JP4513954B2 - ドア施解錠制御装置 - Google Patents

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本発明は、ドア施解錠制御装置に関し、特に、直接検知方式のキーレスオペレーションまたは事前認証方式のキーレスオペレーションを選択的に実施するドア施解錠制御装置に関する。
従来、携帯機を有するドア操作者がアウタードアハンドルを操作したことをアウタードアハンドルのSW等で検知したときにID認証を開始し、ID認証がとれた場合にドアの解錠が可能となる直接検知方式のキーレスオペレーションシステムがある。また、車両側から常に電波を車外に放出し、携帯機から返信信号が送信されたことを検知した場合にID認証を開始する事前認証方式のキーレスオペレーションシステムが知られている(例えば特許文献1を参照)。
特開2001-40921号公報
直接検知方式のキーレスオペレーションシステムでは、操作者がドアに触れたことを検知して初めてID認証を開始するので、ドアロックを解除するまでに時間がかかる。そのため、操作者によっては認証が行われてドアロックが解除される前にドアを開くことがあり、この場合、ドアラッチが引っかかり、ドアハンドル操作を再度強いられるという問題があった。
一方、事前認証方式のキーレスオペレーションシステムでは、操作者がドアハンドルを操作するとき既に認証が終了している場合が多いので、上記のドアラッチが引っかかるという問題が生じるおそれは少ないものの、常に電波を車外に放出するため、バッテリの負担が大きくなるといった問題がある。
本発明は、直接検知方式のキーレスオペレーションシステムで生じ易いドアラッチの引っかかりを抑制すると共に、事前認証方式のキーレスオペレーションシステムで生じ易いバッテリ負担の増大を抑制することのできるドア施解錠制御装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明に係るドア施解錠制御装置は、操作者によるアウタドアハンドルへの操作者の手指の接触によるドア開放要求操作が検知手段により検知されたときに第1送信制御部による送信機からの返信要求信号の送信を行い、また、操作者によるドア開放要求操作の有無に拘わらず第2送信制御部による送信機からの返信要求信号の送信を行い、返信要求信号に応じてID情報を含む返信信号を返信機から送信し、この返信信号を受信機で受信してドア制御解錠制御部によりID照合およびドア施解錠制御を行うものになっており、ドア施解錠制御部によるドア解錠制御および操作者によるアウタドアハンドルを操作することによりドアを開放しようとするドア開放操作が行われて前記ドア施解錠制御部からドア解錠制御信号が出力されたにもかかわらずドアが解錠されずに開放できなかった場合、これを失敗操作検出手段により失敗操作として検出すると共に第2送信制御部による送信機からの返信要求信号の送信を開始することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、失敗操作が所定回数以上検出されたとき、第2送信制御部による送信機からの返信要求信号の送信頻度を増加することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、第2送信制御部による送信機からの返信要求信号の送信の開始後に操作者によるドア開放操作の度に行われる検出において失敗操作が所定回数検出されなかったとき、第2送信制御部による送信機からの返信要求信号の送信を停止することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、ドア施解錠部からドア解錠制御信号が出力されてから所定時間内にドアが開放されなかったとき、失敗操作の発生を検出することを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、失敗操作が検出されたときに第2送信制御部による送信機からの返信要求信号の送信を開始するので、失敗操作が一旦行われた後は、操作者がアウタドアハンドルへの操作者の手指の接触によるドア開放要求操作を行う前にも返信要求信号が送信され、この結果、ドア開放要求操作の前にID照合およびドア解錠制御が行われるので、失敗操作を低減することができる。
請求項2記載の発明によれば、失敗操作が所定回数以上検出されたとき第2送信制御部による送信機からの返信要求信号の送信頻度を増加するので、第2送信制御部による送信機からの返信要求信号の送信が開始された後において失敗操作が所定回数以上行われた場合には返信要求信号の送信頻度が増加し、失敗操作を低減することができる。
請求項3記載の発明によれば、第2送信制御部による送信機からの返信要求信号の送信の開始後に失敗操作が所定回数検出されなかったとき、その送信を停止するので、送信に伴う電力消費を抑制することができる。
請求項4記載の発明によれば、ドア解錠制御信号が出力されてから所定時間内にドアが開放されなかったときに失敗操作の発生を検出するので、失敗操作を比較的簡単な構成で確実に検出することができる。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態によるドア施解錠制御装置を説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態のドア施解錠制御装置は、車載ユニット10とキーレスオペレーション用の携帯機30とを備え、直接検知方式のキーレスオペレーションまたは事前認証方式のキーレスオペレーションを選択的に行うものになっている。
車載ユニット10は、車室内に設けられたメインECU(電子制御ユニット)11と、運転席側、助手席側およびテールゲート側のアウタドアハンドルにそれぞれ設けられたドアハンドルスイッチ(アンロックスイッチ)12と、各ドアハンドル付近のドアアウタパネルに設けられたロックスイッチ13と、インストルメントパネル内およびサードシート下にそれぞれ配設されたフロント側およびリヤ側の車室内送信用LFアンテナ(以下、車室内送信アンテナという)14と、左右のBピラーおよびテールゲートにそれぞれ設けられた左側ドア用、右側ドア用およびテールゲート用の車室外送信用LFアンテナ(以下、車室外送信アンテナという)15と、ステアリングハンドル付近に設けられたステアリングロックアッセンブリ16とを備えている。
ドアハンドルスイッチ12は、例えば、ドア開放要求操作(アウタドアハンドルへのドア操作者の手指の接触)が行われるとオンになる静電容量式タッチセンサやその他の近接スイッチからなり、ドア開放要求操作を検知する検知手段を構成している。
ステアリングロックアッセンブリ16は、ステアリングハンドルをロックするためのステアリングロックユニット17と、運転者などが操作可能なプッシュスイッチ(イグニッションノブ)18と、携帯機30に内蔵されたメカニカルキー(図示略)が図示しないキーシリンダ(鍵穴)に挿入されたことを検知するキー挿入スイッチ19とを有している。
メインECU11には、上記のドアハンドルスイッチ12、ロックスイッチ13、車室内送信アンテナ14、車室外送信アンテナ15、ならびに、ステアリングロックアッセンブリ16のステアリングロックユニット17およびプッシュスイッチ18の他、車載ユニット10の作動電源としての車載バッテリ20、警報用のアウタブザー21、ドアの開閉を検知しドアが開いたときに例えばオンになるドアスイッチ22が接続されている。
更に、メインECU11には、車両用多重通信システムを介して、電子式時間・警報制御用のサブECU23の他、エンジンECU24、イモビライザECU25、メータ26が接続されている。サブECU23には、ステアリングロックアッセンブリ16のキー挿入スイッチ19の他、ドアロックアクチュエータ27およびターンシグナルランプ28が接続されている。
そして、メインECU11は、送受信用のRFアンテナ111、このRFアンテナ111を介してRF信号を送受信するRF送受信回路112、上述の車室内送信アンテナ14および車室外送信アンテナ15を介して車室内および車室外へLF信号を送信するLF送信回路113を有している。
一方、携帯機30は、図3に示すように、ECU301、RFアンテナ302、同RFアンテナ302を介してRF信号を送受信するRF送受信回路303、LFアンテナ304、同LFアンテナ304を介してLF信号を受信するLF受信回路305、作動電源としてのバッテリ306、ロックスイッチ307およびアンロックスイッチ308を有している。RF送受信回路303、LF受信回路305、バッテリ306、ロックスイッチ307およびアンロックスイッチ308は、ECU301に接続されている。
上記構成のドア施解錠制御装置が直接検知方式のキーレスオペレーションシステムとして機能する場合、携帯機30を携帯した運転者などのドア操作者が図1に破線の円で示す車室外検出エリア(ドアハンドルから半径約1m)に入ってドアハンドルに触れると、携帯機30とメインECU11との間で電波による双方向通信が行われる。
すなわち、アウタドアハンドルに操作者の手指が触れてドアハンドルスイッチ12からメインECU11にドア開放要求操作検知信号が入力されると、メインECU(第1送信制御部)11は、LF送信回路(送信機)113を駆動して車室内送信アンテナ14および車室外送信アンテナ15から返信要求信号を送信する。この返信要求信号は、携帯機(返信機)30のLFアンテナ304を介してLF受信回路305により受信される。返信要求信号を受信すると、携帯機30のECU301は、携帯機30に固有のIDコード(ID情報)をECU301が有するメモリから読み出し、このIDコードを含むRF信号(返信信号)をRF送受信回路303およびRFアンテナ302を介して送信する。
車載ユニット10では、メインECU11のRFアンテナ111を介してRF送受信回路(受信機)112により携帯機30からのRF信号(返信信号)が受信され、同信号に含まれているIDコードが復調され、メインECU11のメモリに記憶されているIDコードと一致するか否かがメインECU11により判別される。
そして、双方のIDコードが一致すると、メインECU(ドア施錠制御部)11からサブECU23を介してドアロックアクチュエータ26にドアロック解除信号(ドア解錠制御信号)が送出され、全てのドアのロックが解除される(ドア解錠制御)。
また、携帯機30を携帯した運転者がドアを開いて車室内に入り、ステアリングロックアッセンブリ16のイグニッションノブ(プッシュスイッチ)18を押すと、携帯機30とメインECU11が双方向通信を行い、IDコードが一致すればイグニッションノブ18のロックが解除される。そして、運転者がイグニッションノブ18を回すと、メインECU11からイモビライザECU25およびエンジンECU24に制御信号が送出され、ECU25、24の制御下でイモビライザ(図示略)が解除されると共にエンジン(図示略)がスタートする。すなわち、メカニカルキーをキーシリンダに差し込まなくとも、イグニッションノブ18の操作によりエンジンを始動することができる。なお、イグニッションノブ18をACC位置に戻すと、エンジンが停止する。その後、携帯機30を携帯した運転者などが降車してからドアアウタパネルのロックスイッチ13を押すと、ドアがロックされる。
ドア施解錠制御装置が事前認証方式のキーレスオペレーションシステムとして機能する場合、簡略に説明すると、メインECU(第2送信制御部)11の制御下で同ECU11から送信される電波(返信要求信号)に対して携帯機30から返信信号が送信され、この返信信号がメインECU11により検出されるとID認証が開始される。そして、ID認証がとれた場合にはドアが解錠される。また、携帯機30を携帯した運転者などが降車して車室内検出エリア(図1に破線の円で示す)から車室外検出エリア(図1に破線の半円で示す)へ移動し、更に、車室外検出エリアの外へ移動すると、ドアが施錠される。
以上のように、本発明のドア施解錠制御装置は、直接検知方式のキーレスオペレーションまたは事前認証方式のキーレスオペレーションを選択的に行うが、既述のように、直接検知方式によれば、ドアロックが解除されるまでに時間がかかることからID認証が行われてドアロックが解除される前にアウタドアハンドルが操作されてドアラッチの引っかかりが生じることがあり、また、事前認証方式によれば電波の送信に伴ってバッテリ20の負担が大きくなるという問題が生じ易い。そこで、本発明では、以下のようにしてドアラッチの引っかかりおよびバッテリ負担の増大を防止するようにしている。
すなわち、本実施形態のドア施解錠制御装置は、車載ユニット10のメインECU11は、事前認証の開始・停止および返信要求信号の送信頻度を制御する制御ルーチン(図4および図5)を所定周期で実施するものになっている。
この制御ルーチンにおいて、ドア施解錠制御装置が直接検知方式のキーレスオペレーションシステムとして機能していると仮定すると、ドアハンドルスイッチ12がオンであるか否かが先ず判別され、ドアハンドルスイッチ12がオンであればドア開放要求操作があったことが判別される(ステップS1)。直接検知方式のキーレスオペレーションでは、既述のように、このドア開放要求操作に応じてメインECU11から返信要求信号が送信され、この返信要求信号に応じて携帯機30から送信されたRF信号に含まれているIDコードがメインECU11内に記憶されているIDコードと一致するか否かが判別される。すなわち、ID認証が行われる(ステップS2)。
両IDコードが一致していることが判別されると(ステップS3)、メインECU11からアンロック信号(ドアロック解除信号すなわちドア解錠制御信号)が出力され(ステップS4)、メインECU11に内蔵された図示しないタイマが再起動(リスタート)される(ステップS5)。次に、ドアスイッチ22がオンであるか否かが判別され、ドアスイッチ22がオンであればドアが開いたことが判別され(ステップS6)、タイマが停止される(ステップS7)。
次いで、タイマによる計時時間に基づいてアンロック信号を出力した時点からの経過時間が求められ、この経過時間が所定時間たとえば1秒間よりも長いか否かが判別される。そして、アンロック信号出力時点からの経過時間が所定時間よりも長ければ、ドアラッチの引っかかり(失敗操作)があったことが判別される(ステップS8)。この様に、アンロック信号(ドア解錠制御信号)が出力されてから所定時間内にドアが開放されなかったときに失敗操作の発生を検出することにより、失敗操作を比較的簡単な構成で確実に検出することができる。
次のステップS9では、返信要求信号の送信頻度の低減回数Nがゼロにリセットされる。低減回数Nは、後述の事前認証停止処理を実施することの可否の判別に用いられる。そして、低減回数Nをリセットした後に、メインECU11のメモリの所定領域に格納されたフラグFの値が「1」であるか否かが判別される(ステップS10)。フラグFの値は、事前認証方式のキーレスオペレーション中は「1」に設定され、また、直接検知方式のキーレスオペレーション中は「0」に設定されるものになっている。
ステップS10において、フラグFの値が「1」でないことが判別された場合、すなわち、直接検知方式のキーレスオペレーション中であれば、事前認証方式のキーレスオペレーションが開始され(ステップS11)、次に、フラグFの値が「1」にセットされる(ステップS12)。
以上のように、ドアラッチの引っかかり(失敗操作)が検出されると、直接検知方式のキーレスオペレーションから事前認証方式のキーレスオペレーションへの移行が直ちに行われる。そして、事前認証方式のキーレスオペレーションでは、携帯機30を携帯した操作者がアウタドアハンドルに触れなくともメインECU11からの返信要求信号の送信(第2送信制御部による送信機からの返信要求信号の送信)が既述のように行われ、この返信要求信号に対して携帯機30から送信される返信信号に基づいてID認証が行われ、ID認証がとれた場合にはドアが解錠される。従って、ドアラッチの引っかかり(失敗操作)の検出に応じて事前認証方式のキーレスオペレーションに移行することにより、その後、ドアを開く際に失敗操作を招くおそれが低減する。
また、事前認証方式のキーレスオペレーションに伴うバッテリ電力消費を抑制する観点から、ユーザが事前認証方式のキーレスオペレーションを長期間にわたって使用しないと事前認証方式のキーレスオペレーションを禁止するようにドア施解錠制御装置を構成することがある。斯かる構成のドア施解錠制御装置において事前認証方式のキーレスオペレーションを再開させるには、ドアアウタパネルのロックスイッチを操作するなどの特別の操作を要するのが一般的であり、車両を使用する頻度が少ないユーザは、事前認証方式のキーレスオペレーションの便利さを享受できなくなる。この点、本実施形態のドア施解錠制御装置は、ドアラッチの引っかかりが生じたときに事前認証方式のキーレスオペレーションを開始するものとなっており、特別な操作を行うことなく事前認証方式のキーレスオペレーションを再開することができ、ユーザの便宜を図ることができる。
さて、事前認証方式のキーレスオペレーション中においてもユーザのドア開操作の仕方によってはドアラッチの引っかかりが生じることがある。その様なドアラッチの引っかかりを低減するため、本制御ルーチンでは、事前認証方式のキーレスオペレーションへの移行後(F=1)にドアラッチの引っかかり(失敗操作)が検出された場合には、メインECU11からの返信要求信号の送信頻度を増加させ(ステップS13)、これにより失敗操作を未然に抑制するようにしている。本実施形態では、失敗操作の検出に応じて事前認証方式のキーレスオペレーションへの移行後に失敗操作が再度検出されると、すなわち、失敗操作が合計2回検出されると送信頻度を直ちに増加させるものになっており、失敗操作を効果的に低減することができる。
その一方で、本制御ルーチンでは、ステップS8においてドアが開けられた際にドアラッチの引っかかり(失敗操作)がなかったことが検出されると、その様な検出が行われる度にメインECU11からの返信要求信号の送信頻度が低減され(ステップS14)、これにより、返信要求信号の送信に伴ってバッテリ20に加わる負担をその分低減させることができ、また、送信頻度の低減により失敗操作の発生を助長することもない。更に、送信頻度が低減される度に低減回数Nがインクリメントされ(ステップS15)、送信頻度の低減回数Nが所定回数たとえば5回を超えると(ステップS16)、事前認証方式のキーレスオペレーションが停止される(ステップS17)。この様に、事前認証方式のキーレスオペレーション(第2送信制御部による送信機からの返信要求信号の送信)の開始後に失敗操作がたとえば6回検出されなかったときにメインECU11からの返信要求信号の送信を停止するので、返信要求信号の送信に伴うバッテリ電力の消費を抑制することができる。
そして、ステップS17において事前認証方式のキーレスオペレーションが停止されて直接検知方式のキーレスオペレーションへの移行が行われると、フラグFの値がゼロにリセットされて直接検知方式によるキーレスオペレーション中であることが記憶される(ステップS18)。
上記実施形態によるドア施解錠制御装置は、操作者によるドア開放操作が行われる度にドアラッチの引っかかりの有無を監視し、監視結果に基づいて、直接検知方式のキーレスオペレーションまたは事前認証方式のキーレスオペレーションを選択すると共に事前認証方式のキーレスオペレーション中の返信要求信号の送信頻度を増減する学習機能を備えたものになっており、ユーザのドア開放操作の仕方に応じてバッテリの負担軽減およびドアラッチの引っかかりの抑制の双方をバランス良く達成することができる。
以上で本発明の実施形態についての説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されず、種々に変形可能である。
例えば、上記実施形態では、メインECU、サブECU、ステアリングロックアッセンブリ、エンジンECU、イモビライザECU、ドアロックアクチュエータなどを備え、ID認証がとれた場合にドアロックおよびステアリングロックを解除すると共にエンジンを始動可能にするようにドア施解錠制御装置を構成したが、本発明においてドア施解錠制御装置をこの様に構成することは必須ではない。例えば、メインECUにドアロックアクチュエータを接続した構成とし、ID認証がとれた場合にメインECUからのアンロック信号によりドアロックアクチュエータを作動させてドアロックを解除するようにしても良い。
また、上記実施形態では、アンロック信号(ドア解錠制御信号)が出力されたときから所定時間以内にドアが開かれなかったときにドアラッチの引っかかりの発生を検知するようにするようにしたが(図4のステップS4ないしS8)、ドアラッチの引っかかりの有無を検知する方法はこれに限定されない。例えば、ドアラッチの解除動作を検知するセンサを設け、アンロック信号の出力時点から所定時間以内にドアラッチが解除されたか否かを判別することによりドアの引っかかりの有無を検知するようにしても良い。
また、上記実施形態では、ドアラッチの引っかかりを1度でも検知すると、直接検知方式のキーレスオペレーションから事前認証方式のキーレスオペレーションに移行するようにしたが、これは必須ではない。例えば、図6に示すように、ドアラッチの引っかかりを検知した場合にも直接検知方式のキーレスオペレーションを維持しつつドアラッチの引っかかりの発生回数をカウントし(図6のステップS21)、ドアラッチの引っかかりが所定回数(例えば2回)以上発生したときに(ステップS22)、事前認証方式のキーレスオペレーションに移行するようにしても良い(図6のステップS11)。図6中、ステップS23では送信頻度増加回数Mの値をゼロにリセットする処理を行い、ステップS24では図5のステップS14〜S18に対応する処理(送信頻度を低減し、送信頻度低減回数がN回を超えたときに事前認証を開始する処理)を行う。
また、上記実施形態では、事前認証方式のキーレスオペレーションへの移行後、ドアラッチの引っかかりが1回生じる度に返信要求信号の送信頻度を増加させる一方、ドアラッチの引っかかりを伴わないドア開放操作が1回行われる度に送信頻度を低減するようにしたが、ドアラッチの引っかかりが所定回数生じる度に送信頻度を増加させ、ドアラッチの引っかかりを伴わないドア開放操作が所定回数行われる度に送信頻度を低減するようにしても良い。
また、上記実施形態の携帯機は内蔵の電池から作動電源を得るものになっているが、車載ユニットから非接触で電力伝送を受けるように携帯機を構成可能である。その他の点についても種々に変形可能である。
本発明の一実施形態によるドア施解錠制御装置の主要要素の車両における配置を示す概略平面図である。 ドア施解錠制御装置が備える車載ユニットの概略ブロック図である。 ドア施解錠制御装置が備える携帯機の概略ブロック図である。 車載ユニットのメインECUにより実施される、事前認証の開始・停止および返信要求信号の送信頻度を制御する制御ルーチンのフローチャートの一部である。 図4に続くフローチャートの残部である。 本発明の変形例による制御ルーチンのフローチャートの一部である。
符号の説明
10 車載ユニット
11 メインECU
12 ドアハンドルスイッチ
14 車室内送信アンテナ
15 車室外送信アンテナ
20 バッテリ
22 ドアスイッチ
27 ドアロックアクチュエータ
30 携帯機
111、302 RFアンテナ
112、303 RF送受信回路
113、305 LF送信回路
307 ロックスイッチ
308 アンロックスイッチ

Claims (4)

  1. 車両に設けられ車外に返信要求信号を送信する送信機と、
    車両に設けられ操作者によるアウタドアハンドルへの操作者の手指の接触によるドア開放要求操作を検知する検知手段と、
    前記検知手段により操作者のドア開放要求操作を検知したとき、前記送信機から返信要求信号を送信させる第1送信制御部と、
    前記操作者によるドア開放要求操作の有無に拘わらず前記送信機から返信要求信号を送信させる第2送信制御部と、
    前記送信機からの前記返信要求信号を受信したとき、ID情報を含む返信信号を送信する返信機と、
    車両に設けられ前記返信機からの返信信号を受信する受信機と、
    前記受信機により受信された前記返信信号に基づいてID照合を行い、ドア施解錠を制御するドア施解錠制御部とを備えたドア施解錠制御装置において、
    前記ドア施解錠制御部によりドア解錠制御が行われると共に操作者により前記アウタドアハンドルを操作することによりドアを開放しようとするドア開放操作が行われて前記ドア施解錠制御部からドア解錠制御信号が出力されたにも拘わらずドアが解錠されずに開放できなかった場合、これを失敗操作として検出する失敗操作検出手段を備え、前記失敗操作検出手段により失敗操作が検出されたとき、前記第2送信制御部による前記送信機からの返信要求信号の送信を開始することを特徴とするドア施解錠制御装置。
  2. 前記失敗操作検出手段により失敗操作が所定回数以上検出されたとき、前記第2送信制御部による前記送信機からの返信要求信号の送信頻度を増加することを特徴とする請求項1に記載のドア施解錠制御装置。
  3. 前記失敗操作検出手段による失敗操作の検出に応じて前記第2送信制御部による前記送信機からの返信要求信号の送信が開始された後、操作者によるドア開放操作の度に行われる検出において失敗操作が所定回数検出されなかったとき、前記第2送信制御部による前記送信機からの返信要求信号の送信を停止することを特徴とする請求項1または2のドア施解錠制御装置。
  4. 前記失敗操作検出手段は、前記ドア施解錠制御部からドア解錠制御信号が出力されてから所定時間内にドアが開放されなかったとき、失敗操作が発生したことを検出することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のドア施解錠制御装置。
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