JP3071915U - 暗記用冊子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 英語等の外国語の単語・熟語、古文、日本
史、世界史、化学、生物等の問題、解答及び解説等が記
載された紙葉の必要とするもののみを選択し、バインダ
ーに綴じて冊子とした暗記用冊子を提供すること。 【解決手段】 一方側縁に余白部分２１を形成し、残余
部分２２の略中央部で内側に折り返し、該余白部分２１
にバインダー係合孔２１ａを形成した紙葉２を複数枚重
合してバインダーに綴じたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、暗記用冊子に関し、詳しくは、英語等の外国語の単語・熟語、古文 、日本史、世界史、化学、生物等の問題、解答及び解説等が記載された紙葉の束 をバインダーに綴じて冊子とした暗記用冊子に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来から、英語等の外国語の単語・熟語を暗記する際には、通常、細長い長方 形のカードの一端部に孔を開けた多数のカードをリングクリップで束ねた単語カ ードが用いられている。

【０００３】 また、英単語等の暗記に用いられている本においては、１ページの片側半分に 英単語が記載され、もう一方の片側半分には前記英単語の訳及び発音等が記載さ れている。そして、１ページの中央部分で折り畳んでどちらか一方を隠すことに より、単語或いは単語の訳を思い浮かべながら単語の暗記学習を行っている。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、単語カードを用いた場合には、使用者が自ら単語カードを作成 しなければならず、その作成作業が大変なものであった。また、市販の単語カー ド等を用いた場合には、細長い長方形のカードであるため、充分な情報量が記載 されていなかった。

【０００５】 また、暗記に用いられている本で複数の科目の暗記を行う場合には、英単語用 の本、英熟語用の本、歴史用の本、古文用の本、化学用の本、生物用の本等をそ れぞれ用意しなければならず、携帯には優れていなかった。

【０００６】 そこで、本考案は、英語等の外国語の単語・熟語、古文、日本史、世界史、化 学、生物等の問題、解答及び解説等が記載された紙葉の必要とするもののみを選 択し、バインダーに綴じて冊子とした暗記用冊子を提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

上記従来の課題を解決するために本考案における暗記用冊子は、以下の構成を 有している。即ち、紙葉の一方側縁に余白部分を形成し、残余部分の略中央部で 内側に折り返し、該余白部分にバインダー係合孔を形成した紙葉を複数枚重合し てバインダーに綴じたことを特徴とする。

【０００８】 また、前記残余部分は、バインダー係合孔側から解答が記載され、折れ線を介 して解説が記載され、この解説の裏面には問題が記載され、折れ線を介して次紙 葉の問題についての関連事項が記載されていることが好ましい。

【０００９】

【考案の実施の形態】

以下、本考案にかかる暗記用冊子の実施の形態について、図面を用いて説明す る。図１は本考案にかかる暗記用冊子の斜視図、図２は紙葉が開いた状態を示す 斜視図、図３は紙葉が閉じた状態を示す斜視図、図４はファイルの斜視図を示し たものである。

【００１０】 図中、１は本考案にかかる暗記用冊子を示している。暗記用冊子１は、問題及 び解答等が記載された紙葉２が複数重合され、この紙葉２がバインダー３にて綴 じられて構成されている。

【００１１】 前記紙葉２は、その一方側縁に余白部分２１を形成し、残余部分２２をほぼ中 央で内側に折り返し、該余白部分２１にバインダー係合孔２１ａを形成したもの である。

【００１２】 前記残余部分２２は、バインダー係合孔２１ａ側から解答２２ａが記載され、 折れ線を介して解説２２ｂが記載されている。また、解説２２ｂの裏面には問題 ２２ｃが記載され、折れ線を介して次の紙葉２の問題についての関連事項２２ｄ が記載されている。

【００１３】 また、解答２２ａ、解説２２ｂ及び関連事項２２ｄの所々に記載されるキーワ ードは、セルシート（図示せず。）を通すと見ることが出来ないインクを用いて 記載されている。このため、セルシート越しに解答２２ａ、解説２２ｂ及び関連 事項２２ｄを読むことにより、キーワードのみが見えなくなり、キーワードの暗 記を行うことができる。

【００１４】 次に、バインダー３は、扇形に開閉する型のバインダー綴じ具３１を有し、前 記バインダー綴じ具３１は、バインダー本体３２に固定される固定基板３１ａ、 その上端に形成された軸部３１ｂを中心に回動する可動基板３１ｃより成るもの で、それらにそれぞれ一体成形された多数の綴環３１ｄ，３１ｅによって複数重 合された紙葉２を綴じ込むようになっている。なお、可動基板３１ｃは、その下 部に設けた係合部３１ｇにより固定基板３１ａの係合部３１ｆと係合されて固定 されるものである。

【００１５】 次に、本考案にかかる暗記用冊子の使用例について以下に説明する。 まず、暗記を行いたい科目の紙葉２の束をバインダー３に綴じ込む。なお、使 用者は、暗記を行いたい任意の科目を複数選択して１冊のバインダー３に綴じる こともできる。

【００１６】 そして、暗記を行う場合には、図１に示す状態で問題２２ｃが表面にくるため 、その問題２２ｃについて検討を行う。この問題２２ｃの解答及び解説を知りた い場合には、二つ折にされた紙葉２を開くことにより、解答２２ａ及び解説２２ ｂを見ることができる。

【００１７】 また、次の問題を検討する場合には、ページを捲ることにより、解答２２ａの 裏面には次の問題の関連事項２２ｄが記載されているため、次の問題の検討にあ たり、関連事項２２ｄについても学習することができる。

【００１８】 さらに、解答２２ａ、解説２２ｂ及び関連事項２２ｄに記載されるキーワード は、上述したように、セルシートを通しては見ることができないインクによって 記載されているため、解答２２ａ、解説２２ｂ又は関連事項２２ｃをセルシート 越しにこれらを読むことにより、キーワードの暗記を行うこともできる。

【００１９】

【考案の効果】

以上のように本考案における暗記用冊子によれば、問題、解答及び解説等が記 載された紙葉の束をバインダーに綴じて冊子として構成しているため、単語カー ドに比べて充分な情報量を記載することができる。また、英語等の外国語の単語 ・熟語、古文、日本史、世界史、化学、生物等の問題、解答及び解説等の科目の うち、使用者が暗記を行いたい任意の科目を複数選択して１冊のバインダーに綴 じることもできるため、携帯に優れている。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、本考案にかかる暗記用冊子の斜視図で
ある。

【図２】図２は、紙葉が開いた状態を示す斜視図であ
る。

【図３】図３は、紙葉が閉じた状態を示す斜視図であ
る。

【図４】図４は、ファイルの斜視図である。

【符号の説明】

１ 暗記用冊子 ２ 紙葉 ２１ 余白部分 ２１ａ バインダー係合孔 ２２ 残余部分 ２２ａ 解答 ２２ｂ 解説 ２２ｃ 問題 ２２ｄ 関連事項 ３ バインダー ３１ バインダー綴じ具 ３１ａ 固定基板 ３１ｂ 軸部 ３１ｃ 可動基板 ３１ｄ 綴環 ３１ｅ 綴環 ３１ｇ 係合部 ３１ｆ 係合部 ３２ バインダー本体

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 一方側縁に余白部分２１を形成し、残余
   部分２２の略中央部で内側に折り返し、該余白部分２１
   にバインダー係合孔２１ａを形成した紙葉２を複数枚重
   合してバインダーに綴じたことを特徴とする暗記用冊
   子。
2. 【請求項２】 前記残余部分２２は、バインダー係合孔
   ２１ａ側から解答２２ａが記載され、折れ線を介して解
   説２２ｂが記載され、この解説２２ｂの裏面には問題２
   ２ｃが記載され、折れ線を介して次の紙葉２の問題につ
   いての関連事項２２ｄが記載されている請求孔１記載の
   暗記用冊子。