JP3411285B2 - γ−ブチロラクトンの製法 - Google Patents

γ−ブチロラクトンの製法

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、γ−ブチロラクトンの製法に関する。
ハーフェル(Havel)他(J.Org.Chem.41,513(197
6))は、2,3−ジヒドロフランを三重項−酸素を用いて
酸化することによってγ−ブチロラクトンを製造した。
γ−ブチロラクトンは、この反応の場合には、収率1.4
%のみで得られる。ピアンカテリ(Piancatelli)他(T
etrahedron Lett.39,3483(1977))は、2,3−ジヒド
ロフランをピリジニウムクロロクロメートを用いて酸化
した。この高価な酸化剤ピリジニウムクロロクロメート
は、この反応の場合には化学量論的な量で消費され、従
って、この方法は、工業的な使用に対する経済性の欠如
という理由から考慮の対象とならない。
これまでγ−ブチロラクトンは、2,5−ジヒドロフラ
ンから出発して、直接的な方法で得ることができなかっ
た。アルパー(Alper)他(J.Mol.Cat.72,143(199
2))によって、2,5−ジヒドロフランを酸素を用いて塩
化コバルト(II)の触媒により酸化することによって式
I: で示される2−ブテン−4−オリドが得られること記載
されており、上記式中のCC二重結合は、γ−ブチロラク
トンが得られる前に、後からの反応の際に水素化されな
ければならない。従って、この方法もまた不経済的であ
る。
欧州特許出願公開第24770号明細書によれば、2,5−ジ
ヒドロフランは、液相中で水と、酸化アルミニウム上の
白金/パラジウム−触媒上で4−ヒドロキシブチルアル
デヒドが得られる反応が行なわれる。γ−ブチロラクト
ンは、この反応の場合には存在しなかった。
γ−ブチロラクトンは、例えば、ポリアクリロニトリ
ル、セルロースアセテート、ポリスチレン、シェラック
及び樹脂のための溶剤として使用されかつさらに経済的
に重要な生成物、例えばピロリドン、N−メチルピロリ
ドン及びポリビニルピロリドンの製造のための出発物質
として使用される、大量に必要とされる化学物質であ
る。
本発明の課題は、2,5−ジヒドロフランもしくは2,3−
ジヒドロフランから出発して、経済的な方法で可能であ
るγ−ブチロラクトンの製法を見いだすことであった。
殊に、γ−ブチロラクトンを、2,5−ジヒドロフランか
ら出発して直接、1段階で製造することができる方法が
見いだされなければならない。
これに応じて、2,5−ジヒドロフランもしくは2,3−ジ
ヒドロフラン又は両方のジヒドロフランの混合物を気相
中で水の存在下で、付加的な水素の存在下もしくは不在
下で、高められた温度で、水素化触媒上で反応させるこ
とを特徴とする、γ−ブチロラクトンの製法が見いださ
れた。
確かに、本発明による方法の基礎となる反応に対する
化学的な反応機構は、依然として未知であるが、しかし
ながら、上記反応が次の反応式に従って進行することが
できることは推測される。従って、おそらく2,5−ジヒ
ドロフランIIは、先ず水素化触媒上で、反応式(1)に
従って2,3−ジヒドロフランIIIに異性化される。
引き続き、2,3−ジヒドロフランに、反応式(2)に
従って水が付加され、 この場合、式IVで示される2−ヒドロキシテトラヒドロ
フランが生成され、この2−ヒドロキシテトラヒドロフ
ランは、その開環異性体である、式V: で示される4−ヒドロキシブチルアルデヒドと平衡状態
にある。さらに 2−ヒドロキシテトラヒドロフランIVは、水素化触媒に
よっておそらく反応式(3) に従って脱水素化されることによってγ−ブチロラクト
ンが得られる。従って、使用された水素化触媒は、脱水
素化触媒として作用する。しかし、本発明による方法に
使用可能である触媒は、通常、公知技術水準の場合には
水素化触媒として使用されるため、該触媒は、本出願明
細書の範囲内では、本発明による方法におけるその脱水
素化作用にも関わらず、以下、「水素化触媒」と呼称さ
れる。上述のとおり、上記の反応機構は、専ら、本発明
による方法の場合に、触媒上で進行する化学的な経過を
説明する試みにすぎないのであり、この化学的な経過
は、詳細には研究されていない。この反応機構に対する
上記の提案は、本発明による方法を付加的な水素の不在
下で実施することができる2,5−ジヒドロフランならび
に2,3−ジヒドロフランを本発明による方法に使用する
ことができることが観察されたことによって、ならびに
見いだされた副生成物によって本質的に支えられてい
る。
本発明による方法の場合には、2,5−ジヒドロフラン
もしくは2,3−ジヒドロフラン又はこれら化合物のジヒ
ドロフランの混合物、有利に2,5−ジヒドロフラン単独
は、気相中で水と、ジヒドロフラン/水のモル比、通常
2:1〜1:100、有利に1:1〜1:50、特に有利に1:1〜1:10
で、水素化触媒の存在下で圧力、通常0.5〜50バール、
特に0.8〜40バール、殊に1〜10バールで、温度100〜35
0℃、有利に130〜330℃、特に有利に170〜300℃で反応
することによってγ−ブチロラクトンに変換される。
水素化触媒として、本発明による方法の場合には、カ
ルボニル基の水素化に適当である実質的に全ての不均質
系触媒、例えば、Houben−Weyl,Methoden der Organi
schen Chemie,第IV巻,lc,16−26頁,Thieme−Verlag,St
uttgart,1980に記載されている不均質系触媒は、使用す
ることができる。水素化触媒は、本発明による方法の場
合には反応器中の固定床中にか、又は動的に、例えば流
動床中に配置することができる。
有利に、本発明による方法の場合には、元素の周期律
表の第I b、VI b、VII b及びVIII b族の1個もしくはそ
れ以上の元素を含有している不均質系水素化触媒は、使
用される。有利な触媒は、殊に、触媒活性を有する成分
として、例えば銅、クロム、レニウム、コバルト、ニッ
ケル、ロジウム、ルテニウム、イリジウム、パラジウ
ム、鉄もしくは白金又はこれらのうちの複数の元素の混
合物を含有しかつ、場合によってはこれら成分の触媒活
性及び選択性に影響を及ぼす別の成分として、例えばイ
ンジウム、亜鉛もしくはアンチモンを含有する触媒であ
る。特に有利に、本発明による方法の場合には、レニウ
ム及び/又は銅を含有している水素化触媒は使用され
る。
不均質系触媒として、本発明による方法の場合には、
触媒活性を有する成分を担体材料上に施与することによ
って製造されている、いわゆる沈殿触媒(Faellungskat
alysatoren)ならびにこれまでの担体触媒は、使用する
ことができる。
沈殿触媒は、その触媒活性を有する成分をこの成分の
塩溶液から、殊にこの成分のニトレート及び/又はアセ
テートの溶液から、アルカリ金属−及び/又はアルカリ
土類金属水酸化物−及び/又はカーボネート溶液を添加
することによって、例えば難溶性の水酸化物、オキシヒ
ドラート、塩基性塩もしくはカーボネートとして沈澱さ
せ、引き続き、得られた沈殿物を乾燥し、かつさらに該
沈殿物を通常300〜700℃、特に400〜600℃でのか焼によ
って相応する酸化物、酸化物混合物及び/又は混合され
た原子価の(gemischtvalentigen)酸化物に変換し、こ
れら酸化物を通常50〜700℃、特に100〜400℃で水素も
しくは水素を含有しているガスで処理することによっ
て、より低い酸化段階の、相応する金属及び/又は酸化
物化合物に還元し、かつ触媒活性を有する本来の形に変
換することによって得ることができる。水素の代わり
に、上記目的に別の適当な還元剤、例えばヒドラジンは
使用することができるが、しかしながら、水素の使用が
有利である。この場合には、通常、実質的にもはや水素
が消費されなくなるまで、還元は行なわれる。担体材料
を有する沈殿触媒の製造の場合には、触媒活性を有する
成分の沈澱は、相応する担体材料の存在下で行なうこと
ができる。しかし触媒活性を有する成分は、有利に同時
に担体材料と、相応する塩溶液から沈澱させることもで
きる。適当な担体材料は、例えばアルミニウムの酸化
物、チタンの酸化物、酸化亜鉛、二酸化ジルコニウム、
酸化珪素、アルミナ、例えばモンモリロナイト、シリケ
ート、例えばマグネシウム−もしくはアルミニウムシリ
ケート又はゼオライト、例えばZSM−5−もしくはZSM−
10−ゼオライトである。このような担体材料の混合物
は、使用してもよい。必要に応じて、沈澱からの、乾燥
された沈殿物は、か焼前に成形助剤、例えばグラファイ
ト、タルクもしくはステアリンと、及び/又は気孔形成
剤(Porenbildnern)、例えばセルロース、メチルセル
ロース、澱粉、蝋、パラフィン及び/又はポリアクリレ
ングリコールと反応させることができ、かつ触媒成形
体、例えば錠剤、球、環もしくはストランドに圧縮形成
もしくは押し出すことができる。
有利に本発明による方法の場合には、水素化を触媒す
る金属もしくは金属化合物を担体材料上に析出された状
態で含有している水素化触媒は、使用される。触媒活性
である成分の他になお付加的に担体材料を含有している
上記の沈殿触媒の他に、本発明による方法には通常、触
媒活性作用を有する成分が、例えば含浸によって担体材
料上に施与されている担体触媒は特に好適である。
担体上への触媒活性である金属の施与の方法は、通
常、重要ではなく、かつ種々の方法で実施することがで
きる。触媒活性である金属は、上記の担体材料上に、例
えば適当な元素の塩もしくは酸化物の溶液もしくは懸濁
液を用いて浸漬し、乾燥しかつ引き続き、還元剤、例え
ば水素、水素含有ガスを用いて相応する金属もしくはよ
り低い酸化段階に金属化合物を還元することによって施
与することができる。担体材料上に析出された金属化合
物の還元は、前記で沈殿触媒の場合に記載されたものと
同じ条件下で行なうことができる。上記担体への触媒活
性である金属の施与の別の方法は、担体を、例えばニト
レート又は熱により容易に分解可能な錯体化合物、例え
ば触媒活性である金属のカルボニル−もしくはヒドリド
−錯体を含有している熱により容易に分解可能な塩の溶
液で含浸し、かつこのようにして浸漬された担体を、吸
収された金属化合物の熱分解のために温度300〜600℃に
加熱することにある。この熱分解は、有利に保護ガス雰
囲気下で行なわれる。適当な保護ガスは、例えば窒素、
二酸化炭素、水素又は希ガスである。さらに、触媒活性
である金属は、触媒担体上に蒸発によってか又は溶射に
よって析出することができる。この場合には、担体材料
として金属網もしくは金属箔は、使用することができ
る。触媒担体の触媒活性である金属の含量は、原理的に
本発明による方法の実施にとって重要ではない。該触媒
担体の触媒活性である金属のより高い含量によって、よ
り低い含量より、より高い空時収量が得ることができる
ことは、当業者には自明のことである。通常、触媒活性
である金属の含量が触媒全体に対して0.1〜90重量%、
特に0.5〜40重量%である担体触媒は、使用される。上
記の含量記載が、種々の担体材料、しかしながら種々の
比重及び種々の表面積を有する担体材料を含めた触媒全
体に対するものであるため、該記載は、本発明による方
法の結果に不利に影響を及ぼすことなく下回ることもで
きるし、上回ることもできる。自明のことながら、複数
の触媒活性である金属がそれぞれの担体材料上に施与さ
れていてもよい。さらに、触媒活性である金属は、ドイ
ツ国特許出願公開第2519817号明細書、欧州特許出願公
開第147219号明細書及び欧州特許出願公開第285420号明
細書に記載の方法に従って担体上に施与することができ
る。上記明細書に記載の触媒の場合には、触媒活性であ
る金属は、例えば浸漬によって担体上に析出された、前
記の金属の塩もしくは錯体の熱処理及び/又は還元によ
って得られる合金として存在している。
担体材料として、通常、アルミニウムの酸化物、チタ
ンの酸化物、酸化亜鉛、二酸化ジルコニウム、二酸化珪
素、アルミナ、例えばモンモリロナイト、シリケート、
例えばマグネシウム−もしくはアルミニウムシリケート
又はゼオライト、例えばZSM−5−もしくはZSM−10−ゼ
オライトならびに活性炭は、使用することができる。有
利な担体材料は、酸化アルミニウム、二酸化チタン、二
酸化珪素、二酸化ジルコニウム又は活性炭である。自明
のことながら、種々の担体材料の混合物は、本発明によ
る方法に使用可能な水素化触媒のための担体として使用
することができる。
本発明による方法に使用可能な水素化触媒として、例
えば、次の物質が挙げられる: 活性炭上の白金、活性炭上のパラジウム、酸化アルミニ
ウム上のパラジウム、活性炭上のコバルト、二酸化珪素
上のコバルト、酸化アルミニウム上のコバルト、活性炭
上の鉄、活性炭上のマンガン、活性炭上のレニウム、二
酸化珪素上のレニウム、活性炭上のレニウム/錫、活性
炭上のレニウム/パラジウム、活性炭上の銅、二酸化珪
素上の銅、酸化アルミニウム上の銅、亜クロム酸銅なら
びにドイツ国特許出願公開第392 332号明細書、米国特
許第3 449 445号明細書、欧州特許出願公開第44 44
4号明細書、欧州特許出願公開第147 219号明細書、ド
イツ国特許出願公開第39 04 083号明細書、ドイツ国
特許出願公開第23 21 101号明細書、欧州特許出願公
開第415 202号明細書、ドイツ国特許出願公開第23 66
264号明細書及び欧州特許出願公開第100 406号明細
書による触媒。
特に有利な触媒は、銅もしくはレニウム金属の少なく
とも1つを含有している。銅含有の沈殿触媒は、通常、
触媒の全体重量に対して、CuOとして計算された銅0.1〜
90重量%、有利に1〜80重量%、特に有利に5〜50重量
%を含有することができる。銅含有の、担体材料の含浸
もしくは被覆によって製造された担体触媒は、通常、触
媒の全体重量に対して、CuOとして計算された銅0.1〜30
重量%、有利に3〜25重量%、特に有利に5〜50重量%
を含有することができる。レニウム含有の触媒は、本発
明による方法の場合にはレニウムを、Reとして計算しか
つ触媒の全体重量に対して、0.1〜25重量%、有利に1
〜20重量%、特に有利に2〜10重量%の量で含有してい
る担体触媒の形で使用される。
本発明による方法は、有利に連続的に実施される。こ
の場合には、例えば、触媒が有利に固定床の形で配置さ
れている管型反応器又は、触媒がガス流によって動かさ
れる流動床反応器は、使用することができる。
エダクトである2,5−ジヒドロフラン及び/又は2,3−
ジヒドロフランならびに水は、これら物質が触媒によっ
て導かれる前に、例えば蒸発器で気相に変換することが
できる。有利にエダクトは、キャリヤーガス流中で上は
蒸発され、この場合、キャリヤーガスとして、例えば希
ガス、窒素、C1〜C4−炭化水素、特にメタン及び有利に
水素は、使用することができる。この場合には、キャリ
ヤーガス流は、エダクト、生成物及び場合によっては生
じた副生成物、例えば1,4−ブタンジオール、テトラヒ
ドロフラン及びブタノールが反応器中でガス状のままで
ある程度に供給される。
エダクトの蒸発に使用されるキャリヤーガス流は、有
利に循環させることもでき、即ち、触媒充填物の除去後
に該キャリヤーガス流中に含有されている生成物の析出
後に、例えば、気液分離器(Gas−Fluesigkeits−Absch
eider)もしくは冷却器中で、改めてエダクトの蒸発に
キャリヤーガス流として再度使用することができる。循
環ガス方法が使用されないか、又は水素以外のャリヤー
ガスが使用される場合には、触媒上での反応式(3)に
よる反応の際に遊離される水素は、水素化触媒を活性状
態で維持するのに十分である。
通常、触媒は、本発明による方法の場合にはジヒドロ
フラン0.05〜5kg/l 触媒*時間-1、有利にヒドロフラ
ン0.1〜3kg/l 触媒*時間-1で負荷される。
ガス状の反応器排出物は、生成物の冷却及び縮合後
に、それ自体常用の方法で蒸留によって、例えば分別蒸
留によって後処理することができる。ガス状の反応器排
出物を、直接、蒸留塔中に導入することも可能である。
蒸留の場合には、プロセス生成物の他にγ−ブチロラク
トン、同様に場合によっては反応器排出物中に含有され
ている副生成物、例えば1,4−ブタンジオール、テトラ
ヒドロフラン及び/又はn−ブタノール、の他に価値生
成物として2,5−ジヒドロフラン及び/又は2,3−ジヒド
ロフラン及び/又は2水は、生成物の蒸留によって分離
することができ、かつ再度、蒸発後に反応器中に返送す
ることができる。
従って、本発明による方法によって、2,5−ジヒドロ
フラン及び/又は2,3−ジヒドロフランから出発して、
γ−ブチロラクトンの経済的な製造が可能である。この
場合には、γ−ブチロラクトンが2,5−ジヒドロフラン
から一段階で得ることができることは、特に有利であ
る。
本発明によれば使用される出発材料2,5−ジヒドロフ
ランは、例えば米国特許第5 034 545号明細書及び米
国特許第5 082 956号明細書に記載の方法によってビ
ニルオキシランの単離によって製造することができる。
2,3−ジヒドロフランは、2,5−ジヒドロフランから、例
えば、ポール(Paul)他(Bull.Soc.Chim.France 668
(1950))又はフーバート(Hubert)他(J.Chem.Soc.P
erkin II 366(1972))による方法による、該化合物
の塩基触媒されたかもしくは光化学的に触媒された単離
によって、獲得することができる。
実施例 下記の実施例中に記載された選択率(収率/変換率*
100)をガスクロマトグラフィーによって内部標準の使
用下に測定した。
例 1 外部の加熱装置が備えられた160mlの気相反応器中に
二酸化珪素上の銅の担体触媒102g(銅含量:22重量%、C
uOとして計算され、かつ触媒の全体重量に対するもので
ある;担体をアンモニア性炭酸銅溶液で浸漬し、含浸さ
れた担体を120℃で乾燥しかつ500℃でか焼することによ
って得られた)をスプリットの形で充填し、かつ水素流
中で、最初150℃の温度でかつ最終温度250℃で還元し
た。その後に前蒸発器によって水33ml/時間及び2,5−ジ
ヒドロフラン16ml/時間を水素流18l/時間中で200℃/101
3ミリバールで連続的に蒸発させ、かつ210℃の高温の反
応器中に導入した。反応器排出物を冷却された受器中に
捕捉し、かつ分析した。変換率58%の場合には、γ−ブ
チロラクトンが選択率83%で得られた(2,3−ジヒドロ
フラン:0.4%;フラン:4%;テトラヒドロフラン:9%;n
−ブタノール:3%;残り:さらに、結果に総括されなか
った種々の低沸点物質、例えばプロパノール)。
例 2 例1と同様にして2,5−ジヒドロフラン15ml/時間及び
水32ml/時間を220℃で、二酸化珪素上の銅及びマグネシ
ウムを含有する触媒149g(組成:CuOとして計算された
銅:43.0重量%;MgOとして計算されたマグネシウム:18.0
重量%:Si02として計算されたシリケート:35.0重量%;B
aOとして計算されたバリウム:1重量%;Cr203として計算
されたクロム:0.6重量%;ZnOとして計算された亜鉛:0.4
重量%;Na20として計算されたナトリウム:0.2重量%:
残りはカーボネートが優勢である;全ての記載は触媒の
全体重量に対するものである;金属塩及び珪酸ナトリウ
ムの溶液(水ガラス)から炭酸ナトリウムを用いて共沈
させ、生じた沈殿物を乾燥し、予備成形助剤としてのタ
ルクを含有するストランドに押し出しかつ500℃でか焼
し、例1と同様にして還元することによって製造され
た)に導通した。変換率97%で、選択率85%を有するγ
−ブチロラクトンが得られた(2,3−ジヒドロフラン:1.
4%;フラン:3%:テトラヒドロフラン:9%:n−ブタノ
ール:1%:残り:僅かな量の種々の、結果に総括されな
かった低沸点物質)。
例 3 例1と同様にして2,5−ジヒドロフラン19ml/時間及び
水11ml/時間を例2からの触媒142gに導通した。変換率9
9.7%で、選択率89%を有するγ−ブチロラクトンが得
られた(2,3−ジヒドロフラン:0.13%;フラン:3.9%:
テトラヒドロフラン:5%;n−ブタノール:1.7%:残り:
僅かな量の種々の、結果に総括されなかった低沸点物
質)。
例 4 例1と同様にして、2,5−ジヒドロフラン8ml/時間及
び水5ml/時間を210℃で活性炭上の銅の触媒8g(銅含量:
10重量%、CuOとして計算され、かつ触媒の全体重量に
対するものである;4mmの活性炭ストランドをアンモニア
性炭酸銅溶液で含浸し、含浸された4mmの活性炭ストラ
ンドを120℃で乾燥しかつ例1と同様にして還元するこ
とによって得られた)に導通した。変換率98%で、選択
率83%を有するγ−ブチロラクトンが形成された(2,3
−ジヒドロフラン:2%:フラン:4%;テトラヒドロフラ
ン:4%:n−ブタノール:1%:4−ヒドロキシブチルアルデ
ヒド:5%;1,4−ブタンジオール:0.2%;残り:僅かな量
の種々の、結果に総括されなかった低沸点物質)。
例 5 例1と同様にして2,5−ジヒドロフラン10ml/時間及び
水9ml/時間を活性炭上のレニウム73g(レニウム含量:6
重量%、Reとして計算された:4mmの活性炭ストランドを
ジレニウムヘプトオキシド(Re207)水溶液で含浸し;12
0℃で乾燥し;例1と同様にして還元することによって
得られた)に導通した。変換率99%で、選択率91%を有
するγ−ブチロラクトンが形成された(2,3−ジヒドロ
フラン:0.5%:フラン:1%:テトラヒドロフラン:5%:n
−ブタノール:1%:残り:僅かな量の種々の、結果に総
括されなかった低沸点物質)。
例 6 例5と同様にして、活性炭上のレニウムに2,5−ジヒ
ドロフラン14ml/時間及び水24ml/時間を220℃で導通し
た。完全な変換率で、選択率87%を有するγ−ブチロラ
クトンが形成された(フラン:2.5%:テトラヒドロフラ
ン:9%:n−ブタノール:1%:残り:種々の、結果に総括
されなかった低沸点物質)。
例 7 例1と同様にして、2,5−ジヒドロフラン16ml/時間及
び水30ml/時間を230℃で、ジュートヒェミー社(Suedch
emie),Muenchen,記号G 22の市販の亜クロム酸銅−触
媒 253g(販売パンフレットに記載の組成:Cu 37%:Cr
203 46%:BaO 13%;例1と同様の還元)に導通し
た。変換率71%で、選択率67%を有するγ−ブチロラク
トンが形成された(2,3−ジヒドロフラン:8%:フラン:
3%;テトラヒドロフラン:2%:n−ブタノール:1%;4−
ヒドロキシブチルアルデヒド:0.5%:残り:種々の、結
果に総括されなかった低沸点物質)。
例 8 例1と同様にして、2,3−ジヒドロフラン10ml/時間及
び水8ml/時間を220℃で水素13l/時間のキャリヤーガス
流中で、例5による活性炭上のレニウム47gに導通した
(反応器容量:100ml)。変換率99.5%で、選択率98%を
有するγ−ブチロラクトンが形成された(テトラヒドロ
フラン:0.3%;4−ヒドロキシブチルアルデヒド:0.5%:
残り:僅かな量の種々の、結果に総括されなかった低沸
点物質)。
例 9 例8と同様にして、2,3−ジヒドロフラン10ml/時間及
び水10ml/時間を220℃で水素13l/時間のキャリヤーガス
流中で、活性炭上のレニウム−パラジウムの触媒45g
(レニウム含量:3重量%、Reとして計算された:パラジ
ウム含量:3重量%、Pdとして計算された:それぞれ、触
媒の全体重量に対して:4mmの活性炭ストランドを塩酸水
溶液中のPdCl2で含浸し、乾燥し、かつ新たに該担体を
ジレニウムヘプトオキシド(Re207)水溶液で浸漬し、1
20℃で乾燥しかつ例1と同様にして還元することによっ
て得られた)に導通した。
変換率99.5%で、選択率1%を有するγ−ブチロラク
トンが形成された。
水素のキャリヤー流を窒素12l/時間に置換後に、完全
な変換率で、選択率15%を有するγ−ブチロラクトンが
得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // C07B 61/00 300 B01J 23/64 104Z (56)参考文献 特表 平6−507898(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 307/33 C07D 307/20

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】γ−ブチロラクトンを製造する方法におい
    て、2,5−ジヒドロフランもしくは2,3−ジヒドロフラン
    又は両方のジヒドロフランの混合物を気相中で水の存在
    下で、付加的な水素の存在下もしくは不在下で、100℃
    〜350℃の温度で、水素化触媒上で反応させることを特
    徴とする、γ−ブチロラクトンの製法。
  2. 【請求項2】反応を付加的な水素の存在下で実施する、
    請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】反応を付加的な水素の存在下で実施し、こ
    の場合、水素をキャリヤーガスとして使用する、請求項
    1又は2記載の方法。
  4. 【請求項4】反応を圧力0.5〜50バールで実施する、請
    求項1から3までのいずれか1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】元素の周期律表の第I b、VI b、VII b及び
    /又はVIII b族のうちの少なくとも1個の元素を含有し
    ている水素化触媒を使用する、請求項1から4までのい
    ずれか1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】第I b、VI b、VII b及び/又はVIII b族の
    うちの少なくとも1個の元素の他に付加的に周期律表の
    第II b、I a、II a、III a、V a及び/又はVI a族のう
    ちの少なくとも1個の元素を含有している水素化触媒を
    使用する、請求項1から5までのいずれか1項に記載の
    方法。
  7. 【請求項7】レニウムを含有している水素化触媒を使用
    する、請求項1から6までのいずれか1項に記載の方
    法。
  8. 【請求項8】銅を含有している水素化触媒を使用する、
    請求項1から6までのいずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】水素化触媒として担体触媒を使用する、請
    求項1から8までのいずれか1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】水素化触媒を反応の開始前に水素もしく
    は水素を含有しているガスで還元する、請求項1から9
    までのいずれか1項に記載の方法。
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