およびそれに伴う排ガ
スの削減が強く望まれていることは周知のとおりであ
る。そこで例えば特開平8−331772号公報に記載
された発明では、ナビゲーションシステムを利用して走
行予定路の勾配もしくは標高データを取得し、降坂路で
はエネルギー回生によって充電をおこない、また登坂路
や平坦路では、その回生した電力を走行のために使用
し、所定の降坂路の直前では充電量がほぼゼロとなるよ
うに制御し、また平坦路ではそれに続く降坂路での充電
量が最大充電量を超えないように放電量を制御するなど
のことにより、電力の回生および放出を効率よくおこな
って燃費を向上させるように構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の公報に記載され
ているナビゲーションシステム(ナビゲーション装置)
あるいはこれに類する従来のナビゲーション装置は、人
工衛星を利用したGPS(グローバル・ポジションニン
グ・システム)や自律航法システムなどによって自車両
の位置を検出して、電子化した地図データ上に自車両の
位置を表示する機能を基本的な機能として有している。
そして、目的地を入力することにより、自車両の現在位
置からその目的地までの推奨経路を求め、その推奨経路
を表示することにより、車両を目的地に誘導するように
構成されている。最近では、その推奨経路の平面上での
位置データのみならず、標高データや登降坂路の勾配デ
ータなどを利用できるようになってきており、上記の公
報に記載された発明では、その推奨経路における標高デ
ータもしくは勾配データを利用して,エネルギーの回生
と放出とを効率よくおこなうように構成している。
【0004】したがって、上記の公報に記載された発明
では、目的地が入力されること、その目的地までの推奨
経路もしくは走行予定経路が求められていることが必須
となる。しかしながら、車両に搭載されているナビゲー
ション装置は、任意に選択して使用される装置であり、
またその誘導機能は、目的地までの経路を運転者が知ら
ない場合に使用されるのが一般的であって、その使用頻
度は必ずも高くない。そのため、日常的に走行している
道路では、ナビゲーション装置の誘導機能が使用されな
いことになり、走行経路に適したエネルギーの回生・放
出の制御をおこなうことができず、燃費の向上を図れな
くなる可能性がある。
【0005】この発明は、上記の技術的課題に着目して
なされたものであり、走行予定路が不明な場合であって
も車両の有するエネルギーの蓄積や放出を効率よくおこ
ない、車両の動力性能を阻害することなく燃費を向上さ
せることのできる制御装置を提供することを目的とする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用】この発明
は、上記の目的を達成するために、車両の現在位置を検
出するとともに、その検出した現在位置から所定の範囲
内の経路についての勾配などの道路情報から動力源の負
荷を予測し、その予測結果に基づいてエネルギーの蓄積
・放出を制御するように構成したことを特徴とするもの
である。より具体的には、請求項1の発明は、車両の動
力源から駆動輪に到る駆動系統との間で動力を授受する
ことにより、その駆動系統からエネルギーを回収して蓄
積し、かつ蓄積したエネルギーを放出要求に応じて放出
するエネルギー蓄積手段を備えた車両のエネルギー蓄積
装置用制御装置において、車両の現在位置を検出する現
在位置検出手段と、検出された現在位置から所定の範囲
に存在する経路の高度と勾配とのいずれかを含む道路情
報を検出する道路情報検出手段と、前記車両の動力源の
負荷を、その検出された道路情報に基づいて経路ごとに
予測する負荷予測手段と、その負荷予測手段で予測され
た動力源の負荷のうち最大負荷の経路もしくは最低負荷
の経路を走行した場合に前記蓄積されたエネルギーに過
不足が生じないように前記エネルギー蓄積手段によるエ
ネルギーの蓄積および放出を制御する蓄積放出制御手段
とを備えていることを特徴とする制御装置である。
【0007】したがって請求項1の発明では、現在位置
が検出されるとともに、その現在位置から所定範囲の経
路を走行したと仮定した場合の動力源の負荷が、経路の
勾配もしくは高度を含む道路情報に基づいて求められ
る。すなわち所定の範囲の経路についての動力源の負荷
が予測される。そして、最高の負荷の経路を走行した場
合、あるいは最低の負荷の経路を走行した場合に、蓄積
したエネルギーに過不足が生じないように、エネルギー
蓄積手段によるエネルギーの蓄積および放出が制御され
る。したがって目的地が設定されていない場合であって
も、現在位置が検出されれば、車両の有するエネルギー
の蓄積と放出とが効率よくおこなわれ、動力性能を低下
させることなく、燃費を向上させることができる。
【0008】また、請求項2の発明は、請求項1におけ
る前記所定範囲が、前記現在位置からの距離に基づいて
設定されていることを特徴とする制御装置である。
【0009】したがって請求項2の発明では、請求項1
の発明と同様の作用に加え、動力源の負荷を予測するべ
き範囲が、現在位置からの距離によって特定されるの
で、処理するべきデータの量あるいは演算量が低減され
る。
【0010】さらに、請求項3の発明は、請求項1の発
明における前記所定範囲が、前記現在位置を通る道路の
現在位置からの分岐点の数に基づいて設定されているこ
とを特徴とする制御装置である。
【0011】したがって、請求項3の発明では、請求項
1の発明と同様の作用に加え、動力源の負荷を予測する
べき範囲が、現在位置から延びている経路での分岐点の
数によって特定されるので、処理するべきデータの量あ
るいは演算量が低減される。
【0012】そして、請求項4の発明は、請求項1ない
し3のいずれかにおける前記所定範囲が、前記現在位置
での前記車両の進行方向を加味して設定されていること
を特徴とする制御装置である。
【0013】したがって請求項4の発明では、請求項1
ないし3のいずれかの発明と同様の作用に加え、動力源
の負荷を予測するべき範囲が更に限定されるので、処理
するべきデータの量あるいは演算量が低減される。
【0014】またさらに、請求項5の発明は、請求項1
ないし4のいずれかの発明において、前記車両の目的地
を設定する目的地設定手段と、この目的地設定手段で目
的地が設定されている場合には、前記所定範囲は、その
目的地に基づいて設定されていることを特徴とする制御
装置である。
【0015】したがって請求項5の発明では、請求項1
ないし4のいずれかの発明と同様の作用に加え、動力源
の負荷を予測するべき範囲が更に限定されるので、処理
するべきデータの量あるいは演算量が低減される。
【0016】そしてまた、請求項6の発明は、請求項1
ないし5のいずれかにおける前記負荷予測手段が、前記
所定範囲内における予め定めた条件を満たす主要経路に
ついての動力源の負荷を予測するよう構成されているこ
とを特徴とする制御装置である。
【0017】したがって請求項6の発明では、請求項1
ないし5のいずれかの発明と同様の作用に加え、動力源
の負荷を予測するべき範囲が更に限定されるので、処理
するべきデータの量あるいは演算量が低減される。
【0018】そしてさらに、請求項7の発明は、請求項
6において、前記予め定めた条件を満たす主要経路が、
前記車両を誘導するナビゲーション装置が推奨経路を選
択するための条件を満たす経路であることを特徴とする
制御装置である。
【0019】したがって、請求項7の発明では、請求項
6の発明と同様の作用に加え、動力源の負荷を予測する
べき範囲が更に限定されるので、処理するべきデータの
量あるいは演算量が低減されるとともに、動力源の負荷
を予測した経路を実際に走行する頻度が高くなるので、
演算の繰り返し回数を低減することができる。
【0020】さらにまた、請求項8の発明は、請求項6
の発明において、現在位置から入力された目的地までの
推奨経路を求めて出力するナビゲーション装置を更に備
え、前記負荷予測手段が、前記ナビゲーション装置で求
められた推奨経路についての動力源の負荷を予測するよ
うに構成さていることを特徴とする制御装置である。
【0021】したがって請求項8の発明では、請求項6
の発明と同様の作用に加え、動力源の負荷を予測するべ
き範囲が更に限定されるので、処理するべきデータの量
あるいは演算量が低減されるとともに、動力源の負荷を
予測した経路を実際に走行する頻度が高くなるので、演
算の繰り返し回数を低減することができる。
【0022】また、請求項9の発明は、請求項1ないし
8のいずれかにおける前記蓄積放出制御手段が、前記負
荷予測手段で予測された動力源の負荷のうち最大負荷の
経路もしくは最低負荷の経路を走行した場合に前記蓄積
されたエネルギーに過不足が生じないように前記エネル
ギー蓄積手段によるエネルギーの蓄積および放出の計画
を策定する計画策定手段と、実際のエネルギー蓄積状態
と計画したエネルギー蓄積状態との差が所定値以上にな
った場合に前記エネルギー蓄積手段によるエネルギーの
蓄積および放出の計画を更新する更新手段とを備えてい
ることを特徴とする制御装置である。
【0023】したがって請求項9の発明では、請求項1
ないし8のいずれかの発明と同様の作用に加え、エネル
ギーの蓄積および放出の計画と実際のエネルギーの蓄積
状態との乖離が低減されるので、燃費の向上効果に優れ
る。
【0024】さらに、請求項10の発明は、請求項1な
いし8のいずれかにおける前記蓄積放出制御手段が、前
記負荷予測手段で予測された動力源の負荷のうち最大負
荷の経路もしくは最低負荷の経路を走行した場合に前記
蓄積されたエネルギーに過不足が生じないように前記エ
ネルギー蓄積手段によるエネルギーの蓄積および放出の
計画を策定する計画策定手段と、その計画のもとになる
経路と異なる経路を前記車両が走行していることが検出
された場合に前記エネルギー蓄積手段によるエネルギー
の蓄積および放出の計画を更新する更新手段とを備えて
いることを特徴とする制御装置である。
【0025】したがって請求項10の発明では、請求項
1ないし8のいずれかの発明と同様の作用に加え、エネ
ルギーの蓄積および放出の計画と実際のエネルギーの蓄
積状態との乖離が低減されるので、燃費の向上効果に優
れる。
【0026】またさらに、請求項11の発明は、請求項
1ないし8のいずれかにおける前記蓄積放出制御手段
が、前記負荷予測手段で予測された動力源の負荷のうち
最大負荷の経路もしくは最低負荷の経路を走行した場合
に前記蓄積されたエネルギーに過不足が生じないように
前記エネルギー蓄積手段によるエネルギーの蓄積および
放出の計画を策定する計画策定手段と、前記車両が前記
所定範囲内の経路における所定の分岐点に到達するごと
に前記エネルギー蓄積手段によるエネルギーの蓄積およ
び放出の計画を更新する更新手段とを備えていることを
特徴とする制御装置である。
【0027】したがって請求項11の発明では、請求項
1ないし8のいずれかの発明と同様の作用に加え、エネ
ルギーの蓄積および放出の計画と実際のエネルギーの蓄
積状態との乖離が低減されるので、燃費の向上効果に優
れる。
【0028】そしてまた、請求項12の発明は、請求項
1ないし8のいずれかにおける前記蓄積放出制御手段
が、前記負荷予測手段で予測された動力源の負荷のうち
最大負荷の経路もしくは最低負荷の経路を走行した場合
に前記蓄積されたエネルギーに過不足が生じないように
前記エネルギー蓄積手段によるエネルギーの蓄積および
放出の計画を策定する計画策定手段と、前記車両が前記
所定の範囲を出る前に前記エネルギー蓄積手段によるエ
ネルギーの蓄積および放出の計画を更新する更新手段と
を備えていることを特徴とする制御装置である。
【0029】したがって請求項12の発明では、請求項
1ないし8のいずれかの発明と同様の作用に加え、エネ
ルギーの蓄積および放出の計画と実際のエネルギーの蓄
積状態との乖離が低減されるので、燃費の向上効果に優
れる。
【0030】そしてさらに、請求項13の発明は、請求
項1ないし8のいずれかにおける前記蓄積放出制御手段
が、前記負荷予測手段で予測された動力源の負荷のうち
最大負荷の経路もしくは最低負荷の経路を走行した場合
に前記蓄積されたエネルギーに過不足が生じないように
前記エネルギー蓄積手段によるエネルギーの蓄積および
放出の計画を策定する計画策定手段と、前記車両が前記
所定の範囲内を走行して予め定めた所定の条件を満たす
ごとに前記エネルギー蓄積手段によるエネルギーの蓄積
および放出の計画を更新する更新手段とを備えているこ
とを特徴とする制御装置である。
【0031】したがって請求項13の発明では、請求項
1ないし8のいずれかの発明と同様の作用に加え、エネ
ルギーの蓄積および放出の計画と実際のエネルギーの蓄
積状態との乖離が低減されるので、燃費の向上効果に優
れる。
【0032】またそして、請求項14の発明は、請求項
1ないし13の発明において、前記エネルギー蓄積手段
が、前記車両に搭載された空調装置用コンプレッサー
と、バッテリ充電用のオルタネータと、発電機機能およ
び電動機機能を備えたモータ・ジェネレータと、エネル
ギーを回収しつつ制動力を生じさせる回生ブレーキとの
いずれかを含むことを特徴とする制御装置である。
【0033】したがって請求項14の発明では、請求項
1ないし13の発明と同様の作用に加え、車両の有する
エネルギーを熱エネルギーあるいは電気エネルギーなど
形態で蓄積し、かつ利用することができる。
【0034】さらにそして、請求項15の発明は、請求
項14における前記空調装置が、熱エネルギーを蓄積す
る蓄熱装置を備えていることを特徴とする制御装置であ
る。
【0035】したがって請求項15の発明では、請求項
14の発明と同様の作用に加え、車両の有するエネルギ
ーを熱エネルギーとして蓄積し、かつ再利用することが
できる。
【0036】そして、請求項16の発明は、請求項14
における前記空調装置が、前記車両の廃熱を電力に変換
して蓄積する廃熱回収手段を備え、かつ前記計画策定手
段は前記廃熱回収手段で蓄積された電力を優先的に使用
して前記コンプレッサーを駆動する前記エネルギー蓄積
手段によるエネルギーの蓄積および放出の計画を策定す
るよう構成されていることを特徴とする制御装置であ
る。
【0037】したがって請求項16の発明では、請求項
14の発明と同様の作用に加え、廃熱から回収した電力
を優先的に使用して空調装置のコンプレッサーを駆動す
るので、その廃熱から回収した電力分、動力源に対する
負荷が低減され、その結果、動力源を駆動するために消
費するエネルギーが少なくなって燃費が向上し、また走
行のための動力性能が向上する。
【0038】
【発明の実施の形態】つぎにこの発明を図に示す具体例
に基づいて説明する。先ず、この発明で対象とすること
のできる車両1について説明すると、図7において、動
力源2の出力側に変速機3が連結され、その出力軸4が
デファレンシャルを介して駆動輪5に連結されている。
その動力源2としては、ガソリンエンジンなどの内燃機
関を単独で使用する以外に、電動機と内燃機関とを組み
合わせたハイブリッド機構あるいは電動機を単独で使用
する構成などを採用することができる。以下に述べる例
では、動力源2としてエンジン6およびモータ・ジェネ
レータ7を併用したハイブリッド機構を用いた例を示
す。なお、このエンジン6とモータ・ジェネレータ7と
は、それぞれの出力軸を直接連結した構成としてもよ
く、あるいは遊星歯車機構などのトルク合成・分配機構
を介してそれぞれの出力軸を連結するように構成しても
よい。
【0039】また、変速機3は、要は、入力回転数と出
力回転数との比率を適宜に変更できる構成のものであ
り、有段式の自動変速機や無段変速機を採用することが
できる。
【0040】エンジン6は、スロットル開度や点火時期
あるいはバルブの開閉タイミングを電気的に制御できる
ように構成されており、その制御をおこなうエンジン用
電子制御装置(E−ECU)8が設けられている。ま
た、変速機3は、変速比や変速パターンを電気的に制御
できるように構成されており、その制御をおこなう変速
機用電子制御装置(T−ECU)9が設けられている。
【0041】前記モータ・ジェネレータ7は、一例とし
て固定磁石式同期電動機であって、インバータ10を介
して高圧バッテリー11に接続されている。これらのイ
ンバータ10および高圧バッテリー11を制御するため
の電子制御装置(M−ECU)12が設けられている。
そしてこの電子制御装置12は、モータ・ジェネレータ
7の出力や発電電力(すなわち高圧バッテリー11に対
する充電電力)を制御するようになっている。
【0042】前記動力源2から駆動輪5に到る駆動系統
との間で選択的に動力を授受する空調用コンプレッサー
13が設けられている。具体的には、動力源2の出力軸
から選択的にトルクが伝達されるようにコンプレッサー
13が配置されている。そして、このコンプレッサー1
3を含む空調装置を制御する電子制御装置(A/C−E
CU)14が設けられている。
【0043】さらに、前記エンジン6には、その回転数
が予め定めた所定回転数以上の回転数のときに発電をお
こなうオルタネータ15が連結され、その発電した電力
を低圧バッテリー16に充電するようになっている。そ
の充電を制御するための電子制御装置(B−ECU)1
7が設けられている。
【0044】上記の各電子制御装置8,9,12,1
4,17は、一例としてマイクロコンピュータを主体と
して構成され、入力されたデータと予め記憶しているデ
ータならびにプログラムとに従って演算をおこない、そ
の演算の結果に基づいて指令信号を出力するようになっ
ている。また、これらの各電子制御装置8,9,12,
14,17は相互にデータ通信可能に接続されており、
さらにナビゲーション装置18にデータ通信可能に接続
されている。
【0045】このナビゲーション装置18について更に
説明すると、図8に示すように、このナビゲーション装
置18は、光ディスクや磁気ディスクなどの情報記録媒
体19が装填され、情報記録媒体19に記憶されている
情報を読み取るプレーヤー20と、プレーヤー20によ
り読み取られた情報を二次元や三次元で画像表示するた
めの表示部21とを備えている。
【0046】また、ナビゲーション装置18は、車両の
現在位置や道路状況を検出するための第1位置検出部2
2および第2位置検出部23と、道路状況を音声により
運転者に知らせるスピーカ24とを備えている。上記表
示部21は、室内のインストルメントパネルやグローブ
ボックスの側方などに設けられた液晶ディスプレイ、C
RTなどの他、フロントウィンドの視界に影響のない箇
所に設けられた画像投影部などを用いることが可能であ
る。
【0047】そして、これらプレーヤー20と、表示部
21と、第1位置検出部22および第2位置検出部23
と、スピーカ24とは、電子制御装置25により制御さ
れる。この電子制御装置25は、中央演算処理装置(C
PU)および記憶装置(RAM、ROM)ならびに入出
力インターフェースを主体とするマイクロコンピュータ
により構成されている。
【0048】前記情報記録媒体19には車両の走行に必
要な情報、例えば地図、地名、道路、道路周辺の主要建
築物、交差点などが記憶されているとともに、道路の具
体的な状況、例えば直線路やカーブあるいは登坂、降
坂、その勾配もしくは標高(高度)、一般路、高速道
路、未舗装道、砂利道、砂漠、河川敷、林道、農道、低
摩擦係数路、踏切などが記憶されている。
【0049】また、第1位置検出部22は自律航法によ
り自車両の位置を検出するための検出部であり、車両の
走行する方位を検出する地磁気センサ26、車速センサ
27、ステアリングホイールの操舵角を検出するステア
リングセンサ28、車両と周囲の物体との距離を検出す
る距離センサ29、変速機3の出力軸回転数の変化率か
ら加速度を求める加速度センサ30などを備えている。
さらに、第2位置検出部23はグローバル・ポジショニ
ング・システム(GPS)によって自車両の位置を検出
するための検出部であり、人工衛星31からの電波を受
信するGPSアンテナ32と、GPSアンテナ32に接
続されたアンプ33と、アンプ33に接続されたGPS
受信機34とを備えている。
【0050】この第2位置検出部23は、路側、信号
機、交差点の路面などに設置され、かつ、物体検知およ
びその伝達をおこなう地上検出システムや、道路情報を
出力するビーコンまたはサインポストや、VICS(登
録商標)(ビークル・インフォメーション&コミュニケ
ーション・システム)、SSVS(スーパー・スマート
・ビークル・システム)などの地上設置情報伝達システ
ム35から発信される電波を受信するアンテナ36と、
アンテナ36に接続されたアンプ37と、アンプ37に
接続された地上情報受信機38とを備えている。
【0051】上記第1位置検出部22および第2位置検
出部23により、現在位置の検出と走行予定道路に存在
する走行阻害状態、例えば渋滞、工事中、積雪、土砂崩
れ、河川の増水、通行止め、落石、倒木、交差点での停
止車両、人や動物の存在、接近している前方交差点の信
号機の表示(赤色、黄色、青色の別)、前方踏切の信号
機や遮断機の動作状態、これらの信号機の表示もしくは
遮断機の動作状態などが切り替わるまでの時間などを検
出することができるようになっている。
【0052】さらに、上記のナビゲーション装置18
は、自律航法により検出した自車両の位置とGPSによ
り検出した自車両の位置との一致・不一致を常時判定し
ており、例えばタイヤのスリップが原因となって自律航
法での自車両の位置に狂いが生じたり、トンネルや構造
物の内部における電波の受信状態の低下が原因となって
GPSでの自車両の位置に狂いが生じたりした場合に、
自車両の位置情報を含む走行経路情報の検出精度の低下
を判定するようになっている。
【0053】図9に上記の空調装置の概要を示してあ
る。前記コンプレッサー13は冷媒を加圧圧縮するため
のものであって、前記動力源2にクラッチ39を介して
連結されている。また、動力源2によらずにコンプレッ
サー13を駆動するために、モータ40が設けられてい
る。コンプレッサー13の吐出口に凝縮器(コンデンサ
ー)41が接続され、更にこのコンデンサー41に、気
化熱を外部から吸収するエバポレータ42が接続されて
いる。このエバポレータ42は、空調ダクト43の内部
に配置され、ブロアー44によって吸引した空気を冷却
して車室内に供給するようになっている。
【0054】気化して温度の低下した冷媒との間で熱交
換をおこなうことにより、蓄熱用冷媒を冷却する熱交換
器45が、エバポレータ42とコンプレッサー13との
間の管路に設けられている。この蓄熱用冷媒は、空気を
冷却するための冷熱エネルギーを蓄えるためのものであ
って、水や塩水(ブライン)、エチレングリコール溶液
などの液体あるいは二酸化炭素などの気体が一例として
採用されている。この蓄熱用冷媒は、上記の熱交換器4
5および冷媒貯留用のタンク46、前記空調ダクト43
内に配置された冷却用熱交換器47ならびにポンプ48
によって構成された循環管路49に封入されている。そ
して、熱交換器45において空調用の冷媒によって蓄熱
用冷媒が冷却され、その状態でタンク46に貯留される
ことにより、いわゆる冷熱を蓄え、またタンク46から
冷却用熱交換器47に送られて、ここで空調ダクト43
内を流通する空気を冷却するようになっている。
【0055】なお、図9における符号50は温度センサ
ーを示し、エバポレータ42の下流温度を検出してその
検出信号を空調用の電子制御装置14に入力するように
なっている。
【0056】上記の空調装置は、動力源2に余裕動力が
ある場合、あるいは動力源2が走行慣性力などによって
強制的に回転させられている場合に、コンプレッサー1
3を駆動し、それに伴って生じる低温エネルギー(負の
エネルギー)を蓄熱用冷媒によって蓄えることができ、
したがって図9に示す空調装置は、エネルギー蓄積手段
となっている。また、前記モータ・ジェネレータ7およ
びインバータ10ならびに高圧バッテリー11は、車両
の走行慣性力でモータ・ジェネレータ7を駆動させて発
電をおこなうことにより、エネルギーを回収(回生)し
て蓄積するエネルギー蓄積手段を構成し、同時にエネル
ギー回生に伴って制動力を生じるので、回生ブレーキ手
段となっている。
【0057】上記の車両は更に他のエネルギー蓄積手段
を備えている。すなわち図9において、符号51は熱・
電気変換器を示し、一例としてゼーベック効果を利用し
た素子を主体として構成され、エンジン冷却水やエンジ
ン6の排気管などの高温廃熱部52の熱によって起電力
を生じるように構成されている。そして、その起電力を
前記低圧バッテリー16に充電するように構成されてい
る。
【0058】なお、前記オルタネータ15もエンジン6
に余裕動力がある場合、あるいはエンジン6が走行慣性
気力で強制的に回転させられている場合に駆動されて発
電をおこない、その起電力を低圧バッテリー16に充電
できるので、エネルギー蓄積手段を構成している。ま
た、前記コンプレッサー13に連結されたモータ40
は、低圧バッテリー16の電力で駆動されるように構成
されている。低圧バッテリー16に替えて、あるいは低
圧バッテリー16と並列的に高圧バッテリー11によっ
てモータ40を駆動するように構成してもよい。
【0059】この発明に係る制御装置は、上述した各装
置もしくはシステムを協調して制御することにより、エ
ネルギーの有効利用を図るように構成されており、その
ために各電子制御装置の間で以下のデータが相互に伝送
されている。例えば、ナビゲーション装置18と動力源
用電子制御装置8との間では、道路(走行経路)の高度
(標高)や登降坂の別ならびに勾配などの情報が伝送さ
れ、また、その動力源用電子制御装置8と空調用電子制
御装置14との間では、空調装置の制御状態や動力源2
の負荷に関する情報などが伝送されている。さらに、こ
の空調用電子制御装置14には、コンプレッサー13の
駆動情報、蓄熱用冷媒による蓄熱温度に関する情報、エ
バポレータ42の下流温度の情報、前記熱・電気変換器
51による充電電力もしくは発電電力に関する情報、バ
ッテリー11,16からモータ40に対する給電電力に
関する情報、冷熱の蓄熱量に関する情報、内外気温度お
よび設定温度ならびに吹き出し温度さらには日射に関す
る情報などが入力されている。それらの入力情報にうち
の所定の必要な情報は、動力源用電子制御装置8に伝送
されている。
【0060】この発明に係る制御装置は、現在位置の周
囲の道路情報に基づいてエネルギーの蓄積および放出の
制御を実行することにより、燃費を向上させるように構
成されている。その一例は、空調のためのエネルギーの
蓄積および放出の制御であり、これを図1を参照して説
明する。図1に示すルーチンは、車両のスタータ(図示
せず)がオンになった後に所定時間ごとに繰り返される
ようになっており、先ず、空調装置(エアコン)の設定
温度が読み込まれる(ステップS1)。この設定温度
は、運転者がスイッチ操作するなどのことによって設定
された温度である。つぎに、各センサの検出値(センサ
ー値)が読み込まれる(ステップS2)。具体的には、
車室内の温度(内気温度)、車両の外部の温度(外気温
度)、前記エバポレータ42の下流側の温度(エバポ後
温度)、吹き出し口温度、蓄熱システムの温度(具体的
には前記タンク46内の蓄熱冷媒の温度)、日射量など
がそれぞれに応じて設けられたセンサー(図示せず)に
よって検出され、その検出信号が読み込まれる。
【0061】さらに、蓄熱エネルギー量αが算出される
(ステップS3)。前述したように上記の車両は、冷熱
の形で熱エネルギーを蓄積するエネルギー蓄積手段、モ
ータ・ジェネレータ7やオルタネータ15によって発電
して充電するエネルギー蓄積手段、熱・電気変換器51
によって発電して電力として蓄積するエネルギー蓄積手
段を備えており、ステップS3ではこれらのエネルギー
蓄積手段で蓄えたエネルギーの合計量を算出する。この
ような算出をおこなうために、エネルギーの蓄積をおこ
なった場合にそのエネルギーを積算し、またエネルギー
を放出した場合には減算する積算機能を前述した所定の
電子制御装置に持たせることが好ましい。
【0062】また、ナビ情報が読み込まれる(ステップ
S4)。そのナビ情報は、前述したナビゲーション装置
18で得られる自車両の現在位置、その周辺の道路、そ
の道路の高度(標高)もしくは勾配、通行規制、渋滞の
状況、交通信号の内容などの情報であり、これは、車両
に搭載しているCD−ROMなどの外部記憶手段から読
みとられる情報、サインポストや信号機などの路面設置
機器からの情報、所定の地上局からの通信情報、衛星か
らの通信情報などとして得れる。
【0063】つぎにナビゲーション装置18で目的地が
設定されているか否かが判断される(ステップS5)。
ナビゲーション装置18の本来の機能は、車両を目的地
に向けて誘導することにあり、目的地が入力されると、
現在位置からその目的地までの推奨経路を出力する。具
体的には画面上の地図情報に、推奨経路を重ねて表示す
る。その推奨経路の検出は、市街地などの混雑地帯を避
けること、幅員の広い道路を優先すること、目的地まで
の走行距離が可及的に短くなることなどの予め定めた条
件を満たす経路を探索しておこなわれる。また、反対
に、目的地が設定(入力)されていない場合には、地図
情報とその地図上での自車両の現在位置とを、画面に表
示するなどのことによって出力する。
【0064】ナビゲーション装置18に目的地が設定さ
れていることによりステップS5で肯定的に判断された
場合には、目的地を入力した際の自車両の位置すなわち
出発地点から目的地までの全区間(全行程)のエンジン
負荷が予測される(ステップS6)。そのエンジン負荷
は、前記エンジン6を動力源として使用して全行程を走
行したとした場合の負荷であり、例えば車速、エンジン
回転数、エンジン回転数とブースト圧との関係もしくは
エンジン回転数とアクセル開度との関係とから求まる燃
料消費量などから算出される。
【0065】このステップS6のサブルーチンを図2に
示してある。先ず、出発地点から目的地までの全区間の
道路高度情報が読み込まれる(ステップS61)。つい
で出発地点から目的地までの全区間でのエンジン高負荷
区間が予測される(ステップS62)。具体的には所定
以上の登り勾配の区間が、ナビゲーション装置18で得
られた道路情報から予測される。
【0066】さらに、そのエンジン高負荷区間で必要と
なる蓄熱エネルギー量ζが算出される(ステップS6
3)。すなわち登坂路では、エンジン負荷が増大するの
で、その際にはエンジン6によるコンプレッサー13の
駆動を停止し、もしくはエンジン6によるコンプレッサ
ー13の駆動量を減じる。これに対して、設定温度や外
気温あるいは日射に変化がなければ、空調に要するエネ
ルギー量は、登坂路に到る直前の状態と同じである。し
たがってエンジン6によるコンプレッサー13の駆動を
停止し、もしくは低減した場合には、そのコンプレッサ
ー13の出力の低減分、空調のためのエネルギーが不足
する。これを蓄熱したエネルギーで補うとすれば、その
蓄熱エネルギー量が、エンジン高負荷区間での必要蓄熱
エネルギー量ζとなる。
【0067】こうして算出された必要蓄熱エネルギー量
ζと既に蓄えてある蓄熱エネルギー量αとが比較される
(ステップS64)。前者の必要蓄熱エネルギー量ζが
後者の蓄熱エネルギー量αより少ないことによりステッ
プS64で肯定的に判断された場合には、その差分(α
−ζ)を、現在位置から一定区間内で、エンジン負荷に
応じて空調のために使用することが許可される(ステッ
プS65)。したがって蓄熱エネルギーの必要量に対す
る過剰分は、エンジン6によるエネルギーに代えて使用
されるので、エンジン6の駆動割合がその分、低下し、
燃費が向上する。
【0068】なお、必要蓄熱エネルギー量ζが蓄熱エネ
ルギー量α以上であることによりステップS64で否定
的に判断された場合には、特に制御をおこなうことなく
このルーチンを抜ける。すなわち、蓄熱エネルギーを使
用しない。したがって蓄熱エネルギーが不足することが
回避され、その結果、エネルギーの蓄積のためにエンジ
ン6を駆動するなどの事態が生じないので、この点でも
燃費が向上するとともに、登坂路などのエンジン高負荷
状態でエンジン6の出力の一部が空調に使用されて駆動
力が低下するなどの事態を防止することができる。
【0069】この図2に示すルーチンに基づく制御の一
例を模式的に示すと図3のとおりである。目的地を設定
することにより推奨経路がナビゲーション装置18によ
って設定され、その行程中での高度が求められる。エン
ジン6の高負荷時には蓄熱エネルギーを使用することを
基本とすれば、必要蓄熱エネルギー量ζは、出発地点で
最も多く、登坂路で蓄熱エネルギーが使用されて必要蓄
熱エネルギー量ζが目的地に近づくに従って少なくな
る。したがって図3の下側に実線で示す高度(勾配)を
もった全区間での必要蓄熱エネルギー量ζは、図3の上
側に破線で示すようになる。
【0070】そして、図3に示す現在地の前方の降坂路
であるa区間では、エンジン負荷が低負荷であるから、
エンジン6の出力もしくは駆動系統から得られる走行慣
性力によってコンプレッサー13を強制的に駆動し、蓄
熱用冷媒を冷却していわゆる冷熱を蓄える。これに続く
比較的長い登坂路であるb区間は、エンジン高負荷区間
となるので、コンプレッサー13を強制的に停止し、こ
れに代えて蓄積したエネルギーを使用して空調をおこな
う。具体的には、前記ポンプ48を駆動して蓄熱用冷媒
をタンク46から冷却用熱交換器47に送り、空調ダク
ト43を通る空気を冷却する。また、熱・電気変換器5
1やオルタネータ15によって低圧バッテリー16に充
電した電力もしくはモータ・ジェネレータ7によって高
圧バッテリー11に充電した電力、すなわち回生エネル
ギーを使用してモータ40を駆動し、これによってコン
プレッサー13を駆動することにより空調をおこなう。
したがってこのb区間では蓄熱エネルギーの残量が低下
する。
【0071】さらに、目的地に近い緩い登坂路であるc
区間では、車両の加減速に伴うエンジン負荷の大小に応
じてコンプレッサー13の出力を変更する。すなわちエ
ンジン6で低負荷であれば、エンジン6によってコンプ
レッサー13を駆動し、また高負荷であれば、コンプレ
ッサー13の出力を絞り、もしくは強制的に停止させ、
不足するエネルギーを蓄熱エネルギーで補う。
【0072】この図3に破線で示す必要蓄熱エネルギー
量ζの算出が前記ステップS63でおこなわれ、これ
が、この発明のエネルギーの蓄積および放出の計画の策
定に相当する。
【0073】なお、コンプレッサー13を利用したエネ
ルギーの蓄積は、車両の動力性能を阻害しない範囲でお
こなうので、登坂路などのエンジン負荷が大きい状態で
は、コンプレッサー13を使用したエネルギーの蓄積は
おこなわないが、熱・電気変換器51を使用したエネル
ギーの回収・蓄積は、車両の動力性能に関係しないの
で、走行中はバッテリー16の許容範囲で、常時、実行
する。
【0074】このように、図2に示す制御例では、出発
地から目的までの全行程におけるエンジン負荷を予測
し、それに応じた必要蓄積エネルギー量を求め、現在位
置から一定範囲の区間では、蓄積エネルギーの必要量に
対する過剰分を使用して、その分のエンジン6に対する
負荷を低下させるので、走行のための駆動力の低下を防
止できると同時に、エネルギーを有効利用して燃費を向
上させることができる。
【0075】つぎに、目的地が設定されていない場合、
すなわち図1のステップS5で否定的に判断された場合
の制御について説明する。目的地が設定されていない場
合であっても自車両の現在位置は、ナビゲーション装置
18によって検出されており、また同時に、現在位置か
ら所定の範囲内の地図情報および道路情報が検出されて
いる。したがってステップS5で否定的に判断された場
合には、現在位置から予め定めた一定区間内のエンジン
負荷が予測される(ステップS7)。そのエンジン負荷
の予測の仕方は、上述したステップS6の場合と同様で
ある。
【0076】このステップS7のサブルーチンを図4に
示してある。先ず、現在地から予め定めた一定区間の道
路高度情報が読み込まれる(ステップS71)。ここ
で、一定区間とは、一例として現在地からの一定距離の
範囲であり、その一定距離は、市街地や郊外等の地域ご
とに異ならせることができ、また人為操作で設定するよ
うにしてもよい。あるいは一定区間を、現在地を通る経
路(道路)の現在地からの分岐点の数によって定めるこ
ともできる。分岐点数が多ければ、走行の可能性のある
経路の数が増大し、以下に述べる各種の演算の負荷が増
大する反面、実際に走行する経路は、いずれか一本であ
るから、無駄な演算が増大するので、分岐点の数で一定
区間を規定する。また、道路情報は車両が前進走行する
場合に必要な情報であるから、現在地の車両の進行方向
での前方側のみを一定区間としてもよい。さらに、ナビ
ゲーション装置18に備えられている地図情報は、幹線
路から私道に近い細い道までの多様な道路を含んでいる
ので、ナビゲーション装置18が推奨経路を求める場合
の条件と同様の条件で判定された道路を一定区間の経路
として採用することにより、演算のための負荷を軽減す
るようにしてもよい。したがってステップS71では、
このようにして挙げられた複数の道路に関する高度情報
が読み込まれる。
【0077】ついでこれらの複数の道路についての現在
地から予め定めた一定区間でのエンジン高負荷区間が予
測される(ステップS72)。具体的には所定以上の登
り勾配の区間が、ナビゲーション装置18で得られた道
路情報から予測される。
【0078】さらに、それぞれの道路におけるエンジン
高負荷区間で必要となる蓄熱エネルギー量ζが算出され
る(ステップS73)。すなわち登坂路では、エンジン
負荷が増大するので、その際にはエンジン6によるコン
プレッサー13の駆動を停止し、もしくはエンジン6に
よるコンプレッサー13の駆動量を減じる。これに対し
て、設定温度や外気温あるいは日射に変化がなければ、
空調に要するエネルギー量は、登坂路に到る直前の状態
と同じである。したがってエンジン6によるコンプレッ
サー13の駆動を停止し、もしくは低減した場合には、
そのコンプレッサー13の出力の低減分、空調のための
エネルギーが不足する。これを蓄熱したエネルギーが補
うとすれば、その蓄熱エネルギー量が、エンジン高負荷
区間での必要蓄熱エネルギー量ηとなる。
【0079】こうして算出された必要蓄熱エネルギー量
ηと既に蓄えてある蓄熱エネルギー量αとが比較される
(ステップS74)。前者の必要蓄熱エネルギー量ηが
後者の蓄熱エネルギー量αより少ないことによりステッ
プS74で肯定的に判断された場合には、その差分(α
−η)を、現在位置から一定区間内で、エンジン負荷に
応じて空調のために使用することが許可される(ステッ
プS75)。したがって蓄熱エネルギーの必要量に対す
る過剰分は、エンジン6によるエネルギーに代えて使用
されるので、エンジン6の駆動割合がその分、低下し、
燃費が向上する。
【0080】なお、必要蓄熱エネルギー量ηが蓄熱エネ
ルギー量α以上であることによりステップS74で否定
的に判断された場合には、特に制御をおこなうことなく
このルーチンを抜ける。すなわち、蓄熱エネルギーを使
用しない。したがって蓄熱エネルギーが不足することが
回避され、その結果、エネルギーの蓄積のためにエンジ
ン6を駆動するなどの事態が生じないので、この点でも
燃費が向上するとともに、登坂路などのエンジン高負荷
状態でエンジン6の出力の一部が空調に使用されて駆動
力が低下するなどの事態を防止することができる。
【0081】この図4に示すルーチンに基づく制御の一
例を模式的に示すと図5のとおりである。ここに示す例
は、現在地から前方の道路が途中で分岐し、予め定めた
一定距離Xkmまでの地点に到る経路がA,B,Cの3経
路ある場合の例である。A経路を走行するとした場合、
一定距離の地点の高度が現在地より高く、その過程に存
在する登坂路の勾配が大きいので、全体としてのエンジ
ン負荷が大きくなり、そのために蓄熱エネルギーの必要
量ηが多くなる。これに対してB経路を走行するとした
場合、一定距離の地点の高度が現在地より幾分高いもの
の、その過程に存在すると坂路の勾配が相対的に小さい
ので、全体としてのエンジン負荷はA経路より小さくな
り、そのために蓄熱エネルギーの必要量ηが少なくな
る。さらに、C経路を走行するとした場合、一定距離の
地点の高度が現在地とほぼ同じであって、C経路に独自
の区間には登坂路がないので、蓄熱エネルギーの必要量
ηが最も少なくなる。なお、負荷およびエネルギーの蓄
積に関係する勾配は、水平距離と高度とに基づいて求め
ることもできる。そして、登坂路での蓄熱エネルギーの
放出および降坂路での蓄熱エネルギーの蓄積は、前述し
た図3に示す例と同様にして実行される。
【0082】したがってC経路についての必要蓄熱エネ
ルギー量ηをもって蓄積したエネルギーの蓄積・放出の
制御をおこなうと、実際にはA経路を走行している場
合、蓄積エネルギー量が不足してエンジン6によってコ
ンプレッサー13を駆動する割合が増大する。このよう
な事態を避けるために、A経路を走行することを予定し
て蓄積エネルギーの蓄積・放出の制御を実行する。その
場合、実際にはC経路を走行すると、蓄熱エネルギー量
が過剰になるが、その過剰分は、上記のステップS75
で示してあるように、エンジン6に代えて使用されるの
で、燃費の悪化要因となることはない。
【0083】この図5に破線で示す必要蓄熱エネルギー
量ηの算出が前記ステップS73でおこなわれ、これ
が、この発明のエネルギーの蓄積および放出の計画の策
定に相当する。
【0084】なお、図5に示す例の場合、A経路の分岐
点に達した時点もしくはその分岐点を通過した時点で、
必要蓄熱エネルギー量ηの過剰・不足が判明することに
なる。すなわち、制御の元になる経路と実際に走行して
いる経路との相違が判明する。そこで、このような予測
したエンジン負荷およびそれに伴う必要蓄熱エネルギー
量ηと、実際の生じるエンジン負荷およびそれに伴う必
要蓄熱エネルギー量との乖離を可及的に少なくするため
に、分岐点ごとに図4に示すルーチンを実行して、エン
ジン負荷の予測およびそれに伴う必要蓄熱エネルギー量
ηを更新することが好ましい。なお、その更新制御は、
分岐点を通過するごとに実行することに代えて、一定距
離走行するごとに実行し、あるいは一定時間ごとに実行
し、さらには運転者によるスイッチなどを使用した指示
操作に基づいて実行するようにしてもよい。またさら
に、実際の蓄熱エネルギー量と予測した蓄熱エネルギー
量との差が、予め定めた値以上に広がった場合に、上記
の更新制御を実行するように構成することもできる。い
ずれの場合であっても、前記一定区間を出る前に更新制
御が実行されるように構成する。
【0085】図1のステップS6もしくはステップS7
でエンジン負荷を予測した後、現在地でのエンジン負荷
量βが算出される(ステップS8)。そのエンジン負荷
量βが予め定めた第1の基準値γ以上か否かが判断され
る(ステップS9)。この第1の基準値γはある程度大
きい値であり、したがってステップS8ではエンジン高
負荷状態か否かが判断されることになる。
【0086】ステップS9で肯定的に判断され、エンジ
ン6が高負荷状態にある場合には、蓄熱エネルギー量α
がエンジン高負荷区間での必要蓄熱エネルギー量ζ(ま
たはη)以上か否かが判断される(ステップS10)。
蓄熱エネルギー量αに余裕があってステップS9で肯定
的に判断された場合には、コンプレッサー13を停止
(OFF)し(ステップS11)、また、前述したステ
ップS65あるいはステップS75で蓄熱エネルギーの
使用が許可されていることにより、蓄熱エネルギーを使
用して空調をおこなう(ステップS12,S13)。な
お、ステップS10で否定的に判断された場合、すなわ
ち蓄熱エネルギー量αに余裕がない場合には、直ちにス
テップS13に進んで、従前の空調制御を継続する。
【0087】これに対してエンジン6が高負荷状態にな
いことによりステップS9で否定的に判断された場合に
は、現時点のエンジン負荷量βが予め定めた第2の基準
値δより小さいか否かが判断される(ステップS1
4)。この第2の基準値δはかなり小さい値であり、し
たがってステップS14はエンジン6が低負荷状態にあ
るか否かを判断することになる。
【0088】エンジン6で低負荷状態にあることにより
ステップS14で肯定的に判断された場合には、コンプ
レッサー13をONにしてエンジン6によってコンプレ
ッサー13を駆動し(ステップS15)、エネルギーを
蓄熱システムに貯蔵する(ステップS16)。すなわ
ち、コンプレッサー13を駆動して冷媒の温度を低下さ
せ、これによって前記循環管路49に封入されている蓄
熱用冷媒を冷却し、温度の低下した蓄熱用冷媒をタンク
46に貯留する。その場合、エバポレータ42により空
調ダクト43内の空気を冷却できるので、空調を実行す
る(ステップS13)。
【0089】上述したようにこの発明に係る制御装置で
は、空調に要するエネルギーの多くをエンジン6もしく
は動力源2の動力に負っていることに鑑み、エネルギー
を蓄積して有効利用することにより、エンジン6に対す
る負荷が過剰になったり、それに伴って効率の悪い運転
状態となったりすることを回避し、さらにそのエネルギ
ーの蓄積を回生によっておこなうことにより、エネルギ
ーの有効利用を図り、その結果、車両の動力性能を維持
しつつ、もしくは低下させることなく、燃費を向上させ
ることができる。特に、走行予定経路が不明な状態であ
っても、現在位置から所定の範囲について道路勾配など
の情報を使用してエネルギーの蓄積および放出を、動力
源の負荷に応じて実行するので、目的地の設定をおこな
わずに車両の燃費を向上させ、またそれに伴って排ガス
を低減することができる。
【0090】そして、エンジン6が低負荷の状態では、
コンプレッサー13を駆動することによりいわゆる冷熱
を蓄積するので、エバポレータ42の下流側の温度が、
蓄熱を実行している場合と、実行していない場合とで異
なることがある。このエバポレータ42の下流側温度
は、外気温度や日射あるいは設定温度などの各種の要因
で、空調にとって適切な温度の場合もあり、あるいは不
適切な温度である場合もある。そこで、快適な空調をお
こなうためには、例えば図6に示すように、予めモード
を設定し、それぞれのモードに応じて空調のための各種
の制御、例えばブロワーの吹き出し方向、風量、温度な
どを制御すればよい。
【0091】すなわち図6において、先ず、車室内の温
度(内気温度)、車両の外部の温度(外気温度)、前記
エバポレータ42の下流側の温度(エバポ後温度)、吹
き出し口温度、蓄熱システムの温度(具体的には前記タ
ンク46内の蓄熱冷媒の温度)、日射量などがそれぞれ
に応じて設けられたセンサー(図示せず)によって検出
された検出値を元に、予め定められたマップから制御モ
ードを決定する(ステップS21)。そして、そのモー
ドが“1”か否かが判断される(ステップS22)。第
1の制御モードに決定されていることによりステップS
22で肯定的に判断された場合には、ブロワーの吹き出
し方向(ステップS23)、吹き出し風量(ステップS
24)、吹き出し温度(ステップS25)がそれぞれそ
のモードの内容に応じて制御される。
【0092】これに対してステップS22で否定的に判
断された場合には、決定されたモードが“2”か否かが
判断される(ステップS26)。第2の制御モードに決
定されていることによりステップS26で肯定的に判断
された場合には、ブロワーの吹き出し風量(ステップS
24)、吹き出し温度(ステップS25)がそれぞれそ
のモードの内容に応じて制御される。そして、決定され
たモードが“2”でないことによりステップS26で否
定的に判断された場合には、ステップS25に進んでブ
ロワーの吹き出し温度が制御される。
【0093】このように、内気温度や蓄熱温度などの各
種の要因に従って空調用空気の吹き出し方向などを制御
することにより、蓄熱をおこなう場合や蓄熱エネルギー
を使用する場合においても、快適なな空調をおこなうこ
とができる。
【0094】ここで上記の具体例とこの発明との関係を
簡単に説明すると、この発明のエネルギー蓄積手段に
は、上述したモータ・ジェネレータ7および高圧バッテ
リー11、オルタネータ15および低圧バッテリー1
6、熱交換機45およびタンク46を含む循環管路4
9、熱・電気変換器51が相当する。また、この発明の
現在位置検出手段および道路情報検出手段には、ナビゲ
ーション装置18が相当する。さらに、この発明におけ
る負荷予測手段には、図1に示すステップS6,S7の
機能的手段および図2に示すステップS62と図4に示
すステップS72との機能的手段が相当する。そして、
この発明の蓄積放出制御手段には、図1および図2なら
びに図4のフローチャートにおけるステップS10,S
12,S15,S16,S63,S64,S65,S7
3,S74,S75の機能的手段がそれぞれ相当する。
またさらに、この発明の目的地設定手段には、前述した
ナビゲーション装置18が相当する。そしてまた、この
発明の蓄熱装置には、前述した熱交換器45およびタン
ク46を含む循環管路49が相当する。さらにまた、こ
の発明の廃熱回収手段には、前述した熱・電気変換器5
1が相当する。
【0095】なお、この発明に含まれる実施の形態は上
述した具体例で述べたものに限定されずきわめて多様で
あり、例えばエネルギーの蓄積は、いわゆる冷熱として
蓄積する以外に高温媒体を使用していわゆる温熱として
蓄積してもよく、また電気エネルギーとして蓄積する場
合には、二次電池を使用する替わりに大容量のコンデン
サーなどのキャパシターを使用してもよい。さらに、フ
ライホイールなどを使用して運動エネルギーとして蓄積
するように構成してよい。
【0096】一方、動力源の負荷やエネルギーの蓄積・
放出を予測もしくは算定する元になる経路は、上述した
具体例で述べ、また特許請求の範囲に記載したようにし
て設定することに加え、自車両の現在位置を含む道路を
人為的に選択することにより設定するようにしてもよ
い。言い換えれば、この発明の目的地設定手段は、車両
の最終到達点としての目的地に加えて、通過地点を目的
地として設定する機能をも含む。
【0097】また、コンプレッサー13を駆動して冷熱
を蓄積する場合、上述した具体例で述べた蓄熱用冷媒を
使用することに代えて、空調用冷媒を直接使用してエネ
ルギーを蓄積するように構成してもよい。さらに、廃熱
からエネルギーを回収する場合、電気に変換して回収す
ることに代えて、温熱として回収してもよく、またその
廃熱部は、上述したエンジン冷却水やエンジン6の排気
管以外にブレーキキャリパー、モータ・ジェネレータ7
のコイル、変速機3のオイル、電子制御装置のユニット
などであってもよい。
【0098】さらに、この発明で道路情報を得る手段
は、上述したナビゲーション装置に限らないのであっ
て、前述したCD−ROMなどの記憶手段の情報と実際
の道路上級が異なる場合に、エンジン負荷の算出に必要
となる区間について、地上局や人工衛星などから最新の
道路情報を取得してエンジン負荷を算出するようにして
もよい。また、CD−ROMなどの外部記憶手段を持た
ずに、必要箇所のみについての道路情報を地上局や人工
衛星から取得するように構成してもよい。さらにまた、
ナビゲーション装置自体が推奨経路を探索することに替
えて、ナビゲーション装置に通信機能を持たせ、車両側
から送信した目的地に応じて地上局側で探索した推奨経
路を推奨経路を取得し、その推奨経路に基づいてエンジ
ン(動力源)負荷などを求めるようにしてもよい。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、現在位置から所定範囲に存在する経路を走行し
たと仮定した場合の動力源の負荷が、経路の勾配もしく
は高度を含む道路情報に基づいて予測され、さらに最高
の負荷の経路を走行した場合、あるいは最低の負荷の経
路を走行した場合に、蓄積したエネルギーに過不足が生
じないように、エネルギーの蓄積および放出が制御され
る。したがって目的地が設定されていない場合であって
も、現在位置が検出されれば、車両の有するエネルギー
の蓄積と放出とが効率よくおこなわれ、動力性能を低下
させることなく、燃費を向上させることができる。
【0100】また、請求項2の発明によれば、請求項1
の発明と同様の効果に加え、動力源の負荷を予測するべ
き範囲が、現在位置からの距離によって特定されるの
で、処理するべきデータの量あるいは演算量を低減する
ことができる。
【0101】さらに、請求項3の発明によれば、請求項
1の発明と同様の効果に加え、動力源の負荷を予測する
べき範囲が、現在位置から延びている経路での分岐点の
数によって特定されるので、処理するべきデータの量あ
るいは演算量を低減することができる。
【0102】そして、請求項4の発明によれば、請求項
1ないし3のいずれかの発明と同様の効果に加え、動力
源の負荷を予測するべき範囲が更に限定されるので、処
理するべきデータの量あるいは演算量を低減することが
できる。
【0103】またさらに、請求項5の発明によれば、請
求項1ないし4のいずれかの発明と同様の効果に加え、
動力源の負荷を予測するべき範囲が更に限定されるの
で、処理するべきデータの量あるいは演算量を低減する
ことができる。
【0104】そしてまた、請求項6の発明によれば、請
求項1ないし5のいずれかの発明と同様の効果に加え、
動力源の負荷を予測するべき範囲が更に限定されるの
で、処理するべきデータの量あるいは演算量を低減する
ことができる。
【0105】そしてさらに、請求項7の発明によれば、
請求項6の発明と同様の効果に加え、動力源の負荷を予
測するべき範囲が更に限定されるので、処理するべきデ
ータの量あるいは演算量を低減することができるととも
に、動力源の負荷を予測した経路を実際に走行する頻度
が高くなるので、演算の繰り返し回数を低減することが
できる。
【0106】さらにまた、請求項8の発明によれば、請
求項6の発明と同様の効果に加え、動力源の負荷を予測
するべき範囲が更に限定されるので、処理するべきデー
タの量あるいは演算量を低減することができるととも
に、動力源の負荷を予測した経路を実際に走行する頻度
が高くなるので、演算の繰り返し回数を低減することが
できる。
【0107】また、請求項9の発明によれば、請求項1
ないし8のいずれかの発明と同様の効果に加え、エネル
ギーの蓄積および放出の計画と実際のエネルギーの蓄積
状態との乖離が低減されるので、燃費の向上効果を更に
優れたものとすることができる。
【0108】さらに、請求項10の発明によれば、請求
項1ないし8のいずれかの発明と同様の効果に加え、エ
ネルギーの蓄積および放出の計画と実際のエネルギーの
蓄積状態との乖離が低減されるので、燃費の向上効果を
更に優れたものとすることができる。
【0109】またさらに、請求項11の発明によれば、
請求項1ないし8のいずれかの発明と同様の効果に加
え、エネルギーの蓄積および放出の計画と実際のエネル
ギーの蓄積状態との乖離が低減されるので、燃費の向上
効果を更に優れたものとすることができる。
【0110】そしてまた、請求項12の発明によれば、
請求項1ないし8のいずれかの発明と同様の効果に加
え、エネルギーの蓄積および放出の計画と実際のエネル
ギーの蓄積状態との乖離が低減されるので、燃費の向上
効果を更に優れたものとすることができる。
【0111】そしてさらに、請求項13の発明によれ
ば、請求項1ないし8のいずれかの発明と同様の効果に
加え、エネルギーの蓄積および放出の計画と実際のエネ
ルギーの蓄積状態との乖離が低減されるので、燃費の向
上効果を更に優れたものとすることができる。
【0112】またそして、請求項14の発明によれば、
請求項1ないし13の発明と同様の効果に加え、車両の
有するエネルギーを熱エネルギーあるいは電気エネルギ
ーなど形態で蓄積し、かつ利用することができる。
【0113】さらにそして、請求項15の発明によれ
ば、請求項14の発明と同様の効果に加え、車両の有す
るエネルギーを熱エネルギーとして蓄積し、かつ再利用
することができる。
【0114】そして、請求項16の発明によれば、請求
項14の発明と同様の効果に加え、廃熱から回収した電
力を優先的に使用して空調装置のコンプレッサーを駆動
するので、その廃熱から回収した電力分、動力源に対す
る負荷が低減され、その結果、動力源を駆動するために
消費するエネルギーが少なくなって燃費が向上し、また
走行のための動力性能が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の制御装置による制御例を説明する
ためのフローチャートである。
【図2】 目的地が設定されている場合に実行されるサ
ブルーチンの一例を示すフローチャートである。
【図3】 図2に示す制御例における道路高度の変化と
必要蓄積エネルギー量との一例を模式的に示す線図であ
る。
【図4】 目的地が設定されていない場合に実行される
サブルーチンの一例を示すフローチャートである。
【図5】 図4に示す制御例における道路高度の変化と
必要蓄積エネルギー量との一例を模式的に示す線図であ
る。
【図6】 空調状態に基づいて制御モードを選択して空
調をおこなう制御例を説明するためのフローチャートで
ある。
【図7】 この発明で対象とする車両の駆動系統と制御
系統との一例を示す模式図である。
【図8】 そのナビゲーション装置の一例を示す模式図
である。
【図9】 その空調装置の一例を示す模式図である。
【符号の説明】
1…車両、 2…動力源、 3…変速機、 5…駆動
輪、 6…エンジン、7…モータ・ジェネレータ、
8,9,12,14,17…電子制御装置、 11…高
圧バッテリー、13…コンプレッサー、 15…オルタ
ネータ、 16…低圧バッテリー、 18…ナビゲー
ション装置、 45…熱交換器、 46…タンク、 4
7…冷却用熱交換器、 49…循環管路、 51…熱・
電気変換器、 52…高温廃熱部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B60K 6/04 380 B60K 6/04 380 530 530 730 730 25/00 25/00 C G01C 21/00 G01C 21/00 G G08G 1/0969 G08G 1/0969 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 6/02 - 6/12 B60K 25/00 - 28/16 B60K 41/00 - 41/28 B60L 1/00 - 15/42 B60H 1/32 F02D 29/00 - 29/06 G01C 21/00 - 25/00 G08G 1/00 - 9/02 G01R 31/00 - 31/25

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の動力源から駆動輪に到る駆動系統
    との間で動力を授受することにより、その駆動系統から
    エネルギーを回収して蓄積し、かつ蓄積したエネルギー
    を放出要求に応じて放出するエネルギー蓄積手段を備え
    た車両のエネルギー蓄積装置用制御装置において、 車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、 検出された現在位置から所定の範囲に存在する経路の高
    度と勾配とのいずれかを含む道路情報を検出する道路情
    報検出手段と、 前記車両の動力源の負荷を、その検出された道路情報に
    基づいて経路ごとに予測する負荷予測手段と、 その負荷予測手段で予測された動力源の負荷のうち最大
    負荷の経路もしくは最低負荷の経路を走行した場合に前
    記蓄積されたエネルギーに過不足が生じないように前記
    エネルギー蓄積手段によるエネルギーの蓄積および放出
    を制御する蓄積放出制御手段とを備えていることを特徴
    とする車両のエネルギー蓄積装置用制御装置。
  2. 【請求項2】 前記所定範囲は、前記現在位置からの距
    離に基づいて設定されていることを特徴とする請求項1
    に記載の車両のエネルギー蓄積装置用制御装置。
  3. 【請求項3】 前記所定範囲は、前記現在位置を通る道
    路の現在位置からの分岐点の数に基づいて設定されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の車両のエネルギー
    蓄積装置用制御装置。
  4. 【請求項4】 前記所定範囲は、前記現在位置での前記
    車両の進行方向を加味して設定されていることを特徴と
    する請求項1ないし3のいずれかに記載の車両のエネル
    ギー蓄積装置用制御装置。
  5. 【請求項5】 前記車両の目的地を設定する目的地設定
    手段と、 この目的地設定手段で目的地が設定されている場合に
    は、前記所定範囲は、その目的地に基づいて設定されて
    いることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記
    載の車両のエネルギー蓄積装置用制御装置。
  6. 【請求項6】 前記負荷予測手段は、前記所定範囲内に
    おける予め定めた条件を満たす主要経路についての動力
    源の負荷を予測するよう構成されていることを特徴とす
    る請求項1ないし5のいずれかに記載の車両のエネルギ
    ー蓄積装置用制御装置。
  7. 【請求項7】 前記予め定めた条件を満たす主要経路
    は、前記車両を誘導するナビゲーション装置が推奨経路
    を選択するための条件を満たす経路であることを特徴と
    する請求項6に記載の車両のエネルギー蓄積装置用制御
    装置。
  8. 【請求項8】 現在位置から入力された目的地までの推
    奨経路を求めて出力するナビゲーション装置を更に備
    え、 前記負荷予測手段は、前記ナビゲーション装置で求めら
    れた推奨経路についての動力源の負荷を予測するように
    構成さていることを特徴とする請求項6に記載の車両の
    エネルギー蓄積装置用制御装置。
  9. 【請求項9】 前記蓄積放出制御手段は、前記負荷予測
    手段で予測された動力源の負荷のうち最大負荷の経路も
    しくは最低負荷の経路を走行した場合に前記蓄積された
    エネルギーに過不足が生じないように前記エネルギー蓄
    積手段によるエネルギーの蓄積および放出の計画を策定
    する計画策定手段と、実際のエネルギー蓄積状態と計画
    したエネルギー蓄積状態との差が所定値以上になった場
    合に前記エネルギー蓄積手段によるエネルギーの蓄積お
    よび放出の計画を更新する更新手段とを備えていること
    を特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の車両
    のエネルギー蓄積装置用制御装置。
  10. 【請求項10】 前記蓄積放出制御手段は、前記負荷予
    測手段で予測された動力源の負荷のうち最大負荷の経路
    もしくは最低負荷の経路を走行した場合に前記蓄積され
    たエネルギーに過不足が生じないように前記エネルギー
    蓄積手段によるエネルギーの蓄積および放出の計画を策
    定する計画策定手段と、その計画のもとになる経路と異
    なる経路を前記車両が走行していることが検出された場
    合に前記エネルギー蓄積手段によるエネルギーの蓄積お
    よび放出の計画を更新する更新手段とを備えていること
    を特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の車両
    のエネルギー蓄積装置用制御装置。
  11. 【請求項11】 前記蓄積放出制御手段は、前記負荷予
    測手段で予測された動力源の負荷のうち最大負荷の経路
    もしくは最低負荷の経路を走行した場合に前記蓄積され
    たエネルギーに過不足が生じないように前記エネルギー
    蓄積手段によるエネルギーの蓄積および放出の計画を策
    定する計画策定手段と、前記車両が前記所定範囲内の経
    路における所定の分岐点に到達するごとに前記エネルギ
    ー蓄積手段によるエネルギーの蓄積および放出の計画を
    更新する更新手段とを備えていることを特徴とする請求
    項1ないし8のいずれかに記載の車両のエネルギー蓄積
    装置用制御装置。
  12. 【請求項12】 前記蓄積放出制御手段は、前記負荷予
    測手段で予測された動力源の負荷のうち最大負荷の経路
    もしくは最低負荷の経路を走行した場合に前記蓄積され
    たエネルギーに過不足が生じないように前記エネルギー
    蓄積手段によるエネルギーの蓄積および放出の計画を策
    定する計画策定手段と、前記車両が前記所定の範囲を出
    る前に前記エネルギー蓄積手段によるエネルギーの蓄積
    および放出の計画を更新する更新手段とを備えているこ
    とを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の車
    両のエネルギー蓄積装置用制御装置。
  13. 【請求項13】 前記蓄積放出制御手段は、前記負荷予
    測手段で予測された動力源の負荷のうち最大負荷の経路
    もしくは最低負荷の経路を走行した場合に前記蓄積され
    たエネルギーに過不足が生じないように前記エネルギー
    蓄積手段によるエネルギーの蓄積および放出の計画を策
    定する計画策定手段と、前記車両が前記所定の範囲内を
    走行して予め定めた所定の条件を満たすごとに前記エネ
    ルギー蓄積手段によるエネルギーの蓄積および放出の計
    画を更新する更新手段とを備えていることを特徴とする
    請求項1ないし8のいずれかに記載の車両のエネルギー
    蓄積装置用制御装置。
  14. 【請求項14】 前記エネルギー蓄積手段は、前記車両
    に搭載された空調装置用コンプレッサーと、バッテリ充
    電用のオルタネータと、発電機機能および電動機機能を
    備えたモータ・ジェネレータと、エネルギーを回収しつ
    つ制動力を生じさせる回生ブレーキとのいずれかを含む
    ことを特徴とする請求項1ないし13に記載の車両のエ
    ネルギー蓄積装置用制御装置。
  15. 【請求項15】 前記空調装置は、熱エネルギーを蓄積
    する蓄熱装置を備えていることを特徴とする請求項14
    に記載の車両のエネルギー蓄積装置用制御装置。
  16. 【請求項16】 前記空調装置は、前記車両の廃熱を電
    力に変換して蓄積する廃熱回収手段を備え、かつ前記計
    画策定手段は前記廃熱回収手段で蓄積された電力を優先
    的に使用して前記コンプレッサーを駆動する前記エネル
    ギー蓄積手段によるエネルギーの蓄積および放出の計画
    を策定するよう構成されていることを特徴とする請求項
    14に記載の車両のエネルギー蓄積装置用制御装置。
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