JP3414443B2 - ストロボ昇圧回路 - Google Patents

ストロボ昇圧回路

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、閃光発光装置における
ストロボ昇圧回路に係り、特に定数の異なる複数のトラ
ンスを切換えて充電動作を行うストロボ昇圧回路に関す
る。 【0002】 【従来の技術】従来、閃光発光装置には発光素子を発光
させるために、内蔵するメインコンデンサを充電させる
充電制御装置すなわち、ストロボ昇圧回路が設けられて
いる。このストロボ昇圧回路としては、本出願人が提案
する特願平3−57293号において、昇圧特性の異な
るトランスを組み合わせて充電回路を形成し、充電電圧
が所定電圧以上になるとトランスを切換えて充電を行う
ものがある。 【0003】また同様に、前述した切換え動作をトラン
スの2次側で行う手法が特開昭60−241775号公
報にて開示されている。さらに、類似の手法として特開
昭61−193400号公報,実開平2−39223号
公報においても提案されている。 【0004】図6には従来の昇圧回路の基本回路を示
し、前述した昇圧トランスの昇圧特性を充電中に切換え
る意義について、以下に説明する。この昇圧回路におい
て、電源電池100は、昇圧するためのトランス103
の1次巻線、流れる電流を制御するためのトランジスタ
102の電流通路が接続される。また、電源電池100
が、トランジスタ101のエミッタに接続し、コレクタ
は上記トランジスタ102のベースに接続される。 【0005】そして、上記昇圧トランス103の2次巻
線の一方には、整流用のダイオード104を介して、発
光エネルギーを蓄えるためのメインコンデンサ105が
接続され、他方は、上記トランジスタ101のベースに
接続される。上記昇圧トランス103の2次巻線より流
れ出る電流値をI2 、メインコンデンサの容量値をC、
充電々圧をVMCとすると、(1)式が成立する。 【0006】 【数1】 ここで、左辺の積分期間は充電を開始してから、規定の
充電々圧VMCまで充電されるまでの期間である。そし
て、昇圧トランスの巻線比(二次巻線ターン数/一次巻
線ターン数)をn、昇圧トランスの一次巻線へ流れ込む
電流値をI1 とすると、 【0007】 【数2】 また、電源電池100より流れ出る電流値をI0 、トラ
ンジスタ102の直流電流増幅率をβとすると、 【0008】 【数3】 となる。 【0009】従って、電源電池100より流れ出る電流
値の時間積分値すなわち、消費電流は、昇圧トランスの
巻線比nにほぼ比例する。ここで、消費電流を小さく
し、電源電池100のライフ性を良くするためには、昇
圧トランスの巻線比nを出来るだけ小さくした方が良
い。しかし、巻線比nを小さくすると、充電時間が長く
なる。 【0010】これについて、図7を用いて説明する。図
7(a)において、特性曲線106は巻線比nが高い場
合の充電特性を示す。また特性曲線107は、巻線比n
が低い場合の充電特性を示す。図7(a)に示す様に、
充電々圧がV1 になるまでは、巻線比nが低い方が短時
間で充電されるが、充電々圧がV1 より高くなると逆転
して、巻線比nが高い方が短時間で充電される。 【0011】従って、充電中に巻線比nを切換えると、
図7(b)の様になる。例えば充電々圧がV1 の時に巻
線比を切換える様にすると、特性曲線108に示す様な
特性になる。この場合は、充電時間を損うことなく、あ
る程度エネルギー変換効率の高い充電を行うことができ
る。 【0012】また、充電々圧がV1 より高いV2 で巻線
比nを切換える様にした場合、充電特性は109の様に
なり充電時間は若干遅くなるが、巻線比nの低いトラン
スで充電するエネルギーの割合が増えるので、エネルギ
ー変換効率は若干良くなる。 【0013】そして、充電々圧がV1 より低いV3 で巻
線比nを切換える様にすると、充電特性は110の様に
なり充電時間は若干速くなるが、巻線比nの低いトラン
スで充電するエネルギーの割合が減少するので、エネル
ギー変換効率は若干悪くなる。この様に、切換電圧を増
減することにより、充電時間を優先する切換設定あるい
は、エネルギー変換効率を優先する切換設定を切換える
ことができる。 【0014】 【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
の巻線比nの異なる昇圧トランスを切換えて充電を行う
ストロボ昇圧回路では、昇圧トランスの巻線比nを変え
ることによって、トランスの切換えポイントが固定され
ているため、電源電圧が高いときは充電時間が短くてよ
いが、該電源電圧が低くなってくると充電時間の最短ポ
イントが変化することにより早い充電が行えないという
問題点があった。 【0015】たとえば低温等の状況下で電源電池の能力
が低下している時は、充電特性が図8の様に変化する。
図8において、巻線比nが高い場合は111の様な特性
になり、巻線比nが低い場合は112の様になる。すな
わち、切換電圧をV1 のままにすると、充電時間が極め
て遅くなる。 【0016】またエネルギー変換効率を優先して切換電
圧をV1 より高くすると、場合によっては切換電圧レベ
ルまで、低い巻線比の昇圧トランスでは充電できなくな
る。そこで本発明は、電源電圧に影響されず、充電時間
及びエネルギー変換効率を一定の水準に維持させるスト
ロボ昇圧回路を提供することを目的とする。 【0017】 【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、電源電圧又は電源電池の電圧を昇圧して発
光エネルギ―を蓄えるメインコンデンサへ充電を行う第
1の昇圧手段と、上記第1の昇圧手段よりも昇圧電圧が
高い、第2の昇圧手段と、充電開始時に動作を開始し、
所定の時間後に時間経過信号を出力するためのタイマ手
段と、充電開始時のメインコンデンサの充電電圧を測定
する手段と、この測定する手段に応じてタイマ手段の上
記所定の時間を変更するための変更手段と、上記メイン
コンデンサを充電するにあたり、始めに第1の昇圧手段
により充電を行い、上記タイマ手段からの時間経過信号
により、上記第2の昇圧手段に切り換えるための充電制
御手段と、で構成されるストロボ昇圧回路を提供する。 【0018】 【0019】 【作用】以上のような構成のストロボ昇圧回路は、第1
の昇圧手段により、電源電圧を昇圧して発光エネルギ―
を蓄えるメインコンデンサへ充電が行なわれ、タイマ手
段で予め設定された時間となる速い充電速度と高いエネ
ルギー変換と効率を両立すべきタイミングで、若しくは
その所定時間をカウントして、充電制御手段により第1
の昇圧手段から昇圧電圧が高い第2の昇圧手段に切換え
られ、メインコンデンサが充電される。 【0020】さらに所定時間をカウントするタイマ手段
は、充電開始時のメインコンデンサの充電電圧を測定す
る手段による測定結果で、設定されるカウント時間が変
更される。 【0021】 【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は本発明のストロボ昇圧回路の概略的
な構成を示すブロック図である。このストロボ昇圧回路
において、電源電池1と、該電源電池1が供給する電圧
を昇圧するための第1昇圧回路部2と、同じ機能を有
し、第1昇圧回路部2よりも昇圧電圧が高い第2昇圧回
路部3と、上記第1昇圧回路部2若しくは第2昇圧回路
部3に昇圧された電圧を閃光発光のための発光エネルギ
ーとして蓄えるためのメインコンデンサ4と、充電開始
時に動作を開始し予め設定されたタイマ設定値をカウン
トとするタイマ5と、タイマ5が設定時間後に出力する
時間経過信号により、第1昇圧回路部2から第2昇圧回
路部3に切り換える切換部6とで構成される。 【0022】次に図3には、本発明による実施例として
のストロボ昇圧回路の具体的な構成を示し説明する。こ
の図3は、測光,測距,露光,フィルムの巻き上げ等を
全て自動的に行うカメラ内に本実施例のストロボ昇圧回
路を設けた構成を示す。 【0023】図3に示すように、カメラの各部材の動作
を制御するシーケンスコントローラは、CPU60で構
成されており、測光および測距動作は、該CPU60で
制御される測光・測距駆動回路61により実施される。 【0024】また、図示しない撮影レンズ系は、レンズ
駆動用モータM1で、シャッタはシャッタ駆動用モータ
M2で、フィルムは巻上用モータM3で、それぞれ動作
され、各モータM1〜M3はモータコントロール回路6
2により駆動される。 【0025】さらに上記CPU60は、レリーズスイッ
チ63を1段押込んだ1stレリーズ63−1によって
測光、測距指令を発し、2段押込んだ2ndレリーズ
3−2により発光判定、露出、巻き上げ再充電を行うよ
うになっている。 【0026】そして、第1昇圧回路部は、電源電池1に
並列に接続されたトランジスタ12,13、抵抗14の
直列回路、上記電源電池1に並列に接続されたトランス
16の1次巻線16a−16b、上記トランス16の1
次側端子16bと接続されるトランジスタ17の直列回
路、トランジスタ13とトランジスタ17を結ぶ抵抗1
5、およびダイオード24、トランス16の2次巻線、
抵抗18の直列回路が図示のように結線されて構成され
ている。 【0027】このように構成された第1昇圧回路部にお
いて、トランジスタ12のベースにオン信号(ベースを
Lレベルにする。)がCPU60より入力されると、ト
ランジスタ12のエミッタ−コレクタ間→トランジスタ
13のエミッタ−ベース間→抵抗18に電流が流され、
トランジスタ13のエミッタ−コレクタ間→抵抗15→
トランジスタ17のベース−エミッタ間に電流が流れる
ことにより、トランス16の1次巻線16a−16b間
→トランジスタ17のコレクタ−エミッタ間に電流が流
れ、トランス16の1次巻線の2次巻線に対する鎖交磁
束により、2次巻線には高電圧が誘起され、これによっ
て充電電流は、ダイオード24→ダイオード25を通り
メインコンデンサ4に流れる。 【0028】この充電電流は、トランジスタ17のベー
ス電流が増加するため、この増加に従って、トランジス
タ17のコレクタ電流が増加し、メインコンデンサ4と
トリガコンデンサ31への充電電流の増加を助長し、こ
の正帰還作用によってトランジスタ17は飽和状態とな
る。 【0029】この結果、トランジスタ16の1次側の電
流変化が無くなるために、2次側の磁束変化もなくな
る。よって、トランス16の2次側には、ダイオード2
4を逆バイアスする方向のエネルギーが発生し、トラン
ジスタ13を逆バイアスすることにより、トランジスタ
13のコレクタ電流が止まりトランジスタ17もオフす
る。 【0030】ここで、2次側巻線には振動が起こり、ト
ランジスタ13へ正バイアスする半波のとき、トランジ
スタ13が再びオンされ、上記初期状態に戻り、次のサ
イクル動作を開始する。 【0031】このような発振動作を行って、メインコン
デンサ4の充電を行うが、この第1昇圧回路部は、メイ
ンコンデンサ4の電圧を発光管29が発光可能となる電
圧まで、充電はできないが、コンデンサ電圧が低いとき
の充電時間が短くエネルギー変換効率が良いと言う特性
を持っている。 【0032】そして、第2昇圧回路部は、電源電池1に
並列に接続されたトランジスタ19、,20、抵抗21
の直列回路、上記電源電池1に並列に接続されたトラン
ジスタ16の1次巻線16a−16c間、上記トランス
16の1次巻線端子16cと接続されるトランジスタ2
3の直列回路、トランジスタ20とトランジスタ23を
結ぶ抵抗22およびダイオード24、トランス16の2
次巻線、抵抗18の直列回路が図示するように結線され
構成されている。なお、トランス16、抵抗18、ダイ
オード24は、第1昇圧回路部と第2昇圧回路部で共有
し、トランス16に関しては、第1昇圧回路部は1次巻
線端子16bで接続され、第2昇圧回路部は1次巻線端
子16cで接続されている。 【0033】この第2昇圧回路部の動作は、上記第1昇
圧回路部の動作と同等であり、その詳しい説明は省略す
る。上記第2昇圧回路部は、メインコンデンサ4の電圧
を発光管29が発光可能となる電圧まで充電は可能であ
るが、コンデンサ電圧が低いときの充電時間は、第1昇
圧回路部の充電時間よりも長く効率も悪い特性を持って
いる。 【0034】またメインコンデンサ電圧検出部は、メイ
ンコンデンサ4と並列に、ダイオード25、抵抗27,
28が図示するように接続され、第1昇圧回路部と第2
昇圧回路部の充電電流の一部を抵抗27と抵抗28に流
すことにより、抵抗28の両端に発生した電圧をCPU
60のC3端子に入力する。 【0035】上記CPU60のC3端子は、A/D変換
入力端子になっており、この端子に入力された電圧をA
/D変換することにより、メインコンデンサ4に充電さ
れた電圧を検出することができる。 【0036】このストロボ昇圧回路において、上記メイ
ンコンデンサ4の両端に接続する放電発光管29と、該
発光管29を発光させるためのトリガ回路70とが設け
られている。上記CPU60のC5端子より出力される
発光開始信号により動作して、発光管29を発光させ
る。また上記発光管29の一端には、流れる電流をオン
/オフするIGBT(絶縁ゲート型バイポーラ・トラン
ジスタ)71が接続され、IGBT71はバッファ72
により駆動される。 【0037】図4に示すフローチャートを参照して、こ
のように構成された本実施例のストロボ昇圧回路の充電
動作について説明する。まず、カメラのレリーズスイッ
チ63を1段押込み(ステップS1)、1stレリーズ
がオンされると(YES)、測光(ステップS2)、測
距(ステップS3)を行い、そのデータをCPU60は
メモリする。 【0038】次に、2ndレリーズが押されたか否か判
定し(ステップS4)、2ndレリーズが押された場合
に(YES)、発光許可の判断を行い(ステップS
5)、閃光発光が不必要ならば(NO)、シャッタを開
き露光させ(ステップS6)、後述するステップS9に
移行する。しかし閃光発光が必要ならば(YES)、シ
ャッタを開き(ステップS7)、トリガ回路70に発光
信号を出力し、閃光発光を行い(ステップS8)、シャ
ッタを閉じて露光を終了させ(ステップS9)、フィル
ムを1コマ巻き上げ(ステップS10)、その後、充電
を行い初期状態に戻る(ステップS11)。 【0039】また、前記ステップS4において、2nd
レリーズがオンしていない場合(NO)、1stレリー
ズのオフか否か判定し(ステップS12)、オン状態な
らば(NO)ステップS4に戻り、1stレリーズがオ
フ状態ならば(YES)、ステップS1に戻る。 【0040】次に、前述した図4のステップS8の発光
のシーケンスの詳細について説明する。図示していない
が、まずストロボの発光量を計算する。ストロボの発光
量は、ステップS3の測距のサブルーチンで求められた
被写体距離と、フィルム感度によって計算される。 【0041】この発光量に従い、図2の示すタイミング
チャートにより発光を行う。まず、時刻t0 において、
CPU60はC5出力端子を“H”レベルにしてIGB
T71のゲートに“H”レベルの電圧を印加する。この
結果IGBT71はオン状態になる。 【0042】次に時刻t1 において、CPU60はC4
出力端子を“H”レベルにして、トリガ回路70を動作
状態にする。その結果、発光管29は励起状態となり発
光を開始する。次に時刻t2 において、CPU60はC
5出力端子を“L”レベルにしてIGBT71をオフ状
態とする。その結果、発光が終了する。 【0043】図2の最下段は発光電流波形を示す。t1
〜t2 の間は発光期間であり、計算された発光量により
決定される。被写体の距離が遠く、フル発光させる場合
は、IGBTのON信号を時刻t3 にオフする。その結
果、発光電流波形は点線の様になり、フル発光状態とな
る。 【0044】次に図5に示すフローチャートを参照し
て、前述した図4のステップS11の充電のサブルーチ
ンについて説明する。まず、CPU60はC1出力端子
を“L”レベルにすることによって、第1昇圧回路部を
起動する(ステップS20)。次に、CPU60はC3
入力端子の電圧をA/D変換して、充電々圧をモニター
する(ステップS21)。 【0045】そしてタイマを以下の表1に示すようなの
タイマ設定値により設定する(ステップS22)。この
タイマ設定値はステップS21で検出した充電々圧に応
じて変動した値である。即ち、前述した図7に示すよう
な充電特性に基づき、種々の状況で、速い充電速度と高
いエネルギー変換効率を両立すべきタイミングを選択し
たものである。CPU60は内蔵するROMに、この表
1に示すテーブルを持っており、テーブル参照を行うこ
とにより、タイマ設定値を選択して設定する。 【0046】 【表1】 次に第1昇圧回路部から第2昇圧回路部に切換えるため
のタイマをリセットしスタートする(ステップS2
3)。そしてタイマのカウント値をチェックし(ステッ
プS24)、カウント値が設定値になったならば(YE
S)、第1昇圧回路部を停止し(ステップS26)、第
2昇圧回路部を起動する(ステップS27)。 【0047】しかし、ステップS24の判定で、カウン
ト値が設定値になっていなければ(NO)、充電々圧の
モニターを行い、停止電圧以上か否か判定し(ステップ
S25)、停止電圧以上ならば(YES)、第1昇圧回
路部を停止し(ステップS30)、リターンする。しか
し、充電々圧が停止電圧に達していなければ(NO)、
ステップS24に戻る。 【0048】次に、ステップS27で第2昇圧回路部を
起動した後、充電々圧をモニターし、充電々圧が停止電
圧以上か否か判定し(ステップS28)、停止電圧以上
ならば、(YES)、第2昇圧回路部を停止し(ステッ
プS)29、リターンする。 【0049】この実施例では、2つの昇圧回路を用いた
が、昇圧比の異なる昇圧回路を3つ以上用いて、所定の
時間間隔で順次切換える様にしてもかまわない。以上の
ことから、本実施例によるストロボ昇圧回路は、第1昇
圧回路部と第2昇圧回路部の切換えのタイミングをメイ
ンコンデンサの初期充電電圧によって、制御するように
したので、電源(電池)の供給電圧の状態を考慮する必
要がなく、そのため、電池の状態を検出する部材を設け
る必要がない。 【0050】また、速い充電速度と高いエネルギー変換
効率を両立すべきタイミングを自動的に選択することが
できる。また本発明は、前述した実施例に限定されるも
のではなく、他にも発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
の変形や応用が可能であることは勿論である。 【0051】 【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、電
源電圧に影響されず、充電時間及びエネルギー変換効率
を一定の水準に維持させるストロボ昇圧回路を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明のストロボ昇圧回路の概略的な構成を示
すブロック図である。 【図2】本実施例のストロボ昇圧回路の発光のタイミン
グチャートである。 【図3】本発明による実施例としてのストロボ昇圧回路
の具体的な構成を示す図である。 【図4】本実施例のストロボ昇圧回路の充電動作につい
て説明するためのフローチャートである。 【図5】図4に示した充電のサブルーチンについて説明
するためのフローチャートである。 【図6】従来の昇圧回路の基本的な構成を示す図であ
る。 【図7】従来の昇圧回路の充電特性を示す図である。 【図8】従来の低温等の状況下で電源電池の能力が低下
している時の充電特性を示す図である。 【符号の説明】 1…電源電池、2…第1昇圧回路部、3…第2昇圧回路
部、4…メインコンデンサ、5…タイマ、6…切換部、
12,13,17,19,20,23…トランジスタ、
14,15,18,21,22,27,28…抵抗、1
6…トランス、24,25…ダイオード、29…放電発
光管、61…測光・測距駆動回路、62…モータコント
ロール回路、63…レリーズスイッチ、70…トリガ回
路、71…IGBT(絶縁ゲート型バイポーラ・トラン
ジスタ)、72…バッファ。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 電源電圧又は電源電池の電圧を昇圧して
    発光エネルギ―を蓄えるメインコンデンサへ充電を行う
    第1の昇圧手段と、 上記第1の昇圧手段よりも昇圧電圧が高い、第2の昇圧
    手段と、 充電開始時に動作を開始し、所定の時間後に時間経過信
    号を出力するためのタイマ手段と、充電開始時のメインコンデンサの充電電圧を測定する手
    段と、 この測定する手段に応じてタイマ手段の上記所定の時間
    を変更するための変更手段と、 上記メインコンデンサを充電するにあたり、始めに第1
    の昇圧手段により充電を行い、上記タイマ手段からの時
    間経過信号により、上記第2の昇圧手段に切り換えるた
    めの充電制御手段と、 を具備することを特徴とするストロボ昇圧回路。
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