JP3416599B2 - 洗濯機のセンサ取り付け構造 - Google Patents

洗濯機のセンサ取り付け構造

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    • D06F39/08Liquid supply or discharge arrangements
    • D06F39/087Water level measuring or regulating devices

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、洗濯機に関し、
特に、洗濯脱水槽が吊り棒によってケーシング内で吊り
下げ状態に配置されている洗濯機におけるセンサ取り付
け構造に関する。 【0002】 【従来の技術】従来から、全自動洗濯機には、洗濯脱水
槽内にある洗濯物量に応じて運転できるように、洗濯脱
水槽内にある洗濯物の重さを測定する重量センサが備え
られているものがある。また、全自動洗濯機には、重量
センサとは別に、洗濯脱水槽内に溜められている水の水
位を測定するための水位センサが設けられている。重量
センサとしては、たとえば、洗濯脱水槽とケーシングと
を連結する吊り棒に設けられたセンサがある。このセン
サは、吊り棒とケーシングとの間に介在して吊り棒にか
かる力により圧縮変形するコイルばねと、このコイルば
ねの一端に設けられた磁石からなるコアと、このコアが
内部を進退可能とされてコイルばねの他端に設けられた
コイルとを有している。 【0003】このような重量センサは、コイルばねとい
う可動部品が含まれている関係上、経年変化により検知
精度が低下したり、コイルばねが洗濯脱水槽の振動を増
幅させる場合がある等の課題があった。そこで本願出願
人は、磁歪素子というソリッド素子を利用した圧力セン
サによって、洗濯脱水槽内の洗濯物の重量や水の重量を
測定できる洗濯機を先に提案した(特願平11−961
30号)。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】磁歪素子を利用した圧
力センサを、洗濯機のどの部所に設け、どのような取り
付け構造を採用するかについては、より優れた取り付け
構造にする必要があるという課題があった。この発明
は、かかる課題を解決するもので、洗濯脱水槽内に収容
された洗濯物の重量、および洗濯脱水槽内の水の重量、
換言すれば水位を検知するための改良されたセンサ取り
付け構造を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段および発明の効果】請求項
1記載の発明は、洗濯脱水槽と、洗濯脱水槽を取り囲む
ケーシングと、洗濯脱水槽がケーシング内で吊り下げ状
態になるように、上端側がケーシングに連結され、下端
側が洗濯脱水槽に連結された吊り棒とを有する洗濯機に
おけるセンサ取り付け構造であって、前記吊り棒とケー
シングとの連結部には、吊り棒をケーシングに対して上
下方向に移動自在に保持する保持部材が備えられ、この
保持部材には、洗濯脱水槽の重量の一部が吊り棒を介し
て与えられる圧力センサが設置され、前記圧力センサ
は、外力が加えられる磁歪素子と、磁歪素子の周囲に巻
回され磁歪素子の磁気特性の変化をインダクタンスの変
化として検知するためのコイルとを含み、 前記保持部材
には、前記圧力センサの下方部の外形に一致した内形状
の収容凹部を形成し、前記圧力センサの下方部をこの収
容凹部に収容して前記保持部材に対して水平方向にずれ
ることがないよう固定し、 前記吊り棒の上部は、軸線か
ら横方向に曲げられ、上方へ曲げられ、さらに元の位置
に戻るように横方向に曲げられて、さらに先端が下方を
向くように曲げられた屈曲形状を有し、 前記吊り棒の軸
線上に前記圧力センサを位置させて、吊り棒の軸線上で
下方を向いた吊り棒先端により圧力センサに重量をかけ
ことを特徴とする、洗濯機におけるセンサ取り付け構
造である。 【0006】 【0007】 【0008】 【0009】 【0010】請求項1の構成によれば、保持部材によっ
て吊り棒の上端側および圧力センサが保持されている。
つまり吊り棒の上端側および圧力センサは、共に、保持
部材という共通の部材により保持されている。従って、
圧力センサと吊り棒の上端側との位置決めが容易で、吊
り棒を介して洗濯脱水槽の重量を圧力センサに良好にか
つ確実に伝達することができる。保持部材には、圧力セ
ンサの下方部の外形に一致した内形状の収容凹部が形成
されている。この収容凹部に収容された圧力センサは、
洗濯機が運転中に生じる振動等を受けても、保持部材に
対して水平方向にずれることがない。よって、簡単な構
成で圧力センサを保持部材に固定することができる。な
お、圧力センサが上方へ動くのを防止するため等に、必
要に応じてねじ等で固定状態を補完してもよい。この
成では、コストが安く、しかも組立てが容易なセンサ取
り付け構造とすることができる。吊り棒の上端部におけ
る、軸線から横方向に曲げられ、上方へ曲げられ、さら
に元の位置に戻るように横方向に曲げられて、さらに先
端が下方を向くように曲げられた屈曲形状では、吊り棒
の軸線上に圧力センサを位置させることができ、吊り棒
の軸線上で下方を向いた吊り棒先端により、圧力センサ
に重量がかけられる。それゆえ吊り棒には重量がバラン
ス良くかかり、それゆえ吊り棒を介して圧力センサに良
好に重量が与えられる。 以上のように、この発明によれ
ば、洗濯機において、洗濯脱水槽の重量を測定する圧力
センサを取り付ける場合に、検知精度良く圧力センサを
取り付けることのできる取り付け構造を提供することが
できる。その結果、圧力センサの検知精度が向上し、洗
濯に要する水量が正しく調整でき、かつ洗濯物の重量に
応じた洗濯内容を実行することのできる洗濯機を提供す
ることができる。 【0011】 【0012】 【0013】 【0014】 【0015】 【0016】 【0017】 【0018】 【発明の実施の形態】以下には、図面を参照して、この
発明の一実施形態について具体的に説明する。まず、こ
の発明の一実施形態にかかる全自動洗濯機に用いられる
圧力センサについて説明をする。図1は、圧力センサ1
の外観図であり、図2は、図1のA−Aで切断した圧力
センサ1の縦断面図である。圧力センサ1は、円筒形状
の磁歪素子または超磁歪素子2を有する。磁歪素子は、
透磁率が小さく抵抗の大きな素子で、超磁歪はその性能
を向上させたものである。以下では、磁歪素子2という
ことにする。磁歪素子2の上部には、円筒状の上ピン3
が、磁歪素子2の下部には円筒状の下ピン4が配置され
ており、磁歪素子2と、それを上下に挟む上ピン3およ
び下ピン4とによって中央軸部が構成されている。この
軸部にボビン5が嵌められ、ボビン5を介して磁歪素子
2,上ピン3および下ピン4の軸部を取り巻くように、
コイル6が巻回されている。そしてボビン5の底部およ
び両側部に延びる断面U字状のヨーク(ケース)7が備
えられ、ヨーク7の上部は、蓋8で連結されている。蓋
8の中央には上ピン3と接触する孔が形成されていて、
この孔から上ピン3の頭部が突出している。 【0019】以上のような構成により、磁歪素子2、上
ピン3、蓋8、ヨーク7および下ピン4を回る磁気ルー
プが構成されている。磁歪素子2は、機械的な圧縮、伸
長、ひねり等の外荷重を受けて変形すると、その力の速
度や大きさに応じて磁気特性が変化する素子である。よ
り具体的には、上記外荷重によって透磁率が変化する。
よって、図1および図2に示す圧力センサ1では、上ピ
ン3の頭部に外荷重がかかると、磁歪素子2に圧力が加
わり、磁歪素子2を取り囲むコイル6の自己インダクタ
ンスが変化する。 【0020】図3は、圧力センサ1における外荷重の大
きさと、コイル6から取り出されるインダクタンスとの
関係の一例を示すグラフである。図3に明らかなよう
に、圧力センサ1は、外荷重が小さい領域ほど同一外荷
重変化量に対するインダクタンスの変化量が大きい。つ
まり、検知感度が高いという特性を有している。また、
同一の磁歪素子2であれば、コイル6の巻き数が多いほ
どインダクタンスは大きくなるから、図3に示すよう
に、その特性を示す曲線の勾配は急峻になる。 【0021】かかる特性の圧力センサが、以下に説明す
るように、全自動洗濯機の重量センサとして使用され
る。図4は、この発明の一実施形態にかかる全自動洗濯
機の構成を示す側面断面図である。この洗濯機のケーシ
ング10の内部には、外槽11が4本(図4では2本の
みが見えている)の吊り棒12により吊持されており、
外槽11の内部には周壁に多数の脱水孔を有する内槽1
3が主軸15を中心に回転自在に軸支されている。内槽
13の底部には洗濯物を攪拌するためのパルセータが配
置されており、外槽11の下面に取り付けられたモータ
16の回転動力はモータプーリ17、Vベルト18、主
プーリ19および動力切換機構20を介して内槽13と
パルセータ14とに伝達される。 【0022】吊り棒12の下端側は、外槽11の底壁よ
り外側に張り出した取付片21を貫通し、その先端には
圧縮コイルばねを備えた防振体22が設けられている。
このコイルばねの上端は取付片21に固着されており、
外槽11の荷重が取付片21を介して防振体22に加わ
ると、コイルばねが伸縮して外槽11の振動を吸収す
る。一方、吊り棒12の上端側はケーシング10から内
側に張り出した取付片23に係合された保持部材である
防振ばね座24でもって上下方向に移動自在に保持され
ている。4本の吊り棒12のうちの1本を保持する保持
部材24には、吊り棒12にかかる荷重を受ける圧力セ
ンサ1が設置されている。 【0023】ケーシング10の上部後方には、給水機構
として、その途中に給水バルブ25が設けられた水道水
供給管26が配置されている。水道水供給管26を通し
て外部から供給された水は、洗剤容器および柔軟仕上げ
剤容器を備える注水口27から、内槽13内へと注水さ
れる。図5は、この洗濯機の要部の電気系構成図であ
る。保持部材24に設けられた圧力センサ1のコイル6
は、LC発振器31に接続され、LC発振器31はコイ
ル6のインダクタンスL1とコンデンサとによる共振と
によってインダクタンスL1に応じた周波数を有する発
振を生じさせ、周波数検出部32はその発振波形の周波
数を検出し、その結果を制御部30へと入力する。従っ
て、制御部30へは圧力センサ1のコイル6のインダク
タンスに応じた検出信号が入力される。制御部30はC
PUなどを含んで構成されており、操作部33からの操
作信号を受け取り、モータ16の動作、注水バルブ25
および排水バルブ34の開閉動作等を制御する。 【0024】図6は、この洗濯機の制御動作を示すフロ
ーチャートである。図6に沿って、洗濯の開始から洗い
運転の開始までの動作について説明する。ユーザが洗濯
物を内槽13に投入して操作部33により洗濯の開始を
指示すると、制御部30はまず負荷量の検知処理を実行
する(ステップS1)。すなわち、洗濯物が内槽13に
投入されると、その洗濯物の重量の分だけ吊り棒12に
かかる重量が増加するから、圧力センサ1の上ピン3が
受ける外荷重が増える。すると、インダクタンスL1が
変化し、LC発振器31での発振周波数が変化する。制
御部30は周波数検出部32からその発振周波数を読み
込んで、たとえば周波数と負荷量との関係を示すテーブ
ルを参照して負荷量を算出する。このようなテーブル
は、予め実験的に調べて制御部30内のメモリに格納し
ておくことができる。 【0025】制御部30は、検知された負荷量に応じた
洗濯水位や水流の強さを決定し(ステップS2)、給水
バルブ25を開放して外槽11内に給水を開始する(ス
テップS3)。外槽11内に水が溜まると、その水の重
量によって、圧力センサ1の上ピン3にかかる外荷重は
さらに増加する。制御部30は、周波数検出部32から
読み込んだ発振周波数が上記洗濯水位に相当する水の重
量に対応する周波数になったならば(ステップS4でY
ES)、給水バルブ25を閉塞して給水を停止する(ス
テップS5)。そして、上述のように決められた水流に
対応した回転速度になるようにモータ16を回転駆動
し、パルセータ14を回転させて洗いを開始する。 【0026】以上のように、この洗濯機では、圧力セン
サ1を利用して負荷量の検知を行うとともに、水量を重
量に換算して水位の検知も行っているので、水位センサ
の搭載は不要となる。なお、通常、洗濯物による負荷量
は最大でも7〜8Kg程度であるが、洗濯水位が高い場
合には水量は数10リットルにもなるため、水の重量は
最大で数10Kgになって負荷量よりもはるかに大きく
その必要検知範囲も広い。この水の重量の検知精度は粗
くてよいのに対し、負荷量の検知精度は0.5〜1.0
Kg程度の高いものが要求される。図3に示すように、
圧力センサ1の特性は外荷重が小さい程検知感度が高
い。すなわち、負荷量検知の際には高い感度が得られ、
水位検知の際には検知感度が低くなるから、上述のよう
な要求に合致しており、圧力センサ1が負荷量および水
位の検知に適したものであることがわかる。 【0027】図7は、この実施形態の特徴の1つである
保持部材24の形状を示す斜視図であり、ケーシング1
0の取付片23が一緒に示されている。保持部材24
は、上述したように防振ばね座を構成するものであり、
本体35と本体35から下方に突出する本体35よりも
細い円筒状の脚36とを有する。取付片23に形成され
た係合孔37に脚36が嵌め込まれることにより、保持
部材24は取付片23に取り付けられる。 【0028】図8は、図7に示す保持部材24の平面図
(A)、正面側縦断面図(B)および側面側縦断面図
(C)である。図7および図8を参照して、保持部材2
4の本体35は、上面38が平らな円柱状をしている。
上面38には、収容凹部39が形成されている。収容凹
部39の平面形状は、圧力センサ1(図1,図2参照)
の平面形状と等しい形状になっている。すなわち、収容
凹部39は、圧力センサ1の下方部を収容して固定する
ために、圧力センサ1の下方部の外形に一致した内形状
にされている。特に、図1に示すように、圧力センサ1
はコイル6がむき出し状態であり、ヨーク7の幅よりも
外方に張り出している。そこで、収容凹部39には、ヨ
ーク7から張り出したコイル6を受け入れるためのコイ
ル用凹部40が形成されている。 【0029】このような収容凹部39とすると、収容凹
部39にコイル1を嵌めるだけで、コイル1を保持部材
24に対して固定することができる。換言すれば保持部
材24にコイル1を設置するに際し、ねじや押さえ金具
等が不要であり、組立て性が良く、しかも簡単に保持部
材24に圧力センサ1を固定できるという利点がある。
保持部材24には、収容凹部39に加えて、吊り棒12
の上端側を挿通するための棒用孔41が形成されてい
る。棒用孔41は、脚36から本体35へと上下に貫通
する孔であり、この孔41は収容凹部39に連通してい
る。 【0030】さらに、保持部材24の本体35には、吊
り棒の上下移動に必要に空隙42が形成されている。図
9は、図7および図8に示す保持部材24によって保持
される吊り棒12の上端側の形状を示す図である。吊り
棒12の上端側は、吊り棒12の軸線43に対してまず
右横方向に曲げられ、さらに上方へ曲げられ、さらに左
横方向へ曲げられた後、その先端44が軸線43上で下
方を向くように、4回曲げられた屈曲形状にされてい
る。なお、先端44には幅の広い押さえ部45が備えら
れている。 【0031】図9に示す吊り棒12が図7および図8で
示す保持部材24で保持され、かつ圧力センサ1が保持
部材24に設置された状態の図解図を図10に示す。図
10に示すように、吊り棒12の先端44の押さえ部4
5が圧力センサ1の上ピン3の頭部に接する。そして吊
り棒12に外槽11および内槽12で構成される洗濯脱
水槽やその中に収容された洗濯物や水の荷重がかかるこ
とにより、押さえ部45により上ピン3の頭部が加圧さ
れる。 【0032】保持部材24の上述した空隙42は、吊り
棒12の屈曲形状が下方に移動する際に妨げとならない
ように形成されているのがわかる。図11に、他の実施
形態にかかる保持部材24の構成を示す。図11のAは
平面図、Bは正面側縦断面図、Cは側面側縦断面図、D
は斜視図である。図11に示す保持部材24にも、その
上面38に開口した収容凹部39が形成されている。こ
の収容凹部39の形状は、平面形状がほぼ正方形になっ
ている。収容凹部39の形状は、前述したように圧力セ
ンサの形状に対応させたものであるから、この保持部材
24は、平面形状が略正方形状の圧力センサを保持する
ものである。 【0033】図11に示す保持部材24では、本体35
の左右両側に空隙42が形成されている。このようにす
ることにより、図12に示すような屈曲形状の吊り棒1
2を保持することができる。図12に示す吊り棒12
は、その上端側に圧力センサ1を取り囲むことのできる
ループ状屈曲部48が備えられている。そしてループ状
屈曲部48の上辺49の中央から下方へ突出する突起5
0の下端に押さえ部45が備えられている。 【0034】図12に示すようなループ状屈曲部48を
有する吊り棒12を用いると、吊り棒12にかかる荷重
が両側から圧力センサ1にかかるので、吊り棒12の撓
み等の影響がなく、吊り棒12にかかる荷重がすべて圧
力センサ1にかかるという利点がある。なお、ループ状
屈曲部48は金属線材を屈曲させて形成してもよいし、
ダイキャスト等で形成したものを吊り棒12の上端部に
溶接してもよい。 【0035】図13は保持部材24の他の形状を示す斜
視図および側面縦断面図である。図13に示す保持部材
にも、その上面38に収容凹部39が形成されている
が、収容凹部39は保持部材24の中心からずれた位置
に形成されている。すなわち、吊り棒12が挿通される
棒用孔41に隣接して収容凹部39が形成されている。
このような保持部材24によれば、図14に示す状態
に、圧力センサ1および吊り棒12を保持することがで
きる。吊り棒12の上端部は、軸線43に対して横方向
に折り曲げられ、さらに下方に折り曲げられてその先端
44に押さえ部45が備えられている。かかる構成にす
ると、保持部材24に圧力センサ1および吊り棒12の
上端部を組み込むときに、その組み込み作業がし易いと
いう利点がある。また、吊り棒上端側の屈曲もし易いと
いう利点がある。 【0036】図15は、この発明のさらに他の実施形態
にかかるセンサ取り付け構造の図解的な断面図である。
図15において、1は圧力センサ、3は圧力センサ1の
上ピン、12は吊り棒、24は保持部材、39は保持部
材24に形成された圧力センサ1を収容するための収容
凹部、42は保持部材24に形成された空隙であり、こ
れらは、図10に示すセンサ保持構造の構成と同様のも
のである。この実施形態の特徴は、保持部材24に、圧
力センサ1と並列的に、コイルばね60が備えられてい
ることである。より具体的には、収容凹部39に圧力セ
ンサ1の下方部が収容されている。圧力センサ1の外径
と収容凹部39の内径とは対応づけられていて、圧力セ
ンサ1は収容凹部39に収容されることにより、固定保
持される。コイルばね60は、収容凹部39に収容され
て固定保持された圧力センサ1の周囲を取り囲むよう
に、保持部材24の上面に配置されている。一方、吊り
棒12の先端44には、図10の実施例よりも面積の広
い押さえ部61が取り付けられている。押さえ部61は
コイルばね60の上部に係合している。吊り棒12に洗
濯脱水槽等の荷重により下方向の力が加わると、その先
端44は押さえ部61を下方へ押し下げるので、押さえ
部61によりコイルばね60が縮められる。この実施形
態では、押さえ部61がコイルばね60を縮めて、押さ
え部60の下面62が圧力センサ1の上ピン3に当接し
たときの吊り棒12にかかっている荷重が、洗濯脱水槽
に水および洗濯物が入っていない空のときの荷重になる
ように、コイルばね60のばね力が設定されている。 【0037】このようにすると、洗濯脱水槽の初期荷重
(この初期荷重は、外槽11、内槽13、パルセータ1
4、モータ16、動力切換え機構20等の重量のうちの
吊り棒12が負担する荷重である。)はコイルばね60
により受け止められて吸収され、この初期荷重は圧力セ
ンサ1には与えられない。しかし初期荷重がかかった状
態で、押さえ部60の下面62が圧力センサ1の上ピン
3に当接しているから、この状態から追加される荷重
は、圧力センサ1に与えられることになる。 【0038】圧力センサ1にかかる外荷重の大きさと、
圧力センサ1のコイルから取り出されるインダクタンス
との関係は、図3で説明したように、外荷重が小さい領
域ほど同一外荷重変化に対するインダクタンスの変化量
が大きい。図15の構成によれば、洗濯脱水槽の初期荷
重をコイルばね60により受け止めて吸収し、圧力セン
サ1には洗濯脱水槽の初期荷重がかからないようにし、
洗濯脱水槽に洗濯物が投入されたとき、その洗濯物の重
量が圧力センサにかかるようになる。 【0039】従って、洗濯物の重量検知精度がより向上
する。図15に示す実施形態のように、圧力センサ1に
コイルばね60を併設する構成は、図11および図12
を組合わせたような実施形態に対しても、また図14に
示すような実施形態に対しても同様に適用することが可
能である。この発明は、以上説明した実施形態に限定さ
れるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の
変更が可能である。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の一実施形態にかかる圧力センサの外
観図である。 【図2】図1のA−Aで切断した圧力センサの縦断面図
である。 【図3】圧力センサにおける外荷重の大きさと、コイル
から取り出されるインダクタンスとの関係の一例を示す
グラフである。 【図4】この発明の一実施形態にかかる全自動洗濯機の
構成を示す側面断面図である。 【図5】上記全自動洗濯機の要部の電気系構成図であ
る。 【図6】上記全自動洗濯機の制御動作を示すフローチャ
ートである。 【図7】この発明の一実施形態に係る保持部材の形状を
示す斜視図である。 【図8】上記保持部材の平面図(A)、正面側縦断面図
(B)および側面側縦断面図(C)である。 【図9】保持部材によって保持される吊り棒の上端側の
形状の一例を示す図である。 【図10】保持部材に圧力センサおよび吊り棒が保持さ
れた状態を示す図解図である。 【図11】この発明の他の実施形態に係る保持部材の構
成を示す図である。 【図12】吊り棒上端側の他の屈曲形状を示す図であ
る。 【図13】保持部材のさらに他の形状を示す斜視図およ
び側面縦断面図である。 【図14】図13に示す保持部材が圧力センサおよび吊
り棒を保持した状態を示す図である。 【図15】 この目のさらに他の実施形態にかかるセン
サ保持構造を示す図解図である。 【符号の説明】 1 圧力センサ 2 磁歪素子 3 上ピン 6 コイル 7 ヨーク 10 ケーシング 11 外槽 12 吊り棒 13 内槽 23 取付片 24 保持部材(防振ばね座) 38 上面 39 収容凹部 40 コイル用凹部 41 棒用孔 42 空隙 43 軸線 44 先端 48 ループ状屈曲部 49 上辺 50 突起 60 コイルばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 英明 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 岸本 圭司 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 横谷 和展 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 角谷 和重 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−263444(JP,A) 特開 平6−194244(JP,A) 実開 平5−26086(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 37/24 G01L 9/16

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】洗濯脱水槽と、洗濯脱水槽を取り囲むケー
    シングと、洗濯脱水槽がケーシング内で吊り下げ状態に
    なるように、上端側がケーシングに連結され、下端側が
    洗濯脱水槽に連結された吊り棒とを有する洗濯機におけ
    るセンサ取り付け構造であって、 前記吊り棒とケーシングとの連結部には、吊り棒をケー
    シングに対して上下方向に移動自在に保持する保持部材
    が備えられ、 この保持部材には、洗濯脱水槽の重量の一部が吊り棒を
    介して与えられる圧力センサが設置され、前記圧力センサは、外力が加えられる磁歪素子と、磁歪
    素子の周囲に巻回され磁歪素子の磁気特性の変化をイン
    ダクタンスの変化として検知するためのコイルとを含
    み、 前記保持部材には、前記圧力センサの下方部の外形に一
    致した内形状の収容凹部を形成し、前記圧力センサの下
    方部をこの収容凹部に収容して前記保持部材に対して水
    平方向にずれることがないよう固定し、 前記吊り棒の上部は、軸線から横方向に曲げられ、上方
    へ曲げられ、さらに元の位置に戻るように横方向に曲げ
    られて、さらに先端が下方を向くように曲げられた屈曲
    形状を有し、 前記吊り棒の軸線上に前記圧力センサを位置させて、吊
    り棒の軸線上で下方を向いた吊り棒先端により圧力セン
    サに重量をかける ことを特徴とする、洗濯機におけるセ
    ンサ取り付け構造。
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