JP3414168B2 - 自動施錠モード切換方法 - Google Patents

自動施錠モード切換方法

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JP3414168B2
JP3414168B2 JP30469096A JP30469096A JP3414168B2 JP 3414168 B2 JP3414168 B2 JP 3414168B2 JP 30469096 A JP30469096 A JP 30469096A JP 30469096 A JP30469096 A JP 30469096A JP 3414168 B2 JP3414168 B2 JP 3414168B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、自動ロック機能
を備えた自動施錠モード切換方法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、携帯用送信機の送信スイッチの操
作によりリモートコントロール信号を出力して車載用受
信機によりこれを受信し、アクチュエータを駆動してド
アのロック機構を制御するキーレスエントリシステムと
して、例えば特開昭62−253884号公報や実開平
1−151672号公報に記載のものがある。 【0003】図9はこれら従来のキーレスエントリシス
テムの概略を示すブロック図、図10は同じくその動作
を示すフローチャートである。すなわち従来では、図9
及び図10の如く、車体のドアの開閉状態を検出する検
出スイッチ1を設け、送信機2での遠隔操作により車体
ドアがアンロック状態(ステップS1)になった後、所
定時間(例えば30秒)以内にいずれのドアも開放され
ないことが検出スイッチ1により検出されたとき(ステ
ップS2)は、CPU3での指示制御により駆動回路4
が働いてアクチュエータ5を駆動し、施錠機構6が切り
換わることによりドアが自動的にロックされる(ステッ
プS3)ように構成されている。 【0004】かかる構成により、操作者が不注意にスイ
ッチを押すなどしてアンロック状態にしたまま車両を離
れるようなことがあっても、ドアには自動的にタイマロ
ックが働くため、車両盗難のおそれが無くなる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のキーレスエントリシステムでは、ドアをアンロ
ックした後、トランクに荷物を詰め込んだりタイヤ等の
点検をしている間に自動的にロックされてしまう可能性
がある。この場合、操作者が予期しない自動ロックがな
されてしまうことになり不便である。したがって、自動
的なタイマロック機能を有しつつも、自動ロックをした
くない場合に容易に自動ロック機能を遅延させることが
できるキーレスエントリシステムが望まれていた。 【0006】そこで、この発明の課題は、自動的なタイ
マロック機能を有しつつも、自動ロックをしたくない場
合に容易に自動ロック機能を遅延できる自動施錠モード
切換方法を提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
請求項1に記載の発明は、操作者による携帯用送信機か
らの遠隔操作に基づいて解錠指示信号を入力し車両ドア
の解錠を行い、該解錠後にさらに自動的に施錠を施す自
動施錠機能を有するキーレスエントリシステムにおい
て、解錠後の車両ドアの自動的な施錠の可否を律するた
めにモード切換を行う自動施錠モード切換方法であっ
て、車両ドアの解錠指示信号が入力されたかどうかを検
出する第1の工程と、前記解錠指示信号を検出した場合
に当該解錠指示信号に基づいて施錠装置の解錠を行う第
2の工程と、前記第2の工程後の所定の時間帯に前記解
錠指示信号の追信があったかどうかを判断し、さらに当
該解錠指示信号の追信があった場合に追信回数または追
信時間を検出する第3の工程と、前記第3の工程におい
て前記解錠指示信号の追信がなかったと判断した場合
に、自動施錠モードを設定することで、所定時間の経過
時に前記車両ドアを自動的に施錠し、一方、前記第3の
工程において前記解錠指示信号の追信があったと判断し
た場合に、前記追信回数または前記追信時間に応じた遅
延時間だけ自動施錠時期を前記所定時間の経過時より遅
延させる自動施錠遅延モードに切換設定する第4の工程
とを備える。 【0008】 【0009】 【0010】 【0011】 【0012】 【0013】 【0014】なお、上記請求項において、「設定」と
は、異なる状態から切換設定されることの他、予め切換
設定された状態を設定維持することを含むものとする 【0015】 【発明の実施の形態】{第1の参考技術} <構成> 図1は第1の参考技術に係るキーレスエントリシステム
の基本構成を示すブロック図である。図1の如く、この
キーレスエントリシステムは、遠隔操作によりドアのア
ンロックを可能にするキーレスエントリシステムであっ
て、特に、アンロック状態となった後に一定時間の経過
後、自動的にドアをロックする自動ロック機能(自動施
錠機能)を有せしめられたものである。具体的には、こ
のキーレスエントリシステムは、送信スイッチ11のオ
ン動作によりリモートコントロール信号を送信してアン
ロックを指示するための携帯用送信機12と、このリモ
ートコントロール信号を車両側で受信する車載用受信機
21と、受信機21での受信状況によって施錠装置22
を所定状態に制御する制御装置23とを備えている。 【0016】車載用受信機21は、携帯用送信機12か
らのリモートコントロール信号を受信するアンテナ31
と、アンテナ31で受信した信号に基づいて制御装置2
3にアンロック信号(解錠指示信号)を出力する受信回
路32とからなる一般的なものである。 【0017】施錠装置22は、車体のドアに取り付けら
れて施錠を行う施錠機構41と、施錠機構41の施錠
(ロック)/解錠(アンロック)の切換を行うアクチュ
エータ42と、制御装置23からの制御信号に基づいて
アクチュエータ42を駆動する駆動回路43とを備える
一般的なものである。なお、図1では、1個の施錠機構
41のみを示しているが、実際には車両の全てのドアに
取り付けられた複数の施錠機構41を同時に切り換える
よう構成される。 【0018】そして、制御装置23は、携帯用送信機1
2から解錠を指示するためのリモートコントロール信号
が送信された際に車載用受信機21の受信回路32から
出力されるアンロック信号を認識するアンロック信号認
識手段51(解錠指示信号認識手段)と、施錠装置22
の駆動回路43にロック制御信号及びアンロック制御信
号を与えるロック/アンロック制御手段(施錠/解錠制
御手段)52と、アンロック信号認識手段51でのアン
ロック信号の状態によってロック/アンロック制御手段
52を自動ロックモード(自動施錠モード)の設定状態
と解除状態とに切り換える自動ロックモード切換手段
(自動施錠モード切換手段)53と、アンロック信号認
識手段51及びロック/アンロック制御手段52に計時
信号を与えるタイマー(計時手段)54と、自動ロック
モード切換手段53によって自動ロックモードが設定さ
れた場合に車両ドアが開状態か否かを検出してロック/
アンロック制御手段52に伝達するドア開状態検出手段
55と、自動ロックモード切換手段53により自動ロッ
クモードが解除されたときにその旨を発信音にて報知す
る報知手段56とを備えている。 【0019】アンロック信号認識手段51は、アンロッ
ク信号が断続発信されたかどうかを検出する機能を有し
ており、具体的には、タイマー54からの計時信号に基
づいて、一旦アンロック信号を受信した後、その1秒後
からさらにその5秒後までの間に再度アンロック信号を
受信(追信)した場合に、自動ロックモード切換手段5
3に自動ロックモードを解除するよう指示を与える。な
お、アンロック信号の追信を初回のアンロック信号受信
より1秒後に限定しているのは、1回だけ押すつもりが
操作者の手が滑るなどして複数回立て続けに携帯用送信
機12の送信スイッチ11を押してしまうこともあり得
るため、かかる場合を追信として認識しないようにする
ためである。 【0020】ロック/アンロック制御手段52は、アン
ロック信号認識手段51からの指示に従って施錠装置2
2の駆動回路43にアンロック制御信号を与えるアンロ
ック制御機能と、自動ロックモード切換手段53によっ
て自動ロックモードに設定された場合に施錠装置22に
自動的にロック制御信号を与えるロック制御機能とを有
している。ここで、ロック制御機能は、具体的には、タ
イマー54からの計時信号に基づいて、一旦アンロック
信号を受信した後、その30秒後までにドア開状態検出
手段55からドアが開状態になった旨の信号が伝達され
なかった場合に、施錠装置22の駆動回路43にロック
制御信号を送信する。 【0021】自動ロックモード切換手段53は、初期状
態でロック/アンロック制御手段52を常に自動ロック
モードに設定し、また、アンロック信号認識手段51か
らの指示に基づいて、ロック/アンロック制御手段52
の自動ロックモードを解除するとともに、解除された旨
を操作者等に発信音にて報知すべく報知手段56に信号
を出力する。 【0022】ドア開状態検出手段55は、ドアの施錠機
構41近傍に設けられてドアの開状態を検出する開状態
検出スイッチ61と、開状態検出スイッチ61からの信
号をロック/アンロック制御手段52に入力する入力回
路62とからなる。 【0023】報知手段56は、スピーカ71と、自動ロ
ックモード切換手段53からの信号に基づいてスピーカ
71を吹鳴させる出力回路72とからなる。 【0024】なお、上記した各要素の内、アンロック信
号認識手段51、ロック/アンロック制御手段52及び
自動ロックモード切換手段53は、ROM81およびR
AM82等が接続されたCPU83の内部において、所
定のソフトウェアプログラムによって動作する機能部品
である。 【0025】<動作>上記構成のキーレスエントリシス
テムの動作を図2のフローチャートにしたがって説明す
る。 【0026】まず初期状態では、自動ロックモード切換
手段53はロック/アンロック制御手段52を自動ロッ
クモードに設定している。したがって、通常のアンロッ
ク時には、自動ロックモードのままの状態でドアがアン
ロックされることになる。この場合、まず操作者は携帯
用送信機12の送信スイッチ11を1回だけ押し、車載
用受信機21に対してリモートコントロール信号を送信
する。 【0027】車載用受信機21は、携帯用送信機12か
らのリモートコントロール信号をアンテナ31で受信
し、受信回路32によって制御装置23のアンロック信
号認識手段51にアンロック信号を出力する。 【0028】アンロック信号認識手段51は、ステップ
S101において、車載用受信機21の受信回路32か
ら与えられたアンロック信号を受信したかどうかを判断
し、ロック/アンロック制御手段52にその旨を伝達す
る。ここで、アンロック信号を受信していた場合、ロッ
ク/アンロック制御手段52は、アンロック信号認識手
段51からの指示に従って施錠装置22の駆動回路43
にアンロック制御信号を与え、ステップS102におい
て、アクチュエータ42が動作して施錠装置22の解錠
(アンロック)が行われる。 【0029】この際、アンロック信号認識手段51は、
ステップS103において、タイマー54からの計時信
号に基づいて、一旦アンロック信号を受信した後、無信
号状態が1秒以上継続したかどうかを判断し、さらに、
ステップS104において、引き続き5秒以内にアンロ
ック信号を受信(追信)していないかどうかを判断す
る。この場合、操作者は携帯用送信機12の送信スイッ
チ11を1回だけしか押していないため、アンロック信
号認識手段51は再度のアンロック信号を検出すること
はなく、したがって、その旨を自動ロックモード切換手
段53に伝達する。その結果、ステップS105におい
て、自動ロックモード切換手段53はロック/アンロッ
ク制御手段52を自動ロックモードの状態に維持する。 【0030】ロック/アンロック制御手段52は、ステ
ップS106において、タイマー54からの計時信号に
基づいて、一旦アンロック信号を受信した後、その30
秒後までにドア開状態検出手段55からドアが開状態に
なった旨の信号が伝達されたかどうかを判断する。そし
て、ドアが開かれなかったと判断した場合には、ステッ
プS107において、この時点で自動ロックモードに設
定されているかどうかを判断する。この場合、前述の通
りロック/アンロック制御手段52は自動ロックモード
切換手段53によって自動ロックモードに設定されてい
るので、ステップS108において施錠装置22の駆動
回路43にロック制御信号を出力し、アクチュエータ4
2を駆動させて施錠機構41をロック状態に切り換え
る。 【0031】一方、ステップS106において、ドアが
開かれた旨を判断した場合には、ドアのロック動作は行
わず、動作は終了する。 【0032】次に、トランクに荷物を詰め込んだりタイ
ヤ等の点検をする場合等、自動的にロックされると不都
合な場合には、まず操作者は携帯用送信機12の送信ス
イッチ11を押し、その1秒後から6秒後までの間に送
信スイッチ11を再度押せばよい。この場合の動作を次
に説明する。 【0033】まず、1回目の送信スイッチ11のオン動
作により、携帯用送信機12から車載用受信機21に1
回目のリモートコントロール信号を送信する。 【0034】これにより、上記と同様の動作がステップ
S101〜S104において実行される。すなわち、ス
テップS101において、車載用受信機21の受信回路
32にアンロック信号が受信されたことが判断されて、
ステップS102において、施錠装置22の解錠(アン
ロック)が行われる。 【0035】その後、ステップS103において、上記
アンロック信号を受信した後、無信号状態が1秒以上継
続したかどうかが判断され、さらに、ステップS104
において、引き続き5秒以内にアンロック信号を受信
(追信)したかどうかが判断される。 【0036】この期間内で、操作者により携帯用送信機
12の送信スイッチ11が再度押されると、アンロック
信号認識手段51は再度のアンロック信号を検出し、そ
の旨を自動ロックモード切換手段53に伝達する。その
結果、ステップS109において、自動ロックモード切
換手段53はロック/アンロック制御手段52に対して
自動ロックモードの状態を解除する指示を与え、ロック
/アンロック制御手段52における自動ロックモードの
設定が解除される。これとほぼ同時に、自動ロックモー
ド切換手段53は報知手段56の出力回路72に信号を
与え、ステップS110においてスピーカ71によって
発信音を出力する。 【0037】この際、アンロック信号の追信を初回のア
ンロック信号受信より1秒後に限定して認識しているた
め、1回だけ押すつもりが操作者の手が滑るなどして複
数回立て続けに携帯用送信機12の送信スイッチ11を
押してしまっても、かかる場合を追信として認識しない
ようにできるため、操作者の意思をより正確に認識でき
る。 【0038】その後、ステップS106において、一旦
アンロック信号を受信した後、その30秒後までにドア
が開状態になったか否かを判断する。そして、ドアが開
かれなかったと判断した場合には、ステップS107に
おいて、この時点で自動ロックモードに設定されている
かどうかを判断する。この場合、前述の通りロック/ア
ンロック制御手段52は自動ロックモード切換手段53
によって自動ロックモードが解除されているので、施錠
装置22の駆動回路43にロック制御信号を出力するこ
となく、動作を終了する。なお、ステップS106にお
いて、ドアが開かれた旨を判断した場合にも、ドアのロ
ック動作は行わず、動作は終了する。 【0039】以上のように、操作者がアンロックを指示
した後、自動的にロックされないようにするためには、
再び一定時間(1秒後からさらに5秒間)以内にアンロ
ック信号を送信するだけでよい。 【0040】なお、自動ロックモードの設定/解除を指
示する目的を達成するためには、その設定/解除スイッ
チを携帯用送信機12側に用意する方法もあるが、そう
すると携帯用送信機12のパネル面が煩雑となり、その
レイアウト設計によっては却って操作しにくくなる可能
性もある。この点、この第1の参考技術の方法であれ
ば、携帯用送信機12のパネル面を簡素なものにしつつ
も、アンロックのための送信スイッチ11を2回押すだ
けで、自動ロックしないように指示できるので、極めて
直感的な動作で自動ロックモードを容易に解除できる。 【0041】{第2の参考技術} <構成> 図3はこの発明の第2の参考技術のキーレスエントリシ
ステムの動作を示すフローチャートである。なお、この
実施形態のキーレスエントリシステムの基本構成は、後
述する細部の機能が異なる点を除けば、図1に示した第
1の参考技術の構成と同様である。 【0042】この実施形態のキーレスエントリシステム
は、携帯用送信機12からのアンロック信号を受け取っ
てドアをアンロックし、その後、1秒以上の間を開けて
さらに5秒以内に再度アンロック信号を受け取ったら、
所有者に知らせるための発信音を吹鳴すると共に、ドア
開状態検出手段55によってドアが開状態かどうかを判
断して施錠装置22をロック制御すべきかどうかを決定
する点で第1の参考技術と同様であるが、この時点でド
アが開状態でない場合に、第1の参考技術では自動ロッ
クを解除していたのに対し、この第2の参考技術では、
自動ロックするまでの時間を、初期値の30秒から所定
の時間(例えば2分後)に遅延するように変更するもの
である。 【0043】すなわち、この実施形態の自動ロックモー
ド切換手段53は、自動ロックモードの設定/解除を切
り換えるものではなく、通常の自動ロックモードと自動
ロック遅延モードとを切り換える機能を有しており、特
に自動ロックモードに設定する場合には施錠装置22を
自動ロック切換するまでの遅延時間tを30秒に設定
し、一方、自動ロック遅延モードに設定する場合には自
動ロック切換までの遅延時間tを120秒に設定するも
のである。 【0044】また、ロック/アンロック制御手段52
は、自動ロックモード切換手段53は、アンロック信号
認識手段51からの指示に従って施錠装置22の駆動回
路43にアンロック制御信号を与えるアンロック制御機
能と、一旦アンロック信号を受信した後自動ロックモー
ド切換手段53によって設定された遅延時間tが経過し
た時点で施錠装置22の駆動回路43にロック制御信号
を自動的に与えるロック制御機能とを有している。 【0045】その他の構成は第1の参考技術と同様のた
め、説明を省略する。 【0046】<動作>上記構成のキーレスエントリシス
テムの動作を図3のフローチャートにしたがって説明す
る。 【0047】まず初期状態では、自動ロックモード切換
手段53はロック/アンロック制御手段52を自動ロッ
クモードに設定している。したがって、通常のアンロッ
ク時には、自動ロックモードのままの状態でドアがアン
ロックされることになる。この場合、まず操作者は携帯
用送信機12の送信スイッチ11を1回だけ押し、車載
用受信機21に対してリモートコントロール信号を送信
する。 【0048】これにより、図2のステップS101〜S
104と同様の動作が、ステップS201〜S204に
おいて実行される。すなわち、ステップS201におい
て、車載用受信機21の受信回路32にアンロック信号
が受信されたことが判断されて、ステップS202にお
いて、施錠装置22の解錠(アンロック)が行われる。 【0049】その後、ステップS203において、上記
アンロック信号を受信した後、無信号状態が1秒以上継
続したかどうかが判断され、さらに、ステップS204
において、引き続き5秒以内にアンロック信号を受信
(追信)したかどうかが判断される。この場合、操作者
は携帯用送信機12の送信スイッチ11を1回だけしか
押していないため、アンロック信号認識手段51は再度
のアンロック信号を検出することはなく、したがって、
その旨を自動ロックモード切換手段53に伝達する。そ
の結果、ステップS205において、自動ロックモード
切換手段53はロック/アンロック制御手段52を自動
ロックモードの状態に維持する。この際、施錠装置22
を自動ロック切換するまでの遅延時間tを30秒に設定
しておく。 【0050】その後、ステップS206において、一旦
アンロック信号を受信した後、その遅延時間t=30秒
後までにドアが開状態になったか否かを判断する。そし
て、ドアが開かれなかったと判断した場合には、ステッ
プS207において、施錠装置22の駆動回路43にロ
ック制御信号を出力し、施錠機構41をロック状態に切
り換える。 【0051】一方、ステップS206において、ドアが
開かれた旨を判断した場合には、ドアのロック動作は行
わず、動作は終了する。 【0052】次に、トランクに荷物を詰め込んだりタイ
ヤ等の点検をする場合等、自動的にロックされると不都
合な場合には、まず操作者は携帯用送信機12の送信ス
イッチ11を押し、その1秒後から6秒後までの間に送
信スイッチ11を再度押せばよい。 【0053】これにより、上記と同様の動作がステップ
S201〜S204において実行される。すなわち、ス
テップS201において、車載用受信機21の受信回路
32にアンロック信号が受信されたことが判断されて、
ステップS202において、施錠装置22の解錠(アン
ロック)が行われる。 【0054】その後、ステップS203において、上記
アンロック信号を受信した後、無信号状態が1秒以上継
続したかどうかが判断され、さらに、ステップS204
において、引き続き5秒以内にアンロック信号を受信
(追信)したかどうかが判断される。 【0055】この期間内で、操作者により携帯用送信機
12の送信スイッチ11が再度押されると、アンロック
信号認識手段51は再度のアンロック信号を検出し、そ
の旨を自動ロックモード切換手段53に伝達する。その
結果、ステップS208において、自動ロックモード切
換手段53はロック/アンロック制御手段52に対して
自動ロック遅延モードの設定を行い、施錠装置22を自
動ロック切換するまでの遅延時間tを120秒に設定し
ておく。これとほぼ同時に、自動ロックモード切換手段
53は報知手段56の出力回路72に信号を与え、ステ
ップS209においてスピーカ71によって発信音を出
力する。 【0056】その後、ステップS206において、一旦
アンロック信号を受信した後、その遅延時間t=120
秒後までにドアが開状態になったか否かを判断する。そ
して、ドアが開かれなかったと判断した場合には、ステ
ップS207において、この時点(すなわち120秒
後)で施錠装置22の駆動回路43にロック制御信号を
出力し、施錠機構41をロック状態に切り換える。な
お、ステップS206において、ドアが開かれた旨を判
断した場合にも、ドアのロック動作は行わず、動作は終
了する。 【0057】以上のように、操作者がアンロックを指示
した後、自動ロックに至るまでの遅延時間tを延長した
いときには、再び一定時間(1秒後からさらに5秒間)
以内にアンロックのための送信スイッチ11を再度押す
だけでよいので、極めて直感的な動作で自動ロックを容
易に遅延できる。 【0058】{第実施形態} <構成> 図4はこの発明の第実施形態のキーレスエントリシス
テムの動作を示すフローチャートである。なお、この実
施形態のキーレスエントリシステムの基本構成は、後述
する細部の機能が異なる点を除けば、図1に示した第1
の参考技術及び第2の参考技術の構成と同様である。 【0059】この実施形態のキーレスエントリシステム
は、操作者がアンロックを指示した後、自動ロックに至
るまでの遅延時間tを延長したいときに、再び所定時間
以内にアンロックのための送信スイッチ11を複数回押
すようにした点で第2の参考技術と同様であるが、第
の参考技術では通常の自動ロックモードと自動ロック遅
延モードとを切り換えていたのに対し、この実施形態は
送信スイッチ11を押す回数によって自動ロックに至る
までの遅延時間tを変更できるようにした点で第2の参
考技術と異なっている。 【0060】すなわち、この実施形態の自動ロックモー
ド切換手段53は、最初にアンロック信号を受けた後、
さらに10秒が経過するまでの間にアンロック信号認識
手段51によって認識されたアンロック信号の追信回数
Xをカウントする機能と、この追信回数Xに応じて遅延
時間tを(30秒×X回)だけ延長する機能とを有して
いる。 【0061】その他の構成は第2の参考技術と同様のた
め、説明を省略する。 【0062】<動作>上記構成のキーレスエントリシス
テムの動作を図4のフローチャートにしたがって説明す
る。 【0063】まず初期状態では、自動ロックモード切換
手段53はロック/アンロック制御手段52を自動ロッ
クモードに設定している。また、アンロック信号の追信
回数Xの値はゼロに初期設定しておく。したがって、通
常のアンロック時には、自動ロックモードのままの状態
でドアがアンロックされることになる。この場合、まず
操作者は携帯用送信機12の送信スイッチ11を1回だ
け押し、車載用受信機21に対してリモートコントロー
ル信号を送信する。 【0064】車載用受信機21は、携帯用送信機12か
らのリモートコントロール信号をアンテナ31で受信
し、受信回路32によって制御装置23のアンロック信
号認識手段51にアンロック信号を出力する。 【0065】アンロック信号認識手段51は、ステップ
S301において、車載用受信機21の受信回路32か
ら与えられたアンロック信号を受信したかどうかを判断
し、ロック/アンロック制御手段52にその旨を伝達す
る。ここで、アンロック信号を受信していた場合、ロッ
ク/アンロック制御手段52は、アンロック信号認識手
段51からの指示に従って施錠装置22の駆動回路43
にアンロック制御信号を与え、ステップS302におい
て、アクチュエータ42が動作して施錠装置22の解錠
(アンロック)が行われる。 【0066】この際、アンロック信号認識手段51は、
ステップS303において、タイマー54からの計時信
号に基づいて、一旦アンロック信号を受信した後、無信
号状態が1秒以上継続したかどうかを判断し、さらに、
ステップS304において、引き続きアンロック信号を
受信(追信)したかどうかを判断する。この場合、操作
者は携帯用送信機12の送信スイッチ11を1回だけし
か押していないため、ステップS305において10秒
が経過しても、アンロック信号認識手段51は再度のア
ンロック信号を検出することはなく、したがって、その
旨を自動ロックモード切換手段53に伝達する。その結
果、ステップS306において、自動ロックモード切換
手段53はロック/アンロック制御手段52を自動ロッ
クモードの状態に維持する。この際、施錠装置22を自
動ロック切換するまでの遅延時間tを30秒に設定して
おく。 【0067】ロック/アンロック制御手段52は、ステ
ップS307において、タイマー54からの計時信号に
基づいて、一旦アンロック信号を受信した後、その遅延
時間t=30秒後までにドア開状態検出手段55からド
アが開状態になった旨の信号が伝達されたかどうかを判
断する。そして、ドアが開かれなかったと判断した場合
には、ステップS308において、施錠装置22の駆動
回路43にロック制御信号を出力し、アクチュエータ4
2を駆動させて施錠機構41をロック状態に切り換え
る。 【0068】一方、ステップS307において、ドアが
開かれた旨を判断した場合には、ドアのロック動作は行
わず、動作は終了する。 【0069】次に、トランクに荷物を詰め込んだりタイ
ヤ等の点検をする場合等、自動的にロックされると不都
合な場合には、まず操作者は携帯用送信機12の送信ス
イッチ11を押し、その1秒後から6秒後までの間に送
信スイッチ11を再度押せばよい。 【0070】まず、1回目の送信スイッチ11のオン動
作により、携帯用送信機12から車載用受信機21に1
回目のリモートコントロール信号を送信する。 【0071】これにより、上記と同様の動作がステップ
S301〜S304において実行される。すなわち、ス
テップS301において、車載用受信機21の受信回路
32にアンロック信号が受信されたことが判断されて、
ステップS302において、施錠装置22の解錠(アン
ロック)が行われる。その後、ステップS303におい
て、上記アンロック信号を受信した後、無信号状態が1
秒以上継続したか否かが判断され、さらに、ステップS
304において、引き続きアンロック信号を受信(追
信)していないか否かが判断される。 【0072】この期間内で、操作者により携帯用送信機
12の送信スイッチ11が再度押されると、アンロック
信号認識手段51は再度のアンロック信号を検出し、し
たがって、その旨を自動ロックモード切換手段53に伝
達する。この際、ステップS309において追信回数X
のカウント値をインクリメントする。かかるカウント動
作は、最初にアンロック信号の受信から10秒が経過す
るまで繰り返され(ステップS310)、その間のアン
ロック信号の追信回数Xはすべてカウントされる(ステ
ップS309)。その結果、ステップS311におい
て、自動ロックモード切換手段53はロック/アンロッ
ク制御手段52に対して自動ロック遅延モードの設定を
行い、施錠装置22を自動ロック切換するまでの遅延時
間tを(30+(30×X))秒に設定しておく。これ
とほぼ同時に、自動ロックモード切換手段53は報知手
段56の出力回路72に信号を与え、ステップS312
においてスピーカ71によって発信音を出力する。 【0073】その後、ステップS307において、一旦
アンロック信号を受信した後、その遅延時間t=(30
+(30×X))秒後までにドアが開状態になったか否
かを判断する。そして、ドアが開かれなかったと判断し
た場合には、ステップS308において、この時点(す
なわち30+(30×X)秒後)で施錠装置22の駆動
回路43にロック制御信号を出力し、アクチュエータ4
2を駆動させて施錠機構41をロック状態に切り換え
る。なお、ステップS307において、ドアが開かれた
旨を判断した場合にも、ドアのロック動作は行わず、動
作は終了する。 【0074】以上のように、操作者がアンロックを指示
した後、自動ロックに至るまでの遅延時間tを延長した
いときには、再び一定時間(1秒後から10秒後まで)
以内にアンロックのための送信スイッチ11を複数回押
すだけでよく、しかも遅延時間tを送信スイッチ11の
押す回数によって容易に変更できるので、極めて直感的
な動作で自動ロックを容易に遅延できる。 【0075】{第実施形態} <構成> 図5はこの発明の第実施形態のキーレスエントリシス
テムの動作を示すフローチャートである。なお、この実
施形態のキーレスエントリシステムの基本構成は、後述
する細部の機能が異なる点を除けば、図1に示した第
の参考技術、第2の参考技術及び第1実施形態の構成と
同様である。 【0076】この実施形態のキーレスエントリシステム
は、操作者がアンロックを指示した後、自動ロックに至
るまでの遅延時間tを延長したいときに、アンロックの
ための送信スイッチ11を複数回押すことでその回数に
よって遅延時間tを変更できる点で第実施形態と同様
であるが、第実施形態では送信スイッチ11を押す回
数によって自動ロックに至るまでの遅延時間tを変更し
ていたのに対し、この第実施形態は、再度受け取った
連続したアンロック信号の秒数に応じて遅延時間tを変
更するようにした点で第実施形態と異なっている。 【0077】すなわち、この実施形態の自動ロックモー
ド切換手段53は、最初にアンロック信号を受けた後、
さらに10秒が経過するまでの間にアンロック信号認識
手段51によって認識されたアンロック信号の追信時間
Yをカウントする機能と、この追信時間Yに応じて遅延
時間tを(30×Y)秒だけ延長する機能とを有してい
る。 【0078】その他の構成は第実施形態と同様のた
め、説明を省略する。 【0079】<動作>上記構成のキーレスエントリシス
テムの動作を図4のフローチャートにしたがって説明す
る。 【0080】まず初期状態では、自動ロックモード切換
手段53はロック/アンロック制御手段52を自動ロッ
クモードに設定している。また、アンロック信号の追信
時間Yの値はゼロに初期設定しておく。したがって、通
常のアンロック時には、自動ロックモードのままの状態
でドアがアンロックされることになる。この場合、まず
操作者は携帯用送信機12の送信スイッチ11を1回だ
け押し、車載用受信機21に対してリモートコントロー
ル信号を送信する。 【0081】車載用受信機21は、携帯用送信機12か
らのリモートコントロール信号をアンテナ31で受信
し、受信回路32によって制御装置23のアンロック信
号認識手段51にアンロック信号を出力する。 【0082】アンロック信号認識手段51は、ステップ
S401において、車載用受信機21の受信回路32か
ら与えられたアンロック信号を受信したかどうかを判断
し、ロック/アンロック制御手段52にその旨を伝達す
る。ここで、アンロック信号を受信していた場合、ロッ
ク/アンロック制御手段52は、アンロック信号認識手
段51からの指示に従って施錠装置22の駆動回路43
にアンロック制御信号を与え、ステップS402におい
て、アクチュエータ42が動作して施錠装置22の解錠
(アンロック)が行われる。 【0083】この際、アンロック信号認識手段51は、
ステップS403において、タイマー54からの計時信
号に基づいて、一旦アンロック信号を受信した後、無信
号状態が1秒以上継続したか否かが判断され、さらに、
ステップS404において、引き続きアンロック信号を
受信(追信)したかどうかを判断する。この場合、操作
者は携帯用送信機12の送信スイッチ11を1回だけし
か押していないため、アンロック信号認識手段51は再
度のアンロック信号を検出することはなく、したがっ
て、その旨を自動ロックモード切換手段53に伝達す
る。その結果、ステップS405において自動ロックモ
ード切換手段53はロック/アンロック制御手段52を
自動ロックモードの状態に維持する。この際、施錠装置
22を自動ロック切換するまでの遅延時間tを30秒に
設定しておく。 【0084】ロック/アンロック制御手段52は、ステ
ップS406において、タイマー54からの計時信号に
基づいて、一旦アンロック信号を受信した後、その遅延
時間t=30秒後までにドア開状態検出手段55からド
アが開状態になった旨の信号が伝達されたかどうかを判
断する。そして、ドアが開かれなかったと判断した場合
には、ステップS407において、施錠装置22の駆動
回路43にロック制御信号を出力し、アクチュエータ4
2を駆動させて施錠機構41をロック状態に切り換え
る。 【0085】一方、ステップS406において、ドアが
開かれた旨を判断した場合には、ドアのロック動作は行
わず、動作は終了する。 【0086】次に、トランクに荷物を詰め込んだりタイ
ヤ等の点検をする場合等、自動的にロックされると不都
合な場合がある。この場合、まず操作者は携帯用送信機
12の送信スイッチ11を押し、その1秒後から6秒後
までの間に送信スイッチ11を再度押せばよい。この場
合の動作を説明する。 【0087】まず、1回目の送信スイッチ11のオン動
作により、携帯用送信機12から車載用受信機21に1
回目のリモートコントロール信号を送信する。 【0088】車載用受信機21は、携帯用送信機12か
らのリモートコントロール信号をアンテナ31で受信
し、受信回路32によって制御装置23のアンロック信
号認識手段51にアンロック信号を出力する。 【0089】アンロック信号認識手段51は、ステップ
S401において、車載用受信機21の受信回路32か
ら与えられたアンロック信号を受信したかどうかを判断
し、ロック/アンロック制御手段52にその旨を伝達す
る。したがって、操作者がこの時点で携帯用送信機12
の送信スイッチ11を押した場合、ロック/アンロック
制御手段52は、アンロック信号認識手段51からの指
示に従って施錠装置22の駆動回路43にアンロック制
御信号を与え、ステップS402においてアンロックが
行われる。 【0090】この際、アンロック信号認識手段51は、
ステップS403において、タイマー54からの計時信
号に基づいて、一旦アンロック信号を受信した後、無信
号状態が1秒以上継続したか否かが判断され、さらに、
ステップS404において、引き続きアンロック信号を
受信(追信)していないか否かが判断される。 【0091】この期間内で、操作者が携帯用送信機12
の送信スイッチ11を再度押すと、アンロック信号認識
手段51は再度のアンロック信号を検出し、したがっ
て、その旨を自動ロックモード切換手段53に伝達す
る。この際、ステップS408において追信時間Yを検
知しておく。その結果、ステップS409において、自
動ロックモード切換手段53はロック/アンロック制御
手段52に対して自動ロック遅延モードの設定を行い、
施錠装置22を自動ロック切換するまでの遅延時間tを
(30+(30×Y))秒に設定しておく。これとほぼ
同時に、自動ロックモード切換手段53は報知手段56
の出力回路72に信号を与え、ステップS410におい
てスピーカ71によって発信音を出力する。 【0092】その後、ステップS406において、一旦
アンロック信号を受信した後、その遅延時間t=(30
+(30×Y))秒後までにドアが開状態になったか否
かを判断する。そして、ドアが開かれなかったと判断し
た場合には、この時点(すなわち30+(30×Y)秒
後)で施錠装置22の駆動回路43にロック制御信号を
出力し、アクチュエータ42を駆動させて施錠機構41
を自動的にロック状態に切り換える(ステップS40
7)。なお、ステップS406において、ドアが開かれ
た旨を判断した場合にも、ドアのロック動作は行わず、
動作は終了する。 【0093】以上のように、操作者がアンロックを指示
した後、自動ロックに至るまでの遅延時間tを延長した
いときには、再びアンロックのための送信スイッチ11
を押すだけでよく、しかも遅延時間tについて送信スイ
ッチ11を押し続ける時間を変えることにより容易に変
更できるので、極めて直感的な動作で自動ロックを容易
に遅延できる。 【0094】{第3の参考技術} <構成> 図6は第3の参考技術に係るキーレスエントリシステム
の基本構成を示すブロック図である。なお、図6では
1の参考技術、第2の参考技術、第1実施形態及び第2
実施形態と同様の機能を有する要素については同一符号
を付している。この実施形態は、上記した各実施形態の
いずれかのキーレスエントリシステムにおいて、携帯用
送信機12の電源電池が消耗した際や、あるいは携帯用
送信機12を紛失した場合のように、遠隔操作によって
自動ロックの解除を行うことができなくなった場合、ま
たは、操作者が予め車両内に居る時点で自動ロックの解
除を行っておきたい場合に、携帯用送信機12を用いな
くても支障無く自動ロックモードを解除することができ
るようにしたものであって、具体的には、自動ロックモ
ードの解除をイグニッションスイッチ等の車両内の既存
のスイッチで予備的に切り換えるようにしたものであ
る。 【0095】すなわち、この参考技術における自動ロッ
クモード切換手段53は、バッテリ91からの電源を供
給するアクセサリ電源スイッチ92が、5秒間に3回以
上断続してオンオフ切換を行った場合に、かかる断続信
号を検知して自動ロックモードを解除するように構成さ
れている。したがって、車載用受信機21からアンロッ
ク信号がアンロック信号認識手段51に入力されると、
自動ロックモード切換手段53が初期状態ではロック/
アンロック制御手段52を自動ロックモードに設定する
ようになっているため、アクセサリ電源スイッチ92か
ら断続信号が入力されない限り、自動ロックモードは維
持設定されたままであるため、操作者がアンロック指示
を与えた後の所定時間(30秒)の経過後、施錠機構4
1は自動的にロック状態に切り換わる。 【0096】なお、このようにアクセサリ電源スイッチ
92をオンオフさせる場合、イグニッションスイッチ9
3はオフ状態が維持されることが望ましいので、自動ロ
ックモード切換手段53はイグニッションスイッチ93
のオフ状態を確認した後にアクセサリ電源スイッチ92
の断続信号を確認するよう設定されている。 【0097】その他の構成は第1の参考技術と同様のた
め、説明を省略する。 【0098】<動作>上記構成のキーレスエントリシス
テムの動作を図7及び図8のフローチャートにしたがっ
て説明する。 【0099】初期状態では、ロック/アンロック制御手
段52は自動ロックモードに設定されているものとす
る。まず始めに、自動ロックモード切換手段53は、携
帯用送信機12からリモートコントロール信号が送信さ
れているか否かに拘わらず、図7中のステップS501
においてイグニッションスイッチ93がオフ状態である
かどうかを検出する。そして、イグニッションスイッチ
93がオフ状態であると判断した場合は、ステップS5
02において、アクセサリ電源スイッチ92のオンオフ
切換回数ACCを0に初期化する。 【0100】続いて、ステップS503において、アク
セサリ電源スイッチ92のオンオフ切換があったかどう
かが判断され、アクセサリ電源スイッチ92のオンオフ
切換があったかと判断された場合は、タイマー54から
の計時信号に基づいて計時を開始する(ステップS50
4)と共に、オンオフ切換回数ACCをインクリメント
する(ステップS505)。そして、ステップS506
においてオンオフ切換回数ACCが3回以上になったか
どうかを判断する。このとき、オンオフ切換回数ACC
が3回未満であると判断された場合は、ステップS50
7において計時時間が5秒を経過していないかどうか判
断する。経過していると判断された場合は、自動ロック
モード切換手段53は動作を終了し、ロック/アンロッ
ク制御手段52は自動ロックモードが維持され、以後、
車載用受信機21からアンロック信号が入力されると、
所定時間後(30秒後)に自動的に施錠装置22を施錠
状態とする。一方、5秒を経過していない場合は、再び
ステップS503からの処理を繰り返す。 【0101】一方、ステップS506において、オンオ
フ切換回数ACCが3回以上であると判断した場合は、
ステップS508において自動ロックモードを解除する
とともに、自動ロックモード切換手段53はステップS
509において報知手段56に信号を出力し、自動ロッ
クモードが解除された旨を発信音にて操作者に報知す
る。 【0102】そして、図8の如く、操作者によってアン
ロック指示が与えられたとき(ステップS601)は、
ステップS602においてアンロックの設定を行った
後、ステップS603において、ドア開状態検出手段5
5からの信号に基づいて30秒以内にドアが開状態にな
ったか否かが判断され、ドアが開状態にならなかった場
合に、ステップS604の時点において自動ロックモー
ドであるかどうかが判断される。すなわち、図7中のス
テップS508において自動ロックモードが解除されて
いる場合は、この時点でその旨を判断し、そのまま処理
を終了する。一方、自動ロックモードが維持されている
場合は、車両ドアを自動的にロック状態に切り換える。 【0103】以上のように、操作者は、アンロックを指
示した後自動的にロックされないようにするために、予
めアクセサリ電源スイッチ92を5秒間に3回だけオン
オフを繰り返せばよいので、極めて簡単な動作で自動ロ
ックモードを容易に解除できる。ただし、通常時には、
第1の参考技術、第2の参考技術、第1実施形態及び第
2実施形態に記載のように携帯用送信機12からの遠隔
操作によって自動ロックモードの切換動作を行い、本実
施形態のような動作を、携帯用送信機12の電池切れ時
または紛失時に限定して予備的に実施してもよいことは
勿論である。 【0104】{変形例} (1) 第実施形態または第実施形態において、自
動ロックに至るまでの遅延時間tを(30+(30×
X))秒または(30+(30×Y))秒に設定してい
たが、この発明はかかる演算式に限定するものではな
く、例えば(30×(30×(2X))秒または(30
×(30×(2Y))秒等、追信回数Xまたは追信時間
Yのべき乗に比例するよう設定しても良い。 【0105】(2) 第3の参考技術では、アクセサリ
電源スイッチ92の操作により自動ロックモードを解除
するように構成していたが、第2の参考技術、第1実施
形態及び実施形態のように自動ロックするまでの遅
延時間tを延長するものであってもよい。さらに、この
第3の参考技術において、自動ロックモードの切換えは
アクセサリ電源スイッチ92の操作によって行うものに
限らず、例えばドアロックスイッチまたはドアカーテン
スイッチ等、所定の機能動作を指示するための既存のス
イッチを使用してもよい。 【0106】 【発明の効果】請求項に記載の発明によれば、車両か
ら長時間離れる等の場合において、解錠指示信号を与え
て車両ドアを解錠した後、自動的に車両ドアが施錠され
るように構成されているので、自動的に施錠が施される
ことで、車両または内部の物品等の盗難を未然に防止で
きる。一方、例えばトランクに荷物を詰め込んだり、タ
イヤ等の点検をしている間に、車両ドアが所定時間経過
後に強制的に自動施錠されてしまうと不都合が生じるよ
うな場合、請求項の場合、初回の解錠指示信号の入力
後に再度解錠指示信号を追信することで、操作者の恣意
的動作により、自動施錠時期を遅延させる自動施錠遅延
モードに切換設定することで、上記不都合が解消され
る。 【0107】特に、自動施錠遅延モードの切換設定を、
携帯用送信機での遠隔操作によって行うことができるの
で、例えばトランクに荷物を詰め込んだり、タイヤ等の
点検をする場合にこれらの作業を中断しなくてもその場
で車両ドアの解錠を施すことができる。 【0108】 【0109】さらに、自動施錠時期を所定時間の経過時
より遅延させる場合に、解錠指示信号の追信回数または
追信時間を変えることで、その遅延時間を操作者の思う
ように変更できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】第1の参考技術のキーレスエントリシステムの
基本構成を示すブロック図である。 【図2】第1の参考技術のキーレスエントリシステムの
動作を示すフローチャートである。 【図3】第2の参考技術のキーレスエントリシステムの
動作を示すフローチャートである。 【図4】この発明の第実施形態のキーレスエントリシ
ステムの動作を示すフローチャートである。 【図5】この発明の第実施形態のキーレスエントリシ
ステムの動作を示すフローチャートである。 【図6】第3の参考技術のキーレスエントリシステムの
基本構成を示すブロック図である。 【図7】第3の参考技術のキーレスエントリシステムの
自動ロックモードの切換動作を示すフローチャートであ
る。 【図8】第3の参考技術のキーレスエントリシステムの
アンロック動作を示すフローチャートである。 【図9】従来のキーレスエントリシステムを示すブロッ
ク図である。 【図10】従来のキーレスエントリシステムの動作を示
すフローチャートである。 【符号の説明】 11 送信スイッチ 12 携帯用送信機 21 車載用受信機 22 施錠装置 23 制御装置 31 アンテナ 32 受信回路 41 施錠機構 42 アクチュエータ 43 駆動回路 51 アンロック信号認識手段 52 ロック/アンロック制御手段 53 自動ロックモード切換手段 54 タイマー 55 ドア開状態検出手段 56 報知手段 61 開状態検出スイッチ 62 入力回路 71 スピーカ 72 出力回路 83 CPU 91 バッテリ 92 アクセサリ電源スイッチ 93 イグニッションスイッチ

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 操作者による携帯用送信機からの遠隔操
    作に基づいて解錠指示信号を入力し車両ドアの解錠を行
    い、該解錠後にさらに自動的に施錠を施す自動施錠機能
    を有するキーレスエントリシステムにおいて、解錠後の
    車両ドアの自動的な施錠の可否を律するためにモード切
    換を行う自動施錠モード切換方法であって、 車両ドアの解錠指示信号が入力されたかどうかを検出す
    る第1の工程と、 前記解錠指示信号を検出した場合に当該解錠指示信号に
    基づいて施錠装置の解錠を行う第2の工程と、 前記第2の工程後の所定の時間帯に前記解錠指示信号の
    追信があったかどうかを判断し、さらに当該解錠指示信
    号の追信があった場合に追信回数または追信時間を検出
    する第3の工程と、 前記第3の工程において前記解錠指示信号の追信がなか
    ったと判断した場合に、自動施錠モードを設定すること
    で、所定時間の経過時に前記車両ドアを自動的に施錠
    し、一方、前記第3の工程において前記解錠指示信号の
    追信があったと判断した場合に、前記追信回数または前
    記追信時間に応じた遅延時間だけ自動施錠時期を前記所
    定時間の経過時より遅延させる自動施錠遅延モードに切
    換設定する第4の工程とを備える自動施錠モード切換方
    法。
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