JP3412069B2 - 書類等の綴じ込み方法及び書類等の綴じ込み用下揃え機構 - Google Patents

書類等の綴じ込み方法及び書類等の綴じ込み用下揃え機構

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JP3412069B2 JP35860699A JP35860699A JP3412069B2 JP 3412069 B2 JP3412069 B2 JP 3412069B2 JP 35860699 A JP35860699 A JP 35860699A JP 35860699 A JP35860699 A JP 35860699A JP 3412069 B2 JP3412069 B2 JP 3412069B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば書類などを
冊子状にして保管する際の綴じ込み方法及びその綴じ込
み用下揃え機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図7のように、書類10等にパン
チング孔14を穿孔させて、綴じ込みピン40を備えた
書類10より一回り大きいカバー12に綴じ込む方法が
広く普及しているが、この従来の綴じ込み方法では、様
々な寸法の書類10において縦辺の中央にパンチング孔
14を穿孔させてカバー12の中央に書類10等が位置
するように綴じ込んでいる。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら従来の
綴じ込み方法では、カバー12を立てた状態で保管した
場合、綴じ込んだ書類10の下と支持面の間に隙間Sが
できてしまう。この為、書類10の全重量がパンチング
孔14と綴じ込みピン40の係着部にかかった状態にな
り、経時では図8のようにパンチング孔14が広がるよ
うに破れてしまうことがあった。また、図9のようにコ
シの弱いカバー12に綴じ込んだ場合では、綴じ込んだ
書類10の重量がカバー12の下辺42の前端側に集中
してしまい、折れ曲がって書類10を損傷させることが
あった。また、例えばA4やB5など大きさの異なる書
類10が混在している場合、それぞれ縦辺の中央にパン
チング孔14を穿孔させているためそれぞれのパンチン
グ孔を一度に揃えることができず、混在させて綴じ込む
には、それぞれの書類のパンチング孔を目視して1つず
つ綴じ込みピン40に通さなければならず手間のかかる
ものであった。
【0004】本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされ
たものであり、その1つの目的は、保管中の書類及びカ
バーの損傷を抑える綴じ込み方法及び綴じ込み用下揃え
機構を提供することである。また、本発明の他の目的
は、大きさの異なる書類を綴じ込む際の手間と時間を縮
小する書類等の綴じ込み方法及び書類等の綴じ込み用下
揃え機構を提供することである。
【0005】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
めに、本発明は、書類10等の縦辺30近傍に縦並びに
パンチング孔14を穿孔させてカバー12に綴じ込みさ
せる書類10等の綴じ込み方法であって、書類10等の
縦辺30を穿孔機15の穿孔奥行き設定片32に突き当
てた状態で書類等の穿孔位置の中心が、カバー12の下
辺42位置から綴じ込み部(40、40)中心位置まで
の距離d2と等しい距離d1だけ書類等10の下辺34
から離隔された位置に配置されるように書類10等の下
辺34を受着する下揃え受け手段16を穿孔機15に取
り付け、穿孔機15の穿孔奥行き設定片32に突き当て
つつ書類10等の下辺34位置を下揃え受け手段16に
受着させた状態で穿孔機15により書類10等の縦辺3
0近傍を穿孔させ、カバー12に綴じ込みさせてなる書
類10等の綴じ込み方法から構成される。
【0006】また、本発明は、書類10等の縦辺30近
傍に縦並びにパンチング孔14を穿孔させてカバー12
に綴じ込みさせる書類10−1等の綴じ込み方法であっ
て、予め綴じ込むべき書類10−1等の縦辺30側で、
かつカバー12の下辺42から綴じ込み部(40、4
0)中心位置までの距離d2と等しい距離だけ書類等1
0の下辺34から離隔した位置にパンチング孔14の穿
孔位置のセンタ目印17を表示させ、書類10−1等の
センタ目印17を穿孔機15−1の穿孔部29に穿孔位
置合わせしつつ書類10−1等の縦辺30近傍を穿孔さ
せ、カバー12に綴じ込みさせてなる書類10−1等の
綴じ込み方法から構成される。
【0007】また、本発明は、書類10等の縦辺30近
傍に縦並びにパンチング孔14を穿孔させてカバー12
に綴じ込みさせる書類10等の綴じ込み用下揃え機構で
あって、書類10等の縦辺30近傍を穿孔する穿孔機1
5と、穿孔機15に設けられ穿孔機15の穿孔奥行き設
定片32に突き当てた状態で書類10等の下辺34を受
着する受着部18を有する下揃えゲージ20と、を備
え、該受着部18から穿孔機15の穿孔部29の中心位
置BCまでの距離d1は、カバー12の下辺42から該
カバー12の綴じ込み部(40、40)中心位置CLま
での距離d2と一致するように設けられたことを特徴と
する書類10等の綴じ込み用下揃え機構から構成され
る。
【0008】また、本発明は、書類10−1等の縦辺3
0近傍に縦並びにパンチング孔14を穿孔させてカバー
12に綴じ込みさせる書類10−1等の綴じ込み用下揃
え機構であって、書類10−1等の縦辺30側で、かつ
綴じ込まれるカバー12の下辺42から綴じ込み部(4
0、40)中心位置CLまでの距離d2と等しい距離d
1だけ書類10−1等の下辺34から離隔した位置にパ
ンチング孔14の穿孔位置のセンタ目印17を表示させ
てなる書類10−1等の綴じ込み用下揃え機構から構成
される。
【0009】
【本発明の実施の形態】本発明の書類等の綴じ込み方法
は、書類等の縦辺近傍に縦並びにパンチング孔を穿孔さ
せて綴じ込みピンを備えたカバーに綴じ込ませる書類等
の綴じ込み方法であって、書類等の縦辺を穿孔機の穿孔
奥行き設定片に突き当てた状態で、綴じ込ませるカバー
の綴じ込みピンに対する下辺位置と、書類のパンチング
孔に対する下辺位置とを一致させるように書類の下辺を
受着する下揃え受け手段を穿孔機に取り付け、穿孔機の
穿孔奥行き設定片に突き当てつつ書類等の下片位置を下
揃え受け手段に受着させた状態で穿孔機により書類等の
縦辺近傍を穿孔させ、カバーに綴じ込みさせてなる書類
等の綴じ込み方法である。穿孔奥行き設定片は穿孔機に
対する書類の縦辺の位置と角度を決めるガイドであれば
よい。また、下揃え受け手段は書類の下辺位置の目安に
なるガイドでればよく、縦方向に延ばしたゲージの先端
を立ち上げて下辺を受着させる手段が好適であるが、単
なる目印に下辺を合せてもよい。本発明の綴じ込み方法
によれば、書類の下辺とカバーの下辺が揃った綴じ込み
状態を形成でき、このカバーを支持面に立てたときに書
類は下辺が支持面に当接して直接に支持されるのでパン
チング孔にはほとんど力がかからず、パンチング孔が書
類の重量で引き破れるのを防止できる。また、カバーの
下辺が受ける荷重はカバーの自重だけなので、薄く柔ら
かいカバーでも折れ曲がるのを減少できる。
【0010】また、本発明の書類等の綴じ込み方法は、
書類等の縦辺近傍に縦並びにパンチング孔を穿孔させて
綴じ込みピンを備えたカバーに綴じ込ませる書類等の綴
じ込み方法であって、綴じ込むべき書類等の下辺に対す
るパンチング孔の穿孔位置を綴じ込ませるカバーの下辺
に対する綴じ込みピン位置に対応させるパンチング孔の
穿孔位置のセンタ目印を予め書類等の縦辺側に表示さ
せ、書類等のセンタ目印を穿孔機の穿孔部に穿孔位置合
わせしつつ書類等の縦辺近傍を穿孔させ、カバーに綴じ
込みさせてなる書類等の綴じ込み方法である。本発明に
よれば、書類の縦辺に印刷などでセンタ目印を表示させ
て一般に広く普及している小型の2穴パンチと呼ばれる
穿孔機で位置合わせして穿孔させてカバーに綴じ込むだ
けで、書類の下辺とカバーの下辺が揃った綴じ込み状態
を形成でき、このカバーを支持面に立てたときには書類
の下辺が支持面に当接するので、パンチング孔が書類の
重量で引き破れるのを防止できる。また、カバーの下辺
が受ける荷重はカバーの自重だけなので、薄く柔らかい
カバーでも折れ曲がるのを減少できる。
【0011】また、本発明の書類等の綴じ込み用下揃え
機構は、書類等の縦辺近傍に縦並びにパンチング孔を穿
孔させて綴じ込みピンを備えたカバーに綴じ込ませる書
類等の綴じ込み用下揃え機構であって、書類等の縦辺近
傍を穿孔する穿孔機と、穿孔機に設けられ穿孔機の穿孔
奥行き設定辺に突き当てた状態で、綴じ込まれるカバー
の綴じ込みピンに対する下辺位置と、綴じ込む書類のパ
ンチング孔に対する下辺位置とを一致させるように書類
の下辺を受着する受着部を有する下揃えゲージと、を備
えてなる書類等の綴じ込み用下揃え機構である。書類の
縦辺と下辺とをそれぞれ穿孔奥行き設定片と下揃えゲー
ジの受着部とに当接させてパンチング孔を穿孔するだけ
で、カバーに綴じ込んだときに書類の下辺とカバーの下
辺が揃った綴じ込み状態を形成するように書類等を下揃
えできる。
【0012】また、本発明の書類等の綴じ込み用下揃え
機構は、書類等の縦辺近傍に縦並びにパンチング孔を穿
孔させて綴じ込みピンを備えたカバーに綴じ込ませる書
類等の綴じ込み用下揃え機構であって、書類等の下辺に
対するパンチング孔の穿孔位置を綴じ込まれるカバーの
下辺に対する綴じ込みピン位置に対応させるパンチング
孔の穿孔位置のセンタ目印を予め書類等の縦辺側に表示
させてなる書類等の綴じ込み用下揃え機構である。本発
明によれば、書類の縦辺に印刷などで表示させたセンタ
目印に、一般に広く普及している小型の2穴パンチと呼
ばれる穿孔機で位置合わせして穿孔するだけで、カバー
に綴じ込んだときに書類の下辺とカバーの下辺が揃った
綴じ込み状態を形成するように書類等を下揃えできる。
【0013】
【実施例】以下、添付図面に基づき、本発明の好適な実
施例を説明する。図1および図2は実施例に係る本発明
の書類等の綴じ込み方法及び書類等の綴じ込み用下揃え
機構に係る穿孔機15の側面図と正面図を示しており、
図3は図1A−A線断面図を示している。本実施例に用
いる穿孔機15は例えば通常「〜穴パンチ」と呼ばれる
もので、書類10などにパンチング孔14を穿孔させる
機具であり、本実施例では例えば2穴パンチを例にとっ
て説明するが穴数は実施例に限ることなく、4、6、
8、...その他奇数個パンチ穴構成でも適用できる。
穿孔機15は、上面を書類載置面22として書類10を
略水平に載置する台部24と、台部24から縦方向に連
接された立ち上り部25と、立ち上り部によって支持さ
れた穿孔装置23とを備えている。
【0014】図1、図3に示すように、立ち上がり部2
5は、台部24の片側に並列固定されており、立ち上り
部25側に寄せて書類10の縦辺近傍をパンチングす
る。
【0015】穿孔装置23は、立ち上り部に案内されて
縦方向すなわち書類載置面22に直交する方向に上下動
する円柱刃26と、円柱刃26の上下動を操作するハン
ドル28とを、備えている。また、円柱刃26は立ち上
り部25に設けられた付勢バネ27によって上方向に離
間するように付勢されており、通常はスライド可動域の
上限に保持されている。
【0016】一方、ハンドル28は、その起端側が前記
立上がり部25の上端側に枢軸ピン21を介して回動可
能に枢着されているとともに、他端側の押し下げ力を与
えられる側が台部24側に伸ばされている。円柱刃26
の上端位置は、ハンドル28の中間位置に枢着されてい
る。図2に示すように、2個の立ち上り部25からそれ
ぞれ伸ばされたハンドル28は押し下げ端側でコ字状に
連結されて1つのハンドル体に形成されている。
【0017】ハンドル28は、円柱刃26のバネ付勢力
によって通常は回動域の上限側に保持されている。この
ハンドル28の押し下げ端側をバネ付勢力に打ち勝つよ
うに手などで押下させると、この動きに同期して中程に
垂下された円柱刃26が上下動する。すると、円柱刃2
6の先端は、台部24の穿孔位置に設けた刃先受け孔3
1に入り込み、書類載置面22上に載置させていた書類
10の縦辺近傍を所要の穴数で穿孔する。ハンドル28
を押下する力を解除すると円柱刃26とハンドル28は
バネ付勢力によって可動範囲の上限に復帰する。
【0018】図1に示すように、立上がり部25と台部
24との連接部分には、台部24側から書類載置面22
に連続する平面を形成するように切欠が凹設されてい
る。前述した刃先受け孔31は切欠内に臨んで開口して
おり、上下動された円柱刃26の刃先は、切欠を上から
下に通過して刃先受け孔31に入り込む。この切欠部分
が後述する書類10の穿孔部29となる。さらに切欠の
凹設奥行き端部は、パンチングすべき書類10をあてが
ってパンチング孔14の奥行き位置を規定するように形
成されており、その凹設端部に穿孔奥行き設定片32が
設けられている。これによって書類載置面22にパンチ
すべき書類10を載置させた状態で穿孔奥行き設定片3
2側に挿入して突き当てると、所定の奥行き位置で短辺
方向の穿孔奥行き位置が規制されることとなる。
【0019】この発明において1つの特徴的なことは、
穿孔機15に下揃えゲージ20を設けていることであ
る。図3に示すように、下揃えゲージ20は台部24の
側面から穿孔奥行き設定片32に書類10の縦辺30を
あてがったときに同書類10の縦辺30に沿って延長す
る方向、すなわち書類10の縦方向に所要長さだけ突出
されている。下揃えゲージ20の一端側は、台部24の
側面から内部に嵌入して載置する書類の縦方向に沿って
スライド自在であり、かつ、任意の書類縦辺方向位置で
係止されるようになっている。特に、少なくとも、A
4、B5、...等の書類サイズに対応してカバーの下
辺に書類10の下辺34が一致するような位置を設定す
るようなスライド位置で係止される。そして他端側は、
L状形に形成された受着部18が固定されている。図3
に示すように、書類10の縦辺30を穿孔奥行き設定片
32に突き当てつつ、書類10の下辺34を受着部18
に下揃えすることによって、カバーの下辺と必ず揃うよ
うに設定されている。
【0020】上記のようにパンチングした書類10は、
その縦辺全体の長さ寸法にかかわらず下辺34がパンチ
ング孔14に対して下揃えされている。本実施例の穿孔
機15では、受着部18と穿孔部29の中心BCとの距
離d1を153mmに設定させることで、ISO規格の
A4カバーの下辺位置に一致させた下揃え受け手段16
となしている。
【0021】図4は、書類10を綴じ込んだカバー12
の断面図である。カバー12はISO規格A4のカバー
であり、縦寸法は306mmとなっている。カバー12
の内側には、背表紙38から所定の距離をおいて表裏の
表紙と直交するように2個の綴じ込みピン40が設けら
れている。綴じ込みピン40は縦に並列している。綴じ
込みピン40の中心CLは、カバー12の高さ中心と同
一になっており、中心CLと下辺42との距離d2は1
53mmになっている。
【0022】ここで本第1実施例の作用を説明する。ま
ず書類10等の縦辺30を穿孔機15の穿孔部29に差
し入れて穿孔奥行き設定片32に突き当てつつ下辺34
位置を下揃えゲージ20の受着部18に受着させた状態
で書類載置面22上に位置決めさせて載置する。そして
ハンドル28の押し下げ端を手などで押し下げると円柱
刃26がスライド降下されて書類10をパンチする。こ
うして縦辺30近傍に穿孔させたパンチング孔14は、
書類の縦辺30の長さ寸法が(最低限あれば)いくらで
あっても、下辺34と縦辺30に対して一定位置に穿孔
されている。なお、本実施例でのパンチング孔14は、
下辺34から153mmの位置を中心として対向して位
置しており、書類10の下辺34は、ISO規格A4カ
バーの下辺位置に一致されて下揃えされている。様々な
寸法が混在したある程度数の書類10に上記の方法でパ
ンチング孔14を穿孔した後、下辺34と縦辺30を揃
えてパンチング孔14の位置を揃える。従来の綴じ込み
方法では書類の縦辺中心にパンチング孔を穿孔していた
為、様々な寸法の書類が混在した場合にはパンチング孔
を一度に揃える手段が無く書類を1つずつ綴じ込むしか
なかったが、本発明の方法によれば、簡単にパンチング
孔14を揃えてその書類の束をまとめて一度にカバー1
2に綴じ込むことができる。使用上、一度綴じ込んだ書
類10の中程から1つの書類を取り出し、再び戻す作業
が頻繁に発生するものであるが、本発明の方法ならば、
この時も机上で書類の辺を揃えるだけで、容易にパンチ
ング孔14を揃えて一度に綴じ込むことができる。
【0023】また、図4に示すように、書類10をカバ
ー12に綴じ込ませた状態では、書類10の下辺34と
カバーの下辺42とが完全に一致する。そして、カバー
12を支持面に立てると書類10も下辺34全体が支持
面に当接して直接に支持される。この時パンチング孔1
4にはほとんど荷重がかかっていない状態なので、保管
中にパンチング孔14が引き破れることは殆どない。例
えば書類10が各種のマニュアルなどの冊子であって重
量が大きい場合に、綴じ込みピン40やその付根部が書
類10の重量を受けて壊れることは殆どない。また、書
類10の重量が綴じ込みピン40を介してカバー12に
かかることもないので、カバー12が薄く弱い場合に坐
屈状に曲がってしまうなどの損傷を減少できる。
【0024】次に、図5及び図6に基づいて、本発明の
第2実施例を説明するが、第1実施例と同一の構成部材
には同一の符号を付し、その詳細説明は省略する。図5
は本第2実施例に係る書類10−1を示している。書類
10−1はB5寸法であり、縦横寸法が256mm×1
81mmとなっている。また、縦辺30の近傍には、カ
バー12の下辺42に対応するパンチング孔14の穿孔
位置のセンタに三角矢印状のセンタ目印17が印刷され
ている。本実施例のセンタ目印17は、書類10−1の
下辺34をISO規格A4のカバーであってA4書類よ
り一回り大きいカバーの下辺42に揃えるために、書類
の下辺34から153mmの高さに位置している。その
ため、センタ目印17はB5寸法の書類10−1の縦方
向高さ中心より上に位置している。センタ目印17は、
用紙の製造時に印刷してもよいし、プリンター等で文書
を印字するときに同時に印刷させてもよい。なお、セン
タ目印は、印刷したマークに限定されるものではなく、
微小孔やポンチ凹みなどの僅かな目印でもよい。
【0025】図6は本実施例を構成する穿孔機15−1
の書類載置面22を示す断面図である。穿孔機15−1
は広く一般に普及した小型の通称「2穴パンチ」であ
り、穿孔部29の中心BCに目印46が刻印されてい
る。
【0026】ここで、本第2実施例の作用を説明する。
書類10−1に印刷された穿孔位置のセンタ目印17
を、穿孔機15−1の穿孔部29の目印46に合わせつ
つパンチする。こうして縦辺近傍に縦並びに穿孔させた
パンチング孔14は、書類10−1の寸法に因らず下辺
34に対して一定の高さ位置に穿孔される。本実施例の
センタ目印17で位置合せされた縦並びのパンチング孔
14の中心は、下辺34から153mmの高さに位置し
ており、下辺34がISO規格A4のカバー12の下辺
42に対応して下揃えされている。この書類10−1
は、様々な寸法のものが混在していたとしても下辺34
を机上面などで揃えるだけでパンチング孔14の位置を
揃えることができ、また、カバー12に綴じ込んだ状態
ではカバーの下辺42と書類10−1の下辺34が揃う
から、実施例1と同様の作用を奏することとなる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明の書類等の綴
じ込み方法によれば、書類等の縦辺近傍に縦並びにパン
チング孔を穿孔させてカバーに綴じ込みさせる書類等の
綴じ込み方法であって、書類等の縦辺を穿孔機の穿孔奥
行き設定片に突き当てた状態でカバーの下辺位置に一致
させて書類等の下辺を受着する下揃え受け手段を穿孔機
に取り付け、穿孔機の穿孔奥行き設定片に突き当てつつ
書類等の下辺位置を下揃え受け手段に受着させた状態で
穿孔機により書類等の縦辺近傍を穿孔させ、カバーに綴
じ込みさせてなる書類等の綴じ込み方法で構成されるの
で、カバーの下辺と綴じ込まれた書類等の下辺が揃った
状態にでき、カバーを立てて保管した場合の書類等のパ
ンチング孔周辺の損傷を著しく低減できる。また、カバ
ーにかかる荷重もカバーの自重だけとなり、カバーの損
傷を低減できる。また、様々な寸法の書類が混在した書
類束でも、下辺と縦辺で揃えるだけでパンチング孔の位
置を揃えてまとめて綴じ込みでき、従来の縦辺中心にパ
ンチング孔を穿孔させる綴じ込み方法では、書類1つづ
つを目視して綴じ込まざるを得なかった作業を大幅に簡
便にできる。さらに、綴じ込んだ書類は頻繁に取り出し
て再綴じ込みするのが通常であり、この作業を短時間で
済ませることができる。
【0028】また、書類等の縦辺近傍に縦並びにパンチ
ング孔を穿孔させてカバーに綴じ込みさせる書類等の綴
じ込み方法であって、予め綴じ込むべき書類等の縦辺に
カバーの下辺に対応するパンチング孔の穿孔位置のセン
タ目印を表示させ、書類等のセンタ目印を穿孔機の穿孔
部に穿孔位置合わせしつつ書類等の縦辺近傍を穿孔さ
せ、カバーに綴じ込みさせてなる書類等の綴じ込み方法
であるので、従来より広く一般に普及した小型の穿孔機
を用いて、書類等の下辺をカバーの下辺に揃えて綴じ込
みできる。また、様々な寸法の書類が混在する書類束
を、縦辺と下辺を揃える簡単な作業でパンチング孔を揃
えて一度に綴じ込みできる。
【0029】また、本発明の書類等の綴じ込み用下揃え
機構によれば、書類等の縦辺近傍に縦並びにパンチング
孔を穿孔させてカバーに綴じ込みさせる書類等の綴じ込
み用下揃え機構であって、書類等の縦辺近傍を穿孔する
穿孔機と、穿孔機に設けられ穿孔機の穿孔奥行き設定片
に突き当てた状態でカバーの下辺位置に一致させて書類
等の下辺を受着する受着部を有する下揃えゲージと、を
備えてなる書類等の綴じ込み用下揃え機構であるので、
カバーに綴じ込んで立てて保管したときの書類等のパン
チング孔周辺及びカバーの損傷が低減されるカバーと書
類の下辺が揃った下揃え状態を容易に実現できる。ま
た、様々な寸法の書類が混在する書類束において、縦辺
と下辺を揃える簡単な作業でパンチング孔を揃えること
ができる。
【0030】また、書類等の縦辺近傍に縦並びにパンチ
ング孔を穿孔させてカバーに綴じ込みさせる書類等の綴
じ込み用下揃え機構であって、書類等の縦辺側に綴じ込
まれるカバーの下辺に対応するパンチング孔の穿孔位置
のセンタ目印を表示させてなる書類等の綴じ込み用下揃
え機構であるので、従来より広く一般に普及した小型の
穿孔機を用いて、カバーに綴じ込んで立てて保管したと
きの書類等のパンチング孔周辺及びカバーの損傷が低減
されるカバーと書類の下辺が揃った下揃え状態を容易に
実現できる。また、様々な寸法の書類が混在する書類束
において、縦辺と下辺を揃える簡単な作業でパンチング
孔を揃えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の書類等の綴じ込み方法及
び書類等の綴じ込み用下揃え機構に係る穿孔機の側面図
である。
【図2】同穿孔機の正面図である。
【図3】同穿孔機の図1A−A線断面図である。
【図4】本発明の第1実施例で綴じ込まれた書類とカバ
ーを立てた状態を示す一部省略断面説明図である。
【図5】本発明の第2実施例の書類等の綴じ込み方法及
び書類等の綴じ込み用下揃え機構に係る書類を示す説明
図である。
【図6】同綴じ込み方法及び下揃え機構に係る穿孔機の
概略平面図である。
【図7】従来の綴じ込み方法で書類を綴じ込んだカバー
を立てた状態を示す側面図である。
【図8】従来の方法で綴じ込んだ書類のパンチング孔と
カバーの綴じ込みピンとの関係を示す一部省略要部拡大
断面図である。
【図9】従来の綴じ込み方法で書類を綴じ込んだ薄いカ
バーでの使用状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 書類 10−1 書類 12 カバー 14 パンチング孔 15 穿孔機 15−1 穿孔機 16 下揃え手段 17 センタ目印 18 受着部 20 下揃えゲージ 30 縦辺 32 穿孔奥行き設定片 34 下辺 42 下辺

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書類等の縦辺近傍に縦並びにパンチング
    孔を穿孔させてカバーに綴じ込みさせる書類等の綴じ込
    み方法であって、 書類等の縦辺を穿孔機の穿孔奥行き設定片に突き当てた
    状態で書類等の穿孔位置の中心が、カバーの下辺位置か
    ら綴じ込み部中心位置までの距離と等しい距離だけ書類
    等の下辺から離隔された位置に配置されるように書類等
    の下辺を受着する下揃え受け手段を穿孔機に取り付け、 穿孔機の穿孔奥行き設定片に突き当てつつ書類等の下辺
    位置を下揃え受け手段に受着させた状態で穿孔機により
    書類等の縦辺近傍を穿孔させ、カバーに綴じ込みさせて
    なる書類等の綴じ込み方法。
  2. 【請求項2】 書類等の縦辺近傍に縦並びにパンチング
    孔を穿孔させてカバーに綴じ込みさせる書類等の綴じ込
    み方法であって、 予め綴じ込むべき書類等の縦辺側で、かつカバーの下辺
    から綴じ込み部中心位置までの距離と等しい距離だけ書
    類等の下辺から離隔した位置にパンチング孔の穿孔位置
    のセンタ目印を表示させ、 書類等のセンタ目印を穿孔機の穿孔部に穿孔位置合わせ
    しつつ書類等の縦辺近傍を穿孔させ、カバーに綴じ込み
    させてなる書類等の綴じ込み方法。
  3. 【請求項3】 書類等の縦辺近傍に縦並びにパンチング
    孔を穿孔させてカバーに綴じ込みさせる書類等の綴じ込
    み用下揃え機構であって、 書類等の縦辺近傍を穿孔する穿孔機と、穿孔機に設けら
    れ穿孔機の穿孔奥行き設定片に突き当てた状態で書類等
    の下辺を受着する受着部を有する下揃えゲージと、を備
    え、該受着部から穿孔機の穿孔部の中心位置までの距離は、
    カバーの下辺から該カバーの綴じ込み部中心位置までの
    距離と一致するように設けられたことを特徴とする 書類
    等の綴じ込み用下揃え機構。
  4. 【請求項4】 書類等の縦辺近傍に縦並びにパンチング
    孔を穿孔させてカバーに綴じ込みさせる書類等の綴じ込
    み用下揃え機構であって、 書類等の縦辺側で、かつ綴じ込まれるカバーの下辺から
    綴じ込み部中心位置までの距離と等しい距離だけ書類等
    の下辺から離隔した位置にパンチング孔の穿孔位置のセ
    ンタ目印を表示させてなる書類等の綴じ込み用下揃え機
    構。
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