JP2606749Y2 - 紙束穿孔綴じ装置 - Google Patents

紙束穿孔綴じ装置

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JP2606749Y2
JP2606749Y2 JP1993045836U JP4583693U JP2606749Y2 JP 2606749 Y2 JP2606749 Y2 JP 2606749Y2 JP 1993045836 U JP1993045836 U JP 1993045836U JP 4583693 U JP4583693 U JP 4583693U JP 2606749 Y2 JP2606749 Y2 JP 2606749Y2
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paper
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昌弘 横山
益実 外山
尚吾 佐藤
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Pentel Co Ltd
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  • Sheet Holders (AREA)
  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、基台と切削刃との相対
的な移動により紙束に穿孔綴じピンにより綴じる如くし
た紙束穿孔綴じ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】紙束に穿孔する穿孔機の一般的なものと
して、実開昭62−147500号に示されているよう
なものが知られている。簡単に説明すると、基台上に配
置されたハンドルを押圧することによって抜き歯が下降
し、紙に穿孔できるようになっている。このように穿孔
機によって穿孔された紙束は、通常、ファイル(例えば
実開昭57−44783号など)に連綴され、本棚など
に収納される。
【0003】ところが近年においては、前述したような
ファイルには連綴せず、比較的安価な棒状の綴じ具、例
えば、実公昭43−5704号公報に示されているよう
な綴じ具によって紙束を連綴するようになってきた。そ
の綴じ具を簡単に説明すると、頭部に鍔部、側面部に嵌
合歯が形成された綴じピンに抑止部材を係止せしめるこ
とにより、紙束を連綴することができるようになってい
る。又、連綴後、余分な挿入体を切断できるよう、その
綴じピンは合成樹脂資材で成形されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで上記従来技術
に於ては、穿孔後、基台より穿孔された紙束を手で持ち
上げ外さなければならない。次いで、その状態(紙束を
持ち上げた状態)を保ちながら挿入体を穿孔された孔に
挿入し、抑止部材を挿入体に嵌合係止させ、最後に余分
な部分を切断していた。しかし、紙束を持ち上げる際、
その紙束がばらけてしまう場合があり、いったん紙束が
ばらけてしまうと綴じピンを穿孔された孔に挿入するこ
とは非常に困難なことであった。又、抑止部材の綴じピ
ンへの嵌合力が強く設定されている綴じ具に於ては、抑
止部材を綴じピンへ嵌合させる時も大きな力を必要と
し、嵌合力が高まり外れづらくなるものゝ、指などで嵌
合させることは非常に困難であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は上記問題点を解
決することを目的とし、紙束を載置するスライドベース
を奥側穿孔位置と、手前側綴じ位置にスライドし得る如
くし、スライドベースの摺動方向に対して左右方向に同
時に開閉し得る1対の開閉板の外端部近傍に綴じピン押
圧棒を上下動自在に配設し、弾性部材により常時上方に
付勢し、押圧レバーの回動により上下動する昇降軸に押
圧棒の頭部を押圧するブラケットを形成し、昇降軸下方
には紙束を穿孔する切削刃を固定し、基台上には綴じピ
ンに嵌合するワッシャー嵌合穴を形成したことを特徴と
する。
【0006】
【実施例】基台1の上面後方には昇降軸2が上下動自在
に配置された側板3が立設固定されている。又、その側
板3には昇降軸2を上下動させる押圧レバー4が軸5を
中心に回転自在に取り付けられている。一方、前記昇降
軸2には長穴6が形成されており、その長穴6には押圧
レバー4に固定された係合ピン7が嵌挿している。この
長穴6と係合ピン7との係合により、押圧レバー4を回
転させた際、昇降軸2が昇降できるようになっている。
又、昇降軸2の中間部には後述する押圧棒を押圧するブ
ラケット8が固定されており、又、下方には切削刃9が
螺子10により着脱自在に取り付けられている。なお、
前記基台1の上面に紙束を載置するスライドベース11
が前後動摺動自在に取り付けられており、そのスライド
ベース11の後端12は紙束の後端を揃えるためにL型
状に形成されている。
【0007】又、前記基台1の後方には支持部材13が
固定されており、その支持部材13の前方には後述する
綴じピンを押圧する押圧ユニット14が螺子15などに
より取り付けられているが、支持部材13と一体であっ
ても良い。
【0008】次に、押圧ユニット14について説明す
る。溝16が形成された固定部材17の略中心部にはピ
ニオンギヤ18が回転自在に取り付けられている。又、
前記溝16には開閉板19,20が各々対向した位置
に、又、前記スライドベース11のスライド方向に対し
て左右方向に開閉し得るように配置されている。更に、
開閉板19,20にはラックギヤ21,22が形成され
ており、各々前記ピニオンギヤ18に噛合している。
【0009】又、その開閉板19,20の外端部近傍に
は押圧棒23,24が弾撥部材25,26によって上方
に付勢され、開閉板19,20の開閉動作に伴って同様
に開閉し、且つ、上下動自在に配置されている。なお、
27は前記ピニオンギヤ18と噛合し回転させ、開閉板
19,20を開閉させる操作板であり、28は開閉板1
9,20などが脱落しないようにするための蓋体であ
る。
【0010】次に動作について説明する。紙束をスライ
ドベース11に載置する前に綴じピン29に嵌合するワ
ッシャ部材30を窪部1aに挿着する。ワッシャ部材3
0挿着後、紙束を配置しスライドベース11を押し込
み、押圧レバー4を回転させ穿孔する。穿孔終了後、ス
ライドベース11と共に紙束を前進させる。この状態で
綴じピン29を穿孔した孔に挿入する。
【0011】次いで、操作盤27を前方に引っ張り開閉
板19,20を左右に拡開させる。この拡開動作により
押圧棒23,24が綴じピン29の上方に位置する。こ
ゝで再び押圧レバー4を回転させ昇降軸2を下降させ
る。そして昇降軸2の下降動作によりブラケット8が押
圧棒23,24の頭部を押圧し、綴じピン29がワッシ
ャ部材30に嵌合する。これで綴じ作業が完了する。綴
じ作業完了後は操作盤27を後退させ、開閉板19,2
0を閉鎖しておく。なお、前記の綴じ作業時において、
紙束は穿孔時より前進しているので切削刃が下降しても
再び紙束に穿孔することはない。
【0012】本実施例に於ては、開閉板19,20を操
作板27の前後移動によりスライド板のスライド方向に
対して左右方向に開閉し得るようなしたが、図3、図4
に示すように、開閉レバー31により開閉させるように
しても良い。又、この開閉レバー31にスプリング32
を取り付けると更に操作性が良くなる。更に、図5、図
6に示すように開閉板19,20をテーパー溝33,3
4に沿って移動させ開閉するようにしても良く、要は開
閉板19,20が左右方向に開閉し得れば、種々の公知
の機構が選択可能である。
【0013】
【考案の効果】本考案は、紙束を載置するスライドベー
スを奥側穿孔位置と、手前側綴じ位置にスライドし得る
如くし、スライドベースの摺動方向に対して左右方向に
同時に開閉し得る1対の開閉板の外端部近傍に綴じピン
押圧棒を上下動自在に配設し、弾性部材により常時上方
に付勢し、押圧レバーの回動により上下動する昇降軸に
押圧棒の頭部を押圧するブラケットを形成し、昇降軸下
方には紙束を穿孔する切削刃を固定し、基台上には綴じ
ピンに嵌合するワッシャー嵌合穴を形成したので、少な
い力で簡単に綴じピンにより紙束を連綴することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例正面図である。
【図2】図1のA−A平面図である。
【図3】開閉板の第2実施例閉時平面図である。
【図4】開閉板の第3実施例閉時平面図である。
【図5】開閉板の第4実施例開時平面図である。
【図6】開閉板の第4実施例閉時平面図である。
【符号の説明】
1 基台 2 昇降軸 3 側板 4 押圧レバー 8 ブラケット 9 切削刃 11 スライドベース 14 押圧ユニット 16 溝 17 固定部材 18 ピニオンギヤ 19,20 開閉板 21,22 ラック 23,24 押圧棒 25,26 弾撥部材 27 操作板 31 開閉レバー 32 スプリング 33,34 テーパー溝
フロントページの続き (56)参考文献 実開 平6−81781(JP,U) 実公 昭33−15112(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B42B 5/00 - 5/02 B26F 1/32 B42F 13/12 B42F 13/40

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙束を載置するスライドベースを奥側穿
    孔位置と、手前側綴じ位置にスライドし得る如くし、ス
    ライドベースの摺動方向に対して左右方向に同時に開閉
    し得る1対の開閉板の外端部近傍に綴じピン押圧棒を上
    下動自在に配設し、弾性部材により常時上方に付勢し
    押圧レバーの回動により上下動する昇降軸に押圧棒の頭
    部を押圧するブラケットを形成し、昇降軸下方には紙束
    を穿孔する切削刃を固定し、基台上には綴じピンに嵌合
    するワッシャー嵌合穴を形成した紙束穿孔綴じ装置。
JP1993045836U 1993-07-30 1993-07-30 紙束穿孔綴じ装置 Expired - Fee Related JP2606749Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102275404A (zh) * 2011-05-26 2011-12-14 河海大学常州校区 半自动装订机管长确定机构
CN111806116A (zh) * 2020-07-28 2020-10-23 黎明职业大学 一种操作方便的财务凭证装订机

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102275404A (zh) * 2011-05-26 2011-12-14 河海大学常州校区 半自动装订机管长确定机构
CN111806116A (zh) * 2020-07-28 2020-10-23 黎明职业大学 一种操作方便的财务凭证装订机
CN111806116B (zh) * 2020-07-28 2021-09-14 黎明职业大学 一种操作方便的财务凭证装订机

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