JP3408487B2 - クローラ走行装置におけるゴムクローラ - Google Patents

クローラ走行装置におけるゴムクローラ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、建設機械等のクロ
ーラにより走行するクローラ走行車輌において、それの
クローラ走行装置に履かせるゴムクローラに関する。
【0002】さらに詳しくいえば、クローラ走行装置に
通常履かせている鉄クローラを取り外して、それに換え
て履かせることのできるゴムクローラに関する。
【0003】
【従来の技術】上述の、クローラ走行装置に、それに着
装されている鉄クローラと互換して着装できるようにし
てあるゴムクローラは、従前のものにあっては、例え
ば、図1にあるように、金属材で短冊状に形成した平盤
部1の上面側の中央部位に、一対の突起体2・2を対向
させて立設し、その一対の突起体2・2は頂部を前後方
向に延出させて側面視でT字型とするとともに、それら
の対向間隔を転輪の外れ防止用溝となる一定寸法に形成
して、これらにより芯金Aを形成する。
【0004】この芯金Aを、ゴム質の可塑材からなるク
ローラ本体Bの内部に、図2にあるようそのクローラ本
体Bの長手方向に対し短冊状の平盤部1の長手方向が直
交する姿勢として、所定の間隔をおいてクローラ本体B
の長手方向に多数並列させて埋設する。
【0005】このとき、各芯金A…の一対の突起体2・
2の頂部は、クローラ本体Bを成形しているゴム質の可
塑材からクローラ本体Bの内周面側に露出させて、それ
の頂面を転輪の胴部両側部を走行させる転輪走行部2a
とし、かつ、各突起体2の前後方向の延出部20・20
の下方は、ゴム質で充満させる。
【0006】ゴム質の可塑材で成形するクローラ本体B
には、埋設した芯金Aと芯金Aとの間で、クローラ本体
Bの巾方向の中央部位に、スプロケットの歯と噛み合う
スプロケット穴3…を図3の如く開設する。
【0007】さらに、このクローラ本体Bの接地側とな
る外周面側には、内部に埋設した前述の各芯金A…の突
起体2・2の頂面と対応する部位に、前述の図2にある
ようその突起体2・2の頂面とほぼ同面積の縦リブまた
はラグ体4…を、前述のスプロケット穴3…の端部間を
挟むように配位して、クローラ本体Bの巾方向の中央部
を除いた左右両側部位に、巾方向に対称させて形成す
る、という構造のものとしてゴムクローラWを構成して
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述の従前のクローラ
走行装置における鉄クローラと履き換え可能に構成され
るゴムクローラWは、芯金Aの短冊状の平盤部1の上面
側に一対に立設する突起体2の頂部を、側面視でT字型
となるようクローラ本体Bの長手方向に延出して形成す
る転輪走行部2aが、それの上面に転輪の胴部の左右の
両側部を走行させるときの耐圧力を保持せしめるのに、
その突起体2の延出部20の下方の両脇部を、クローラ
本体Bを成形するゴム質で充満させて、このゴム質で支
承させるようにしているが、クローラ本体Bの長手方向
に並列する芯金Aの突起体2の頂部の上面を転輪が順次
移り換わっていくときに受ける衝撃により、変形して破
損するようになることが多い問題がある。
【0009】本発明は、従前手段に生じているこの問題
を解決するためになされたものであって、並列する芯金
の上面の転輪走行部を転輪が順次移り換わっていくとき
の衝激を小さく抑えて、その転輪が滑らかに転動してい
くようにすることで、芯金の破損を少なくする新たな手
段を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】そして、本発明において
は上述の目的を達成するための手段として、ゴム質の可
塑材により無端帯状に成形するクローラ本体Bの内部
に、金属材により短冊状に形成した多数の芯金Aを、ク
ローラ本体Bの長手方向と直交する姿勢として所定の間
隔をおき並列させて埋設し、その芯金Aの上面側の中央
部位に、頂部がクローラ本体Bの内周面側に突出する突
起体2を一対に立設し、それら突起体2の頂部の上面
に、転輪を走行させる転輪走行部2aを形成し、クロー
ラ本体Bにはそれの巾方向の中央部位で、前記芯金Aと
芯金Aとの間隔に対応する部位に、スプロケットの歯に
噛み合うスプロケット穴3を形設するクローラ走行装置
におけるゴムクローラWにおいて、芯金Aの上面側の中
央部位に一対に対向させて立設する突起体2の頂部の転
輪走行部2aの上面を、それの前後の両端部は、その転
輪走行部2aの上面を平坦に形成して使用したときに並
列する転輪走行部2aの上面を転輪が順次移り変わって
いくときの衝激により生じてくる初期摩耗によって形成
される形状を基準とするとしてその形状に倣う曲率半径
の小さい弧面b・bに形成し、前後の中間部は、曲率半
径がリンクピッチの略4倍程度の大きいアールの弧面c
に形成し、かつ、この中間部の弧面cと前後の弧面b・
bとが自然に連続する形状に形成したことを特徴とする
クローラ走行装置におけるゴムクローラを提起し、か
つ、これに併せて、ゴム質の可塑材により無端帯状に成
形するクローラB本体の内部に、金属材により短冊状に
形成した多数の芯金Aを、クローラ本体Bの長手方向と
直交する姿勢として所定の間隔をおき並列させて埋設
し、その芯金Aの上面側の中央部位に、頂部がクローラ
本体Bの内周面側に突出する突起体2を一対に立設し、
それら突起体2の頂部の上面に、転輪を走行させる転輪
走行部2aを形成し、クローラ本体Bにはそれの巾方向
の中央部位で、前記芯金Aと芯金Aとの間隔に対応する
部位に、スプロケットの歯に噛み合うスプロケット穴3
を形設し、芯金Aの上面側の中央部位に一対に立設する
突起体2・2には、一方の突起体2にクローラ本体Bの
長手方向の前方に延出する延出部20を形成し、他方の
突起体2に前記長手方向の後方に延出する延出部20を
形成し、それら延出部20・20の下端側に、芯金Aの
平盤部1から延出方向の前方上方に向け斜めに張出す張
出部aを延出部20に連続させて形成して、この延出部
20を含む突起体2の上面を転輪走行部2aに形成する
クローラ走行装置におけるゴムクローラにおいて、転輪
走行部2aの上面を、それの前後の両端部は、その転輪
走行部2aの上面を平坦に形成して使用したときに並列
する転輪走行部2aの上面を転輪が順次移り変わってい
くときの衝激により生じてくる初期摩耗によって形成さ
れる形状を基準とするとしてその形状に倣う曲率半径の
小さい弧面b・bに形成し、前後の中間部は、曲率半径
がリンクピッチの略4倍程度の大きいアールの弧面cに
形成し、かつ、この中間部の弧面cと前後の弧面b・b
とが自然に連続する形状に形成し、この転輪走行部2a
の延出部20を支承する前記張出部aを、ゴム質の可塑
材により成形するクローラ本体B内に没入せしめて、延
出部20の下方に空所がない形態とすることを特徴とす
るクローラ走行装置におけるゴムクローラを提起するも
のである。
【0011】
【発明の実施の形態】しかして、本発明手段におけるク
ローラ走行装置におけるゴムクローラは、ゴム質の可塑
材により無端帯状に成形するクローラ本体の内部に、金
属材により短冊状に形成した芯金を、クローラ本体の長
手方向と直交する姿勢として所定の間隔寸法をおき並列
させて埋設し、それら芯金には、上面側の中央部位に、
一対の突起体を対向させて立設し、その突起体の頂部
を、ゴム質の可塑材により成形するクローラ本体の内周
面側に突出させて、それの頂面を転輪走行部に形成する
こと、およびクローラ本体の接地面側に、それを成形す
るゴム質の可塑材により縦リブを形成することについて
は、従前のものと変わりない。
【0012】この芯金の上面側の中央部位に一対に立設
する突起体は、それらの先端側に、クローラ本体の長手
方向における前方または後方に延出する延出部をそれぞ
れ形成する。
【0013】この延出部は、一対の突起体のうちの一方
に、前述の長手方向における前方に延出させる延出部に
あっては、芯金の平盤状の主体部に連続する基端側を、
それの前面側の壁面が、平盤状の主体部から前方の上方
に向け斜めに張り出していく、側面視において横向きの
略直角三角をなすブラケット状の張出部に形成し、基端
側の上方に連続する上部側を、それの前面側の壁面が、
前記張出部の前端から略垂直に立ち上がる側面視におい
て四角なブロック状の角柱部に形成し、かつ、略三角形
状をなす張出部がゴム質の可塑材で成形されるクローラ
本体の内部に埋没し、この張出部の上面に連続する角柱
部がゴム質で成形されるクローラ本体の上面側に露出す
る状態となるようにする。
【0014】これにより、突起体の上部に形成する延出
部が、芯金の主体部である平盤部から延出方向の前方上
方に斜めに張り出す張出部の上に連続して、この張出部
を介し芯金の主体部に直接支承されるようにして、延出
部がそれの上面を転動する転輪から受ける荷重に充分に
耐えるようにし、延出部の下方に形成される空間をなく
し、その空間に石塊などが噛み込むようになるのを防止
するようにする。
【0015】また、一対の突起体のうちの他方の突起体
には同様の延出部を後方に向けて延出するように形成す
る。この延出部は、前述の一方の突起体に前方に向けて
延出するように形成する延出部に対し、延出方向が逆に
なるだけで、前記一方の突起体の延出部と同様に構成し
て、前後に対称する形状となるように形成してある。
【0016】そして、これら突起体は、それの前述の延
出部の上面を含めた上面の全体を、転輪走行部に形成す
るが、その転輪走行部は、突起体の上面の全体を平坦に
形成して転輪を走行させたときに、その転輪が、クロー
ラ本体内にそれの長手方向に並列して埋設してある芯金
から突出している各突起体の上面を、順次移り換わって
走行していくときの衝激によって、この突起体の上面
の、特に前後の端部に生じてくる初期的摩耗により形成
される形状を基準として、その初期的摩耗で形成される
形状に倣う形状に予め形成しておく。
【0017】このように形成する突起体の上面は、前後
の中間部は平坦に残して、初期的摩耗が集中する前後の
両端部の形状だけを予めその初期的摩耗で形成される形
状の弧面に成形しておくのではなく、前後の中間部の上
面も、所定の曲率の弧面に形成して、前後の両端部に形
成する初期的摩耗で形成される形状に倣う弧面と自然に
連続していくようにすることが有効で、むしろその方が
望ましい。
【0018】このとき、突起体の上面に形成する弧面
は、前後の一端部から中間部を経て他端部に至るまでの
全体を側面視において、曲率半径の大きい一定の曲率の
弧面に設定してもよく、このように設定することで、こ
の突起体の上面に形成する弧面の成形が容易になり、ま
た、並列する芯金の突起体の上面を転輪が順次移り換わ
っていくときに、一定曲率の弧面を転動することで滑ら
かに転動していくようになって、衝激の発生を軽減する
ようになる。
【0019】
【実施例】次に実施例を図面に従い説明する。なお、図
面符号は、従前手段のものと同効の構成部材については
同じ符号を用いるものとする。
【0020】図4は、本発明手段によるゴムクローラの
一部の平面図、図5は同上の側面図、図6は同上の中央
縦断側面図、図7は同上の縦断正面図、図8は同上の底
面図で、これら図において、Wは図面では長手方向の一
部だけを示しているが、ゴム質の可塑材により帯状に成
形したクローラ本体で、巾方向(図4において左右方
向)の中央部位には、スプロケット(図示していない)
の歯に噛み合うスプロケット穴3…が、所定のピッチで
長手方向(図4において上下方向)に並列するように形
成してあり、また、底面側には、図8にあるよう前記ス
プロケット穴3…を形成した中央部位の左右の両側部位
に、縦リブ4…が所定の配列パターンをもって、ゴム質
の可塑材により、クローラ本体Bと一体に連続させて形
成してある。
【0021】A…は芯金で、それぞれ鋳物により図11
乃至図13にあるよう短冊状に成形してあって、それの
長手方向が、クローラ本体Bの長手方向と直交するよう
そのクローラ本体Bの左右方向(巾方向)に沿う姿勢と
して、所定のピッチでクローラ本体Bの長手方向に並列
させてそのクローラ本体B内に埋設してある。
【0022】そして、各芯金Aは、それの中央部位に、
前述のクローラ本体Bの中央部位に開設されるスプロケ
ット穴3…の間隔ピッチ内に位置する部位にくびれ部5
0が形成してある。
【0023】2・2はこの芯金Aの上面側の中央に寄る
部位に平盤部1から立ち上がるようにそれぞれ設けた突
起体で、前述のくびれ部50の左右の両側位置にそれぞ
れ立設してある。
【0024】20・20はこれら突起体2・2に設けた
延出部で、右側に位置する突起体2には、図14にある
よう前方に延出するよう形設され、左側に位置する突起
体2には後方に延出するように形設されている。
【0025】これら延出部20・20は、延出方向が前
後に逆になっているだけで、同形に作られている。
【0026】次に、図16および図17は、右側の突起
体2の拡大した平面図および右側面で、同図において、
aは延出部20の基端側に形成される張出部であり、前
端面が芯金Aの主体部たる平盤部1の前端縁から前方の
上方に向けて斜めに張り出す側面視において略横向きの
三角形をなすブラケット状に形成してある。
【0027】そして、延出部20は、前述のブラケット
状の張出部aの上面から一体に連続して立ち上がる角柱
状に形成してあり、それの前端面は略垂直面になってい
る。
【0028】これにより、突起体2に形成する延出部2
0が、芯金Aの本体である平盤部1から斜めに張り出す
ブラケット状の張出部aの上方に一体に連続して角柱状
に立ち上がり、上面に形成する転輪走行部2aが受ける
芯金をこの張出部aにより支承する状態となるようにし
ている。
【0029】そして、この延出部20の下端側を支承す
る前述の張出部aは、図5にあるように、ゴム質の可塑
材により成形するクローラ本体B内に没入していくよう
にしてあって、これにより、クローラ本体Bの内周面側
に突出する突起体2と一体の延出部20が、転輪走行部
2aの下方に空所のない形態となるようにしている。
【0030】図17においてb・bは、上述の延出部2
0を含む突起体2の上面の転輪走行部2aの前後の両端
部にそれぞれ形成した弧面で、曲率半径が3ミリ(R
3)の小さいアールの弧面に形成してあり、これによ
り、突起体2の上面を平坦に形成して転輪を走行させた
ときに、並列する突起体2…の各上面の転輪走行部2a
を転輪が順次移り換わっていくときの衝激で、この突起
体2の上面の転輪走行部2aの両端部に形成される初期
的摩耗に対応する形状を転輪走行部2aに予め形成した
状態としている。
【0031】また、図16においてcは、上述の突起体
2の上面に形成する転輪走行部2aの前後の中間部に形
成した弧面で、曲率半径がリンクピッチの略4倍程度の
大きいアールの弧面に形成してあって、これにより、前
述の突起体2の上面の前後の両端部に予め形成した前述
の初期的摩耗による摩耗面に対応する弧面b・bに対し
転輪走行部2aが自然に連続していくようにしてある。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明手段による
クローラ走行装置におけるゴムクローラは、ゴム質の可
塑材により成形するクローラ本体の内部に埋設した芯金
に、クローラ本体の内周面側に突出するよう立設してお
く突起体の上面に形成する転輪走行部が、それの前後の
両端部に初期的摩耗により形成される摩耗面に対応する
形状に予め形成してあるのだから、転輪が並列する突起
体の上面を順次移り換わって転動していく作動が円滑に
なって、衝激が緩和され破損を少なくする。
【0033】また、突起体の延出部が、それの延出方向
の下方に空所が無く、かつ、芯金の主体部たる平盤部か
らブラケット状に張り出す張出部に支承された状態とな
るので、突起体の上面の転輪走行部を転動する転輪の荷
重により折損することがなく、しかも、クローラ本体か
ら突出する部分の延出方向の前面が略垂直な面となる角
柱状となっていることで、石塊等の噛み込みもないよう
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従前のゴムクローラの芯金の斜視図である。
【図2】同上のゴムクローラの一部の縦断側面図であ
る。
【図3】同上の底面図である。
【図4】本発明を実施せるゴムクローラの一部の平面図
である。
【図5】同上の側面図である。
【図6】同上の中央縦断側面図である。
【図7】同上縦断正面図である。
【図8】同上の底面図である。
【図9】同上の部分の拡大平面図である。
【図10】同上の部分の縦断側面図である。
【図11】同上の芯金の平面図である。
【図12】同上芯金の正面図である。
【図13】同上芯金の底面図である。
【図14】同上芯金の右側面図である。
【図15】同上芯金の図12におけるI−I線縦断面図
である。
【図16】同上芯金の拡大側面図である。
【図17】同上芯金の一部の拡大平面図である。
【符号の説明】
A…芯金、B…クローラ本体、W…ゴムクローラ、a…
張出部、b・c…弧面、1…平盤部、2…突起体、2a
…転輪走行部、20…延出部、3…スプロケット穴、4
…ラグ体(縦リブ)、50…くびれ部。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム質の可塑材により無端帯状に成形す
    るクローラ本体Bの内部に、金属材により短冊状に形成
    した多数の芯金Aを、クローラ本体Bの長手方向と直交
    する姿勢として所定の間隔をおき並列させて埋設し、そ
    の芯金Aの上面側の中央部位に、頂部がクローラ本体B
    の内周面側に突出する突起体2を一対に立設し、それら
    突起体2の頂部の上面に、転輪を走行させる転輪走行部
    2aを形成し、クローラ本体Bにはそれの巾方向の中央
    部位で、前記芯金Aと芯金Aとの間隔に対応する部位
    に、スプロケットの歯に噛み合うスプロケット穴3を形
    設するクローラ走行装置におけるゴムクローラWにおい
    て、芯金Aの上面側の中央部位に一対に対向させて立設
    する突起体2の頂部の転輪走行部2aの上面を、それの
    前後の両端部は、その転輪走行部2aの上面を平坦に形
    成して使用したときに並列する転輪走行部2aの上面を
    転輪が順次移り変わっていくときの衝激により生じてく
    る初期摩耗によって形成される形状を基準とするとして
    その形状に倣う曲率半径の小さい弧面b・bに形成し、
    前後の中間部は、曲率半径がリンクピッチの略4倍程度
    の大きいアールの弧面cに形成し、かつ、この中間部の
    弧面cと前後の弧面b・bとが自然に連続する形状に形
    成したことを特徴とするクローラ走行装置におけるゴム
    クローラ。
  2. 【請求項2】 ゴム質の可塑材により無端帯状に成形す
    るクローラB本体の内部に、金属材により短冊状に形成
    した多数の芯金Aを、クローラ本体Bの長手方向と直交
    する姿勢として所定の間隔をおき並列させて埋設し、そ
    の芯金Aの上面側の中央部位に、頂部がクローラ本体B
    の内周面側に突出する突起体2を一対に立設し、それら
    突起体2の頂部の上面に、転輪を走行させる転輪走行部
    2aを形成し、クローラ本体Bにはそれの巾方向の中央
    部位で、前記芯金Aと芯金Aとの間隔に対応する部位
    に、スプロケットの歯に噛み合うスプロケット穴3を形
    設し、芯金Aの上面側の中央部位に一対に立設する突起
    体2・2には、一方の突起体2にクローラ本体Bの長手
    方向の前方に延出する延出部20を形成し、他方の突起
    体2に前記長手方向の後方に延出する延出部20を形成
    し、それら延出部20・20の下端側に、芯金Aの平盤
    部1から延出方向の前方上方に向け斜めに張出す張出部
    aを延出部20に連続させて形成して、この延出部20
    を含む突起体2の上面を転輪走行部2aに形成するクロ
    ーラ走行装置におけるゴムクローラにおいて、転輪走行
    部2aの上面を、それの前後の両端部は、その転輪走行
    部2aの上面を平坦に形成して使用したときに並列する
    転輪走行部2aの上面を転輪が順次移り変わっていくと
    きの衝激により生じてくる初期摩耗によって形成される
    形状を基準とするとしてその形状に倣う曲率半径の小さ
    い弧面b・bに形成し、前後の中間部は、曲率半径がリ
    ンクピッチの略4倍程度の大きいアールの弧面cに形成
    し、かつ、この中間部の弧面cと前後の弧面b・bとが
    自然に連続する形状に形成し、この転輪走行部2aの延
    出部20を支承する前記張出部aを、ゴム質の可塑材に
    より成形するクローラ本体B内に没入せしめて、延出部
    20の下方に空所がない形態とすることを特徴とするク
    ローラ走行装置におけるゴムクローラ。
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