JP3416714B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンタクトホールを
介して半導体基板上の活性領域と外部とを接続した半導
体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置として、活性領域を有する半
導体基板上に絶縁膜を形成したのち、この絶縁膜にコン
タクトホールを形成し、さらにコンタクトホール内に埋
め込み電極を形成し、この埋め込み電極を介して活性領
域と表面電極とを接続したものがある。
【0003】以下、図4を参照しながら、上記した半導
体装置の従来の製造方法を説明する。
【0004】まず、図4(a)に示すように、活性領域
50aが既に形成されている半導体基板50上にさらに
絶縁膜51を形成する。そして、絶縁膜51上に有機高
分子膜からなるレジスト膜(図示省略)を形成したの
ち、ホトリソグラフィによってパターニングすることで
レジストパターン(図示省略)を形成する。さらに、レ
ジストパターンが形成された絶縁膜51をドライエッチ
ングにより選択的にエッチングすることで、絶縁膜51
にコンタクトホール52を形成する。
【0005】コンタクトホール52を形成した後、図4
(b)に示すように、コンタクトホール52の底面(コ
ンタクトホール52内に露出している半導体基板50の
表面)に形成された酸化膜を、アルゴン分子を用いたス
パッタリング法によりエッチングすることで除去する。
さらには、酸化膜を除去したのち、絶縁膜51の表面な
らびにコンタクトホール52の内面に、後にバリアメタ
ル層55となるチタン系高融点金属膜53をスパッタリ
ング法で形成する。その後、図4(c)に示すように、
チタン系高融点金属膜53の上から、後に埋め込み電極
本体56となるタングステン系高融点金属膜54を形成
する。さらには、図4(d)に示すように、チタン系高
融点金属膜53ならびにタングステン系高融点金属膜5
4をエッチバックすることにより、絶縁膜51表面のチ
タン系、タングステン系の各高融点金属膜53,54を
除去する。これによりコンタクトホール52内にバリア
メタル層55と埋め込み電極本体56とからなる埋め込
み電極57を形成する。
【0006】そして、図4(e)に示すように、埋め込
み電極57に形成された酸化膜を、アルゴン分子を用い
たスパッタリング法によりエッチングすることで除去
し、その後、図4(f)に示すように、アルゴン分子を
用いたスパッタリング法により、後に表面電極本体61
となるアルミニウム合金膜58を形成し、さらには、ア
ルミニウム合金膜58上に、チタン系高融点金属膜59
をアルゴン分子を用いたスパッタリング法により形成す
る。
【0007】その後、図4(g)に示すように、チタン
系高融点金属膜59上に有機高分子膜からなるレジスト
膜(図示省略)を形成し、さらにホトリソグラフィによ
ってパターニングすることでレジストパターン60を形
成する。さらに、図4(h)に示すように、レジストパ
ターン60をドライエッチング時の保護膜として、チタ
ン系高融点金属膜59およびアルミニウム合金膜58を
塩素系ガスを用いたドライエッチングにより選択的にエ
ッチングすることで、表面電極本体61およびチタン系
高融点金属の残存膜62からなる表面電極63を形成す
る。なお、チタン系高融点金属膜59は、アルミニウム
合金膜58のフォトリソグラフィ時で問題となるアルミ
ニウム合金膜58のハレーションを防止するために設け
られる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにして行う従来の半導体装置の製造方法には、隣接す
る表面電極63の間でシヨートが発生しやすく、そのた
めに、半導体装置の歩留まりが悪いうえに、半導体装置
の高密度化や高集積化に十分対応できない、という課題
があった。以下、説明する。
【0009】一般に、スパッタリング法等によるエッチ
ングを行った場合、平坦な部位より突出している角部部
位のエッチング速度が早くなることが知られている。し
たがって、酸化膜除去を目的として絶縁膜51にエッチ
ングを施すと、コンタクトホール52の上端角部が最も
エッチングされてしまって、テーパ状に変形してしま
う。
【0010】そのため、形成直後では開口部直径が寸法
α(図4(a)参照)であったコンタクトホール52
は、コンタクトホール52底面の酸化膜除去工程を経る
と、コンタクトホール52の上端角部にテーパ部52
a’が形成され、その開口部直径は寸法(α+2β)と
なる(図4(b)参照)。
【0011】さらには、埋め込み電極57の酸化膜除去
工程を経ると、テーパ部52a’の上からさらにテーパ
部52aが形成され、その開口部直径は寸法(α+2β
+2γ)となる(図4(e)参照)。
【0012】一方、表面電極63をパターニングするた
めに行うドライエッチングでは、形成するパターンの端
部が傾斜面に位置すると、構造上、傾斜面での表面電極
63となる膜の膜厚が他の部分より薄いためにサイドエ
ッチが進行して精度の高いパターニングができないとい
う特徴がある。このような構造上の特徴により、表面電
極63の端部をテーパ部52a上に配置することができ
ず、テーパ部52aより外側の絶縁膜51の平坦面上に
配置せざるをえなかった。そのため、表面電極63の幅
は寸法(α+2β+2γ)より広くなっていた(図4
(h)参照)。
【0013】このように、コンタクトホール52上に形
成される表面電極63の幅を狭くすることが困難である
上記従来の製造方法で、高密度、高集積化されて、隣接
する表面電極63どうしの離間間隔が可及的に狭くなっ
てきている昨今の半導体装置を製造しようとすると、表
面電極63の間でシヨートが発生しやすく、このこと
が、半導体装置の歩留まりを悪化させる要因になるとと
もに、高密度化や高集積化に十分対応できない要因にな
っていた。
【0014】具体的に述べれば、昨今の半導体装置で
は、コンタクトホール52の直径は0.6μm程度であ
り、表面電極63の離間間隔は1.0μm程度となって
おり、このような形成条件でコンタクトホール52に前
後2回の酸化膜の除去工程を施すと、その開口部直径は
1.0μm程度となって大幅に拡幅してしまい、これで
は、隣接する表面電極63どうしがショートしやすくな
っていた。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、半導体基板上の絶縁膜にコンタクトホール
を形成したのち、コンタクトホールの底部に位置する前
記半導体基板の酸化膜を除去し、さらに、コンタクトホ
ールに埋め込み電極を形成する半導体装置の製造方法で
あって、前記酸化膜を除去する前に、コンタクトホール
の上端角部を覆う第1エッチング保護膜を前記絶縁膜上
に形成することに特徴を有している。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、半導体基板上の絶縁膜にコンタクトホールを形成し
たのち、コンタクトホールの底部に位置する前記半導体
基板の酸化膜を除去し、さらに、コンタクトホールに埋
め込み電極を形成する半導体装置の製造方法であって、
前記酸化膜を除去する前に、コンタクトホールの上端角
部を覆う第1エッチング保護膜を前記絶縁膜上に形成し
ており、これにより、次のような作用を有する。すなわ
ち、絶縁膜に第1エッチング保護膜を形成しているの
で、コンタクトホール底部の酸化膜を除去する工程にお
いても、コンタクトホールの上端角部がテーパ状に変形
することがなくなる。
【0017】請求項2に記載の発明は、請求項1に係る
発明において、前記第1エッチング保護膜として、高融
点金属膜もしくはCVD膜を前記絶縁膜上に形成してお
り、これにより、次のような作用を有する。すなわち、
高融点金属膜もしくはCVD膜は、半導体装置の他の部
位に一般的に形成される膜であるので、その製法を流用
することができるうえ、特に、高融点金属膜を形成する
場合には、第1エッチング保護膜を比較的低温で形成す
ることが可能となり、半導体基板上に形成される活性領
域等に熱の悪影響を及ぼすことがなくなる。
【0018】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に係る発明において、前記埋め込み電極の形成後、埋
め込み電極より突出しているコンタクトホールの上端角
部を覆う第2エッチング保護膜を前記絶縁膜上に形成し
たうえで埋め込み電極に形成された酸化膜を除去し、さ
らに、酸化膜を除去した埋め込み電極上に、表面電極を
形成しており、これにより、次のような作用を有する。
すなわち、絶縁膜に第2エッチング保護膜を形成してい
るので、埋め込み電極の酸化膜を除去する工程において
も、コンタクトホールの上端角部がテーパ状に変形する
ことがなくなる。
【0019】請求項4に記載の発明は、請求項3に係る
発明において、前記第2エッチング保護膜として、高融
点金属膜もしくはCVD膜を前記絶縁膜上に形成してお
り、これにより次のような作用を有する。すなわち、高
融点金属膜もしくはCVD膜は、半導体装置の他の部位
に一般的に形成される膜であるので、その製法を流用す
ることができるうえ、特に、高融点金属膜を形成する場
合には、第2エッチング保護膜を比較的低温で形成する
ことが可能となり、半導体基板上に形成される活性領域
等に熱の悪影響を及ぼすことがなくなる。
【0020】以下、本発明の実施の形態の半導体装置の
製造方法ついて、図面を参照しながら説明する。図1お
よび図2は本発明の一実施の形態である半導体装置の製
造方法の各工程を示す断面図である。
【0021】この半導体装置1は、図2(c)に示すよ
うに、活性領域2aを有する半導体基板2上に絶縁膜3
を形成したのち、この絶縁膜3にコンタクトホール4を
形成している。そして、コンタクトホール4内に埋め込
み電極5を形成したうえで、埋め込み電極5上に表面電
極6を形成し、埋め込み電極5を介して活性領域2aと
表面電極6とを接続している。埋め込み電極5は、コン
タクトホール4の底面および側壁に形成されたチタン系
高融点金属からなるバリアメタル層7と、バリアメタル
層7の上からコンタクトホール4に埋め込まれたタング
ステン系高融点金属からなる埋め込み電極本体8とから
なっている。表面電極6は埋め込み電極5の上からコン
タクトホール4を覆って形成されたアルミニウム合金か
らなる表面電極本体9と、表面電極本体9を覆って形成
されたチタン系高融点金属の残存膜10とから構成され
ている。
【0022】次のこの半導体装置1の製造工程を順を追
って説明する。
【0023】まず、図1(a)に示すように、活性領域
2aが既に形成されている半導体基板2上にさらに絶縁
膜3を形成する。そして、絶縁膜3上に有機高分子膜か
らなるレジスト膜(図示省略)を形成したのち、ホトリ
ソグラフィによってパターニングすることでレジストパ
ターン(図示省略)を形成する。さらに、レジストパタ
ーンが形成された絶縁膜3をドライエッチングにより選
択的にエッチングすることで、絶縁膜3にコンタクトホ
ール4を形成する。
【0024】コンタクトホール4を形成したのち、図1
(b)に示すように、アルゴン分子を用いた真空度10
-2Torrのスパッタリング法等の手法により、80nm程
度の膜厚を有するチタン系高融点金属からなる第1エッ
チング保護膜11を絶縁膜2上およびコンタクトホール
4内に形成する。
【0025】第1エッチング保護膜11を形成したの
ち、図1(c)に示すように、第1エッチング保護膜1
1を、エッチバックして除去する。このときのエッチバ
ックの手法としては、例えばアルゴン分子を用いたスパ
ッタリングが適当であり、さらには、スパッタリングの
条件としては、例えば、真空度:10-2Torr、高周波出
力:75w、スパッタリング時間:5分間が適当であ
る。
【0026】上記エッチバック工程により、第1エッチ
ング保護膜11とともに、コンタクトホール4底面の酸
化膜(半導体基板2の表面に形成されている)を除去す
るのであるが、その際、絶縁膜3は第1エッチング保護
膜11によって覆われているため、酸化膜のエッチング
に際して同時にエッチングされるのは第1エッチング保
護膜11であって、絶縁膜3はほとんどエッチングされ
ない。そのため、コンタクトホール4上端角部はテーパ
状に変形せずにその形状が保持され、コンタクトホール
4の開口部直径が広がることはない。なお、このエッチ
バック工程により、コンタクトホール4の側壁部には、
エッチング条件により第1エッチング保護膜11の一部
11’が多少は残存するが、特に問題とはならない。
【0027】コンタクトホール4の底面にある酸化膜を
除去した後、図1(d)に示すように、後にバリアメタ
ル層7となる膜厚40nmのチタン系高融点金属膜13
を形成する。この金属膜13の形成方法としては、例え
ば、アルゴン分子を用いた真空度10-2Torrのスパッタ
リング法が適当である。
【0028】その後、チタン系高融点金属膜13の上
に、後に表面電極本体8となる膜厚800nmのタング
ステン系高融点金属膜14を形成する。この金属膜14
の形成方法としては、例えば、真空度80Torrの六フッ
化タングステン雰囲気中での気相成長法が適当である。
【0029】チタン系,タングステン系の各高融点金属
膜13,14を形成したのち、図1(e)に示すよう
に、絶縁膜3上のタングステン系高融点金属膜14及び
チタン系高融点金属膜13をエッチバック法によりエッ
チングする。このときのエッチバック法として、例え
ば、タングステン系高融点金属膜14は、真空度10-2
Torr、高周波出力200W、6フッ化硫黄(SF6)系
のプラズマ雰囲気で3分間が適当である。チタン系高融
点金属膜13は、塩素(Cl2)系雰囲気で、真空度1
-2Torr、高周波出力150Wで2分間のドライエッチ
ング法が適当である。これにより、タングステン系およ
びチタン系の高融点金属膜14,13を絶縁膜3上から
除去する一方、コンタクトホール4内には残存させるこ
とで、コンタクトホール4内にバリアメタル層7および
埋め込み電極本体8からなる埋め込み電極5を形成す
る。
【0030】埋め込み電極5を形成した後、図1(f)
に示すように、アルゴン分子を用いた真空度10-2Torr
のスパッタリング法等の手法により、80nm程度の膜
厚を有するチタン系高融点金属からなる第2エッチング
保護膜15を絶縁膜2上および埋め込み電極5上に形成
する。
【0031】第2エッチング保護膜15を形成したの
ち、図1(g)に示すように、第2エッチング保護膜1
5を、エッチバックして除去する。このときのエッチバ
ックの手法としては、第1エッチング保護膜11の除去
のときの手法および条件と同様での手法が適当である。
【0032】上記エッチバック工程により、第2エッチ
ング保護膜15とともに、埋め込み電極5の酸化膜を除
去するのであるが、その際、絶縁膜3は第2エッチング
保護膜15によって覆われており、酸化膜のエッチング
に際して同時にエッチングされるのは第2エッチング保
護膜15であって、絶縁膜3はほとんどエッチングされ
ない。そのため、コンタクトホール4上端角部はテーパ
状に変形せずにその形状が保持され、コンタクトホール
4の開口部直径が広がることはない。なお、このエッチ
バック工程により、コンタクトホール4の側壁部には、
エッチング条件により第2エッチング保護膜15の一部
15’が多少は残存するが、問題とはならない。
【0033】酸化膜を除去した後、図2(a)に示すよ
うに、半導体基板2および埋め込み電極5上にアルミニ
ウム合金膜16を形成する。アルミニウム合金膜16
は、例えば、アルゴン分子を用いた10-3Torrの真空下
でのスパッタリング法で形成するのが適当である。次い
で、アルミニウム合金膜16上にチタン系高融点金属膜
17を形成する。
【0034】この後、図2(b)のように、有機高分子
膜を用いたフォトリソグラフィによりレジストパターン
18を形成する。そして、塩素系ガスを用いたドライエ
ッチング法によってチタン系高融点金属膜17ならびに
アルミニウム合金膜16をエッチングし、次いでレジス
トパターン18を除去することで、表面電極本体9およ
びチタン系高融点金属の残存膜10からなる表面電極6
が形成されて、図2(c)に示す半導体装置1が完成す
る。
【0035】なお、この半導体装置1の構成を用いて、
図3に示すように、多層構造の半導体装置20を形成す
る場合には、図2(c)に示した工程の後、絶縁膜3上
にさらにもう一層絶縁層21を形成し、この絶縁層21
にコンタクトホール22を形成する。そして、このコン
タクトホール22に、前述した埋め込み電極5や表面電
極6と同様の埋め込み電極23、表面電極24および、
アルミニウム配線パターン25を形成する。
【0036】ところで、半導体装置1の製造方法では、
第1,第2エッチング保護膜11,15によって絶縁膜
3を保護しているので、コンタクトホール4は、その形
状が変化する(上端角部がテーパ状に変形する)ことが
なく、形成当初の形状(開口部直径)を維持することが
可能となった。そのため、表面電極6の幅が必要以上に
広くなることがなくなり、表面電極6の幅が広くなるこ
とに起因する表面電極6の間のショートも発生しにくく
なる。
【0037】なお、上述した実施の形態では、第1エッ
チング保護膜11,第2エッチング保護膜15をチタン
系高融点金属膜としたが、これら保護膜11,15はモ
リブデン系、タングステン系の高融点金属膜でもよく、
さらには、プラズマ系CVD膜、珪酸ガラス膜系CVD
膜でもよい。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、次のよう
な効果が得られる。
【0039】請求項1,3の効果 絶縁膜に第1エッチング保護膜を形成することで、コン
タクトホール上に形成される表面電極の幅が必要以上に
広くなることがなくなった。そのため、高密度、高集積
化されて、隣接する表面電極どうしの離間間隔が可及的
に狭くなってきている昨今の半導体装置を製造する場合
であっても、表面電極の間でシヨートが発生することが
起きにくくなって半導体装置の歩留まりが向上するとと
もに、高密度化や高集積化にも十分対応できるようにな
った。
【0040】請求項2,4の効果 半導体装置の他の部位に一般的に形成される高融点金属
膜もしくはCVD膜の製法を第1、第2エッチング保護
膜の製法としてそのまま流用することができるので、工
程が複雑化することを防止でき、その分、製造コストの
上昇を抑えることができた。さらには、特に、高融点金
属膜を形成する場合には、これらエッチング保護膜を比
較的低温で安定的に形成することが可能となり、半導体
基板上に形成される活性領域やアルミニウム配線等をこ
れらエッチング保護膜生成時の熱の悪影響により、損傷
させるといった不都合が起きなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の半導体装置の製造方法の
前半の工程をそれぞれ示す断面図である。
【図2】実施の形態の半導体装置の製造方法の後半の工
程をそれぞれ示す断面図である。
【図3】実施の形態の製造方法で作製した多層構造の半
導体装置の構造を示す断面図である。
【図4】従来の半導体装置の製造方法の各工程をそれぞ
れ断面図である。
【符号の説明】
2 半導体基板 3 絶縁膜 4 コンタクトホール 5 埋め込み電極 6 表面電極 11 第1エッチング保護膜 15 第2エッチング保護膜

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上の絶縁膜にコンタクトホー
    ルを形成したのち、コンタクトホールの底部に位置する
    前記半導体基板の酸化膜を除去し、さらに、コンタクト
    ホールに埋め込み電極を形成する半導体装置の製造方法
    であって、 前記酸化膜を除去する前に、コンタクトホールの上端角
    部を覆う第1エッチング保護膜を前記絶縁膜上に形成す
    ることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第1エッチング保護膜として、高融
    点金属膜もしくはCVD膜を前記絶縁膜上に形成するこ
    とを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記埋め込み電極の形成後、埋め込み電
    極より突出しているコンタクトホールの上端角部を覆う
    第2エッチング保護膜を前記絶縁膜上に形成したうえで
    埋め込み電極に形成された酸化膜を除去し、さらに、酸
    化膜を除去した埋め込み電極上に、表面電極を形成する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第2エッチング保護膜として、高融
    点金属膜もしくはCVD膜を前記絶縁膜に形成すること
    を特徴とする請求項3記載の半導体装置の製造方法。
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