JP3055416U - 色合せ見本帳 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 色見本紙が比較的厚手であっても、また多数
頁であっても、簡単に任意の頁の２枚の見本紙を互いに
突き合せて色合せすることができる色合せ見本帳を提案
する。 【解決手段】 中央片部の両側に折目線を介して基片部
と先端片部が連接されて全体長方形をなす複数枚の同幅
の色見本紙の該各基片部と先端片部を上記各折目線によ
り上側に折り返して重ね合わせ、各基片部の折返し側縁
部を合致させて接着剤により一つ綴じにしてなり、各基
片部は同一長さであり、各中央片部の長さはその基片部
と先端片部の長さの和に等しくかつ重ね順に下側となる
程順次一定長さづつ長くなるように構成してなることを
特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、一冊の見本帳の所望の２枚の色見本紙を簡単に突き合せて見ること ができる色合せ見本帳に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、本の表紙や見返し，扉等の装丁、あるいはふすま紙や壁紙、パッケージ などで、２種の色を採用するために見本帳で色合せを行なう場合、同じ見本帳を ２冊準備して突き合わせたり、１冊の見本帳の所望の２個所を開いて一方の色見 本紙を折り曲げながら他方の見本紙上に載せて見ることが多い。しかし、特に１ 冊の見本帳で色合せをするときに、色見本紙が厚紙であったり、見本帳の頁数が 多頁にわたると、折り曲げることも難しくなる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、色見本紙が比較的厚手であっても、また多数頁であっても、簡単に 任意の頁の２枚の見本紙を互いに突き合せて色合せすることができる色合せ見本 帳を提案するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

即ち、本考案は中央片部の両側に折目線を介して基片部と先端片部が連接され て全体長方形をなす複数枚の同幅の色見本紙の該各基片部と先端片部を上記各折 目線により上側に折り返して重ね合わせ、各基片部の折返し側縁部を合致させて 接着剤により一つ綴じにしてなり、各基片部は同一長さであり、各中央片部の長 さはその基片部と先端片部の長さの和に等しくかつ重ね順に下側となる程順次一 定長さづつ長くなるように構成してなる色合せ見本帳に関するものである。以下 、本考案の実施形態を図により説明する。

【０００５】

【考案の実施の形態】 図１は本考案の見本帳を構成する１枚の単色の色見本紙の説明図で、色の異な る同幅の各見本紙はその全体長さはそれぞれ異なるが、中央片部１の両側に折目 線２，３を介して基片部４と先端片部５が連接されて全体長方形をなし、各基片 部４は全て比較的短い同一長さとし、各中央片部１の長さはその基片部４と先端 片部５の長さの和に等しく、かつ重ね順に下側となる程順次一定長さ（例えば５ 〜１０ｍｍ）づつ長くなるようにしてある。

【０００６】 各色見本紙はその基片部４と先端片部５を上記折目線２，３により上側に折り 返して中央片部１上に重ね合せ、これにより基片部４と先端片部５の両先端縁ど うしを互いに中央片部１上で突合させる。

【０００７】 このように三つ折りにされた各色見本紙は中央片部１が短いものほど上側とな るようにして重ね合せ、各基片部４の折目線２が上下合致するようにして該折目 線２による折返し側縁部６をホットメルト系接着剤等により接着して一つ綴じと する。

【０００８】 これにより、各色見本紙の色は折目線３による先端片部５の折返し基部が外側 に露出して区別できるようになっている。なお、最も両外側の見本紙の更に外側 には厚紙の表・裏表紙を取付けてもよいことは勿論である。

【０００９】 しかして、例えばこの見本帳の２枚目の色見本紙と５枚目の色見本紙とで色合 せしたいときには、まず２枚目の見本紙の頁を開く（図２参照）。次に、５枚目 の見本紙の折り畳んだ先端片部５ｂを外側に引き出し（図３参照）、これを２枚 目の見本紙の先端片部５ａ上に重ねるようにして再び折り畳むのである（図４〜 ５参照）。

【００１０】 前記のように、各色見本紙の全体長さはそれぞれ異なっていても、その折り返 し基片部４の長さは全て同一であり、各折り返し先端片部５は各基片部４の折り 返し先端縁と同じ位置で突合する関係にあるから、上記のように５枚目の見本紙 の先端片部５ｂを２枚目の見本紙の先端片部５ａ上に重ねれば、２枚面の見本紙 の基片部４ａと５枚目の先端片部５ｂとが互いに突合して、両方の色を隣り合せ で見ることができるのである。

【００１１】

【考案の効果】

本考案の色合せ見本帳は上述のように中央片部の両側に折目線を介して基片部 と先端片部が連接されて全体長方形をなす複数枚の同幅の色見本紙の該各基片部 と先端片部を上記各折目線により上側に折り返して重ね合わせ、各基片部の折返 し側縁部を合致させて接着剤により一つ綴じにしてなり、各基片部は同一長さで あり、各中央片部の長さはその基片部と先端片部の長さの和に等しくかつ重ね順 に下側となる程順次一定長さづつ長くなるように構成してなるものであるので、 色見本紙の頁数に関係なく所望の２枚の色見本紙を互いに突き合せて簡単に隣り 合せでみることができ、従来のように力を入れて無理やり任意の色頁を折り曲げ ながら色合せする手間が省ける等、構造簡単・製作容易にしてその利点は大であ る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る色合せ見本帳を構成する１枚の色
見本紙の斜視図である。

【図２】本考案に係る色合せ見本帳により色合せする要
領を示す斜視図である。

【図３】本考案に係る色合せ見本帳により色合せする要
領を示す斜視図である。

【図４】本考案に係る色合せ見本帳により色合せする要
領を示す斜視図である。

【図５】本考案に係る色合せ見本帳により２枚の任意の
色見本紙どうしで色合わせを行なっている状態の断面図
である。

【符号の説明】

１−中央片部 ２−折目線 ３−折目線 ４−基片部 ５−先端片部 ６−見本帳の側縁部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 中央片部の両側に折目線を介して基片部
   と先端片部が連接されて全体長方形をなす複数枚の同幅
   の色見本紙の該各基片部と先端片部を上記各折目線によ
   り上側に折り返して重ね合わせ、各基片部の折返し側縁
   部を合致させて接着剤により一つ綴じにしてなり、各基
   片部は同一長さであり、各中央片部の長さはその基片部
   と先端片部の長さの和に等しくかつ重ね順に下側となる
   程順次一定長さづつ長くなるように構成してなることを
   特徴とする色合せ見本帳。