JP3038661U - 商品種別マークを有する小冊子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数の小冊子本体をファイルしている状態
でも、素早く希望の小冊子本体を見付け出し、しかも各
小冊子本体の印刷工程は全く増やさない。 【解決手段】 商品種類名１Ａ，１Ｂ・・・が印刷され
た小冊子本体２Ａ，２Ｂ・・・の表紙３の表面におい
て、基準点４から種別距離５Ａ，５Ｂ・・・を置いて本
体種別マーク６Ａ，６Ｂ・・・を印刷し、その本体種別
マークの右端７は、表紙３の右端縁３ａと一致せしめる
か又は可及的近接せしめる。そして、小冊子本体の表紙
の側面８を斜めにすることにより、各表紙の本体種別マ
ークを露出させ、かつ、そのマークを見出しの商品種類
名及びマーク６ａ，６ｂ・・・と対応させて、素早く目
的の小冊子本体を見付け出すことができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、多数の商品カタログ（通常は３０頁以下）やパンフレット（以下、 本考案では単に小冊子本体という）において、使用や整理が便利なように、表紙 に本体種別マークが印刷された小冊子本体の構成に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の小冊子本体においては、例えば商品がフェンスの場合、その商品種類名 には公園用フェンス、一般家屋用フェンス、目隠しフェンス、防球フェンス、ガ ードパイプ、価格表等多くの商品種類名があり、各商品種類名においても小冊子 本体はその形式別の内容説明、組み立て手順説明、形状寸法説明用と数種類存在 する。

【０００３】 しかし、従来では、製造者、施工者等において、それら小冊子本体を単にファ イルしているだけである。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

上記従来においては、多くの小冊子本体中から希望する小冊子本体を捜し出す 操作は素速くできず、かつ、ある種類の小冊子本体が設計変更されたときに、該 当する小冊子本体と素速く差替えることも難しいという問題がある。

【０００５】 なお、図４のごとく、辞書等の書籍においては、表紙カバー２１と各紙葉２２ とは着脱不能に綴じられているので、製本後に各紙葉の表面ではなく側面２３に 多数の種類名Ｘ，Ｙ，Ｚ・・・と種別マーク２４を印刷しているが、そのための 専用印刷工程が一工程追加されることになり、コストアップとなっている。

【０００６】 そこで、本考案は、多数の小冊子本体をファイルしている状態でも、素早く希 望の小冊子本体を見付け出すことができ、しかも各小冊子本体の印刷工程は全く 増やさないことを目的としている。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

本考案による課題解決手段は、図１，２，３の如く、商品種類名１Ａ，１Ｂ・ ・・が印刷された小冊子本体２Ａ，２Ｂ・・・の表紙３の表面において、基準点 ４から種別距離５Ａ，５Ｂ・・・を置いて本体種別マーク６Ａ，６Ｂ・・・が表 示され、その本体種別マーク６Ａ，６Ｂ・・・の右端７は、表紙３の右端縁３ａ と一致せしめられるか又は可及的近接せしめられてなっている。

【０００８】 上記課題解決手段において、多数の小冊子本体２Ａ，２Ｂ・・・をかつ見出し 紙葉１１をファイルしている状態で、ファイル１２の裏カバー１２Ｂを机の天板 に置き、表カバー１２Ａを開いて見出し紙葉１１を開き、かつ、背カバー１２Ｃ を少し傾けて小冊子本体２Ａ，２Ｂ・・・の表紙３の側面８を斜めにすることに より、各表紙３の表面の右端縁３ａの本体種別マーク６Ａ，６Ｂ・・・を露出さ せ、かつ、そのマークを見出しの商品種類名１Ａ，１Ｂ及びマーク６ａ，６ｂと 対応させて、素早く目的の小冊子本体２Ａ，２Ｂ・・・を見付け出す。

【０００９】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施の形態を図面により説明すると、商品種類名１Ａ，１Ｂ・ ・・が印刷された小冊子本体２Ａ，２Ｂ・・・の表紙３の表面において、基準点 ４即ち右上角から種別距離５Ａ，５Ｂ・・・を置いて本体種別マーク６Ａ，６Ｂ ・・・（小さい長方形図形）が印刷され、その本体種別マーク６Ａ，６Ｂ・・・ の右端７は、表紙３の右端縁３ａと一致させるか又は仮想線表示７ａのように可 及的近接させている。なお、図３のように、表紙３の右側面８には本体種別マー ク６Ａ，６Ｂ・・・を印刷しない。

【００１０】 なお、前記基準点４は、ファイル用パンチング孔９とすることもできる。かつ また、本体種別マーク１６Ａ，１６Ｂ・・・は表紙３以外の紙葉１０の表面にも 印刷して見易くしてもよい。さらに、前記本体種別マーク６Ａ，６Ｂ・・・は商 品種類名１Ａ，１Ｂ・・・に対応して互いに異色に着色してもよいし、すべてを 黒一色としてもよい。

【００１１】 前記小冊子本体２Ａ，２Ｂ・・・は、第１商品種類名１Ａ及び小冊子本体２Ａ と第２商品種類名１Ｂ及び小冊子本体２Ｂを含む２種類以上とされ、これら本体 ２Ａ，２Ｂ・・・がファイルされ、これら複数の小冊子本体２Ａ，２Ｂ・・・の 最も表側の小冊子本体２Ａの上にこれらと同一紙サイズの見出し紙葉１１が組合 され、この見出し紙葉１１の基準点４から第１種別距離５Ａに第１見出し種別マ ーク６ａがかつ第２種別距離５Ｂに第２見出し種別マーク６ｂが印刷され、これ らを含む２種類以上の見出し種別マーク６ａ，６ｂ・・・の左方に対応して商品 種類名１Ａ，１Ｂ・・・がそれぞれ印刷され、前記各小冊子本体２Ａ，２Ｂ・・ ・と見出し紙葉１１の第１種別距離５Ａ同志は同一でかつ第２種別距離５Ｂ同志 も同一とされ、各小冊子本体２Ａ，２Ｂ・・・と見出し紙葉１１の本体種別マー ク６Ａ，６Ｂ・・・と見出し種別マーク６ａ，６ｂ・・・も互に同一とされてい る。

【００１２】 なお、図において１２は公知ファイルのカバーで、表カバー１２Ａ、裏カバー １２Ｂ及び背カバー１２Ｃからなっている。１３はファイルの公知の離脱自在な ロック金具、１３Ａは押え板、１３Ｂは小冊子本体２Ａ，２Ｂ・・・のファイル 孔９に通された芯棒である。また、ファイルは公知の種種の形式が利用でき、例 えば小冊子本体２Ａ，２Ｂ・・・に孔を必要としないバネ圧着式のものも利用で きる。

【００１３】 次に、使用方法を説明すると、多数の小冊子本体２Ａ，２Ｂ・・・をかつ見出 し紙葉１１をファイルしている状態で、ファイル１２の裏カバー１２Ｂを机の天 板に置き、表カバー１２Ａを開いて見出し紙葉１１を開き、かつ、背カバー１２ Ｃを少し傾けて小冊子本体２Ａ，２Ｂ・・・の表紙３の側面８を斜めにすること により、各表紙３の表面の右端縁３ａの本体種別マーク６Ａ，６Ｂ・・・を露出 させ、かつ、そのマークを見出しの商品種類名１Ａ，１Ｂ及びマーク６ａ，６ｂ と対応させて、素早く目的の小冊子本体２Ａ，２Ｂ・・・を見付け出す。

【００１４】 なお、本考案は、上記実施例に限定されるものではなく、本考案の範囲内で上 記実施例に多くの修正および変更を加え得ることは勿論であ。

【００１５】

【考案の効果】

以上の説明から明らかな通り、本考案は、商品種類名が表示された小冊子本の 表紙において、基準点から種別距離を置いて本体種別マークが表示され、その本 体種別マークの右端は、表紙の右端縁と一致せしめられるか又は可及的近接せし められたものである。

【００１６】 したがって、本考案では、多数の小冊子本体をかつ見出し紙葉をファイルして いる状態で、小冊子本体の表紙の側面を斜めにすることにより、各表紙の本体種 別マークを露出させ、かつ、そのマークを見出しの商品種類名及びマークと対応 させて、素早く目的の小冊子本体を見付け出すことができる。しかも、本考案で は、表紙の本体種別マークは表紙表面に印刷されるから各小冊子本体の印刷工程 は全く増えることがない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案小冊子の実施例における分解斜視図

【図２】同じく小冊子本体をファイルした使用状態の斜
視図

【図３】同じく小冊子本体の表紙の要部拡大図

【図４】従来の辞典の斜視図

【符号の説明】

１Ａ，１Ｂ 商品種類名 ２Ａ，２Ｂ 小冊子本体 ３ 表紙 ３ａ 表紙の右端縁 ４ 基準点 ５Ａ，５Ｂ 種別距離 ６Ａ，６Ｂ 本体種別マーク ６ａ 第１見出し種別マーク ６ｂ 第２見出し種別マーク ７ 本体種別マーク右端 ９ ファイル用パンチング孔 １１ 見出し紙葉

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 商品種類名が表示された小冊子本体の表
   紙の表面において、基準点から種別距離を置いて本体種
   別マークが表示され、その本体種別マークの右端は、表
   紙の右端縁と一致せしめられるか又は可及的近接せしめ
   られたことを特徴とする小冊子。
2. 【請求項２】 本体種別マークが表紙以外の紙葉にも表
   示されたことを特徴とする請求項１記載の小冊子。
3. 【請求項３】 請求項１記載の小冊子本体は、第１商品
   種類名１Ａ及び小冊子本体２Ａと第２商品種類名１Ｂ及
   び小冊子本体２Ｂを含み、これら２種類以上の小冊子本
   体２Ａ，２Ｂ・・・がファイルされ、これら複数の小冊
   子本体２Ａ，２Ｂ・・・の最も表側の小冊子本体２Ａの
   上にこれらと同一紙サイズの見出し紙葉１１が組合さ
   れ、この見出し紙葉１１の基準点４から第１種別距離５
   Ａに第１見出し種別マーク６ａがかつ第２種別距離５Ｂ
   に第２見出し種別マーク６ｂが表示され、これらを含む
   ２種類以上の見出し種別マーク６ａ，６ｂ・・・の左方
   に対応して商品種類名１Ａ，１Ｂ・・・がそれぞれ表示
   され、前記各小冊子本体２Ａ，２Ｂ・・・と見出し紙葉
   １１の第１種別距離同志は同一でかつ第２種別距離同志
   も同一とされ、各小冊子本体２Ａ，２Ｂ・・・と見出し
   紙葉１１の本体種別マーク６Ａ，６Ｂ・・・と見出し種
   別マーク６ａ，６ｂ・・・も互に同一とされたことを特
   徴とする小冊子。