JP3410341B2 - 回折格子の収納ケース - Google Patents

回折格子の収納ケース

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JP3410341B2 JP26017597A JP26017597A JP3410341B2 JP 3410341 B2 JP3410341 B2 JP 3410341B2 JP 26017597 A JP26017597 A JP 26017597A JP 26017597 A JP26017597 A JP 26017597A JP 3410341 B2 JP3410341 B2 JP 3410341B2
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    • B65D71/00Bundles of articles held together by packaging elements for convenience of storage or transport, e.g. portable segregating carrier for plural receptacles such as beer cans or pop bottles; Bales of material
    • B65D71/70Trays provided with projections or recesses in order to assemble multiple articles, e.g. intermediate elements for stacking
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学部品である回
折格子の搬送、保管などの際に用いられる回折格子の収
納ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】CD、CD−ROM又はDVDの再生装
置などの光ピックアップ光学系には、光学部品の一つと
して回折格子が用いられている。回折格子は、レーザダ
イオードなどから出射した光を回折させて複数の光に振
り分けるものであり、表面に微小な凹凸が形成され、こ
の凹凸により光を回折させるように構成されている。回
折格子により振り分けられたレーザ光は、CDなどディ
スク上に照射され、メインビームと二つのサイドビーム
となる。これらのメインビーム及びサイドビームはディ
スクの情報を読み取る上で所定の位置関係で照射されて
いなければならず、このようにメインビーム及びサイド
ビームを照射するためには、光ピックアップ光学系にお
いて回折格子が凹凸を所定の方向に向けて設置させてい
ることが必要である。
【0003】ところで、回折格子は、その製造が行われ
た後、収納パッケージに多数まとめて収納された状態で
出荷され、その納品先で個々に収納パッケージから取り
出され光ピックアップ光学系に組み込まれる。この収納
パッケージとしては、例えば、図6に示すようなものが
知られている。収納パッケージAは、ブロー成形などに
より形成されるものであり、回折格子Cを入れるための
多数の凹部Bが設けられ、その凹部Bに一つずつ回折格
子Cを収納することにより多数の回折格子Cが収納でき
る構造となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
回折格子の収納パッケージAにあっては、光ピックアッ
プ光学系の組み立てが効率よく行えないという問題点が
ある。すなわち、図6に示すように、収納パッケージA
の凹部Bに一つずつ回折格子Cが収納されるが、回折格
子Cの微小な凹凸Dの向きが一定方向に向いていない。
回折格子Cの収納時に凹凸Dの向きを揃えたとしても、
図6中の矢印で示すように出荷から納品されるまでに回
折格子Cの凹部B内で回転し、結局凹凸Dの向きが一定
方向に向いていない状態となってしまう。このような収
納状態において、回折格子Cを一つずつ取り出してその
組み込みを行おうとすると、回折格子Cの組み込みごと
に回折格子Cを適宜回転させて光ピックアップ光学系に
対し回折格子Cの凹凸Dを適正な方向に向けなければな
らない。つまり、回折格子Cの組み込む際、まず、回折
格子Cの凹凸Dの向きを大まかに合せて組み込み、その
組み込まれた回折格子Cの凹凸Dが適正な向きになって
いるか確認した後、光学的特性が得られるようにその凹
凸Dの向きを微調整しなければならない。この凹凸Dの
向きの合わせ作業及びその向きの確認作業に多大な時間
を要するため、これらの作業が光ピックアップ光学系の
組み込み工程の効率化を図る上で大きな支障となってい
る。
【0005】そこで、本発明は、以上のような問題点を
解決するためになされたものであって、回折格子の組み
込み作業の効率化が図れる回折格子の収納ケースを提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係る
回折格子の収納ケースは、回折格子を収納する収納部を
複数備えて構成され、その収納部が回折格子を収納する
ための収納空間を形成し、その収納空間に回折格子の外
周部分を係止する係止部材を具備し、係止部材を回折格
子に係合させて各収納部における回折格子をすべて同一
方向に向けて収納することを特徴とする。
【0007】また本発明に係る回折格子の収納ケース
は、前述の係止部材が各収納部において収納空間の同一
位置に形成され回折格子に形成される切欠部に係合して
回折格子を係止し、切欠部が回折格子の回折部の凹凸部
分の延びる方向に対して所定の関係で形成されているこ
とを特徴とする。
【0008】これらの発明によれば、収納空間に収納さ
れる回折格子の外周部分が係止部材により係止されるた
め、回折格子を所望の向きとして収納することが可能と
なる。そして、収納された回折格子は収納部の内部で回
転してしまうことがない。このため、回折格子を光ピッ
クアップ光学系に組み付ける際、各回折格子がほぼ一定
の向きとなっているから、回折格子の向きの合わせ作業
やその向きの確認作業が省略でき、回折格子の組み込み
作業が効率よく行える。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき、本発明
の種々の実施形態について説明する。尚、各図において
同一要素には同一符号を付して説明を省略する。
【0010】図1は回折格子の収納ケースの一部を示す
斜視図である。図2は回折格子の収納ケースの平面図で
ある。なお、説明の便宜上、図1では収納ケースの一部
を欠いた状態で示しており、図2では一部の収納部の図
示を省略してある。
【0011】図1に示すように、収納ケース1は、複数
の収納部2を形成して構成されている。収納部2は、回
折格子10の収納を行うものであり、図2に示すように
底板11上に縦横に複数配列して設けられており、例え
ば、縦10個×横10個の合計100個設けられる。
【0012】図1に示すように、収納部2は、円柱状を
呈しており、底板11の上面に上方に向けて突設されて
いる。収納部2には、回折格子10を収納するための収
納空間21が形成されている。収納空間21は、収納部
2の頂面22を下方に凹ませて形成され、光学面を上下
方向に向けた状態で回折格子10を収納できる形状とな
っている。例えば、収納空間21は、その水平断面形状
が略円形とされ、その深さが回折格子10の厚さよりや
や深い寸法とされている。
【0013】図3に収納部2に収納すべき回折格子10
の平面図を示す。図4に回折格子10を収納状態の説明
図を示す。図3において、回折格子10は、表裏に光が
透過する光学面が形成され、その一方の光学面10aに
は光を回折させる回折部10bが形成されている。回折
部10bは、例えば光学面10aの表面を断面凹凸状に
することにより形成される。この回折部10bは、その
凹凸部分が一定の方向(図3では左右の方向)に延びて
おり、光学面10aから出射する光を回折させる。
【0014】また、図3に示すように、光学面10aの
周囲にはフランジ部10cが形成されている。フランジ
部10cは回折格子10の取り付けに用いられるもので
ある。このフランジ部10cには、切欠部10dが形成
されている。切欠部10dは、回折格子10を光ピック
アップ光学系に組み付けるときに回折格子10の回転位
置を調整するために用いられる位置決め用の溝であり、
フランジ部10cの外縁を切り欠いて形成され、例え
ば、図3のように断面コ字状とされる。また、この切欠
部10dは、回折格子10の光軸を挟んでゲート切断面
10eの反対側の位置に形成され、回折部10bの凹凸
部分の延びる方向に対して所定の位置関係で形成されて
いる。例えば、図3のように、回折部10bの凹凸部分
が延びる方向(図3では左右の方向)に対し、回折格子
10の中心(光軸)から直交する方向(図3では上下の
方向)の位置に切欠部10dが形成されている。このた
め、回折格子10において、切欠部10dの向きを調節
することにより、回折部10bの凹凸部分の延びる方向
を適宜調節することができる。
【0015】なお、上述の回折格子10は切欠部10d
が一つ設けられるものであるが、回折格子10において
切欠部10dが異なる位置に複数設けられる場合もあ
る。
【0016】図1に示すように、収納部2の収納空間2
1にはリブ23が設けられている。リブ23は、収納空
間21に収納される回折格子10の外周部分を係止する
係止部材であり、例えば、収納空間21を画成する側壁
25の内面に設けられ、上下方向に延びている。また、
図4に示すように、リブ23の高さ(側壁25の内面か
らの突出長)は、回折格子10の切欠部10dの切欠深
さより小さく、かつ、回折格子10の切欠部10dを係
止してその切欠部10dが外れない程度の寸法とされて
いる。リブ23が収納空間21に形成されることによ
り、回折格子10の位置決め用の溝である切欠部10d
を利用して回折格子10を係止することができ、収納空
間21内において回折格子10の回転を確実に防止する
ことができる。
【0017】また、各収納部2において、リブ23は収
納空間21内の同一位置に形成されている。例えば、図
1に示すように、各収納部2において、収納空間21の
奥側(図1では右上側)の側壁にリブ23が統一して形
成されている。このため、各収納部2に収納された回折
格子10は、リブ23に係止されることにより、その回
折部10bがすべて同一方向(図1では左右の方向)に
向けられる。
【0018】図1に示すように、収納部2の頂面22に
は溝24、24が設けられている。溝24は、回折格子
10をピンセットにより収納空間21から取り出すとき
に用いられる溝であり、頂面22を下方に凹ませて形成
され、収納空間21と収納部2外部とを連通している。
また、溝24は、各収納部2において二つずつ形成さ
れ、収納空間21を挟んだ位置にそれぞれ形成されてい
る。このため、収納空間21に収納された回折格子10
をピンセットにより把持して容易に取り出すことが可能
である。
【0019】また、溝24は、その形成方向が隣り合う
収納部2の溝24と一致しないように設けられている。
例えば、図2に示すように、各収納部2の溝24は、収
納ケース1の対角方向(図2では、左下から右上の方向
又は右下から左上の方向)とほぼ平行して形成されてい
るが、第一列(図2では一番下の列)では溝24の形成
方向が右下から左上の方向とされ、第二列(下から二番
目の列)では左下から右上の方向とされ、第三列では右
下から左上の方向とされ、一列ごとに交互に溝24の形
成方向が変えられている。このように、溝24が形成さ
れることにより、負圧式の吸着装置により収納空間21
内の回折格子10を取り出す場合、ほかの収納空間21
に収納された回折格子10に影響を与えることなく、回
折格子10の取り出し作業が行える。すなわち、エアを
吸い込んでいる吸着装置の吸引口を収納空間21に収納
された回折格子10に接近させ、その吸引口を回折格子
10に当接させ引き上げることにより回折格子10の取
り出しが行われるが、回折格子10の吸着時にエアがそ
の溝24に沿って流れても、隣りの収納部2の溝24に
エアがほとんど流入することなく、隣りの収納部2の回
折格子10が収納空間21からこぼれ落ちてしまうなど
の不具合はない。また、載置時も同様で、エア吹き出し
の際に隣りの収納部2にある回折格子10には影響が小
さい。
【0020】図1に示すように、収納部2の収納空間2
1の底面には収納ケース1の裏面と連通する貫通孔25
が設けられている。貫通孔25は、回折格子10の光学
面よりやや大きい径で開けられている。図1に示すよう
に、収納ケース1の外縁部12は、底板11から上方へ
立ち上げられ、収納部2の頂面22より高い位置まで延
びている。外縁部12は、断面クランク状に折れ曲がっ
てその上部が段状に広げられている。このため、図5に
示すように、収納ケース1は、外縁部12を係合させる
ことにより、複数上下に重ね合わせることができる。ま
た、収納ケース1を重ねた場合、収納空間21に回折格
子10を保持したまま、貫通孔25を通じて回折格子1
0の光学面を目視検査することが可能である。また、光
学面にゴミなどが付着している場合には、貫通孔25を
通じて回折格子10にエアを吹き付け、ゴミなどを容易
に除去することができる。
【0021】図2に示すように、収納ケース1の外縁部
12の一つの角部12aは、例えば、面取りした形状と
され、他の角部と異なる形状となっている。このため、
収納ケース1を上下に重ねる場合、収納ケース1が必ず
一定の向きで重ねられることになる。また、図2に示す
ように、収納ケース1の底板11上には補強用のリブ1
3が設けられている。このリブ13を設けることによ
り、収納ケース1の剛性が高められている。
【0022】また、図2に示すように、収納ケース1の
底板11には、その表裏を貫通する孔14が設けられて
いる。この孔14は、自動機(載置、組立)での位置決
めをするためのものである。
【0023】次に、収納ケース1の使用方法について説
明する。
【0024】回折格子10の製造後、回折格子10の出
荷のため収納ケース1に回折格子10が収納される。図
4に示すように、回折格子10が収納ケース1の収納空
間21内に入れるが、このときにリブ23の形成位置に
切欠部10dが位置しないと、回折格子10を収納空間
21に収容することができない。このため、収納空間2
1に収容された回折格子10はリブ23に切欠部10d
が係止された状態となり、その回折部10bが所望の方
向(図4では左右の方向)に向けられることになる。
【0025】また、回折格子10の収納作業中に回折格
子10が収納部2から底板11上などにこぼれ落ちた場
合には、ピンセットなどにより回折格子10を収納空間
21に容易に収納することができる。例えば、この場
合、こぼれ落ちた回折格子10をピンセットで把持し、
その把持した状態でピンセットの先端を収納部2の溝2
4、24に挿入して、回折格子10を収納空間21内に
案内できる。つまり、回折格子10を把持した状態で収
納空間21内に案内でき、回折格子10を確実、かつ、
容易に収納することが可能となる。
【0026】回折格子10を各収納部2に収納し終える
と、図1に示すように、各収納部2の回折格子10の回
折部10bは全て同一方向に向けられる。各収納部2の
リブ23はその収納空間21に対して同一位置に形成さ
れているため、そのリブ23に係止されて収納される回
折格子10は同一方向へ向けられ、その回折部10bが
同一方向に向けられることになる。
【0027】そして、図5に示すように、回折格子10
を収納した収納ケース1上に他の収納ケース1を重ねる
ことにより、回折格子10の外観の目視検査を行うこと
ができる。収納空間21の底面には収納ケース1の裏面
に抜ける貫通孔25が開設されているので、収納空間2
1に回折格子10を保持したまま、回折格子10の光学
面を貫通孔25を通じて目視することができる。このと
き、回折格子10の光学面10bは同一方向に向けて収
納されているから、各光学面を比較しながら目視してい
くことができ、回折格子10の光学面10bに付いたキ
ズを容易に発見することができる。そして、収納された
回折格子10にキズが付いたものがある場合には、収納
空間21から取り出され、新たな回折格子10と交換さ
れる。この取り出し時において、収納部2の溝24、2
4にピンセットの先端を挿入して収納空間21内の回折
格子10を把持することができるため、回折格子10の
取り出し作業が容易に行える。
【0028】また、回折格子10の目視検査において、
回折格子10の光学面にゴミなどが付着している場合な
どには、図5のように、回折格子10を保持した状態で
収納ケース1の貫通孔25に向けてエアを吹きかけるこ
とにより、回折格子10の光学面に付着したゴミなどを
容易に除去することができる。
【0029】そして、目視検査の終了後、回折格子10
を収納した収納ケース1は、複数重ねられるなどして、
光ピックアップ光学系の組み立て工場などに出荷され
る。この出荷時において、収納ケース1に収納された各
回折格子10は、リブ23に外周部分(切欠部10d)
を係止されているので、収納空間21内で回転してしま
うことがない。このため、出荷時において、各回折格子
10の回折部10bの向きが確実に保持される。
【0030】そして、搬入先にて、光ピックアップ光学
系の組み付けが行われる。この組み付けにおいて、収納
ケース1からの回折格子10の取り出し作業は、例え
ば、エアを吸込む吸引口が先端に設けられた吸着装置が
用いられる。この吸着装置による回折格子10の取り出
し作業は、吸引口を収納空間21に収納された回折格子
10に当接させて引き上げることにより行われる。この
とき、回折格子10の吸着時にエアがその収納部2の溝
24、24に沿って流れるが、それらの溝24の同一直
線上に隣り合う収納部2の溝24が形成されていないた
め、その隣り合う収納部2の収納空間21にほとんどエ
アが流入するがことなく、その収納部2の回折格子10
が収納空間21から外れ落ちてしまうなどの不具合はな
い。従って、負圧式の吸着装置により回折格子10を取
り出す場合、ほかの収納空間21に収納された回折格子
10に影響を与えることなく、回折格子10の取り出し
作業が行える。
【0031】また、収納ケース1内の回折格子10は全
て同一方向に向けられているため、収納空間21から取
り出された回折格子10は、その向きの合わせることな
く光ピックアップ光学系に組み込むことができる。ま
た、その際、回折格子10の向きの確認作業も省略する
ことができるため、回折格子10の組み込み作業が効率
よく行える。
【0032】そして、光ピックアップ光学系に組み込ん
だ回折格子10の切欠部10dにピンなどを挿入し、そ
のピンの移動により回折格子10を光軸中心に回転さ
せ、光学的性能がでるように微調整して、回折格子10
の組み込み作業が完了する。
【0033】以上のように、本実施形態に係る収納ケー
ス1によれば、収納空間21に収納される回折格子10
の切欠部10dがリブ23により係止されるため、回折
格子10を所望の向きとして収納することができる。
【0034】また、収納された回折格子10が収納部2
の内部で回転してしまうことがない。このため、回折格
子10を光ピックアップ光学系に組み付ける際、各回折
格子10がほぼ一定の向きとなっているから、回折格子
10の向きの合わせ作業やその向きの確認作業が省略で
き、回折格子10の組み込み作業が効率よく行える。
【0035】また、収納空間21に貫通孔25が形成さ
れることにより、収納した回折格子10の目視検査が効
率よく行える。また、収納した回折格子10にゴミなど
が付着している場合、貫通孔25に向けてエアを吹きか
けることにより、付着したゴミなどを容易に除去するこ
とができる。
【0036】また、収納部2に溝24が形成されること
により、収納空間21に収納された回折格子10をピン
セットなどにより容易に取り出すことができ、また、回
折格子10をピンセットなどにより把持して容易に収納
空間21に収容することができる。
【0037】更に、収納部2の溝24を一列ごとに向き
を変えて形成することにより、回折格子10の取り出し
をエア吸着により行う場合及び回折格子10の載置をエ
ア吹き出しにより行う場合、収納された他の回折格子1
0にエアの影響を与えることなく作業が行える。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような効果を得ることができる。
【0039】収納空間に収納される回折格子の外周部分
が係止部材により係止されるため、回折格子を所望の向
きとして収納することができる。
【0040】また、収納された回折格子は収納部の内部
で回転してしまうことがない。このため、回折格子を光
ピックアップ光学系に組み込む際、各回折格子がほぼ一
定の向きとなっているから、回折格子の向きの合わせ作
業やその向きの確認作業が省略でき、回折格子の組み込
み作業が効率よく行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る収納ケースの説明図である。
【図2】収納ケースの平面図である。
【図3】収納される回折格子の説明図である。
【図4】回折格子の収納状態の説明図である。
【図5】収納ケースの説明図である。
【図6】従来の収納ケースの説明図である。
【符号の説明】
1…収納ケース、2…収納部、21…収納空間、23…
リブ(係止部材)、10…回折格子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 八木 謙宜 埼玉県大宮市植竹町一丁目324番地 富 士写真光機株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−298289(JP,A) 特開 平3−61933(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 5/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回折格子を収納する収納部を複数備えて
    構成され、 前記収納部は、前記回折格子を収納するための収納空間
    を形成し、その収納空間に前記回折格子の外周部分を係
    止する係止部材を具備し、前記係止部材を前記回折格子に係合させて、各収納部に
    おける前記回折格子の回折部をすべて同一方向に向けて
    収納すること、 を特徴とする回折格子の収納ケース。
  2. 【請求項2】 前記係止部材は、各収納部において前記
    収納空間の同一位置に形成され、前記回折格子に形成さ
    れる切欠部に係合して前記回折格子を係止し、 前記切欠部は、前記回折格子の回折部の凹凸部分の延び
    る方向に対して所定の関係で形成されていること、 を特徴とする請求項1に記載の回折格子の収納ケース。
JP26017597A 1997-09-25 1997-09-25 回折格子の収納ケース Expired - Fee Related JP3410341B2 (ja)

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