JPH0248853Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は国語の教科書に出てくる新しい漢字や
数学の教科書に出てくる新しい公式或は英語の教
科書に出てくる新しい単語といつた種々の問題を
問題欄に書出し、その問題の解答を別途用意した
解答用紙などに記入し、その解答を正解と対比し
て正誤を判断し、その結果を〇×といつた記号で
正誤判定欄に記入できるようにした学習帳に関
し、一つの問題について正誤判定欄に記入される
〇印の数が所定数になるまで何回も繰返し学習す
ることによりその問題を確実に修得できるように
したものである。以下本考案を図示の実施例に基
づき詳記する。

第１図において１は本考案の学習帳、２は表
紙、３は背表紙、４は学習帳を構成する学習用紙
である。本考案はこの学習用紙４を多数枚第１図
のように夫々の学習用紙４の表面５と裏面６とが
対向するように重ねて綴成して各学習用紙を一枚
づつ見開きできるようにしたものである。

学習用紙４の表面５には、第１図、第２図の左
側のページＡに示すように、問題欄７、答欄８、
折曲部９、特記事項欄１０が設けられている。

問題欄７と答欄８の夫々には問題、答を記入す
る行１０，１１を横方向に並べて縦方向に15行づ
つ形成してある。これらの各行１０，１１は英語
の単語、数学の公式、化学の分子式、社会科等々
の各種問題やその答を記入するのに便利なように
横長にしてあり、又各行の左端部には上から順に
行数を示す１〜15までの番号１２，１３を表示し
てある。又答欄８には英語のスペルがきれいに書
けるようにリーダー線ａを四線引いてある。

なお、問題欄７、答欄８の行数は15行に限ら
ず、それより多くても少くてもよく、又リーダー
線１４はあつてもなくてもよい。

折曲部９は、点線で表示し、そこに折り線と表
示してある。

特記事項欄１０は、学習中に気の付いた事項や
特にメモしておきたいような事項を記入する欄で
ある。図示した特記事項欄は空白としてあるが、
横罫、縦罫を印刷しておいてもよい。特記事項欄
１０の幅は答欄８の幅と同じにして、折曲部９か
ら折曲げたとき答欄８に重なつて答欄８が隠れる
ようにしてある。

学習用紙４の裏面６には第１図、第２図の右側
ページＢに示すように、不透過部１４と正誤判定
欄１５とを設けてある。

不透過部１４は、表面５の特記事項欄１０の裏
面に設けられており、特記事項欄１０を折曲部９
から内側に折曲げて答欄８と重合させた場合、答
欄８に記入されている答が特記事項欄１０の裏面
よりすけて透過できないようにするための模様を
印刷したものである。学習用紙が厚くて特記事項
欄１０の裏面６から答がすけて見えないときはこ
の模様はなくともよい。

正誤判定欄１５は、学習の結果を記入する欄で
あり、その欄と対向するページの問題欄７に出題
された問題の解答が正しいときは〇印を、誤りで
あるときは×印を記入できるように碁盤目状の罫
線で区画して多数設けてある。

この正誤判定欄１５の最上欄は学習した月日を
記入できる日付欄１６としてあり、正誤判定欄１
５の欄外上方には解答回数を示す数字１７を印刷
してある。正誤判定欄１５の欄外下方には問題が
教科書の何頁〜何頁の中から出題されたものであ
るかを記入できるようにした出題頁記入欄１８と
出題された問題を完全に修得し終えたときにその
旨の記号、例えば〇印、◎印等を記入できるよう
にした修得記入欄１９を形成してある。

本考案の学習帳を用いて英語の単語のスペルの
勉強をするには例えば次のようにすればよい。

まず、英語の教科書のうち、その日に学校で学
習した頁の中から学習したい単語のスペル（例え
ばbook、house等）を答欄８に自分で書き出し、
また答欄８に書き出した英単語の和訳の日本語
（例えば本、家等）を問題欄７に書き出す。

この場合問題又は答が１行に書ききれないとき
は行の区分にとらわれずに２行或は３行といつた
ように必要な行数を使用すればよい。

次に第３図のように左側のページＡの折曲部９
から特記事項欄１０を内側に折曲げて答欄８に折
重ね、これにより答欄８を隠して同欄８に書き出
してある英単語のスペルが左側のページＡの裏面
６の不透過部１４の模様により裏面からすけて見
えないようにする。

次に右側ページＢの正誤判定欄１５の上に学習
帳１とは別に形成した第４図の解答用紙２０を重
ねる。この状態で問題欄７に書き出されている日
本語に対応する英単語を解答用紙２０の解答欄２
１に書込む。

解答用紙２０へ解答を書き終えたら左ページＡ
の不透過部１４を開いて解答用紙２０に記入され
た解答（英単語）を答欄８の英単語と対比して正
誤を判定し、正しいときには〇印を、誤りのとき
には×印を右ページＢの正誤判定欄１５の第１回
目の欄に記入すればよい。このとき正誤判定欄１
５の日付欄１６には学習した日の日付を記入す
る。同じ学習を何度も繰返すときはその都度別の
解答用紙２０を用意してそれに解答を記入し、
夫々の解答の正誤を判定し、正しいときは〇印、
誤りのときは×印を正誤判定欄１５の第２回目、
第３回目の欄に順次記入すればよい。

解答用紙は第５図のように多数枚の用紙２２を
１冊に綴じて解答用紙帳にしておき、その各用紙
２２にミシン目などの切り込み２３を入れてその
部分から必要に応じて切取れるようにしておいて
もよい。

本考案は叙上のように、生徒自身で問題、解答
を作成して学習できるようにしてあるため自律的
学習を可能とするものである。また、正誤判定欄
１５があるため解答の正誤を正しく把握すること
ができ、しかも正誤判定欄１５は一つの問題につ
いての正誤を数回分記入できるようにしてあるた
め解答用紙２０を何枚か用意して一つの問題につ
いて何度も繰返し学習し、その都度解答の正誤を
正誤判定欄１５の各回分に順次記入することがで
き、そのようにすれば一つの問題について〇の数
からその問題をどの程度正しく理解できたかを知
ることができると共に、一つの問題についての〇
×の数からその問題について何回学習したかを知
ることもできる。更には一つの問題についての最
初の〇印がどの回数欄に記入されているかを確認
することにより何度目の学習で問題を理解するこ
とができたかを知ることができるため、学習の努
力の経過を知ることもでき、ひいては学習に対す
る興味と向学心が喚起され、学習効果がより一層
向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る学習帳の一例を示す説明
図、第２図は同学習帳を展開した状態の説明図、
第３図は同学習帳の使用説明図、第４図は解答用
紙の一例を示す説明図、第５図は解答用紙の他例
を示す説明図である。 １は学習帳、４は学習用紙、７は問題欄、８は
答欄、９は折曲部、１０は特記事項欄、１５は正
誤判定欄。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 学習用紙の表面に問題欄、答欄、折曲部、特
   記事項欄を設け、特記事項欄は折曲部から内側
   に折ると答欄と重合して答欄が隠れるよう形成
   し、学習用紙の裏面には二以上の正誤判定欄を
   形成し、多数枚の学習用紙を裏面と表面が対向
   するように重ねてその一端を綴成して各学習用
   紙を一枚づつ見開きできるようにしたことを特
   徴とする学習帳。 (2) 学習用紙の特記事項欄の裏面に、答欄に記入
   した答がすけて見えないようにする不透過部を
   設けてなる実用新案登録請求の範囲第１項記載
   の学習帳。